JP2001072215A - 薬品保管及び管理・監視システム - Google Patents

薬品保管及び管理・監視システム

Info

Publication number
JP2001072215A
JP2001072215A JP25410399A JP25410399A JP2001072215A JP 2001072215 A JP2001072215 A JP 2001072215A JP 25410399 A JP25410399 A JP 25410399A JP 25410399 A JP25410399 A JP 25410399A JP 2001072215 A JP2001072215 A JP 2001072215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicine
storage
weight
data
storage box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25410399A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Komatsu
昭夫 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FULLHEART JAPAN KK
Original Assignee
FULLHEART JAPAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FULLHEART JAPAN KK filed Critical FULLHEART JAPAN KK
Priority to JP25410399A priority Critical patent/JP2001072215A/ja
Publication of JP2001072215A publication Critical patent/JP2001072215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】薬品の不正持ち出しや、薬品の戻し忘れによる
事故等を未然に防止することができ、多数の薬品の保管
及び管理・監視を容易かつ的確に行うことのできるシス
テムを提供する。 【解決手段】薬品入り容器を個別に収納し、閉めると自
動的にロックされる扉を有する複数の保管ボックス2
と、扉の開錠操作を行うための操作パネル3を備える薬
品保管庫1の各保管ボックス2内に、薬品入り容器11
の重量を検出する重量検出器7を設け、かつ、薬品保管
庫1に、各重量検出器7からのアナログの重量信号をデ
ジタルの重量データに変換する重量演算回路8と、各保
管ボックスに対応するデジタルの重量データを各薬品の
重量データとして取得するコントロールボード9とを設
け、また、コントロールボード9へ管理端末装置6を通
信回線5により接続し、この管理端末装置によって薬品
保管庫の前記コントロールボードから前記各保管ボック
ス内の薬品重量データを取得し、同薬品重量データが管
理端末装置に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は学校や病院あるいは
薬品製造販売会社等の実験室や薬剤室およびその他の薬
品を常置する場所において薬品を保管及び管理・監視す
るためのシステムに関し、特に毒物や劇物等の薬品を安
全かつ的確に保管及び管理・監視するためのシステムに
関する。
【0002】
【従来の薬品管理とその問題点】薬品の保管、特に毒物
や劇物等の薬品の保管においては盗難等の不正な持ち出
しを防止するため、施錠可能な保管庫に収納して厳重に
管理することが義務付けられている。また、高価な薬品
を保管する場合にも厳重な管理が要求される。
【0003】ところで薬品の管理者は、薬品が不正に持
ち出されないように管理するだけではなく、薬品が保管
庫内に保管されているのか、あるいは使用中であるのか
といった使用状態を把握し、また、現在の薬品の残量を
確認して必要に応じて補充も行わねばならない。
【0004】従来は薬品を使用した者が使用日時や使用
量等の使用履歴データをコンピュータやノート等に記録
するのが一般的であり、薬品の管理者はこの記録をチェ
ックし、しかも保管庫内の薬品を実際に確認して薬品の
残量等を調べなければならない。
【0005】
【目的】本発明の目的とするところは、薬品が不正に持
ち出されることのないように薬品を保管ボックス内に厳
