JP4067675B2 - 保管管理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、学校や病院などにおいて薬品などの管理を行う保管管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、有用な薬品を毒物として悪用する事件が多発している。かかる悪用を防止するには、誰が、何時、何を、どれだけ使用したかを管理する必要がある。その方法としては、たとえば、多数のロケーションを有する保管庫を設けると共に、ロケーションごとに重量検出器を設けた自動管理システム(特開平 5-51104号公報)を採用することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来のシステムでは、各ロケーションごとに重量検出器が必要となるから、コストが高くなる。
また、前記従来のシステムでは、システムの導入時に保管庫自体を新たに購入する必要もあり、更なるコストアップを招く。
また、本来の研究等の妨げとならぬように、簡便に利用し得るシステムとする必要がある。
したがって、本発明は、薬品等の安全管理ができる保管管理装置において安価で簡便なシステムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本第1発明の保管管理装置は、まず、被計量物の重量を計量する電子秤と、取扱者の識別情報を入力する入力手段と、前記被計量物の計量値を表示する表示手段と、被計量物を取扱った日時を計時する計時手段と、前記被計量物を保管する保管庫の1以上の鍵を収容するキーボックスと、収納された前記鍵が取り出された場合に、それを検出するキー検出器と、前記キーボックスを施錠すると共に、所定の操作で開錠される電子錠とを備えている。
今、前記入力手段から取扱者の識別情報を入力し、それが登録されたものである場合には、まず、キーボックスの電子錠が開錠される。
ついで、取扱者は、取り扱う被計量物に対応する保管庫のロケーションの鍵を前記キーボックスから取り出す。この際、使用される鍵をキー検出器が検出する。その後、取扱者は前記鍵で保管庫を開錠し所定の被計量物を取り出し、電子秤に当該被計量物を指定するなどの操作を行う。
CPUは、前記指定された被計量物の情報と、キー検出器の出力により得られたロケーション情報とから、キーと被計量物の保管庫のロケーションとが対応しているかどうかを判別し、対応していれば、当該取扱者、取り扱った日時、ならびに、被計量物の品名および計量値に関する情報が記録される。
したがって、誰が、何時、何を、どれだけ使用したかを管理することができる。
【0005】
一方、本第2発明の保管管理装置は、まず、被計量物の重量を計量する電子秤と、取扱者の識別情報を入力する入力手段と、前記被計量物の計量値を表示する表示手段と、被計量物を取扱った日時を計時する計時手段と、前記被計量物を保管する保管庫の1以上の鍵を収容するキーボックスと、前記鍵により開錠ないし施錠される保管庫の開閉状態を検出する開閉検出器と、前記キーボックスを施錠すると共に、所定の操作で開錠される電子錠とを備えている。
今、前記入力手段から取扱者の識別情報を入力し、それが登録されたものである場合には、まず、キーボックスの電子錠が開錠される。
ついで、取扱者は、取り扱う被計量物に対応する保管庫のロケーションの鍵を前記キーボックスから取り出し、当該鍵で保管庫の所定のロケーションを開錠して、所定の被計量物を取り出す。この際、開錠されたロケーションを開閉検出器が検出する。
CPUは、前記指定された被計量物の情報と開閉検出器の出力により得られたロケーション情報とから、被計量物の登録されたロケーションと開錠される保管庫のロケーションとが、対応しているかどうかを判別し、対応していれば第1発明と同様に、当該取扱者などの情報が記録される。
【0006】
本発明において、「被計量物」としては、一般に、実験室や病院などで用いられる薬品が対象となる。
「識別情報を入力する入力手段」としては、一般に、IDカードリーダおよび暗証番号の入力装置が用いられるが、双方のいずれか一方としてもよい。
「表示手段」は、操作手段と一体となったタッチスクリーンを用いるのが好ましいが、操作手段と別体としてもよい。
