JP2001073199A - メッキ装置及びメッキ方法 - Google Patents

メッキ装置及びメッキ方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面にピットが発生することなく被メッキ物
をメッキすることができるメッキ装置及びメッキ方法を
提供する。 【解決手段】 メッキ液を入れるメッキ槽2と、メッキ
槽2の中にメッキ液を入れて、フレーム支持部3の上に
支持棒6をのせてフレーム4を吊して配線板4をセット
する。メッキ槽2には昇降装置9が取り付けられて、そ
の先端にハンマー10が取り付けられている。ハンマー
10は、フレーム4を介して配線板5にショック揺動を
加えて、配線板5に付着している気泡を離脱させる。す
ると、配線板5の表面にピットが発生することなくメッ
キすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッキ装置及びメ
ッキ方法に関するものである。さらに詳細には、被メッ
キ物の表面にピットが発生しないようにメッキすること
ができるメッキ装置及びメッキ方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、メッキを利用するものとし
て、配線板における導体層の形成が挙げられる。これ
は、次のようにして行われる。即ち、まず、樹脂等の絶
縁物で形成された基板の表面を粗化して凹凸状にする。
そして、その基板の表面に触媒を付与した上で、無電解
メッキを施す。すると、基板の表面に無電解メッキ層が
形成される。さらに、その上に電気メッキを施す。かく
して、導体層を形成する。このようにして製造された配
線板では、凹凸状に形成された基板の表面がアンカーと
しての役割を果たすので、形成された導体層は剥がれ難
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のメ
ッキには次の問題点がある。即ち、メッキを施したと
き、配線板の表面にピットが発生してしまうのである。
配線板がメッキ液に浸されているとき、配線板の表面に
気泡が付着しているので、メッキ液がくまなく配線板の
表面に接触しているわけではないからである。すなわ
ち、図6に示すように被メッキ物21の表面が粗化され
ているため、被メッキ物21をメッキ液に浸したときに
エアが気泡24となって被メッキ物21表面の深い凹凸
の部分(窪み25と呼ぶ)の中に閉じ込められた状態に
なる。この部分ではメッキ層が生成しないため、ピット
となるのである。さらに、電気メッキする場合には、凹
凸状の被メッキ物21の表面に水素が発生するので、そ
の水素が気泡24をなし、同様にピットの原因となる。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものである。即ちその課題とするところは、表面に
ピットが発生することなく被メッキ物をメッキすること
ができるメッキ装置及びメッキ方法を提供するところに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に得られた本発明のメッキ装置は、メッキ液を入れるメ
ッキ槽と、メッキ槽の中に被メッキ物をセットするフレ
ームと、フレームを介して被メッキ物にショック揺動を
加える揺動手段とを有している。
【0006】このメッキ装置では、揺動手段によって、
フレームを介して被メッキ物にショック揺動が加えられ
る。すると、被メッキ物に付着している気泡は、そのシ
ョック揺動によって離脱する。これにより、メッキ液は
基板の表面の全体にくまなく接触するようになる。従っ
て、被メッキ物の表面にピットが発生することなくメッ
キすることができる。
【0007】また、本発明のメッキ方法は、被メッキ物
をメッキ液に浸して行うメッキ方法において、被メッキ
物がメッキ液に浸されているときに被メッキ物にショッ
ク揺動を加え、被メッキ物に付着した気泡を離脱させる
方法である。
【0008】この方法では、被メッキ物がメッキ液に浸
されているときに、被メッキ物にショック揺動を加え
る。すると、その衝撃によって、被メッキ物の表面に付
着していた気泡が被メッキ物から離脱する。従って、メ
ッキ液は被メッキ物全体にくまなく接触するようになる
ので、被メッキ物の表面は隅々までメッキされる。従っ
て、被メッキ物の表面にピットが発生することなくメッ
キすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ま
ず、本実施形態のメッキ装置の構成について説明する。
即ち、図1に示すように、メッキ装置1は、バスタブ状
のメッキ槽2と、その上縁の両サイドに取り付けられた
フレーム支持部3と、フレーム支持部3にセットされて
いるフレーム4とを有している。そして、フレーム4は
略長方形をしており、フレーム4の下辺には、Y字型の
支持部7が上方に向けて取り付けられている。そして、
フレーム4の上辺にはフレーム支持部3にセットするた
めに支持棒6が設けられている。メッキ槽2の中には、
2枚の電極8がフレーム4と平行にそしてこれをはさむ
ように取り付けられている。
【0010】メッキ槽2には電磁石による昇降装置9が
取り付けられており、昇降装置9の先端には、フレーム
4にショック揺動を加えるためのハンマー10が取り付
けられている。即ち、昇降装置9によってハンマー10
をフレーム4に打ち付けてフレーム4にショック揺動を
加えるようになっている。従って、本実施形態では昇降
装置9及びハンマー10が揺動手段として機能する。
【0011】上記構成のメッキ装置1によって配線板5
をメッキする場合には、メッキ槽2の中にメッキ液を入
れる。そして、フレーム4の中に配線板5を入れて支持
部7にセットする。そして、フレーム4を支持棒6でフ
レーム支持部3にセットして、配線板5をメッキ槽2の
中に入れる。このとき、配線板5と電極8とが対面す
