JP7048387B2 - 割引金額割当装置、割引金額割当方法、及び割引金額割当プログラム - Google Patents

割引金額割当装置、割引金額割当方法、及び割引金額割当プログラム Download PDF

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Description

本発明は、割引金額割当装置、割引金額割当方法、及び割引金額割当プログラムに関する。
例えば、ファクタリング業務は、他人が有する売掛債権を買い取って、その債権の回収を行う金融サービスである。ファクタリング業者は、支払企業(債務者)及び納入企業(債権者)と契約し、債権債務の発生後、債権が納入企業からファクタリング業者に譲渡され、ファクタリング業者は、納入企業に、償還満期日前ならば満額から決められた率で割引いた額を支払い(割引)、償還満期日到来以降であれば債権額面の満額を支払う。ファクタリング業者は、支払企業から決済期日に債務の満額を徴収する。ファクタリング業務の割引を行うシステムとして、例えば、ファクタリング業務の割引に関する特許文献1として、特開2007-265083号公報がある。
特開2007-265083号公報
しかしながら、ファクタリング業務において、複数債権が存在する契約に対して金額のみを指定した割引依頼があった場合には、ユーザは、(1)契約毎に割引対象債権の選定ルールの確認、(2)選定ルールに基づいて、必要となる各債権の情報(金額、期日等)の確認、(3)割引対象債権の決定、(4)各債権の割引実行金額の割振りといった煩雑な作業を手動で行う必要があり、作業コストが増大すると共に、作業ミスが発生していた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ファクタリング業務において、複数債権が存在する契約に対して金額のみを指定した割引依頼があった場合でも、各債権の割引実行金額の割当を自動で行うことにより、業務効率を改善して作業ミスを防止することが可能な割引金額割当装置、割引金額割当方法、及び割引金額割当プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備え、ファクタリング業務における割引金額割当装置であって、前記記憶部は、納入企業と、支払企業と、割引実行順コードとを含む契約データと、割引実行順コードと、割引を行う場合の判断項目の実行順、及び当該判断項目を関連づけて登録したマスタと、納入企業、支払企業、債権発生日、債権期日、債権金額を含む取引データと、を格納し、前記制御部は、割引の申込があった場合に、対象の契約データの割引実行順コードを取得して、割引実行順コードをキーとして、前記マスタから実行順と判断項目を取得し、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てる割引金額割当手段を備えたことを特徴とする。
また、本実施の形態によれば、前記マスタの判断項目は、債権期日、債権金額、及び債権発生日を含むことにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのファクタリング業務における割引金額割当方法であって、前記記憶部は、納入企業と、支払企業と、割引実行順コードとを含む契約データと、割引実行順コードと、割引を行う場合の判断項目の実行順、及び当該判断項目を関連づけて登録したマスタと、納入企業、支払企業、債権発生日、債権期日、債権金額を含む取引データと、を格納し、前記制御部で実行させる、割引の申込があった場合に、対象の契約データの割引実行順コードを取得して、割引実行順コードをキーとして、前記マスタから実行順と判断項目を取得し、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てるステップを含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのファクタリング業務における割引金額割当方法であって、前記記憶部は、納入企業と、支払企業と、割引実行順コードとを含む契約データと、割引実行順コードと、割引を行う場合の判断項目の実行順、及び当該判断項目を関連づけて登録したマスタと、納入企業、支払企業、債権発生日、債権期日、債権金額を含む取引データと、を格納し、割引の申込があった場合に、対象の契約データの割引実行順コードを取得して、割引実行順コードをキーとして、前記マスタから実行順と判断項目を取得し、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てるステップを前記制御部に実行させるための割引金額割当プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、ファクタリング業務において、複数債権が存在する契約に対して金額のみを指定した割引依頼があった場合でも、各債権の割引実行金額の割当を自動で行うことにより、業務効率を改善して作業ミスを防止することが可能となるという効果を奏する。
