JP2001073053A - Ni基耐熱合金 - Google Patents
Ni基耐熱合金Info
- Publication number
- JP2001073053A JP2001073053A JP2000172980A JP2000172980A JP2001073053A JP 2001073053 A JP2001073053 A JP 2001073053A JP 2000172980 A JP2000172980 A JP 2000172980A JP 2000172980 A JP2000172980 A JP 2000172980A JP 2001073053 A JP2001073053 A JP 2001073053A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- alloy
- total
- resistant alloy
- hot workability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
温強度部材として使用するのに十分なクリープ破断強度
を有する耐熱合金の提供。 【解決手段】質量%で、C:0.1%以下、Si:2%
以下、Mn:2%以下、S:0.005%以下、Cr:
10〜25%、Al:1.5〜4.5%未満、N:0.
08%以下を含み、さらにB:0.03%以下、Zr:
0.2%以下あおよびHf:0.8%以下のうちの1種
以上を合計で0.001〜1%、MoおよびWの1種以
上を合計で2.5〜15%を含有するNi基耐熱合金。
Description
接性および耐浸炭性に優れた高温強度の高いNi基耐熱
合金に係わり、特にナフサ、プロパン、エタン、ガスオ
イル等の炭化水素原料を水蒸気とともに800℃以上の
高温で分解し、エチレン、プロピレン等の石油化学基礎
製品を製造するエチレンプラント用分解炉および改質炉
に使用される管の素材として好適なNi基耐熱合金に関
する。
は、エチレン収率向上の観点から高温化の傾向が強くな
ってきている。
が浸炭雰囲気に曝されるため、高温強度と耐浸炭性に優
れた耐熱性が要求される。また一方では、操業中に分解
炉管内表面で炭素が析出(この現象はコーキングと呼ば
れる)し、その析出量の増加に伴い管内圧力の上昇や加
熱効率低下などの操業上の弊害が生じる。したがって、
実操業においては定期的に空気や水蒸気で析出した炭素
を除去する、いわゆるデコーキング作業がおこなわれて
いるが、その間の操業停止や作業の工数などが大きな問
題になる。このようなコーキングとそれに伴う諸問題
は、分解炉管のサイズが収率向上に有利な小径管になる
ほど深刻になる。
て、例えば特開平2−8336号公報には、合金中に2
8%以上のCrを含有させて合金表面に強固で安定なC
r2O3皮膜を形成させ、炭素析出を促進する触媒元素で
あるFeおよびNiの表面への露出を防止し、コーキン
グを抑制することが提案されている。
開昭57−23050号公報に開示されているように、
合金中のSi含有量を高めるのが有効であることが知ら
れている。
うな問題点がある。
6号公報のような高Cr合金を高温強度部材として適用
する場合には、合金中のNi量を高めて金属組織をオー
ステナイト化する必要があるが、高温強度は従来合金に
比べて低いので単独では高温強度部材として適用するこ
とは難しい。特開平2−8336号公報には、他の高温
強度部材と組み合わせて二重管とし使用することが開示
されているが、二重管は製造コストや信頼性の点で問題
が多い。
タル表面に強固で緻密なAl2O3皮膜を生成させれば、
従来の合金に比較して耐浸炭性および耐コーキング性が
著しく向上すること、およびこのような高Al合金では
Ni量を高めることにより高温での使用中にγ'相がマ
トリックス中に微細析出し、クリープ破断強度も大幅に
向上することを見出し、特願平3−308709号(特
開平4−358037号公報)、特願平4−41402
号(特開平5−239577号公報)として出願した。
これら公報は高温での耐浸炭性、耐コーキング性に優れ
クリープ強度が高いことを特徴とし、エチレンプラント
