JP2001066028A - 保冷庫及びこれに用いる蓄冷剤入替装置並びに物品輸送システム - Google Patents

保冷庫及びこれに用いる蓄冷剤入替装置並びに物品輸送システム

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JP2001066028A
JP2001066028A JP24193899A JP24193899A JP2001066028A JP 2001066028 A JP2001066028 A JP 2001066028A JP 24193899 A JP24193899 A JP 24193899A JP 24193899 A JP24193899 A JP 24193899A JP 2001066028 A JP2001066028 A JP 2001066028A
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Giichi Hatakeyama
義一 畠山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄冷剤を冷却するための冷却手段を保冷庫に
備える必要がなく、しかも物品の輸送後、容易且つ速や
かに使用可能な状態にすることのできる保冷庫及びこれ
に用いる蓄冷剤入替装置並びに物品輸送システムを提供
する。 【解決手段】 保冷庫10の蓄冷器12を蓄冷機能を有
する流体からなる蓄冷剤を出し入れ可能に形成したの
で、蓄冷剤の冷却能力が低下した後、蓄冷器12内の蓄
冷剤を予め蓄冷された外部の蓄冷剤と入れ替えることに
より、保冷庫10を速やかに使用可能な状態にすること
ができる。この場合、保冷庫10で用いるものと同等の
蓄冷剤Aを収容及び冷却可能な蓄冷剤入替装置20を保
冷庫10の蓄冷器12に接続し、蓄冷剤入替装置20か
ら蓄冷済みの蓄冷剤Aを保冷庫10に充填するととも
に、保冷庫10の蓄冷剤を蓄冷剤入替装置20に回収す
るようにしたので、蓄冷剤の入れ替え作業を極めて容易
に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、生鮮食品等の物品
を収納して輸送する保冷庫及びこれに用いる蓄冷剤入替
装置並びに物品輸送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍または冷蔵を要する物品の
輸送においては、冷凍庫等で予め冷却しておいた蓄冷剤
(専用の容器に封入されたもの)を断熱構造の保冷庫に
物品と共に収納し、蓄冷剤によって内部を低温状態に保
持することにより物品の鮮度を維持するようにしてい
る。また、物品を収納した保冷庫は運搬用の車両等に積
載され、蓄冷剤の冷却持続時間内に到達可能な目的地ま
で輸送される。この場合、多量の物品を定期的に輸送す
るためには多数の保冷庫が用いられるが、輸送の度に蓄
冷剤を交換する作業が面倒であるため、例えば特開平3
−194375号公報に記載されているように、保冷庫
に蓄冷剤を冷却する冷凍装置を搭載し、蓄冷剤の交換を
不要にしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蓄冷剤
の冷却装置を備えた保冷庫においては、蓄冷剤の交換作
業が必要ないので、取扱性を向上させることができる
が、輸送の度に電源を投入して長時間(通常5〜8時
間)の蓄冷を行う必要があり、その間は使用できないた
め、稼働率が低下するという問題点があった。また、一
台ごとに冷却装置を搭載している分だけ高価なものとな
り、多数の保冷庫を用いて物品の輸送を行う場合にはコ
スト的に不利であった。更に、冷凍装置を構成する機器
等に輸送中の振動や衝撃が加わるため、これら冷凍機器
を耐久性の高い構造にする必要があり、しかも信頼性を
確保するために耐久試験等も十分に行わなければなら
ず、構造の複雑化及び製造上の工数増加を来すという問
題点もあった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、蓄冷剤を冷却するた
めの冷却手段を保冷庫に備える必要がなく、しかも物品
の輸送後、容易且つ速やかに使用可能な状態にすること
のできる保冷庫及びこれに用いる蓄冷剤入替装置並びに
物品輸送システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、庫内に任意の物品を収納可
能な保冷庫本体と、庫内を冷却する蓄冷器とを備えた保
冷庫において、前記蓄冷器を蓄冷機能を有する流体から
なる蓄冷剤を出し入れ自在に形成している。これによ
り、蓄冷器内の蓄冷剤の冷却能力が低下した後、蓄冷器
内の蓄冷剤を予め蓄冷された外部の蓄冷剤と入れ替える
ことにより、蓄冷器を速やかに使用可能な状態にするこ
とが可能となる。
【0006】また、請求項2では、請求項1記載の保冷
庫において、前記保冷庫本体の所定位置に、蓄冷器に外
部から蓄冷剤を流入する流入口と、蓄冷器内の蓄冷剤を
外部に流出する流出口とを設けている。これにより、請
求項1の作用に加え、外部の蓄冷剤を保冷庫本体の流入
口から蓄冷器に流入し、蓄冷器内の蓄冷剤を保冷庫本体
の流出口から外部に流出することが可能である。
【0007】また、請求項3では、請求項1または2の
保冷庫に用いる蓄冷剤を収容する蓄冷剤収容部と、蓄冷
剤収容部内の蓄冷剤を冷却する冷却手段と、蓄冷剤収容
部と前記保冷庫の蓄冷器とを着脱自在に接続可能な蓄冷
剤流通手段と、前記蓄冷器の蓄冷剤と蓄冷剤収容部の蓄
冷剤とを蓄冷剤流通手段を介して入れ替え可能な蓄冷剤
圧送手段とを備えた蓄冷剤入替装置を構成している。こ
れにより、前記保冷庫に蓄冷剤流通手段を接続し、蓄冷
剤圧送手段によって蓄冷剤収容部の蓄冷剤を保冷庫の蓄
冷器に流入させ、蓄冷器の蓄冷剤を蓄冷剤収容部に流入
させることにより、蓄冷器の蓄冷剤と蓄冷剤収容部の蓄
冷剤とが入れ替えられる。
【0008】また、請求項4では、請求項3記載の蓄冷
剤入替装置において、前記蓄冷剤流通手段を、請求項1
または2の保冷庫の蓄冷器に接続可能な可撓性の管状部
材によって形成している。これにより、請求項3の作用
に加え、蓄冷剤流通手段が可撓性の管状部材によって形
成されていることから、保冷庫との距離や向きに拘わら
ず接続が可能である。
【0009】また、請求項5では、請求項3または4記
載の保冷装置において、前記蓄冷剤流通手段を複数の保
冷庫に接続可能に形成している。これにより、請求項3
または4の作用に加え、一台の蓄冷剤入替装置によって
複数の保冷庫の蓄冷剤の入れ替えが可能である。
【0010】また、請求項6では、請求項1または2の
保冷庫と、請求項3、4または5の蓄冷剤入替装置と、
前記保冷庫を任意の場所に輸送可能な輸送手段とを備
え、前記蓄冷剤入替装置を物品輸送経路の複数箇所に配
置した物品輸送システムを構成している。これにより、
物品輸送経路の複数箇所に配置された複数の蓄冷剤入替
装置により、物品輸送経路の複数箇所において使用後の
保冷庫を速やかに使用可能な状態にすることが可能であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は保冷庫の斜視図、図2はその側
面断面図、図3は蓄冷剤入替装置の斜視図、図4は保冷
庫と蓄冷剤入替装置との接続構造を示す要部平面断面
図、図5は保冷庫及び蓄冷剤入替装置の回路図である。
【0012】同図に示す保冷庫10は、断熱性の保冷庫
本体11と、庫内を冷却する蓄冷器12とを備え、保冷
