JP2022145267A - 収益認識装置、収益認識方法および収益認識プログラム - Google Patents

収益認識装置、収益認識方法および収益認識プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エンドユーザへの請求は、契約に基づいて行い、収益の認識は新収益認識基準に則った計上を行えるとともに、契約に基づいた請求額と新収益認識に則った計上額の差額を認識できるように調整仕訳を作成できる収益認識装置、収益認識方法および収益認識プログラムを提供することを課題とする。【解決手段】商品毎の、イニシャル費用の単体での価格である独立イニシャル金額と、ランニング費用の単体での価格である独立ランニング金額と、の比率に基づいて、イニシャル費用およびランニング費用を一式とした費用から配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を計算し、配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を設定した見積情報を取得し、商品の売上金額を設定した売上情報を取得し、見積情報、および、売上情報に基づいて、収益差額を含む収益結果を取得する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、収益認識装置、収益認識方法および収益認識プログラムに関する。
従来、機器販売および設置工事と、その後の保守サービスを一括でエンドユーザに提供する業界(監視カメラ、建物インターネット回線)においては、イニシャル(初期)費用とランニング費用(複数年)と、を一式で契約を行う場合が多かった。この場合、一式契約における契約金額内のイニシャル金額およびランニング金額の内訳は、契約ごとに異なっているのが現状である。
特開2020-087031号公報
ところで、エンドユーザに対する請求は、契約に基づいた内容で行いたいが、売上計上は履行義務単位に収益の認識を行えるようにしたいという要望があった。また、エンドユーザとの契約に基づいた請求額と、収益認識対応後の差額と、の認識を行いたいという要望があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、エンドユーザへの請求は、契約に基づいて行い、収益の認識は新収益認識基準に則った計上を行えるとともに、契約に基づいた請求額と新収益認識に則った計上額の差額を認識できるように調整仕訳を作成できる収益認識装置、収益認識方法および収益認識プログラムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の収益認識装置は、記憶部と制御部とを備えた収益認識装置であって、前記制御部は、商品毎の、イニシャル費用の単体での価格である独立イニシャル金額と、ランニング費用の単体での価格である独立ランニング金額と、の比率に基づいて、前記イニシャル費用および前記ランニング費用を一式とした費用から配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を計算し、前記配分後イニシャル金額および前記配分後ランニング金額を設定した見積情報を取得する見積取得手段と、前記商品の売上金額を設定した売上情報を取得する売上取得手段と、前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、収益差額を含む収益結果を取得する収益結果取得手段と、を備えたことを特徴とする。
また、実施形態の収益認識装置において、前記記憶部は、前記独立イニシャル金額、および、前記独立ランニング金額を設定した独立販売単価マスタを記憶する独立販売単価記憶手段と、前記契約情報を記憶する契約記憶手段と、を備えたことを特徴としている。
また、実施形態の収益認識装置において、前記制御部は、前記契約情報に基づいて、請求金額を設定した請求書情報を作成する請求書作成手段を更に備えたことを特徴としている。
また、実施形態の収益認識装置において、前記売上取得手段は、前記商品の前記イニシャル費用に対する前記売上金額を設定した前記売上情報を取得し、前記収益結果取得手段は、前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、前記配分後イニシャル金額から前記売上金額を差し引いた前記イニシャル費用に対する前記収益差額を含む前記収益結果を取得することを特徴としている。
また、実施形態の収益認識装置において、前記売上取得手段は、前記商品の月毎の前記ランニング費用に対する前記売上金額を設定した前記売上情報を取得し、前記収益結果取得手段は、前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、前記配分後イニシャル金額の月額から前記売上金額を差し引いた前記月毎のランニング費用に対する前記収益差額を含む前記収益結果を取得することを特徴としている。
また、実施形態の収益認識装置において、前記売上金額は、0であることを特徴としている。
また、実施形態の収益認識方法は、収益認識装置において実行される収益認識方法であって、商品毎の、イニシャル費用の単体での価格である独立イニシャル金額と、ランニング費用の単体での価格である独立ランニング金額と、の比率に基づいて、前記イニシャル費用および前記ランニング費用を一式としたから配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を計算し、前記配分後イニシャル金額および前記配分後ランニング金額を設定した見積情報を取得するステップと、前記商品の売上金額を設定した売上情報を取得するステップと、前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、収益差額を含む収益結果を取得するステップと、を含むことを特徴としている。