重に保管することができ、かつ多数の薬品の使用日時や
使用者名、薬品の使用量等の使用履歴データを自動的に
記録することができ、しかも現在の薬品の状態や残量お
よび使用履歴データを薬品保管庫と離れた場所でリアル
タイムに閲覧・監視することができて、多数の薬品の保
管及び管理を1台の管理端末装置で容易かつ的確に行う
ことのできる薬品保管及び管理・監視システムを提供す
ることにある。
【0006】
【構成】上記目的を達成するために、本発明に係る薬品
保管及び管理・監視システムは、薬品入り容器を個別に
収納し、閉めると自動的にロックされる扉を有する複数
の保管ボックスと、所要の保管ボックスにおける扉の開
錠操作を行うための操作パネルを備える薬品保管庫の各
保管ボックス内に、薬品入り容器の重量を検出してアナ
ログの重量信号を出力する重量検出器を設け、かつ、薬
品保管庫に、各重量検出器からのアナログの重量信号を
演算してデジタルの重量データに変換する重量演算回路
と、この重量演算回路を各保管ボックスの重量検出器に
順次接続せしめて各保管ボックスに対応するデジタルの
重量データを各薬品の重量データとして取得するコント
ロールボードとを設け、また、コントロールボードへパ
ーソナルコンピュータ等の電子計算機よりなる管理端末
装置を通信回線により接続し、この管理端末装置によっ
て薬品保管庫の前記コントロールボードから前記各保管
ボックス内の薬品重量データを取得し、同薬品重量デー
タが管理端末装置に出力される構成のものとしてある。
【0007】また、前記操作パネルは、保管ボックスを
開錠しようとする使用者を識別して使用者名を認識する
使用者識別手段を有し、かつ、前記コントロールボード
は、保管ボックスの扉の開閉操作が行われるとその開閉
操作が行われた日時、使用者名および保管ボックス内の
薬品重量データを薬品保管庫または管理端末装置内に設
けたデータ蓄積手段に使用履歴データとして蓄積し、同
使用履歴データが管理端末装置に出力される構成のもの
としてある。
【0008】さらに、前記管理端末装置は、各保管ボッ
クス内に収納されている薬品の薬品名、現在の重量等の
薬品データが複数の保管ボックスについて表示される一
覧表示画面と、各保管ボックス内に収納されている薬品
の前記薬品データおよび使用履歴データが表示される詳
細情報表示画面と、前記薬品保管庫に収納されている全
ての薬品についての使用履歴データが表示される全ジャ
ーナル表示画面とが出力される構成のものとしてある。
【0009】また、前記使用者識別手段は、使用者ごと
に配布されたIDカードから同IDカードに記録されて
いるデータを読み取るカードリーダや、使用者ごとに登
録されたパスワードを入力するためのキーボードを備
え、前記カードリーダからのデータや前記キーボードか
らのパスワードが適正なものであるかを判別してから所
要の保管ボックスの扉の開錠が行われるように構成して
ある。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る薬品保管及び管理・監視
システムの実施例を添付図面に示す具体例に基づいて詳
細に説明する。薬品保管庫1は薬品を入れた容器を個別
に収納する複数の保管ボックス2、・・・と操作パネル
3を備え、LANアダプタ等の外部通信手段4を介して
LAN回線網等の通信回線5に接続され、同じくこの通
信回線5に接続されたパーソナルコンピュータ等の電子
計算機よりなる管理端末装置6との間でデータの送受信
を行うことができるようになっている。
【0011】すなわち、薬品保管庫1の設置場所から離
れた場所に設けられた1台の管理端末装置6により、薬
品の現在重量の確認や後述する薬品の使用履歴データの
管理等の種々の管理・監視を行うことができるようにし
てある。なお、前記通信回線5はLAN回線以外の有線
や無線による通信回線を用いる場合もある。
【0012】次ぎに、薬品保管庫1の具体的な構成につ
いて説明する。前記保管ボックス2、・・・内にはそれ
ぞれ重量検出器7を備えていて、これら複数の重量検出
器7は1つの重量演算回路8に接続され、この重量演算
回路はコントロールボード9の主処理装置10に接続さ
れている。
【0013】前記重量検出器7は例えばロードセルより
なり、ボックス内の薬品入り容器11(以下薬品容器と
称する)の重量をアナログの重量信号として出力し、ま
た、前記重量演算回路8は重量検出器7からのアナログ
重量信号を増幅し、かつ重量信号をデジタル信号に変換
して重量データとして前記コントロールボード9へ出力
するものとしてある。
