JP2019204307A - 振当業務支援装置、振当業務支援方法および振当業務支援プログラム - Google Patents

振当業務支援装置、振当業務支援方法および振当業務支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外貨金額を複数の為替予約金額に振当可能なように振当業務を支援できる振当業務支援装置、振当業務支援方法および振当業務支援プログラムの提供を課題とする。【解決手段】本実施形態では、(1)為替予約金額を有する為替予約明細データを複数含む為替予約データから、前記為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得し、(2)前記取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、伝票金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を表示部に表示する。【選択図】図4

Description

本発明は、振当業務支援装置、振当業務支援方法および振当業務支援プログラムに関する。
特許文献1には、企業における各事業部門の損益状況を的確に把握することが可能な、新管理会計システム及び新管理会計の実施方法が開示されており(特許文献1の段落0001参照)、また、売上高の算出について、外貨建の取引については、為替取引のタイミングや振当ルールによっては、特定のユニットに偏った影響が生じることも起り得るため、為替に関する影響を排除するために、外貨建取引の換算用に管理会計為替レートを為替情報記憶部22に記憶させておき、JVAの算出に反映することによって、かかる影響を軽減してより実態に近い営業損益を把握できることが開示されている(特許文献1の段落0059参照)。
特開2006−107227号公報
このように外貨取引を行う分野においては、所望の予約レートの時に所望の外貨金額を予め購入しておき(いわゆる為替予約)、後に外貨による売上入力等をする際に、入力した売上金額を為替予約した金額に振当するということがよく行われる。
しかしながら、従来においては、売上金額を1つの為替予約金額に振当することはできても、売上金額を複数の為替予約金額に振当することはできなかった。例えば、10,000ドルと20,000ドルを予め別々に為替予約しておいた場合に、売上金額10,000ドルを為替予約した10,000ドルのみに振当したり、あるいは、売上金額10,000ドルを為替予約した20,000ドルのみに振当することは従来においてもできたが、売上金額10,000ドルのうち6,000ドルを為替予約した10,000ドルに振当し、残りの売上金額4,000ドルを為替予約した20,000ドルに振当するということはできなかった。このため、振当作業の柔軟性に欠けるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、外貨金額を複数の為替予約金額に振当可能なように振当業務を支援できる振当業務支援装置、振当業務支援方法および振当業務支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る振当業務支援装置は、制御部および表示部を備える振当業務支援装置であって、前記制御部が、為替予約した外貨金額である為替予約金額を有する為替予約明細データを複数含む為替予約データから、前記為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得する取得手段と、前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を前記表示部に表示する表示実行手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援装置は、前記為替予約明細データが、外貨を邦貨に換算するために用いるレートであって前記為替予約時のものである予約時レートを更に有し、前記表示実行手段が、更に、前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートを前記表示部に表示すること、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援装置は、前記為替予約明細データが、前記外貨金額についての通貨の種類を識別するための通貨識別データと前記入力された外貨金額の回収の対象となる期間である回収対象期間とを更に有し、前記取得手段が、前記為替予約データから、前記取得条件として入力された通貨識別データを含み、かつ、前記取得条件として入力された前記回収の予定日である回収予定日が属する前記回収対象期間を含む為替予約明細データを取得すること、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援装置は、前記制御部が、前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートに振当された外貨金額を乗じて算出した邦貨金額の合計額を前記入力された外貨金額で割ることにより、平均のレートを算出する平均レート算出手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