また、実施形態の収益認識プログラムは、収益認識装置をコンピュータにより制御するための収益認識プログラムであって、前記コンピュータを、商品毎の、イニシャル費用の単体での価格である独立イニシャル金額と、ランニング費用の単体での価格である独立ランニング金額と、の比率に基づいて、前記イニシャル費用および前記ランニング費用を一式としたから配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を計算し、前記配分後イニシャル金額および前記配分後ランニング金額を設定した見積情報を取得する見積取得手段と、前記商品の売上金額を設定した売上情報を取得する売上取得手段と、前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、収益差額を含む収益結果を取得する収益結果取得手段と、して機能させることを特徴としている。
本発明によれば、エンドユーザへの請求は、契約に基づいて行い、収益の認識は新収益認識基準に則った計上を行えるとともに、契約に基づいた請求額と新収益認識に則った計上額の差額を容易に認識できるという効果を奏する。また、本発明によれば、特に、契約に基づいた請求額と新収益認識に則った計上額の差額を認識する収益認識などに有用であるという効果を奏する。
図1は、収益認識装置の概要構成ブロック図である。 図2は、独立販売単価マスタの構成例の説明図である。 図3は、見積データベースの構成例の説明図である。 図4は、見積独立販売情報データベースの構成例の説明図である。 図5は、受注データベースの構成例の説明図である。 図6は、売上データベースの構成例の説明図である。 図7は、収益認識データベースの構成例の説明図である。 図8は、定期契約データベースの構成例の説明図である。 図9は、定期契約明細データベースの構成例の説明図である。 図10は、イニシャル収益認識処理の処理フローチャートである。 図11は、イニシャル収益における見積内容の説明図である。 図12は、収益計算処理および仕訳イメージの説明図である。 図13は、ランニング収益認識処理の処理フローチャートである。 図14は、ランニング収益におけるイニシャル収益における見積内容の説明図である。 図15は、一括売上処理後の売上データベースの説明図である。 図16は、収益計算処理および仕訳イメージの説明図である。 図17は、収益計算処理の処理フローチャートである。 図18は、売上一括計上処理後の売上データベースの一例の説明図である。 図19は、見積独立販売データベースの説明図である。 図20は、収益認識データベースの説明図である。 図21は、仕訳結果の説明図である。
次に実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.構成]
図1は、収益認識装置の概要構成ブロック図である。
収益認識装置10は、収益認識処理(見積処理、受注処理、売上処理、収益計算処理等)を支援するアプリケーション(例えばWebアプリケーションなど)がインストールされている据置型または携帯型の情報処理装置(例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、ノート型のパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型のパーソナルコンピュータ等)として構成される。
収益認識装置10は、通信ネットワーク30(例えばインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)等)を介して外部サーバ40(例えばWebサーバなど)と通信可能に接続されている。
収益認識装置10は、制御部11、通信インターフェース部12、記憶部13および入出力インターフェース部14を備えている。これらの各部は、通信バス等の任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
制御部11は、収益認識装置10を統括的に制御するMPU等として構成されている。制御部11は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
この場合において、制御部11は、見積取得手段M1として機能し、商品毎の、イニシャル費用の単体での価格である独立イニシャル金額と、ランニング費用の単体での価格である独立ランニング金額と、の比率に基づいて、イニシャル費用およびランニング費用を一式としたから配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を計算し、前記配分後イニシャル金額および前記配分後ランニング金額を設定した見積情報を取得する。
また制御部11は、売上取得手段M2として機能し、商品の売上金額を設定した売上情報を取得する。
さらに制御部11は、収益結果取得手段M3として機能し、見積情報および売上情報に基づいて、収益差額を含む収益結果を取得する。
そして、制御部11は、取得した収益結果を対応する契約に関連付けて契約情報として記憶部13に格納する。
通信インターフェース部12は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、収益認識装置10を通信ネットワーク30に通信可能に接続する。通信インターフェース部12は、外部サーバ40等の他の装置と通信ネットワーク30を介してデータを通信する機能を備えている。
入出力インターフェース部14には、入力装置15および出力装置16が接続されている。
