JP2001072953A - 接着剤組成物及び接着性シート - Google Patents
接着剤組成物及び接着性シートInfo
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Abstract
力を有し、活性エネルギー線照射後は、接着力を著しく
低減させることができ、かつ長期間の保存の後にもこれ
ら性能を維持できる接着性組成物及び接着性シートの提
供。 【解決手段】(A)エチレン性不飽和基及び下記一般式(1)
で表される環状イミド基の両方を有する化合物10〜8
0重量%及び(B)(A)成分以外のエチレン性不飽和基含有
単量体90〜20重量%を構成単量体単位とする共重合
体を含有する組成物であって、剥離強度が当該組成物に
活性エネルギー線を照射した後に低下する接着剤組成
物、及び当該組成物による接着剤層が形成されてなる接
着性シート。 【化1】 〔但し、一般式(1)において、R1及びR2は、それぞれ
独立した水素原子又は炭素数4以下のアルキル基である
か、又はR1及びR2は、一つとなって5又は6員環を形
成する不飽和又は飽和の炭化水素基を表す。〕
Description
当該接着剤組成物から形成された接着剤層を有する接着
性シートに関し、より詳しくは、活性エネルギー線の照
射により、接着力を低減させることができる接着剤組成
物及び接着性シートに関するものであり、接着剤及びこ
れを使用する技術分野で賞用され得るものである。
る感圧接着性シートは、様々の用途に使用されており、
近年、その性能に対する要求が多様化してきている。
ハーを所定の寸法に裁断する、即ちダイシングで使用さ
れる感圧接着性シートがある。当該シートは、ダイシン
グフィルム又はダイシングテープと呼ばれ、次の様に使
用してダイスが製造される。即ち、当該シート上にシリ
コンウエハーを置いて接着固定し、特定寸法に裁断を行
った後、ダイスをシートから剥離(ピックアップ)して
取り外す。この場合、感圧接着性シートに要求される性
能としては、ダイシング時において、シリコンウエハー
を正確にダイシングするために、シリコンウエハーに対
して強い接着力を有し、一方、得られたダイスをシート
からピックアップする際には、接着力が弱くなることで
ある。具体的には、ダイシング時において100〜80
0g/inch程度の接着力を有し、一方、ダイスのピックア
ップに際しては、20〜50g/inch程度又はこれ以下の
接着力を有することが望ましいと一般に言われている。
に、接着力を低減させ得る感圧接着剤組成物及び感圧接
着性シートは、これまでにいくつか報告されているが、
十分なものはなかった。例えば、感圧接着剤組成物とし
て、アクリロイル基を2個以上有するアクリレート(以
下多官能アクリレートという)及び光重合開始剤からな
る紫外線硬化型組成物が知られている(例えば、特開昭
62−54776号公報、同62−205180号公
報、同62−54777号公報、同62−54778号
公報及び同62−54779号公報等)。当該組成物
は、これを用いて感圧接着性シートとしてものを被接着
体と接着させた後、紫外線照射し、組成物の構成成分の
多官能アクリレートを三次元的に架橋硬化させることに
より、接着層のガラス転移温度及び弾性率が上昇し、そ
の結果接着力が低減して、接着面から容易にシートを剥
離させることができるものである。
リレートを含有しているため紫外線照射前の接着強度が
不十分であったり、又紫外線照射後の接着剤が剥離時に
凝集破壊し、その結果被接着体に接着剤が残って、被接
着体を汚染してしまうことがあった。さらに、当該組成
物中の多官能アクリレートは、シート基材として使用さ
れる樹脂シート中に経時的に移行してしまい、その結果
接着力低減効果が経時的に低下してしまうことがあっ
た。又、これら多官能アクリレートは、嫌気下で保存す
ると重合してしまうため、組成物又は感圧接着性シート
として保存した場合、性能が低下してしまうという、保
存安定性が短いという欠点もあった。特開平62−54
782号公報には、この多官能アクリレートの移行を抑
えるために、基材シートである樹脂シートにバリアー層
を施すことが提案されているが、接着力の低下したり、
樹脂シートが元来有する機械的物性を損なうことがあっ
た。
ない時は、強い接着力を有し、活性エネルギー線照射後
は、接着力を著しく低減させることができ、かつ長期間
の保存の後にもこれら性能を維持できる接着性組成物及
び接着性シートを見出すべく鋭意検討を行ったのであ
