JP2019139388A - 仕掛自動振替装置、仕掛自動振替方法、及び仕掛自動振替プログラム - Google Patents

仕掛自動振替装置、仕掛自動振替方法、及び仕掛自動振替プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】社内取引が含まれる案件について、財務会計としての全社採算と、管理会計としての部門採算を同時に把握することが可能な仕掛自動振替装置、仕掛自動振替方法、及び仕掛自動振替プログラムを提供すること。【解決手段】本実施の形態に係る仕掛自動振替装置は、案件の受注単位で案件番号、受注金額、及び顧客から又は社内で受注した部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報には、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる案件情報処理手段と、前記案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う仕掛/原価認識手段と、月末処理において、前記案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して記憶部に格納する管理・財務会計データ処理手段と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、仕掛自動振替装置、仕掛自動振替方法、及び仕掛自動振替プログラムに関する。
例えば、映像制作業やITサービス業など、1社で複数の事業を行っている企業において、事業毎の部門に分けて、各部門で案件管理を行っている場合がある。ここで、1つの仕事において成果物や工程が分かれる場合、部門間で社内取引(発注・受注)を行うことが多い。
従来、仕掛原価振替作業の効率化を目的とした装置として、例えば、特許文献1がある。かかる特許文献1の装置では、プロジェクトNoとプロジェクトの主管部門の部門CDと主管部門に計上されたBS残高(仕掛原価、債権残高、又は債務残高)とを含む組織変更前のプロジェクトデータ、及び、プロジェクトNoと変更後の主管部門に対応する部門CDとを含む組織変更後の変更後部門データに基づいて、プロジェクトデータに含まれる部門CDを変更後部門データに含まれる部門CDに洗い替えすると共に、BS残高を変更後の主管部門へ振替するための振替仕訳を作成する。
特開2016−154002号公報
しかしながら、上記特許文献1では、社内取引が含まれる案件では、仕掛原価を把握しづらく、原価計上タイミングがズレてしまうため、財務会計としての全社採算と、管理会計としての部門採算を同時に把握することが困難であるという点に関して何等記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、社内取引が含まれる案件について、財務会計としての全社採算と、管理会計としての部門採算を同時に把握することが可能な仕掛自動振替装置、仕掛自動振替方法、及び仕掛自動振替プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備え、社内取引を含む案件の仕掛自動振替を行う仕掛自動振替装置であって、前記制御部は、案件の受注単位で案件番号、受注金額、及び顧客から又は社内で受注した部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報には、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる案件情報処理手段と、前記案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う仕掛/原価認識手段と、月末処理において、前記案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して記憶部に格納する管理・財務会計データ処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本実施の形態によれば、前記管理会計データ及び財務会計データは、案件番号と、顧客から又は社内で受注した部門と、仕掛状態と、売上金額と、社内売上金額と、発生費用と、及び社内原価のデータを含むことが望ましい。
また、本実施の形態によれば、前記管理・財務会計データ処理手段は、月末処理時に発注部門の案件の売上状態が「未売上」で、受注部門の案件の売上状態が「売上済」の場合は、前記管理会計データでは受注部門の案件の発生費用を売上原価として集計し、前記財務会計データでは受注部門の案件の発生費用を仕掛原価として集計することが望ましい。