援装置は、前記制御部が、前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートに振当された外貨金額を乗じて算出した邦貨金額と、外貨を邦貨に換算するために用いるレートであって直物取引に用いるものである直物レートに前記入力された外貨金額から前記振当された外貨金額の合計額を減じた外貨金額を乗じて算出した邦貨金額と、の合計額を前記入力された外貨金額で割ることにより、平均のレートを算出する平均レート算出手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援装置は、前記為替予約明細データが、前記振当が済んだ前記為替予約金額である為替予約振当済額を更に有し、前記制御部が、振当された外貨金額の累計額を前記為替予約振当済額として前記為替予約明細データに更新する更新手段を更に備え、前記表示実行手段が、前記更新手段が更新した前記為替予約振当済額を前記表示部に表示すること、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援装置は、前記制御部が、振当された外貨金額が、前記為替予約金額から前記為替予約振当済額を減じた金額より大きい場合、警告を出力する警告出力手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援装置は、前記入力された外貨金額が、外貨による売上金額であり、前記制御部が、前記売上金額に前記平均レート算出手段で算出した前記平均のレートを乗じた値から、前記売上金額に対する外貨による入金額に当該入金額の入金時のレートを乗じた値を差し引くことにより、為替差損益を算出する損益算出手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援方法は、制御部および表示部を備える情報処理装置で実行される振当業務支援方法であって、前記制御部で実行される、為替予約した外貨金額である為替予約金額を有する為替予約明細データを複数含む為替予約データから、前記為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を前記表示部に表示する表示実行ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る振当業務支援プログラムは、制御部および表示部を備える情報処理装置に実行させるための振当業務支援プログラムであって、前記制御部に実行させるための、為替予約した外貨金額である為替予約金額を有する為替予約明細データを複数含む為替予約データから、前記為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を前記表示部に表示する表示実行ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、外貨金額を複数の為替予約金額に振当可能なように振当業務を支援できるという効果を奏する。
図1は、振当業務支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、為替予約データの一例を示す図である。 図3は、為替予約振当前の売上入力画面の一例を示す図である。 図4は、為替予約振当画面の一例を示す図である。 図5は、為替予約振当後の売上入力画面の一例を示す図である。 図6は、売上データ、回収予定データおよび更新された為替予約データの一例を示す図である。 図7は、為替予約1:計上伝票Nの振当の一例を示す図である。 図8は、為替予約N:計上伝票1の振当の一例を示す図である。 図9は、為替予約N:計上伝票Mの振当の一例を示す図である。 図10は、通貨マスタ、レート区分マスタおよびレートマスタの一例を示す図である。
以下に、振当業務支援装置、振当業務支援方法および振当業務支援プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
外貨取引を行う分野においては、企業によって為替予約の管理方法は異なり、取引ごとに為替予約を管理しているとは限らず、為替予約の予約金額が、取引金額と必ずしも一致するとは限らない。
ここで、従来においては、為替予約と取引とが1:1の関係になるように伝票を分けて登録する必要があったため、前段落で述べたような為替予約金額と取引金額とが一致しない場合に対応することができないという問題があった。
更に、従来においては、レートが異なる複数の為替レートの平均レートの算出や邦貨換算は、システム外で行う必要があり、計算作業のコストが大きく、また、支払リスクの改善にも課題があった。
そこで、本実施形態においては、例えば、レートが異なる複数の為替予約を各取引に振当し、平均レートの算出や邦貨換算をシステム内で行える機能を実装した。また、本実施形態においては、例えば、取引金額に対して為替予約の振当をしても満額にならない場合には、取引金額の残高についてはスポットレートを用いて邦貨換算できる機能を実装した。平均レートの算出は、スポットレートも加味して行うことができる。
