JP2001065918A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001065918A
JP2001065918A JP24151699A JP24151699A JP2001065918A JP 2001065918 A JP2001065918 A JP 2001065918A JP 24151699 A JP24151699 A JP 24151699A JP 24151699 A JP24151699 A JP 24151699A JP 2001065918 A JP2001065918 A JP 2001065918A
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Japan
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tank
drainage tank
float
drain tank
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JP24151699A
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English (en)
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Yoshiaki Matsumoto
良昭 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】排水タンクの上部開口を覆うカバーが設けられ
ているものにおいて、排水タンクにカバーが装着されて
いない場合に運転されるのを防止する。 【解決手段】本体1内に設けられる蒸発器11と、この
蒸発器11の下方に本体1に着脱自在に設けられる排水
タンク23と、この排水タンク23内に枢支され、一方
に重心を有すると共に、渇水状態で他方が排水タンク2
3上部から突出するフロート部26と、前記排水タンク
23の開口を覆うと共に、前記フロート26部の排水タ
ンク23からの突出を防止する着脱自在のカバー30
と、このカバー30未装着で且つ渇水状態の前記排水タ
ンク23を装着する時に、前記フロート部26が当接し
て前記排水タンク23が所定の位置に装着されるのを阻
止する装着阻止手段32を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿機や冷風機等
の室内空気を除湿する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より本体ケース内に本体ケースの吸
気口と排気口に連通する送風路を形成し、この送風路内
に蒸発器と送風機とを配設し、蒸発器の下方に蒸発器で
発生する結露水を溜めると共に、本体ケースの前面から
着脱する排水タンクを設け、満水検知センサにて排水タ
ンク内が満水状態であることが検知された時に、運転を
停止し、使用者に排水タンク内の結露水を捨てるように
知らせる除湿機や冷風機等の空気調和機が知られてい
る。この空気調和機は排水タンクが満水状態になると使
用者により排水タンクが引き出され、排水タンク内の水
が捨てられる。この際、排水タンクを勢いよく引き出し
てしまうと排水タンク内の水が波打って排水タンク外に
こぼれるということが起こっていた。
【0003】この点を解消するものとして、特開平5−
196255号(F24F1/02)の如く、排水タン
ク内に設けられたフロートと、満水検知センサの設けら
れた側に向かって高くなる傾斜面を有し、排水タンクの
上部の開口を覆う着脱自在なカバーとを設け、排水タン
ク内の結露水の水位が上昇した場合に、フロートが傾斜
面に当接し、傾斜面に沿ってフロートが満水検知センサ
に案内された後、満水検知センサを作動させ、満水状態
が検知されるものが示されている。
【0004】この空気調和機は、カバーにより排水タン
クの上部開口を覆うことで結露水が排水タンク外にこぼ
れるのを防止することはできる。しかしながら、カバー
を外して排水タンク内の結露水を捨てた後、カバーを装
着し忘れて排水タンクを装着した場合でも、排水タンク
は所定の位置に装着されて運転が開始されるものであっ
た。また、カバーを装着しない状態では、フロートを満
水検知センサ側に案内することができず、排水タンク内
が満水状態になっても満水状態であることが検知されず
にそのまま運転が継続され、結露水が排水タンクからあ
ふれてしまう恐れのあるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、排水タンク
の上部開口を覆うカバーが設けられているものにおい