また、本実施の形態によれば、前記管理・財務会計データ処理手段は、前記管理会計データ及び前記財務会計データを参照して、発注部門、受注部門、及び会社全体の管理会計及び財務会計の情報を出力することが望ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置に実行させるための仕掛自動振替方法であって、前記制御部で実行させる、案件の受注単位で案件番号、受注金額、及び顧客から又は社内で受注した部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報には、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる案件情報処理工程と、前記案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う仕掛/原価認識工程と、月末処理において、前記案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して記憶部に格納する管理・財務会計データ処理工程と、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置に実行させるための仕掛自動振替プログラムであって、案件の受注単位で案件番号、受注金額、及び顧客から又は社内で受注した部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報には、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる案件情報処理工程と、前記案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う仕掛/原価認識工程と、月末処理において、前記案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して記憶部に格納する管理・財務会計データ処理工程と、を前記制御部に実行させるための仕掛自動振替プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、社内取引が含まれる案件について、財務会計としての全社採算と、管理会計としての部門採算を同時に把握することが可能となるという効果を奏する。
図1は、社内取引の概念図の一例を示す図である。 図2は、本実施の形態に係る仕掛自動振替システムの構成の一例を示す図である。 図3は、図2の仕掛自動振替装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る仕掛自動振替装置の処理の具体例1を説明するための図である。 図5は、実施の形態に係る仕掛自動振替装置の処理の具体例1を説明するための図である。 図6は、実施の形態に係る仕掛自動振替装置の処理の具体例2を説明するための図である。 図7は、実施の形態に係る仕掛自動振替装置の処理の具体例2を説明するための図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施の形態により限定されるものではない。
[1.概要]
映像制作業、ITサービス業など、1社で複数の事業を行っている企業において、事業毎の部門に分けて、各部門で案件管理を行っている場合がある。このとき、1つの仕事において成果物や工程が分かれる場合、部門間で発注・受注を行うことが多い。この発注・受注の行為を社内取引と呼ぶ。例えば、社内取引の具体例としては、CM制作と同CMに関連するイベント制作を纏めて受注し、受注した部門がイベントの制作を部門別に発注する場合がある。
各部門で案件毎に採算管理・仕掛管理を行う上で、社内取引が発生した場合、案件の仕掛状態や原価計上タイミングを把握するために、各部門の担当者間のやり取り(口頭依頼・伝票)が必ず発生している。その結果、社内取引が含まれる案件は、全社の仕掛原価を把握しづらく、場合によっては原価計上タイミングがズレてしまい、財務会計としての全社採算と、管理会計としての部門採算を同時に把握することは困難であるという課題があった。
本実施の形態では、担当者間のやり取りを最小限にし、かつ、財務会計と管理会計で売上認識・原価認識のタイミングを分けて、部門毎に採算管理を行いつつ、全社採算の把握を可能とする。
具体的には、本実施の形態では、1.社内取引における受注部門の案件に発注部門の案件番号を保持し、2.発注部門の案件の売上状態に紐付いて、受注部門の案件に紐付く費用を仕掛/原価認識を自動で行い、3.会計管理データを財務会計データとは別に保持する。
図1は、社内取引の概念図の一例を示す図である。図1を参照して、社内取引が含まれる案件の仕事の流れの具体例およびその会計処理を説明する。以下の説明では単位を全て千円とする。
図1において、(1)A部門は、顧客から¥100の仕事を受注し(これを「案件A001」とする)、案件登録する。(2)A部門は、受注した仕事のうち、一部の作業をB部門へ¥30で発注する。(3)B部門は、A部門から¥30の仕事を受注する(これを「案件B001」とする)。
(4−1)A部門は、案件A001の制作で費用¥40が発生する。また、(4−2)B部門は、案件B001の制作で費用¥20が発生する。ここで、仕掛原価が把握しづらいという問題がある。具体的には、案件が分かれているため、全社で¥60という仕掛を把握しづらい。この会計処理(仕訳)は、(4−1)費用 案件A001 ¥40/CASH ¥40、(4−2)費用 案件B001 ¥20/CASH ¥20となる。
(5)B部門は、A部門に¥30を社内請求する。この会計処理は、(5)××× ¥30/社内売上 案件B001 ¥30となる。
(6)A部門は、案件A001の費用として社内原価¥30が発生する。ここで、原価計上タイミングがズレる。具体的には、案件が分かれているため各部門の担当者が異なり、案件A001に関して、顧客へ請求する前に案件B001の費用を原価認識してしまうことがある。この背景には、成果物が異なるため、案件B001の制作だけが先に完了するケースがある。この会計処理は、社内原価 案件A001 ¥30/××× ¥30となる。
(7)A部門は、顧客に¥100を請求する。この会計処理は、(7)売掛金 ¥100/売上 ¥100となり、月末処理時に案件A001が未売上の場合、仕掛品¥40/費用 案件A001 ¥40、仕掛品¥20/費用 案件B001 ¥20、月末処理時に案件A001が売上済の場合、費用 案件A001 ¥40/仕掛品 ¥40、費用 案件B001 ¥20/仕掛品 ¥20となる。
上記図1の例では、上記(4−1)、(4−2)、(5)、(6)のように、社内取引が含まれる案件では、仕掛原価を把握しづらく、原価計上タイミングがズレてしまうため、財務会計としての全社採算と、管理会計としての部門採算を同時に把握することが困難であるという課題がある。本実施の形態では、後述するように、社内取引における受注部門の案件について「発注部門の案件NO」を案件情報に保持させ、当該案件情報の発注部門の案件の「売上状態」に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行い、会計管理データを財務会計データとは別に保持することで、かかる課題を解決している。
[2.構成]
図2及び図3を参照して、本実施の形態に係る仕掛自動振替システムの構成の一例について説明する。図2は、本実施の形態に係る仕掛自動振替システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態に係る仕掛自動振替システムは、例えば、映像制作業やITサービス業等の1社で複数の事業を行っている企業で使用することができる。
図2において、仕掛自動振替システム1は、例えば、サーバ−クライアントシステムで構成されており、サーバとして機能する仕掛自動振替装置100と、複数の端末装置200とがネットワーク300を介して通信可能に構成されている。
仕掛自動振替装置100は、端末装置200からのリクエストに応じて、端末装置200に各種入力画面を提供し、端末装置200による各種入力画面上での情報の入力を受付け、受け付けた情報を記憶部の各種ファイルで一元的に管理する。また、仕掛自動振替装置100は、端末装置200からのリクエストに応じて、各種ファイルの情報や生成した会計処理(月末処理、管理会計、財務会計等)の情報を提供し、端末装置200では各種ファイルの情報や会計処理した情報を閲覧可能になっている。
仕掛自動振替装置100は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータで構成することができる。
端末装置200は、例えば、社内の各部門(例えば、A部門、B部門等)に配置されて
いる。端末装置200は、モニタ、キーボード、プリンタ等を備えており、端末装置200は、仕掛自動振替装置100から提供される各種入力画面をモニタに表示して、担当者(オペレータ)が案件入力(受注入力)、費用発生入力、社内売上入力、及び売上入力等を行うことが可能となっている。また、端末装置200は、仕掛自動振替装置100が格納する各種ファイルの情報や生成した会計処理(月末処理、管理会計、財務会計等)の情報をモニタに表示してその閲覧が可能になっている。
端末装置200は、例えば、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータでもよく、また、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
図3は、図2の仕掛自動振替装置100の構成の一例を示すブロック図である。図2において、仕掛自動振替装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。仕掛自動振替装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、仕掛自動振替装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、仕掛自動振替装置100と端末装置200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、および、ファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、案件情報ファイル106aと、社内売上情報ファイル106bと、売上情報ファイル106cと、管理会計データファイル106dと、財務会計データファイル106eとを備えている。
案件情報ファイル106aは、顧客から又は社内での案件の受注単位で発生する案件情報を格納するためのファイルである。案件情報は、案件を識別するための案件NO、受注金額、顧客から又は社内で受注した部門、発注部門案件NO、売上状態、及び発生費用等のデータを含んでいてもよい(例えば、図4及び図5参照)。制御部102は、各部門の端末装置200の入力画面(不図示)上での担当者の操作に応じて、案件情報の作成(生成)・更新を行って、案件情報ファイル106aに登録・更新を行う。
社内売上情報ファイル106bは、社内での売上単位で発生する社内売上情報を格納するためのファイルである。社内売上情報は、売上番号と、案件NOと、及び社内売上金額等のデータを含んでいてもよい(例えば、図4及び図5参照)。制御部102は、各部門の端末装置200の入力画面(不図示)上での担当者の操作に応じて、社内売上情報の作成(生成)・更新を行って、社内売上情報ファイル106bに登録・更新を行う。
売上情報ファイル106cは、顧客(社外)に対する売上単位で発生する売上情報を格納するためのファイルである。売上情報は、売上番号と、案件NOと、及び売上金額等のデータを含んでいてもよい(例えば、図4及び図5参照)。制御部102は、各部門の端末装置200の入力画面(不図示)上での担当者の操作に応じて、売上情報の作成(生成)・更新を行って、売上情報ファイル106cに登録・更新を行う。
管理会計データファイル106dは、月末処理において作成(集計)される案件別売上原価実績データ(管理会計データ)を格納するためのファイルである。案件別売上原価実績データ(管理会計データ)は、部門毎に採算管理を行うためのものであり、案件NOと、部門と、仕掛状態と、売上と、社内売上と、発生費用と、及び社内原価等のデータを含んでいてもよい。制御部102は、月末処理において、案件情報に基づいて、案件別売上原価実績データ(管理会計データ)の作成(生成)・更新を行って、管理会計データファイル106dに登録・更新を行う。
財務会計データファイル106eは、月末処理において作成(集計)される案件別売上原価実績データ(財務会計データ)を格納するためのファイルである。案件別売上原価実績データ(財務会計データ)は、全社採算を把握するためのものであり、案件NOと、部門と、仕掛状態と、売上と、社内売上と、発生費用と、及び社内原価等のデータを含んでいてもよい。制御部102は、月末処理において、案件情報に基づいて、案件別売上原価実績データ(財務会計データ)の作成(生成)・更新を行って、財務会計データファイル106eに登録・更新を行う。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、および、マイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114として記載する場合がある。
制御部102は、仕掛自動振替装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、案件情報処理部102aと、社内売上情報処理部102bと、売上情報処理部102cと、仕掛/原価認識部102dと、管理・財務会計データ処理部102eと、を備えている。
案件情報処理部102aは、顧客(社外)からの又は社内での案件の受注単位で、案件番号、受注金額、及び受注した部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報に、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる。案件情報処理部102aは、各部門の端末装置200の入力画面(不図示)上での担当者の操作に応じて、案件情報の作成(生成)・更新を行って、案件情報ファイル106aに登録・更新を行う。
社内売上情報処理部102bは、各部門の端末装置200の入力画面(不図示)上での担当者の操作に応じて、売上番号、案件NO、及び社内売上金額を含む社内売上情報の作成・更新を行って、社内売上情報ファイル106bに登録・更新を行う。
売上情報処理部102cは、各部門の端末装置200の入力画面(不図示)上での担当者の操作に応じて、売上番号、案件NO、及び売上金額を含む売上情報の作成・更新を行って、売上情報ファイル106cに登録・更新を行う。
仕掛/原価認識部102dは、案件情報ファイル106aに格納されている案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う。
この場合、仕掛/原価認識部102dは、月末処理時に受注部門の案件の売上状態が「売上済」でも、発注部門の案件の売上状態が「未売上」の場合は、発注部門の案件及び受注部門の案件の発生費用を仕掛原価に振替する仕訳を自動で作成してもよい。
また、仕掛/原価認識部102dは、月末処理時に発注部門の案件の売上状態が「売上済」の場合は、発注部門の案件及び受注部門の案件の仕掛原価を費用に振替する仕訳を自動で作成してもよい。
管理・財務会計データ処理部102eは、月末処理において、案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して、管理会計データファイル106d及び財務会計データファイル106eに格納する。
この場合、管理・財務会計データ処理部102eは、月末処理時に発注部門の案件の売上状態が「未売上」で、受注部門の案件の売上状態が「売上済」の場合は、前記管理会計データでは受注部門の案件の発生費用を売上原価として集計し(仕掛状態「売上済」とし)、前記財務会計データでは受注部門の案件の発生費用を仕掛原価として集計し(仕掛状態「未売上」とし)てもよい。
また、管理・財務会計データ処理部102eは、端末装置200からのリクエストに応じて、管理会計データファイル106d及び財務会計データファイル106eを参照して、発注部門、受注部門、及び会社全体の管理会計及び財務会計の情報を端末装置200に提供(出力)してもよい。すなわち、端末装置200から発注部門、受注部門、及び会社全体の管理会計及び財務会計の情報を閲覧可能としてもよい。
[3.具体例]
図2〜図7を参照して、本実施の形態における仕掛自動振替装置100の処理の具体例について説明する。
(具体例1)
図4及び図5は、実施の形態における仕掛自動振替装置100の処理の具体例1(仕訳作成)を説明するための図である。図4及び図5において、上記図1で示した案件を処理する場合について、図1の番号を引用して説明する。
図4において、(1)A部門は、顧客から¥100の仕事を受注すると(案件A001)、案件情報処理部102aは、A部門の端末装置200の入力画面での担当者の入力操作に応じて、案件A001についての案件情報を作成して、案件情報ファイル106aに格納する。同図に示す例では、案件情報は、案件NO「A001」、受注金額「¥100」、部門「A部門」、売上状態「未売上」となる。
(3)B部門は、A部門から¥30の仕事を受注すると(案件B001)、案件情報処理部102aは、B部門の端末装置200の入力画面での担当者の入力操作に応じて、案件情報を更新して、案件B001についてのデータを追加(更新)する。同図に示す例では、案件NO「B001」、受注金額「¥30」、部門「B部門」、発注部門案件NO「A001」、売上状態「未売上」が追加される。ここで、B部門の取引は、社内取引における受注部門の案件であるので、上述したように、発注部門であるA部門の案件NO「A001」を保持させる。
(4−1)A部門では、案件A001の制作で費用¥40が発生すると、案件情報処理部102aは、A部門の端末装置200の入力画面での担当者の入力操作に応じて、案件情報を更新して、案件A001についての「発生費用」のデータを更新する。同図に示す例では、案件情報の案件NO「A001」についての「発生費用」が「¥40」に更新される。この会計処理は、(4−1)費用 案件A001 ¥40/CASH¥40となる。
(4−2)B部門では、案件B001の制作で費用¥20が発生すると、案件情報処理部102aは、B部門の端末装置200の入力画面での担当者の入力操作に応じて、案件情報を更新して、案件B001についての「発生費用」のデータを更新する。同図に示す例では、案件情報の案件NO「B001」についての「発生費用」が「¥20」に更新される。この会計処理は、(4−2)費用 案件B001 ¥20/CASH¥20となる。
(5)B部門は、A部門に¥30を請求すると、社内売上情報処理部102bは、B部門の端末装置200の入力画面(不図示)上の担当者の操作に応じて、案件B001についての社内売上情報を作成して、社内売上情報ファイル106bに格納する。同図に示す例では、社内売上情報は、新たに採番される売上番号「UR01001」、案件NO「B001」、社内売上金額「¥30」となる。
案件B001についての社内売上が発生すると(案件B001についての社内売上情報が作成されると)、案件情報処理部102aは、案件情報の案件NO「B001」の売上状態を「売上済」に更新する。仕掛/原価認識部102dは、発注部門の案件NOの売上状態で制御し、発注部門の案件の売上状態に紐付けて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う。
図5において、月末処理では、仕掛/原価認識部102dは、案件情報を参照して、月末処理時に案件A001が未売上の場合は、B001の制作が完了しても、B001に紐付く発注部門の案件A001の売上状態が「未売上」のため、会計処理(5)、(6)の仕訳は作成しない。この場合は、仕掛/原価認識部102dは、案件A001、案件B001の発生費用を仕掛原価に振替する仕訳を自動作成する。会計処理は、仕掛品¥40/費用 案件A001 ¥40、仕掛品¥20/費用 案件B001 ¥20となる。
(7)A部門が、顧客に¥100を請求すると、売上情報処理部102cは、A部門の端末装置200の入力画面(不図示)上の担当者の操作に応じて、案件A001についての売上情報を作成して、売上情報ファイル106cに格納する。同図に示す例では、売上情報は、新たに採番される売上番号「UR02001」、案件NO「A001」、売上金額「¥100」となる。会計処理は、(7)売掛金 ¥100/売上 ¥100となる。
案件情報処理部102aは、案件NO「A001」の売上情報が作成されると、案件情報の案件NO「A001」の売上状態を「売上済」に更新する。
月末処理では、仕掛/原価認識部102dは、案件情報を参照して、月末処理時に案件A001が「売上済」の場合は、社内売上情報に基づき、会計処理(5)(6)の仕訳を自動作成する。この会計処理は、(5)(6)売上原価 案件A001 ¥30/社内売上 案件B001 ¥30となる。
また、仕掛/原価認識部102dは、月末処理時に案件A001が「売上済」の場合は、案件A001,案件B001の仕掛原価を費用に振替する仕訳を自動作成する。この会計処理は、費用 案件A001 ¥40/仕掛品 ¥40、費用 案件B001 ¥20/仕掛品 ¥20となる。
(具体例2)
図6及び図7は、実施の形態における仕掛自動振替装置100の処理の具体例2(管理・財務会計データ作成)を説明するための図である。図6及び図7において、上記図4及び図5で示した案件を処理する場合について説明する。
図6において、具体例2では、案件A001が未売上であっても、案件B001の制作が完了していれば社内売上を計上し、B部門としての管理会計(採算管理)を行う。一方、財務会計として全社で見た場合は、仕掛原価として認識させ全社採算を捉える。
管理・財務会計データ処理部102eは、月末処理において、案件情報を参照して、案件別売上原価実績情報(管理会計データ)と案件別売上原価実績情報(財務会計データ)を別々に作成して、管理会計データファイル106d及び財務会計データファイル106eにそれぞれ格納する。
上記図5の上方の月末処理の場合には、管理・財務会計データ処理部102eは、案件情報を参照して、月末処理時に発注部門の案件A001の売上状態が「未売上」で、受注部門の案件B001の売上状態が「売上済」の場合は、案件別売上原価実績情報(管理会計データ)では、受注部門(B部門)の案件B001の発生費用を売上原価として集計し(仕掛状態「売上済」とし)、案件別売上原価実績情報(財務会計データ)では受注部門の案件B001の発生費用を仕掛原価として集計する(仕掛状態「未売上」とする)。
図6に示す例では、案件別売上原価実績情報(管理会計データ)は、案件NO「A001」については、部門「A部門」と、仕掛状態「未売上」、売上「¥0」、社内売上「¥0」、発生費用「¥40」、及び社内原価「¥30」となり、案件NO「B001」については、部門「B部門」と、仕掛状態「売上済」、売上「¥0」、社内売上「¥30」、発生費用「¥20」、及び社内原価「¥0」となる。
また、案件別売上原価実績情報(財務会計データ)は、案件NO「A001」については、部門「A部門」、仕掛状態「未売上」、売上「¥0」、社内売上「¥0」、発生費用「¥40」、及び社内原価「¥30」となり、案件NO「B001」については、部門「B部門」と、仕掛状態「未売上」、売上「¥0」、社内売上「¥30」、発生費用「¥20」、及び社内原価「¥0」となる。
なお、上記図5の下方の月末処理の場合は、発注部門の案件A001の売上状態が「売上済」、受注部門の案件B001の売上状態が「売上済」であるので、案件別売上原価実績情報(管理会計データ)及び案件別売上原価実績情報(財務会計データ)は、発注部門(A部門)の案件A001及び受注部門(B部門)の案件B001の仕掛状態が「売上済」となり、同じデータとなる。
管理・財務会計データ処理部102eは、端末装置200からのリクエストに応じて、管理会計データファイル106d及び財務会計データファイル106eを参照して、発注部門、受注部門、及び会社全体の管理会計及び財務会計の情報を端末装置200に提供(出力)してもよい。図7は、図6の場合の発注部門、受注部門、及び会社全体の管理会計及び財務会計の情報の出力例(データの見え方)を示している。
図7(A)は、A部門の管理会計の出力例を示している。案件別売上原価実績情報(管理会計データ)において、案件A001の仕掛状態=未売上のため、A部門としては、発生費用は仕掛原価とし、社内原価を計上する。A部門の管理会計は、案件A001について、売上「¥0」、社内売上「¥0」、費用「¥40」、社内原価「¥30」、仕掛原価「¥40」、売上原価「¥0」、粗利「¥0」となる。