「情報を記録」とは、当該情報をメモリカードやフロッピーディスクのような記憶媒体に記憶させることの他に、メモリに記憶させたり、あるいは、メモリに記憶させた直後に通信手段を介して出力してもよいことを意味する。
「関する情報」とは、たとえば品名を品番やロケーションなどの他の情報で記録してもよいことを意味する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本第1発明の一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
本システムは、図1の保管庫S内に収容された薬品を図2の保管管理装置1で管理するものである。
保管管理装置1は、電子秤2、カードリーダ(入力手段)3、タッチスクリーン(表示手段、操作手段)4、ストロークキー部(操作手段)5およびキーボックス30がインターフェース(図示せず)を介して、マイコン10(図1)に接続されている。
【0008】
電子秤2は対象物(被計量物)Aの重量を計量するためのものである。対象物Aは、一般に、瓶(風袋)Bおよび当該瓶B内に収容された薬品Mである。
カードリーダ3は、取扱者の識別番号をIDカード(図示せず)から読み取るものである。
【0009】
タッチスクリーン4は、たとえば液晶表示器を有しており、図3〜図6に示すように、品名および計量値(重量)の他に種々のメッセージを表示すると共に、図3(b)の操作キー4a〜4eを構成する。すなわち、タッチスクリーン4は、本発明の表示手段を構成すると共に、品名および入出庫の態様を設定するための操作手段を構成する。
ここで、「品名を設定する」とは、電子秤に対し被計量物の情報を呼び出したり、登録したりすることを意味する。「品名の設定」方法としては、予め登録された品名自体を直接キー入力してもよいが呼出No. や品番または保管するロケーションNo. を入力してもよい。
「入出庫の態様」には、大きく分けて、被計量物を保管庫から取り出す場合と、被計量物を保管庫に入れる場合との2種類がある。
【0010】
前記入出庫の態様を設定する態様設定キーとしては、図3(b)に示す「出庫」キー4a、「入庫」キー4b、「持出」キー4cおよび「返却」キー4dの4つのキーが設けてある。
「出庫」キー4aは、対象物Aを保管庫Sから取り出す際に、当該対象物Aを保管庫Sに再び戻さない場合(以下、この態様を「出庫」という。)に操作するキーである。
「持出」キー4cは、対象物Aを保管庫Sから取り出して使用しても、当該対象物Aを保管庫Sに再び戻すことを前提とする場合(以下、この態様を「持出」という。)に操作するキーである。
「入庫」キー4bは、対象物Aを保管庫Sに入れる際に、当該対象物Aを初めて保管庫Sに入れる場合(以下、この態様を「入庫」という。)に操作するキーである。
「返却」キー4dは、持ち出し中の対象物Aを保管庫Sに入れる際(以下、この態様を「返却」という。)に操作するキーである。
なお、これらの態様設定キー4a〜4dにタッチすると、CPU11は計時手段12から現在の日時を読み出す。
【0011】
図1のマイコン10のCPU11には、前記計時手段12が設けてある。該計時手段12は、対象物Aを取り扱った日時を計時する。マイコン10のRAM13には、種々の登録情報が記憶されている。登録情報としては、たとえば、図3(a)の暗証番号や取扱者名、図4(a)の呼出No. や薬品名などがあり、RAM13には、図1(b)に示すように、呼出No. 、品名ごとに、後述するロケーションおよび補充発注重量などが互いに関連付けて記憶されている。また、前記RAM13には、各品名ごとの実際の在庫量を更新記憶させる記憶部が設けてある。
【0012】
前記マイコン10の基板には、メモリカード(記憶媒体)20を接続するためのコネクタ(装着部)15が設けてある。前記メモリカード20には、入出庫履歴(図7)を記憶するための履歴記憶部21が設けてある。
【0013】
前記履歴記憶部21には、図7に示すように、対象物Aを取り扱った「日付」、「時刻」の他に、対象物Aの「呼出コード」、「品番」、「重量」(計量値,入力値)、「在庫量」、保管庫Sの「ロケーション」、「取扱者No. 」(取扱者の識別番号)および「区分」(入出庫の態様)が記録(記憶)される。
【0014】
これらの履歴情報は、CSV形式で記憶される。
すなわち、前記履歴情報は、各情報の項目間をカンマで区切ると共に、所定のレコード(所定の情報)を改行コードで区切ってテキスト形式で記録(記憶)されている。前記履歴情報は、1回の入出庫態様、取扱者および品名ごとに改行されて記録されている。
また、前記履歴情報は、1日単位のファイルに記憶される。すなわち、CPU11は計時手段12から読み出した日付が変更されるごとに自動的に新しいファイルを図1の履歴記憶部21に作成し、当該ファイルに履歴情報を書き込む。
【0015】
前記マイコン10には、出力ポート16を介して、キーボックス30の電子錠31が接続されている。電子錠31は、キーボックス30を施錠すると共に、所定の操作で開錠される。すなわち、前記カードリーダ3で読み取った識別情報ならびに暗証番号が、予め登録された識別情報で、かつ、取り扱う対象物Aの品名をタッチスクリーン4によって指定して設定すると、CPU11は電子錠31を開錠させるための開錠信号を出力ポート16を介して電子錠31に出力する。
一方、図4(b)の「終了」キー4eにタッチすると、図1の前記開錠されていた電子錠31を施錠させる施錠信号をCPU11が出力ポート16を介して電子錠31に出力する。
【0016】
前記保管庫Sには、たとえば複数のロケーション01〜06が設けてあり、各ロケーションごとに手動式の錠Siが設けてある。一方、図2(b)のキーボックス30には、前記錠Siに対応する鍵Kiが収容されている。図2(c)に示すように、前記キーボックス30には、鍵Kiが使用された場合に、それ(鍵Kiが所定の位置に存在しないこと)を検出するキー検出器8iが設けられている。図1(a)の各キー検出器8iは入力ポート17を介してマイコン10に接続されており、各キー検出器8iの検出結果(キー使用信号)がマイコン10に入力される。各キー検出器8iのNo. と、対象物Aの品名とは、図1(b)の保管庫SのロケーションNo. を介して、互いに関連付けてRAM13に記憶されている。なお、キー検出器8iとしては、図2(c)の内壁33に形成した小孔34から鍵Kiを検出する反射型の光電スイッチなどを用いることができる。
【0017】
前記キー検出器8iからキー使用信号が入力されると、前記CPU11は以下に説明するロケーション判別動作を行う。すなわち、CPU11は、キー検出器8iからの出力により、使用されたとみなされる鍵KiのNo. を判別する。また、CPU11は、前記指定された薬品名に対応するロケーション01〜06をRAM13から読み出し、当該ロケーションiとキー検出器8iとのNo. とが対応しているか否かを判別する。これにより、取り扱った薬品名の確認を行うことができると共に、前記指定した薬品が保管されているロケーションiと前記キー検出器8iからの出力により判別されるロケーションiとが一致しないか、あるいは、対応していない場合は、当該事態を図6(a)の第1警告画面の子ウィンドウ4sに表示させる。また、この場合には、設定した品名および使用した(取り出した)鍵Kiの双方を記憶(記録)させることで、防犯を図ることができる。
【0018】
つぎに、本システムの運用について説明する。
まず、取扱者が、IDカードを図1のカードリーダ3に通して読み取らせると、RAM13から取扱者が読み出され、図3(a)の取扱者確認画面がタッチスクリーン4に表示される。その後、所定の暗証番号が入力され、登録が確認されると、図3(b)の品名呼出画面がタッチスクリーン4に表示される。この画面において、所定のキーにタッチすると、図4(a)の品名選択画面が子ウインドウ4sに表示される。この画面において、所定の品名(薬品名称)を選択して呼出No. にタッチすることにより、品名の設定がなされる。
【0019】