用分解炉管として好適であることを開示している。しか
しながら、実機規模での量産化を考慮した場合、製造時
の大きな熱間加工が必要となる場合、熱間加工性が十分
ではなかった。
て、特公平3−46535号公報および特開昭6−23
8434号公報に耐酸化性に優れることを特徴とした合
金が開示されている。しかしながら、これら公報に示す
合金も熱間加工性および溶接性が十分ではなく、またこ
れら特性に十分留意した成分設計はなされていない。
び特開平9−243284号公報においても耐浸炭性お
よび高温強度を特徴としているが、熱間加工性および溶
接性については留意されていないのが実情である。
レンプラント用分解炉管がおかれる環境、すなわち浸
炭、酸化および温度変動が繰り返される環境下において
優れた耐浸炭性および耐コーキング性を有し、かつ熱間
加工性おび溶接性に優れた高温強度を有する耐熱合金を
提供することにある。
りである。
i:2%以下、Mn:2%以下、S:0.005%以
下、Cr:10〜25%、Al:2.1〜4.5%未
満、N:0.08%以下を含み、B:0.03%以下、
Zr:0.2%以下およびHf:0.8%以下のうちの
1種以上を合計で0.001〜1%、Mo:0.01〜
15およびW:0.01〜9の1種以上を合計で2.5
〜15%を含有することを特徴とするNi基耐熱合金。
i:2%以下、Mn:2%以下、S:0.005%以
下、Cr:10〜25%、Al:2.1〜4.5%未
満、N:0.08%以下を含み、B:0.03%以下、
Zr:0.2%以下およびHf:0.8%以下のうちの
1種以上を合計で0.001〜1%、Mo:0.01〜
15およびW:0.01〜9の1種以上を合計で2.5
〜15%を含有し、さらに下記a)〜f)のグループか
ら選ばれた1または2グループ以上の元素を含み、残部
が実質的にNiからなることを特徴とするNi基耐熱合
金。 a)Ti:0.005〜3% b)Mg:0.0005〜0.01%、Ca:0.0005〜0.01% の1種以上 c)Fe:0.1〜10% d)Nb:0.01〜1%、 V:0.01〜1%、 Ta:0.01〜2% の1種以
上 e)La:0.002〜0.1%、 Ce:0.002〜0.1%、Nd:0.002〜 0.1% および Y:0.002〜0.1% の1種以上 f)Cu:0.01〜5%、Co:0.01〜10% の1種以上 (3)質量%で、C:0.07%以下、Si:0.01
〜1%、Mn:1%以下、S:0.0025%以下、C
r:12〜19%、Al:2.1〜3.8%未満、N:
0.045%以下、およびB:0.03%以下、Zr:
0.2%以下およびHf:0.8%以下のうちの1種以
上を合計で0.001〜1%、Ti:0.005〜1
%、Ca:0.0005〜0.01%、Fe:0.1〜
10%を含有し、残部が実質的にNiからなることを特
徴とするNi基耐熱合金。
る上記(1)〜(3)のいずれかに記載のNi基耐熱合
金。
キング性を低下させることなく、実用量産合金として熱
間加工性、溶接性といった必要不可欠な特性をいかに満
足させるかということを課題とし、種々の化学組成の合
金を溶製して、鋭意実験、検討を重ねた結果、以下の知
見を得るに至った。
は、Al系窒化物を形成しやすく、この窒化物系析出物
を起点に皮膜の保護性が失われる。
さらにNを低減することで4.5%未満の少ない量のA
lであっても、合金表面にアルミナ主体の酸化皮膜を形
成させることができ、良好な耐浸炭性と耐コーキング性
を付与することができるので、高温強度が向上する。
とにより熱間加工性および溶接性は向上するが、それで
も一般のFe−Cr−Ni系やNi−Cr系合金と比較
すると量産化を考慮した場合十分とは言えない。熱間加
工時または溶接時にNi−Al系金属間化合物が析出
し、結晶粒内が著しく強化されるために相対的に粒界が
弱くなり変形が阻害され、熱間加工性の低下や溶接時に
高温割れが発生する。そこで、粒内の強化に対抗できる
だけの粒界の強化が重要かつ有効である。
は、粒界そのものが弱化しておりその主要因のひとつが
Sに起因している。Sを0.005%以下に制限するこ
とが極めて重要であり、0.003%以下に制限すれば