る。
題を解決するために種々の研究の結果、エチレン性不飽
和基と環状イミド基を有する化合物を構成単量体単位す
る共重合体であって、それが特定の共重合割合である共
重合体を主成分とする接着剤組成物が、多官能アクリレ
ートを添加しなくても、活性エネルギー線照射後に接着
力が著しく低減し、又、多官能アクリレートを添加しな
いため、その保存安定性が優れることを見出し、本発明
に至った。以下、本発明を詳細に説明する。尚、本明細
書では、アクリレート又はメタクリレートを(メタ)ア
クリレートといい、アクリル酸又はメタクリル酸を(メ
タ)アクリル酸という。
和基及び下記一般式(1)で表される環状イミド基の両方
を有する化合物10〜80重量%及び(B)(A)成分以外の
エチレン性不飽和基含有単量体(以下不飽和単量体とい
う場合もある)90〜20重量%を構成単量体単位とす
るものである。
は、それぞれ独立した水素原子又は炭素数4以下のアル
キル基であるか、又はR1及びR2は一つとなって5又は
6員環を形成する不飽和又は飽和の炭化水素基を表
す。〕 本発明で使用する共重合体は、上記式(1)で示した環状
イミド基を有するため、活性エネルギー線の照射により
環状イミド基が2量化して、共重合体分子同志を架橋す
る。又、当該環状イミド基は、光増感剤の配合なしか、
又は少量の配合で、活性エネルギー線の照射により2量
化反応を起こすことができる。(A)成分の共重合割合が
10重量%未満であると、活性エネルギー線を照射した
後の接着強度の低下が不十分となってしまい、一方、8
0重量%を超えると、活性エネルギー線を照射する前の
接着強度が不十分となってしまう。以下に、各構成単量
体について説明する。
ド基の両方を有する化合物 (A)成分は、エチレン性不飽和基及び上記一般式(1)で表
される環状イミド基を有する化合物を構成単量体単位と
するものである。
び(メタ)アクリロイル基等が挙げられ、(メタ)アク
リロリル基が好ましい。R1及びR2における、一つとな
って5又は6員環を形成する不飽和又は飽和の炭化水素
基としては、具体的には、基−CH2CH2CH2−、基
−CH=CHCH2−、基−CH2CH2CH2CH2−、
基−CH2CH=CHCH2−又は基−CH=CHCH=
CH−等が挙げられる。R1及びR2としては、(A)成分
が重合性に優れ、又得られる共重合体が耐水性に優れた
ものとなる点で、基−CH2CH2CH2−又は基−CH2
CH2CH2CH 2−が好ましく、より好ましくは基−C
H2CH2CH2CH2−である。又、R1及びR2が、炭素
数4以下のアルキル基のものが、(A)成分が重合性に優
れたものとなる点で好ましい。
点で、下記一般式(2)で表される化合物〔以下イミド(メ
タ)アクリレートという〕が好ましい。
は、それぞれ独立した水素原子又は炭素数4以下のアル
キル基であるか、又はR1及びR2は、一つとなって5又
は6員環を形成する不飽和又は飽和の炭化水素基を表
す。又、R3は炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状アルキ
レン基を表し、R4は水素原子又はメチル基を表し、n
は1から6の整数を表す。〕 一般式(2)で表される化合物の中でも、下記一般式(3)〜
(5)で表される化合物がより好ましい。
は水素原子又はメチル基を表し、nは1から6の整数を
表す。〕
は水素原子又はメチル基を表し、nは1から6の整数を
表す。〕
法で製造されたものが使用できる。例えば、以下の文献
及び特許に記載された方法により、酸無水物、アミノア
ルコール及び(メタ)アクリル酸より製造することがで
きる。 ・加藤清ら、有機合成化学協会誌30(10),89
7,(1972) ・Javier de Abajo ら、Polymer,vol33
(5),(1992) ・特開昭56−53119号公報、特開平1−2425
69号公報
含有する単量体であれば種々のものが使用可能であり、
イミド(メタ)アクリレート以外の(メタ)アクリレー
ト;エチレン性不飽和基含有カルボン酸(以下不飽和カ
ルボン酸という);ビニルエステル;共役ジエン系単量
体;(メタ)アクリロニトリル及びα−クロロアクリロ
ニトリル等のシアノ基含有ビニル単量体;塩化ビニル及
び塩化ビニリデン等のハロゲン化エチレン性不飽和基含
有化合物;イタコン酸モノエチルエステル、フマル酸モ
ノブチルエステル及びマレイン酸モノブチルエステル等
の不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエステル;アリル