上記機能の実装により、本実施形態においては、例えば、複数の為替レートとスポットレートとを混在して使用することが可能となり、これにより、取引の邦貨換算をより正確化し会計への数値反映の精度を向上させることができる。また、上記機能は、現場実務により即し、汎用性も高いため、例えば、システム外での管理を削減し、業務効率を向上させることができる。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る振当業務支援装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、振当業務支援装置100の構成の一例を示すブロック図である。
振当業務支援装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、振当業務支援装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
振当業務支援装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。振当業務支援装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、振当業務支援装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、振当業務支援装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、為替予約データ106aと、売上データ106bと、回収予定データ106cと、通貨マスタ106dと、レート区分マスタ106eと、レートマスタ106fと、を備えている。
本実施形態に係る振当業務支援装置100によれば、為替予約した外貨金額である為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を表示部に表示することにより、オペレータが行う振当業務の支援をすることができる。前記入力された外貨金額は、例えば、外貨による売上金額や外貨による仕入金額であるが、以下の説明においては、外貨による売上金額であると仮定して説明を進める。
為替予約データ106aは、図2に示すように、複数の為替予約明細データ(図2の為替予約データ106aにおける横一行の情報を指す)を含む。前記為替予約明細データは、図2に示すように、例えば、各々の為替予約を識別するための為替予約識別データ(為替予約番号)、外貨金額についての通貨の種類を識別するための通貨識別データ(通貨)、為替予約した外貨金額である為替予約金額(為替予約金額)、外貨を邦貨に換算するために用いるレートであって前記為替予約時のものである予約時レート(レート)、前記振当が済んだ前記為替予約金額である為替予約振当済額(為替予約振当済額)、前記為替予約した年月日(予約日)および前記入力された外貨金額の回収の対象となる期間である回収対象期間(開始日から終了日までの期間)等を含む。
売上データ106bは、図6に示すように、例えば、各々の売上を識別するための売上識別データ(売上番号)、請求先を識別するための請求先識別データ(請求先)、得意先を識別するための得意先識別データ(得意先)、前記入力された外貨金額の回収の予定日である回収予定日(回収予定日)、前記通貨識別データ(通貨)、平均のレート(レート)、邦貨による売上金額(伝票売本体金額)、当該邦貨による売上金額の消費税額(伝票売上消費税額)、外貨による売上金額(外貨伝票売本体金額)および当該外貨による売上金額の消費税額(外貨伝票売上消費税額)等を含む。
回収予定データ106cは、図6に示すように、例えば、各々の回収予定を識別するための回収予定識別データ(伝票番号)、前記請求先識別データ(請求先)、前記得意先識別データ(得意先)、前記回収予定日(回収予定日)、前記通貨識別データ(通貨)、前記平均のレート(レート)、邦貨による回収予定金額(回収予定金額)および外貨による回収予定金額(外貨回収予定金額)等を含む。
通貨マスタ106dは、図10に示すように、例えば、前記通貨識別データ(通貨コードおよび通貨名称)ならびにレートの種類を識別するためのレート識別データ(初期レート区分)等を含む。
レート区分マスタ106eは、図10に示すように、例えば、前記レート識別データ(レート区分およびレート名称)等を含む。前記レート名称の具体例としては、図10に示すように、例えば、標準レート、TTBレート(Telegraphic Transfer Buying rate)、TTSレート(Telegraphic Transfer Selling rate)およびスポットレート等である。前記スポットレートとは、外貨を邦貨に換算するために用いるレートであって直物取引に用いるものである直物レートのことである。
レートマスタ106fは、図10に示すように、例えば、前記通貨識別データ(通貨コード)、前記レート識別データ(レート区分)およびレート等を含む。