入力装置15としては、例えば、キーボード、マウスおよびマイクの他、ディスプレイと協働して入力を行うポインティングデバイス機能を実現するタッチパネル(いわゆるタッチパネルディスプレイ)等が挙げられる。
出力装置16としては、モニタディスプレイ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタ等が挙げられる。
記憶部13には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部13には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部13として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Disk)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置および光ディスク等を用いることができる。
記憶部13は、独立販売単価マスタ13Aと、見積データベース(DB)13Bと、見積独立販売情報データベース(DB)13Cと、受注データベース(DB)13Dと、売上データベース(DB)13Eと、収益認識データベース(DB)13Fと、定期契約データベース(DB)13Gと、定期契約明細データベース(DB)13Hを備えている。
ここで、独立販売単価マスタ13Aおよび各データベース13B~13Fに格納される情報の具体例について説明する。
まず、独立販売単価マスタ13Aに格納される情報について説明する。
以下の説明においては、アパートあるいはマンション等において、インターネット通信環境の提供などのサービスを提供するに際し、初期費用(イニシャル費用)で設備を提供し、ランニング費用で当該設備の運用管理を行う場合を例として説明する。
図2は、独立販売単価マスタの構成例の説明図である。
独立販売単価マスタ13Aに格納される情報としては、サービス区分、数量、適用開始日、適用終了日、独立イニシャル売上金額および独立ランニング月額単価等が挙げられる。
サービス区分は、例えば、サービス提供対象がアパートタイプなのかマンションタイプなのか等の情報が格納される。
数量は、独立イニシャル売上金額および独立ランニング月額を適用するサービス提供対象の物件の規模に関する情報が格納され、格納された数量未満の場合に対応する独立イニシャル売上金額および独立ランニング月額でサービスを提供するものである。
適用開始日は、当該サービスの適用の開始日の情報が格納されている。
適用終了日は、当該サービスの適用の終了日の情報が格納されている。なお、適用の終了日が設定されていない場合には、空白とされる。
独立イニシャル売上金額は、ランニング費用で当該設備の運用管理を行わないという契約の場合に設備の導入単独で行う場合の売上金額が格納されている。
独立ランニング月額単価は、既に設備が導入されている場合、あるいは、設備の導入は別個の事業者が行う場合に、当該設備の運用管理のみを単独で行う場合の月額の単価が格納されている。
より具体的には、例えば、図2の第1行目に示すように、サービス区分=「アパートタイプ」、数量=「5(件未満)」、適用開始日=「2021/01/01」、適用終了日=「(空白)」、独立イニシャル売上金額=「¥500,000」、独立ランニング月額単価=「¥29,454」となっている。
次に見積データベースに格納される情報について説明する。
図3は、見積データベースの構成例の説明図である。
見積データベース13Bに格納される情報としては、見積番号、見積番号枝番、見積日、受注予定日、売上予定日、得意先コード、得意先名、見積件名、伝票売上本体金額、伝票売上消費税額、サービス区分および数量等が挙げられる。
見積番号は、一の案件に対応する見積を特定するための番号が格納される。
見積番号枝番は、一の案件に対応する見積が複数存在するような場合にそれらを特定するための番号が格納される。
見積日は、当該見積を行った日付が格納される。
受注予定日は、当該見積に対応する案件の受注が予定される日付が格納される。
売上予定日は、当該見積に対応するサービスの提供に対して、売上が得られる日付が格納される。
得意先コードは、サービス提供対象の顧客を特定するためのコードが格納される。
得意先名は、得意先コードに対応するサービス提供対象の顧客の名称が格納される。
見積件名は、当該見積の内容を担当者、顧客に容易に把握させるための案件情報が格納される。
伝票売上本体金額は、見積金額の消費税課税前の本体金額が格納される。
伝票売上消費税額は、見積金額に対する消費税額が格納される。
サービス区分は、例えば、上述の例の場合、サービス提供対象がアパートタイプなのかマンションタイプなのか等の情報が格納される。
数量は、サービス提供対象数が格納される。
より具体的には、例えば、図3の第2行目に示すように見積番号=「M200」、見積番号枝番=「0」、見積日=「2021/01/01」、受注予定日=「2021/01/10」、売上予定日=「2021/04/10」、得意先コード=「T200」、得意先名=「株式会社△△△」、見積件名=「△△△マンションインターネット回線工事および保守パック一式」、伝票売上本体金額=「¥2,400,000」、伝票売上消費税額=「¥240,000」、サービス区分=「200:マンションタイプ」、数量=「80」となっている。
次に見積独立販売データベースに格納される情報について説明する。
図4は、見積独立販売情報データベースの構成例の説明図である。
見積独立販売情報データベース(DB)13Cに格納される情報としては、見積番号、見積番号枝番、売上予定日、最低利用月数、サービス区分、数量、独立イニシャル売上金額、独立ランニング売上金額、イニシャル比率、ランニング比率、無償期間、課金月数、イニシャル売上金額、月額ランニング単価、配分対象売上金額、配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額が挙げられる。
