JP4218966B2 - 株式投資情報提供システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、最新の開示情報に基づいた株式投資銘柄選択を容易にする株式投資情報提供のシステム及び方法に関する。
近年、サラリーマンや自営業者などが個人資産の中から直接株式投資を行う個人投資家が増加している。一方、各証券取引所は2004年2月1日から、上場企業が公表する「適時開示情報」を、リアルタイムでインターネットを介し閲覧可能にするサービスを開始した。この情報は、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、利益処分計算書、キャッシュフロー計算書など)等の投資判断上重要な会社情報である。
しかしながら、証券取引所場において情報が加工されておらず、様々なフォーマットの情報がPDFファイル形式で提供され、テキストデータを含まない画像データの場合もある。しかも、開示情報量が多く、日によっては数百の会社情報が開示される場合がある。
このため、適時開示情報を分析して株式投資銘柄を選択するには多大な労力と長時間を要する。一方、開示情報は時間の経過により織り込み済みになってしまうので、短時間で開示情報を分析して株式投資銘柄を選択する必要がある。したがって、適時開示情報自体が有効であっても、個人投資家は適時開示情報を有効利用できない。
株式投資をおこなう際の尺度となる株価指標には、配当利回り、株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)、株価キャッシュフロー倍率(PCFR)、株主資本利益率(ROE)、総資本利益率/総資産利益率(ROA)などがあり、これらを銘柄毎に考慮し比較検討する必要がある。このため、証券取引所が提供出する適時開示情報を例え加工して一覧表示したとしても、短時間で株式投資銘柄を選択するのは容易ではなく、個人投資家にとって利用しづらい。
下記特許文献1には、株価情報及び企業情報、並びに株価情報及び企業情報に基づいて算出された評価情報の中から、投資情報を表示するための第1〜3パラメータを選択し、第1のパラメータとして例えば企業の業種を縦軸に取り、第2のパラメータとして例えば時価総額を横軸に取り、第1のパラメータ及び第2のパラメータによりランキングされた各株式銘柄を表示し、第3のパラメータとして例えばPERを範囲毎の色彩で表示する投資情報提供システムが開示されている。
しかしながら、パラメータの組毎に判断し総合判断しなければならないので、株式投資銘柄選択に要する時間が長くなる。また、情報開示後何分とかの時間が全く考慮されていないので、長期間における大きな株価変動に基づいた株式投資銘柄選択しかできない。
特開2003−281385号公報
本発明の目的は、本発明者によるこのような問題点考察に基づき、より短時間で容易に最新の開示情報に基づいて株式投資銘柄を選択することを可能にする株式投資情報提供システム及び方法を提供することにある。
本発明による第1態様の株式投資情報提供システムでは、
企業の決算情報が企業名とともに格納された決算情報記憶部と、
該決算情報に基づいて、株価の割高割安の判定に関する指標と企業の安全性の判定に関する指標と企業の収益性の判定に関する指標との一次結合又は積である総合指標を算出する総合指標演算部と、
該決算情報に基づいて、複数の株式投資判断用個別指標を算出する個別指標演算部と、
クライアントからの要求に応じ、該企業名と該総合指標と該複数の個別指標とを含むレコードを複数、表形式でクライアントの表示装置に表示させるためのデータを該クライアントに供給するサーバ手段とを有する。
本発明による株式投資情報提供システムの第2態様では、該総合指標の替わりに、該総合指標と、時間の経過とともに小さくなるように定められた時間係数との積であるインパクト指数を用いている。
本発明による株式投資情報提供システムの第3態様では、該総合指標又は該インパクト指数を用いるかどうかは任意であり、その替わりに、該複数の指標のうち決算期間が影響するものについて、各企業の決算期間が形式的又は実質的に同じになるように、該影響するものの指標を補正する補正手段を備えている。
上記第1態様の構成によれば、株価の割高割安の判定に関する指標と企業の安全性の判定に関する指標と企業の収益性の判定に関する指標とに基づいて算出された総合指標を用いているので、短時間で容易に株式投資銘柄を選択することが可能となる。
上記第2態様の構成によれば、該総合指標に時間係数を乗じたものをインパクト指数とし、時間係数が経過時間とともに低下するので、上記第1態様の場合よりも短時間で容易かつ適切に株式投資銘柄を選択することが可能となる。