る。また、配線板5に対して、フレーム支持部3を介し
て通電を取るようになっている。
【0012】次に、上記構成のメッキ装置1によってメ
ッキする方法を説明する。まずメッキを施す前の配線板
5の構成について、図2を参照しつつ簡単に説明する。
配線板5においては、絶縁層11の表面が粗化されて凹
凸状をなしている。そして凹凸状の絶縁層11の表面に
は無電解メッキが施され、無電解メッキ層12は絶縁層
11に沿って凹凸状をなしている。
【0013】次に、上述した構成の配線板5を本実施形
態のメッキ装置1でメッキする工程を説明する。まず、
初めにメッキ槽2の中にメッキ液を入れる。そして、上
記構成の配線板5をフレーム4の上方に吊して、支持部
7に配線板5をセットする。そして、支持棒6をフレー
ム支持部3にセットすることによって、配線板5をメッ
キ槽2の中に入れる。このときハンマー10を上げた状
態にしておく。そして、配線板5と電極8との間に電圧
をかける。しかしこのとき、凹凸状の無電解メッキ層1
2の表面の深い部分(窪み15とする)の中にエアによ
る気泡14が閉じ込められた状態になっている(図
3)。そこで、このとき、昇降装置9によってハンマー
10をフレーム4に打ち付ける。すると、フレーム4を
介して配線板5にショック揺動が伝えられる。従って、
窪み15に閉じ込められたエアによる気泡14は、ショ
ック揺動によって窪み15から離脱する。すると、窪み
14の部分にまでメッキ液が接触するようになる(図
4)。この状態でメッキを行う。そして、昇降装置9で
ハンマー10を上げる。
【0014】しかし、このままメッキを続けると、再
び、図3に示されるように、窪み15に気泡14が発生
して閉じ込められてしまう。電気メッキにより、表面に
水素が発生して、この水素が気泡14として窪み15に
閉じ込められてしまうからである。これにより、この状
態でメッキを続けるとその部分にピットが形成されてし
まう。従って、このとき、再度、昇降装置9でハンマー
10をフレーム4に打ち付け、配線板5にショック揺動
を印加する。すると、窪み15に閉じ込められていた気
泡14はショック揺動によって窪み15から離脱する
(図4)。従って、メッキ液は窪み15に接触するよう
になるので、無電解メッキ層12の表面は、再び、くま
なくメッキ液に接触する。そして、昇降装置9で、ハン
マー10を上げる。この動作をメッキしている最中に何
回か繰り返す。そして、配線板5が充分メッキされたと
き、フレーム4をフレーム支持部3から取り外して配線
板5をメッキ槽2の外に出す。
【0015】上述したメッキ方法によれば、配線板5に
ショック揺動を加えることによって、気泡14は無電解
メッキ層12の表面から離脱するので、無電解メッキ層
12の表面は、くまなくメッキ液に接触する。これによ
り、図5に示すように、ピットが形成されることなく、
無電解メッキ層12の表面はくまなく電気メッキされ、
導体層13が形成される。
【0016】以上、詳細に説明したように、本実施形態
では、配線板4にショック揺動を加えることによって、
無電解メッキ層12の表面の窪み15に閉じ込められた
気泡14を離脱させるので、ピットが形成されることな
くメッキすることができる。これにより、ピットのない
メッキ層を形成することができるメッキ装置及びメッキ
方法が実現されている。
【0017】尚、本実施形態は、単なる例示にすぎず、
本発明を何ら限定するものではない。従って本発明は当
然にその要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、改良が
可能である。例えば、本発明は電気メッキに限定され
ず、無電解メッキや、置換メッキ等にも適用することが
可能である。また、本発明は、被メッキ物としては配線
板に限らず適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、表面に
ピットが発生することなく被メッキ物をメッキすること
ができるメッキ装置及びメッキ方法が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のメッキ装置の斜視図である。
【図2】本実施形態におけるメッキ前の配線板を示す図
である。
【図3】メッキの最中の配線板において、配線板にショ
ック揺動をかける前の状態を示す図である。
【図4】メッキの最中の配線板において、配線板にショ
ック揺動をかけた直後の状態を示す図である。
【図5】本実施形態のメッキ装置でメッキがされた配線
板を示す図である。
【図6】従来のメッキ方法によって被メッキ物がメッキ
液に浸されているときの状態を示す図である。
【符号の説明】
2 メッキ槽 4 フレーム 5 配線板 6 支持棒 7 支持部 9 昇降装置 10 ハンマー 11 絶縁層 12 無電解メッキ層 13 導体層 14 気泡

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ液を入れるメッキ槽と、 前記メッキ槽の中に被メッキ物をセットするフレーム
    と、 前記フレームを介して被メッキ物にショック揺動を加え
    る揺動手段とを有することを特徴とするメッキ装置。
  2. 【請求項2】 被メッキ物をメッキ液に浸して行うメッ
    キ方法において、 被メッキ物がメッキ液に浸されているときに被メッキ物
    にショック揺動を加え、 被メッキ物に付着した気泡を離脱させることを特徴とす
    るメッキ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070779A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 脱泡装置、気泡除去方法、めっき方法、および微少金属構造体

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