見積番号は、一の案件に対応する見積を特定するための番号が格納される。
見積番号枝番は、一の案件に対応する見積が複数存在するような場合にそれらを特定するための番号が格納される。
売上予定日当該見積に対応するサービスの提供に対して、売上が得られる日付が格納される。
最低利用月数は、契約において当該サービス提供の最低利用月数が格納される。
サービス区分は、例えば、上述の例の場合、サービス提供対象がアパートタイプなのかマンションタイプなのか等の情報が格納される。
数量は、サービス提供対象数が格納される。
独立イニシャル売上金額は、ランニング費用で当該設備の運用管理を行わないという契約の場合に設備の導入単独で行う場合の売上金額が格納されている。
独立ランニング売上金額は、既に設備が導入されている場合、あるいは、設備の導入は別個の事業者が行う場合に、当該設備の運用管理のみを単独で行う場合の売上金額が格納されている。
イニシャル比率は、独立イニシャル売上金額および独立ランニング売上金額の合計金額に対する独立イニシャル売上金額の比率(%)が格納されている。
ランニング比率は、独立イニシャル売上金額および独立ランニング売上金額の合計金額に対する独立ランニング売上金額の比率(%)が格納されている。
無償期間は、提供対象サービスのサービス提供予定期間中の無償提供期間を格納している。例えば、サービス提供予定期間が72ヶ月(4年)である場合に、2ヶ月とされる。
課金月数は、提供対象サービスのサービス提供予定期間中の課金を行う月数を格納している。例えば、サービス提供予定期間が72ヶ月(4年)である場合に、無償期間が2ヶ月とされた場合には、70ヶ月(=72-2)とされる。
イニシャル売上金額は、契約上の初期費用額が格納される。
月額ランニング単価は、契約上のランニング月額が格納される。
配分対象売上金額は、契約上の総売上金額が格納される。
配分後イニシャル金額は、配分対象売上金額をイニシャル比率に対応して配分した場合の金額が格納される。
配分後ランニング金額は、配分対象売上金額をランニング比率に対応して配分した場合の金額が格納される。
より具体的には、例えば、図4の第1行目に示すように見積番号=「M100」、見積番号枝番=「0」、売上予定日=「2021/04/10」、最低利用月数=「72」、サービス区分=「200:マンションタイプ」、数量=「45」、独立イニシャル売上金額=「¥1,800,000」、独立ランニング売上金額=「¥1,472,400」、イニシャル比率=「55%」、ランニング比率=「45%」、無償期間=「2」、課金月数=「70」、イニシャル売上金額=「¥1,995,000」、月額ランニング単価=「¥21,500」、配分対象売上金額=「¥3,500,000」、配分後イニシャル金額=「¥1,925,000」および配分後ランニング金額=「¥1,575,000」となっている。
次に受注データベースに格納される情報について説明する。
図5は、受注データベースの構成例の説明図である。
受注データベース(DB)13Dに格納される情報としては、受注番号、見積番号、見積番号枝番、受注日、売上予定日、得意先コード、得意先名、受注件名、伝票売上本体金額、伝票売上消費税額、サービス区分および数量が挙げられる。
受注番号は、受注内容を特定するための番号が格納される。
見積番号は当該受注に対応する見積書を特定するための見積書の番号が格納される。
見積番号枝番は、一の案件に対応する見積が複数存在するような場合にそれらを特定するための番号が格納される。
受注日は、案件の受注の日付が格納される。
売上予定日は、当該受注に対応するサービスの提供に対して、売上が得られる日付が格納される。
得意先コードは、サービス提供対象の顧客を特定するためのコードが格納される。
得意先名は、得意先コードに対応するサービス提供対象の顧客の名称が格納される。
受注件名は、当該受注の内容を担当者、顧客に容易に把握させるための案件情報が格納される。
伝票売上本体金額は、受注金額の消費税課税前の本体金額が格納される。
伝票売上消費税額は、受注金額に対する消費税額が格納される。
サービス区分は、例えば、上述の例の場合、サービス提供対象がアパートタイプなのかマンションタイプなのか等の情報が格納される。
数量は、サービス提供対象数が格納される。
より具体的には、例えば、図5の第1行目に示すように、受注番号=「J100」、見積番号=「M100」、見積番号枝番=「0」、受注日=「2021/01/10」、売上予定日=「2021/04/10」、得意先コード=「T100」、得意先名=「株式会社◎◎◎」、受注件名=「◎◎◎マンションインターネット回線工事」、伝票売上本体金額=「¥1,995,000」、伝票売上消費税額=「¥199,500」、サービス区分=「200:マンションタイプ」および数量=「45」となっている。
次に売上データベースに格納される情報について説明する。
図6は、売上データベースの構成例の説明図である。
売上データベース(DB)13Eに格納される情報としては、売上番号、受注番号、見積番号、見積番号枝番、売上日、得意先コード、得意先名、案件名、伝票売上本体金額、伝票売上消費税額、月額配分後ランニング売上額、月額配分後ランニング消費税、サービス区分および数量が挙げられる。
売上番号は、売上内容を特定するための番号が格納される。
受注番号は、当該売上に対応する受注番号が格納される。
見積番号は、当該売上に対応する見積書を特定するための見積書の番号が格納される。
見積番号枝番は、一の案件に対応する見積が複数存在するような場合にそれらを特定するための番号が格納される。