制御部102は、振当業務支援装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)為替予約した外貨金額である為替予約金額を有する為替予約明細データを複数含む為替予約データから、前記為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得する取得手段としての取得部102aと、(2)前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を前記表示部に表示する表示実行手段としての表示実行部102bと、(3)振当された外貨金額が、前記為替予約金額から前記為替予約振当済額を減じた金額より大きい場合、警告を出力する警告出力手段としての警告出力部102cと、(4)前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートに振当された外貨金額を乗じて算出した邦貨金額の合計額を前記入力された外貨金額で割ることにより、平均のレートを算出する平均レート算出手段(前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートに振当された外貨金額を乗じて算出した邦貨金額と、外貨を邦貨に換算するために用いるレートであって直物取引に用いるものである直物レートに前記入力された外貨金額から前記振当された外貨金額の合計額を減じた外貨金額を乗じて算出した邦貨金額と、の合計額を前記入力された外貨金額で割ることにより、平均のレートを算出する平均レート算出手段)としての平均レート算出部102dと、(5)振当された外貨金額の累計額を前記為替予約振当済額として前記為替予約明細データに更新する更新手段としての更新部102eと、(6)前記売上金額に前記平均レート算出手段で算出した前記平均のレートを乗じた値から、前記売上金額に対する外貨による入金額に当該入金額の入金時のレートを乗じた値を差し引くことにより、為替差損益を算出する損益算出手段としての損益算出部102fと、を備えている。
取得部102aは、為替予約データ106aから、為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得する。
より詳細には、取得部102aは、為替予約データ106aから、前記取得条件として入力された通貨を含み、かつ、前記取得条件として入力された回収予定日が属する開始日から終了日までの期間を含む為替予約明細データを取得してもよい。
表示実行部102bは、取得部102aで取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、伝票金額(本発明の「入力された外貨金額」に相当)を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を表示部に表示する。これにより、伝票金額を複数の為替予約金額に振当可能なように振当業務を支援できる。
表示部実行部102bは、更に、取得部102aで取得した前記為替予約明細データが有する予約時レートを前記表示部に表示してもよい。これにより、例えば、オペレータは、予約時レートを考慮した振当を行うことができる。
表示部実行部102bは、更新部102eが更新した為替予約振当済額を前記表示部に表示してもよい。これにより、例えば、以下の[4−3]で詳細に説明するように、為替予約N:計上伝票Mというパターンの振当が可能となる。
警告出力部102cは、今回振当額(本発明の「振当された外貨金額」に相当)が、前記為替予約金額から前記為替予約振当済額を減じた金額より大きい場合、警告を出力する。これにより、例えば、振当可能な額より大きい額を振当してしまうのを防ぐことができる。
平均レート算出部102dは、取得部102aで取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートに今回振当額(本発明の「振当された外貨金額」に相当)を乗じて算出した邦貨金額の合計額を前記伝票金額(本発明の「入力された外貨金額」に相当)で割ることにより、平均のレートを算出する。これにより、例えば、前記伝票金額の全額を前記予約時レートの異なる複数の為替予約金額に振当した場合に、平均のレートを算出することがきる。
平均レート算出部102dは、取得部102aで取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートに今回振当額(本発明の「振当された外貨金額」に相当)を乗じて算出した邦貨金額と、スポットレート(本発明の「直物レート」に相当)に前記伝票金額(本発明の「入力された外貨金額」に相当)から前記今回振当額(本発明の「振当された外貨金額」に相当)の合計額を減じた外貨金額を乗じて算出した邦貨金額と、の合計額を前記伝票金額(本発明の「入力された外貨金額」に相当)で割ることにより、平均のレートを算出してもよい。これにより、例えば、前記伝票金額の一部を前記予約時レートの異なる複数の為替予約金額に振当し、前記伝票金額の残額をスポットレートで補った場合においても、平均のレートを算出することができる。
なお、算出した平均のレートは、例えば、損益算出部102fが行う為替差損益の算出に用いることができる。
更新部102eは、振当された外貨金額の累計額を前記為替予約振当済額として前記為替予約明細データに更新する。これにより、例えば、以下の[4−3]で詳細に説明するように、為替予約N:計上伝票Mというパターンの振当が可能となる。
損益算出部102fは、外貨による売上金額に平均レート算出部102dで算出した前記平均のレートを乗じた値から、前記売上金額に対する外貨による入金額に当該入金額の入金時のレートを乗じた値を差し引くことにより、為替差損益を算出する。
[3.処理概要]
本項目では、本実施形態に係る処理の概要について説明する。
[3−1.処理の流れ]