上記第3態様の構成によれば、各企業の決算期間が形式的又は実質的に同じになるように株式投資判断用指標が補正されているので、決算期間の相違を考慮する必要が無く、上記第1実施形態の場合よりも短時間で容易に株式投資銘柄を選択することが可能となる。
本発明の他の目的、構成及び効果は以下の説明から明らかになる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明が適用されたネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。
証券取引所サーバ10はインターネット11に接続され、インターネット11に接続された任意のクライアント12からの要求に対し、上記適時開示情報をリアルタイムで提供している。しかしながら、決算情報(財務諸表)については、企業が開示したものをそのまま提供しているので、適宜開示情報を分析して株式投資判断するには多大な労力と長時間を要する。そこで、インターネット11に株式投資情報サーバ20が接続され、株式投資判断を容易かつ短時間で行なうことができるようにするための情報を、要求に応じてクライアント12に提供している。
この株式投資情報サーバ20と、データ編集コンピュータシステム30とで、株式投資情報提供システムが構成されている。データ編集コンピュータシステム30は、インターネット11及び株式投資情報サーバ20に接続され、証券取引所サーバ10から提供される情報を取得し加工して株式投資情報サーバ20のデータベースに格納させるために用いられる。なお、株式投資情報サーバ20をレンタルサーバとし、データ編集コンピュータシステム30を通常のクライアントで構成してもよい。
図2は、株式投資情報サーバ20の概略構成を示すブロック図である。
株式投資情報サーバ20のハードウエア構成は通常のコンピュータシステムであり、コンピュータ本体21において、プロセッサ21a、メモリ21b、ハードディスクインタフェース21c、入力インタフェース21d、通信インタフェース21f及びビデオドライバ21eの間がバスで接続され、ハードディスクインタフェース21c、入力インタフェース21d及びビデオドライバ21eにそれぞれハードディスク装置22、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置23及び表示装置24が接続されている。
ハードディスク装置22には、概略/詳細投資情報データベース22a及びプログラム22bが格納され、プログラム22bは、OS、サーバプログラム及びサーバプログラムの機能を用いて上述の処理を行うアプリケーションプログラムを備えている。
図3は、データ編集コンピュータシステム30の概略構成を示すブロック図である。
図2と同様に、データ編集コンピュータシステム30のハードウエア構成は通常のコンピュータシステムであり、コンピュータ本体31において、プロセッサ31a、メモリ31b、ハードディスクインタフェース31c、入力インタフェース31d、通信インタフェース31f及びビデオドライバ31eの間がバスで接続され、ハードディスクインタフェース31c、入力インタフェース31d及びビデオドライバ31eにそれぞれハードディスク装置32、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置34及び表示装置34が接続されている。
ハードディスク装置32には、企業情報32a、決算情報32b及びプログラム32cが格納され、プログラム32cは、OS及び上述の処理を行うアプリケーションプログラムを備えている。
図4は、データ処理の流れを示す概略機能ブロック図である。
データ編集コンピュータシステム30は、プログラムにより、証券取引所サーバ10に格納されている決算等情報10aのうち開示された最新の決算情報のファイルと開示時刻が記載されたファイルを要求し、自動ダウンロードして、ハードディスク装置32に格納し、操作者にその旨を知らせる。決算情報は、金融庁のEDINETサーバ又は直接企業のサーバから取得することもできる。
操作者は、この決算情報から、必要な決算情報を抽出し、該開示時刻とともに企業別入力テーブルに転記することにより、統一フォーマットの決算情報32bを得る。この決算情報32bは例えば、企業コード、開示時刻、年/月期、決算期間(決算種類)、営業利益、経常利益、純利益、総資産、負債総額(流動負債+固定負債)、株主資本、株式数、営業CF、現金同等物、予想年/月期、予想経常利益、予想純益及び株価からなる。