売上日は、案件の売上の日付が格納される。
得意先コードは、サービス提供対象の顧客を特定するためのコードが格納される。
得意先名は、得意先コードに対応するサービス提供対象の顧客の名称が格納される。
案件名は、当該売上の内容を担当者、顧客に容易に把握させるための案件情報が格納される。
伝票売上本体金額は、売上金額の消費税課税前の本体金額が格納される。
伝票売上消費税額は、売上金額に対する消費税額が格納される。
サービス区分は、例えば、上述の例の場合、サービス提供対象がアパートタイプなのかマンションタイプなのか等の情報が格納される。
数量は、サービス提供対象数が格納される。
より具体的には、例えば、図6の第1行目に示すように、売上番号=「U100」、受注番号=「J100」、見積番号=「M100」、見積番号枝番=「0」、売上日=「2021/04/10」、得意先コード=「T100」、得意先名=「株式会社◎◎◎」、案件名=「◎◎◎マンションインターネット回線工事」、伝票売上本体金額=「¥1,995,000」、伝票売上消費税額=「¥199,500」、月額配分後ランニング売上額=「¥0」、月額配分後ランニング消費税=「¥0」、サービス区分=「200:マンションタイプ」および数量=「45」となっている。
図7は、収益認識データベースの構成例の説明図である。
収益認識データベース(DB)13Fに格納される情報としては、会計年月、見積番号、売上エントリ区分、得意先コード、得意先名、伝票売上本体金額、伝票売上消費税額、配分後イニシャル金額、配分後イニシャル消費税額、配分後ランニング金額、配分後ランニング消費税額、収益差額および収益差額消費税が挙げられる。
会計年月は、会計年月が格納される。
見積番号は、当該収益認識結果に対応する見積書を特定するための見積書の番号が格納される。
売上エントリ区分は、イニシャル費用なのかあるいはランニング費用なのかが格納される。
得意先コードは、サービス提供対象の顧客を特定するためのコードが格納される。
得意先名は、得意先コードに対応するサービス提供対象の顧客の名称が格納される。
伝票売上本体金額は、売上金額の消費税課税前の本体金額が格納される。
伝票売上消費税額は、売上金額に対する消費税額が格納される。
配分後イニシャル金額は、配分対象売上金額をイニシャル比率に対応して配分した場合の金額が格納される。
配分後イニシャル消費税額は、配分後イニシャル金額に対する消費税額が格納される。
配分後ランニング金額は、配分対象売上金額をランニング比率に対応して配分した場合の金額が格納される。
配分後ランニング消費税額は、配分後ランニング金額に対する消費税額が格納される。
収益差額は、収益計算後の収益差額が格納される。
収益差額消費税は、収益差額に対する消費税額が格納される。
より具体的には、例えば、図7の第1行目に示すように、会計年月=「2021/04」、見積番号=「M100」、売上エントリ区分=「イニシャル」、得意先コード=「T100」、得意先名=「株式会社◎◎◎」、伝票売上本体金額=「¥1,995,000」、伝票売上消費税額=「199,500」、配分後イニシャル金額=「¥1,925,000」、配分後イニシャル消費税額=「¥192,500」、配分後ランニング金額=「¥0」、配分後ランニング消費税額=「¥0」、収益差額=「¥-70,000」および収益差額消費税=「¥-7,000」となっている。
図8は、定期契約データベースの構成例の説明図である。
定期契約データベース(DB)13Gに格納される情報としては、契約番号、見積番号、見積番号枝番、契約日、得意先コード、得意先名、契約期間開始、契約期間終了、契約期間、無償期間、契約内容、契約ランニング金額および配分後ランニング金額が挙げられる。
契約番号は、契約内容を特定するための番号が格納される。
見積番号は、当該契約に対応する見積書を特定するための見積書の番号が格納される。
見積番号枝番は、一の案件に対応する見積が複数存在するような場合にそれらを特定するための番号が格納される。
契約日は、案件の契約日が格納される。
得意先コードは、当該契約の顧客を特定するためのコードが格納される。
得意先名は、得意先コードに対応する契約者である顧客の名称が格納される。
契約期間開始は、当該契約の期間の開始日が格納される。
契約期間終了は、当該契約の期間の終了日が格納される。
契約期間は、当該契約の期間が格納される。
無償期間は、当該契約に対応する無償期間が格納される。
契約内容は、当該契約の内容を担当者、顧客に容易に把握させるための情報が格納される。
契約ランニング金額は、当該契約に対応するランニング金額が格納される。
配分後ランニング金額は、配分対象売上金額をランニング比率に対応して配分した場合の金額が格納される。
より具体的には、例えば、図8の第1行目に示すように、契約番号=「K100」、見積番号=「M100」、見積番号枝番=「0」、契約日=「2021/01/01」、得意先コード=「T100」、得意先名=「株式会社◎◎◎」、契約期間開始=「2021/04/01」、契約期間終了=「2027/3/31」、契約期間=「72ヶ月」、無償期間=「2ヶ月」、契約内容=「◎◎◎マンション保守パック一式」、契約ランニング金額=「¥1,505,000」および配分後ランニング金=「1,575,000」となっている。
図9は、定期契約明細データベースの構成例の説明図である。
定期契約明細データベース(DB)13Hに格納される情報としては、契約番号、展開番号、契約内容、売上予定日、月額ランニング売上金額および月額配分後ランニング売上額が挙げられる。
契約番号は、契約内容を特定するための番号が格納される。
展開番号は、一の契約に対して発生する明細項目を特定するための番号が格納される。