て、排水タンクにカバーが装着されていない場合に運転
されるのを防止できる空気調和機を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の手段は、本体内に設けられる蒸発器と、この蒸発器下
方の本体に着脱自在に設けられた上部開口の排水タンク
と、この排水タンク内に揺動自在に枢支され、一方に重
心を有すると共に、渇水状態で他方が排水タンク上部か
ら突出するフロート部と、前記排水タンクの上部開口を
覆うと共に、フロート部の排水タンクからの突出を防止
する着脱自在なカバーと、このカバーを未装着で且つ渇
水状態の排水タンクを装着する時に、フロート部が当接
して排水タンクが所定の位置に装着されるのを阻止する
装着阻止手段とを備えたものである。
【0007】上記課題を解決する第2の手段は、本体に
設けられる蒸発器と、この蒸発器下方の本体に着脱され
る上方開口の排水タンクと、この排水タンク内に、排水
タンクの着脱方向に略直交する方向で且つ揺動自在に枢
支され、一方に重心を有すると共に、渇水状態で他方が
排水タンク上部から突出するフロート部と、前記排水タ
ンクの上部開口を覆うと共に、フロート部の排水タンク
からの突出を防止する着脱自在なカバーと、このカバー
を未装着で且つ渇水状態の排水タンクを装着する時に、
フロート部が当接して排水タンクが所定の位置に装着さ
れるのを阻止する装着阻止手段とを備えたものである。
【0008】上記課題を解決する第3の手段は、本体に
設けられる蒸発器と、この蒸発器下方の本体に着脱され
る上方開口の排水タンクと、この排水タンク内に、排水
タンクの着脱方向に直交する方向に交差して揺動自在に
枢支され、枢支部より排水タンクを引き出す側に重心を
有すると共に、渇水状態で排水タンクを引き出す側に対
向する側が排水タンク上部から突出するフロート部と、
前記排水タンクの上部開口を覆うと共に、フロート部の
排水タンクからの突出を防止する着脱自在なカバーと、
このカバーを未装着で且つ渇水状態の排水タンクを装着
する時に、フロート部が当接して排水タンクが所定の位
置に装着されるのを阻止する装着阻止手段とを備えたも
のである。
【0009】上記課題を解決する第4の手段は、本体に
設けられる蒸発器と、この蒸発器下方の本体に着脱自在
に設けられた上方開口の排水タンクと、この排水タンク
内に、排水タンクの着脱方向に略平行な方向で且つ揺動
自在に枢支され、枢支部に対して排水タンクを引き出す
側に重心を有すると共に、渇水状態で排水タンクを引き
出す側に対向する側が排水タンク上部から突出するフロ
ート部と、前記排水タンクに設けられ、渇水状態でフロ
ート部の重心側を支持する支持部と、前記排水タンクの
上部開口を覆うと共に、フロート部の排水タンクからの
突出を防止する着脱自在なカバーと、このカバーを未装
着で且つ渇水状態の排水タンクを装着する時に、フロー
ト部が当接して排水タンクが所定の位置に装着されるの
を阻止する装着阻止手段とを備えたものである。
【0010】上記課題を解決する第5の手段は、本体に
設けられる蒸発器と、この蒸発器下方の本体に着脱され
る上方開口の排水タンクと、この排水タンク内に、前記
排水タンクの着脱方向に略平行な方向で且つ回動自在に
枢支され、枢支部より前記排水タンクを引き出す側に重
心を有すると共に、渇水状態で排水タンクを引き出す側
に対向する側を排水タンク上部から突出するフロート部
と、このフロート部の前記対向する側に設けられる被検
知部と、前記排水タンクの上部開口を覆うと共に、フロ
ート部の排水タンクからの突出を防止する着脱自在なカ
バーと、本体の被検知部に対向する位置に設けられ、排
水タンクの本体への装着を検知するセンサと、前記カバ
ーを未装着で且つ渇水状態の排水タンクを装着する時
に、フロート部に当接してフロート部を回動させ、排水
タンク装着状態の検知を阻止する検知阻止手段とを備え
たものである。
【0011】上記構成において、前記排水タンクの着脱
時に、前記カバーに近接して前記排水タンクの上部を案
内する案内リブを、前記排水タンクの着脱方向に延設さ
せることが望ましい。
【0012】また、前記案内リブに前記装着阻止手段又
は検知阻止手段を一体化することが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図6に本発明の第1の実
施の形態を示し、以下、これらの図に基づき説明する。
【0014】1は前後方向に比べ左右方向が短く形成さ
れた空気調和機本体(ここでは除湿機であり以後本体と
呼ぶ)で、この本体1の外面は、合成樹脂製の左ケース
2と右ケース3と底板4とからなる本体ケース5で構成
されている。この本体ケース5の前面5a上部及び後面