庫本体11の下部には移動用のキャスタ13が取付けら
れている。
【0013】保冷庫本体11は前面に開閉扉11aを有
し、内部には底面側及び背面側を覆う仕切板11bが設
けられている。
【0014】蓄冷器12は蓄冷剤を収容する複数の熱交
換タンク12aを備え、保冷庫本体11内の仕切板11
bの下方に配置されている。この場合、蓄冷剤には蓄冷
機能を有する熱流体として、例えば固−液潜熱を利用し
た氷水スラリーを用いる。氷水スラリーは微細な粒状氷
を水に混合して冷熱エネルギーを高密度にし、且つ管内
搬送性に富む状態にしたものである。各熱交換タンク1
2aは保冷庫本体11の幅方向に互いに間隔をおいて配
置され、互いに複数の連通管12bを介して直列に接続
されている。
【0015】また、保冷庫本体11内の上部には送風機
15が設けられ、送風機15を作動させることにより、
庫内の空気が仕切板11bと庫内底面との間に吸入さ
れ、蓄冷器12によって冷却された後、仕切板11bと
庫内背面との間を通って上部から庫内に吹出される。
【0016】更に、保冷庫10の背面下部には蓄冷剤の
流入口14a及び流出口14bが設けられ、流入口14
aは蓄冷器12の一端側の熱交換タンク12aに連通管
12cを介して接続され、流出口14bは蓄冷器12の
他端側の熱交換タンク12aに連通管12dを介して接
続されている。この場合、流入口14a及び流出口14
bは、例えば自動閉鎖バルブ内蔵の周知の接続器具から
なる。
【0017】同図に示す蓄冷剤入替装置20は、箱状に
形成された装置本体21と、蓄冷剤を収容する蓄冷剤収
容部22と、蓄冷剤収容部22に蓄冷剤を流入する流入
管23と、蓄冷剤収容部22の蓄冷剤を流出する流出管
24と、蓄冷剤収容部22内の蓄冷剤を冷却する冷凍回
路25とから構成され、流出管24には蓄冷剤を圧送す
るポンプ26が設けられている。
【0018】装置本体21は下面に設けた複数のキャス
タ21aによって任意に移動可能に構成されるととも
に、その一側面下部には蓄冷剤吸入用の吸入管21b及
び蓄冷剤吐出用の吐出管21cが取付けられている。吸
入管21b及び吐出管21cは、例えばゴム製ホース等
のように可撓性を有する管状部材からなり、その先端に
は保冷庫10の流入口14a及び流出口14bに着脱可
能な自動閉鎖バルブ内蔵の周知の接続器具21dがそれ
ぞれ取付けられている。即ち、図4に示すように接続器
具21dを流入口14aまたは流出口14bに接続する
と、図示しない内部のバルブが開放されて蓄冷剤が流通
可能になり、互いに切り離すとバルブが閉鎖されてそれ
ぞれの開口部が密閉されるようになっている。また、装
置本体21の一側面上部には吸入管21b及び吐出管2
1cの先端側を着脱自在に保持する保持具21eが取付
けられている。
【0019】蓄冷剤収容部22は液体の収容に適したタ
ンクからなり、その内部には前記保冷庫10で用いるも
のと同等の蓄冷剤Aが収容されている。
【0020】流入管23は一端を蓄冷剤収容部22の上
部に接続され、その他端は装置本体21の吸入管21b
に接続されている。
【0021】流出管24は一端を蓄冷剤収容部22の下
部に接続され、その他端は装置本体21の吐出管21c
に接続されている。
【0022】冷凍回路25は圧縮機25a、凝縮器25
b、膨張弁25c及び蒸発器25dによって構成され、
蒸発器25dは蓄冷剤収容部22内の蓄冷剤Aに熱的に
接触するように配置されている。即ち、この冷凍回路2
5では、圧縮機25aによって図中矢印方向に冷媒を循
環させることにより、蒸発器25dによって蓄冷剤収容
部22内の蓄冷剤Aを冷却するようになっている。
【0023】以上の構成においては、保冷庫10に生鮮
食品等の任意の物品を収納し、保冷庫10を車両等で目
