JP2001068903A - 誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタInfo
- Publication number
- JP2001068903A JP2001068903A JP24336999A JP24336999A JP2001068903A JP 2001068903 A JP2001068903 A JP 2001068903A JP 24336999 A JP24336999 A JP 24336999A JP 24336999 A JP24336999 A JP 24336999A JP 2001068903 A JP2001068903 A JP 2001068903A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- holes
- resonator
- dielectric block
- filter
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、フィルタの非通過帯域における減
衰量を大きくする回路部品を設けても、フィルタの小型
化を図ることのできる誘電体フィルタを提供するもので
ある。 【解決手段】 本発明に係る誘電体フィルタは、少なく
とも３つの貫通孔が並列して開設された誘電体ブロック
と、前記各貫通孔の内周面に形成された内導体と、前記
貫通孔の一端面を除いて前記誘電体ブロックの外周面に
形成された外導体とを備え、複数の共振器が並列形成さ
れた誘電体フィルタにおいて、前記並列形成された共振
器のうち、内側の少なくとも１つの共振器の外導体が除
去された端面側に当該共振器の貫通孔まで達する凹部が
形成され、該凹部に隣接する共振器の内導体と容量結合
する電極を形成したことを特徴とする。
衰量を大きくする回路部品を設けても、フィルタの小型
化を図ることのできる誘電体フィルタを提供するもので
ある。 【解決手段】 本発明に係る誘電体フィルタは、少なく
とも３つの貫通孔が並列して開設された誘電体ブロック
と、前記各貫通孔の内周面に形成された内導体と、前記
貫通孔の一端面を除いて前記誘電体ブロックの外周面に
形成された外導体とを備え、複数の共振器が並列形成さ
れた誘電体フィルタにおいて、前記並列形成された共振
器のうち、内側の少なくとも１つの共振器の外導体が除
去された端面側に当該共振器の貫通孔まで達する凹部が
形成され、該凹部に隣接する共振器の内導体と容量結合
する電極を形成したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体ブロックに
複数の貫通孔を形成して構成した誘電体フィルタに関す
る。
複数の貫通孔を形成して構成した誘電体フィルタに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】誘電体ブロックに複数の貫通孔を形成し
た誘電体フィルタの従来例を図５に示す。誘電体フィル
タ（１）は、誘電体ブロック（２）に３つの貫通孔
（３）（３）（３）が開設され、各貫通孔（３）（３）
（３）の内周面には内導体（４）（４）（４）が夫々形
成され、誘電体ブロック（２）の外側面には外導体
（５）が形成される。外導体（５）は、誘電体ブロック
（２）の各貫通孔（３）（３）（３）の一端面側で内導
体（４）（４）（４）と短絡され、他端面側の外導体
（５）が除去されることによって内導体（４）（４）
（４）と開放され、３つの誘電体共振器が並列に形成さ
れる。また、両端の共振器側面には、外導体（５）から
絶縁して形成された入出力用電極（７）が設けられる。
た誘電体フィルタの従来例を図５に示す。誘電体フィル
タ（１）は、誘電体ブロック（２）に３つの貫通孔
（３）（３）（３）が開設され、各貫通孔（３）（３）
（３）の内周面には内導体（４）（４）（４）が夫々形
成され、誘電体ブロック（２）の外側面には外導体
（５）が形成される。外導体（５）は、誘電体ブロック
（２）の各貫通孔（３）（３）（３）の一端面側で内導
体（４）（４）（４）と短絡され、他端面側の外導体
（５）が除去されることによって内導体（４）（４）
（４）と開放され、３つの誘電体共振器が並列に形成さ
れる。また、両端の共振器側面には、外導体（５）から
絶縁して形成された入出力用電極（７）が設けられる。
【０００３】この種の誘電体フィルタにおいては、フィ
ルタ特性の改善する目的で、誘電体フィルタをストリッ
プライン（図示せず）によるパターン回路基板（１２）
上に載置し、回路基板（１２）上で回路部品（１３）と
接続することによって、図６に示すように、通過帯域の
高域側あるいは低域側に減衰極を形成し、減衰極がない
場合（破線）に比べて非通過帯域における減衰量を大き
くすることがなされている。
ルタ特性の改善する目的で、誘電体フィルタをストリッ
プライン（図示せず）によるパターン回路基板（１２）
上に載置し、回路基板（１２）上で回路部品（１３）と
接続することによって、図６に示すように、通過帯域の
高域側あるいは低域側に減衰極を形成し、減衰極がない
場合（破線）に比べて非通過帯域における減衰量を大き
くすることがなされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】近年、誘電体フィルタ
は、高周波用フィルタとして通信機器に用いられてお
り、特に携帯電話等の移動体通信機器に用いられている
ため、機器の小型化に伴い、フィルタ部品の小型化も要
求されている。
は、高周波用フィルタとして通信機器に用いられてお
り、特に携帯電話等の移動体通信機器に用いられている
ため、機器の小型化に伴い、フィルタ部品の小型化も要
求されている。
【０００５】そこで、本発明は、フィルタの非通過帯域
における減衰量を大きくする回路部品を設けても、フィ
ルタの小型化を図ることのできる誘電体フィルタを提供
するものである。
における減衰量を大きくする回路部品を設けても、フィ
ルタの小型化を図ることのできる誘電体フィルタを提供
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の本発明に係る誘電
体フィルタは、上記課題を解決するため、少なくとも３
つの貫通孔が並列して開設された誘電体ブロックと、前
記各貫通孔の内周面に形成された内導体と、前記貫通孔
の一端面を除いて前記誘電体ブロックの外周面に形成さ
れた外導体とを備え、複数の共振器が並列形成された誘
電体フィルタにおいて、前記並列形成された共振器のう
ち、内側の少なくとも１つの共振器の外導体が除去され
た端面側に当該共振器の貫通孔まで達する凹部が形成さ
れ、該凹部に隣接する共振器の内導体と容量結合する電
極を形成したことを特徴とする。
体フィルタは、上記課題を解決するため、少なくとも３
つの貫通孔が並列して開設された誘電体ブロックと、前
記各貫通孔の内周面に形成された内導体と、前記貫通孔
の一端面を除いて前記誘電体ブロックの外周面に形成さ
れた外導体とを備え、複数の共振器が並列形成された誘
電体フィルタにおいて、前記並列形成された共振器のう
ち、内側の少なくとも１つの共振器の外導体が除去され
た端面側に当該共振器の貫通孔まで達する凹部が形成さ
れ、該凹部に隣接する共振器の内導体と容量結合する電
極を形成したことを特徴とする。
【０００７】また、第２の本発明に係る誘電体フィルタ
は、少なくとも３つの貫通孔が並列形成された誘電体ブ
ロックと、前記各貫通孔の内周面に形成された内導体
と、前記貫通孔の一端面を除いて前記誘電体ブロックの
外周面に形成された外導体とを備え、複数の共振器が並
列形成された誘電体フィルタにおいて、前記並列形成さ
れた共振器のうち、内側の少なくとも１つの共振器の外
導体が除去された端面側に当該共振器の貫通孔まで達す
る凹部が形成され、該凹部に隣接する共振器の内導体と
夫々容量結合する電極と、該電極間を接続する回路部品
を形成したことを特徴とする。
は、少なくとも３つの貫通孔が並列形成された誘電体ブ
ロックと、前記各貫通孔の内周面に形成された内導体
と、前記貫通孔の一端面を除いて前記誘電体ブロックの
外周面に形成された外導体とを備え、複数の共振器が並
列形成された誘電体フィルタにおいて、前記並列形成さ
れた共振器のうち、内側の少なくとも１つの共振器の外
導体が除去された端面側に当該共振器の貫通孔まで達す
る凹部が形成され、該凹部に隣接する共振器の内導体と
夫々容量結合する電極と、該電極間を接続する回路部品
を形成したことを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明に係る誘電体フィル
タの第１の実施例を示し、図１（ａ）は斜視図、図１
（ｂ）は正面図である。図１において、誘電体フィルタ
（１）は、セラミック等の誘電体材料からなる誘電体ブ
ロック（２）に３つの貫通孔（３）（３）（３）が開設
され、これら貫通孔（３）（３）（３）の内周面に内導
体（４）（４）（４）が夫々形成され、誘電体ブロック
（２）の外側面には外導体（５）が形成される。尚、外
導体（５）は、誘電体ブロック（２）の各貫通孔（３）
（３）（３）の一端面側で内導体（４）（４）（４）と
短絡され、他端面側で内導体（４）（４）（４）と開放
されて３つの誘電体共振器（６ａ）（６ｂ）（６ｃ）が