アルコール;並びにスチレン及びα−メチルスチレン等
のエチレン性不飽和基含有芳香族化合物等が挙げられ
る。
タ)アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メ
タ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メ
タ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、n−オクチル(メタ)アクリレート、i−オクチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、i−ノ
ニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリ
レート及びn−ラウリル(メタ)アクリレート等のアル
キル(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル
(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート及びポリエチレングリコール−ポリプロピレング
リコール共重合体のモノ(メタ)アクリレート等の水酸
基含有(メタ)アクリレート;グリシジル(メタ)アク
リレート等のエポキシ基含有(メタ)アクリレート;並
びに(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリル
アミド及びN−メトキシブチル(メタ)アクリルアミド
等の(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
リル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、ケイヒ酸及び無水マレイン酸等を挙
げることができる。これらの中でも、安価であり、得ら
れる接着剤の性能が優れたものとなることから、(メ
タ)アクリル酸が好ましい。
ロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル、ラ
ウリン酸ビニル及びバーサチック酸ビニル等が挙げら
れ、これらの中でも、酢酸ビニルが好ましい。
ン、イソプレン、クロロプレン及びイソブチレン等が挙
げられる。
ともできる。
リレート、エチレン及びビニルエステル、並びに共役ジ
エン系単量体が好ましく、これらの中でもアルキル(メ
タ)アクリレートが、得られる組成物の接着力に優れる
点でより好ましい。
使用する場合、保持力及び粘着力に優れるため、(B)成
分としては、炭素数4〜12のアルキル基を有するアル
キル(メタ)アクリレート及び必要に応じてこれら単量
体と共重合体可能な単量体(以下その他単量体という)
が好ましく、さらに当該アルキル(メタ)アクリレート
が炭素数4〜9のアルキル基を有するアルキル(メタ)
アクリレートであるものが、(A)成分との共重合性に優
れ、得られる感圧接着剤組成物の粘着力に特に優れるた
めより好ましい。
飽和カルボン酸、炭素数1〜3のアルキル基を有するア
ルキル(メタ)アクリレート、シアノ基含有ビニル単量
体、水酸基含有(メタ)アクリレート、不飽和ジカルボ
ン酸のモノアルキルエステル、アリルアルコール、(メ
タ)アクリルアミド、酢酸ビニル、グリシジル(メタ)
アクリレート、塩化ビニル及び塩化ビニリデン等が挙げ
られる。これらの中でも、不飽和カルボン酸が、得られ
る感圧接着剤組成物が、保持力に特に優れたものになる
点で好ましい。
成分10〜50重量%、(B)成分として炭素数4〜12
のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート9
0〜50重量%及びその他単量体0〜50重量%が好ま
しい。(A)成分の共重合割合が10重量%未満である
か、又はアルキル(メタ)アクリレートが90重量%を
超えると、活性エネルギー線を照射した後の接着強度の
低下が不十分となってしまう。(A)成分の共重合割合が
50重量%を超えるか、又はアルキル(メタ)アクリレ
ートが50重量%に満たないと、活性エネルギー線を照
射する前の接着強度が不十分となってしまう。又、その
他単量体の共重合割合が50重量%を超えると、粘着力
が低下する場合がある。
4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリ
レート及び不飽和カルボン酸が特に好ましい。この場
合、好ましい共重合割合は、(A)成分10〜40重量
%、炭素数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メ
タ)アクリレート50.0〜89.9重量%及び不飽和
カルボン酸0.1〜10重量%である。(A)成分の共重
合割合が10重量%未満であると、活性エネルギー線照
射後の接着力が十分に低下しない場合があり、他方50
重量%を超えると、活性エネルギー線照射前の接着性が
不充分な場合がある。炭素数4〜12のアルキル基を有
するアルキル(メタ)アクリレートの共重合割合が50
重量%未満であると、得られる粘接着剤の接着力、保持
力及びタックのバランスをとることが困難となる場合が
あり、95重量%を超えると粘接着剤の保持力が不足す
る場合がある。不飽和カルボン酸の共重合割合が0.1
重量%未満であると得られる粘接着剤の保持力、接着力
が不足する場合があり、10重量%を超えるとタック、
接着力が低下する場合がある。
あり、従来の製造方法で上記単量体を重合したものであ
れば良く、具体的には、溶液重合、乳化重合及び懸濁重
合等が挙げられる。溶液重合法を採用する場合の具体的
な方法としては、使用する原料単量体を有機溶剤に溶解
させ、熱ラジカル重合開始剤の存在下に加熱攪拌する方
法等が挙げられる。乳化重合法を採用する場合の具体的
な方法としては、使用する原料単量体を水性媒体中に乳
化剤を使用して分散させ、熱ラジカル重合開始剤の存在
下に加熱攪拌する方法、及び使用する原料単量体を水性
媒体中に乳化剤を使用して分散して水性乳濁液とし、当
該水性乳濁液を水性媒体中に添加しつつ、熱ラジカル重
合開始剤の存在下に加熱攪拌する方法等が挙げられる。
いずれの場合も、必要に応じて、重合体の分子量を調節
するために連鎖移動剤を使用することができる。有機溶
剤としては、ベンゼン、トルエン、酢酸エチル、メタノ
ール及びジメチルホルムアミド等が挙げられる。熱ラジ
カル重合開始剤の例としては、熱によりラジカル種を発
生する、過酸化物、アゾ化合物及びレドックス開始剤等
が挙げられる。過酸化物の例としては、過酸化ベンゾイ
ル、過酸化ラウロイル、クメンヒドロペルオキシド、t
−ブチルヒドロペルオキシド及びジクミルペルオキシド
等が挙げられる。アゾ化合物の例としては、アゾビスイ
ソブチロニトリル及びアゾビス−2,4−ジメチルバレ
ロニトリル等が挙げられる。レドックス開始剤の例とし
ては、過酸化水素−鉄(II)塩、ペルオキソ二硫酸塩−
亜硫酸水素ナトリウム及びクメンヒドロペルオキシド−
鉄(II)塩等が挙げられる。連鎖移動剤としては、ドデ
シルメルカプタン、キサントゲン酸ジスルフィド、ジア
ゾチオエーテル及び2−プロパノール等が挙げられる。
量で1万〜100万が好ましく、10万〜100万がよ
り好ましい。共重合体の重量平均分子量が1万に満たな
いと、接着力が低下する場合があり、他方100万を超
えると、組成物の粘度が高くなり過ぎ、塗工性が低下す
ることがある。尚、本発明において、重量平均分子量及
び重量平均分子量とは、溶媒としてテトラヒドロフラン
を使用し、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ
(以下GPCと略す)により測定した分子量をポリスチ
レンの分子量を基準にして換算した値である。
して使用する場合には、上記共重合体のガラス転移温度
(以下Tgという)が−20℃以下であるものが好まし
く、−30℃以下であることがより好ましい。共重合体
のTgが−20℃を超えると、感圧接着剤としてのタッ
クが不足しやすくなる。
ものであり、有機溶剤の溶液の形態でも、エマルション
の形態でも使用できる。本発明の組成物は、特に感圧接
着剤として有用なものである。当該組成物は、JIS
Z−0237で規定される剥離強度が、当該組成物に活
性エネルギー線を照射した後に低下する性能を有するも
のである。接着力低下の程度としては、具体的には、活
性エネルギー線の照射後の接着力が、照射前の1/2〜
1/50となるものが好ましく、より好ましくは1/5
〜1/50である。本発明の組成物をダイシングテープ
用に使用する場合には、具体的に、ダイシング時におい
て100〜800g/inch程度の接着力を有し、ダイスの
ピックアップに際しては、20〜50g/25g/inch程
度又はこれ以下の接着力を有するものが好ましい。
組成物の粘度が、25℃、12rpmの条件で、B型粘