的地まで輸送している。また、保冷庫10を物品の輸送
に使用した後は、蓄冷器12の蓄冷能力が低下している
ため、再度蓄冷器12を蓄冷する必要がある。この場
合、まず蓄冷剤入替装置20の冷凍回路25を駆動し、
蓄冷剤収容部22内の蓄冷剤Aを所定の蓄冷温度まで冷
却しておく。次に、保冷庫10の蓄冷剤流入口14a及
び流出口14bに蓄冷剤入替装置20の吐出管21c及
び吸入管21bを接続し、蓄冷剤入替装置20のポンプ
26を作動する。これにより、蓄冷剤入替装置20の蓄
冷剤収容部22の蓄冷剤Aが保冷庫10の蓄冷器12に
流入するとともに、蓄冷器12の蓄冷剤が蓄冷剤入替装
置20の蓄冷剤収容部22に流入し、蓄冷剤入替装置2
0の蓄冷剤Aと蓄冷器12の蓄冷剤とが互いに入れ替え
られる。即ち、蓄冷剤入替装置20から保冷庫10の蓄
冷器12に充填された蓄冷剤Aは、既に蓄冷剤入替装置
20によって蓄冷が完了しているため、蓄冷剤を入れ替
えた直後から保冷庫10が再び使用可能な状態となる。
この場合、蓄冷剤としての氷水スラリーは、蓄冷前及び
蓄冷後の何れにおいても流動性を有することから、蓄冷
剤入替装置20のポンプ26による圧送が可能となって
いる。また、蓄冷剤入替装置20に回収された使用済み
の蓄冷剤は、冷凍回路25によって冷却することにより
再び蓄冷される。
【0024】このように、本実施形態によれば、保冷庫
10の蓄冷器12を蓄冷機能を有する流体からなる蓄冷
剤を出し入れ可能に形成したので、保冷庫10の使用に
より蓄冷剤の冷却能力が低下した後、蓄冷器12内の蓄
冷剤を予め蓄冷された外部の蓄冷剤と入れ替えることに
より、保冷庫10を速やかに使用可能な状態にすること
ができ、稼働率を大幅に向上させることができる。この
場合、保冷庫10で用いるものと同等の蓄冷剤Aを収容
及び冷却可能な蓄冷剤入替装置20を保冷庫10の蓄冷
器12に接続し、蓄冷剤入替装置20から蓄冷済みの蓄
冷剤Aを保冷庫10に充填するとともに、保冷庫10の
蓄冷剤を蓄冷剤入替装置20に回収するようにしたの
で、蓄冷剤の入れ替え作業を極めて容易に行うことがで
きる。
【0025】また、蓄冷剤入替装置20の蓄冷剤吸入管
21b及び吐出管21cが可撓性の管状部材によって形
成されていることから、保冷庫10との距離や向きに拘
わらず容易に接続することができ、例えば多数の保冷庫
10が雑然と放置されているような場所における蓄冷剤
の入れ替え作業に有利である。
【0026】更に、蓄冷剤を冷却するための冷凍回路2
5が蓄冷剤入替装置20側のみに配置されているので、
保冷庫10の低コスト化及び庫内収納スペースの増大を
図ることができ、しかも保冷庫10の輸送における冷凍
機器の耐久性を考慮する必要がないという利点もある。
【0027】図6は前記保冷庫10及び蓄冷剤入替装置
20を用いた物品輸送システムの概略図を示すものであ
る。即ち、物品の輸送経路に位置する複数の輸送拠点P
(出荷元,小売店,輸送業者等)にはそれぞれ蓄冷剤入
替装置20が配置され、各輸送拠点P間を複数の保冷庫
10が運搬車両Sによって輸送される。即ち、各保冷庫
10は輸送元の拠点Pに配置された蓄冷剤入替装置20
に接続され、蓄冷剤入替装置20によって蓄冷剤を入れ
替えられた後、物品を収納して目的の輸送拠点Pまで輸
送される。この後、各保冷庫10は輸送先の拠点Pにお
いて、蓄冷剤入替装置20に接続されて再び蓄冷剤を入
れ替えられ、他の物品を収納して他の輸送拠点Pまで輸
送される。
【0028】このように、本実施形態の物品輸送システ
ムによれば、各輸送拠点Pにそれぞれ蓄冷剤入替装置2
0を配置することにより、各輸送拠点Pにおいて使用後
の保冷庫10を蓄冷剤入替装置20によって速やかに使
用可能な状態にすることができるので、各輸送拠点Pに
おける保冷庫10の蓄冷に要する時間を大幅に短縮する
ことができ、物品の輸送効率を格段に向上させることが
できる。
【0029】また、図7は蓄冷剤入替装置の他の実施形
態を示すものである。即ち、同図に示す蓄冷剤入替装置
30は、装置本体31から延びる蓄冷剤吸入管31a及
び吐出管31bをそれぞれ複数の管路に分岐し、吸入管
31a及び吐出管31bを複数の保冷庫10に接続可能
にしたものである。これにより、一台の蓄冷剤入替装置
30によって複数の保冷庫10の蓄冷剤の入れ替えを行
うことができるので、前記物品輸送システム等のように
多数の保冷庫10が使用される場合に極めて有利であ
る。この場合、吐出管31a及び吸入管31b以外の蓄
冷剤入替装置30の構成は前記実施形態で示したものと
同等であるが、複数の保冷庫10に蓄冷剤を充填するた
め、蓄冷剤収容部の容量や冷凍回路の能力は前記実施形
態のものよりも大きくした方がよい。
【0030】また、図8は保冷庫の他の実施形態を示す
ものである。即ち、同図に示す保冷庫40は、断熱性の
保冷庫本体41と、保冷庫本体41内の上部に配置され
た蓄冷器42とを備え、保冷庫本体41の前面には開閉
扉41aが設けられている。蓄冷器42は前記実施形態
と同等の構成を有し、保冷庫本体41の背面上部に設け
た蓄冷剤流入口43a及び流出口43bに連通してい
る。また、蓄冷器42は保冷庫本体41内の上部に設け
られた仕切板44上に載置され、仕切板44には多数の
通気孔44aが設けられている。
【0031】以上のように構成された保冷庫40におい
ては、蓄冷器42によって冷却された空気が仕切板44
の各通気孔44aを介して下方に流通し、この冷気によ
って庫内が冷却される。また、蓄冷器42は前記実施形
態と同様、前記蓄冷剤入替装置20(または30)を保
冷庫本体41の流入口43a及び流出口43bに接続す
ることにより、蓄冷剤の入れ替えが可能となっている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の保冷庫
によれば、物品の輸送後、速やかに使用可能な状態にす
ることができるので、稼働率を大幅に向上させることが
でき、多量の物品を頻繁に輸送する場合等に極めて有利
である。蓄冷剤を冷却するための冷却手段を備える必要
がないので、低コスト化及び庫内収納スペースの増大を
図ることができ、しかも冷却手段を構成する冷凍機器の
輸送に対する耐久性を考慮する必要がないという利点も
ある。
【0033】また、請求項2の保冷庫によれば、請求項
1の効果に加え、保冷庫本体の流入口及び流出口によっ
て蓄冷剤の流入及び流出を容易に行うことができるの
で、実用に際して極めて有利である。
【0034】また、請求項3の蓄冷剤入替装置によれ
ば、保冷庫に接続して蓄冷剤の流入及び流出を行うこと
ができるので、蓄冷剤の入れ替え作業を極めて容易に行
うことができる。
【0035】また、請求項4の蓄冷剤入替装置によれ
ば、請求項3の効果に加え、保冷庫との距離や向きに拘
わらず容易に接続することができるので、例えば多数の
保冷庫が雑然と放置されているような場所での蓄冷剤の
入れ替え作業に有利である。
【0036】また、請求項5の蓄冷剤入替装置によれ
ば、請求項3または4の効果に加え、一台で複数の保冷
庫の蓄冷剤の入れ替えを行うことができるので、多数の
保冷庫が使用される場合に極めて有利である。
【0037】また、請求項6の物品輸送システムによれ
ば、物品輸送経路の複数箇所において使用後の保冷庫を
蓄冷剤入替装置によって速やかに使用可能な状態にする
ことができるので、保冷庫の蓄冷に要する時間を大幅に
短縮することができ、物品の輸送効率を格段に向上させ
ることができる。この場合、保冷庫内に物品を収納した
まま輸送経路の各輸送拠点で蓄冷剤を入れ替えることに
より、長距離輸送が可能になるとともに、この輸送方法
によれば蓄冷器を大型化する必要がなく、保冷庫本体の
小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す保冷庫の斜視図
【図2】保冷庫の側面断面図
【図3】蓄冷剤入替装置の斜視図
【図4】保冷庫と蓄冷剤入替装置の接続構造を示す要部
平面断面図
【図5】保冷庫及び蓄冷剤入替装置の回路図
【図6】物品輸送システムを示す概略図
【図7】蓄冷剤入替装置の他の実施形態を示す平面図
【図8】保冷庫の他の実施形態を示す側面断面図
【符号の説明】
10…保冷庫、12…蓄冷器、14a…流入口、14b
…流出口、20…蓄冷剤入替装置、21b…吸入管、2
1c…吐出管、22…蓄冷剤収容部、23…流入管、2
4…流出管、25…冷凍回路、26…ポンプ、30…蓄
冷剤入替装置、31a…吸入管、31b…吐出管、40
…保冷庫、42…蓄冷器、43a…流入口、43b…流
出口、A…蓄冷剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D050 AA11 BB04 DD03 EE08 EE15 GG01 KK09 3L044 AA04 BA01 BA03 CA11 DB01 DC01 DC04 DD07 FA02 KA02 KA04 KA05 3L045 AA06 BA01 BA02 BA10 CA02 DA02 DA05 EA01 FA03 KA15 KA16 PA02 PA04 PA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内に任意の物品を収納可能な保冷庫本
    体と、庫内を冷却する蓄冷器とを備えた保冷庫におい
    て、 前記蓄冷器を蓄冷機能を有する流体からなる蓄冷剤を出
    し入れ自在に形成したことを特徴とする保冷庫。
  2. 【請求項2】 前記保冷庫本体の所定位置に、蓄冷器に
    外部から蓄冷剤を流入する流入口と、蓄冷器内の蓄冷剤
    を外部に流出する流出口とを設けたことを特徴とする請
    求項1記載の保冷庫。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の保冷庫に用いる蓄冷
    剤を収容する蓄冷剤収容部と、 蓄冷剤収容部内の蓄冷剤を冷却する冷却手段と、 蓄冷剤収容部と前記保冷庫の蓄冷器とを着脱自在に接続
    可能な蓄冷剤流通手段と、 前記蓄冷器の蓄冷剤と蓄冷剤収容部の蓄冷剤とを蓄冷剤
    流通手段を介して入れ替え可能な蓄冷剤圧送手段とを備
    えたことを特徴とする蓄冷剤入替装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄冷剤流通手段を、請求項1または
    2の保冷庫の蓄冷器に接続可能な可撓性の管状部材によ
    って形成したことを特徴とする請求項3記載の蓄冷剤入
    替装置。
  5. 【請求項5】 前記蓄冷剤流通手段を複数の保冷庫に接
    続可能に形成したことを特徴とする請求項3または4記
    載の保冷装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2の保冷庫と、請求項
    3、4または5の蓄冷剤入替装置と、前記保冷庫を任意
    の場所に輸送可能な輸送手段とを備え、 前記蓄冷剤入替装置を物品輸送経路の複数箇所に配置し
    たことを特徴とする物品輸送システム。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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