JP2001074308A - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JP2001074308A
JP2001074308A JP25109299A JP25109299A JP2001074308A JP 2001074308 A JP2001074308 A JP 2001074308A JP 25109299 A JP25109299 A JP 25109299A JP 25109299 A JP25109299 A JP 25109299A JP 2001074308 A JP2001074308 A JP 2001074308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のリモコンを備えた給湯器において、複
数のリモコンを同時に使用した場合であっても、安全性
を損なうことがなく、しかも、利便性に優れた給湯器を
提供すること。 【解決手段】 所定温度に加熱された湯を出湯する給湯
器本体12と、給湯器本体12から出湯される湯の温度
を制御するための複数のリモコン16a、16bとを備
えた給湯器10において、特定のリモコンが使用中であ
る場合には、特定のリモコンにより設定された温度を常
に優先させるようにした(S8、S11)。また、各リ
モコンの運転スイッチを3秒未満押した場合には、各リ
モコンを個別に起動−停止させ(S1、S2、S5〜S
7、S9、S10、S12、S13)、複数リモコンの
同時使用中にいずれかのリモコンの運転スイッチを3秒
以上押した場合には、全てのリモコンを停止させるよう
にした(S14、S15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器に関し、さ
らに詳しくは、複数のリモコンを用いて出湯温度を制御
する遠隔制御装置を備えた給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】給湯器には、複数のリモコンを用いて出
湯温度を制御する遠隔制御装置を備えたものが知られて
いる。この種の給湯器は、複数の水栓を有し、給湯器本
体から供給される湯を各水栓に分配するようになってい
る。各水栓は、一般に、風呂、台所、シャワー室、洗面
所等、複数の場所に設置され、各リモコンは、各水栓に
近接して設置される。
【0003】また、各リモコンには、そのリモコン及び
給湯器本体を運転状態(ON)又は停止状態(OFF)
に切り換えるための運転スイッチ、給湯器本体から出湯
させる湯の温度を設定するための温度設定スイッチ等の
各種のスイッチが設けられ、これらのスイッチを操作す
ることにより、各水栓から所望の温度を有する湯を出湯
させるようになっている。
【0004】ところで、このような給湯器においては、
複数のリモコンが同時に使用され、複数のリモコンから
同時に温度設定がなされる場合がある。そのような場合
に、競合する指令をどのように処理するかについては、
従来から、種々の方式が提案されている。
【0005】例えば、複数のリモコンの内、いずれかの
リモコンの運転スイッチが押された場合には、全てのリ
モコンがON又はOFFとなり、温度設定は、最初に運
転スイッチが押されたリモコンの設定温度を優先させる
方式(以下、これを「同時運転最初優先方式」とい
う。)が知られている。
【0006】また、例えば、複数のリモコンの内、いず
れかのリモコンの運転スイッチが押された場合には、そ
のリモコンのみがON又はOFFとなり、設定温度は、
ある特定のリモコン(一般的には、風呂に設置されたリ
モコン)が使用されている場合には、常にその特定のリ
モコンの温度設定を優先させる方式(以下、これを「個
別運転風呂優先方式」という。)も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】同時運転最初優先方式
は、いずれかのリモコンの運転スイッチを押すだけで全
てのリモコンを運転又は停止させることができるので、
就寝時に全てのリモコンを停止させる場合には、最も近
い位置に設置されたリモコンの運転スイッチを操作する
だけで足り、利便性が高いという利点がある。
【0008】しかしながら、例えば、風呂及び台所に、
それぞれ、風呂リモコン及び台所リモコンが設置され、
かつ、使用者が風呂でシャワーを浴びるために風呂リモ
コンを使用している場合において、台所リモコンを誤っ
てOFFとすると、給湯器本体が燃焼を停止し、風呂で
使用者が冷水を浴びるおそれがあるという問題がある。