なお一層の改善効果が期待できる。
の結晶粒の結合力を高めるため、粒界の強化に効果を発
揮するので、S含有量を低減すると共にこれらの元素の
1種以上を含有させのがよい。
の発生防止には、上記Sの低減およびB、Zr、Hfの
1種以上を含有させることが有効であるが、これらの対
策のみではまだ十分でなく、さらにNを可能な限り低く
することが重要である。多量のAlを含有するNi基合
金では、前述したように鋼中NとAl系窒化物を形成し
やすく、この窒化物系析出物が熱間加工性および溶接性
を著しく阻害する。
学組成と作用効果について説明する。なお、合金元素の
%表示は質量%を意味する。 C:Cは、炭化物を形成して耐熱鋼として必要な引張強
さやクリープ破断強度を向上させるためには有効な元素
であるが、0.1%を超えると合金の延性及び靭性の低
下が大きくなるばかりでなく、Al含有Ni基合金にお
いてアルミナ皮膜形成を阻害するので、上限を0.1%
とした。好ましくは0.09%以下である。さらに好ま
しくは0.07%以下である。
であり、さらに耐酸化性や耐浸炭性改善にも寄与する元
素であるが、Al含有Ni基合金ではその効果は比較的
小さい。一方、Alを多く含有するNi基合金において
Siは、熱間加工性や溶接性を低下させる作用が強いた
め、特に製造上熱間加工性が重視される場合低い方がよ
い。耐酸化性、耐浸炭性改善作用を得る必要がある場合
もあり、その点を考慮して2%以下とする。望ましいS
iの含有量は0.01〜1.5%、さらに望ましくは
0.01〜1%である。 Mn:Mnは、脱酸元素として有効な元素であるが、耐
コーキング性の劣化要因となるスピネル型酸化物の皮膜
形成を促進する元素であるため、その含有量は2%以下
に抑える必要がある。望ましくは1%以下である。
を弱め、熱間加工性を劣化させる極めて有害な元素で、
上限の規制が極めて重要である。特に、Al含有Ni基
合金では粒界強化が重要となるため、Sは極力低減する
のが好ましい。熱間加工性および溶接性を改善するため
には0.005%以下とする必要がある。望ましくは
0.003%以下である。さらに望ましくは0.002
5%以下である。
の改善に有効な元素であり、アルミナ皮膜の生成初期に
おいて均一に生成させる作用がある。また、炭化物を形
成しクリープ破断強度の向上にも寄与する。さらに、本
発明で規定する成分系においてはCrは熱間加工性の向
上に寄与する。これらの効果を得るためには10%以上
含有させる必要がある。一方、Crを過剰に含有させる
と逆にアルミナ皮膜の均一な生成を阻害する上、靭性、
加工性といった機械的性質を阻害することになる。した
がって、本発明ではCr含有量を10〜25%とした。
好ましくは12〜23%である。さらに好ましくは12
〜20%未満である。
グ性の向上さらには高温強度の向上に極めて有効な元素
であるが、その効果を得るにはコランダム型のアルミナ
酸化皮膜を均一に生成させる必要がある。また一方で、
γ´相[Ni3(Al,Ti)金属間化合物]を形成し
て析出強化作用が期待できる。これらの効果を得るため
には少なくとも2.1%のAl含有量が必要である。一
方、4.5%以上になると熱間加工性が極端に低下す
る。したがって、Al含有量を2.1%以上4.5%未
満とする。好ましくは2%〜4%未満、さらに好ましく
は2%〜3.5%未満である。
定の一つである。一般の耐熱鋼においては、Nは固溶強
化により高温での強度を高めるのに有効で積極的に用い
られているが、Al含有Ni基合金では、鋼中でAlN
等の窒化物として析出するために固溶強化が期待できな
いばかりか熱間加工性、溶接性を著しく阻害する。さら
に、窒化物を起点として保護性皮膜を破壊し耐浸炭性を
低下させる。しかしながら、極度の低減は精錬上のコス
ト上昇や歩留まりを引き起こすことから、0.08%以
下とする。但し、本質的には可能な限り低減することが
好ましく、望ましくは0.055%以下である。さらに
望ましくは0.045%以下である。
合金の粒界強化に有効な元素で、熱間加工性、溶接性の
改善が図られ、1種以上を含有させることが必要であ