度計により測定された粘度が50〜20000cpsと
なる様な割合が、塗工性に優れるため好ましい。具体的
には、組成物中の共重合体が30〜80重量%が好まし
く、45〜80重量%がより好ましい。
高めるため、又は組成物の感度を調整するため、反応性
不飽和基を有する化合物を配合しても良い。
は、アクリル系モノマー、オリゴマー等が挙げられる。
アクリル系モノマーとしては、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アク
リレート;フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の
フェノールのアルキレンオキシド付加物のアクリレート
類及びそのハロゲン核置換体;エチレングリコールのモ
ノ又はジ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリ
コールのモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレング
リコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート及びトリプ
ロピレングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート
等のグリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート;並
びにトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート及び
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等のポリオ
ール及びそのアルキレンオキサイド付加物の(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。
(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエステル(メ
タ)アクリレートオリゴマー及びエポキシ(メタ)アク
リレートオリゴマー等が挙げられる。
としては、共重合体100重量部に対して50重量部以
下が好ましく、より好ましくは20重量部以下である。
る場合、硬化物のTgを低下させたり、粘着性能を高め
るために、粘着付与剤を含有させることもできる。粘着
付与剤としては種々のものが使用でき、例えば、ロジン
系樹脂やテルペン系樹脂等の天然樹脂及びその誘導体、
石油樹脂等の合成樹脂を挙げることができる。又本組成
物には、タックを調整したり、保持力を高めるために、
主成分であるアクリル系高分子の分子間を架橋させるた
め、常温ですみやかに反応するポリイソシアネート化合
物等を添加して用いても良い。
を向上させるため、光重合開始剤又は光増感剤を添加し
てもよい。
は、アセトフェノン類、アントラキノン類、チオキサン
トン類、ベンゾフェノン類、キサントン類、ベンゾイン
とそのアルキルエーテル類、ケタール類、安息香酸系及
びアミン系等がある。これらは、2種以上を組み合わせ
て用いることもできる。
剤、成膜助剤、繊維助剤、洗浄剤、帯電防止剤、均染
剤、湿潤剤及びレベリング改良剤等の接着剤や感圧接着
剤で使用される一般的な添加剤を併用することができ
る。
接着性シートの製造に好適に使用できる。接着性シート
の製造方法としては、例えば、基材シート上に組成物を
塗布し、塗布層を乾燥することによって得ることができ
る。塗布方法としては、ロールコーティング、ダイコー
ティング及びナイフコーティング等が挙げられる。
て適宜選択すればよいが、好ましい塗工量としては5〜
200g/m2であり、より好ましくは10〜100g
/m2である。
的とする用途における処理の終了後に、活性エネルギー
線を照射して、接着力を低減させる。この場合の活性エ
ネルギー線の照射方法は、従来活性エネルギー線硬化型
接着剤組成物で行われている方法に従えば良い。活性エ
ネルギー線としては、紫外線、X線及び電子線等が挙げ
られ、安価な装置を使用できることから、紫外線を使用
することが好ましい。紫外線を使用する場合の光源とし
ては、超高圧、高圧、中圧又は低圧水銀灯、メタルハラ
イド灯、キセノンランプ、無電極放電ランプ及びカーボ
ンアーク灯等が挙げられ、数秒乃至数分間照射すれば良
い。
線照射後の接着性が低下するものであるため、シリコン
ウエハーのダイシング用フィルムとして好適に使用する