図1は、ファクタリング業務の割引の概要を説明するための図である。 図2は、本実施の形態に係る割引金額割当装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施の形態における割引金額割当装置の全体の処理の概略を説明するためのフローチャートである。 図4は、本実施の形態における割引金額割当装置の処理の具体例を説明するための図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施の形態により限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、金融サービスとしてファクタリング(factoring)がある。ファクタリング(factoring)は、他人が有する売掛債権を買い取って、その債権の回収を行う金融サービスである。ファクタリングでは、債務者が支払代行システムを構築したファクタリング業者と契約し、債権者がシステムへの参加についてファクタリング業者と契約する。債権債務の発生後、債権は原債権者からファクタリング業者に譲渡され、ファクタリング業者は、債務者からは決済期日に債務の満額を徴収し、債権者には、償還満期日前ならば満額から決められた率で割引いた額を支払い(割引)、償還満期日到来以降であれば債権額面の満額(もしくは極めて満額に近い額)を支払う。ファクタリング業者は、グループ会社等の複数企業の支払を受け持つ場合が多い。
図1は、ファクタリング業務の割引の概略を説明するための図である。図1において、まず、支払企業Bと納入企業Aで取引が行われ、例えば、債権1,債権2,債権3が発生する(S1)。納入企業Aは、発生した債権をファクタリング企業に譲渡する(S2)。納入企業Aは、ファクタリング企業に債権の割引(早期現金化)の申込を行う(S3)。これに応じて、ファクタリング企業は、割引手数料を計算し、手数料を差し引いた金額を納入企業Aに送金する(S4)。支払企業Bは、ファクタリング企業に期日に支払いを行う(S5)。
上記S3において、複数の債権(例えば、債権1,債権2,債権3)が存在する契約に対して金額のみを指定した割引依頼があった場合には、ファクタリング企業では、担当者は、(1)契約毎に割引対象債権の選定ルールの確認、(2)選定ルールに基づいて、必要となる各債権の情報(金額、期日等)の確認、(3)割引対象債権の決定、(4)各債権の割引実行金額の割振りといった煩雑な作業を手動で行う必要があり、作業コストが増大すると共に、作業ミスが発生していた。
そこで、本実施の形態では、ファクタリング業務において、複数債権が存在する契約に対して金額のみを指定した割引依頼があった場合に、割引対象となる債権の割当て順序をマスタ設定で契約毎に管理し、割引対象となる債権の決定及び割引金額の割当を自動で行うことで、業務効率の改善と作業ミスの防止を実現している。
[2.構成]
図2は、本実施の形態に係る割引金額割当装置100の構成の一例を示すブロック図である。図2において、割引金額割当装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。割引金額割当装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、割引金額割当装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、割引金額割当装置100と銀行Webサイト201や支払企業や納入企業の端末装置202等とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、および、ファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、割引実行順項目設定マスタ106aと、データファイル206cとを備えている。
割引実行順項目設定マスタ106aは、債権の割引実行順序を設定するためのマスタである。割引実行順項目設定マスタ106aは、割引実行順コードと、割引を行う場合の判断項目の実行順、当該判断項目、及び当該判断項目内の実行順である項目順序を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる(図4(E)参照)。「判断項目」は、例えば、取引データの項目(債権発生日、債権期日、債権金額等)を設定可能である。
データファイル106bは、契約データや取引データを格納するためのファイルである。
契約データは、納入企業、支払企業、及び割引実行順コードのデータを含んでいてもよい(図4(D)参照)。
取引データは、納入企業、支払企業、債権発生日、債権期日、手数料率、債権金額(千円)、割引金額(千円)、割引手数料(円)、及び割引実行可能残(千円)のデータを含んでいてもよい(図4(A)参照)。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、および、マイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114として記載する場合がある。
制御部102は、割引金額割当装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、契約データ作成部102aと、取引データ作成部102bと、割引金額割当部102cと、マスタメンテ部102dと、を備えている。
契約データ作成部102aは、契約データを作成してデータファイル106bに格納する。
取引データ作成部102bは、支払企業等から提供されるデータ(支払企業、納入企業、返済期日、債務金額等)に基づいて、取引データを作成して、データファイル206cに格納する。
割引金額割当部102cは、納入企業から、複数債権が存在する契約に対して金額のみを指定した割引依頼があった場合に、対象の契約データの割引実行順コードを取得して、割引実行順コードをキーとして、割引実行順項目設定マスタ106aから実行順と判断項目を取得し、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てる。また、割引金額割当部102cは、取引データの「割引金額(千円)」、「割引手数料(円)」、及び「割引実行可能残(千円)」のデータを更新してもよい。