本実施形態に係る処理は、概要としては、以下の3段階の処理である。
まず、売上または仕入の計上画面より、為替予約振当の選択画面(為替予約振当画面)が起動される。言い換えると、債権(売上等)と債務(仕入等)、あるいは将来的に債権または債務となるそれらの予定(見積・受注・発注・契約等)を計上する入力ジョブから、共通の為替予約振当画面が起動されることにより、為替予約の振当が可能となる。なお、起動元画面から必要なパラメータを渡すことにより、振当が可能な為替予約明細データを適切に絞り込んだ状態で、為替予約振当画面が起動される。
次に、為替予約振当画面にて、複数の為替予約明細データから振当したい明細が選択される。
最後に、複数のレートで振当した場合は、平均のレートを計算して、当該計算した平均のレートが伝票レートとなる。
[3−2.為替予約の振当可能なパターン]
本実施形態においては、大別して、以下の3パターンの振当を行うことができる。なお、以下の説明において、NおよびMは、ともに、2以上の自然数である。
1つ目の振当のパターンは、図7に示すような、「為替予約1:計上伝票N」の振当である。図7の例では、伝票金額5,000ドル、3,000ドルおよび2,000ドルが為替予約金額10,000ドルに振当されている。
2つ目の振当のパターンは、図8に示すような、「為替予約N:計上伝票1」の振当である。図8の(2)の例では、伝票金額30,000ドルが為替予約金額10,000ドル、10,000ドルおよび10,000ドルに振当されている。また、図8の(2´)の例では、伝票金額45,000ドルが、為替予約金額10,000ドル、10,000ドルおよび10,000ドルに振当されても、伝票金額45,000ドルをすべて振当するのに15,000ドル足りないため、不足分の15,000ドルは為替予約金額に振当することができない。この場合、不足分の15,000ドルに対しては、スポットレートを指定することにより、[4.処理詳細]で説明するように、平均のレートを算出することができる。
3つ目の振当のパターンは、図9に示すような、「為替予約N:計上伝票M」の振当である。図9の例では、伝票金額15,000ドルが為替予約番号KWS001-001の為替予約金額10,000ドルのうちの10,000ドルおよび為替予約番号KWS001-002の為替予約金額10,000ドルのうちの5,000ドルに振当され、伝票金額3,000ドルが為替予約番号KWS001-002の為替予約金額10,000ドルのうちの3,000ドルに振当され、伝票金額4,000ドルが為替予約番号KWS001-002の為替予約金額10,000ドルのうちの2,000ドルおよび為替予約番号KWS001-003の為替予約金額10,000ドルのうちの2,000ドルに振当されている。
[4.処理詳細]
本項目では、本実施形態に係る処理の詳細について説明する。なお、本項目においては、図2に示す為替予約データ106aが為替予約入力によって予め登録されているという前提で説明を進める。
[4−1.売上入力]
まず、図3の売上入力画面において、請求先「YKH002」、得意先「YKH002−NY」、回収予定日「2018/3/10」および通貨「USD」が入力される。前記通貨は、前記請求先に対して設定している通貨となる。入力されたこれらの情報のうち、回収予定日「2018/3/10」および通貨「USD」は、以下で説明するように、図2の為替予約データ106aから所定の為替予約明細データを取得するための取得条件となる。
次に、図3の売上入力画面におけるレート「110.05」がどのように取得されるのかについて説明する。まず、図10の通貨マスタ106dから、前記入力された通貨「USD」と紐付く初期レート区分「標準レート」が取得されると、続いて、図10のレートマスタ106fから、前記入力された通貨「USD」の通貨コード2および前記取得された「標準レート」と紐付くレート「110.05」が取得されて、図3の売上入力画面上に表示される。なお、振当を未だ行っていない場合は、当該レートを入力により変更することが可能である。
そして、図3の売上入力画面において、伝票金額として税抜売上金額「10,000ドル」が入力されると、当該入力された10,000ドルに前記取得したレート110.05を乗じて邦貨換算することにより、邦貨税抜売上金額「1,100,500円」が算出されて表示される。なお、以下で説明する為替予約の振当は、前記入力された伝票金額10,000ドルに対して行うものである。
以上の入力を行った上で、図3の売上入力画面における「振当ボタン」が押下されると、取得部102aは、図2の為替予約データ106aから、前記取得条件に合致する為替予約明細データとして(具体的には、通貨「USD」を含み、かつ、回収予定日「2018/3/10」が属する開始日から終了日までの期間を含む為替予約明細データとして)、図2の為替予約番号KWS001-003、KWS001-004およびKWS001-005の3つの為替予約明細データを取得する。なお、為替予約番号KWS001-002の為替約明細データは、前記取得条件に合致するものの、為替予約金額10,000ドルに対して為替予約振当済額が10,000ドルであり、すなわち、振当可能な残額が存在しないため、取得部102aの取得対象とはならない。