【0009】また、温度設定は、最初に運転スイッチが
押されたリモコンの設定温度を優先させるので、風呂で
シャワーが使用されていることを知らずに、台所リモコ
ンをOFFとし、直ちにONとすると、台所リモコンに
温度設定の優先権が移行する。そのため、台所リモコン
の設定温度が高い場合には、給湯器本体から高温の湯が
供給され、風呂で使用者が熱湯を浴びるおそれがあると
いう問題がある。
【0010】これに対し、個別運転風呂優先方式は、台
所リモコンをOFFとしても、風呂リモコンが使用中で
ある限り、給湯器本体が燃焼を停止することがないの
で、使用者が風呂で冷水を浴びるおそれはない。また、
風呂リモコンが使用中である場合には、常に風呂リモコ
ンの設定温度が優先されるので、使用者が風呂で熱湯を
浴びるおそれもない。
【0011】しかしながら、各リモコンは、そのリモコ
ンに備えられる運転スイッチを押すことによって個別に
ON又はOFFとなるので、例えば、就寝時に全てのリ
モコンを停止させる場合には、各リモコンの設置場所ま
で行き、個別に運転スイッチを押す必要があり、不便で
あった。
【0012】本発明が解決しようとする課題は、複数の
リモコンを備えた給湯器において、複数のリモコンが同
時に使用された場合であっても、安全性を損なうことが
なく、しかも、利便性に優れた給湯器を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る給湯器は、所定温度に加熱された湯を出
湯する給湯器本体と、該給湯器本体から出湯される湯の
温度を制御するための複数のリモコンと、該複数のリモ
コンの内、特定のリモコンが使用中である場合には、該
特定のリモコンにより設定された温度を常に優先させる
温度優先手段と、前記各リモコンを個別に起動−停止さ
せる個別起動停止手段と、前記複数のリモコンの全てを
同時に停止させる全停止手段とを備えていることを要旨
とするものである。
【0014】この場合、前記個別起動停止手段及び前記
全停止手段は、スイッチを共有し、前記全停止手段は、
前記個別起動停止手段とは異なる動作で前記スイッチを
操作することにより前記複数のリモコンの全てを同時に
停止させるものであることが望ましい。また、前記複数
のリモコンの内のいずれか1以上が使用中である場合に
は、1又は2以上の他のリモコンに出湯温度を表示させ
る温度表示手段をさらに備えていてもよい。
【0015】上記構成を有する本発明に係る給湯器によ
れば、特定のリモコンが使用中である場合には、特定の
リモコンで設定された温度が常に優先されるので、その
特定のリモコンの使用者が使用中に熱湯を浴びるおそれ
はない。また、各リモコンは、個別に起動−停止させる
ことができるので、特定のリモコンが使用されている時
に他のリモコンを停止させても、特定のリモコンの使用
者が冷水を浴びることもない。さらに、個別起動停止手
段とは別に、全停止手段を備えているので、就寝時等に
おいては、1つのリモコンを操作するだけで全てのリモ
コンを容易に停止させることができ、利便性が向上す
る。
【0016】また、個別起動停止手段と前記全停止手段
でスイッチを共有し、各リモコンを個別に起動停止させ
る場合とは異なるスイッチ操作により、全てのリモコン
を停止させるようにすれば、リモコンの部品点数を削減
できると同時に、誤操作を抑制することができる。さら
に、いずれか1以上のリモコンが使用中である場合に、
1又は2以上の他のリモコンに出湯温度を表示させるよ
うにすれば、給湯器が使用中であることを容易に認識す
ることができ、誤操作がさらに抑制される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態について詳細に説明する。図2に、本発明に係る給湯
器の概略構成図を示す。図2において、給湯器10は、
給湯器本体12と、給湯器本体12を遠隔制御するため
の複数のリモコン16a、16b…とを備えている。
【0018】給湯器本体12は、周知のように、給水管
(図示せず)から供給される水を熱交換器(図示せず)
で加熱し、所定温度に達した湯を出湯管18から出湯さ
せるようになっている。出湯管18には、複数の水栓1
4a、14b…が設けられ、給湯器本体12で加熱され
た湯を、風呂、台所、シャワー室、洗面所等、複数の場
所に供給できるようになっている。
【0019】また、給湯器本体12には、給湯器本体1
2の燃焼状態を制御するためのバーナコントローラ(図
示せず)が備えられている。バーナコントローラは、公
知のCPU、ROM、RAM等により構成され、そのR
OMには、給湯器本体12を制御するための各種のプロ