る。しかしながら、過剰に含有させるとクリープ破断強
度の低下を引き起こすため、上限はBで0.03%、Z
rで0.20%、Hfで0.8%であり、合計で1%と
する。また前記効果を得るためには少なくとも合計で
0.001%とする必要がある。
強化元素として有効であり、基地のオーステナイト相を
強化することによりクリープ破断強度を上昇させる。過
剰に含有させると靭性低下の要因となる金属間化合物が
析出するだけでなく、耐浸炭性や耐コーキング性も劣化
する。上限はMo、Wの1種以上の合計で15%以下に
抑えるべきである。ただし、Moに比較しWは金属間化
合物析出による熱間加工性および溶接性低下が大きいた
めMoよりWの上限を低く制限する必要がある。このた
め、Mo:0.01〜15およびW:0.01〜9の1
種以上を合計で2.5〜15%とする。
得るため、および耐浸炭性確保の点から欠かすことので
きない元素であり、特にγ´相による析出強化の効果を
高めるためには多いほど望ましい。
とも上記の化学組成を有する合金とする必要があるが、
さらに下記のような元素を必要により含有させることが
できる。
ープ破断強度を向上させる元素である。さらに粒界強化
にも寄与する。これらの効果を得るには0.005%以
上含有させるのがよい。ただし過剰に含有させるとγ´
相が過剰析出し熱間加工性および溶接性が著しく劣化す
る。そのため含有させる場合は3%以下とするのがよ
い。好ましくは1%以下である。
て熱間加工性に有害なSを硫化物として固定し、粒界強
度を高めるので熱間加工性を改善する作用があり必要に
応じていずれか一方または双方を含有させる。これらの
効果を得るにはそれぞれ0.0005%以上含有させる
のがよい。しかしながら、過剰に含有させると固溶状態
で鋼中に存在し、逆に熱間加工性および溶接性を低下さ
せる。そのため、上限をMg、Caとも0.01%とす
るのがよい。 これらの元素を含有させる場合、
[(1.178Mg+Ca)/S]が0.5〜3の範囲
に入るように含有させるのが好ましい。
ープ破断強度を高め、さらに熱間加工性や常温加工性の
改善にも寄与する。これらの効果を得るには0.1%以
上含有させるのがよい。ただし、過剰に含有させると逆
にクリープ破断強度、熱間加工性とも低下するため含有
する場合の上限は10%とするのがよい。
ーステナイト相やγ´相中に固溶するほか炭化物を形成
してクリープ破断強度の向上に寄与する。これらの効果
を得るためにはそれぞれ0.01%以上含有させるのが
よい。しかしながら、過剰に含有させると靭性低下を招
くので含有する場合、Nb、Vの上限はそれぞれ1%、
Taの上限は2%とするのがよい。好ましい上限は、N
b、Vはそれぞれ0.8%で、Taは1.8%である。
なお、2種以上併用する場合でも合計で3%以下とする
のが望ましい。
は、主として熱サイクル条件下でのアルミナ皮膜の剥離
を防止し、温度が変動する環境下での使用においても耐
浸炭性および耐コーキング性を向上させる効果があるた
め必要に応じ含有させることが可能である。これらの効
果を得るには、それぞれ0.002%以上含有させるの
がよい。しかし、過剰に含有させるとアルミナ皮膜剥離
防止の効果が飽和するばかりでなく、加工性が悪化す
る。したがって、La、Ce、NdおよびYのそれぞれ
の上限を0.1%とするのがよい。これらの元素は1種
だけ含有させてもよく、また2種以上複合で含有させて
もよい。
オーステナイト相を安定化するため、必要に応じNiの
一部と置き換えてもよい。ただし、過剰添加は靭性およ
び加工性を損なう。そのため、Cuの上限は5%以下と
する。好ましくは3%以下で、さらに好ましくは1.5
%以下である。また、Coの上限は10%とする。好ま
しくは8%以下で、さらに好ましくは5%以下である。
Coは、さらに固溶強化によりクリープ強度を向上させ
る働きがある。下限はそれぞれ0.01%以上とするの
が好ましい。
が特に優れており好ましい化学組成の合金は下記の通り
である。
%以下、Mn:1%以下、S:0.0025%以下、C
r:12〜20%未満、Al:2〜3.5%未満、N:
0.045%以下を含み、B:0.03%以下、Zr:
