JP2020007758A - 物品管理装置、物品管理システム、および、物品管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】物品管理装置について、コスト高を招くことなく、収納部に収納された物品について厳密に管理可能にする。【解決手段】物品管理装置1は、複数の収納部10に収納された物品について、当該物品に付されたICタグ50に記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダ12を備える。記憶部70は、複数の収納部10に収納された物品について、物品に付されたICタグ50の情報を収納部と対応づけて登録する物品管理テーブル71を格納する。制御部60は、収納部10に収納された物品に付されたICタグ50に記録されたデータをICタグリーダ12によって読み取り、読み取り結果を物品管理テーブル71と照合する。【選択図】図3
Description
ここに開示する技術は、収納部に収納された物品の出し入れや在庫状況を管理する物品管理装置に関するものである。
特許文献1には、貸与する物品の管理を厳正に行うことができる物品保管装置が開示されている。この物品保管装置は、物品に添付されているバーコードを読み取るバーコードリーダを備える。利用者が、物品を収納庫に入庫する際に、物品に付されたバーコードをバーコードリーダに読み取らせると、制御部は、当該物品と対応する収納庫の施錠装置を解錠する。また、この物品保管装置は、物品用撮像部を備え、物品用撮像部によって物品を予め撮像した画像データを記憶部に記憶する。各収納庫には、入庫された物品の形状および色彩を検知するフォトセンサが設けられており、物品が返却されたとき、フォトセンサにより検知した物品の形状及び色彩と、予め記憶部に記憶しておいた物品画像データとを照合する。
ところが、特許文献1の物品保管装置では、物品を収納庫に入庫する前にバーコードの読み取りを行うため、当該物品が、対応する収納庫に正しく入庫されたことを確認することが困難である。また、物品画像データを用いて照合を行うために、画像登録用の物品用撮像部や、収納庫に入庫された物品の形状および色彩を検知するフォトセンサを設置する必要があり、装置のコストが高くなる。また、利用者にとっては、物品画像データの登録操作が面倒である。さらに、物品画像データを用いた場合には、外観が類似している物品であれば判別が困難であるし、判別精度は収納庫内の物品の置き方にも依存する。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、物品管理装置について、コスト高を招くことなく、収納部に収納された物品について厳密に管理可能にすることにある。
ここに開示する技術は、物品管理装置であって、複数の収納部と、前記複数の収納部にそれぞれ設けられ、信号によって施錠/解錠が制御可能なロック部と、前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダと、前記ICタグリーダの動作、および、前記ロック部の施錠/解錠を含む、前記物品管理装置の動作を制御する制御部と、前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルを格納する記憶部とを備え、前記制御部は、前記収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータを前記ICタグリーダによって読み取り、読み取り結果を、前記物品管理テーブルと照合する、照合処理を行う。
この構成によると、物品管理装置は、複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダを備える。記憶部は、複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルを格納する。制御部は、照合処理において、収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータをICタグリーダによって読み取り、読み取り結果を物品管理テーブルと照合する。これにより、物品が、対応する収納部に正しく収納されていることを、容易にかつ確実に、確認することができる。
また、上の物品管理装置において、前記制御部は、前記照合処理の結果、読み取り結果が前記物品管理テーブルと一致したとき、当該収納部に設けられた前記ロック部を、施錠する、または、施錠状態に維持する、としてもよい。
これにより、収納部に、対応する物品が正しく収納されている場合には、当該収納部は施錠された状態になる。
また、上の物品管理装置において、前記制御部は、前記照合処理の結果、読み取り結果が前記物品管理テーブルと一致しないとき、当該収納部に設けられた前記ロック部を、解錠する、または、解錠状態に維持する、としてもよい。
これにより、収納部に、対応する物品とは異なる物品が収納されている場合には、当該収納部は解錠された状態になる。
さらに、前記制御部は、前記照合処理の結果、読み取り結果が前記物品管理テーブルと一致しないとき、一致しない旨を、出力手段を介して、前記物品管理装置の外部に出力する、としてもよい。
これにより、収納部に、対応する物品とは異なる物品が収納されている場合には、その旨を、利用者が認識することができる。
また、上の物品管理装置において、前記制御部は、前記照合処理を前記複数の収納部についてそれぞれ行う、精査処理を実行する、としてもよい。
これにより、複数の収納部について、対応する物品が正しく収納されているか否かを、容易にかつ確実に、確認することができる。
さらに、前記制御部は、前記精査処理の結果、読み取り結果が前記物品管理テーブルと一致しない前記収納部があるとき、当該収納部を示すデータを、出力手段を介して、前記物品管理装置の外部に出力する、としてもよい。
これにより、対応する物品とは異なる物品が収納されている収納部がある場合には、その旨を、利用者が認識することができる。