グラムが格納されている。
【0020】さらに、各水栓14a、14b…が設けら
れている場所には、それぞれ、給湯器本体12を遠隔操
作するためのリモコン16a、16b…が設けられる。
各リモコン16a、16b…には、それぞれ、運転スイ
ッチ及び温度設定スイッチ(いずれも、図示せず)が設
けられ、これらを操作することにより、各水栓14a、
14b…から所望の温度を有する湯を出湯させるように
なっている。
【0021】また、各リモコン16a、16b…には、
そのリモコンが使用中であることを表示するための運転
ランプ、そのリモコンが温度設定の優先権を有している
ことを表示するための優先ランプ(いずれも図示せ
ず。)が設けられている。
【0022】ここで、本実施の形態に係る給湯器10に
は、複数のリモコン16a、16b…の内、特定のリモ
コンが使用中である場合には、その特定のリモコンによ
り設定された温度を常に優先させる温度優先手段が設け
られている。
【0023】温度優先手段とは、具体的には、各リモコ
ン16a、16b…から送られる制御信号に基づいて、
設定温度の優先順位を決定するための制御プログラムで
あり、一般に、バーナコントローラ内のメモリに格納さ
れる。なお、各リモコン16a、16b…にROMが設
けられている場合には、この制御プログラムは、それぞ
れ、各リモコン16a、16b…のROM内に格納され
ていても良い。また、設定温度を優先させる特定のリモ
コンは、任意に定めることができるが、通常は、湯温の
急変を最も嫌う風呂に設置された風呂リモコンが選ばれ
る。
【0024】また、本実施の形態の場合、各リモコン1
6a、16b…に設けられる運転スイッチには、押圧操
作を行うことにより接点が閉成状態に切り替わるアンロ
ック式の押しボタンスイッチが用いられている。そし
て、運転スイッチを3秒以内の短い時間だけ押した場合
には、1回押す毎に、そのリモコンが個別に起動・停止
を周期的に繰り返し(個別起動停止手段)、そのリモコ
ンが運転中である場合において運転スイッチを3秒以上
押し続けたときには、全てのリモコン16a、16b…
が同時に停止する(全停止手段)ようになっている。
【0025】このように、1つの運転スイッチを用い、
異なるスイッチ操作によって、個別起動停止手段と全停
止手段とを実行させるようにすると、リモコン16a、
16b…の部品数が少なくなり、製造コストを削減でき
るという利点がある。また、全てのリモコン16a、1
6b…を停止させるためには、意図的にスイッチを長時
間押す必要があるので、リモコンの誤操作を抑制できる
という利点がある。
【0026】なお、温度設定スイッチの形態は、特に限
定されるものではない。例えば、ダイヤル式のスイッチ
を用い、ダイヤルの回転角度に応じた設定温度を出力さ
せるようにしても良く、あるいは、2つのアンロック式
押しボタンスイッチを用い、一方の押しボタンスイッチ
を1回押す毎に、所定のきざみ(例えば、1℃ずつ)で
設定温度を増減させるようにしても良い。
【0027】また、各リモコン16a、16b…には、
出湯温度を表示するための温度表示装置(図示せず)が
設けられている。温度表示装置は、そのリモコンが運転
中である場合にのみ表示させるようにしても良い。ま
た、複数のリモコン16a、16b…の内のいずれかの
リモコンが使用中である場合に、他のリモコンが運転中
であるか否かにかかわらず、1又は2以上の他のリモコ
ンに出湯温度を表示させるようにしても良い(温度表示
手段)。特に、後者の場合は、給湯器10が使用中であ
るか否かを容易に認識することができるので、リモコン
16a、16b…の誤操作をさらに抑制することができ
るという利点がある。
【0028】次に、本実施の形態に係る給湯器の制御方
法について説明する。図1に、風呂リモコンと台所リモ
コンの2つのリモコンを備えた給湯器10に対して適用
される制御フローチャートの一例を示す。
【0029】初めに、風呂リモコンと台所リモコンの双
方が停止中である場合について説明する。まず、リモコ
ンの使用状態の確認を行うために、図1に示すステップ
1(以下、単に「S1」と表記する。)において、風呂
リモコンが運転中であるか否かが判断される。この場合
は、風呂リモコンは停止中である(S1:YES)の
で、S2に進む。
【0030】S2では、台所リモコンが運転中か否かが
判断される。この場合も、台所リモコンは停止中である
(S2:NO)ので、そのままS3に進み、風呂リモコ
ン及び台所リモコンの双方を停止状態に維持させる。そ
して、風呂リモコン又は台所リモコンのいずれかの運転