0.2%以下、Hf:0.8%以下のうちの1種以上を
合計で0.001〜1%、Mo:2.5〜12%、T
i:0.005〜1%、Ca:0.0005〜0.01
%、Fe:0.1〜10%である。
程で溶製した後、鋳造することにより得られ、鋳造のま
までも用いることができる。通常、鋳造後に鍛造、熱間
加工、冷間加工等の各加工工程を経て管などの製品にし
て用いる。なお、粉末冶金法で製品にしてもよい。熱処
理は組織の均一化を促進し、本発明合金の性能向上に寄
与する。この場合、1100〜1300℃での均一化処
理が好ましいが、鋳造あるいは加工のままでの使用も可
能である。
周波炉で溶解後、鍛造により15mm厚の板材とし、1
250℃で固溶化熱処理を施して供試材とした。耐浸炭
性、高温強度、熱間加工性および溶接性を評価するた
め、以下に示す要領で各試験を実施した。
熱、48時間保持後、試験片の板厚方向の中央部のC含
有量をICPにて分析 (2)クリープ破断試験(高温強度評価) 試験片 :直径6.0mm、標点距離30mm 試験方法:保持温度1150℃、負荷応力0.9kgf/mm
2の条件で破断までの時間を測定 (3)グリーブル試験(熱間加工性の評価) 試験片 :平行部直径10mm、長さ130mmの丸棒
試験片 試験方法:1200℃で5分加熱した後、1000℃ま
で100℃/分で冷却し、その後5/sの歪速度で引張
り、破断後Heガスで冷却して絞り値を測定 (4)ロンジバレストレイン(溶接性評価) 試験片 :厚さ12mm、幅50mm、長さ200mm 試験方法:電流200A、電圧17V、溶接速度15c
m/分にてTIG溶接をおこない、その後2%の曲げひ
ずみを負荷し、そのときの溶接熱影響部(HAZ)のト
ータル割れ長さを測定した。
る。
あれば耐浸炭性に優れていると判断 クリープ破断試験:破断時間が500時間以上であれば
高温強度良好と判断 グリーブル試験:絞り率が60%以上を熱間加工性良好
と判断 ロンジバレストレイン:トータルの割れ長さが5mm以
下を良好と判断。
以上4.5%未満含有する本発明の合金1〜16は、熱
間加工性、耐浸炭性、溶接性およびクリープ破断強度共
に良好である。一方、C含有量およびAl含有量が本発
明で規定する範囲外の比較合金Aは、侵入C量が0.5
5%と極めて高くなっており、また破断時間も120時
間と極めて短く耐浸炭性、クリープ破断強度共に好まし
くない。また、Al含有量が本発明で規定する上限を超
えている比較合金Bは、グリーブル絞りが25%と低
く、またロンジバレストレインにおけるHAZのトータ
ル割れ長さが20mmであり、熱間加工性、溶接性とも
に劣ることが分かる。また、S含有量が高い比較合金
C、N含有量が高い比較合金Dはいずれも熱間加工性、
溶接性が不芳である。Cr含有量が本発明で規定する下
限未満である比較合金Eは耐浸炭性に劣る。さらに、S
i量が高い比較合金FおよびB,Zr,Hfのいずれも
含有していない比較合金Gはそれぞれ熱間加工性、溶接
性が好ましくない。
耐浸炭性および耐コーキング性に優れた高温強度部材と
して使用するに十分なクリープ破断強度を有した合金で
ある。特にエチレンプラント用分解炉に使用される管の
ように浸炭、酸化および温度変動が繰り返される熱分
解、熱サイクル環境下において優れた前記特性を発揮す
る。その結果、本発明の合金を使用することにより、よ
り高温での操業が可能となり連続操業時間の延長、さら
には耐久性向上による新材との取り替えスパンの長期化
が可能となる。
Claims (7)
- 【請求項1】質量%で、C:0.1%以下、Si:2%
以下、Mn:2%以下、S:0.005%以下、Cr:
10〜25%、Al:2.1〜4.5%未満、N:0.
08%以下を含み、B:0.03%以下、Zr:0.2
%以下およびHf:0.8%以下のうちの1種以上を合
計で0.001〜1%、Mo:0.01〜15および
W:0.01〜9の1種以上を合計で2.5〜15%を
含有することを特徴とするNi基耐熱合金。 - 【請求項2】質量%で、C:0.1%以下、Si:2%
以下、Mn:2%以下、S:0.005%以下、Cr:
10〜25%、Al:2.1〜4.5%未満、N:0.