形成される。また、両端の誘電体共振器（６ａ）（６
ｃ）の側面には、外導体（５）から絶縁して形成された
入出力用電極（７）（７）が夫々設けられる。
タの第１の実施例を示し、図１（ａ）は斜視図、図１
（ｂ）は正面図である。図１において、誘電体フィルタ
（１）は、セラミック等の誘電体材料からなる誘電体ブ
ロック（２）に３つの貫通孔（３）（３）（３）が開設
され、これら貫通孔（３）（３）（３）の内周面に内導
体（４）（４）（４）が夫々形成され、誘電体ブロック
（２）の外側面には外導体（５）が形成される。尚、外
導体（５）は、誘電体ブロック（２）の各貫通孔（３）
（３）（３）の一端面側で内導体（４）（４）（４）と
短絡され、他端面側で内導体（４）（４）（４）と開放
されて３つの誘電体共振器（６ａ）（６ｂ）（６ｃ）が
形成される。また、両端の誘電体共振器（６ａ）（６
ｃ）の側面には、外導体（５）から絶縁して形成された
入出力用電極（７）（７）が夫々設けられる。
【０００９】また、中央の誘電体共振器（６ｂ）の開放
側端面には、貫通孔（３）まで達する凹部（８）が形成
され、該凹部（８）の底面及び隣接する共振器側の側面
に電極（９）が形成される。
側端面には、貫通孔（３）まで達する凹部（８）が形成
され、該凹部（８）の底面及び隣接する共振器側の側面
に電極（９）が形成される。
【００１０】図２に本実施例の等価回路図を示す。本実
施例の構成においては、隣接する誘電体共振器（６ａ）
（６ｃ）の内導体（４）（４）と電極（９）の間で容量
Ｃ１、Ｃ２が夫々形成され、フィルタ特性の通過帯域端
において減衰極が形成される。尚、容量Ｃ３、Ｃ４は誘
電体共振器（６ａ）（６ｃ）の内導体（４）（４）と入
出力用電極（７）（７）の間で夫々形成されたものであ
る。
施例の構成においては、隣接する誘電体共振器（６ａ）
（６ｃ）の内導体（４）（４）と電極（９）の間で容量
Ｃ１、Ｃ２が夫々形成され、フィルタ特性の通過帯域端
において減衰極が形成される。尚、容量Ｃ３、Ｃ４は誘
電体共振器（６ａ）（６ｃ）の内導体（４）（４）と入
出力用電極（７）（７）の間で夫々形成されたものであ
る。
【００１１】図３（ａ）（ｂ）に本発明装置の第２の実
施例を示す。本実施例では、第１の実施例において、電
極（９）を分断し、その間にコイル（１０）又はパター
ンコイル（１１）を接続配置することによって、容量Ｃ
１、Ｃ２間にインダクタンス成分を追加したものであ
る。
施例を示す。本実施例では、第１の実施例において、電
極（９）を分断し、その間にコイル（１０）又はパター
ンコイル（１１）を接続配置することによって、容量Ｃ
１、Ｃ２間にインダクタンス成分を追加したものであ
る。
【００１２】以上の実施例では、誘電体フィルタとし
て、３つの共振器を持つものを示したが、本発明はこれ
に限ることなく、３つ以上の共振器を持つもの、例えば
図４に示すように、４つの共振器を有する場合において
も適用可能である。この場合、凹部（８）は、図に示す
ように内側の２つの共振器に亙って形成してもよく、そ
の一方のみに形成してもよい。
て、３つの共振器を持つものを示したが、本発明はこれ
に限ることなく、３つ以上の共振器を持つもの、例えば
図４に示すように、４つの共振器を有する場合において
も適用可能である。この場合、凹部（８）は、図に示す
ように内側の２つの共振器に亙って形成してもよく、そ
の一方のみに形成してもよい。
【００１３】
【発明の効果】本発明に係る誘電体フィルタにおいて
は、誘電体ブロックに凹部を形成し、そこに電極あるい
は回路素子を配置しているので、減衰極を設ける構成で
あっても、誘電体フィルタの小型化を図ることができ
る。
は、誘電体ブロックに凹部を形成し、そこに電極あるい
は回路素子を配置しているので、減衰極を設ける構成で
あっても、誘電体フィルタの小型化を図ることができ
る。
【図１】本発明の第１の実施例を示す斜視図と正面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の第１の実施例の等価回路図である。
【図３】本発明の第２の実施例を示す部分斜視図であ
る。
る。
【図４】本発明の第３の実施例を示す部分斜視図であ
る。
る。
【図５】従来の誘電体フィルタを示す斜視図である。
【図６】減衰極を有する誘電体フィルタの通過特性図で
ある。
ある。
１ 誘電体フィルタ ２ 誘電体ブロック ３ 貫通孔 ４ 内導体 ５ 外導体 ６ａ、６ｂ、６ｃ 誘電体共振器 ８ 凹部 ９ 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江崎 賢一 大阪府大東市三洋町１番１号 三洋電子部 品株式会社内 Ｆターム(参考） 5J006 HA04 HA15 HA27 JA01 JA13 JA17 LA03 LA23 NA04 NB07 NB08 NC03 NE14 NF03
