JP2001073455A - トラックヤードを有する建物の構造 - Google Patents

トラックヤードを有する建物の構造

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JP2001073455A
JP2001073455A JP25496699A JP25496699A JP2001073455A JP 2001073455 A JP2001073455 A JP 2001073455A JP 25496699 A JP25496699 A JP 25496699A JP 25496699 A JP25496699 A JP 25496699A JP 2001073455 A JP2001073455 A JP 2001073455A
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JP
Japan
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yard
frame
height
truck
horizontal structure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25496699A
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English (en)
Inventor
Tadashi Hotta
正 堀田
Hisaya Onoda
久也 小野田
Shigeru Miyashita
茂 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無柱で使用勝手に優れるトラックヤードを実
現する。 【解決手段】 トラックヤード1の上層部に少なくとも
1層以上の階を有する建物において、トラックヤードの
両側に位置する柱5間に横架構造体6を架設してトラッ
クヤードにおける柱を省略するとともに、横架構造体と
して少なくともトラックヤードの上層階1層分の階高に
相当する高さを有するトラス架構11を採用する。横架
構造体を、トラス架構と、少なくとも上層階1層分の階
高に相当する高さを有するフィーレンデール架構とによ
る複合架構により構成する。トラス架構の弦材7にプレ
ストレスを導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫や配送センタ
ー等のトラックヤードを有する建物の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、大規模な倉庫や配送
センター等の建物に設けられるトラックヤード1は、建
物の外周部に設けられてその上方に庇2が設けられるこ
とが最も一般的である。また、図6や図7に示すように
トラックヤード1の上方にたとえば事務室として使用す
るための上層階を設ける、換言すればトラックヤード1
を建物の内側に入り込ませた形態で設けることもある
が、そのような場合には、図6に示すように上層階を支
持するためのキャンティレバー3をトラックヤード1の
上方に設けるか、あるいは図7に示すようにトラックヤ
ード1に柱4を建てて上層階を支持することが通常であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示す構
造ではキャンティレバー3の梁成の分だけトラックヤー
ド1の有効高が小さくなり、また図7に示す構造では柱
4によりトラックの取り回しが不便となってトラックヤ
ード1としての使用勝手が著しく低下してしまい、いず
れも好ましくない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、請求項
1の発明は、トラックヤードの上層部に少なくとも1層
以上の階を有する建物の構造であって、前記トラックヤ
ードの両側に位置する柱間に横架構造体を架設して該ト
ラックヤードにおける柱を省略するとともに、前記横架
構造体として少なくともトラックヤードの上層階1層分
の階高に相当する高さを有するトラス架構を採用したも
のである。
【0005】請求項2の発明は、前記横架構造体を、前
記トラス架構と、少なくとも上層階1層分の階高に相当
する高さを有するフィーレンデール架構とによる複合架
構により構成するものである。
【0006】請求項3の発明は、前記トラス架構の弦材
にプレストレスを導入してなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態を示
す。これは、トラックヤード1の両側に位置する柱5間
にトラックヤード1を跨ぐ横架構造体6を架設してなる
ものである。横架構造体6としては弦材(上弦材および
下弦材)7、束材8、ラチス材9からなる鉄骨造のトラ
ス架構11が採用され、その高さ寸法はトラックヤード
1の直上階の階高に相当するものとなっている。この横
架構造体6はトラックヤード1の直上階の外周梁であ
り、かつ耐震要素を兼ねるものである。
【0008】本第1実施形態では、トラックヤード1の
両側の柱5間に上記の横架構造体6をトラックヤード1
を跨ぐように架設することにより、図6に示したような
キャンティレバー3や図7に示したような柱4を設ける
ことなく、トラックヤード1の上部の上層階を支障なく
支持することが可能である。換言すれば、上記の横架構
造体6を設けることで、図6に示したようなキャンティ
レバー3や図7に示したようなトラックヤード1を分断
する柱4を省略することが可能であり、使用勝手に優れ
たトラックヤード1を実現することができる。また、横
架構造体6に十分な耐震性能を持たせることが可能であ
るから建物内部における耐震要素を軽減できる利点もあ
る。但し、1階においては内部に他の耐震要素を確保す
る必要はある。なお、図7に示したようにトラックヤー
ド1に柱4を設ける場合に比較すると、柱4を省略した
ことにより基礎を含めて躯体工事が軽減される利点もあ
る。
【0009】図2は第2実施形態を示す。これはトラッ
クヤード1の上層階を2層とした場合の例であり、横架