前記品名設定操作により、図4(b)の計量画面がタッチスクリーン4に表示される。同時に、図1のCPU11はRAM13から当該品名「塩化ナトリウム」に対応した図1(b)のロケーションNo. 「01」を読み出し、図4(b)の画面にロケーションNo. 「01」を表示させると共に、図1の出力ポート16を介して電子錠31に開錠信号を出力する。これにより、電子錠31が開錠する。この開錠後、取扱者は、前記品名に対応する保管庫Sのロケーションiの鍵Kiを取り出す。鍵Kiを取り出すと、キー検出器8iがこれを検出し、その検出信号をCPU11に出力する。CPU11は鍵KiのロケーションNo. と、品名に対応した保管庫SのロケーションNo. とを照合して前記ロケーション判別動作を行う。
【0020】
ここで、本実施形態では、品名に対応したロケーションNo. を品名と共にタッチスクリーン4に表示するので、取扱者はロケーションを覚える必要はない。また、鍵Kiのロケーションを間違えた場合は、図6(a)のように当該事態を表示して警告するので、取り扱う対象物Aを誤るおそれもない。
以上の品名設定操作およびロケーション判別動作は入出庫の態様にかかわらず同じである。
【0021】
「入庫」を行う際には、当該対象物Aが新品である場合、前記品名設定操作後、図2の当該瓶BのラベルLに表示されている重量をストロークキー部5を用いて置数することで、正味重量を入力する。入力された正味重量は、図5(a)の入出庫態様選択画面のように重量として表示される。この後、図5(a)の「入庫」キー4bにタッチすると、CPU11は計時手段12から現在日時を読み出すと共に、CPU11は過去の在庫重量をRAM13から読み出して、当該在庫重量に前記置数した値を加算して新たな在庫重量を算出する。この演算後、CPU11はRAM13内の在庫量の情報を更新記憶させる。この後、CPU11は、図7に示す日付,時刻,呼出コード,品番(品名に関する情報),重量,単位,在庫量,単位,ロケーション,取扱者,区分(入出庫の態様:この場合「入庫」)および改行コードの情報をメモリカード20の履歴記憶部21にCSV形式で記憶させる。たとえば、図7の1行目の情報の場合、 1998/10/7,9:56:19,2,NaCl,500,g,2800,g,01,100,入庫,改行コードの情報が記憶される。
なお、「入庫」を行う際に、正味重量が分からない場合は、対象物Aを計量した後、周知の風袋引きを行って入庫する。
【0022】
取扱者は前記「入庫」キー4bにタッチした後、当該対象物Aを図1(a)の保管庫Sのロケーションiに入れた後、当該保管庫Sのロケーションiを鍵Kiにより施錠する。この施錠後、キーボックス30の所定のロケーションiに鍵Kiを返却する。キー検出器8iは、当該鍵Kiを検出して、キー検出信号をCPU11に出力する。この後、図5(a)の「終了」キー4eにタッチする。
【0023】
ここで、前記「終了」キー4eにタッチした際には、以下に説明するCPU11が鍵Kiの返却確認動作を行う。
まず、図1のCPU11は全てのキー検出器81 〜8n からの信号を取り込む。全てのキー検出器81 〜8n が鍵Kiを検出している場合は、CPU11が電子錠31に施錠信号を出力し、開錠されている電子錠31が施錠される。一方、キー検出器81 〜8n のうち1以上のキー検出器8iが鍵Kiを検出していない場合は、CPU11が図6(b)の画面に、当該事態を表示して警告すると共に、電子錠31に施錠信号を出力しない。なお、鍵Kiを返却して、「確認」キーにタッチすると、電子錠31が施錠される。
以上の返却確認動作は全ての入出庫態様において同様に行われる。
【0024】
「持出」を行う際には、前記品名設定操作後、図1の開錠されたキーボックス30から、当該品名に対応した鍵Kiを取り出し、該鍵Kiにより保管庫Sのロケーションの錠Siを開錠し、図2の対象物Aを取り出す。この取出後、取扱者は当該対象物Aを電子秤2の上に載せる。つまり、薬品Mを瓶Bごと電子秤2の上に載せる。これにより、電子秤2で計量された計量値(持出時の計量値)がCPU11により図5(a)のように重量として表示される。その後、図5(a)の「持出」キー4cにタッチすると、CPU11は計時手段12から現在日時を読み出すと共に、図7に示す、日付,時刻,呼出コード,品番(品名に関する情報),重量,単位,在庫量,単位,ロケーション,取扱者,区分(入出庫の態様:この場合「持出」)および改行コードの情報をメモリカード20の履歴記憶部21にCSV形式で記憶させる。
【0025】
