JP2001067136A - 情報処理装置及びシステム起動方法 - Google Patents

情報処理装置及びシステム起動方法

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JP2001067136A
JP2001067136A JP24012099A JP24012099A JP2001067136A JP 2001067136 A JP2001067136 A JP 2001067136A JP 24012099 A JP24012099 A JP 24012099A JP 24012099 A JP24012099 A JP 24012099A JP 2001067136 A JP2001067136 A JP 2001067136A
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JP24012099A
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Takeshi Inagaki
健 稲垣
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Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繁雑な操作を必要とせずに、システム起動後に
ユーザが望む状態を立ち上げる。 【解決手段】起動指定キー15aの押下により、起動後
状態指定処理サブルーチン23が呼び出される。起動後
状態指定処理サブルーチン23はユーザが指定した状態
を復元するための情報を指定起動状態バッファ24に保
持する。システム起動時に起動処理サブルーチン21に
よって起動指定があることが判断されると、起動後状態
指定処理サブルーチン23が呼び出され、指定起動状態
バッファ24に保持された情報に基づいて各機能プログ
ラム22の中の起動指定時のプログラムが起動される。
これにより、ユーザが指定した状態が復元され、ユーザ
はその状態から作業を開始することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッサ
やパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に係り、特
にシステム起動後に所望の状態で作業を開始する場合に
用いて好適な情報処理装置と、同装置に用いられるシス
テム起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサやパーソナルコンピュ
ータ等の情報処理装置では、システム起動時(電源投入
時)に初期メニュー画面を表示するのが一般的であり、
ユーザは常にこの初期メニュー画面から所望の機能を選
択して作業を開始していた。また、レジューム(res
ume)機能を備えている装置であれば、作業を中断し
て電源を切り、その後再び電源を入れたときに、以前中
断したところから作業を再開することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、システムを
起動したときに、例えばFAXの送信を行うなど、常に
同じ作業を習慣的に行うユーザにとっては、その作業に
対応した状態でシステムが立ち上がってくれる方が便利
である。しかしながら、上記したように、従来の情報処
理装置では、システム起動時には初期メニュー画面が表
示されるのが一般的であったため、その都度、初期メニ
ュー画面からの操作が必要となり、非常に不具合であっ
た。
【0004】また、レジユーム機能はシステム終了時の
状態を保持しておく機能であるため、システム起動時に
任意の状態を得ることはできない。この場合、システム
を終了するときに、所望の状態を読み出しておけば、次
回システムを起動したときにその状態を得ることはでき
るものの、システムを終了する度に、起動時に使う状態
を読み出しておくといった繁雑な操作が必要となり、ユ
ーザに負担をかけることになる。
【0005】なお、パーソナルコンピュータなどでは、
所望の機能(アプリケーションソフト)をシステムフォ
ルダの起動項目フォルダに入れておくことにより、起動
直後にその機能を優先的に開くことができるスタートア
ップ機能を備えている。しかしながら、これは単に指定
された機能を初期起動するだけのものであり、その機能
の途中の段階(例えばFAX機能であれば、FAX送信
票のタイトルを入力する位置にカーソルがある状態な
ど)で起動することはできない。
【0006】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、繁雑な操作を必要とせずに、システム起動後にユ
ーザが望む状態を立ち上げることのできる情報処理装置
及びシステム起動方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、任意のタイミングで、システム起動後に作業を開始
する状態を指定する状態指定手段と、この状態指定手段
によって指定された状態を復元するための情報を記憶す
る記憶手段と、システムが起動されたときに、上記記憶
手段に記憶された情報に基づいて上記指定された状態を
復元する復元手段とを具備して構成される。
【0008】このような構成によれば、例えば起動指定
キーを押下してシステム起動後に作業を開始する状態を
指定することにより、その状態が保持されてシステム起
動時に復元される。したがって、ユーザは常に所望の状
態から作業を開始することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態に係る情報処理
装置のハードウェア構成を示すブロック図である。本装
置は、例えばワードプロセッサやパーソナルコンピュー
タなどからなり、例えば磁気ディスク等の記録媒体に記
録されたプログラムを読み込み、このプログラムによっ
て各種機能を実現する。
【0011】図1に示すように、本実施形態における情
報処理装置には、CPU11、ROM12、RAM1
3、表示装置14、入力装置15、外部記憶装置16、
印刷装置17、通信装置18などが設けられている。
【0012】CPU11は、本装置全体の制御を行うも
のであり、ROM12やRAM13に記憶されたプログ
ラムを読み込んで、そのプログラムに従った各種処理を
実行する。ROM12およびRAM13には、CPU1
1の動作に必要なプログラム等の情報が予め記憶されて
いる。ここでは、図2に示す起動処理サブルーチン2
1、各機能プログラム22がROM12に記憶されてお
り、起動後状態指定処理サブルーチン23がRAM13
に記憶されている。また、RAM13には、図2に示す
指定起動状態バッファ24が設けられている。
【0013】表示装置14は、例えばLCD(Liquid C
rystal Display)やCRT(Cathode-ray tube)などか
らなり、データの表示を行うためのデバイスである。入
力装置15は、例えばキーボードやマウス、ペンなどか
らなり、データの入力や指示を行うためのデバイスであ
る。本実施形態では、この入力装置15に起動指定キー
15aが設けられている。起動指定キー15aは、ユー
ザが任意のタイミングでシステム起動後(電源投入後)
に作業を開始する状態を指定するためのキーである。
【0014】外部記憶装置16は、例えば磁気ディスク
装置(HDD)やフロッピーディスク装置(FDD)、
CD−ROM装置などであり、各種のプログラムやファ
イルを保持しておくためのデバイスである。印刷装置1
7は、データを印刷するためのデバイスである。この印
刷装置17は、ワードプロセッサのように予め標準的に
装備されていても良いし、パーソナルコンピュータのよ
うに外付けにて接続されるような仕様であっても良い。
通信装置18は、外部装置とのインタフェースであり、
無線または有線にてデータの送受信処理を行う。
【0015】図2は本装置のソフトウェア構成を示すブ
ロック図である。
【0016】本装置を実現するプログラムとして、起動
処理サブルーチン21、各機能プログラム22、起動後
状態指定処理サブルーチン23を備えている。起動処理
サブルーチン21は、システム起動時に必要な処理を行
うプログラムである。各機能プログラム22は、本装置
が持つ各種の機能に対応したプログラムであり、例えば
文書作成用ソフト、FAX用ソフト、電子メール用ソフ
ト、表計算用ソフトなどである。起動後状態指定処理サ
ブルーチン23は、起動後の状態を指定する処理および
指定された状態を復元する処理を行うためのプログラム
である。
【0017】なお、本実施形態では、起動処理サブルー
チン21および各機能プログラム22をROM12に備
え、起動後状態指定処理サブルーチン23をRAM13
に備えているが、これらのプログラムを例えばHDD等
の外部記憶装置16を通じてRAM13に書き込むよう
にしても良い。
【0018】また、指定起動状態バッファ24には、ユ
ーザが起動指定キー15aの押下によって指定した起動
後状態を復元するための情報が保持される。図3に指定
起動状態バッファ24の内容を示す。
【0019】この指定起動状態バッファ24には、起動
指定がなされたか否かを示す起動指定フラグ情報31、
システム起動後に立ち上げるプログラムの識別番号を示
すプログラム識別情報32、そのプログラム内での入力
待ち状態の画面などを示すプログラム内状態情報33、
入力待ち状態に必要な環境情報34など、起動後に必要
な各種の情報が保持される。
【0020】具体的には、例えば文書作成機能にて文書
を作成している状態で起動指定キー15aを押下して起
動指定を行ったとすると、まず、起動指定ありを示す起
動指定フラグ情報31が指定起動状態バッファ24に保
持される。また、プログラム識別情報32として文書作
成用ソフトの識別番号、プログラム内状態情報33とし
て起動指定時の状態に対応するプログラムの番地、環境
情報34として文書の種類、その文書の読み出し先(内
部メモリまたはHDDなど)、文書画面中のカーソル位
置など、指定された状態を復元するための情報が指定起
動状態バッファ24に保持される。
【0021】図4に起動指定時の画面例を示す。
【0022】例えば、FAX機能を使用する場合には、
図4に示すような所定の入力画面が表示される。この入
力画面には、タイトル入力欄41、タイトル選択欄4
2、内容入力欄43などが設けられている。
【0023】ここで、ユーザが起動指定キー15aを押
下して、タイトル選択欄42の「FAX送信票」をカー
ソル44にて選択している状態を指定すると、この指定
された状態に関する情報が指定起動状態バッファ24に
保持される。この後、ユーザが作業を進めても指定起動
状態バッファ24には起動指定時の状態が保持されてい
る。そして、システム終了後、再びシステムを起動する
と、指定起動状態バッファ24に保持された状態が復元
される。つまり、図4と同じ状態を得ることができる。
これにより、システム起動時には常にFAX機能のタイ
トル入力状態から作業を進めることができる。
【0024】次に、本装置の処理動作について説明す
る。
【0025】図5は本装置の起動指定時の処理動作を示
すフローチャートである。
【0026】ユーザが本装置に搭載された各機能の中の
任意の機能を使用して何らかの作業を行っているとす
る。ここで、ある機能実行中の入力待ち状態で、入力装
置15に設けられた起動指定キー15aを押下すると
(ステップA11のYes)、図2に示す起動後状態指
定処理サブルーチン23が呼び出される。
【0027】起動後状態指定処理サブルーチン23は、
まず、指定起動状態バッファ24をチェックし、指定起
動状態バッファ24に既に設定されている情報があれ
ば、これをデフォルトとしてユーザに通知する(ステッ
プA12)。この設定情報は前回設定した起動後状態に
関する情報であり、これを使用しない場合には(ステッ
プA13のYes)、その旨をキー入力した後、新たに
起動後状態を設定する(ステップA14)。例えば、図
4に示すような状態をシステム起動後状態として設定す
る。
【0028】ユーザの望む状態がシステム起動後状態と
して設定されると、起動後状態指定処理サブルーチン2
3はその設定された状態を復元するための情報を指定起
動状態バッファ24に保持する(ステップA15)。こ
の場合、指定起動状態バッファ24には、図3に示すよ
うに、起動指定がなされたか否かを示す起動指定フラグ
情報31、システム起動後に立ち上げるプログラムの識
別番号を示すプログラム識別情報32、そのプログラム
内での入力待ち状態の画面などを示すプログラム内状態
情報33、入力待ち状態に必要な環境情報34など、起
動後に必要な各種の情報が保持される。
【0029】次に、システム起動時の処理動作について
説明する。
【0030】図6は本装置のシステム起動時の処理動作
を示すフローチャートである。
【0031】ユーザが本装置の電源を投入してシステム
を起動したときに、起動処理サブルーチン21が呼び出
される。起動処理サブルーチン21は、まず、通常のシ
ステム起動処理を実行した後(ステップB11)、指定
起動状態バッファ24に保持された設定情報の起動指定
フラグ情報31に基づいて起動指定の有無をチェックす
る(ステップB12)。
【0032】ここで、起動指定がなされていれば(ステ
ップB13のYes)、起動処理サブルーチン21は起
動後状態指定処理サブルーチン23を呼び出す。起動後
状態指定処理サブルーチン23は、指定起動状態バッフ
ァ24に保持された設定情報を読み出し(ステップB1
4)、この設定情報の中のプログラム識別情報32に基
づいて各機能プログラム22の中で初期起動すべきプロ
グラムの種類を判断し(ステップB15)、そのプログ
ラムに上記設定情報の中のプログラム内状態情報33お
よび環境情報34を渡すことにより当該プログラムを起
動する(ステップB16)。
【0033】起動されたプログラムはプログラム内状態
情報33および環境情報34に基づいて起動指定時にユ
ーザが指定した状態を復元し、その状態でキー入力待ち
となる(ステップB17)。図4の例では、FAX機能
を実現するソフトが起動され、そのソフトウェアプログ
ラムの中で上記プログラム内状態情報33で指定された
プログラム番地に飛んで図4のタイトル入力画面が表示
される。さらに、上記環境情報34に基づいてタイトル
選択欄42の「FAX送信票」にカーソル44が表示さ
れるなどの起動指定時と同じ環境が作り出される。
【0034】このように、起動指定キー15aの押下に
より所望の状態を指定しておくことにより、上記指定さ
れた状態が保持され、システム起動時に復元することが
できる。したがって、従来のようにシステム起動時に初
期メニュー画面から所望の状態を得るまで何回かの操作
を行うことなく、常に同じ状態から作業を開始すること
ができる。
【0035】また、従来からあるレジューム機能では、
システム終了時の状態しか保持することはできないが、
本装置の場合には任意のタイミングでユーザの望む状態
を保持することができる。この場合、保持した状態から
作業を進めても、システム起動時には同じ状態を得るこ
とができる。したがって、システム起動後に習慣的に同
じ状態から作業を開始するユーザにとって非常に都合の
良いものとなる。
【0036】また、パーソナルコンピュータなどに搭載
されているスタートアップ機能のように、単に初期起動
する機能の指定だけではなく、その機能の途中の段階で
の状態を指定することができるため、よりユーザに合わ
せた操作環境を実現することができる。
【0037】なお、上記実施形態では、起動指定キー1
5aの押下後、ユーザが望む状態を設定することによ
り、その設定された状態を保持するようにしたが、起動
指定キー15aが押下された時点で現在表示されている
状態を起動後状態として保持するような構成であっても
良い。
【0038】また、起動指定時およびシステム起動時に
ユーザの識別情報を入力するようにすれば、複数のユー
ザが本装置を共有するような場合であっても、そのとき
のユーザに応じた状態でシステムを起動するとこができ
る。
【0039】さらに、上述した実施形態において記載し
た手法は、コンピュータに実行させることのできるプロ
グラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装
置に適用することも可能である。本装置を実現するコン
ピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込
み、このプログラムによって動作が制御されることによ
り、上述した処理を実行する。
【0040】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、繁
雑な操作を必要とせずに、システム起動後にユーザが望
む状態を立ち上げることができる。したがって、ユーザ
は常に所望の状態から作業を開始することができ、作業
効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハー
ドウェア構成を示すブロック図。
【図2】上記情報処理装置のソフトウェア構成を示すブ
ロック図。
【図3】上記情報処理装置に設けられた指定起動状態バ
ッファの内容を示す図。
【図4】上記情報処理装置における起動指定時の画面例
を示す図。
【図5】上記情報処理装置における起動指定時の処理動
作を説明するためのフローチャート。
【図6】上記情報処理装置におけるシステム起動時の処
理動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
11…CPU 12…ROM 13…RAM 14…表示装置 15…入力装置 15a…起動指定キー 16…外部記憶装置 17…印刷装置 18…通信装置 21…起動処理サブルーチン 22…各機能プログラム 23…起動後状態指定処理サブルーチン 24…指定起動状態バッファ 31…起動指定フラグ情報 32…プログラム識別情報 33…プログラム内状態情報 34…環境情報

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のタイミングで、システム起動後に
    作業を開始する状態を指定する状態指定手段と、 この状態指定手段によって指定された状態を復元するた
    めの情報を記憶する記憶手段と、 システムが起動されたときに、上記記憶手段に記憶され
    た情報に基づいて上記指定された状態を復元する復元手
    段とを具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 任意のタイミングで、システム起動後に
    作業を開始する状態を指定し、 この指定された状態を復元するための情報をメモリに記
    憶しておき、 システムが起動されたときに、上記メモリに記憶された
    情報に基づいて上記指定された状態を復元することを特
    徴とするシステム起動方法。
JP24012099A 1999-08-26 1999-08-26 情報処理装置及びシステム起動方法 Pending JP2001067136A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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