ことができる。この場合には基材シートとして、樹脂シ
ートが使用される。樹脂シートとしては、活性エネルギ
ー線が透過できるものであれば、種々のものが使用で
き、通常は、透明乃至半透明の合成樹脂シートが用いら
れる。例えば、樹脂の種類としては、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エ
ステル共重合体樹脂、ポリ塩化ビニリデン、アセチルセ
ルロース、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポ
リアミド、ポリエステル及びポリカーボネート等が挙げ
られる。当該樹脂としては、可塑剤を含有しているもの
であっても良い。可塑剤としては、特に制限されるもの
ではないが、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、ジデシルフタレート等のフタル酸ジエステル、トリ
クレジルホスフェート、トリオクチルホスフェート、ト
リフェニルホスフェート等のリン酸エステル、ジオクチ
ルアジペートジオクチルセバケート等の脂肪酸ジエステ
ル、ポリエステル系可塑剤及びエポキシ系可塑剤等を挙
げることができる。
る環状イミド基が常温暗所での反応性がほとんど無いた
め、保存安定性に優れる。又本発明の組成物が、活性エ
ネルギー線照射後に接着力を低減できる理由は、共重合
体における環状イミド基が、活性エネルギー線の照射に
より分子間で架橋反応を起こすため、接着層のガラス転
移温度及び弾性率を上昇させ、その結果接着力が低減
し、接着面から容易に剥離することができるものと推定
している。又、共重合体であるため、樹脂シートに経時
的に移行することはなく、接着力低減効果を長期間維持
できる。
より具体的に説明する。尚、各例において、「部」は重
量部を、「%」は重量%を意味する。又、使用した単量
体及びアクリレートの略号の意味は以下のとおりであ
る。 HA;2−エチルヘキシルアクリレート BA;ブチルアクリレート HEA;2−ヒドロキシエチルアクリレート AA;アクリル酸 DPHA;ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
下記式(5)で表される化合物20.0g、BA74.5
g、AA5.0g、HEA0.5g、酢酸ブチル100
g及び2,2'-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)0.
5g(以下AMBNという)を仕込み、均一に溶解させ
た。この後昇温して、85℃で2時間、95℃で1時間
攪拌した。
00、重量平均分子量16500であった。共重合体を
50%含む反応溶液100部に対し、塗工直前にコロネ
ートL〔日本ポリウレタン工業(株)製、多価イソシア
ネート化合物〕を0.5部加え、接着剤組成物を製造し
た。得られた組成物を使用し、下記に示す方法に従い、
接着性シートを作成し、接着性試験を行った。又、組成
物を使用して保存安定性試験を行った。それらの結果を
表2に示す。
表面に、乾燥後における接着剤層の厚さが10μmにな
るように組成物を塗布し、次いで熱風循環式乾燥器にて
100℃で120秒間乾燥して、接着性シートを製造し
た。得られた接着性シートを使用し、下記に示す方法に
従い、接着性試験を行った。尚、接着力の測定は、接着
性シートを製造した後、25℃で1週間保存した後に行
った。
トを密着させた。これを試験体という。試験体の180
度剥離強度を、23℃、65%RHの条件において、J
IS Z−0237に準じて測定した。又、試験体に、
フィルム側から120W/cm集光型高圧水銀灯(1
灯、高さ10cm)下を5m/minのコンベアスピード
で2パス通過して紫外線を照射した。当該試験体を用
い、上記と同様にして剥離強度を測定した。
ガラス製サンプル瓶に30ml入れ、蓋をして60℃で
1週間保存した。保存後の液体の状態を目視で観察し、
以下の基準で評価した。 ○:変化無し。 △:やや粘度上昇が見られる。 ×:濁りが発生し、明らかな粘度上昇がある。
を用いて、実施例1と同様の方法で共重合体を製造し
た。但し、表中の(6)は、下記式(6)で表される化合物を
示す。共重合体50%を含む反応溶液100部に、実施
例1と同様にして、塗工直前にコロネートLを0.5部
を配合して接着剤組成物を製造した。得られた組成物を
使用し、実施例1と同様にして接着性シートを製造し、
又実施例1と同様に評価した。それらの結果を表2に示
す。