なお、「持出」の場合、在庫量の演算はなされず、また、メモリカード20には「在庫量」としてブランクの情報、つまり、「,」と「,」とが隣接した状態で情報が記憶される。たとえば、図7の4行目の情報の場合 1998/10/7,11:56:55,1,NaCl,300,g,,g,01,1234,持出, 改行コードが記憶される。
前記図5(a)の「持出」キー4cにタッチした後、鍵Kiを返却し、更に、「終了」キー4eにタッチすると、CPU11は前述の「入庫」の場合と同様に、電子錠31に施錠を行わせる。
【0026】
「返却」を行う際には、前記品名設定操作後、図1の開錠されたキーボックス30から、当該品名に対応した鍵Kiを取り出す。該鍵Kiにより保管庫Sの所定のロケーションの錠Siを開錠する。一方、返却すべき対象物Aを電子秤2の上に瓶Bごと載せる。これにより、電子秤2で計量された計量値(返却時の計量値)がCPU11により図5(a)のように重量として表示される。この後、図5(a)の「返却」キー4dにタッチすると、CPU11は計時手段12から現在日時を読み出すと共に、下記の(1) 式で表される在庫量の計算を行う。
在庫量=(最新の在庫量)−((持出時の計量値)−(返却時の計量値))…(1)
前記演算後、CPU11はRAM13内の在庫量の情報を更新記憶させると共に、図7に示す日付から区分までの情報をメモリカード20の履歴記憶部21にCVS形式で記憶させる。
【0027】
ここで、持出時および返却時の計量値には、それぞれ、風袋重量(瓶Bの重量)が含まれているが、前記(1) 式では風袋重量が何グラムであるかを知る必要がない。したがって、取扱者は風袋重量を全く意識する必要がなく、つまり、瓶Bから薬品を取り出して計量する必要がなく、したがって、至便である。
【0028】
前記計量後、取扱者が当該対象物Aを開錠されている保管庫Sのロケーションに入れ、この後、鍵Kiを返却し、更に、図5(a)の「終了」キー4eにタッチすると、CPU11は前述の「入庫」の場合と同様に電子錠31に施錠を行わせる。
【0029】
「出庫」を行う際には、前記品名設定操作後、図1の開錠されたキーボックス30から当該品名に対応した鍵Kiを取り出し、該鍵Kiにより保管庫Sの所定のロケーションの錠Siを開錠して対象物Aを取り出す。この取出後、新品(未使用)の対象物AのラベルLなどに記載されている正味重量をテンキー(ストロークキー部5)で置数して入力する。この後、「出庫」キー4aにタッチすると、CPU11は計時手段12から現在日時を読み出すと共に、下記の(2) 式で表される在庫量の演算を行う。
在庫量=(最新の在庫量)−(出庫時の計量値) …(2)
前記演算後、CPU11はRAM13内の在庫量の情報を更新記憶させると共に、図7に示す日付から区分までの情報をメモリカード20の履歴記憶部21にCVS形式で記憶させる。前記置数操作後、鍵Kiを返却し、更に、「終了」キー4eにタッチすると、CPU11が電子錠31に施錠信号を出力して、開錠されていた電子錠31が施錠される。
【0030】
なお、「出庫」を行う際に、正味重量が分からない場合は、対象物Aを計量した後、周知の風袋引きを行って出庫する。
また、風袋引きを行うのが面倒な場合は、一度「持出」として取り出して使用した後、空瓶Bのみを「返却」してもよい。
【0031】
以上のようにして、メモリカード20の履歴記憶部21には、入出庫の履歴が記録される。メモリカード20に記録された履歴は、メモリカード20をパソコン(電子計算機)などに読み取らせることで、図7のような状態に表示したり、あるいは、印字したりすることができる。また、市販の表計算ソフトにより取扱者ごとの集計を算出することもできる。したがって、誰が、何時、何を、何グラム持ち出した(使用した)かを、1台の電子秤で容易に管理することができる。
【0032】
なお、本実施形態においては、図1(b)のように、品名ごとの在庫量の下限値である補充発注重量WL をRAM13に記憶している。CPU11は算出した現在の在庫量Wと前記補充発注重量WL とを比較し、W<WL となったときに、図5(b)のように、在庫量が残り少なくなったことを子ウインドウ4sに表示させる。
【0033】