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも３つの貫通孔が並列して開設
された誘電体ブロックと、前記各貫通孔の内周面に形成
された内導体と、前記貫通孔の一端面を除いて前記誘電
体ブロックの外周面に形成された外導体とを備え、複数
の共振器が並列形成された誘電体フィルタにおいて、前
記並列形成された共振器のうち、内側の少なくとも１つ
の共振器の外導体が除去された端面側に当該共振器の貫
通孔まで達する凹部が形成され、該凹部に隣接する共振
器の内導体と容量結合する電極を形成したことを特徴と
する誘電体フィルタ。 - 【請求項２】 少なくとも３つの貫通孔が並列形成され
た誘電体ブロックと、前記各貫通孔の内周面に形成され
た内導体と、前記貫通孔の一端面を除いて前記誘電体ブ
ロックの外周面に形成された外導体とを備え、複数の共
振器が並列形成された誘電体フィルタにおいて、前記並
列形成された共振器のうち、内側の少なくとも１つの共
振器の外導体が除去された端面側に当該共振器の貫通孔
まで達する凹部が形成され、該凹部に隣接する共振器の
内導体と夫々容量結合する電極と、該電極間を接続する
回路部品を形成したことを特徴とする誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24336999A JP2001068903A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24336999A JP2001068903A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 誘電体フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001068903A true JP2001068903A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17102828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24336999A Pending JP2001068903A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001068903A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010050329A1 (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-06 | 京セラ株式会社 | バンドパスフィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器 |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24336999A patent/JP2001068903A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010050329A1 (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-06 | 京セラ株式会社 | バンドパスフィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器 |
| US8674898B2 (en) | 2008-10-29 | 2014-03-18 | Kyocera Corporation | Bandpass filter, radio communication module and radio communication device using the bandpass filter |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040310 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040506 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040525 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |