JP2001074180A - 燃料ホースの継手構造 - Google Patents

燃料ホースの継手構造

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JP2001074180A
JP2001074180A JP25164999A JP25164999A JP2001074180A JP 2001074180 A JP2001074180 A JP 2001074180A JP 25164999 A JP25164999 A JP 25164999A JP 25164999 A JP25164999 A JP 25164999A JP 2001074180 A JP2001074180 A JP 2001074180A
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JP
Japan
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fuel
pipe
fuel pipe
hose
connector body
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Pending
Application number
JP25164999A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Suda
秀行 須田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ホースの帯電を確実に逃がす。 【解決手段】 燃料ポンプからの燃料を導く燃料ホース
の先端に装着した導電性のコネクタボディのパイプ挿入
孔に導電性の燃料パイプを差し込み嵌着する構造であっ
て、コネクタボディのパイプ挿入孔の内周面と燃料パイ
プの外周面との間にシール部材を介在すると共に、燃料
パイプの抜け方向の変位を規制するストッパ係止機構を
備える継手構造において、前記コネクタボディ9のパイ
プ挿入孔10の終端部に燃料パイプ4の先端と弾性的に
当接する導電性のワッシャー部材18を介装し、燃料ホ
ース3の帯電をコネクタボディ9からワッシャー部材1
8、燃料パイプ4を介して接地側に逃がすアース経路を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料ホースの継
手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃料供給系等に用いられるゴ
ムまたは樹脂製の燃料ホースは、燃料が流れる際のホー
ス内壁と燃料の摩擦により静電気が発生し、帯電しやす
い。そのため、燃料ホースに除電介在層を形成すると共
に、ワンタッチ式の継手を介して接続する金属製の燃料
パイプを接地側に接続して、燃料ホースの帯電を逃がす
ようにしたものがある(特開平11−118073号公
報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来例の
ように、燃料ホースの先端に装着したコネクタ部に燃料
パイプを差し込み接続するワンタッチ式の継手を用いる
場合、簡単に接続を行えるが、このような継手は、燃料
パイプがコネクタ部のパイプ挿入孔の内周面と燃料パイ
プの外周面との間をシールするシール部材(Oリング)
によりフローティングされているため、燃料ホースのコ
ネクタ部と燃料パイプとが接触してはいない。例えば、
自重やエンジンの振動入力等によって燃料ホースのコネ
クタ部と燃料パイプとの間で軸ズレが発生すれば、接触
する程度で、常時燃料ホースのコネクタ部と燃料パイプ
とを接触させてアースさせることはできない。そのた
め、燃料ホースの帯電によって電気的ノイズが発生しか
ねないという問題があった。
【0004】この発明は、燃料ホースの帯電を確実に逃
がすことができる継手構造を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、燃料ポン
プからの燃料を導く燃料ホースの先端に装着した導電性
のコネクタボディのパイプ挿入孔に導電性の燃料パイプ
を差し込み嵌着する構造であって、コネクタボディのパ
イプ挿入孔の内周面と燃料パイプの外周面との間にシー
ル部材を介在すると共に、燃料パイプの抜け方向の変位
を規制するストッパ係止機構を備える継手構造におい
て、前記コネクタボディのパイプ挿入孔の終端部に燃料
パイプの先端と弾性的に当接する導電性のワッシャー部
材を介装し、燃料ホースの帯電をコネクタボディからワ
ッシャー部材、燃料パイプを介して接地側に逃がすアー
ス経路を形成する。
【0006】第2の発明は、第1の発明において、前記
ワッシャー部材は燃料パイプの先端とパイプ軸方向に弾
性的に当接する。
【0007】第3の発明は、第2の発明において、前記
ワッシャー部材の自由状態での厚みは、燃料パイプがス
トッパ係止機構による抜け方向の規制位置にある場合の
燃料パイプの先端とコネクタボディのパイプ挿入孔の終
端部との隙間より大きい。
【0008】
【発明の効果】第1の発明によれば、燃料ホースの帯電
をコネクタボディから燃料パイプを介して接地側に逃が
すアース経路が常時形成されるため、燃料ホースの帯電
を確実にアースすることができ、燃料ホースの帯電によ
る電気的ノイズの発生を確実に防止できる。
【0009】第2、第3の発明によれば、燃料パイプな
らびに各部がこじれることがなく、また、ワッシャー部
材の弾発力によって、燃料パイプがストッパ係止機構に
よる抜け方向の規制位置に押し付けられるので、燃料パ
イプの軸方向の不用な摺動が抑えられ、シール部材等の
摩耗を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0011】図1はエンジンの燃料供給系統を示すもの
で、1は燃料タンク、2は燃料ポンプ、3は燃料ポンプ
2からの燃料を導く燃料ホース、4は燃料ホース3に接
続して燃料ポンプ2からの燃料をエンジンの各気筒の燃
料噴射弁5に供給する燃料パイプ、6はプレッシャーレ
ギュレータである。なお、20は燃料ポンプ2と燃料ホ
ース3との間の配管、21はインタンクタイプの燃料フ
ィルタ、22,23は戻り配管である。
【0012】燃料ホース3は、ゴムまたは樹脂にて形成