【0014】前記重量演算回路8には複数の重量検出器
7が接続されているが、重量演算回路8はコントロール
ボード9からの制御により、複数の重量検出器7をスキ
ャンして順次アナログ重量信号を取得して重量データに
変換し、この重量データをコントロールボード9へ送る
ものとしてあり、重量演算回路は1つで事が足りるよう
にしてある。
【0015】また、各保管ボックス2には扉のロック機
構12を設けてあって、各ロック機構はリレー回路13
を介して前記主処理装置10に接続されており、このロ
ック機構は扉が閉められることによって通常は自動的に
ロックされているが、主処理装置10からの開錠信号に
より開かれ、扉はロック機構の開錠により適宜の開扉機
構(図示省略)によって開かれるようになっている。
【0016】前記コントロールボード9は前記主処理装
置10とデータ蓄積手段14よりなり、主処理装置10
には前記操作パネル3に設けたキーボード15、表示画
面16、カードリータ17および警報出力機18が接続
されており、キーボード15は例えば0〜9の数字とカ
ーソル移動用の矢印キー、入力確定用のSETキーおよ
び終了キー等を有するテンキーよりなり、使用者のID
番号や開錠操作を行うためのものとしてある。
【0017】前記表示画面16は例えば液晶ディスプレ
イ等の表示装置よりなり、操作案内用の入力指示メッセ
ージや保管ボックス2内の薬品名等を表示するものとし
てあり、カードリーダ17は使用者のIDカードから予
め同カードへ記録された使用者ID番号等のデータを読
み取るものとしてあって、これらキーボード15、表示
画面16およびカードリーダ17で使用者識別手段を構
成している。
【0018】また、警報出力器18は保管ボックス2の
扉が開かている間は警報音を発するブザーやスピーカ等
の音声出力器よりなり、この警報出力器18は操作パネ
ル3意外の例えば保管庫側面に設ける場合もあり、ま
た、警報出力器18をフラッシュランプ等の発光器とす
る場合やこの発光器と音声出力器を併用する場合もあ
る。
【0019】しかして、前記データ蓄積手段14は例え
ばバックアップ電源を備えるSRAM等のメモリよりな
り、このデータ蓄積手段14には各保管ボックス2に収
納されている薬品容器11の薬品名や重量等の薬品デー
タ、薬品の使用者の名前やID番号等の使用者データお
よび薬品の出入日時、薬品の使用量等の使用履歴データ
等の各種データが蓄積されており、これらのデータは操
作パネル3のキーボード15を操作することで表示画面
16に表示したり、あるいは通信回線5を介して接続さ
れている管理端末装置6でデータの表示、加工および出
力を行うことができるようになっている。
【0020】次ぎに、薬品保管庫1の保管ボックス2へ
薬品容器を出入する際の作用を図3に示すフローチャー
トに基づいて説明する。
【0021】使用者がIDカードをカードリーダ17に
通し、使用者のID番号を読み込ませると(S1)、表
示画面16にパスワード入力の指示メッセージが表示さ
れ、使用者はキーボード15から使用者個別のパスワー
ドを入力する(S2)。
【0022】カードリーダ17により取得した使用者の
ID番号とキーボード15から入力されたパスワードが
適正なものであるかを判別し(S3)、パスワードが適
正であれば、表示画面16に保管ボックス2の番号入力
の指示メッセージが表示される。この際、表示画面16
には保管ボックス2の番号とともに各ボックス内に収納
されている薬品容器に対応する薬品名が表示される(S
4)。
【0023】取り出したい薬品容器が収納されている保
管ボックス2の番号を入力すると(S5)、該当する番
号の保管ボックス2におけるロック機構12へコントロ
ールボード9の主処理装置10から開錠信号が送られ、
扉が開かれる(S6)とともに警報出力器18から警報
が発せられる(S7)。
【0024】使用者が保管ボックス内から薬品容器を取
り出し(S8)、扉を閉じる(S9)と、警報が停止す
る(S10)とともにロック機構12が扉を自動的にロ
ックする(S11)。
【0025】扉が閉ざされると、保管ボックスの番号、
同保管ボックス内の重量検出器7により検知した重量お
よび前記カードリーダにより取得した使用者のID番号
および薬品容器を取り出した日時がデータ蓄積手段14
に送られ、保管ボックスの番号に関連付けされて蓄積さ
れる(S12)。
【0026】複数の薬品容器を取り出す場合には、上記
(S4)〜(S12)のステップが繰り返し行われ、キ
ーボード9の終了キーが押されることでIDカードの読