08%以下を含み、B:0.03%以下、Zr:0.2
%以下およびHf:0.8%以下のうちの1種以上を合
計で0.001〜1%、Mo:0.01〜15および
W:0.01〜9の1種以上を合計で2.5〜15%を
含有し、さらに下記a)〜f)のグループから選ばれた
1または2グループ以上の元素を含み、残部が実質的に
Niからなることを特徴とするNi基耐熱合金。 a)Ti:0.005〜3% b)Mg:0.0005〜0.01%、Ca:0.0005〜0.01% の1種以上 c)Fe:0.1〜10% d)Nb:0.01〜1%、 V:0.01〜1%、 Ta:0.01〜2% の1種以
上 e)La:0.002〜0.1%、 Ce:0.002〜0.1%、Nd:0.002〜 0.1% および Y:0.002〜0.1% の1種以上 f)Cu:0.01〜5%、Co:0.01〜10% の1種以上 - 【請求項3】質量%で、C:0.1%以下、Si:2%
以下、Mn:2%以下、S:0.005%以下、Cr:
10〜25%、Al:2.1〜4.5%未満、N:0.
08%以下、およびB:0.03%以下、Zr:0.2
%以下およびHf:0〜0.8%以下のうちの1種以上
を合計で0.001〜1%、Ti0.005〜3%、さ
らに、Mo:0.01〜15およびW:0.01〜9の
1種以上を合計で2.5〜15%を含有し、下記b)〜
f)のグループから選ばれた1または2グループ以上の
元素を含み、残部が実質的にNiからなることを特徴と
するNi基耐熱合金。 b)Mg:0.0005〜0.01%、Ca:0.0005〜0.01% の1種以上 c)Fe:0.1〜10% d)Nb:0.01〜1%、 V:0.01〜1%、 Ta:0.01〜2% の1種以
上 e)La:0.002〜0.1%、 Ce:0.002〜0.1%、Nd:0.002〜 0.1% および Y:0.002〜0.1% の1種以上 f)Cu:0.01〜5%、Co:0.01〜10% の1種以上 - 【請求項4】および Y:0.002〜0.1% の1種以上 質量%で、C:0.1%以下、Si:2%以下、Mn:
2%以下、S:0.005%以下、Cr:10〜25
%、Al:2.1〜4.5%未満、N:0.08%以
下、Ti0.005〜3%およびB:0.03%以下、
Zr:0.2%以下とHf:0.8%以下のうちの1種
以上を合計で0.001〜1%、Mg:0.0005〜
0.01%、Ca:0.0005〜0.01%の1種以
上、さらにMo:0.01〜15およびW:0.01〜
9の1種以上を合計で2.5〜15%を含有し、下記
c)〜f)のグループから選ばれた1または2グループ
以上の元素を含み、残部が実質的にNiからなることを
特徴とするNi基耐熱合金。 c)Fe:0.1〜10% d)Nb:0.01〜1%、 V:0.01〜1%、 Ta:0.01〜2% の1種以
上 e)La:0.002〜0.1%、 Ce:0.002〜0.1%、Nd:0.002〜 0.1% および Y:0.002〜0.1% の1種以上 f)Cu:0.01〜5%、Co:0.01〜10% の1種以上 - 【請求項5】質量%で、C:0.1%以下、Si:2%
以下、Mn:2%以下、S:0.005%以下、Cr:
10〜25%、Al:2.1〜4.5%未満、N:0.
08%以下、Ti:0.005〜3%、およびB:0.