そして、前記取得された3つの為替予約明細データは、図3の「振当ボタン」の押下に伴い起動する為替予約振当画面に表示されて、次項目[4−2]で説明するように、振当が行われる。なお、為替予約振当画面は共通画面であるため、売上入力の他からも(例えば、仕入入力からも)、呼び出すことが可能である。
[4−2.為替予約振当]
続いて、表示実行部102bは、取得部102aで取得した前記3つの為替予約明細データが有する為替予約金額10,000ドル、20,000ドルおよび30,000ドルと、前記入力された伝票金額「10,000ドル」を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域MA1と、を図4の為替予約振当画面に表示する。オペレータは、表示された振当領域MA1に所望の今回振当額を入力することにより、振当をすることができる。図4の例では、前記3つの為替予約明細データそれぞれに対する今回振当額として、3,000ドル、2,000ドルおよび1,000ドルが入力されている。このように、振当可能な為替予約明細データから、今回振当したい為替予約明細データを選択し、振当額を指定することで、1売上伝票につき、複数の為替予約明細データに対して指定した金額で振当することができる。以下、図4の為替予約振当画面に表示されている各々の情報について説明する。なお、図4において、ドットのハッチングを付した箇所は、入力不可の箇所である。
図4の為替予約振当画面において、請求先、回収予定日、通貨および伝票金額は、図3の売上入力画面からパラメータとして渡されたものである。
図4の為替予約振当画面において、振当予約振当済額は、既に他の伝票に振当されている金額である。
図4の為替予約振当画面において、今回振当額は、前述のとおり、今回振当する金額である。なお、警告出力部102cは、今回振当額が、為替予約金額から為替予約振当済額を減じた金額より大きい場合、エラーメッセージ等の警告を表示してもよい。これにより、為替予約金額−為替予約振当済額を超える金額を振当することができないように制御することが可能となる。
図4の為替予約振当画面において、今回振当後残額は、振当可能な金額から今回振当額を差し引いた金額である。すなわち、今回振当後残額は、為替予約金額−為替予約振当済額−今回振当額という計算式により算出される。
図4の為替予約振当画面において、レート116.97、112.10および112.65は、取得部102aで取得した為替予約明細データが有する予約時レートである。このように、表示実行部102bが、取得部102aで取得した為替予約明細データが有する予約時レートを表示することによって、オペレータは、レートを考慮しながら振当を行うことができる。
図4の為替予約振当画面において、※1を付した今回振当邦貨金額35,910円、224,200円および112,650円は、今回振当額に予約時レートを乗じて算出した邦貨金額である。
ここで、表示実行部102bは、為替予約番号、終了日およびレートの昇順または降順で、為替予約明細データの表示順を変更してもよい。これにより、より効果的な為替の振当が可能となる。
図4の為替予約振当画面において、※2を付した邦貨金額687,760円は、※1を付した今回振当邦貨金額の合計額である。
ここで、本項目[4−2]の冒頭で説明したように、伝票金額10,000ドルのうち、今回振当された額は、3,000ドル+2,000ドル+1,000ドル=6,000ドルであるため、残額の4,000ドルについては未振当である。この場合、当該4,000ドルについては、スポットレート113.36を用いることにより、図4の為替予約振当画面において※3を付したように、4,000ドル×113.36=453,440円と邦貨換算することができる。なお、図4のMA2に示すレートは、通貨マスタ106dで設定している初期表示レート区分にて、レートマスタ106fから取得した値を表示するものとする。また、図4のMA2に示すレート区分の変更は可能であり、「9:スポットレート」を指定した場合、レートを自由に設定可能とする。
図4の為替予約振当画面において、レート114.12は、複数の為替予約明細データに振当した場合に、平均レート算出部102dが、邦貨金額と伝票金額とを用いて以下のようにして算出した平均レートである。すなわち、平均レート算出部102dは、平均レート={今回振当邦貨金額の合計+(残額+伝票標準レート)}÷伝票金額={350,910円+224,200円+112,650円+(4,000ドル×113.36)}÷10,000ドル=1,141,200円÷10,000ドル=114.12と算出する。当該114.12は、伝票レートとなる。
そして、前記算出された平均レート(伝票レート)114.12および邦貨金額の合計額1,141,200円は、図5に示すように、売上入力画面に上書される。なお、平均レート(伝票レート)114.12は、図5の売上入力画面にドット状のハッチングで示すように、レート変更不可となる。算出した平均レート(伝票レート)は、以下の[4−4]で説明するように、為替差損益の算出等に用いることができる。
[4−3.売上データおよび回収予定データの作成ならびに為替予約データの更新]
次に、前記上書されて更新された図5の売上入力画面を元にして、図6に示す売上データ106bが作成される。
次に、作成された売上データ106bを元にして、図6に示す回収予定データ106cが作成される。