また、ここに開示する技術は、物品管理装置であって、複数の収納部と、前記複数の収納部にそれぞれ設けられ、信号によって施錠/解錠が制御可能なロック部と、前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダと、前記ICタグリーダの動作、および、前記ロック部の施錠/解錠を含む、前記物品管理装置の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記ロック部が施錠状態である前記収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを前記ICタグリーダによって読み取る、読み取り処理を行う。
この構成によると、物品管理装置は、複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダを備える。制御部は、読み取り処理において、ロック部が施錠状態である収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータをICタグリーダによって読み取る。これにより、物品が、対応する収納部に正しく収納されていることを、容易にかつ確実に、確認することができる。
また、上の物品管理装置において、前記制御部は、前記読み取り処理を前記複数の収納部についてそれぞれ行う、精査処理を実行する、としてもよい。
これにより、施錠されている複数の収納部について、収納されている物品を、容易にかつ確実に、確認することができる。
また、ここに開示する技術は、物品管理装置と、前記物品管理装置と通信可能である管理コンピュータとを備えた物品管理システムであって、前記物品管理装置は、複数の収納部と、前記複数の収納部にそれぞれ設けられ、信号によって施錠/解錠が制御可能なロック部と、前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダと、前記ICタグリーダの動作、および、前記ロック部の施錠/解錠を含む、前記物品管理装置の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータを前記ICタグリーダによって読み取り、読み取り結果を、前記管理コンピュータに送信し、前記管理コンピュータは、前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルを格納する記憶部を備え、前記物品管理装置から受信した読み取り結果を、前記物品管理テーブルと照合する。
この構成によると、物品管理装置は、複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダを備える。制御部は、収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータをICタグリーダによって読み取り、読み取り結果を管理コンピュータに送信する。管理コンピュータは、記憶部に、複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルを格納しており、物品管理装置から受信した読み取り結果を、物品管理テーブルと照合する照合処理を行う。これにより、物品が、対応する収納部に正しく収納されていることを、容易にかつ確実に、確認することができる。
また、ここに開示する技術は、物品管理装置において、物品を管理する方法であって、前記物品管理装置は、複数の収納部と、前記複数の収納部にそれぞれ設けられ、信号によって施錠/解錠が制御可能なロック部と、前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダとを備えたものであり、前記収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータを、前記ICタグリーダによって読み取り、読み取り結果を、前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルと、照合する。
この構成によると、物品管理装置は、複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダを備える。そして、収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータをICタグリーダによって読み取り、読み取り結果を、複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルと、照合する。これにより、物品が、対応する収納部に正しく収納されていることを、容易にかつ確実に、確認することができる。
以上説明したように、本開示の物品管理装置によると、コスト高を招くことなく、収納部に収納された物品について容易かつ確実に管理することができる。
以下、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明は例示である。
(第1実施形態)
図1は実施形態に係る物品管理装置を含む物品管理システムの構成例を示す。図1に示す物品管理システムは、例えば銀行等の金融機関に構築される。
図1は実施形態に係る物品管理装置を含む物品管理システムの構成例を示す。図1に示す物品管理システムは、例えば銀行等の金融機関に構築される。
物品管理装置1は、例えば印鑑や各種カード類等の重要物を管理する装置である。物品管理装置1は、物品を収納する複数の収納部10、表示部および操作部の機能を有するタッチパネル15、および、IC(Integrated Circuit)カードのデータを読み取るICリーダ16を備えている。
図2に示すように、収納部10は、解錠されると装置前方に引き出せるボックス11を有する引き出し式である。ボックス11を施錠/解錠可能なロック部13が設置されている。ボックス11の奥側にICタグリーダ(図では単にリーダと記す)12が設置されている。ICタグリーダ12は、収納部10に収納された物品N1に付されたICタグ(図では単にタグと記す)50に記録されたデータを、無線経由で読み取ることができる。ICタグ50には、当該物品N1を識別するためのID(Identifier)データを含むデータが記録されている。なお、ICタグリーダ12およびICタグ50については、非接触状態でIDデータを読み取れるものであればよく、通信方式等は限定されなくてよい。