契約内容は、各明細項目に対応する契約内容を担当者、顧客に容易に把握させるための情報が格納される。
売上予定日は、各明細項目に対応する売上予定日が格納される。
月額ランニング売上金額は、当該契約に対応するランニング金額の月額が格納される。
配分後月額ランニング売上金額は、配分対象ランニング売上金額をランニング比率に対応して配分した場合の金額の月額が格納される。
より具体的には、例えば、図9の第1行目に示すように、契約番号=「K100」、展開番号=「1」、契約内容=「◎◎◎保守パック一式」、売上予定日=「2021/04/10」、月額ランニング売上金額=「¥0」および月額配分後ランニング売上額=「¥21,875」となっている。
[2.具体例]
次に実施形態の処理について説明する。
まず、イニシャル収益認識処理について説明する。
この場合において、エンドユーザである客先とは、イニシャル費用とランニング費用(複数年)を一式で契約を行うものとする。以下の説明においては、一式契約において、イニシャル費用=¥1,500,0000、ランニング費用=¥900,000で契約を行った場合、すなわち、総売上金額=¥2,400,000で一式契約を行った場合を例として説明する。
図10は、イニシャル収益認識処理の処理フローチャートである。
まず、見積入力処理を行う(ステップS11)。
図11は、イニシャル収益における見積内容の説明図である。
図11に示すように、見積番号=「M100」おいて、サービス区分=「○○サービス」、戸数(=数量)=「10戸」、売上予定日=「2021/04/20」として、イニシャル費用=¥1,500,000、ランニング費用=¥900,000で見積もりを行った場合、すなわち、総売上金額=¥2,400,000で一式契約の見積もりを行うものとする。
これにより、収益認識装置の制御部は、独立販売単価マスタ13Aを参照し、提供予定のサービスに対する独立イニシャル売上および独立ランニング売上を読み出す(ステップS12)。
続いて読み出した独立イニシャル売上および独立ランニング売上の和に対する独立イニシャル売上および独立ランニング売上のそれぞれの比率も求める(ステップS13)。
具体的には、図11に示すように、独立イニシャル売上=¥550,000、独立ランニング売上=450,000の場合には、比率は、55%および45%となる。
続いて得られた比率で一式契約の総売上金額を分配する(ステップS14)。
上述の例の場合、総売上金額=¥2,400,000を55:45で分配し、配分後イニシャル売上=¥1,320,000:配分後ランニング売上=¥1,080,000とする。
その後、当該見積もり(見積もり番号=「M100」)に対応する受注がなされた場合には、受注入力処理(受注番号=J100)がなされると(ステップS15)、売上入力処理(売上番号=U100)がなされて(ステップS16)、一式契約において定められたイニシャル費用=¥1,500,000が売上として計上される。
これと並行して、制御部11は、請求書作成手段M4として機能し、イニシャル費用に関する請求書を作成する。
そして売上日が属する月の月末に実行する収益計算処理において収益認識処理がなされ、実際売上額(エンドユーザとの取り決め額)と新収益認識上の売上額の差額を認識することとなる。
この場合における新収益認識上の売上額とは、対象が客先対象のイニシャル売上であるので、配分後イニシャル売上となる。すなわち、上述の例では配分後イニシャル売上=¥1,320,000となる。
図12は、収益計算処理および仕訳イメージの説明図である。
図12(A)に示すように、実際売上額(エンドユーザとの取り決め額)と新収益認識上の売上額の差額は、上述の例の場合、イニシャル費用=¥1,500,000と配分後イニシャル売上=¥1,320,000との差である-¥180,000となる。
したがって、会計仕訳データを作成すると、図12(B)に示すように、通常売上仕訳は、売掛=¥1,500,0000、売上=¥1,500,0000となる。
また、新収益調整仕訳は、仮勘定=-¥180,000、売上=-¥180,000となる。
すなわち、イニシャル収益に対応する会計仕訳データを作成する際に、通常売上仕訳と新収益調整仕訳を分けて認識することが可能となり、対エンドユーザへの発生債権と新収益認識対応後の売上額の差額を認識することが可能となる。
次にランニング収益認識処理について説明する。
図13は、ランニング収益認識処理の処理フローチャートである。
図13において、図10と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
この場合において、見積入力処理(ステップS11)、マスタデータ読み出し処理(ステップS12)、比率算出処理(ステップS13)および一式契約の総売上金額の分配処理(ステップS14)については、同一の契約の場合、イニシャル収益認識処理と同一であるので、その詳細な説明を援用するものとする。
一式契約の総売上金額の分配処理(ステップS14)が終了している状態で、当該見積もり(見積もり番号=「M100」)に対応する定期契約がなされ、定期契約処理(契約番号=K100)がなされる(ステップS17)。
図14は、ランニング収益におけるイニシャル収益における見積内容の説明図である。
この場合において最低利用月数が24ヶ月であり、フリーレント期間(無償期間)が2ヶ月であるとすると、最低課金月数は22ヶ月であり、客先契約におけるランニング売上=¥900,000であるので、客先契約上の最初の2ヶ月(フリーレント期間)の単月ランニング売上は¥0となり、3ヶ月目以降の単月ランニング売上は、およそ¥41,000と計上される。一方、配分後ランニング売上=¥1,080,000であるので、単月の新収益対応ランニング売上は、¥45,000(=1,080,000/24)と計上される(ステップS18)。