次に、更新部102eは、為替予約データ106aにおける為替予約振当済額の更新を以下のようにして行う。すなわち、図4の為替予約振当画面に示すように、為替予約番号KWS001-003の為替予約振当済額は7,000ドルであったが、今回新たに3,000ドルが振当されたため、更新部102eは、図6の為替予約データ106aに示すように、為替予約番号KWS001-003の為替予約振当済額を、7,000ドル+3,000ドル=10,000ドルと更新する。同様に、更新部102eは、図6の為替予約データ106aに示すように、為替予約番号KWS001-004の為替予約振当済額を、7,000ドル+2,000ドル=9,000ドルと更新し、為替予約番号KWS001-005の為替予約振当済額を、0ドル+1,000ドル=1,000ドルと更新する。
このように、更新部102eが為替予約振当済額を随時更新していくことで、[3−2]で説明した「為替予約N:計上伝票M」の振当パターンにも対応することができる。具体的に、前記伝票金額10,000ドルに加えて伝票金額3,000ドルも存在すると仮定した場合(つまり、為替予約3:計上伝票2の場合)を例にとって説明する。為替予約番号KWS001-003の為替予約振当済額は、前段落で説明したように10,000ドルに更新されたため、為替予約番号KWS001-003の為替約明細データについて振当可能な残額は、為替予約金額10,000ドルから更新された為替予約振当済額10,000ドルを差し引いて0ドルとなる。同様に、為替予約番号KWS001-004の為替約明細データについて振当可能な残額は、20,000ドル−9,000ドル=11,000ドルとなり、為替予約番号KWS001-005の為替約明細データについて振当可能な残額は、30,000ドル−1,000ドル=29,000ドルとなる。このため、前記伝票金額3,000ドルを、為替予約番号KWS001-004の為替約明細データの残額11,000ドルまたは為替予約番号KWS001-005の為替約明細データの残額29,000ドルに振当することができる。
[4−4.為替差損益の算出]
[4−2]で算出した平均レート(伝票レート)を用いて、例えば、該当伝票に一部入金(例えば、一部検収による入金等)があった場合等に、損益算出部102fは、以下の式により為替差損益を算出できる。すなわち、為替差損益=(今回入金原価×伝票レート)−(今回入金外貨×入金レート)である。
売上伝票を登録する前に入金があった場合の為替差損益算出の具体例を説明する。条件は、以下に示すとおりとする。
(条件)
売上伝票額 4,000ドル
伝票レート 114.12
入金額 4,000ドル
入金時レート 113.36
この場合、売上計上額は、4,000ドル×114.12=456,480円となるのに、実際の入金額は、4,000ドル×113.36=453,440円しかないため、損益算出部102fは、差額の3,040円を為替差損として算出する。
[4−5.まとめ]
以上説明してきたように、本実施形態に係る振当業務支援装置100によれば、為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を表示部に表示することにより、外貨金額を複数の為替予約金額に振当可能なように振当業務を支援できる。これにより、例えば、為替予約の複雑な管理業務および支払業務を簡素化することが可能となり、支払ミス等の業務リスクを低減することが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、振当業務支援装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、振当業務支援装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて振当業務支援装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、振当業務支援装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、振当業務支援装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、振当業務支援装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、国外取引を行う業界において有用であるが、特に、商社等の業界において極めて有用である。
100 振当業務支援装置
102 制御部
102a 取得部
102b 表示実行部
102c 警告出力部
102d 平均レート算出部
102e 更新部
102f 損益算出部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 為替予約データ
106b 売上データ
106c 回収予定データ
106d 通貨マスタ
106e レート区分マスタ
106f レートマスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (10)

  1. 制御部および表示部を備える振当業務支援装置であって、
    前記制御部は、
    為替予約した外貨金額である為替予約金額を有する為替予約明細データを複数含む為替予約データから、前記為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を前記表示部に表示する表示実行手段と、
    を備えること、
    を特徴とする振当業務支援装置。
  2. 前記為替予約明細データは、外貨を邦貨に換算するために用いるレートであって前記為替予約時のものである予約時レートを更に有し、
    前記表示実行手段は、
    更に、前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートを前記表示部に表示すること、
    を特徴とする請求項1に記載の振当業務支援装置。
  3. 前記為替予約明細データは、前記外貨金額についての通貨の種類を識別するための通貨識別データと前記入力された外貨金額の回収の対象となる期間である回収対象期間とを更に有し、
    前記取得手段は、
    前記為替予約データから、前記取得条件として入力された通貨識別データを含み、かつ、前記取得条件として入力された前記回収の予定日である回収予定日が属する前記回収対象期間を含む為替予約明細データを取得すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の振当業務支援装置。
  4. 前記制御部は、
    前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートに振当された外貨金額を乗じて算出した邦貨金額の合計額を前記入力された外貨金額で割ることにより、平均のレートを算出する平均レート算出手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の振当業務支援装置。
  5. 前記制御部は、
    前記取得手段で取得した前記為替予約明細データが有する前記予約時レートに振当された外貨金額を乗じて算出した邦貨金額と、外貨を邦貨に換算するために用いるレートであって直物取引に用いるものである直物レートに前記入力された外貨金額から前記振当された外貨金額の合計額を減じた外貨金額を乗じて算出した邦貨金額と、の合計額を前記入力された外貨金額で割ることにより、平均のレートを算出する平均レート算出手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の振当業務支援装置。
  6. 前記為替予約明細データは、前記振当が済んだ前記為替予約金額である為替予約振当済額を更に有し、
    前記制御部は、
    振当された外貨金額の累計額を前記為替予約振当済額として前記為替予約明細データに更新する更新手段
    を更に備え、
    前記表示実行手段は、
    前記更新手段が更新した前記為替予約振当済額を前記表示部に表示すること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の振当業務支援装置。
  7. 前記制御部は、
    振当された外貨金額が、前記為替予約金額から前記為替予約振当済額を減じた金額より大きい場合、警告を出力する警告出力手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項6に記載の振当業務支援装置。
  8. 前記入力された外貨金額が、外貨による売上金額であり、
    前記制御部は、
    前記売上金額に前記平均レート算出手段で算出した前記平均のレートを乗じた値から、前記売上金額に対する外貨による入金額に当該入金額の入金時のレートを乗じた値を差し引くことにより、為替差損益を算出する損益算出手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項4から7のいずれか1つに記載の振当業務支援装置。
  9. 制御部および表示部を備える情報処理装置で実行される振当業務支援方法であって、
    前記制御部で実行される、
    為替予約した外貨金額である為替予約金額を有する為替予約明細データを複数含む為替予約データから、前記為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を前記表示部に表示する表示実行ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする振当業務支援方法。
  10. 制御部および表示部を備える情報処理装置に実行させるための振当業務支援プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    為替予約した外貨金額である為替予約金額を有する為替予約明細データを複数含む為替予約データから、前記為替予約明細データを取得するための取得条件に合致する為替予約明細データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記為替予約明細データが有する前記為替予約金額と、入力された外貨金額を前記為替予約金額に振当するための領域である振当領域と、を前記表示部に表示する表示実行ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする振当業務支援プログラム。
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