割引実行順項目設定マスタ106aの判断項目は、債権期日、債権金額、及び債権発生日を含むことにしてもよい。
マスタメンテ部102dは、不図示のマスタメンテ画面上のオペレータの操作等に応じて、割引実行順項目設定マスタ106aに対して、データの入力・追加・変更・更新等の編集を行う。
[3.全体の処理]
図2及び図3を参照して、本実施の形態における割引金額割当装置100の全体の処理の概略について説明する。図3は、本実施の形態における割引金額割当装置100の全体の処理の概略を説明するためのフローチャートである。
図3において、納入企業から複数債権が存在する契約に対して金額のみを指定した割引申込を受け取ると(ステップS1)、割引金額割当部102cは、対象の契約データの割引実行順コードを取得する(ステップS2)。割引申込は、例えば、納入企業の端末装置202からの電子メール、FAX、電話等で受け取ることができる。
割引金額割当部102cは、取得した割引実行順コードをキーとして、割引実行順項目設定マスタ106aから実行順、判断項目、及び項目順序を取得する(ステップS3)。
割引金額割当部102cは、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てる(ステップS4)。
[4.具体例]
図2及び図4を参照して、本実施の形態における割引金額割当装置100の処理の具体例について説明する。図4は、本実施の形態における割引金額割当装置100の処理の具体例を説明するための図である。
図4(D)は、契約データの一例を示している。図4(D)に示す契約データの例では、納入企業「A」、支払企業「B」、割引実行順コード「10」となっている。
図4(E)は、割引実行順項目設定マスタ106aの一例を示している。図4(E)に示す割引実行順項目設定マスタ106aの例では、割引実行順コード「10」について、実行順「1」、判断項目「債権期日」、項目順序「昇順」と、実行順「2」、項目「債権金額」、項目順序「降順」と、実行順「3」、判断項目「債権発生日」、項目順序「昇順」が登録されている。割引実行順コード「10」の場合には、債権期日(昇順)、債権金額(降順)、債権発生日(昇順)の順に債権金額の割当を行う。
図4(B)は、納入企業Aからの割引の申込情報の一例を示している。図4(B)に示す申込情報の例では、申込金額「4,500千円」、対象支払企業「B」、割引実行日「2017/6/30」となっている。
割引金額割当部102cは、納入企業Aと支払企業Bの取引データをデータファイル106bから読み出す。図4(A)は、読み出した取引データの一例を示している。図4(A)に示すように、取引データは、例えば、債権1は、納入企業「A」、支払企業「B」、債権発生日「2017/4/1」、債権期日「2017/7/31」、手数料率「5%」、債権金額「1,000」、割引実行可能残「1,000」となっている。また、債権2は、納入企業「A」、支払企業「B」、債権発生日「2017/5/1」、債権期日「2017/8/31」、手数料率「5%」、債権金額「2,000」、割引実行可能残「2,000」となっている。債権3は、納入企業「A」、支払企業「B」、債権発生日「2017/6/1」、債権期日「2017/8/31」、手数料率「5%」、債権金額「3,000」、割引実行可能残「3,000」となっている。
次に、割引金額割当部102cは、納入企業「A」、支払企業「B」をキーとして、図4(D)に示す契約データから割日実行順コード「10」を取得し、割日実行順コード「10」をキーとして、図4(E)に示す割引実行順項目設定マスタ106aの実行順1:債権期日(昇順)、実行順2:債権金額(降順)、実行順3:債権発生日(昇順)を取得して、この割当順序で対象の取引データの債権について割引金額を算出する。
図4(C)に示すように、債権1の債権期日「2017/7/31」が最も早いので、債権金額「1,000」の割引金額を「1,000」とする。つぎに、債権2,3は、同じ債権期日「2017/8/31」であるので、債権金額「3,000」の大きい債権3について、割引金額「3,000」とし、残りの「500」を債権2の割引金額とする。また、割引手数料を、割引手数料=割引金額×(手数料率/100)×(債権期日と割引実行日の日数差)/(債権期日と債権発生日の日数差)で算出して、取引データの割引手数料に設定する。図4(C)に示す例では、割引手数料は、債権1、債権2、債権3について、それぞれ、「12,809」、「12,704」、「102,197」に更新される。また、割引実行残が、債権1、債権2、債権3について、それぞれ、「0」、「1,500」、「0」に更新される。制御部102は、割引金額から割引手数料を引いた金額を、例えば、銀行Webサイト201を介して納入企業Aの口座に送金する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、納入企業と、支払企業と、割引実行順コードとを含む契約データと、割引実行順コードと、割引を行う場合の判断項目の実行順、及び当該判断項目を関連づけて登録したマスタと、納入企業、支払企業、債権発生日、債権期日、債権金額を含む取引データと、割引の申込があった場合に、対象の契約データの割引実行順コードを取得して、割引実行順コードをキーとして、前記マスタから実行順と判断項目を取得し、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てる割引金額割当部102cを備えているので、ファクタリング業務において、複数債権が存在する契約に対して金額のみを指定した割引依頼があった場合でも、各債権の割引実行金額の割当を自動で行い、業務効率を改善して作業ミスを防止することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、割引実行順項目設定マスタ106aの判断項目を、債権期日、債権金額、及び債権発生日を含むことにしたので、債権期日、債権金額、及び債権発生日に従って、割引金額の割当の実行を行うことが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、割引金額割当装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、割引金額割当装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて割引金額割当装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、割引金額割当装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、割引金額割当装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、割引金額割当装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 割引金額割当装置
102 制御部
102a 契約データ作成部
102b 取引データ作成部
102c 割引金額割当部
102d マスタメンテ部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 割引実行順項目設定マスタ
106b データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
201 銀行Webサイト
202 端末装置
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 制御部及び記憶部を備え、ファクタリング業務における割引金額割当装置であって、
    前記記憶部は、
    納入企業と、支払企業と、割引実行順コードとを含む契約データと、
    割引実行順コードと、割引を行う場合の判断項目の実行順、及び当該判断項目を関連づけて登録したマスタと、
    納入企業、支払企業、債権発生日、債権期日、債権金額を含む取引データと、
    を格納し、
    前記制御部は、
    割引の申込があった場合に、対象の契約データの割引実行順コードを取得して、割引実行順コードをキーとして、前記マスタから実行順と判断項目を取得し、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てる割引金額割当手段を備えたことを特著とする割引金額割当装置。
  2. 前記マスタの判断項目は、債権期日、債権金額、及び債権発生日を含むことを特徴とする請求項1に記載の割引金額割当装置。
  3. 制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのファクタリング業務における割引金額割当方法であって、
    前記記憶部は、
    納入企業と、支払企業と、割引実行順コードとを含む契約データと、
    割引実行順コードと、割引を行う場合の判断項目の実行順、及び当該判断項目を関連づけて登録したマスタと、
    納入企業、支払企業、債権発生日、債権期日、債権金額を含む取引データと、
    を格納し、
    前記制御部で実行させる、
    割引の申込があった場合に、対象の契約データの割引実行順コードを取得して、割引実行順コードをキーとして、前記マスタから実行順と判断項目を取得し、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てるステップを含むことを特徴とする割引金額割当方法。
  4. 制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのファクタリング業務における割引金額割当プログラムであって、
    前記記憶部は、
    納入企業と、支払企業と、割引実行順コードとを含む契約データと、
    割引実行順コードと、割引を行う場合の判断項目の実行順、及び当該判断項目を関連づけて登録したマスタと、
    納入企業、支払企業、債権発生日、債権期日、債権金額を含む取引データと、
    を格納し、
    割引の申込があった場合に、対象の契約データの割引実行順コードを取得して、割引実行順コードをキーとして、前記マスタから実行順と判断項目を取得し、対象の取引データの複数の債権に対して、取得した判断項目の実行順に、割引の申込金額の割引金額を算出して割り当てるステップを前記制御部に実行させるための割引金額割当プログラム。
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大垣尚司,電子債権のビジネスモデル 商業電子債権-支払い機能を軸としたビジネスモデル 転機を迎える一括決済方式,電子債権 経済インフラに革命が起きる,第1版,日本,日本経済新聞社,2005年10月11日,第317-320頁,ISBN:4-532-35161-8

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