図15は、一括売上処理後の売上データベースの説明図である。
図15に示すように、一括売上処理後には、売上データベース13Eの値領域V16および値領域V17は、ステップS17の処理において、更新された定期契約明細データベースの値領域V14および値領域V15の値が反映されることとなる。
そして1ヶ月目の月末に実行する収益計算処理においては、収益認識処理がなされ、実際売上額(エンドユーザとの取り決め額)と新収益認識上の売上額の差額を認識することとなる。
ところで、エンドユーザである客先に対しては「無償期間(フリーレント)」については請求を行わない。すなわち、1ヶ月目および2ヶ月目の客先に対するランニング費用の請求額は¥0であるが、フリーレント期間も役務(サービス)の提供は行っているので新収益認識基準では収益認識を行うべきである。
したがって、この場合における新収益認識上の売上額とは、対象が客先対象のランニング売上であるので、配分後ランニング売上の一ヶ月分となる。すなわち、上述の例では配分後ランニング売上の単月分=¥45,000となる。
図16は、収益計算処理および仕訳イメージの説明図である。
図16(A)に示すように、1ヶ月目の実際売上額(エンドユーザとの取り決め額)と新収益認識上の売上額の差額は、上述の例の場合、売上額=¥0と配分後ランニング売上の単月分=¥45,000との差である¥45,000となる。
したがって、会計仕訳データを作成すると、図15(B)に示すように、通常売上仕訳は、売掛=¥0、売上=¥0となる。
また、新収益調整仕訳は、仮勘定=¥45,000、売上=¥45,000となる。
すなわち、ランニング売上に対応する会計仕訳データを作成する際に、通常売上仕訳と新収益調整仕訳を分けて認識することが可能となり、対客先(対エンドユーザ)への発生債権と新収益認識対応後の売上額の差額を認識することが可能となる。
次に収益計算処理について詳細に説明する。
図17は、収益計算処理の処理フローチャートである。
まず、収益計算処理においては、売上データベース13Eを参照して、売上一括計上処理が行われる(ステップS21)。
図18は、売上一括計上処理後の売上データベースの一例の説明図である。
図18の値領域V21および値領域V22に示すように伝票売上本体金額および伝票売上消費税額が更新される。
図19は、見積独立販売データベースの説明図である。
図20は、収益認識データベースの説明図である。
続いて、更新された売上データベース13Eおよび見積独立販売データベース13Cを参照して、収益認識データベース13Fを更新する収益計算処理が行われる(ステップS22)。
これらの結果、売上データベース13Eの値領域V21および値領域V22に示す伝票売上本体金額および伝票売上消費税額ならびに見積独立販売データベース13Cの値領域V23に示すイニシャル売上金額が収益認識データベース13Fの値領域V24および値量域V25で示す伝票売上本体金額ならびに値量域V26に示す配分後ランニング金額に反映される。
図21は、仕訳結果の説明図である。
図21においては、理解の容易のため、得意先コードT200に特化して2021年4~6月の仕訳結果を示している。
これらの結果、図21に示すように、得意先毎にイニシャル収益およびランニング収益に対応する会計仕訳データを作成する際に、通常売上仕訳と新収益調整仕訳を分けて認識することが可能となり、対エンドユーザへの発生債権と新収益認識対応後の売上額の差額を認識することが可能となることがわかる。
[3.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[4.他の実施形態]
また、以上実施形態について説明したが、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、上述した実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、収益認識装置10に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、収益認識装置10が備える処理機能、特に制御部11において行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、MPUおよび当該MPにおいて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、いわゆる情報処理装置に本発明にかかる収益認識方法実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて収益認識装置10に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部13等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、MPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、収益認識装置10に対して通信ネットワーク30を介して接続された外部サーバ40に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明にかかる収益認識を行うプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部13に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。同様に記憶部13の機能を外部サーバ40に持たせるように構成することも可能である。
また、収益認識装置10は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、収益認識装置10は、当該情報処理装置に本発明の商品情報管理方法を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、インターネット回線工事および保守、ならびに、監視カメラ販売、設置工事および保守等を展開するような、モノ、サービスおよびその後のアフターサービスまでを一式でエンドユーザに提供するような契約方式を採っている業種・業界において有用である。
10 収益認識装置
11 制御部
12 通信インターフェース部
13 記憶部
13A 独立販売単価マスタ
13B 見積データベース
13C 見積独立販売データベース
13E 売上データベース
13F 収益認識データベース
14 入出力インターフェース部
15 入力装置
16 出力装置
30 通信ネットワーク
40 外部サーバ
M1 見積取得手段
M2 売上取得手段
M3 収益結果取得手段
M4 請求書作成手段

Claims (8)

  1. 記憶部と制御部とを備えた収益認識装置であって、
    前記制御部は、
    商品毎の、イニシャル費用の単体での価格である独立イニシャル金額と、ランニング費用の単体での価格である独立ランニング金額と、の比率に基づいて、前記イニシャル費用および前記ランニング費用を一式とした費用から配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を計算し、前記配分後イニシャル金額および前記配分後ランニング金額を設定した見積情報を取得する見積取得手段と、
    前記商品の売上金額を設定した売上情報を取得する売上取得手段と、
    前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、収益差額を含む収益結果を取得する収益結果取得手段と、
    を備えたことを特徴とする収益認識装置。
  2. 前記記憶部は、
    前記独立イニシャル金額、および、前記独立ランニング金額を設定した独立販売単価マスタを記憶する独立販売単価記憶手段と、
    契約情報を記憶する契約記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の収益認識装置。
  3. 前記制御部は、
    前記契約情報に基づいて、請求金額を設定した請求書情報を作成する請求書作成手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の収益認識装置。
  4. 前記売上取得手段は、
    前記商品の前記イニシャル費用に対する前記売上金額を設定した前記売上情報を取得し、
    前記収益結果取得手段は、
    前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、前記配分後イニシャル金額から前記売上金額を差し引いた前記イニシャル費用に対する前記収益差額を含む前記収益結果を取得することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の収益認識装置。
  5. 前記売上取得手段は、
    前記商品の月毎の前記ランニング費用に対する前記売上金額を設定した前記売上情報を取得し、
    前記収益結果取得手段は、
    前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、前記配分後イニシャル金額の月額から前記売上金額を差し引いた前記月毎のランニング費用に対する前記収益差額を含む前記収益結果を取得することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の収益認識装置。
  6. 前記売上金額は、
    0であることを特徴とする請求項5に記載の収益認識装置。
  7. 収益認識装置において実行される収益認識方法であって、
    商品毎の、イニシャル費用の単体での価格である独立イニシャル金額と、ランニング費用の単体での価格である独立ランニング金額と、の比率に基づいて、前記イニシャル費用および前記ランニング費用を一式としたから配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を計算し、前記配分後イニシャル金額および前記配分後ランニング金額を設定した見積情報を取得するステップと、
    前記商品の売上金額を設定した売上情報を取得するステップと、
    前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、収益差額を含む収益結果を取得するステップと、
    を含むことを特徴とする収益認識方法。
  8. 収益認識装置をコンピュータにより制御するための収益認識プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    商品毎の、イニシャル費用の単体での価格である独立イニシャル金額と、ランニング費用の単体での価格である独立ランニング金額と、の比率に基づいて、前記イニシャル費用および前記ランニング費用を一式としたから配分後イニシャル金額および配分後ランニング金額を計算し、前記配分後イニシャル金額および前記配分後ランニング金額を設定した見積情報を取得する見積取得手段と、
    前記商品の売上金額を設定した売上情報を取得する売上取得手段と、
    前記見積情報、および、前記売上情報に基づいて、収益差額を含む収益結果を取得する収益結果取得手段と、
    して機能させることを特徴とする収益認識プログラム。
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