5b上部にはグリル構造の吸気口6a、6bがそれぞれ
形成されており、本体ケース5の上面後方のコーナー部
に排気口7が形成されている。また、本体ケース5の上
面の略中央には収納可能に本体1の移動用把手8が設け
られており、本体1の移動時には引き出されて使用され
る。
【0015】9は前記本体ケース5内に設けられる仕切
板で、本体ケース5内を上部と下部とに仕切っている。
この仕切板9の下面にはエルボ状の排水パイプ9aが設
けられている。
【0016】10は前記仕切板9で仕切られた本体ケー
ス5内の上部に形成される送風路で、前記吸気口6a、
6bから排気口7に至る経路が形成されている。この送
風路10内には、吸気口6a、6bの近くに吸気口6
a、6bから吸い込まれた空気中の塵埃を除去するフィ
ルター(図示せず)が設けられ、この除塵された空気を
冷却して除湿する蒸発器11と、蒸発器11で除湿され
た空気を加熱する凝縮器12と、送風機13とが経路に
沿って排気口7側に向かって順次配置されている。
【0017】前記送風機13は、仕切板9に立設するフ
ァンガイド16に取り付けられるモータ14と、このモ
ータ14の回転軸に取り付けられるシロッコファン15
とからなる。前記ファンガイド16には吸気穴17が形
成され、ファンガイド16で仕切られた空間同士を連通
する。また、ファンガイド16の上部には制御基板等の
制御部品(図示せず)が収納される制御部品収納ケース
18が取り付けられると共に、制御部品収納ケース18
を右ケース2及び左ケース3に固定することでファンガ
イド16は固定されている。そして、この制御部品収納
ケース18の下面には、仕切板9の上面に立設する爪1
9と共に蒸発器11及び凝縮器12を挟持する爪20が
一体に形成されている。
【0018】21は底板4から立設して前記仕切板9を
支持する区画板で、その前方側に前面5a側を開口する
収納室22が形成されている。
【0019】23は前記収納室22に配設され、前記排
水パイプ9aの下方に位置する排水タンクで、上方を開
口した箱状に形成されている。この排水タンク23の前
面23a下部の略中央部には把手24が形成されてお
り、この把手24を持って収納室22の前面5a側の開
口から排水タンク23を着脱できるようになっている。
25は排水タンク23の底面より立設する支持部で、そ
の上部には排水タンク23の前面23a側に向かって傾
斜する傾斜面25aが形成され、この傾斜面25aに後
述するフロート部26を当接させて支持する。また、こ
の支持部25は把手24の後面側の壁に一体化されて把
手24を補強する。
【0020】26は水平で且つ本体1の前面5aに平行
(排水タンクの着脱方向に垂直)な軸27を有するフロ
ート部で、前記排水タンク23内に、軸27を中心とし
て排水タンク23の着脱方向に略平行で且つ揺動自在に
枢支されている。このフロート部26は、軸27より前
面5a側にフロート28が、軸27より後面5b側にア
ーム29がそれぞれ形成されている。そして、このアー
ム29には被検知部となるマグネット29aが設けられ
ている。フロート部26は、フロート28側に重心を有
すると共に、軸27の中心からアーム29の端部までを
軸27の中心から排水タンク23の上部までの距離より
長く形成している。これにより、フロート部26は、自
重によりフロート28が下方に回動して渇水状態では支
持部25の傾斜面に支持されると共に、アーム29が排
水タンク23より突出するようになっている。
【0021】30は前記排水タンク23の上部開口を覆
う着脱自在のカバーで、装着時に前記フロート部26の
アーム29が当接されて、アーム29が排水タンク23
から突出するのを防止する。このカバー30には穴30
aが形成されており、この穴30から排水タンク23内
に、蒸発器11で除湿することで生じる結露水が流入す
る。
【0022】31は図2に示すようにマグネット29a
と対向する位置の仕切板9に設けられるセンサで、前記
マグネット29aの磁力を検知したときに図示しない制
御部にて排水タンク23が所定の位置に装着されている
と判断されると共に、排水タンク23装着後に排水タン
ク23内に結露水が溜り、センサ31よりマグネット2
9aが離れてセンサ31によりマグネット29aの磁力
が検知されなくなったときに、制御部により排水タンク
23が満水状態であると判断される。
【0023】32は前記収納室22内の上方側に前記仕
切板9から垂下するリブにより形成された装着阻止手段
で、前記カバー30の未装着時に排水タンク23を装着
するとフロート部26のアーム29が当接して排水タン
ク23が所定の位置に装着されるのを阻止するようにな
っている。また、装着阻止手段32の先端は前記カバー
30に近接するようになっている。
【0024】33は前記収納室22内の上方側に前記仕
切板9から前記カバー30に近接する位置まで垂下され
た複数の案内リブで、排水タンク23の着脱方向に延設
されて排水タンク23着脱時に排水タンク23の上方を
案内する。これにより、排水タンク23が上下方向にガ
タツクのを防止している。この案内リブ33のうちフロ
ート部26のアーム29を挟むように位置する2つの案
内リブ33間において、前記装着阻止手段32がこの案
内リブ33と一体化されて補強されている。また、この
案内リブ33の前面5a側は大きく面取りがなされてお
り、排水タンク23を容易に装着できるようになってい
る。
【0025】区画板21より後方側には、前記蒸発器1
1や凝縮器12等と共に冷凍サイクルを構成し、蒸発器
11や凝縮器12等を介して冷媒を循環させる圧縮機3
4が配置されている。
【0026】35は本体ケース5上面の前面5a側に前
面5a側へ下る傾斜面に設けられた操作部で、図示しな
い本体1を駆動、停止するためスイッチ、その運転状態
を表示するLED、排水タンク23の満水状態が検知さ
れた際に排水を促す満水表示部等が配置された操作パネ
ルが設けられており、前面5a側よりLED等を確認し
やすくなっている。
【0027】次に上記のように構成された本体1の動作
について説明する。
【0028】操作部35の操作パネル上のスイッチをオ
ンすると運転が開始されて、圧縮機34の駆動により冷
媒は凝縮器12、蒸発器11等を経て圧縮機34に戻る
冷媒循環経路を循環し、蒸発器11で熱の吸収動作、凝
縮器12で熱の放出動作を行う。同時にモータ17の駆
動により室内の空気は、本体ケース5の前面5a及び後
面5bに設けられた吸気口6a、6bから本体1内部に
取り込まれ、図示せぬフィルターにより塵埃が除去され
た後、蒸発器11を通過する際に冷却され除湿される。
除湿後の冷たい空気は凝縮器12で加熱された後、排気
口7より室内に戻される。
【0029】前記蒸発器11で結露した水分は水滴とな
って仕切板9に落ち、仕切板9の底に形成されている排
水パイプ9aを伝わって滴下される。この結露水は、一
旦排水タンク23上部のカバー30に受けられた後、カ
バー30の穴30aから排水タンク23内に滴下して排
水タンク23内に溜められる。
【0030】そして、排水タンク23内に除湿水が所定
の水量以上になると、フロート部26のフロート28が
浮上してマグネット29aがセンサ31から離れ、制御
部により満水状態が検知され、運転が停止されると共
に、操作パネルに設けられる満水表示部を点灯させる。
【0031】使用者はこの満水表示部の点灯を見て図4
に示すように排水タンク23の把手24を把持して本体
1内から排水タンク23を取り出す。そして、カバー3
0を取り外して排水タンク23内の水を捨てた後再び本
体1内に排水タンク23を装着する。
【0032】この際、カバー30を装着するのを忘れた
場合、図5に示すように、フロート部26は自重により
フロート28が下方に移動する方向に回動されてフロー
ト部26の下方に位置する支持部25の傾斜面25aに
フロート28を支持される一方、フロート部26のアー
ム29は排水タンク23より突出する。この状態で排水
タンク23を装着すると、フロート部26のアーム29
が前記装着阻止手段32に当たる。既に、フロート部2
6は支持部25で支持されているので、排水タンク23
はこれ以上本体1の後面5b側に移動できなくなり、排
水タンク23が所定の位置に装着されるのを阻止され
る。
【0033】これにより、使用者に排水タンク23が正
常な状態ではないことを認知させ、この状態で運転され
ないようにすることができると共に、排水タンク23に
カバー30を装着するのを促すことができる。
【0034】ところで、排水タンク23内の水を捨てた
後に排水タンク23を装着する場合には排水タンク23
の上部が案内リブ33に案内されて装着される。この際
に、図6に示すように排水タンク23の前面側において
カバー30の装着が不充分であるときには、排水タンク
23の前面5a側は案内リブ33に押圧されてカバー3
0が装着される。これにより、排水タンク23内に結露
水が溜まった状態で引き出された際に排水タンク23外
に結露水が漏れるのを防止することができる。
【0035】尚、上記第1の実施の形態では排水タンク
23を本体1の前面5aから着脱するようにしたが、こ
れに限定されるものではなく、本体1の他の面から排水
タンク23を着脱自在としてもよい。
【0036】図7及び図8に第2の実施の形態を示し、
これらの図に基づき説明する。尚、この第2の実施の形
態はフロート部26を排水タンク23の着脱方向に略平
行ではなく、着脱方向と直交する方向に枢支した点が異
なるのみで他は上記第1の実施の形態と同一であり、同
一部品は同一符号を付して説明を省略する。
【0037】26は前記排水タンク23内に、その軸2
7を排水タンク51底面から立設するリブ52と排水タ
ンク51の後面5b側の側壁51bにそれぞれ設けられ
た枢支穴(図示せず)に嵌合されるフロート部で、軸2
7を中心として排水タンク51の着脱方向と略直交する
方向で且つ揺動自在に枢支される。このフロート部26
は軸27より排水タンク51の右側面51c側にフロー
ト28が、軸27より左側面51d側にアーム29がそ
れぞれ形成されている。そして、このアーム29には被
検知部となるマグネット29aが設けられている。ま
た、フロート部26は、フロート28側に重心を有する
と共に、軸27の中心からアーム29の端部までを軸2
7の中心から排水タンク51の上部までの距離より長く
形成している。
【0038】53は排水タンク51の底面より立設する
支持部で、その上部には排水タンク51の右側面51c
側に向かって傾斜する傾斜面53aが形成されている。
この傾斜面53aは、カバー30未装着時で渇水状態に
おいて、フロート部26のアーム29を排水タンク51
の上部より突出させて、自重により回動するフロート部
26のフロート28を支持する。
【0039】上記第2の実施の形態の構成にすること
で、排水タンク51内の水を捨てた後にカバー30を装
着せずに排水タンク51を本体1に装着した場合、フロ
ート部26のアーム29が装着阻止手段32に当接す
る。フロート部26は装着方向に略垂直に枢支されてい
るため、フロート部26のアーム29がつかえて排水タ
ンク51がそれ以上奥に移動できなくなる。これによ
り、排水タンク51が所定の位置に装着されるのを防止
され、使用者に異常な状態を認知させ、この状態で運転
されないようにすることができると共に、排水タンク5
1にカバー30を装着するのを促すことができる。
【0040】尚、上記第2の実施の形態において排水タ
ンク51の着脱方向と略直交する方向にフロート部26
が枢支されるようにしたが、これに限定されるものでは
なく、カバー30未装着時で且つ渇水状態の排水タンク
51を装着する時にフロート部26のアーム29が装着
阻止手段32に当接して排水タンク51の装着が阻止さ
れるものであれば、フロート部26が排水タンク51の
着脱方向に直交する方向に交差して枢支されるようにし
てもよい。
【0041】また、上記第2の実施の形態において支持
部53は省略してもよい。
【0042】図9及び図10に第3の実施の形態を示
し、これらの図に基づき説明をする。尚、この第3の実
施の形態は第1の実施の形態において支持部25を廃止
したものであり、他の部品については同一部品であるの
で同一符号を付して説明を省略する。
【0043】フロート部26はカバー30未装着時で且
つ渇水状態において図9に示すようにフロート28を下
方にしてアーム部29を排水タンク61の上部より突出
した状態になる。この状態で排水タンク61を装着した
場合、フロート部26のアーム29が検知阻止手段62
に当接し、検知阻止手段62によりアーム部に設けられ
たマグネット29aがセンサ31と離れる方向にフロー
ト部26が回動される。そして、この状態が保たれて排
水タンク61が所定の位置に装着され、排水タンク61
の装着が完了する。
【0044】これにより、検知阻止手段62にてマグネ
ット29aがセンサ31に対向する方向とは反対側に回
転され、マグネット29aがセンサ31に検知されるの
を阻止される。したがって、制御部にて排水タンク61
が装着されていないと判断され、カバー30未装着時に
除湿動作が再開されるのを防止することができる。
【0045】尚、上記第1乃至第3の実施の形態におい
て、フロート部26の軸27が排水タンク23、51、
61に枢支されるようにしたが、排水タンク23、5
1、61に設けられた軸にフロート部26が枢支される
ようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、カバーを未
装着状態で渇水状態の排水タンクを装着する時に装着阻
止手段により排水タンクが本体内の所定の位置に装着で
きなくなるので、使用者に排水タンクが正常でないこと
を認知させ、カバーを装着するのを忘れていても、誤っ
て運転されるのを防止することができる。
【0047】本発明の請求項2によれば、カバーを未装
着で渇水状態の排水タンクを装着する時に、排水タンク
の着脱方向に略直交する方向で且つ揺動自在に枢支され
たフロート部が装着阻止手段に当接して排水タンクが本
体内の所定の位置に装着できなくなるので、使用者に排
水タンクが正常でないことを認知させ、カバーを装着し
忘れていても、誤って運転されるのを防止することがで
きる。
【0048】本発明の請求項3によれば、カバー未装着
で渇水状態の排水タンクを装着する時に、排水タンクの
着脱方向に直交する方向に交差して揺動自在に枢支され
たフロート部が装着阻止手段に当接して排水タンクが本
体内の所定の位置に装着できなくなるので、使用者に排
水タンクが正常でないことを認知させ、カバーを装着し
忘れていても、誤って運転されるのを防止することがで
きる。
【0049】本発明の請求項4によれば、カバーを未装
着で渇水状態の排水タンクを装着する時に、排水タンク
の着脱方向に略平行な方向で且つ揺動自在に枢支され、
フロート部が装着阻止手段と支持部との間で回動を阻止
され、排水タンクを本体内の所定の位置に装着できなく
なるので、使用者に排水タンクが正常でないことを認知
させ、カバーを装着し忘れていても、誤って運転される
のを防止することができる。
【0050】本発明の請求項5によれば、カバーを未装
着で渇水状態の前記排水タンクを装着する時に、検知阻
止手段により前記排水タンクの着脱方向に略平行な方向
で且つ回動自在に枢支されたフロート部を被検知部が前
記センサから離れる方向に回動させ、排水タンクの装着
を検知できなくなるので、カバーの装着を忘れていて
も、本体が運転されるのを防止することができる。
【0051】本発明の請求項6によれば、排水タンクを
装着する際に案内リブにより上下方向に排水タンクが動
くのを防止することができると共に、カバーが排水タン
クに完全に装着されずに、浮き上がっていても、浮き上
がりを押さえ込んで装着することができる。
【0052】本発明の請求項7によれば、案内リブにて
装着阻止手段又は検知阻止手段を補強でき、装着阻止手
段又は検知阻止手段の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す空気調和機を
示す左側面断面図である。
【図2】同空気調和機の正面断面図である。
【図3】同空気調和機の正面断面図の排水タンク近傍の
詳細図である。
【図4】同空気調和機の満水時の排水タンクを引き出し
ているときの左側面断面図である。
【図5】同空気調和機の排水タンク内の結露水を捨てた
後にカバーを装着せずに排水タンクを装着しようとして
いるときの左側面断面図である。
【図6】同空気調和機のカバーの前面側が浮き上がった
状態で装着された場合に排水タンクを装着しようとして
いるときの左側面断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す空気調和機の
右側面断面図の要部拡大図である。
【図8】同空気調和機の正面断面図の要部拡大図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施の形他を示す空気調和機に
おける排水タンクのカバー未装着時の側面断面図であ
る。
【図10】図9の状態の排水タンクを本体に装着したと
きの側面断面図の要部拡大図である。
【符号の説明】
5 本体ケース 11 蒸発器 23、51、61 排水タンク 25、53 支持部 26 フロート部 29a マグネット(被検知部) 30 カバー 31 センサ 32 装着阻止手段 33 案内リブ 62 検知阻止手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に設けられる蒸発器と、該蒸発器
    下方の本体に着脱自在に設けられた上部開口の排水タン
    クと、該排水タンク内に揺動自在に枢支され、一方に重
    心を有すると共に、渇水状態で他方が排水タンク上部か
    ら突出するフロート部と、前記排水タンクの上部開口を
    覆うと共に、フロート部の排水タンクからの突出を防止
    する着脱自在なカバーと、該カバーを未装着で且つ渇水
    状態の排水タンクを装着する時に、フロート部が当接し
    て排水タンクが所定の位置に装着されるのを阻止する装
    着阻止手段とを備えた空気調和機。
  2. 【請求項2】 本体に設けられる蒸発器と、該蒸発器下
    方の本体に着脱される上方開口の排水タンクと、該排水
    タンク内に、排水タンクの着脱方向に略直交する方向で
    且つ揺動自在に枢支され、一方に重心を有すると共に、
    渇水状態で他方が排水タンク上部から突出するフロート
    部と、前記排水タンクの上部開口を覆うと共に、フロー
    ト部の排水タンクからの突出を防止する着脱自在なカバ
    ーと、該カバーを未装着で且つ渇水状態の排水タンクを
    装着する時に、フロート部が当接して排水タンクが所定
    の位置に装着されるのを阻止する装着阻止手段とを備え
    たことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 本体に設けられる蒸発器と、該蒸発器下
    方の本体に着脱される上方開口の排水タンクと、該排水
    タンク内に、排水タンクの着脱方向に直交する方向に交
    差して揺動自在に枢支され、枢支部より排水タンクを引
    き出す側に重心を有すると共に、渇水状態で排水タンク
    を引き出す側に対向する側が排水タンク上部から突出す
    るフロート部と、前記排水タンクの上部開口を覆うと共
    に、フロート部の排水タンクからの突出を防止する着脱
    自在なカバーと、該カバーを未装着で且つ渇水状態の排
    水タンクを装着する時に、フロート部が当接して排水タ
    ンクが所定の位置に装着されるのを阻止する装着阻止手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 本体に設けられる蒸発器と、該蒸発器下
    方の本体に着脱自在に設けられた上方開口の排水タンク
    と、該排水タンク内に、排水タンクの着脱方向に略平行
    な方向で且つ揺動自在に枢支され、枢支部に対して排水
    タンクを引き出す側に重心を有すると共に、渇水状態で
    排水タンクを引き出す側に対向する側が排水タンク上部
    から突出するフロート部と、前記排水タンクに設けら
    れ、渇水状態でフロート部の重心側を支持する支持部
    と、前記排水タンクの上部開口を覆うと共に、フロート
    部の排水タンクからの突出を防止する着脱自在なカバー
    と、該カバーを未装着で且つ渇水状態の排水タンクを装
    着する時に、フロート部が当接して排水タンクが所定の
    位置に装着されるのを阻止する装着阻止手段とを備えた
    ことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 本体に設けられる蒸発器と、該蒸発器下
    方の本体に着脱される上方開口の排水タンクと、該排水
    タンク内に、前記排水タンクの着脱方向に略平行な方向
    で且つ回動自在に枢支され、枢支部より前記排水タンク
    を引き出す側に重心を有すると共に、渇水状態で排水タ
    ンクを引き出す側に対向する側を排水タンク上部から突
    出するフロート部と、該フロート部の前記対向する側に
    設けられる被検知部と、前記排水タンクの上部開口を覆
    うと共に、フロート部の排水タンクからの突出を防止す
    る着脱自在なカバーと、本体の被検知部に対向する位置
    に設けられ、排水タンクの本体への装着を検知するセン
    サと、前記カバーを未装着で且つ渇水状態の排水タンク
    を装着する時に、フロート部に当接してフロート部を回
    動させ、排水タンク装着状態の検知を阻止する検知阻止
    手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記排水タンクの着脱時に、前記カバー
    に近接して前記排水タンクの上部を案内する案内リブ
    を、前記排水タンクの着脱方向に延設させたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の空気調
    和機。
  7. 【請求項7】 前記案内リブに前記装着阻止手段又は検
    知阻止手段を一体化したことを特徴とする請求項6に記
    載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010212A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toyotomi Co Ltd 空気調和機のドレンタンクの構造
WO2017016797A1 (de) * 2015-07-28 2017-02-02 BSH Hausgeräte GmbH Befeuchtungsvorrichtung für ein haushaltskältegerät mit einer einrichtung zur deckelerkennung auf einem tank, haushaltskältegerät und verfahren

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CN107850373A (zh) * 2015-07-28 2018-03-27 Bsh家用电器有限公司 用于家用制冷器具的、具有用于识别箱上的盖的装置的加湿设备,家用制冷器具和方法

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