スイッチが押されるまで、上述したS1からS3の各ス
テップが繰り返される。
【0031】次に、台所リモコンのみを使用する場合に
ついて説明する。最初に台所リモコンの運転スイッチが
押されると、S2において、台所リモコンが運転中であ
る(S2:YES)と判断されるので、その場合には、
S4に進む。
【0032】S4では、風呂リモコンを停止させたま
ま、台所リモコンのみを起動させ、台所リモコンの運転
ランプ及び優先ランプを点灯させる。これにより、使用
者は、台所リモコンが使用可能であること及び温度設定
が可能であること(すなわち、台所優先の運転状態にあ
ること)を視認することができる。なお、温度表示手段
をさらに備えた給湯器にあっては、S4において、停止
中の風呂リモコンに出湯温度が表示される。
【0033】次いで、S5に進み、台所リモコンが停止
したか否かが判断される。台所リモコンの運転スイッチ
が再度押されない限り、台所リモコンは停止していない
(S5:NO)と判断されるので、その場合には、S6
に進む。S6では、風呂リモコンが運転中か否かが判断
される。この場合は、風呂リモコンは運転中ではない
(S6:NO)と判断されるので、S4に戻る。
【0034】そして、台所リモコンの運転スイッチが再
度押されるまで、前述したS4からS6までの各ステッ
プが繰り返される。また、台所リモコンの運転スイッチ
が再度押された時には、台所リモコンが停止したと判断
される(S5:YES)ので、その場合にはS3に進
み、台所リモコンの運転ランプ及び優先ランプを消灯さ
せ、台所リモコンを停止させる。なお、温度表示手段を
備えた給湯器の場合は、S3において、同時に、風呂リ
モコンに表示させていた出湯温度の表示が消えることに
なる。
【0035】次に、台所リモコンの使用中に風呂リモコ
ンの運転スイッチが押された場合について説明する。台
所リモコンの使用中に風呂リモコンの運転スイッチが押
された場合(S6:YES)には、S11に進む。S1
1では、風呂リモコンの運転ランプの点灯、並びに台所
リモコンの優先ランプの消灯及び風呂リモコンの優先ラ
ンプの点灯が行われる。これにより、台所リモコンの使
用者は、風呂リモコンが使用中であること、及び温度設
定の優先権が風呂リモコンに移行したこと(すなわち、
風呂優先の運転状態に移行したこと)を容易に視認する
ことができる。
【0036】次いで、S12では、台所リモコンが停止
したか否かが判断される。台所リモコンの運転スイッチ
が再度押されない限り、台所リモコンは停止していない
(S12:NO)と判断されるで、その場合には、S1
3に進む。S13では、風呂リモコンが停止したか否か
が判断される。同様に、風呂リモコンの運転スイッチが
再度押されない限り、風呂リモコンは停止していない
(S13:NO)と判断されるので、その場合にはS1
1に戻る。そして、台所リモコン又は風呂リモコンのい
ずれかの運転スイッチが再度押されるまで、S11から
S13までの各ステップが繰り返される。
【0037】また、台所リモコン及び風呂リモコンの双
方が運転状態となった後、台所リモコンの運転スイッチ
が先に押され、台所リモコンが先に停止した場合(S1
2:YES)には、S14に進む。S14では、台所リ
モコンの運転スイッチが3秒以上押されたか否かが判断
される。
【0038】台所リモコンの運転スイッチが3秒以上押
された場合(S14:YES)には、使用者が全てのリ
モコンを停止させる意志があると判断されるので、その
場合には、S3に進み、台所リモコン及び風呂リモコン
の双方を停止させる。なお、温度表示手段を備えた給湯
器の場合は、この時、全てのリモコンの出湯温度の表示
が消える。
【0039】一方、台所リモコンの運転スイッチが3秒
以上押されていない場合(S14:NO)には、使用者
が台所リモコンのみを停止させる意志があると判断され
るので、その場合には、S8に進む。
【0040】S8では、台所リモコンの停止及び台所リ
モコンの運転ランプの消灯が行なわれる。なお、風呂リ
モコンは使用中であるので、風呂リモコンの運転ランプ
及び優先ランプは点灯したままである。また、温度表示
手段を備えた給湯器の場合、停止状態となった台所リモ
コンには、出湯温度のみが表示される。
【0041】次いで、S9において、台所リモコンの運
転スイッチが押されたか否かが判断される。台所リモコ
ンの運転スイッチが再度押された場合(S9:YES)
には、前述したS11に戻り、風呂リモコンと台所リモ
コンの同時使用の運転状態に再度移行する。一方、台所
リモコンの運転スイッチが再度押されなかった場合(S