対し、増感剤としてジエチルチオキサントン〔日本化薬
(株)製、DETXs〕を2.5部を加え、さらに塗工
直前にコロネートLを0.5部加え、接着剤組成物を製
造した。得られた組成物を使用し、実施例1と同様にし
て接着性シートを製造し、又実施例1と同様に評価し
た。それらの結果を表2に示す。
を用いて、実施例1と同様の方法で共重合体を製造し
た。得られた共重合体50%を含む反応溶液100部
に、実施例1と同様にして、塗工直前にコロネートLを
0.5部を配合して接着剤組成物を製造した。得られた
組成物を使用し、実施例1と同様にして接着性シートを
製造し、又実施例1と同様に評価した。それらの結果を
表4に示す。
を用いて、実施例1と同様の方法で共重合体を製造し
た。得られた共重合体50%を含む反応溶液100部
に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔東亞
合成(株)製アロニックスM400〕を40部、ベンジ
ルジメチルケタールを2部加え溶解し、さらに塗工直前
にコロネートLを0.5部加え接着剤組成物を製造し
た。得られた組成物を使用し、実施例1と同様にして接
着性シートを製造し、又実施例1と同様に評価した。そ
れらの結果を表4に示す。又、保存安定性試験後の溶液
を使用し、同様にフィルム基材に塗工を試みたところ、
塗工面にハジキが発生し、均一な膜厚に塗工できなかっ
た。
リトールヘキサアクリレートを40部から20部に変更
した以外は、比較例3と同様にして接着剤組成物を製造
した。得られた組成物を使用し、実施例1と同様にして
接着性シートを製造し、又実施例1と同様に評価した。
それらの結果を表4に示す。又、保存安定性試験後の溶
液を使用し、同様にフィルム基材に塗工を試みたとこ
ろ、塗工面にハジキが発生し、均一な膜厚に塗工できな
かった。
行った後に接着剤を観察すると、比較例1では、接着剤
層は界面剥離し、ステンレス基材に接着剤残りはなかっ
た。比較例2、3では、接着剤層が凝集破壊し、ステン
レス基材に接着剤が一部残った。
優れ、強い接着力を有し、活性エネルギー線の照射後に
は接着力を著しく低減させることができるものであり、
これから得られる接着性シートは、シリコンウエハーの
ダイシング用フィルムとして好適に使用するとができる
ものである。
Claims (4)
- 【請求項1】(A)エチレン性不飽和基及び下記一般式(1)
で表される環状イミド基の両方を有する化合物10〜8
0重量%及び(B)(A)成分以外のエチレン性不飽和基含有
単量体90〜20重量%を構成単量体単位とする共重合
体を含有する組成物であって、JIS Z−0237で
規定される剥離強度が、当該組成物に活性エネルギー線
を照射した後に低下する接着剤組成物。 【化1】 〔但し、一般式(1)において、R1及びR2は、それぞれ
独立した水素原子又は炭素数4以下のアルキル基である
か、又はR1及びR2は、一つとなって5又は6員環を形
成する不飽和又は飽和の炭化水素基を表す。〕 - 【請求項2】(A)成分が下記一般式(2)で表される化合物
である請求項1記載の接着剤組成物。 【化2】 〔但し、一般式(2)において、R1及びR2は、それぞれ
独立した水素原子又は炭素数4以下のアルキル基である
か、又はR1及びR2は、一つとなって5又は6員環を形
成する不飽和又は飽和の炭化水素基を表す。又、R3は
炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状アルキレン基を表し、
R4は水素原子又はメチル基を表し、nは1から6の整
数を表す。〕 - 【請求項3】請求項1又は請求項2記載における共重合
体が、(A)成分10〜50重量%、並びに(B)成分が炭素
数4〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アク
リレート50〜90重量%及び必要に応じてこれら単量
体と共重合可能な単量体0〜50重量%を構成単量体単
位とするものを含有する組成物であって、JIS Z−
0237で規定される剥離強度が、当該組成物に活性エ
ネルギー線を照射した後に低下する感圧接着剤組成物。 - 【請求項4】基材シートに、請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の組成物による接着剤層が形成されてなる接
着性シート。
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