図7(B)は、B部門の管理会計の出力例を示している。案件別売上原価実績情報(管理会計データ)において、案件B001の仕掛状態=売上済のため、B部門としては、発生費用は売上原価とし、社内売上を計上する。B部門の管理会計は、案件B001について、売上「¥0」、社内売上「¥30」、費用「¥20」、社内原価「¥0」、仕掛原価「¥0」、売上原価「¥20」、粗利「¥10」となる。
図7(C)は、会社(全体)の管理会計の出力例を示している。会社の管理会計は、A部門とB部門の管理会計を集計したものとなる。会社の管理会計は、売上「¥0」、社内売上「¥30」、費用「¥60」、社内原価「¥30」、仕掛原価「¥40」、売上原価「¥20」、粗利「¥10」となる。
図7(D)は、A部門の財務会計の出力例を示している。案件別売上原価実績情報(財務会計データ)において、案件A001の仕掛状態=未売上のため、A部門としては、発生費用を仕掛原価とし、社内原価を計上しない。A部門の財務会計は、案件A001について、売上「¥0」、社内売上「¥0」、費用「¥40」、社内原価「¥0」、仕掛原価「¥40」、売上原価「¥0」、粗利「¥0」となる。
図7(E)は、B部門の財務会計の出力例を示している。案件別売上原価実績情報(財務会計データ)において、案件B001の仕掛状態=売上済だが、案件A001の仕掛状態=未売上のため、B部門としては、発生費用を仕掛原価とし、社内売上を計上しない。
B部門の財務会計は、案件B001について、売上「¥0」、社内売上「¥0」、費用「¥20」、社内原価「¥0」、仕掛原価「¥20」、売上原価「¥0」、粗利「¥0」となる。
図7(F)は、会社の財務会計の出力例を示している。会社の財務会計は、A部門とB部門の財務会計を集計したものとなる。会社の財務会計は、売上「¥0」、社内売上「¥0」、費用「¥60」、社内原価「¥0」、仕掛原価「¥60」、売上原価「¥0」、粗利「¥0」となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、受注単位で案件番号、受注金額、及び部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報には、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる案件情報処理部102aと、案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う仕掛/原価認識部102dと、月末処理において、案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して管理会計データファイル106d及び財務会計データファイル106eにそれぞれ格納する管理・財務会計データ処理部102eを備えているので、社内取引を含む案件でも、担当者間のやり取りを最小限にし、かつ、案件の仕掛原価を正確に把握し、原価計上タイミングを一致させることができ、社内取引が含まれる案件について、財務会計としての全社採算と、管理会計としての部門採算を同時に把握することが可能となる。
また、管理・財務会計データ処理部102eは、月末処理時に発注部門の案件の売上状態が「未売上」で、受注部門の案件の売上状態が「売上済」の場合は、管理会計データでは受注部門の案件の発生費用を売上原価として集計し、前記財務会計データでは受注部門の案件の発生費用を仕掛原価として集計することとしたので、月末処理時に発注部門の案件の売上状態が「未売上」の場合の全社採算と部門採算を同時に把握することが可能となる。
管理・財務会計データ処理部102eは、端末装置200からのリクエスト等に応じて、管理会計データ及び財務会計データを参照して、発注部門、受注部門、及び会社全体の管理会計及び財務会計の情報を出力することとしたので、発注部門、受注部門、及び会社全体の管理会計及び財務会計を簡単に見ることが可能となる。
なお、上記した実施の形態では、仕掛自動振替システム1をサーバクライアントモデルで構成した例を説明したが、仕掛自動振替装置100をスタンドアロンで構成してもよい。この場合は、仕掛自動振替装置100のオペレータが受注伝票、発注伝票、社内売上伝票、売上伝票等に基づいて、上述のデータの入力を行うことにしてもよい。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、仕掛自動振替装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、仕掛自動振替装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて仕掛自動振替装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、仕掛自動振替装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、仕掛自動振替装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、仕掛自動振替装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
1 仕掛自動振替システム
100 仕掛自動振替装置
102 制御部
102a 案件情報処理部
102b 社内売上情報処理部
102c 売上情報処理部
102d 仕掛/原価認識部
102e 管理・財務会計データ処理部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 案件情報ファイル
106b 社内売上情報ファイル
106c 売上情報ファイル
106d 管理会計データファイル
106e 財務会計データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 端末装置
300 ネットワーク

Claims (6)

  1. 制御部を備え、社内取引を含む案件の仕掛自動振替を行う仕掛自動振替装置であって、
    前記制御部は、
    案件の受注単位で案件番号、受注金額、及び顧客から又は社内で受注した部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報には、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる案件情報処理手段と、
    前記案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う仕掛/原価認識手段と、
    月末処理において、前記案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して記憶部に格納する管理・財務会計データ処理手段と、
    を備えたことを特徴とする仕掛自動振替装置。
  2. 前記管理会計データ及び財務会計データは、案件番号、顧客から又は社内で受注した部門、仕掛状態と、売上金額と、社内売上金額と、発生費用と、及び社内原価のデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の仕掛自動振替装置。
  3. 前記管理・財務会計データ処理手段は、月末処理時に発注部門の案件の売上状態が「未売上」で、受注部門の案件の売上状態が「売上済」の場合は、前記管理会計データでは受注部門の案件の発生費用を売上原価として集計し、前記財務会計データでは受注部門の案件の発生費用を仕掛原価として集計することを特徴とする請求項1又は2に記載の仕掛自動振替装置。
  4. 前記管理・財務会計データ処理手段は、前記記憶部に格納される前記管理会計データ及び前記財務会計データを参照して、発注部門、受注部門、及び会社全体の管理会計及び財務会計の情報を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の仕掛自動振替装置。
  5. 制御部を備えた情報処理装置に実行させるための仕掛自動振替方法であって、
    前記制御部で実行させる、
    案件の受注単位で案件番号、受注金額、及び顧客から又は社内で受注した部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報には、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる案件情報処理工程と、
    前記案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う仕掛/原価認識工程と、
    月末処理において、前記案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して記憶部に格納する管理・財務会計データ処理工程と、
    を含むことを特徴とする仕掛自動振替方法。
  6. 制御部を備えた情報処理装置に実行させるための仕掛自動振替プログラムであって、
    案件の受注単位で案件番号、受注金額、及び顧客から又は社内で受注した部門を含む案件情報を作成し、当該案件情報には、売上状態を保持させると共に、社内取引における受注部門の案件には発注部門の案件番号を保持させる案件情報処理工程と、
    前記案件情報を参照して、発注部門の案件の売上状態に紐付づけて、受注部門の案件に紐付く費用の仕掛/原価認識を自動で行う仕掛/原価認識工程と、
    月末処理において、前記案件情報を参照して、管理会計データと財務会計データを別々に作成して記憶部に格納する管理・財務会計データ処理工程と、
    を前記制御部に実行させるための仕掛自動振替プログラム。
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