03%以下、Zr:0.2%以下およびHf:0.8%
以下のうちの1種以上を合計で0.001〜1%、M
g:0.0005〜0.01%とCa:0.0005〜
0.01%の1種以上、Fe:0.1〜10%、さらに
Mo:0.01〜15およびW:0.01〜9の1種以
上を合計で2.5〜15%を含有し、下記d)〜f)の
グループから選ばれた1または2グループ以上の元素を
含み、残部が実質的にNiからなることを特徴とするN
i基耐熱合金。 d)Nb:0.01〜1%、 V:0.01〜1%、 Ta:0.01〜2% の1種以
上 e)La:0.002〜0.1%、 Ce:0.002〜0.1%、Nd:0.002〜 0.1% および Y:0.002〜0.1% の1種以上 f)Cu:0.01〜5%、Co:0.01〜10% の1種以上 - 【請求項6】質量%で、C:0.07%以下、Si:
0.01〜1%、Mn:1%以下、S:0.0025%
以下、Cr:12〜19%、Al:2.1〜3.8%未
満、N:0.045%以下、およびB:0〜0.03
%、Zr:0〜0.2%およびHf:0〜0.8%のう
ちの1種以上を合計で0.001〜1%、Ti0.00
5〜1%、Ca:0.0005〜0.01%、Fe:
0.1〜10%を含有し、残部が実質的にNiからなる
ことを特徴とするNi基耐熱合金。 - 【請求項7】炭化水素を含有する雰囲気下で用いる請求
項1〜7のいずれかに記載のNi基耐熱合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172980A JP3596430B2 (ja) | 1999-06-30 | 2000-06-09 | Ni基耐熱合金 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18676999 | 1999-06-30 | ||
JP11-186769 | 1999-06-30 | ||
JP2000172980A JP3596430B2 (ja) | 1999-06-30 | 2000-06-09 | Ni基耐熱合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001073053A true JP2001073053A (ja) | 2001-03-21 |
JP3596430B2 JP3596430B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=26503962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000172980A Expired - Fee Related JP3596430B2 (ja) | 1999-06-30 | 2000-06-09 | Ni基耐熱合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3596430B2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003510459A (ja) * | 1999-08-11 | 2003-03-18 | シーメンス ウエスチングハウス パワー コーポレイション | 溶接性に優れた高温用途用超合金 |
JP2007254804A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Daido Steel Co Ltd | Ni基合金 |
JP2013502511A (ja) * | 2009-08-20 | 2013-01-24 | オウベル・アンド・デュヴァル | ニッケル超合金およびニッケル超合金から製造された部品 |
WO2015072660A1 (ko) * | 2013-11-13 | 2015-05-21 | 주식회사 엔아이비 | Ni기 초합금 및 이의 제조방법 |
WO2015111641A1 (ja) | 2014-01-27 | 2015-07-30 | 新日鐵住金株式会社 | Ni基耐熱合金用溶接材料ならびにそれを用いてなる溶接金属および溶接継手 |
EP2944704A1 (en) * | 2014-05-14 | 2015-11-18 | Rolls-Royce plc | Nickel alloy composition |
CN105349845A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-02-24 | 常熟市梅李合金材料有限公司 | 镍铬高电阻电热合金丝 |
CN105401000A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-03-16 | 常熟市梅李合金材料有限公司 | 高电阻电热合金 |
CN105568061A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-05-11 | 常熟市梅李合金材料有限公司 | 高电阻电热合金材料 |
KR101764755B1 (ko) * | 2014-02-18 | 2017-08-03 | 상하이 파워 이큅먼트 리서치 인스티튜트 | 700℃ 레벨 초초임계 석탄 화력 발전소용 니켈계 고온 합금 및 그 제조 |
CN107937755A (zh) * | 2016-10-12 | 2018-04-20 | 现代自动车株式会社 | 用于排气系统部件的镍合金 |
WO2019189576A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | 日鉄ステンレス株式会社 | 合金板及びその製造方法 |
CN112281099A (zh) * | 2020-10-13 | 2021-01-29 | 江苏联捷冶金设备有限公司 | 钨钴合金沉没辊及其制备方法 |
RU2766197C1 (ru) * | 2021-07-19 | 2022-02-09 | Акционерное общество "Металлургический завод "Электросталь" | Литейный жаропрочный сплав на никелевой основе и изделие, выполненное из него |
US12024758B2 (en) | 2009-08-20 | 2024-07-02 | Aubert & Duval | Nickel-based superalloy and parts made from said superalloy |
-
2000
- 2000-06-09 JP JP2000172980A patent/JP3596430B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003510459A (ja) * | 1999-08-11 | 2003-03-18 | シーメンス ウエスチングハウス パワー コーポレイション | 溶接性に優れた高温用途用超合金 |
JP2007254804A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Daido Steel Co Ltd | Ni基合金 |
JP2013502511A (ja) * | 2009-08-20 | 2013-01-24 | オウベル・アンド・デュヴァル | ニッケル超合金およびニッケル超合金から製造された部品 |