物品管理装置2は、機密書類等の重要物を管理する装置である。物品管理装置2は、物品を収納する複数の収納部21、表示部および操作部の機能を有するタッチパネル25、および、ICカードのデータを読み取るICリーダ26を備えている。鍵管理装置3は、鍵を管理する装置である。
物品管理装置1,2および鍵管理装置3は、ネットワーク4を介して、例えば金融機関の管理コンピュータ5に接続されている。管理者は、スマートフォン6aやタブレット6b等の携帯機器を介して、管理コンピュータ5にアクセスすることができる。
本実施形態では、主として、物品管理装置1の構成および動作について説明する。
図3は物品管理装置1の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、物品管理装置1は、物品管理装置1全体の動作を統括制御する制御部60と、物品管理装置1の動作に関わる各種情報やログ情報等を記憶する記憶部70とを備えている。制御部60は例えば、CPU、ROM、RAMを備えたコンピュータによって構成されており、ROMに格納された所定の制御プログラムをCPUが実行することによって、物品管理装置1の動作を制御する。記憶部70は例えば、フラッシュメモリ等によって構成されている。
各収納部10は、上述したICタグリーダ12と、当該収納部10を施錠/解錠状態にするロック部13と、当該収納部10の開閉状態を検知する開閉検知部14とを、それぞれ備える。ロック部13は、電子キー機構を有しており、信号によって施錠/解錠が制御可能なように構成されている。制御部60は電子キー機構を動作させて、ロック部13の施錠/解錠を制御する。なお、図3では2個の収納部10を示しているが、他の収納部10も同様の構成を備えている。
タッチパネル15は、表示部15aおよび操作部15bの機能を有する。タッチパネル15は、制御部60による表示制御に従って、物品管理装置1の操作手順や各収納部10に収納している物品に関する情報、記憶部70に記憶している各種の情報等を画面上に表示する。またタッチパネル15は、利用者が表示中の画面上における所定位置に触れる操作を行うと、その操作に応じた操作信号を制御部60へ出力する。
ICリーダ16は、操作者が有しているICカードのデータを読み取るのに用いられる。ICリーダ16はまた、各収納部10に収納する物品に付されたICタグの読み取りにも、利用される。
印字部17は、各収納部10に収納している物品に関する情報、記憶部70に記憶している各種の情報等を、印刷して出力する。通信部18は、外部機器例えば管理コンピュータ5との間の通信を行う。
記憶部70は、本実施形態では、物品管理テーブル71と、利用者管理テーブル72とを格納している。物品管理テーブル71は、各収納部10に収納された物品の情報を管理するテーブルである。利用者管理テーブル72は、物品管理装置1を利用する者の情報を管理するテーブルである。
図4は物品管理テーブル71に格納されたデータの例であって、(a)は登録情報、(b)はログ情報である。図4(a)の登録情報では、各収納部10に対応づけて、収納された物品を特定する情報と、利用可能者の情報とが登録されている。物品情報は、当該物品に付されたICタグに記録されたIDデータと、物品名称とを含む。利用可能者の情報は、操作者IDを含む。この登録情報は、後述する登録処理において、利用者によって登録される。図4(b)のログ情報では、各収納部10について、物品の有無と、最新の処理情報とが記録されている。このログ情報は、後述する持ち出し処理や返却処理が実行される際に、更新される。
利用者管理テーブル72は、物品管理装置1の利用者について、操作者ID、利用権限などを管理する。
(本実施形態における処理)
図5は本実施形態に係る物品管理装置1の制御部60が実行する処理全体を示すフローチャートである。本実施形態では、制御部60は、個別の処理として、「登録処理」「持ち出し処理」「返却処理」「精査処理」を実行する。「登録処理」は、物品を物品管理装置1に最初に入庫する際の登録を行う処理である。「持ち出し処理」は、利用者が物品を物品管理装置1から取り出す際の処理である。「返却処理」は、利用者が物品を物品管理装置1に返却する際の処理である。「精査処理」は、物品管理装置1における物品の保管状況を確認する処理である。
図5は本実施形態に係る物品管理装置1の制御部60が実行する処理全体を示すフローチャートである。本実施形態では、制御部60は、個別の処理として、「登録処理」「持ち出し処理」「返却処理」「精査処理」を実行する。「登録処理」は、物品を物品管理装置1に最初に入庫する際の登録を行う処理である。「持ち出し処理」は、利用者が物品を物品管理装置1から取り出す際の処理である。「返却処理」は、利用者が物品を物品管理装置1に返却する際の処理である。「精査処理」は、物品管理装置1における物品の保管状況を確認する処理である。
図5に示すように、物品管理装置1に電源が投入されると、制御部60はタッチパネル15に待機画面を表示させる(S101)。利用者は待機画面において認証方法を選択する(S102)。認証方法としては例えば、顔認証、ICカード認証、あるいはその両方等がある。認証方法が選択されると(S102でYES)、制御部60は、選択された認証方法によって利用者の認証を行う(S103)。認証できた場合は、ステップS104にすすむ。
ステップS104において、制御部60は、図6に示すような処理選択画面をタッチパネル15に表示させる。利用者は、処理選択画面において処理の選択を行う(S105)。利用者が「登録」を選択したときは(S106でYES)、制御部60は、登録処理を実行する(S107)。利用者が「持ち出し」を選択したときは(S108でYES)、制御部60は、持ち出し処理を実行する(S109)。利用者が「返却」を選択したときは(S110でYES)、制御部60は、返却処理を実行する(S111)。利用者が「精査」を選択したときは、制御部60は、精査処理を実行する(S112)。
<登録処理>
図7は登録処理を示すフローチャートである。登録処理が開始されると、制御部60は、物品データ入力を促す表示をタッチパネル15に表示させる(S201)。利用者は、登録する物品のICタグをICリーダ16にかざし、ICタグに記録された当該物品のIDデータを入力する。このとき、物品のIDデータ以外の情報、例えば物品の名称等を、例えばタッチパネル15を介して、操作者が入力できるようにしてもよい。
図7は登録処理を示すフローチャートである。登録処理が開始されると、制御部60は、物品データ入力を促す表示をタッチパネル15に表示させる(S201)。利用者は、登録する物品のICタグをICリーダ16にかざし、ICタグに記録された当該物品のIDデータを入力する。このとき、物品のIDデータ以外の情報、例えば物品の名称等を、例えばタッチパネル15を介して、操作者が入力できるようにしてもよい。
物品データ入力を確認した後、制御部60は、収納部選択表示をタッチパネル15に表示させる(S202)、利用者は、収納部選択表示において、これから物品を入庫する収納部10を選択する(S203)。このとき、既に他の物品が登録されている収納部10は、選択不能とする。
制御部60は、ICリーダ16によって取得した物品のデータと、タッチパネル15から入力された収納部10のデータを、入力結果表示としてタッチパネル15に表示させる(S204)。利用者は、入力結果表示を確認し、問題がなければ決定操作を行う(S205)。
制御部60は、決定操作があったとき(S205でYES)、ステップS203で選択された収納部10のロック部13を解錠する(S206)。その後、制御部60は、当該収納部10に設置されたICタグリーダ12からの信号に基づき、物品が当該収納庫10に収納(入庫)されたことを確認する(S207)。確認した後、制御部60は、ステップS206で解錠したロック部13を施錠する(S208)。
そして制御部60は、ステップS204で表示した内容を、物品管理テーブル71に登録するテーブル更新処理を行う(S209)。図4(a)の例では、収納部の番号に対応づけて、物品情報としてIDデータおよび物品名称が登録される。また、利用可能者として、今般の登録処理を行った者の操作者IDが登録される。このとき、他の利用可能者を、例えばタッチパネル15を介して、追加登録できるようにしてもよい。
その後、制御部60は、処理を継続するか否かを利用者に選択させるための処理継続選択表示をタッチパネル15に表示させる(S210)。利用者は、タッチパネル15において、処理を継続するか否かを入力する(S211)。処理を継続する場合はステップS201に戻り、一方、処理を継続しない場合は、処理を終了する。
<持ち出し処理>
図8は持ち出し処理を示すフローチャートである。持ち出し処理が開始されると、制御部60は、持ち出し可能物品一覧をタッチパネル15に表示させる(S301)。ここでは、当該操作者が利用可能者として登録されている収納部10だけが選択可能に表示される。利用者は、タッチパネル15において持ち出す物品の選択操作を行い(S302)、問題なければ決定操作を行う(S303)。
図8は持ち出し処理を示すフローチャートである。持ち出し処理が開始されると、制御部60は、持ち出し可能物品一覧をタッチパネル15に表示させる(S301)。ここでは、当該操作者が利用可能者として登録されている収納部10だけが選択可能に表示される。利用者は、タッチパネル15において持ち出す物品の選択操作を行い(S302)、問題なければ決定操作を行う(S303)。
制御部60は、ステップS302で選択された物品が収納されている収納部10のロック部13を解錠する(S304)。そして制御部60は、当該収納部10に設置されたICタグリーダ12からの信号に基づき、物品の持ち出しが行われたか否かを確認する(S305)。制御部60は、物品の持ち出しを確認した後、ステップS304で解錠したロック部13を施錠する(ステップS306)。
そして制御部60は、物品管理テーブル71において、物品の持ち出しが行われた収納部10について、ログ情報を更新する(S307)。図4(b)の例では、当該収納部について、物品の有無は「無し」になり、最新の処理情報として、処理の種類「持ち出し」と、持ち出し処理が行われた日時、持ち出し処理を行った者の操作者IDが、ログ情報として記録される。
その後、制御部60は、処理を継続するか否かを利用者に選択させるための処理継続選択表示をタッチパネル15に表示させる(S308)。利用者は、タッチパネル15において、処理を継続するか否かを入力する(S309)。処理を継続する場合はステップS301に戻り、一方、処理を継続しない場合は、処理を終了する。
<返却処理>
図9は返却処理を示すフローチャートである。返却処理が開始されると、制御部60は、物品データ入力を促す表示をタッチパネル15に表示させる(S401)。利用者は、返却する物品のICタグをICリーダ16にかざし、ICタグに記録された当該物品のIDデータを入力する。
図9は返却処理を示すフローチャートである。返却処理が開始されると、制御部60は、物品データ入力を促す表示をタッチパネル15に表示させる(S401)。利用者は、返却する物品のICタグをICリーダ16にかざし、ICタグに記録された当該物品のIDデータを入力する。
物品データ入力を確認した後、制御部60は、物品管理テーブル71を参照して、返却すべき収納部10のデータと、ICリーダ16によって取得した物品のデータとを、入力結果表示としてタッチパネル15に表示させる(S402)。その後、利用者は、入力結果表示を確認し、確認操作を行う(S403)
制御部60は、ステップS402で表示した収納部10のロック部13を解錠する(S404)。そして制御部60は、ロック部13を解錠した収納部10について、利用者によって閉じられたことを開閉検知部14によって確認し(S405)、解錠したロック部13を施錠する(S406)。
制御部60は、ステップS402で表示した収納部10のロック部13を解錠する(S404)。そして制御部60は、ロック部13を解錠した収納部10について、利用者によって閉じられたことを開閉検知部14によって確認し(S405)、解錠したロック部13を施錠する(S406)。
このとき、制御部60は、収納部10に設置されたICタグリーダ12からの信号に基づき、物品が正しく返却されたことをチェックすることが好ましい。すなわち、制御部60は、収納部10に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータを、当該収納部10に設置されたICタグリーダ12によって読み取る。そして、その読み取り結果を、記憶部70に格納された物品管理テーブル71と照合する(照合処理)。