み込み待機状態に戻る。
【0027】上述した作用は薬品容器を取り出す際につ
いて説明したが、使用後の薬品容器を保管ボックス2内
へ返却する場合も薬品容器を取り出す場合と同様の手順
で所定の保管ボックスの扉を開き、薬品容器を戻す。
【0028】次ぎに、管理端末装置6の作用を図4に示
す管理端末装置の画面構成図および図5〜7に示す画面
表示の具体例に基づいて説明する。管理端末装置6は各
種データの設定および薬品保管庫1のコントロールボー
ド9におけるデータ蓄積手段14に蓄積された各種デー
タの表示、加工および出力を行うことができるものとし
てあり、管理プログラムを起動することによってメイン
画面(P1)が表示され、このメイン画面中のメニュー
から「設定」、「表示」または「終了」を選択できるよ
うになっている。なお、「終了」を選択すると、管理プ
ログラムが終了する。
【0029】<設定>メイン画面(P1)において「設
定」を選択すると、使用者のIDカードに関する設定を
行う「カード設定」、管理する保管ボックス2の数や薬
品保管庫1とのデータ送受信を行うための各種設定を行
う「システム設定」、薬品保管庫1へ設定データを送る
「設定データの送信」、薬品保管庫のデータ蓄積手段1
4に登録されている設定データを受信する「設定データ
の受信」および薬品保管庫1のシステム時計の時刻合わ
せを行う「時計データの送信」の設定選択メニュー(P
2)が表示される。
【0030】前記「カード設定」を選択すると、使用者
に個別に発行したIDカードの番号、使用者の名前、使
用者個別のパスワード、一般使用者か管理者かの区別、
使用許可の有効期限および所属部署等の使用者データの
一覧よりなるカード設定画面(P3)が表示され、同画
面上で使用者データの設定、変更を行うことができるよ
うになっている。
【0031】また、「システム設定」を選択すると、複
数の薬品保管庫1を管理する際に必要な通信条件等の設
定を行うためのシステム設定画面(P4)が表示され、
このシステム設定画面上で現在の設定の確認および設定
の変更を行うことができるようになっている。
【0032】なお、前記「設定データの送信」、「設定
データの受信」および「時計データの送信」を選択した
場合には、そのまま設定データの送・受信または時計デ
ータの送信が行われ、前記メイン画面(P1)に戻る。
【0033】<表示>前記メイン画面(P1)において
「表示」を選択すると、「一覧表示」および「全ジャー
ナル表示」の表示選択メニューが示される(P5)。
【0034】(一覧表示)表示選択メニュー(P5)に
おいて「一覧表示」を選択すると、図5に示すように各
保管ボックス2内に収納されている薬品容器についての
現在の状態を示すデータすなわち薬品データの一覧表示
画面(P6)が示される。
【0035】各ボックス表示欄19内には、保管ボック
スの番号が付されていて、収納されている薬品容器の薬
品名が示される品名欄20、現在残っている薬品の正味
重量を示す現在量欄21、薬品容器が保管ボックス内に
あるか否か等を示す状態欄22および薬品の残量割合を
示すバーグラフ23が表示され、また各ボックス表示欄
19内には保管ボックスの詳細情報を表示させるための
詳細ボタン24が表示される。
【0036】前記品名欄20は後述する詳細情報表示画
面において設定された薬品名が表示され、前記現在量欄
21には薬品保管庫1のコントロールボード9から送ら
れる保管ボックス内の薬品容器の重量データから、後述
する詳細情報表示画面において予め設定された風袋重量
すなわち薬品が入っていない容器の重量を差し引いた値
が表示される。
【0037】また、前記状態欄22は重量データの値が
前記風袋重量以上であれば薬品容器が保管ボックス内に
収納されていると判断して欄内に「保管中」と表示さ
れ、重量データの値が前記風袋重量よりも小であれば薬
品容器が持ち出されていると判断して欄内に「持ち出し
中」と表示され、保管ボックスが未使用である場合には
「未使用」と表示されるようになっており、さらに、通
常の薬品容器取り出し操作を経ずに保管ボックスが開か
れた場合、例えば盗難等で保管ボックスの扉がこじ開け
られたような場合には「こじ開け」と表示されるように
なっている。
【0038】状態欄22の文字あるいは文字の背景は色
分け表示されて一目で状態を把握することができるよう
になっていて、例えば「保管中」であれば緑、「持ち出
し中」であれば黄色、「未使用」であれば白、「こじ開
け」であれば赤のように色分け表示される。
【0039】また、前記バーグラフ23は初期正味重