ところで、前記実施形態では、キー検出器8iが鍵Kiを直接検出したが、キー検出器8iは、鍵Kiを間接的に検出してもよい。たとえば、鍵Kiを引っ掛けるフックを可動式とし、鍵Kiをフックに引っ掛けた際にフックの動きを検出することで、間接的に鍵Kiを検出してもよい。また、鍵KiにIDタグなどを付して収容されている鍵Kiの種別を検出して、所定の鍵Kiが存在するか、あるいは、使用されているかを判別するようにしてもよい。
【0034】
つぎに、本第2発明の一実施形態を図8〜図10にしたがって説明する。
本第2実施形態は、前記図1〜図7の第1実施形態と近似した構成を有しており、したがって、以下の説明では第1実施形態との相違点を主に説明する。
【0035】
まず、本第2実施形態では、図8〜図10に示すように、キー検出器8iに代えて、開閉検出器9iを備えている。該開閉検出器9iは、鍵Kiにより開錠または施錠される保管庫Sの各ロケーションの開閉状態を検出するものである。すなわち、前記開閉検出器9iは、図10のように、保管庫Sの錠Siのフック100が実線のように回転してロックしているときに、該フック100を検出することで、開閉状態を検出し、その検出信号をCPU11に出力する。
【0036】
CPU11は、該開閉検出器9iから検出信号を前記第1実施形態のキー検出器8iからの検出信号と同様に扱い、前記開閉検出器9iからの出力により保管庫Sの各ロケーションiが開錠されているか否かを判別ないし確認する。また、保管庫Sの1以上のロケーション01〜06が施錠されていない状態で、電子錠31を施錠しようとすると、これをCPU11が開閉検出器9iからの出力により検出してタッチスクリーン4に当該事態を表示する。したがって、取扱者は鍵Kiで保管庫Sの錠Siを施錠した後に、「終了」キー4eにタッチする必要がある。
【0037】
なお、本第2実施形態のその他の構成および運用は前記第1実施形態と同様であり、同一部分もしくは相当部分に同一符号を付して、その詳しい図示および説明を省略する。
【0038】
なお、前記実施形態では、保管庫に複数個のロケーションを設けたが、ロケーションは1つであってもよい。また、本発明は図5(a)のキー4a〜4eの名称(表示)を限定するものではない。また、「持出」や「返却」の態様を必ずしも設ける必要はない。また、図1の保管管理装置自体にプリンタを設けてもよい。また、品名に対応したロケーションは、各品名ごとに詳細な内容を対応させて別途表示させてもよい。さらに、品名の設定をバーコードリーダなどで行ってもよい。また、特定の品名については、予め設定された特定のIDカードを持つ取扱者のみが設定できるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、識別情報を入力し被計量物を指定してキーボックスの電子錠を開錠させ、キーボックスから鍵を取り出して保管庫を開錠した後、被計量物を電子秤に載せて計量すると、取扱者、日時、品名、計量値などが記録されるようにしたから、誰が、何時、何を、何グラム出し入れしたかを管理することができる。
また、1台の電子秤で前記管理を行うことができるから、前記管理を安価かつ簡便な装置で行うことができる。
特に、本発明では、保管庫の鍵を収容して保管するキーボックスを設けたから、既存の保管庫をそのまま使用することができる。したがって、より一層のコストダウンを図ることができる。
【0040】
また、指定した被計量物が保管されているロケーションと検出器が検出したロケーションとが対応していない場合に、表示手段に当該事態を表示すれば、取り扱う被計量物の種類を誤るおそれもない。
【0041】
また、保管庫の1以上のロケーションの鍵が返却されていなかったり、あるいは、1以上のロケーションが施錠されていない場合に、当該事態を表示器に表示するようにすれば、より厳重な管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す保管管理システムの概略構成図および登録情報の一部を示す概念図である。
【図2】保管管理装置の概略斜視図、ならびに、キーボックスの正面断面図および縦断面図である。
【図3】表示画面を示す正面図である。
【図4】他の表示画面を示す正面図である。
【図5】更に他の表示画面を示す正面図である。
【図6】警告画面を示す正面図である。
【図7】メモリカードの記憶内容を電算機で出力した状態を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示す保管管理システムの概略構成図および登録情報の一部を示す概念図である。
【図9】保管管理装置の概略斜視図およびキーボックスの正面断面図である。
【図10】錠および開閉検出器を示す正面図である。
【符号の説明】
1:保管管理装置
2:電子秤
3:カードリーダ(入力手段)
4:タッチスクリーン(表示手段,操作手段)
5:ストロークキー部(操作手段)
8i:キー検出器
9i:開閉検出器
12:計時手段
13:RAM(記憶部)
30:キーボックス
31:電子錠
S:保管庫

Claims (8)

  1. 被計量物の重量を計量する電子秤と、
    取扱者の識別情報を入力する入力手段と、
    前記被計量物の計量値を表示する表示手段と、
    被計量物を取扱った日時を計時する計時手段と、
    前記被計量物を保管する保管庫の1以上の鍵を収容するキーボックスと、
    収納された前記鍵が取り出された場合に、それを検出するキー検出器と、
    前記キーボックスを施錠すると共に、所定の操作で開錠される電子錠とを備え、
    前記キー検出器からの出力により前記鍵に対応する保管庫のロケーションを確認ないし判別できるようにすると共に、
    該ロケーションの被計量物を指定して計量すると、当該取扱者、取り扱った日時、ならびに、被計量物の品名および計量値に関する情報を記録できるようにした保管管理装置。
  2. 請求項1において、
    指定した被計量物が保管されているロケーションと、前記キー検出器からの出力により判別されたロケーションとが対応していない場合は、前記表示手段に当該事態が表示されるようにした保管管理装置。
  3. 請求項1において、
    前記キー検出器からの出力により全ての鍵が前記キーボックスに返却されていない状態で、前記電子錠を施錠しようとすると、前記表示手段に当該事態が表示されるようにした保管管理装置。
  4. 被計量物の重量を計量する電子秤と、
    取扱者の識別情報を入力する入力手段と、
    前記被計量物の計量値を表示する表示手段と、
    被計量物を取扱った日時を計時する計時手段と、
    前記被計量物を保管する保管庫の1以上の鍵を収容するキーボックスと、
    前記鍵により開錠ないし施錠される保管庫の開閉状態を検出する開閉検出器と、
    前記キーボックスを施錠すると共に、所定の操作で開錠される電子錠とを備え、
    前記開閉検出器からの出力により開錠されたとみなされる保管庫のロケーションを確認ないし判別できるようにすると共に、
    該ロケーションの被計量物を指定して計量すると、当該取扱者、取り扱った日時、ならびに、被計量物の品名および計量値に関する情報を記録できるようにした保管管理装置。
  5. 請求項4において、
    前記開閉検出器からの出力により前記保管庫の全てのロケーションが施錠されていない状態で、前記電子錠を施錠しようとすると、前記表示手段に当該事態が表示されるようにした保管管理装置。
  6. 請求項1もしくは4において、
    入力された識別情報が登録されたものである場合は、前記電子錠が開錠されるようにした保管管理装置。
  7. 請求項1もしくは4において、
    前記被計量物と前記検出器とを、前記保管庫のロケーションを介して互いに関連付けて記憶する記憶部を設けた保管管理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項において、
    取扱う被計量物の品名および入出庫の態様を設定するための操作手段を備え、
    前記入力手段から取扱者の識別情報を入力すると共に前記操作手段から品名を設定すると、前記電子錠を開錠する開錠信号が電子錠に出力され、
    被計量物を電子秤に載せて計量し入出庫の態様を設定すると、当該取扱者、取り扱った日時、入出庫の態様、ならびに、被計量物の品名および計量値に関する情報を記録できるようにした保管管理装置。
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