この照合処理は、ステップS406の施錠処理の前に行ってもよい。この場合には、照合処理の結果、読み取り結果が物品管理テーブル71と一致したときは、当該収納部10のロック部13を施錠する。一方、読み取り結果が物品管理テーブル71と一致しないときや物品(ICタグ)が検出されないときは、当該収納部10のロック部13を解錠状態に維持する。そして、一致しない旨あるいは物品が検出されない旨を、例えば、出力手段の一例であるタッチパネル15や印字部17によって、物品管理装置1の外部に出力してもよい。
また、この照合処理は、ステップS406の施錠処理の後に行ってもよい。この場合には、照合処理の結果、読み取り結果が物品管理テーブル71と一致したときは、当該収納部10のロック部13を施錠状態に維持する。一方、読み取り結果が物品管理テーブル71と一致しないときや物品(ICタグ)が検出されないときは、当該収納部10のロック部13を解錠する。そして、一致しない旨あるいは物品が検出されない旨を、例えば、出力手段の一例であるタッチパネル15や印字部17を介して、物品管理装置1の外部に出力してもよい。
そして制御部60は、物品管理テーブル71において、物品の返却が行われた収納部10について、ログ情報を更新する(S407)。図4(b)の例では、当該収納部について、物品の有無は「有り」になり、最新の処理情報として、処理の種類「返却」と、返却が行われた日時、返却処理を行った者の操作者IDが、ログ情報として記録される。
その後、制御部60は、処理を継続するか否かを利用者に選択させるための処理継続選択表示をタッチパネル15に表示させる(S408)。利用者は、タッチパネル15において、処理を継続するか否かを入力する(S409)。処理を継続する場合はステップS201に戻り、一方、処理を継続しない場合は、処理を終了する。
<精査処理>
図10は精査処理を示すフローチャートである。精査処理は例えば、管理者が締め処理時に物品の返却状況を確認するために実行する。精査処理が開始されると、制御部60は、全ての収納部10が閉じられており施錠されていることを確認する(S501)。そして、閉じられていない収納部10や施錠されていない収納部10があるときは(S501でNO)、アラームを報知する(S502)。例えば、警告ブザーを鳴らしたり、警告メッセージ(例えば「収納部No.XXを閉じて下さい」)をタッチパネル15に表示したりする。
図10は精査処理を示すフローチャートである。精査処理は例えば、管理者が締め処理時に物品の返却状況を確認するために実行する。精査処理が開始されると、制御部60は、全ての収納部10が閉じられており施錠されていることを確認する(S501)。そして、閉じられていない収納部10や施錠されていない収納部10があるときは(S501でNO)、アラームを報知する(S502)。例えば、警告ブザーを鳴らしたり、警告メッセージ(例えば「収納部No.XXを閉じて下さい」)をタッチパネル15に表示したりする。
全ての収納部10が閉じられており施錠されていることを確認すると、制御部60は、全ての収納部10について、収納されている物品に付されたICタグに記録されたデータをICタグリーダ12によって読み取る(S503、読み取り処理)。すなわち、本実施形態では、ロック部13が施錠状態である収納部10に収納された物品について、当該物品に付されたICタグ50に記録されたデータを、ICタグリーダ12によって読み取ることができる。そして読み取った結果から、現在収納されている物品の情報である在庫情報を生成し(S504)、生成した在庫情報を出力する(S505)。出力方法としては、例えば、タッチパネル15の画面に表示したり、印字部17によってレポートとして印刷したり、あるいは、通信部18を介して管理コンピュータ5に送信したりする。
また、制御部60は、ステップS503における読み取り結果を、記憶部70に格納された物品管理テーブル71と照合してもよい。すなわち、精査処理において、上述した照合処理を、複数の収納部10についてそれぞれ行うようにしてもよい。そして、読み取り結果が物品管理テーブル71と一致しない収納部10があるときは、当該収納部を示すデータを、例えば、出力手段の一例であるタッチパネル15や印字部17を介して、物品管理装置1の外部に出力してもよい。
以上のように本実施形態によると、物品管理装置1は、複数の収納部10に収納された物品について、当該物品に付されたICタグ50に記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダ12を備える。記憶部70は、複数の収納部10に収納された物品について、当該物品を特定する物品情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブル71を格納する。制御部60は、照合処理において、収納部10に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータをICタグリーダ12によって読み取り、読み取り結果を物品管理テーブル71と照合する。また、制御部60は、読み取り処理において、ロック部13が施錠状態である収納部10に収納された物品について、ICタグに記録されたデータをICタグリーダ12によって読み取る。これにより、物品が、対応する収納部10に正しく収納されていることを、容易にかつ確実に、確認することができる。
なお、物品管理テーブル71に登録された情報を消去して、物品を管理外とする<登録消去処理>を実行可能にしてもかまわない。登録消去処理では、例えば、制御部60は、収納部選択表示をタッチパネル15に表示させ、利用者は、収納部選択表示において、登録消去の対象とする収納部10を選択する。制御部60は、選択された収納部10について、物品が収納されていない状態であることをICタグリーダ12によって確認した後、物品管理テーブル71から登録情報を消去する。以降は、当該収納部10は、空きであるものとして管理される。
