JP3125366U - 薬品等管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】劇薬を含む薬品や化学品などの有形性がない物質の使用量の適正な把握を行うことで、ヒューマンエラー、環境、健康などの分野に役立つ薬品等管理装置を提供する。
【解決手段】薬品等または保管庫の鍵を収納保管するための1または2以上の小箱10からなる鍵等収納部1と、瓶入り薬品を収納保管するための1たは2以上の薬品箱20からなる薬品収納部2と、薬品収納部2から取出した薬品の重量を計測できる電子天秤3を収納している電子天秤収納部4と、鍵等収納部1と薬品収納部2と電子天秤収納部4を管理制御する管理制御部とからなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、薬品等管理装置に関する。さらに詳しくは、劇薬などの薬品や化学品の使用量や使用履歴などを厳重に管理することができる薬品等管理装置に関する。
従来の技術として、鍵の管理装置がある(特許文献1参照)。
この鍵の管理装置は、多列多段に設けられた複数個の挿入部に、抜き差し可能に取り付けられた複数個の小箱と、複数個の小箱を挿入部に差し込んだ状態で、抜き取り不能に拘束する複数個のロック機構と、各ロック機構の解錠施錠の制御を行う管理制御部を備えている。この管理制御部は、さらにアクセス可能な人物か否か、アクセス可能な小箱か否かの認証作業を実行し、小箱からの物品の取り出し格納に関する使用履歴を記録する機能を備えている。
上記の鍵の管理装置では、鍵などの有形性のある物品の有り無しの管理は可能であるが、薬品等の量の増減を管理することはできない。薬品や化学品などの有形性がなく量の多寡が問われる物質では使用の有無だけでなく使用に伴う残量を正確に把握したいという要望が多いが、上記従来例では、薬品や化学品などの使用量を細かく管理することができないという欠点がある。
国際特許公開公報 WO 2004/111370 A1号
本発明は上記事情に鑑み、劇薬を含む薬品や化学品(以下、薬品等という)などの有形性がない物質の使用量の適正な把握を行うことで、ヒューマンエラー、環境、健康などの分野に役立つ薬品等管理装置を提供することを目的とする。
第1考案の薬品等管理装置は、薬品等または保管庫の鍵を収納保管するための1または2以上の小箱からなる鍵等収納部と、瓶入り薬品を収納保管するための1たは2以上の薬品箱からなる薬品収納部と、前記薬品収納部から取出した薬品の重量を計測できる電子天秤を収納している電子天秤収納部と、前記鍵等収納部と前記薬品収納部と前記電子天秤収納部を管理制御する管理制御部とからなることを特徴とする。
第2考案の薬品等管理装置は、第1考案において、前記鍵等収納部が、外箱と引出しからなる開閉可能な小箱と、該小箱を開閉錠できるロック機構と、前記小箱が開状態か閉状態かを検知する小箱開閉センサと、前記小箱内の鍵または薬品の有無を検知する鍵等検知センサとを備えており、前記薬品収納部が、瓶入り薬品を収納でき開閉可能な薬品箱と、該薬品箱を開閉錠できるロック機構と、前記薬品箱が開状態か閉状態かを検知する薬品箱開閉センサと、前記薬品箱内の薬品等の有無を検知する薬品検知センサとを備えており、前記管理制御部が、前記小箱の開閉を可能な人物にのみ許容して実行する開閉制御手段と、前記鍵等検知センサと前記小箱開閉センサと前記薬品検知センサと前記薬品箱開閉センサの各検知信号に基づく使用履歴を記録する使用履歴記録手段、および前記電子天秤の計測値を記録する薬品重量記録手段を備えていることを特徴とする。
第3考案の薬品等管理装置は、第2考案において、前記管理制御部が、アクセス可能な人物に対して、アクセス可能な小箱であるか否かの認証を行い、開閉可能な小箱および薬品箱についてのロック機構を解錠したり施錠したりする貸出制御および返却制御を行い、薬品等の貸出し返却の後に、その事実を記録する使用履歴記録制御を実行することを特徴とする。
第4考案の薬品等管理装置は、第2考案において、前記管理制御部が、前記薬品箱内の瓶入り薬品の重量を前記電子天秤で計測する度に、その計測値を記録する薬品重量記録制御を実行することを特徴とする。
第1考案によれば、鍵や薬品を取り出すためには、鍵等収納部や薬品等収納部から管理制御部の制御動作を介して取り出さなければならないので劇薬等の薬品の管理を厳重にできる。また、薬品の重量を電子天秤で計測することにより、使用量も管理できるので、有形性が無い薬品等であっても、その管理手法の改善を図ることができる。
第2考案によれば、管理制御部が実行する開閉制御手段により利用可能な人物にのみ利用を許容できるので、薬品等の使用制限を厳重にできる。また、小箱と薬品箱の両開閉センサおよび両検知センサからの検知信号を記録する使用履歴記録手段によって、長期間の記録も残すことができる。さらに、薬品重量記録手段により薬品使用量を監視することができる。