量、すなわち新規に薬品容器を収納した際の薬品の正味
重量に対し、現在の薬品の正味重量がどの程度の割合で
あるかを棒グラフにて示すものであり、前記現在量欄2
1の数字をわざわざ読み取らなくても一目で薬品の残量
割合がわかるようになっている。
【0040】このバーグラフも薬品の残量に応じてグラ
フの色が変化するようにしてあって、通常は例えば青で
表示され、薬品の正味重量が後述する詳細表示画面で予
め設定された発注ポイント以下になるとグラフの色が例
えば黄色に変化して薬品を補充すべきことを示すように
してある。
【0041】なお、一覧表示画面(P6)において操作
を終了する場合には画面上の終了ボタン25を選択すれ
ばメイン画面(P1)に戻ることができるようになって
おり、また管理すべき保管ボックスが多数ある場合に
は、画面上のボックス群選択ボタン26を選択して表示
を切り替える。
【0042】(詳細情報表示)前記薬品データの一覧表
示画面(P6)において前記詳細ボタン24を選択する
と、各詳細ボタンに対応する保管ボックスの詳細情報表
示画面(P7)が示される。
【0043】この詳細情報表示画面には、保管ボックス
内の薬品の使用履歴が時系列順に表示される個別履歴表
示欄27と保管ボックス内の薬品の各種データを設定す
るための薬品データ設定欄28が示される。
【0044】個別履歴表示欄27は「日付」、「使用者
名」、「状態」、「正味重量」および「使用量」が一覧
表示されるものとしてある。前記「日付」欄は保管ボッ
クス2の扉が開閉された日付とともに時刻も示し、「使
用者名」欄は保管ボックスの扉を開閉操作の際に入力さ
れた使用者のID番号に相当する使用者の名前を示し、
「状態」欄は薬品容器を新規に収納したり、補充した場
合には「入れ替え操作」と記録され、薬品容器を持ち出
した場合には「持出」、返却した場合には「返却」とそ
れぞれ記録され、さらに持ち出しや入れ替えが行われな
い場合であっても所定の日数ごとに薬品の正味重量を記
録する定時通報が行われた場合には「定時通報」と記録
され、さらに、保管ボックスがこじ開けられた場合には
「こじ開け」と記録される。
【0045】「正味重量」欄には、「状態」欄が「持
出」の場合は薬品容器を保管ボックスから取り出す前の
薬品の正味重量が記録され、「状態」欄が「入れ替え操
作」あるいは「返却」の場合は薬品容器を入れ替えまた
は返却した後の薬品の正味重量が記録され、「状態」欄
が「定時通報」の場合は通報時における薬品の正味重量
が記録される。
【0046】「使用量」欄は返却時の正味重量が持ち出
し時の正味重量からどれだけ減ったかを記録したもので
あり、この「使用量」が所定の使用限度重量よりも大で
ある場合には他の表示とは異なる色、例えば赤で表示さ
れる。
【0047】前記薬品データ設定欄28には薬品名を設
定する品名設定欄29、薬品名をカナ入力するカタカナ
入力欄30、薬品の化学式を入力する化学式入力欄3
1、薬品保管庫1側で保管ボックス2ごとに設定された
秤量限度が表示される秤量表示欄32、薬品容器の風袋
重量を設定する風袋重量設定欄33、薬品容器を入れ替
えたり補充した際における薬品の正味重量を入力する初
期正味重量入力欄34、薬品容器を補充すべき時期の目
安となる重量を設定する発注ポイント設定欄35、一回
の持ち出しで使用を許される限度量を設定する使用限度
重量設定欄36、薬品容器の持ち出しがない場合であっ
ても定期的に薬品の正味重量を記録すべき日数間隔を設
定する定時通報設定欄37および現在の薬品の正味重量
を表示する現在重量表示欄38が示される。
【0048】なお、詳細情報表示画面(P7)にはジャ
ーナル消去ボタン39、キャンセルボタン40およびO
Kボタン41が表示されていて、ジャーナル消去ボタン
39を選択すると該当する保管ボックス内の薬品に関す
る履歴データが消去され、キャンセルボタン40を選択
すると一旦画面上で変更した事項を取り消すことがで
き、OKボタン41を選択すると各種データが画面上で
変更した事項に更新されてメイン画面(P1)に戻る。
【0049】(全ジャーナル表示)前記表示選択メニュ
ー(P5)において「全ジャーナル表示」を選択する
と、前述した詳細情報表示画面(P7)における個別履
歴情報欄27と同様に「日付」、「使用者名」、「状
態」、「正味重量」および「使用量」と、保管ボックス
の番号「BOX番号」が時系列順に一覧できる全ジャー
ナル表示画面(P8)が表示される。
【0050】なお、全ジャーナル表示画面(P8)にも