決算情報32bを得る処理は、プログラムで自動的に行うこともできる。但し、証券取引所サーバ10から提供される決算情報が画像データである場合にはOCRソフトを用いてテキストデータに変換することになるので、操作者が変換の正確性を確認する必要がある。
企業情報32aは予め作成されたものであり、例えば、企業コード、企業名、英語名、所在地、電話番号、設立年、業種、株売買単位、市場、URL、上場年、親会社名からなる。
決算情報32bに基づいて表計算プログラムにより個別指標32d及び総合指標32eが求められ、企業コードと対応付けられてメモリ31bに一時記憶され、これらと開示時刻と企業情報32aの一部(企業名、企業コード、市場)と決算情報32bとが、企業コードを共通キーとして対応付けられ、株式投資情報サーバ20に供給されて、概略/詳細投資情報データベース22aに格納される。概略/詳細投資情報データベース22aには、開示時刻、企業情報32aの一部、個別指標32d及び総合指標32eを含む概略投資情報22a1と、概略投資情報22a1の一部と決算情報32bとを含む詳細投資情報22a2とが格納されている。
株式投資情報サーバ20は、クライアント12のブラウザからの要求に応じて、概略投資情報22a1を含む図5に示すようなテーブルを表示させるためのHTMLファイルを作成し、これをクライアント12のブラウザに送信する。
開示情報は時間の経過により織り込み済みになってしまうので、開示後の経過時間とともに情報価値が低くなる。そこで、この表のレコード(行)は、開示時刻順に並べられている。開示時刻は、投資情報の信頼性を確保するため、証券取引所サーバ10上に開示された時刻を示している。
表の列は、株式投資判断情報フィールドであり、開示時刻、総合指標、決算期間、企業名、市場、PBR(株価純資産倍率)、PER(株価収益率)、ROA(総資産利益率)、予想PER、予想ROA、株主資本比率及び商品回転率からなる。決算期間のセルに示す「第1」、「中間」、「第3」及び「通期」はそれぞれ第1四半期、第1〜2四半期、第1〜3四半期及び第1〜4四半期を示している。予想PER及び予想ROAは通期の予想である。
企業名及び市場は企業情報32aに含まれ、PERから商品回転率までは個別指標32dに含まれている。PBR、PER、ROA、予想PER及び予想ROAは株価指標であり、株主資本比率は財務指標であり、商品回転率は経営指標である。
総合指標32eは、株式投資銘柄を短時間で容易に絞り込むことができるようにするためのものであり、図7に示すように株価の割高割安指標(株価の割高割安の判定に関する指標)と、安全性指標(企業の安全性の判定に関する指標)と、収益性指標(企業の収益性の判定に関する指標)との一次結合で表される。すなわち、
総合指標=(株価の割高割安指標)×a+(安全性指標)×b+(収益性指標)×c
と表され、a〜cは一次結合定数(重み)である。各指標は下記のように複数の基本指標を含み、いずれの基本指標もP÷S×Cの形で表され、Pの値が大きいほど、Pの値に対しSの値が小さいほど、好ましいことを示している。Cは一次結合定数である。
株価の割高割安指標=(予想経常利益)÷(時価総額)×80
+(予想純利益)÷(時価総額)×20
+(株主資本)÷(時価総額)×20
安全性指標=(現金同等物)÷(負債総額)×1.5
+(株主資本)÷(総資産)×20
収益性指標=(営業利益)÷(総資産)×80
+(営業CF)÷(総資産)×80
ここにCFは、キャッシュフローの略である。上記一次結合定数は、a=b=cとした場合にバランスの良い総合指標が得られるように定めたものであり、経験に基づき試行錯誤的に本発明者が決定したものである。
図5において、総合指標を見て株式投資銘柄を絞った後、PBRから商品回転率までの各個別指標に基づき、投資先として好ましいかどうかを判断する。
図5においてボタン▼又は▲は、ポインティングデバイスでポイントして押すことにより、その列のデータを降順又は昇順にソートするとともに、これに伴って他の全ての列の並び順を変えるためのものである。
より詳細に検討したい場合には、決算期間のセルをクリックする。これにより、図6に示すような詳細投資情報22a2が表示される。さらに、図5において企業名のセルをクリックすると、企業コード名、業種、所在地、設立年、上場年、株売買単位及び親会社名等、並びに証券取引所サーバ10で開示された決算書以外の会社の情報、例えば会社の商品の売れ行き、会社役員の変更、過去4年間の経営状態を示す数値等が表示される。
本実施例1によれば、概略投資情報22a1のテーブルを構成する複数の株式投資判断情報フィールドの1つとして、総合指標を含み、この総合指標は、株価の割高割安の判定に関する指標と企業の安全性の判定に関する指標と企業の収益性の判定に関する指標とに基づいて算出されたものであるので、短時間で容易に株式投資銘柄を選択することが可能となる。