なお、この登録消去処理は、例えば、所定の権限を有する管理者のみが実行可能とすることが好ましい。この場合、操作者が所定の権限を有するか否かの確認は、利用者管理テーブル72を参照して行えばよい。
また、精査処理は、管理コンピュータ5からのリモート操作によって実行してもよい。この場合は、在庫情報は管理コンピュータ5へ送信されるのが好ましい。ただし、閉じられていない収納部10や施錠されていない収納部10があるときは、利用者は、物品管理装置1が設置された場所に向かう必要がある。あるいは、例えばネットワーク4に出納機が接続されている場合に、管理コンピュータ5は、出納機から締め処理実行を示す信号を受信したとき、物品管理装置1の精査処理を実行してもよい。
また、精査処理は、タイマー設定に基づいて実行してもよい。あるいは、物品管理装置1の電源投入時に、精査処理を自動的に実行してもよい。あるいは、非常用キーによる操作や非常時における操作によって、利用者の認証がなされないで収納部10が開閉されたとき、精査処理を実行してもよい。
(変形例その1)
上述の実施形態では、利用者は、実行する処理として、「登録処理」「持ち出し処理」「返却処理」「精査処理」のいずれかを選択できるものとした。本変形例では、利用者は、「持ち出し処理」および「返却処理」の代わりに、「解錠処理」を選択できるものとする。この「解錠処理」では、制御部60は、選択された収納部10の解錠および施錠を行った後に、ICタグリーダ12による読み取り結果に従って、利用者が「持ち出し処理」を行ったのか、「返却処理」を行ったのか、を判断する。
上述の実施形態では、利用者は、実行する処理として、「登録処理」「持ち出し処理」「返却処理」「精査処理」のいずれかを選択できるものとした。本変形例では、利用者は、「持ち出し処理」および「返却処理」の代わりに、「解錠処理」を選択できるものとする。この「解錠処理」では、制御部60は、選択された収納部10の解錠および施錠を行った後に、ICタグリーダ12による読み取り結果に従って、利用者が「持ち出し処理」を行ったのか、「返却処理」を行ったのか、を判断する。
図11は本変形例に係る物品管理装置1の制御部60が実行する処理全体を示すフローチャートである。本実施形態では、制御部60は、個別の処理として、「登録処理」「解錠処理」「返却処理」を実行する。処理の流れは上述の実施形態と同様であるため、ここではその詳細な説明を省略する。利用者が、処理選択画面において「解錠」を選択したときは(S113でYES)、制御部60は解錠処理を実行する(S114)。
<解錠処理>
図12は解錠処理を示すフローチャートである。解錠処理が開始されると、制御部60は、解錠可能な収納部10の一覧をタッチパネル15に表示させる(S601)。利用者は、タッチパネル15において、解錠する収納部10の選択操作を行い(S602)、決定操作を行う(S603)。
図12は解錠処理を示すフローチャートである。解錠処理が開始されると、制御部60は、解錠可能な収納部10の一覧をタッチパネル15に表示させる(S601)。利用者は、タッチパネル15において、解錠する収納部10の選択操作を行い(S602)、決定操作を行う(S603)。
制御部60は、ステップS602で選択された収納部10について、ロック部13の解錠処理を行う(S604)。そして、利用者が物品の返却または持ち出しを行い、収納部10を閉じたことを確認すると(S605でYES)、制御部60は、その収納部10について、ICタグリーダ12によって物品のICタグに記録されたIDデータの読み取りを行う(S606)。
このとき制御部60は、物品管理テーブル71に格納された当該収納部10のログ情報と、物品に付されたICタグに記録されたデータの読み取り結果とに基づいて、利用者の処理が「返却」か「持ち出し」かを判定する(S607)。例えば、解錠処理を行う前のログ情報では物品「無し」であり、物品のIDデータが読み取れた場合は、物品の返却処理がなされたと判定する。このとき、物品管理テーブル71との照合を行って、正しい物品が返却されたか否かをチェックし、誤った物品が返却されている場合は報知する。また、解錠処理を行う前は物品「有り」であり、物品のIDデータが読み取れなかった場合は、物品の持ち出し処理がなされたと判定する。あるいは、解錠処理を行う前は物品「有り」であり、同じ物品のIDデータが読み取れた場合は、物品の持ち出しも返却もなされなかったと判定する。さらに、解錠処理を行う前は物品「無し」であり、物品のIDデータが読み取れない場合も、物品の持ち出しも返却もなされなかったと判定する。
制御部60は、利用者の処理を判定した後、ステップS604で解錠したロック部13を施錠する(S608)。そして制御部60は、物品管理テーブル71について、今回判定した処理に従って、ログ情報を更新する(S609)。
その後、制御部60は、処理を継続するか否かを利用者に選択させるための処理継続選択表示をタッチパネル15に表示させる(S610)。利用者は、タッチパネル15において、処理を継続するか否かを入力する(S611)。処理を継続する場合はステップS601に戻り、一方、処理を継続しない場合は、処理を終了する。
(変形例その2)
上述の実施形態では、物品管理装置1において、記憶部70が物品管理テーブル71を格納しており、制御部60が、ICタグリーダ12による読み取り結果を物品管理テーブル71と照合する照合処理を行うものとした。本変形例では、管理コンピュータ5が、記憶部に物品管理テーブルを格納しており、照合処理を行うものとする。
上述の実施形態では、物品管理装置1において、記憶部70が物品管理テーブル71を格納しており、制御部60が、ICタグリーダ12による読み取り結果を物品管理テーブル71と照合する照合処理を行うものとした。本変形例では、管理コンピュータ5が、記憶部に物品管理テーブルを格納しており、照合処理を行うものとする。
例えば、物品管理装置1の制御部60は、収納部10に収納された物品に付されたICタグ50に記録されたデータを、ICタグリーダ12によって読み取り、この読み取り結果を、通信部18を介して、管理コンピュータ5に送信する。管理コンピュータ5は、物品管理装置1から読み取り結果を受信し、受信した読み取り結果を、記憶部に格納している物品管理テーブルと照合する。
本変形例によっても、物品管理装置1において、物品が、対応する収納部10に正しく収納されていることを、容易にかつ確実に、確認することができる。
<他の構成例1>
上述の実施形態では、ICタグリーダ12は、収納部10の奥側に設置されているものとしたが、ICリーダの設置位置はこれに限られるものではない。例えば、図13(a)に示すICタグリーダ12Aのように、収納部10の天井部分に設けてもよいし、ICタグリーダ12Bのように、収納部10の底板部分に設けてもよい。
上述の実施形態では、ICタグリーダ12は、収納部10の奥側に設置されているものとしたが、ICリーダの設置位置はこれに限られるものではない。例えば、図13(a)に示すICタグリーダ12Aのように、収納部10の天井部分に設けてもよいし、ICタグリーダ12Bのように、収納部10の底板部分に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、1個の収納部10に1個のICタグリーダ12が設置されているものとしたが、収納部10とICタグリーダ12との対応関係はこれに限られるものではない。例えば、ICリーダの位置をXY方向に移動させる機構を設けて、複数の収納部10について1個のICタグリーダ12によって検知を行う構成としてもかまわない。また、一部の収納部10については、ICタグリーダ12を設けないものとしてもよい。ICタグリーダ12が設けられない収納部10は、管理レベルが低い物品の管理に使用される。
<他の構成例2>
上述の実施形態では、収納部10は引き出し式であるものとしたが、収納部10の構成はこれに限られるものではない。例えば、扉を開閉する構成であってもよいし、図13(b)に示すように、収納部のボックス11A自体が、回動する構成であってもよい。
上述の実施形態では、収納部10は引き出し式であるものとしたが、収納部10の構成はこれに限られるものではない。例えば、扉を開閉する構成であってもよいし、図13(b)に示すように、収納部のボックス11A自体が、回動する構成であってもよい。
<他の構成例3>
1個の収納部10について、複数の物品を収納して登録できるようにしてもよい。この場合、ICタグリーダ12は、読み取りエリア内にある複数個のICタグを読み取り可能とする。
1個の収納部10について、複数の物品を収納して登録できるようにしてもよい。この場合、ICタグリーダ12は、読み取りエリア内にある複数個のICタグを読み取り可能とする。
また、一部の収納部について、ICリーダは設置されているが物品情報は登録しないものとしてもよい。この収納部には、例えば管理レベルの低い物品を管理すればよい。ただし、当該収納部に、他の収納部に対応づけて登録された物品が検出された場合には、アラームを報知するようにしてもよい。
<他の構成例4>
上述したような構成を、鍵管理装置3に適用してもよい。例えば、鍵を取り付ける鍵ホルダーにICタグを付し、鍵ホルダーの差し込み部分にICリーダを設ければよい。
上述したような構成を、鍵管理装置3に適用してもよい。例えば、鍵を取り付ける鍵ホルダーにICタグを付し、鍵ホルダーの差し込み部分にICリーダを設ければよい。
<他の実施例>
本実施例では、鍵管理装置3において、各鍵ホルダーについて、抜かれたときにアラームを発生させるよう設定可能にする。このアラームは、正常な操作の場合であっても発生し、対象の鍵(鍵ホルダー)が抜きとられたことを周囲に報知する。これにより、鍵の不正使用を牽制する効果が得られる。
本実施例では、鍵管理装置3において、各鍵ホルダーについて、抜かれたときにアラームを発生させるよう設定可能にする。このアラームは、正常な操作の場合であっても発生し、対象の鍵(鍵ホルダー)が抜きとられたことを周囲に報知する。これにより、鍵の不正使用を牽制する効果が得られる。
具体的には例えば、鍵管理装置3において、各鍵ホルダーについて、抜かれたときにアラームを発生させるか否か(アラーム「有り」「無し」)を設定可能にする。そして、アラーム「有り」の場合は、アラームを発生させる時間、アラーム音の種類を設定できるものとする。利用者が、鍵管理装置3から所定の鍵ホルダーを抜いたとき、当該鍵ホルダーについてアラーム「有り」が設定されているときは、設定された時間の間、設定されたアラーム音が発生する。
本実施例は例えば、二者承認運用は困難であるが鍵管理に厳正化を図りたい場合、二者承認を行うほどではないが厳正化を図りたい重要鍵に対する場合、二者承認に加えてより厳正化を図りたい場合、などに有効である。なお、鍵ホルダーのアラーム「有り」「無し」は、管理コンピュータ5において設定し、鍵管理装置3に送信するようにしてもよい。また、本実施例は、物品管理装置1,2に適用してもよい。例えば、重要物品を収納する収納部を開く場合に、アラームを発生させるようにしてもよい。
1 物品管理装置
5 管理コンピュータ
10 収納部
12 ICタグリーダ
13 ロック部
15 タッチパネル(出力手段)
17 印字部(出力手段)
50 ICタグ
60 制御部
70 記憶部
71 物品管理テーブル
N1 物品
5 管理コンピュータ
10 収納部
12 ICタグリーダ
13 ロック部
15 タッチパネル(出力手段)
17 印字部(出力手段)
50 ICタグ
60 制御部
70 記憶部
71 物品管理テーブル
N1 物品
Claims (10)
- 物品管理装置であって、
複数の収納部と、
前記複数の収納部にそれぞれ設けられ、信号によって施錠/解錠が制御可能なロック部と、
前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダと、
前記ICタグリーダの動作、および、前記ロック部の施錠/解錠を含む、前記物品管理装置の動作を制御する制御部と、
前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルを格納する記憶部とを備え、
前記制御部は、
前記収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータを前記ICタグリーダによって読み取り、読み取り結果を、前記物品管理テーブルと照合する、照合処理を行う
ことを特徴とする物品管理装置。 - 請求項1記載の物品管理装置において、
前記制御部は、
前記照合処理の結果、読み取り結果が前記物品管理テーブルと一致したとき、当該収納部に設けられた前記ロック部を、施錠する、または、施錠状態に維持する
ことを特徴とする物品管理装置。 - 請求項1記載の物品管理装置において、
前記制御部は、
前記照合処理の結果、読み取り結果が前記物品管理テーブルと一致しないとき、当該収納部に設けられた前記ロック部を、解錠する、または、解錠状態に維持する
ことを特徴とする物品管理装置。 - 請求項3記載の物品管理装置において、
前記制御部は、
前記照合処理の結果、読み取り結果が前記物品管理テーブルと一致しないとき、一致しない旨を、出力手段を介して、前記物品管理装置の外部に出力する
ことを特徴とする物品管理装置。 - 請求項1記載の物品管理装置において、
前記制御部は、
前記照合処理を前記複数の収納部についてそれぞれ行う、精査処理を実行する
ことを特徴とする物品管理装置。 - 請求項5記載の物品管理装置において、
前記制御部は、
前記精査処理の結果、読み取り結果が前記物品管理テーブルと一致しない前記収納部があるとき、当該収納部を示すデータを、出力手段を介して、前記物品管理装置の外部に出力する
ことを特徴とする物品管理装置。 - 物品管理装置であって、
複数の収納部と、
前記複数の収納部にそれぞれ設けられ、信号によって施錠/解錠が制御可能なロック部と、
前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダと、
前記ICタグリーダの動作、および、前記ロック部の施錠/解錠を含む、前記物品管理装置の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記ロック部が施錠状態である前記収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを前記ICタグリーダによって読み取る、読み取り処理を行う
ことを特徴とする物品管理装置。 - 請求項7記載の物品管理装置において、
前記制御部は、
前記読み取り処理を前記複数の収納部についてそれぞれ行う、精査処理を実行する
ことを特徴とする物品管理装置。 - 物品管理装置と、前記物品管理装置と通信可能である管理コンピュータとを備えた物品管理システムであって、
前記物品管理装置は、
複数の収納部と、
前記複数の収納部にそれぞれ設けられ、信号によって施錠/解錠が制御可能なロック部と、
前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダと、
前記ICタグリーダの動作、および、前記ロック部の施錠/解錠を含む、前記物品管理装置の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータを前記ICタグリーダによって読み取り、読み取り結果を、前記管理コンピュータに送信し、
前記管理コンピュータは、
前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルを格納する記憶部を備え、
前記物品管理装置から受信した読み取り結果を、前記物品管理テーブルと照合する
ことを特徴とする物品管理システム。 - 物品管理装置において、物品を管理する方法であって、
前記物品管理装置は、
複数の収納部と、
前記複数の収納部にそれぞれ設けられ、信号によって施錠/解錠が制御可能なロック部と、
前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグに記録されたデータを読み取り可能なICタグリーダとを備えたものであり、
前記収納部に収納された物品に付されたICタグに記録されたデータを、前記ICタグリーダによって読み取り、
読み取り結果を、前記複数の収納部に収納された物品について、当該物品に付されたICタグの情報を当該収納部と対応づけて登録する物品管理テーブルと、照合する
ことを特徴とする物品管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018128763A JP2020007758A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 物品管理装置、物品管理システム、および、物品管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018128763A JP2020007758A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 物品管理装置、物品管理システム、および、物品管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020007758A true JP2020007758A (ja) | 2020-01-16 |
Family
ID=69151069
Family Applications (1)
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JP2018128763A Pending JP2020007758A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 物品管理装置、物品管理システム、および、物品管理方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020007758A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011241566A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Laurel Bank Mach Co Ltd | 重要物管理装置 |
-
2018
- 2018-07-06 JP JP2018128763A patent/JP2020007758A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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