第3考案によれば、貸出制御と返却制御の後に使用履歴が記録されるので、常駐の管理者が居なくても物品の貸出しや返却状況を確認できる。
第4考案によれば、薬品の重量を取出したり戻したりする度に残量と使用量を確実に記録することができるので、有形性が無い薬品等であっても、その管理を常時、正確に行える。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る薬品等管理装置の正面図である。図2は同薬品等管理装置の右側面図である。図3は同薬品等管理装置の内部構造を示す図1のA−A線断面図である。図4は同薬品等管理装置の内部構造を示す図1のB−B線断面図である。図5は同薬品等管理装置の内部構造を示す図1のC−C線断面図である。図6は同薬品等管理装置の内部構造を示す図2のD−D線断面図である。図7は同薬品等管理装置の動作フロー図である。
本考案の基本となるコンセプトは、下記段落0009に記載のとおりである。なお、この記載は国内優先権の基礎出願(特願2006-008110)に含まれていた事項である。
本実施形態の薬品管理システムは、常時施錠された小箱の中に薬品を収納し、予め、認証された資格者が小箱を開けて中の薬品などを取り出し、電子天秤で重量を計測し、計測されたデータはコンピュータに自動で送られ記録されることを特徴とする。
本実施形態によれば、薬品の重量を計測することにより、どれだけ使用したかを記録し、その履歴を管理できる。また、薬品保管庫の鍵も同時に保管できるので、いつ、誰が、どの薬品庫にアクセスしたかを記録でき、劇薬管理手法の改善を図ることができます。
使用目的
本考案の薬品等管理装置は、薬品、劇薬の管理において収納装置を特定の取扱者のみが操作でき、また、薬品や劇薬の固有情報が一括管理でき、さらに薬品、劇薬等の保管庫の鍵も管理できるものである。
装置構成
薬品又は保管庫の鍵類を収納する引出しが3個装備されており、瓶に入った薬品を収納する収納部が1個装備されており、電子天秤3を収納する引出しを装備されている。
操作手順・・・パソコン画面 通常メニュー
[出庫操作]
パソコン画面(通常メニュー)で利用者名及び暗証番号を入力し認証釦を押す
入力誤りの場合はキャンセル釦を押し再入力する
取り出したい収納部の収納物情報(薬品種類、保管量等)をパソコン画面で確認する
取り出したい収納部のいずれかの小箱番号を入力し開錠釦を押す
小箱番号入力誤りの場合はキャンセル釦を押し再入力する
指定した収納部のロックが解除される
引出し又は扉を開き収納物(薬品又は保管庫の鍵)を取り出す
出庫履歴(日時、利用者、出庫)がパソコン内に記録される
[入庫操作]
パソコン画面(通常メニュー)で利用者名及び暗証番号を入力し認証釦を押す
入力誤りの場合はキャンセル釦を押し再入力する
返却したい返却部の返却物情報(薬品種類、保管量等)をパソコン画面で確認する
返却したい返却部のいずれかの小箱番号を入力し開錠釦を押す
返却物の計量の要否が予めパソコンに登録されており計量の要否を判定する
計量不要の場合は指定部のロックが解除されるので引出し又は扉を開き返却物を収納する
計量必要な場合は電子天秤で計量を行う
計量完了後自動で返却したい指定部のロックが解除される
引出し又は扉を開き返却物を収納する
入庫履歴(日時、利用者、入庫、重量)がパソコン内に記録される
[小箱状態表示]
パソコン画面の引出し及び扉は、出庫中、出庫中(返却期限超過)、入庫中、故障中、未使用の各状態により色別表示される
パソコン画面 管理者メニュー
利用者登録・・・利用者名、暗証番号を登録
薬品登録・・・・薬品名、保管量等を登録
保管小箱登録・・使用中、未使用等を登録
一括開錠・・・・全収納部のロック解除
一括施錠・・・・全収納部のロック
CSV変換・・・パソコンに記録の出庫及び入庫履歴データーをExcelにより帳票化
小箱不使用復旧・故障小箱の復旧
個別開錠操作・・全小箱について指定開錠
以下に、本考案の実施形態の詳細を追加して説明する。
図8は本発明の他の実施形態に係る薬品等管理装置の正面図(A)と側面図(B)である。図1は第1実施形態に係る小型の薬品等管理装置100を示し、図8は第2実施形態に係る大型の薬品等管理装置200を示し、図14は第3実施形態の薬品等管理装置400を示している。
図1の薬品等管理装置100では、薬品等や保管庫の鍵類を収納する鍵等収納部1が3個の小箱10で構成されており、瓶に入った薬品を収納する薬品収納部2が1個の薬品箱20で構成されており、電子天秤3を収納する電子天秤収納部4が1個装備されている。
図8の薬品等管理装置200では、鍵等収納部1が18個の小箱10で構成され、薬品収納部2が18個の薬品箱20で構成され、電子天秤3を収納する電子天秤収納部4が1個装置されている。
図1および図8の各実施形態が示すように、本考案においては、鍵等収納部1および薬品収納部2の数は任意であり、1個または2個以上である。
図14に示す第3実施形態の管理装置400では、第1実施形態の管理装置100(ボックス5とコンピュータ7)に保管庫300を加えて構成されている。保管庫300には、多数の薬品箱8が設けられ、これらの薬品箱8は、ボックス5の小箱10に保管してある鍵で開閉して、中の薬品等の取出し返却が可能になっている。
図1の薬品等管理装置100と、図8の薬品等管理装置200および図14の薬品等管理装置200とは、鍵等収納部1や薬品収納部2の数が違うだけで、構造は同じなので特に区別することなく、その内部構造を図2〜図6に基づき説明する。
図1および図2において、5はボックスであり、その両側壁には取っ手5aが設けられている。
図3に示す鍵等収納部1は、小箱10と、この小箱10に設けられたロック機構13、鍵等検知センサ15、小箱開閉センサ14から構成されている。
また、薬品収納部2は、薬品箱20と、この薬品箱20に設けられたロック機構23、薬品検知センサ25、薬品箱開閉センサ24から構成されている。28は薬品箱20に収納される薬品容器(瓶)である。
6は管理制御部の制御機器である。図示していないが、コンピュータ7が、この制御機器6に接続される。
図4は小箱10が3個とも閉じられた状態を示している。電子天秤収納部4は引き出された状態を示している。
図5は電子天秤収納部4を閉じた状態を示している。薬品箱20は薬品容器28を収容している状態である。
図6は背面からみた構造を示し、制御機器6、3個の小箱10、電子天秤収納部4が図示のごとく内蔵されている。
図9に基づき、小箱10の詳細を説明する。図9は鍵等収納部を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は検知動作説明図である。
小箱10は外箱11と引出し12から構成されている。引出し12は外箱11に対し出し入れ自在であり、外箱11はボックス5内で固定されている。引出し12は上面が開放された長方形の箱である。
ロック機構13は、引出し12が閉じられた状態で、閉状態に拘束するものである。このロック機構13としては、例えば、スプリングでロック棒を突出させ、ソレノイドで引き込める機構などが用いられるが、これ以外でも引出し12の開閉が制御できるなら、どのような機構を用いてもよい。
小箱開閉センサ14は、引出し12が完全に引き込まれたときONするリミットスイッチなどで構成されているが、開閉が検知できれば、それ以外のセンサを用いてもよい。
鍵等検知センサ15は、検知板15aと検知レバー15bと、レバー復帰スプリング15cとリミットスイッチ15dから構成されている。引出し12内に鍵や薬品等の収納物が無いときは、検知板15aが引出し12の底面まで降りているが、鍵や薬品等の収納物が入っているときは、検知板15aが持ち上がり、その動きが検知レバー15bを介してリミットスイッチ15dをONさせるので鍵等の有無を検知することができる。レバー復帰用スプリング15cは鍵等の収納物が無くなったとき検知レバー15bもリミットスイッチ15dも元の状態に戻すため設けられている。
図10〜図12により薬品収納部2の詳細を説明する。図10は薬品収納部のロック機構を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。図11は薬品収納部の薬品箱開閉センサを示し(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。図12は薬品収納部の薬品検知センサを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
図10において、21は薬品収納部2の扉であり、23はその扉21に設けたロック機構である。
このロック機構23は、例えば、ソレノイド23aと鉄芯23bとスプリング23cから構成され、鉄芯23bをスプリング23cで突出させるとロックがかかり、ソレノイド23aを作動させると解除されるようになっている。
図11に示す薬品箱開閉センサ24は、リミットスイッチ24aと当接片24bから構成され、扉21が閉じたときリミットスイッチ24aがONするようになっている。
図12に示す薬品検知センサ25は、リミットスイッチ25aと検知板25bから構成されている。薬品容器28を収納したとき検知板25bが押されてリミットスイッチ25aがONすることにより、薬品容器28の収納の有無が検知できる。
図13は薬品等管理装置の信号系統図である。