また、該複数の株式投資判断情報フィールドには、PBR、PER、ROA、予想PER及び予想ROAが含まれているので、総合指標で絞った株式投資銘柄をさらに詳細に検討することができ、より多面的な観点から株式投資銘柄を選択することが可能となる。
売上高や各種利益は決算期間に大きく影響されるが、図5では異なる決算期間のものが一覧表示されているので、PER、ROA、商品回転率及び総合指標はこれを考慮して見なければならず、株式投資銘柄選択に時間を要する原因となる。
そこで、これらの指標計算においては、図9に示す処理を行なって補正をする。
(S0)指標計算式に「利益」の項を含めばステップS2へ進み、そうでなければステップS1へ進む。
(S1)指標計算式に「売上高」の項を含めばステップS2へ進み、そうでなければステップS7へ進む。
(S2)「予想」は1年間分の予想であるので、指標計算式に「予想」を含む項があればステップS7へ進み、そうでなければステップS3へ進む。
(S3)決算期間に応じて補正係数Aの値を以下のようにする。
(S4〜S7)第1四半期決算、中間期決算、第3四半期決算又は通期決算に応じて、それぞれ補正係数Aに4、2、3/2又は1を代入する。
(S8)指標計算式中の「利益」又は「売上高」の項(「利益」又は「売上高」を含む項であって、純利益、営業利益、経常利益、当期利益又は売上高)をA倍して指標を計算する。
例えば、指標が総合指標の場合、図10に示すように収益性指標の計算における営業利益及び営業キャッシュフローがそれぞれA倍される。なお、指標計算式の分母及び分子の両方に「利益」又は「売上高」が含まれる場合には補正する必要がない。
図8は、このような補正が行なわれる指標を含む概略投資情報22a1のテーブルを示す。ステップS2で否定判定される指標計算式には補正係数Aが含まれており、補正は、各行の決算期間に応じて上述のようにAの値を定めることにより行われる。
他の点は上記実施例1と同一である。
本実施例2によれば、各企業の決算期間が形式的に同じになるように株式投資判断情報が補正されているので、決算期間の相違を考慮する必要が無く、実施例1の場合よりも短時間で容易に株式投資銘柄を選択することが可能となる。
企業によって売上高が時期に大きく影響される。例えば、第1四半期の売上高が通期の売上高の約90%を占める場合がある。このような場合に実施例2の補正係数Aを使用するのは適切でない。そこで、補正係数Aとして、
A=(通期予想売上高)÷(決算期間の売上高)
を用いる。例えば、売上高が時期に殆ど影響されない場合、第1四半期の売上高がSであると、通期予想売上高は4Sとなり、A=4となって実施例2の場合と同様になる。第1四半期の売上高が通期予想の売上高の約50%を占める場合、A=2となり、補正が適切になる。
殆どの企業が通期予想売上高を公表するが、公表しない企業については実施例2の方法で補正する。
他の点は、実施例2の場合と同様である。
本実施例3によれば、各企業の決算期間が実質的に同じになるように株式投資判断情報が補正されているので、決算期間の相違を考慮する必要が無く、実施例1の場合よりも短時間で容易に株式投資銘柄を選択することが可能となる。また、実施例2の場合よりも補正の信頼性が高くなる。
なお、補正係数Aの計算式において、売上高の替わりに経常利益又は純利益を用いることも考えられるが、通常、売上高を用いた方が、補正された指標の信頼性が高くなる。
決算情報(財務諸表)は、開示からの時間経過とともに、より多くの投資家に知られ、投資判断が行われて株価が変動する。したがって、開示当初はインパクトの大きな情報であっても、時間の経過により「織り込み済み」の状態になる。すなわち、決算情報が投資家に与えるインパクトの大きさは、時間経過とともに低下する。
そこで、
インパクト指数=(総合指標)×(時間係数)
と定義し、時間係数μは、情報開示からの経過時間tとともに小さくなる関数とする。時間係数μは経験的に定められ、例えば、μ=1/log(t+9)とする。経過時間t=(現時刻)−(開示時刻)の単位は分であり、この式の場合、決算情報のインパクトは開示1時間後に約半分(0.54)になり、24時間後に約1/3(0.31)になる。
図12は、インパクト指数計算説明図である。経過時間tにより時間係数μが定まり、これが総合指標に乗じられてインパクト指数が求められる。
本実施例4では、図11に示すように、図8の総合指標をインパクト指数で置き換えたテーブルを、概略投資情報22a1として提供する。
他の点は、上記実施例2と同一である。
本実施例4によれば、総合指標に時間係数を乗じたものをインパクト指数とし、時間係数が経過時間とともに低下するので、実施例2又は3の場合よりも、インパクト指数に基づいて短時間で容易かつ適切に株式投資銘柄を選択することが可能となる。
上述の総合指標は、株価の割高割安性、安全性及び収益性をバランス良く考慮したものであるが、投資家の好みにより、株価の割高割安性を重視したり、安全性を重視したり、収益性を重視したりする。そこで、パラメータa〜cの値を変えた、例えば次のような4種類の総合指標を、クライアントが選択できるようにする。
バランス重視(a=1、b=1、c=1)
割安性重視 (a=2、b=0.5、c=0.5)
安全性重視 (a=0.5、b=2、c=0.5)
収益性重視 (a=0.5、b=0.5、c=2)
図13に示すように、4つのラジオボタンの1つを選択し、インパクト指数の欄のソートボタン▼又は▲をポインティングデバイスでポイントして押すことにより、総合指数のa〜cが上記のように定められ、この総合指標に時間係数μが乗じられたものがインパクト指数として求められた後、インパクト指数の降順又は昇順にソートされたものが表示される。
なお、本発明には外にも種々の変形例が含まれる。
例えば、ROA(総資産利益率)の替わりに、ROE(自己資本利益率)を用いてもよい。
総合指標に含まれる一次結合定数をユーザーが設定できるようにしてもよい。
また、総合指標=(株価の割高割安指標)×(安全性指標)×(収益性指標)と定義してもよい。この場合、株価の割高割安指標、安全性指標及び収益性指標のうち1つでも値が小さくなると、総合指標に大きく影響するので、特に素人は、より安全に投資対象銘柄を選択することができる。但し、株価の割高割安指標、安全性指標及び収益性指標のうち2つが負の値になった場合には、総合指標の符号を変えて負にする。
図9に示す「利益」又は「売上高」を含む項の補正は、形式的に1年分になるようにA倍する替わりに、前3期分のデータをプラスしてもよい。
また、第1〜4四半期の各期間について過去N年間(Nは2以上の整数)の「利益」(又は「売上高」)の項の平均がそれぞれP1、P2、P3及びP4である場合、
今期が第1期決算で「利益」(又は「売上高」)の項がQ1であるときには、「利益」(又は「売上高」)の項を(Q1/P1)(P1+P2+P3+P4)と補正し、
今期が中間期決算で「利益」(又は「売上高」)の項がQ12であるときには、「利益」(又は「売上高」)の項を{Q12/(P1+P2)}(P1+P2+P3+P4)と補正し、
今期が第3四半期決算で「利益」(又は「売上高」)の項がQ123であるときには、「利益」(又は「売上高」)の項を{(Q123)/(P1+P2+P3)}(P1+P2+P3+P4)と補正する構成であってもよい。
さらに、形式的に1年分になるようにA倍して補正する替わりに、実質的に3ヶ月分又は形式的に6ヶ月分になるように補正してもよい。実質的に3ヶ月分になるように補正するには、今期が中間期、第3四半期又は通期の決算の場合それぞれ、今期の「利益」(又は「売上高」)の項から前期の「利益」(又は「売上高」)の項を引く。例えば、第1四半期決算、中間期決算、第3四半期決算及び通期決算の売上高がそれぞれ100百万円、150百万円、300百万円及び420百万円の場合、第1四半期のみ、第2四半期のみ、第3四半期のみ及び第4四半期のみの売上高をそれぞれ100百万円、50百万円、150百万円及び120百万円と補正する。形式的に6ヶ月分になるように補正するには、第1四半期、中間期、第3四半期又は通期の場合、それぞれA=2、A=1、A=2/3、A=1/2として「利益」(又は「売上高」)の項をA倍する。
株価の割高割安の判定に関する指標、企業の安全性の判定に関する指標及び企業の収益性の判定に関する指標はいずれも、P÷Sの形の項を含み、Pの値が大きいほど、Pの値に対しSの値が小さいほど、好ましいことを示すものであればよい。例えば、株価の割高割安の判定に関する指標は、(予想営業利益)÷(時価総額)、(予想経常利益)÷(時価総額)、(予想純利益)÷(時価総額)、(営業利益)÷(時価総額)、(経常利益)÷(時価総額)、(純利益)÷(時価総額)又は(株主資本)÷(時価総額)の項を1つ以上含むものであればよい。企業の安全性の判定に関する指標は、(現金同等物)÷(負債総額)、(流動資産)÷(流動負債)、(当座資産)÷(流動負債)又は(株主資本)÷(総資産)の項を1つ以上含むものであればよい。同様に、企業の収益性の判定に関する指標は、(営業利益)÷(総資産)、(純利益)÷(株主資本)、(経常利益)÷(総資産)又は(営業キャッシュフロー)÷(総資産)の項を1つ以上含むものであればよい。
株式投資情報サーバ20とデータ編集コンピュータシステム30とで株式投資情報提供システムとしての機能を果たせばよく、例えば、データ編集コンピュータシステム30で個別指標又は/及び総合指標を算出するかわりに、株式投資情報サーバ20で個別指標又は/及び総合指標を算出する構成であってもよいことは勿論である。
開示時刻はインターネット上で決算情報が開示された時刻が好ましいが、この時刻から株式投資情報サーバ20で開示されるまでの時間が例えば5分以内のように短ければ、株式投資情報サーバ20で開示された時刻であってもよい。本発明と同様の表示を行う株式投資情報サーバ20が他に存在しなければ、株式投資判断に比較的長時間を要するので、該「5分以内」はもっと長くてもよく、10分以内であってもよい。
株式投資情報サーバ20とクライアント12との間を接続するネットワークは、インターネットに限定されず、社内LAN等のイントラネットであってもよい。
また、概略投資情報22a1の表の各行にアクセスカウンターを追加し、決算期間のセルをクリックして詳細投資情報22a2を見た回数をカウントすることにより、人気度を表すようにしてもよい。この場合、同一人による複数回クリックを1カウントとするため、IPアドレスが同一の場合にカウントしないようにしてもよい。
本発明が適用されたネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1中の株式投資情報サーバの概略構成を示すブロック図である。 図1中のデータ編集コンピュータシステムの概略構成を示すブロック図である。 データ処理の流れを示す概略機能ブロック図である。 クライアントのブラウザからの要求に応じて表示される概略投資情報テーブルを示す図である。 図5のテーブル中の決算期間セルをクリックすることにより表示される詳細投資情報テーブルを示す図である。 総合指標計算説明図である。 本発明の実施例2に係る、補正が行なわれた指標を含む概略投資情報テーブルを示す図である。 本発明の実施例2に係る補正処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る、補正された総合指標計算の説明図である。 本発明の実施例3に係る、インパクト指数を含む概略投資情報テーブルを示す図である。 インパクト指数計算説明図である。 本発明の実施例4に係る、選択可能なインパクト指数を含む概略投資情報テーブルを示す図である。
符号の説明
10 証券取引所サーバ
10a 決算等情報
11 インターネット
12 クライアント
20 株式投資情報サーバ
30 データ編集コンピュータシステム
21、31 コンピュータ本体
21a、31a プロセッサ
21b、31b メモリ
21c、31c ハードディスクインタフェース
21d、31d 入力インタフェース
21e、31e ビデオドライバ
21f、31f 通信インタフェース
22、32 ハードディスク装置
22a 概略/詳細投資情報データベース
22a1 概略投資情報
22a2 詳細投資情報
22b、32c プログラム
23、33 入力装置
24、34 表示装置
32a 企業情報
32b 決算情報
32d 個別指標
32e 総合指標

Claims (1)

  1. プロセッサと、該プロセッサに結合された記憶手段と、該プロセッサに結合された通信手段とを備え、該記憶手段には、企業の決算情報がその企業名及び情報開示時刻とともに記憶された決算データと、時間の経過とともに指数関数的に減少する関数を含むプログラムとが格納され、該プログラムはプロセッサに対し、該記憶手段から該決算データを読み出させ、該決算データから株式投資判断個別指標を求めさせ、二以上の株式投資判断用個別指標の一次結合である総合指標を算出させ、該通信手段を介しクライアントから受信したHTTPリクエストメッセージの送信時刻と該決算データの該情報開示時刻とから経過時間を算出させ、該関数に該経過時間を引数として与えて関数値を求めさせ、該関数値と該総合指標との積をインパクト指数として算出させ、該情報開示時刻と該インパクト指数と該企業名と該二以上の株式投資判断用個別指標とを含む複数のレコードを該インパクト指数をキーとして昇順又は降順にソートさせ、該ソートされた複数のレコードをクライアントの表示手段に表示させるためのHTTPリスポンスメッセージを作成させ、該通信手段を介して該HTTPリスポンスメッセージを該クライアントに送信させることを特徴とする株式投資情報サーバ。
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