ジャーナル消去ボタン39およびOKボタン41が表示
されていて、ジャーナル消去ボタン39を選択すると全
ての履歴データが消去され、OKボタン41を選択する
とメイン画面(P1)に戻る。
【0051】上述した各画面においてデータの設定、変
更あるいは消去等の操作を行うと、薬品保管庫1におい
てもデータ蓄積手段14に記録されたデータが設定、変
更あるいは消去される。
【0052】上述した実施例においては、各種データを
薬品保管庫1のコントロールボード9におけるデータ蓄
積手段14に記録するものとしてあるが、前記各種デー
タを管理端末装置6のデータ蓄積手段、例えばハードデ
ィスクドライブ装置に記録するようにする場合もある。
【0053】また、使用者を識別するために、薬品保管
庫1の操作パネル3にキーボード15を設けてあるが、
使用者の識別をカードリーダ17からのデータのみで行
うようにする場合もあるし、あるいは音声識別装置や指
紋識別装置等の他の識別装置によって使用者の識別を行
うことができるようにする場合もある。
【0054】さらに、上述した実施例では管理端末装置
6を1台としてあるが、複数台の管理端末装置を個別に
通信回線に接続することで、複数の場所で薬品保管庫の
状態を監視したり、使用履歴等のデータを閲覧できるよ
うにする場合もある。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る薬品保管及び管理システム
によれば、保管庫から薬品が不正に持ち出されたり、薬
品の戻し忘れによる事故等のトラブルを未然に防止する
ことができる。
【0056】また、薬品の使用日時や使用者名、薬品の
使用量等の使用履歴データを薬品保管庫と離れた場所の
管理端末装置でリアルタイムに閲覧・監視することがで
き、薬品の厳密な保管及び管理を十分かつ容易に行うこ
とができる。
【0057】さらに、薬品保管庫の各保管ボックス内に
収納されている薬品容器の薬品残量等の薬品データや薬
品の使用量等の使用履歴データを薬品保管庫から離れた
管理端末装置でリアルタイムに閲覧・監視することがで
きるので、薬品の補充や購入の計画を容易かつ的確に行
うこともできるという大なるメリットもある。
【0058】また、本発明においては各保管ボックス内
に高価な電子秤をそれぞれ設ける必要はなく、各保管ボ
ックス内のロードセル等よりなる各重量検出器からの重
量信号を1個の重量演算回路で重量データに変換するの
で、システムを低コストに提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシステムの実施例における薬品保
管庫の正面図。
【図2】本発明に係るシステムの実施例の構成を示す系
統図。
【図3】薬品保管庫における作用を示すフローチャー
ト。
【図4】管理端末装置における表示画面の関連を示す構
成図。
【図5】管理端末装置における一覧表示画面の具体例を
示す図。
【図6】管理端末装置における詳細情報表示画面の具体
例を示す図。
【図7】管理端末装置における全ジャーナル表示画面の
具体例を示す図。
【符号の説明】
1 薬品保管庫 2 保管ボックス 3 操作パネル 4 外部通信手段 5 通信回線 6 管理端末装置 7 重量検出器 8 重量演算回路 9 コントロールボード 10 主処理装置 11 薬品容器 12 ロック機構 14 データ蓄積手段 15 キーボード 16 表示画面 17 カードリーダ 18 警報出力器 19 ボックス表示欄 20 品名表示欄 21 現在量表示欄 22 状態表示欄 23 バーグラフ 24 詳細ボタン 25 終了ボタン 26 ボックス群選択ボタン 27 個別履歴表示欄 28 薬品データ設定欄 29 品名設定欄 30 品名カタカナ入力欄 31 化学式入力欄 32 秤量表示欄 33 風袋重量設定欄 34 初期正味重量入力欄 35 発注ポイント設
定欄 36 使用限度重量設定欄 37 定時通報設定欄 38 現在重量表示欄 39 ジャーナル消去
ボタン 40 キャンセルボタン 41 OKボタン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬品入り容器を個別に収納し、閉めると自
    動的にロックされる扉を有する複数の保管ボックスと、
    所要の保管ボックスにおける扉の開錠操作を行うための
    操作パネルを備える薬品保管庫の各保管ボックス内に、
    薬品入り容器の重量を検出してアナログの重量信号を出
    力する重量検出器を設け、かつ、薬品保管庫に、各重量
    検出器からのアナログの重量信号を演算してデジタルの
    重量データに変換する重量演算回路と、この重量演算回
    路を各保管ボックスの重量検出器に順次接続せしめて各
    保管ボックスに対応するデジタルの重量データを各薬品
    の重量データとして取得するコントロールボードとを設
    け、また、コントロールボードへパーソナルコンピュー
    タ等の電子計算機よりなる管理端末装置を通信回線によ
    り接続し、この管理端末装置によって薬品保管庫の前記
    コントロールボードから前記各保管ボックス内の薬品重
    量データを取得し、同薬品重量データが管理端末装置に
    出力される構成のものとしてなる薬品保管及び管理・監
    視システム。
  2. 【請求項2】前記操作パネルは保管ボックスを開錠しよ
    うとする使用者を識別して使用者名を認識する使用者識
    別手段を有し、かつ、前記コントロールボードは、保管
    ボックスの扉の開閉操作が行われるとその開閉操作が行
    われた日時、使用者名および保管ボックス内の薬品重量
    データを薬品保管庫または管理端末装置内に設けたデー
    タ蓄積手段に使用履歴データとして蓄積し、同使用履歴
    データが管理端末装置に出力される構成のものとしてな
    る請求項1に記載の薬品保管及び管理・監視システム。
  3. 【請求項3】前記管理端末装置は、各保管ボックス内に
    収納されている薬品の薬品名、現在の重量等の薬品デー
    タが複数の保管ボックスについて表示される一覧表示画
    面と、各保管ボックス内に収納されている薬品の前記薬
    品データおよび使用履歴データが表示される詳細情報表
    示画面と、前記薬品保管庫に収納されている全ての薬品
    についての使用履歴データが表示される全ジャーナル表
    示画面とが出力される構成のものとしてなる請求項1、
    2に記載の薬品保管及び管理・監視システム。
  4. 【請求項4】前記使用者識別手段は、使用者ごとに配布
    されたIDカードから同IDカードに記録されているデ
    ータを読み取るカードリーダを備え、前記カードリーダ
    からのデータが適正なものであるかを判別してから所要
    の保管ボックスの扉の開錠が行われるように構成してな
    る請求項2に記載の薬品保管及び管理・監視システム。
  5. 【請求項5】前記使用者識別手段は、使用者ごとに登録
    されたパスワードを入力するためのキーボードと同キー
    ボードへの入力指示メッセージを表示する表示装置とよ
    りなり、前記パスワードが適正なものであるかを判別し
    てから所要の保管ボックスの扉の開錠が行われるように
    構成してなる請求項2に記載の薬品保管及び管理・監視
    システム。
JP25410399A 1999-09-08 1999-09-08 薬品保管及び管理・監視システム Pending JP2001072215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25410399A JP2001072215A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 薬品保管及び管理・監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25410399A JP2001072215A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 薬品保管及び管理・監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001072215A true JP2001072215A (ja) 2001-03-21

Family

ID=17260274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25410399A Pending JP2001072215A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 薬品保管及び管理・監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001072215A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002315813A (ja) * 2001-04-19 2002-10-29 Teruya:Kk 薬剤管理システム