9:NO)には、S10に進む。
【0042】S10では、風呂リモコンが停止したか否
かが判断される。風呂リモコンの運転スイッチを再度押
さない限り、風呂リモコンは停止したと判断されない
(S10:NO)ので、その場合には、S8に戻り、上
述したS8からS10の各ステップが繰り返される。そ
して、台所リモコンを再度使用することなく、風呂リモ
コンの運転スイッチが再度押された場合(S10:YE
S)には、S3に進み、風呂リモコンを停止させる。
【0043】これに対し、台所リモコン及び風呂リモコ
ンの双方が使用された後、風呂リモコンの運転スイッチ
が先に押され、風呂リモコンが先に停止した場合(S1
3:YES)には、S15に進む。S15では、風呂リ
モコンの運転スイッチが3秒以上押されたか否かが判断
される。
【0044】風呂リモコンの運転スイッチが3秒以上押
された場合(S15:YES)には、使用者が全てのリ
モコンを停止させる意志があると判断されるので、その
場合には、S3に進み、台所リモコン及び風呂リモコン
の双方を停止させる。
【0045】一方、風呂リモコンの運転スイッチが3秒
以上押されていない場合(S15:NO)には、使用者
が風呂リモコンのみを停止させる意志があると判断され
るので、その場合には、前述したS4に戻り、台所優先
の運転状態に移行する。そして、台所リモコンを停止さ
せるか、あるいは、風呂リモコンが再度使用されるま
で、前述したS4からS6までの各ステップが繰り返さ
れる。
【0046】次に、風呂リモコンのみを使用する場合に
ついて説明する。風呂リモコンの運転スイッチが最初に
押されると、風呂リモコンが使用中であると判断される
(S1:YES)ので、その場合は、S7に進む。
【0047】S7では、台所リモコンが使用中であるか
否かが判断される。この場合は、台所リモコンは使用中
でない(S7:NO)と判断されるので、前述したS8
に進み、風呂優先の運転状態に移行する。そして、風呂
リモコンの運転スイッチが再度押されるまで、前述した
S8からS10までの各ステップが繰り返される。ま
た、風呂リモコンの運転スイッチが再度押された場合
(S10:YES)には、S3に進み、風呂リモコンを
停止させる。
【0048】次に、風呂リモコンの使用中に、台所リモ
コンの運転スイッチが押された場合について説明する。
風呂リモコンを最初に起動させた後、台所リモコンの運
転スイッチが押された場合には、台所リモコンが使用中
であると判断される(S7:YES、又はS9:YE
S)ので、その場合には、前述したS11に進む。そし
て、台所リモコン又は風呂リモコンの停止操作が行われ
るまで、前述したS11からS13までの各ステップが
繰り返される。
【0049】また、風呂リモコンと台所リモコンの双方
が同時に使用されている場合において、台所リモコンの
みを個別に停止させたとき(S12:YES、S14:
NO)にはS8に進み、台所リモコンの運転スイッチを
3秒以上押したとき(S12:YES、S14:YE
S)にはS3に進む。また、風呂リモコンのみを個別に
停止させたとき(S13:YES、S15:NO)には
S4の台所優先の運転状態に移行し、風呂リモコンの運
転スイッチを3秒以上押したとき(S13:YES、S
15:YES)にはS3に進む点も、前述と同様であ
る。
【0050】以上のように、本発明に係る給湯器によれ
ば、風呂リモコンが先に起動したか否かにかかわらず、
風呂リモコンが運転中である場合には、常に風呂優先の
運転状態となるので、使用者が風呂でシャワーを浴びて
いる際に、不意に熱湯を浴びるおそれはない。また、台
所リモコンの使用者が意図的に長時間、運転スイッチを
押さない限り、風呂リモコンは起動したままとなるの
で、使用者が風呂でシャワーを浴びている際に、不意に
冷水を浴びるおそれも少ない。
【0051】さらに、風呂リモコン及び台所リモコンの
双方が使用中である場合に、風呂リモコン及び台所リモ
コンの双方を同時に停止させたいときには、台所リモコ
ン又は風呂リモコンのいずれかの運転スイッチを意図的
に長時間押すだけで良いので、利便性も高い。
【0052】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種
々の改変が可能である。
【0053】例えば、1つの押しボタン式スイッチを用
いて個別起動停止と全停止とを区別する方法は、異なる
スイッチ操作によって区別する方法であればよく、上述
した押圧時間の差によって区別する方法に限定されるも
のではない。例えば、所定の時間間隔(例えば、0.5
秒)以上でゆっくりとスイッチを押した場合には、各リ
モコンが周期的に起動−停止を繰り返し、起動中のリモ
コンの運転スイッチを所定の時間間隔以下で2回続けて
素早く押した場合には、全てのリモコンを停止させるよ
うにしても良い。
【0054】また、1つの運転スイッチを用いて、異な
るスイッチ操作により、個別起動停止と全停止とを区別
する代わりに、個別起動停止スイッチと全停止スイッチ
の2つのスイッチを各リモコンに設置するようにしても
良い。
【0055】また、上記実施の形態では、風呂リモコン
と台所リモコンの2つのリモコンを備えた給湯器の制御
方法について説明したが、リモコンが3個以上設けられ
ている場合も同様であり、温度の急変を最も嫌うリモコ
ンの温度設定を常に優先させると同時に、1つの運転ス
イッチを用いた異なるスイッチ操作、あるいは2つの異
なるスイッチにより、各リモコン毎に個別起動停止及び
全停止を行えるようにすればよく、これにより上記実施
の形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る給湯器は、所定温度に加熱
された湯を出湯する給湯器本体と、該給湯器本体から出
湯される湯の温度を制御するための複数のリモコンと、
該複数のリモコンの内、特定のリモコンが使用中である
場合には、該特定のリモコンにより設定された温度を常
に優先させる温度優先手段と、前記各リモコンを個別に
起動−停止させる個別起動停止手段と、前記複数のリモ
コンの全てを同時に停止させる全停止手段とを備えてい
るので、特定のリモコンの使用者が熱湯や冷水を浴びる
危険が少ないという効果がある。また、いずれか1つの
リモコンを操作するだけで全てのリモコンを停止させる
ことができるので、利便性が高いという効果がある。
【0057】また、前記個別起動停止手段及び前記全停
止手段でスイッチを共有し、前記全停止手段は、前記個
別起動停止手段とは異なる動作で前記スイッチを操作す
ることにより前記複数のリモコンの全てを同時に停止さ
せるものである場合には、リモコンの部品点数を削減で
きると同時に、リモコンの誤操作を抑制することができ
るという効果がある。
【0058】さらに、前記複数のリモコンの内のいずれ
か1以上のリモコンが使用中である場合に、1又は2以
上の他のリモコンに出湯温度を表示させる温度表示手段
をさらに備えているときには、給湯器が使用中であるこ
とを容易に認識することができ、リモコンの誤操作がさ
らに抑制されるという効果がある。
【0059】以上のように、本発明に係る給湯器は、温
度の急変を最も嫌う特定のリモコンにより設定された温
度を常に優先させる機能、各リモコンの個別起動停止機
能及び全てのリモコンの全停止機能を備えているので、
給湯器の安全性を損なうことなく利便性を向上させるこ
とが可能となるものであり、産業上その効果の極めて大
きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る給湯器の制御フロー
チャートである。
【図2】給湯器の概略構成図である。
【符号の説明】
10 給湯器 12 給湯器本体 14a、14b 水栓 16a、16b リモコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定温度に加熱された湯を出湯する給湯
    器本体と、 該給湯器本体から出湯される湯の温度を制御するための
    複数のリモコンと、 該複数のリモコンの内、特定のリモコンが使用中である
    場合には、該特定のリモコンにより設定された温度を常
    に優先させる温度優先手段と、 前記各リモコンを個別に起動−停止させる個別起動停止
    手段と、 前記複数のリモコンの全てを同時に停止させる全停止手
    段とを備えていることを特徴とする給湯器。
  2. 【請求項2】 前記個別起動停止手段及び前記全停止手
    段は、スイッチを共有し、 前記全停止手段は、前記個別起動停止手段とは異なる動
    作で前記スイッチを操作することにより前記複数のリモ
    コンの全てを同時に停止させるものであることを特徴と
    する請求項1に記載の給湯器。
  3. 【請求項3】 前記複数のリモコンのいずれか1以上が
    使用中である場合には、1又は2以上の他のリモコンに
    出湯温度を表示させる温度表示手段をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
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