図13に示すように、複数個ある鍵等収納部1のロック機構13、小箱開閉センサ14、鍵等検知センサ15は、それぞれ制御装置6に接続されている。また、複数個ある薬品収納部2のロック機構23、薬品箱開閉センサ24、薬品検知センサ25も、それぞれ制御機器6に接続されている。制御機器6はロック機構13,23に動作信号を出力する他、各種センサ14,15,24,25の検知信号を受け取る。また、この制御機器6は、コンピュータ7に接続されており、コンピュータ7の指令により制御動作を行う。そして、コンピュータ7には、貸出・返却制御や使用履歴記録制御や薬品重量計測制御を実行するプログラムが内蔵されている。
なお、制御機器6とコンピュータ7で、特許請求の範囲にいう管理制御部が構成されている。
(管理制御部)
つぎに、コンピュータ7の機能を図13に基づき説明する。
判定部71はCPU等で構成され、入力信号に基づき必要な判断、演算を行い、出力信号を出す。
データ部72は、アクセス可能な人物か否かを判断するための人物認証データや、アクセス可能な小箱か否かを判断するための小箱特定データが格納されている。人物認証データとしては、社員番号や暗証番号などを例示でき、小箱特定データとしては、保管物データとリンクさせた小箱固有の番号が例示できる。また、薬品の初期重量値も管理データとして入力される。
制御プログラム格納部73には、貸出制御プログラム100 、返却制御プログラム200 、使用履歴記録制御プログラム300 、薬品重量記録制御プログラム400などが格納されている。
メモリー部74は、小箱10および薬品箱20への物品の出し入れ等の使用履歴や薬品の重量を書き込む記録部である。
(制御内容)
つぎに、前記管理制御部で実行される薬品等の管理制御を説明する。
(薬品の貸出制御)
(1)使用者は、まず、コンピュータ7のキーボードなどの入力手段で、人物認証データである社員コードや暗証番号を入力する。データ部72に格納している認証データと比較して、アクセス可能な人物か否かを認証ステップで判定し、判定がOKの場合は、次のステップへ進み、引出したい小箱10や薬品箱20の特定データ、例えば数字とアルファベットを組合せた各小箱の固有のデータを入力する。
アクセスした人物と引出し可能な小箱10や薬品箱20の対応関係が一致すると、ロック機構13,23が自動的にアンロックされる。
(2)アンロックされた後は、アクセスした者が手でつまんで小箱10あるいは薬品箱20を開いて、小箱10あるいは薬品箱20に格納していた鍵や薬品、薬品容器28を取出すことができる。
(3)そして、空になった小箱10を閉じると、ロック機構13,23が起動して、小箱10あるいは薬品箱20がロックされる。
(4)以上の取出しに係る諸データは、メモリー部74に使用履歴として記録される。具体的には、人物データ、小箱の開閉、鍵や薬品の取出し、時間データ、重量データである。これらのデータを使用履歴として残すので、この使用履歴を随時閲覧することにより、保安情報として利用できる。
鍵や薬品を使用した後に返却するときは、つぎの返却制御による。
(物品の返却制御)
(5)使用後の薬品容器28は、電子天秤部4を引出して、電子天秤3に載せて、その重量を計測する。その計測値はコンピュータ7に記録され、かつ前回の計測値(つまり、使用前の重量)と比較し、その差(これが使用量となる)も記録する。この計測重量は、前記(4)の使用履歴と共に記録に残し、いつでも閲覧できるようにすることにより、管理が厳重な劇薬等であっても、確実に使用量を管理できる。
(6)鍵や薬品の返却は、つぎのように行う。使用者は、コンピュータ7のキーボードなどの入力手段で、人物認証データである社員コードや暗証番号を入力する。データ部72に格納している認証データと比較して、アクセス可能な人物か否かを認証ステップで判定し、判定がOKの場合は、次のステップへ進み、引出したい小箱10や薬品箱20の特定データを入力する。アクセスした人物と引出し可能な小箱10や薬品箱20との対応関係が不一致であると、つぎのステップへ進まず小箱10や薬品箱20の引出しが行えず、対応関係が一致すると、判定部71からの制御信号に基づいて、ロック機構13,23が自動的にアンロックされる。
(7)アンロックされた後は、アクセスした者が手でつまんで小箱10や薬品箱20を引き出して、使用者は、小箱10や薬品箱20に鍵や薬品、薬品容器28を再び格納することができる。
(8)この鍵等や薬品容器28の再格納は、鍵等検知センサ15や薬品検知センサ25で検知することができる。
そして、閉じられた鍵箱は自動的にロック機構13,23を起動させてロックされる。このようにして、アクセスできる人物のみがアクセス可能な小箱に物品を再格納できるので、犯罪や誤用を防止することができる。
(9)以上の物品返却に係る諸データは、メモリー部74に使用履歴として記録される。具体的には、人物データ、小箱の開閉、鍵や薬品の取出し、時間データ、重量データである。これらのデータを、物品の返却事実と物品の真偽を使用履歴として残し、過去の使用履歴で随時閲覧することができるので、保安情報として利用することができる。
本考案で最も重要なのは、薬品重量を計測し記録しておくことである。これにより、個数で管理できない液体の薬品や化学品であっても、残量と使用量を確実に記録することができるので、劇薬等の管理を常時、正確に行える。
本考案は、劇薬を含む薬品や化学品などの保管、管理を必要とする分野であれば、どのような産業分野にも利用することができる。
本考案の第1実施形態に係る薬品等管理装置の正面図である。 同薬品等管理装置の右側面図である。 同薬品等管理装置の内部構造を示す図1のA−A線断面図である。 同薬品等管理装置の内部構造を示す図1のB−B線断面図である。 同薬品等管理装置の内部構造を示す図1のC−C線断面図である。 同薬品等管理装置の内部構造を示す図2のD−D線断面図である。 同薬品等管理装置の動作フロー図である。 本考案の第2実施形態に係る薬品等管理装置を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 鍵等収納部を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は検知動作説明図である。 薬品収納部のロック機構を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 薬品収納部の薬品箱開閉センサを示し(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 薬品収納部の薬品検知センサを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 薬品等管理装置の信号系統図である。 本考案の第3実施形態の薬品等管理装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 鍵等収納部
2 薬品収納部
3 電子天秤
4 電子天秤収納部
5 ボックス
6 制御機器
7 コンピュータ
10 小箱
20 薬品箱

Claims (4)

  1. 薬品等または保管庫の鍵を収納保管するための1または2以上の小箱からなる鍵等収納部と、
    瓶入り薬品を収納保管するための1たは2以上の薬品箱からなる薬品収納部と、
    前記薬品収納部から取出した薬品の重量を計測できる電子天秤を収納している電子天秤収納部と、
    前記鍵等収納部と前記薬品収納部と前記電子天秤収納部を管理制御する管理制御部とからなる
    ことを特徴とする薬品等管理装置。
  2. 前記鍵等収納部が、
    外箱と引出しからなる開閉可能な小箱と、
    該小箱を開閉錠できるロック機構と、
    前記小箱が開状態か閉状態かを検知する小箱開閉センサと、
    前記小箱内の鍵または薬品の有無を検知する鍵等検知センサとを備えており、
    前記薬品収納部が、
    瓶入り薬品を収納でき開閉可能な薬品箱と、
    該薬品箱を開閉錠できるロック機構と、
    前記薬品箱が開状態か閉状態かを検知する薬品箱開閉センサと、
    前記薬品箱内の薬品等の有無を検知する薬品検知センサとを備えており、
    前記管理制御部が、
    前記小箱の開閉を可能な人物にのみ許容して実行する開閉制御手段と、前記鍵等検知センサと前記小箱開閉センサと前記薬品検知センサと前記薬品箱開閉センサの各検知信号に基づく使用履歴を記録する使用履歴記録手段、および前記電子天秤の計測値を記録する薬品重量記録手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の薬品等管理装置。
  3. 前記管理制御部が、アクセス可能な人物に対して、アクセス可能な小箱であるか否かの認証を行い、開閉可能な小箱および薬品箱についてのロック機構を解錠したり施錠したりする貸出制御および返却制御を行い、薬品等の貸出し返却の後に、その事実を記録する使用履歴記録制御を実行する
    ことを特徴とする請求項2記載の薬品等管理装置。
  4. 前記管理制御部が、前記薬品箱内の瓶入り薬品の重量を前記電子天秤で計測する度に、その計測値を記録する薬品重量記録制御を実行する
    ことを特徴とする請求項2記載の薬品等管理装置。
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JP2015131081A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 Cbcエスト株式会社 温度管理搬送ボックス

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