JP2010505188A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 ベイリー,ケネス,エス. 在庫商品の監視及び管理アプリケーション
JP2015194953A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 東芝テック株式会社 薬剤登録装置およびプログラム
JP2019064646A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社 液体供給システム
CN111332506A (zh) * 2020-01-15 2020-06-26 遵义诚华科技有限公司 用于药房的中药饮片高效补药装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002315813A (ja) * 2001-04-19 2002-10-29 Teruya:Kk 薬剤管理システム
JP2010505188A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 ベイリー,ケネス,エス. 在庫商品の監視及び管理アプリケーション
JP2015194953A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 東芝テック株式会社 薬剤登録装置およびプログラム
JP2019064646A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社 液体供給システム
CN111332506A (zh) * 2020-01-15 2020-06-26 遵义诚华科技有限公司 用于药房的中药饮片高效补药装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7932824B2 (en) Item tracking system
US6724303B2 (en) Method and apparatus for monitoring a safe
US6934688B2 (en) System, method, and computer program for managing storage and distribution of money tills
US5983202A (en) Office-supplies management system
US20050184857A1 (en) Electronic security apparatus and method for monitoring mechanical keys and other items
US20060090909A1 (en) System, method, and computer program for managing storage and distribution of money tills or other items
JP4220751B2 (ja) 薬品保管システム
WO2011033839A1 (ja) 資産管理システム
JP2013176578A (ja) 物品収受装置
JP2001072215A (ja) 薬品保管及び管理・監視システム
KR102204891B1 (ko) 고장시 비상 제어 기능이 부가된 무인보관시스템
JP2000197557A (ja) 宅配ボックス装置の作動制御方法
JP4067675B2 (ja) 保管管理装置
JP4118429B2 (ja) 保管管理装置およびシステム
JP2001225924A (ja) 物品管理システム
JP2022038998A (ja) 配達物通知システム、及び、配達物通知方法
JPS594349Y2 (ja) 電子式レジスタ
CN111243195A (zh) 一种智能快件箱的箱门打开方法及装置
JPH0792845B2 (ja) タイムレコーダ
JPH08260781A (ja) メッセージ表示機能付電気錠用カードリーダ及びこれを使用した集合住宅用電気錠管理システム
JPH119428A (ja) 宅配物集合保管システム
JPH11141209A (ja) 情報記録媒体等の保管庫
JP2020007758A (ja) 物品管理装置、物品管理システム、および、物品管理方法
JPH04367490A (ja) 荷物自動受渡し装置
JPH09189152A (ja) 鍵保管装置