構造体6の高さ寸法をそれら2層分の階高に相当するト
ラス架構12としたものであり、第1実施形態と同様の
効果が得られる。
【0010】図3は第3実施形態を示す。これは第2実
施形態と同様にトラックヤード1の上層階を2層とした
ものであるが、横架構造体6として、それぞれが階高に
相当する高さ寸法のトラス架構13とフィーレンデール
架構14からなる複合架構を採用している。フィーレン
デール架構14はトラス架構13におけるラチス材9を
省略した形態の格子状の架構であるが、各部材を剛接合
することでトラス架構13と同様の強度を有するもので
ある。トラス架構13はラチス材9を有しているために
外壁に開口部を設ける場合にはその位置や大きさに制約
が生じるが、フィーレンデール架構14はそのような制
約がなく、したがって本第3実施形態ではトラックヤー
ド1の直上階の外壁には自由に開口部を設けることが可
能である。
【0011】図4は第4実施形態を示す。これは同じく
トラックヤード1の上層階を2層としたものであるが、
横架構造体6はそれら2層分のフィーレンデール架構1
5とその上部のトラス架構16からなる複合架構として
いる。この場合、2層分のフィーレンデール架構15に
対して自由に開口部を設けることができるし、最上部の
トラス架構16は屋上からさらに上方に突出するものと
なるからこれは目隠し壁や看板設置用のフレームとして
有効利用することができる。
【0012】なお、トラックヤードの上層部に3層以上
の階を設けることも勿論可能であるし、横架構造体の形
態や構造は建物の規模や形態に応じて最適設計すれば良
い。また、たとえばトラックヤードのスパンが特に大き
い場合、あるいは横架構造体が負担すべき重量が特に大
きいような場合においては、上記各実施形態におけるト
ラス架構の弦材(特に下弦材)にプレストレスを導入す
ることも考えられるし、その場合においては横架構造体
全体に上方へのむくりをつけておくことも考えられ、そ
のようにすれば大スパンのトラックヤードであっても支
障なく無柱とすることができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明は、トラックヤードの両
側に位置する柱間に横架構造体を架設してトラックヤー
ドにおける柱を省略するとともに、横架構造体として少
なくともトラックヤードの上層階1層分の階高に相当す
る高さを有するトラス架構を採用したので、耐震性能を
確保しつつトラックヤードにおける柱の省略が可能とな
り、使用勝手に優れたトラックヤードを実現することが
できる。
【0014】請求項2の発明は、横架構造体を、トラス
架構と、少なくとも上層階1層分の階高に相当する高さ
を有するフィーレンデール架構とによる複合架構とした
ので、上記の効果に加え、フィーレンデール架構の部分
においては開口部を自由に設けることができる効果があ
る。
【0015】請求項3の発明は、トラス架構の弦材にプ
レストレスを導入したので、上記の効果に加え、大スパ
ンのトラックヤードであっても無柱を実現できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】 同、第2実施形態を示す図である。
【図3】 同、第3実施形態を示す図である。
【図4】 同、第4実施形態を示す図である。
【図5】 従来のトラックヤードを示す図である。
【図6】 同、他のトラックヤードを示す図である。
【図7】 同、さらに他のトラックヤードを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 トラックヤード 5 両側の柱 6 横架構造体 7 弦材 8 束材 9 ラチス材 11 トラス架構 12 トラス架構 13 トラス架構 14 フィーレンデール架構 15 フィーレンデール架構 16 トラス架構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックヤードの上層部に少なくとも1
    層以上の階を有する建物の構造であって、前記トラック
    ヤードの両側に位置する柱間に横架構造体を架設して該
    トラックヤードにおける柱を省略するとともに、前記横
    架構造体は少なくともトラックヤードの上層階1層分の
    階高に相当する高さを有するトラス架構からなることを
    特徴とするトラックヤードを有する建物の構造。
  2. 【請求項2】 前記横架構造体は、前記トラス架構と、
    少なくとも上層階1層分の階高に相当する高さを有する
    フィーレンデール架構とによる複合架構からなることを
    特徴とする請求項1記載のトラックヤードを有する建物
    の構造。
  3. 【請求項3】 前記トラス架構の弦材にプレストレスを
    導入してなることを特徴とする請求項1または2記載の
    トラックヤードを有する建物の構造。
JP25496699A 1999-09-08 1999-09-08 トラックヤードを有する建物の構造 Withdrawn JP2001073455A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007270504A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kumagai Gumi Co Ltd 建物の骨組
JP2016108816A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 名古屋菱重興産株式会社 トラス梁架構

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JP2007270504A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kumagai Gumi Co Ltd 建物の骨組
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Effective date: 20061205