される。この場合、燃料ホース3に導電性の除電介在層
を備えて良い。燃料パイプ4は、金属にて形成される。
また、燃料パイプ4は、エンジンに取り付けられ、エン
ジンを接地側として直接および燃料噴射弁5を通して接
続される。
【0013】燃料ホース3と燃料パイプ4との接続は、
図2のようなワンタッチ式の継手により行われる。
【0014】燃料ホース3の先端には、基部7がホース
内に挿入され口金8によりかしめ固定されたコネクタボ
ディ9が装着される。コネクタボディ9に形成されたパ
イプ挿入孔10には、中間部位にスペーサ11を間にシ
ール部材として2つのOリング12,13が、入口部に
ストッパ係止機構として係止爪14を有するリテーナ1
5が介装されると共に、Oリング13とリテーナ15の
間に燃料パイプ4の差し込み深さを規制するスペーサ1
6が介装される。燃料パイプ4には、外周部の所定の位
置にストッパ係止機構として環状突起17が形成され
る。
【0015】そして、コネクタボディ9のパイプ挿入孔
10の終端部に、パイプ挿入孔方向(燃料パイプ4の軸
方向)に弾性変形可能なワッシャー部材18が圧入され
介装される。
【0016】コネクタボディ9、基部7、口金8は、金
属にて形成されるが、カーボンや導電材入りの樹脂にて
形成しても良い。リテーナ15は、加工しやすさから樹
脂にて形成される。
【0017】ワッシャー部材18には、例えば図3、図
4のように面の数カ所を波状に突出させたウェーブワッ
シャーが用いられ、金属あるいはカーボンや導電材入り
の樹脂にて形成される。なお、ワッシャー部材として、
皿バネ状のもの等を用いても良い。
【0018】そして、この場合ワッシャー部材18の自
由状態での厚みLwは、図2のようにコネクタボディ9
のパイプ挿入孔10に燃料パイプ4を差し込み、リテー
ナ15の係止爪14が燃料パイプ4の環状突起17に係
止して燃料パイプ4が抜け方向の規制位置にある場合の
燃料パイプ4の先端とコネクタボディ9のパイプ挿入孔
10の終端部との隙間Lsより大きく形成される。
【0019】このような構成により、燃料ホース3のコ
ネクタボディ9のパイプ挿入孔10に燃料パイプ4を差
し込むと、燃料パイプ4の先端がワッシャー部材18に
当接しながら、燃料パイプ4の環状突起17がリテーナ
15の係止爪14を乗り越え、係止爪14が環状突起1
7に係止して、燃料パイプ4の抜け方向の変位が規制さ
れる。
【0020】これにより、燃料ホース3のコネクタボデ
ィ9に燃料パイプ4がワンタッチで接続されると共に、
燃料ホース3の導電性のコネクタボディ9に導電性のワ
ッシャー部材18を介して燃料パイプ4が電気的に接続
された状態に保持される。
【0021】したがって、燃料ホース3の帯電をコネク
タボディ9から燃料パイプ4を介して接地側に逃がすア
ース経路が常時形成されるため、燃料ホース3の帯電を
確実にアースすることができ、燃料ホース3の帯電によ
って燃料制御等に及ぼす電気的ノイズの発生を確実に防
止できる。
【0022】この一方、ワッシャー部材18の弾発力に
よって、燃料パイプ4が環状突起17を介しリテーナ1
5の係止爪14に押し付けられるので、燃料パイプ4の
軸方向の不用な摺動が抑えられ、Oリング12,13等
の摩耗を防止することができる。
【0023】また、ワッシャー部材18がパイプ軸方向
に弾性的に当接するので、燃料パイプ4を接続する際等
に燃料パイプ4ならびに各部がこじれることがない。な
お、ワッシャー部材18をカーボンや導電材入りの樹脂
にて形成すれば、燃料パイプ4にダメージ(例えば、メ
ッキの剥がれ)を与える心配はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の燃料供給系統図である。
【図2】実施の形態の継手部分の一部切り欠き断面図で
ある。
【図3】ワッシャー部材の正面図である。
【図4】ワッシャー部材の側面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 燃料ポンプ 3 燃料ホース 4 燃料パイプ 5 燃料噴射弁 9 コネクタボディ 10 パイプ挿入孔 11 スペーサ 12,13 Oリング 15 リテーナ 16 スペーサ 17 環状突起 18 ワッシャー部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ポンプからの燃料を導く燃料ホース
    の先端に装着した導電性のコネクタボディのパイプ挿入
    孔に導電性の燃料パイプを差し込み嵌着する構造であっ
    て、 コネクタボディのパイプ挿入孔の内周面と燃料パイプの
    外周面との間にシール部材を介在すると共に、燃料パイ
    プの抜け方向の変位を規制するストッパ係止機構を備え
    る継手構造において、 前記コネクタボディのパイプ挿入孔の終端部に燃料パイ
    プの先端と弾性的に当接する導電性のワッシャー部材を
    介装し、燃料ホースの帯電をコネクタボディからワッシ
    ャー部材、燃料パイプを介して接地側に逃がすアース経
    路を形成したことを特徴とする燃料ホースの継手構造。
  2. 【請求項2】 前記ワッシャー部材は燃料パイプの先端
    とパイプ軸方向に弾性的に当接する請求項1に記載の燃
    料ホースの継手構造。
  3. 【請求項3】 前記ワッシャー部材の自由状態での厚み
    は、燃料パイプがストッパ係止機構による抜け方向の規
    制位置にある場合の燃料パイプの先端とコネクタボディ
    のパイプ挿入孔の終端部との隙間より大きい請求項2に
    記載の燃料ホースの継手構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295760A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Togo Seisakusho Corp コネクタ
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KR101221819B1 (ko) * 2010-08-20 2013-01-14 임성호 냉난방 장치

Cited By (4)

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