US12024758B2 (en) | 2009-08-20 | 2024-07-02 | Aubert & Duval | Nickel-based superalloy and parts made from said superalloy |
US11193187B2 (en) | 2009-08-20 | 2021-12-07 | Aubert & Duval | Nickel-based superalloy and parts made from said superalloy |
WO2015072660A1 (ko) * | 2013-11-13 | 2015-05-21 | 주식회사 엔아이비 | Ni기 초합금 및 이의 제조방법 |
WO2015111641A1 (ja) | 2014-01-27 | 2015-07-30 | 新日鐵住金株式会社 | Ni基耐熱合金用溶接材料ならびにそれを用いてなる溶接金属および溶接継手 |
KR20160110515A (ko) | 2014-01-27 | 2016-09-21 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | Ni기 내열 합금용 용접 재료 및 그것을 이용하여 이루어지는 용접 금속 및 용접 조인트 |
KR101764755B1 (ko) * | 2014-02-18 | 2017-08-03 | 상하이 파워 이큅먼트 리서치 인스티튜트 | 700℃ 레벨 초초임계 석탄 화력 발전소용 니켈계 고온 합금 및 그 제조 |
EP2944704A1 (en) * | 2014-05-14 | 2015-11-18 | Rolls-Royce plc | Nickel alloy composition |
CN105568061A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-05-11 | 常熟市梅李合金材料有限公司 | 高电阻电热合金材料 |
CN105401000A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-03-16 | 常熟市梅李合金材料有限公司 | 高电阻电热合金 |
CN105349845A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-02-24 | 常熟市梅李合金材料有限公司 | 镍铬高电阻电热合金丝 |
CN107937755A (zh) * | 2016-10-12 | 2018-04-20 | 现代自动车株式会社 | 用于排气系统部件的镍合金 |
WO2019189576A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | 日鉄ステンレス株式会社 | 合金板及びその製造方法 |
JP6609727B1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-11-20 | 日鉄ステンレス株式会社 | 合金板及びその製造方法 |
CN112281099A (zh) * | 2020-10-13 | 2021-01-29 | 江苏联捷冶金设备有限公司 | 钨钴合金沉没辊及其制备方法 |
RU2766197C1 (ru) * | 2021-07-19 | 2022-02-09 | Акционерное общество "Металлургический завод "Электросталь" | Литейный жаропрочный сплав на никелевой основе и изделие, выполненное из него |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3596430B2 (ja) | 2004-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100372482B1 (ko) | 니켈 베이스 내열합금 | |
KR100473039B1 (ko) | 용접성 및 고온강도가 우수한 니켈기 내열 합금, 이를 이용한 용접 조인트, 및 이를 이용한 에틸렌 플랜트용 분해로 또는 개질로에 사용하는 관 | |
JP4431905B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金ならびにこの合金からなる耐熱耐圧部材とその製造方法 | |
JP5988008B2 (ja) | オーステナイト系ステンレス鋼板 | |
RU2605022C1 (ru) | Хромоникелевый сплав с хорошими показателями обрабатываемости, предела ползучести и коррозионной стойкости | |
US20080279716A1 (en) | Metal material having excellent metal dusting resistance | |
JP3596430B2 (ja) | Ni基耐熱合金 | |
WO2019131954A1 (ja) | オーステナイト系耐熱合金 | |
JP4154885B2 (ja) | Ni基耐熱合金からなる溶接継手 | |
JP3965869B2 (ja) | Ni基耐熱合金 | |
JP4687467B2 (ja) | 加工性及び耐メタルダスティング性に優れた金属材料 | |
JP3265599B2 (ja) | ニッケル基耐熱合金 | |
JP2008214734A (ja) | 耐メタルダスティング性に優れた金属材料 | |
JP3644532B2 (ja) | 熱間加工性、溶接性および耐浸炭性に優れたNi基耐熱合金 | |
JP3921943B2 (ja) | Ni基耐熱合金 | |
JP3265603B2 (ja) | ニッケル基耐熱合金 | |
JP3265601B2 (ja) | ニッケル基耐熱合金 | |
JP3271344B2 (ja) | 加工性に優れるニッケル基耐熱合金 | |
JP3265602B2 (ja) | ニッケル基耐熱合金 | |
JP3265610B2 (ja) | 加工性に優れるニッケル基耐熱合金 | |
JPH11199987A (ja) | 冷間加工に適した耐熱合金 | |
JP3271345B2 (ja) | 加工性に優れるニッケル基耐熱合金 | |
JP3230269B2 (ja) | 加工性に優れるニッケル基耐熱合金 | |
JPH0987787A (ja) | 耐酸化性、耐浸炭性、高温クリープ破断強度及び時効後の延性にすぐれる耐熱合金 | |
JPH07258780A (ja) | 耐浸炭性に優れた耐熱合金 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040708 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3596430 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 9 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |