JP2003279067A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003279067A
JP2003279067A JP2002084635A JP2002084635A JP2003279067A JP 2003279067 A JP2003279067 A JP 2003279067A JP 2002084635 A JP2002084635 A JP 2002084635A JP 2002084635 A JP2002084635 A JP 2002084635A JP 2003279067 A JP2003279067 A JP 2003279067A
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JP
Japan
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hollow float
slide groove
tank
water
drain
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Application number
JP2002084635A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Sasao
英亨 笹尾
Yoshihiro Nomura
好弘 野村
Yoshihiko Maeda
好彦 前田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排水タンクを本体から取り外したとき、部品点
数を増やすことなく簡単な構成で除湿水が床等に流下す
ることを防止できることを課題とする。 【解決手段】排水タンク19が収納される収納室15の
側壁15aに、第1スライド溝24aと第2スライド溝
24bの2重構造のスライド溝24を形成し、中空フロ
ート20の回動軸23の端部に形成された円板部23b
を前記第2スライド溝24bの挿入孔25に挿入して、
前記排水タンク19が前記収納室15から取り外したと
き、前記円板部23bが前記第2のスライド溝24bを
移動し、蒸発器11で除湿された除湿水が排出される排
水孔18の下方に前記中空フロート20の上面開口部2
0cを位置させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水タンクの水位
を検知するためのフロートを有する空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器で除湿された除湿水は、
ドレンパンの排水孔から滴下して排水タンクに貯留さ
れ、水位が増してくるとフロートが検知して満水状態を
報知し、使用者が排水タンクを本体から取り外して、タ
ンク内の水を排出できる空気調和機が知られている。
【0003】そして、排水タンクが本体から取り外され
たとき、熱交換器及びドレンパンに残った水分が排水孔
から滴下して床等を濡らしてしまうので、例えば、特開
平5−231674号公報(F24F 1/02)に
は、排水タンクを本体から取り外したときには、補助タ
ンクが排水孔の下方に位置するように設けられて設けら
れ、排水孔から滴下する水を補助タンクに貯留できる構
成が記載されている。
【0004】また、補助タンクを設ける以外の方法とし
て、例えば、特開平6−34158号公報(F24F
1/02)に記載されているように、排水タンクを本体
から取り外したときには、排水孔を栓で塞いで、排水孔
から除湿水が滴下しないような構成がある。
【0005】しかしながら、補助タンクを設置する場合
は、排水タンク以外に新たなタンクが必要となるため、
部品点数が多くなって構成が複雑となり、また、排水孔
を栓で塞ぐ場合は、栓の劣化によって耐久性が低下し、
排水孔から水が流下するとういう問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、排水タンク
を本体から取り外したとき、部品点数を増やすことなく
簡単な構成で除湿水が床等に流下することを防止できる
空気調和機を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気調和手段
によって除湿された除湿水が排水される排水孔と、該排
水孔の下方に設けられた収納室に着脱される排水タンク
と、該排水タンクの満水状態を検知し、水位によって回
動する上面開口の中空フロートとを備え、前記収納室の
側壁に、前記中空フロートの回動軸を挿入して前記排水
タンクの着脱方向に移動するスライド溝を形成し、前記
排水タンクを前記収納室から取り外したとき、前記回動
軸が前記スライド溝を移動して前記中空フロートの上面
開口部を前記排水孔の下方に位置させたことを特徴とす
る。
【0008】上記構成によって、空気調和手段、例えば
蒸発器で除湿された除湿水は、前記排水孔を通って前記
排水タンクに貯留され、水位が上昇すると前記中空フロ
ートが回動して前記排水タンクの満水状態を検知する。
そして、前記排水タンクを前記本体から取り外すと、前
記中空フロートの上面開口部が前記排水孔の下方に位置
するように前記回動軸が前記スライド溝に沿って移動す
るので、蒸発器に残った水分は、排水孔から滴下して前
記中空フロート内に貯留できる。従って、前記中空フロ
ートを補助タンクとして利用することで、部品点数を増
やすことなく簡単な構成で、前記排水孔から排出される
除湿水を床等に流下することを防止できる。
【0009】また、前記排水タンクを前記収納室に装着
するとき、前記排水タンクの後面が前記中空フロートの
前面に当接し、前記回動軸を前記スライド溝に沿って移
動させたことを特徴とするので、前記排水タンクの装着
作業と連動して、前記上面開口部を前記排水孔の下方の
位置から簡単に移動させることができるため、前記排水
タンクが前記収納室に装着されたときは、前記排水孔よ
り排出される除湿水を前記中空フロートにためることな
く必ず前記排水タンクに貯留することができ、使い勝手
が向上する。
【0010】また、前記スライド溝は、前記回動軸が上
方向に移動するよう傾斜して形成され、前記回動軸が前
記スライド溝の上端まで移動して停止したとき、前記中
空フロートの上面開口部が略垂直となることを特徴とす
るので、前記排水タンクを前記収納室に装着していく
と、前記上面開口部が徐々に傾き、前記中空フロート内
に貯留された水を前記排水タンク内に排出することがで
きる。
【0011】更に、前記中空フロートの前面は、前記中
空フロートの底部から上面開口部に向かって前記排水タ
ンクの着脱方向と同方向に傾斜して形成されることを特
徴とするので、前記排水タンクの後面で前記中空フロー
トの前面を押して、前記上面開口部が略垂直まで傾いた
ときは、必ず前記中空フロートの底部が前記上面開口部
よりも上側となるので、前記中空フロート内の水を完全
に排出することができ、前記中空フロートを水面に浮か
せたときの浮力が低下することがない。
【0012】また、前記回動軸が前記スライド溝の上端
位置にあるとき、前記回動軸は、前記排水タンクの上面
で支持されることを特徴とするので、前記排水タンクが
前記収納室に装着されているときに、前記回動軸が前記
スライド溝の下端側に移動することがない。
【0013】また、前記中空フロートが前記排水タンク
の満水状態を検知したとき、前記空気調和手段の運転を
停止することを特徴とするので、使用者が前記排水タン
クの水を排出して、前記収納室に装着されるまでの間
は、新たな除湿水は発生しないので、前記中空フロート
内が満水になって水が零れることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、除湿機
を例に図面に基づき詳述する。
【0015】図1は、本発明の実施例を示す除湿機の側
面断面図、図2は、同排水タンクが収納室に装着された
状態を示す要部断面図、図3は、同排水タンクが収納室
から取り外された状態を示す要部断面図、図4は、同排
水タンクが中空フロートに当接したときの状態を示す要
部断面図、図5は、同排水タンクによって中空フロート
が傾けられたときの状態を示す要部断面図、図6は、同
中空フロートが装着された状態を正面から見たときの要
部断面図、図7は、同中空フロートの回動軸がスライド
溝を移動するときの要部断面図、図8は、同中空フロー
トの斜視図である。
【0016】1は、上方から見て前後方向に長い矩形状
の本体で、本体ケース2及び底板3とから構成されてい
る。
【0017】4は、前記本体1内を上部室5と下部室6
との2室に仕切る仕切板である。
【0018】7は、前記本体1の前面と後面に形成され
た吸気口、8は、前記本体1上面に形成された排気口、
9は、前記吸気口7と排気口8とを連通する空気流路
で、該空気流路9には、図示しない送風機が配設され、
前記吸気口7から空気を吸い込み、前記空気流路9を介
して前記排気口8から排気するようになっている。
【0019】10は、前記空気流路9に配設され、前記
吸気口8から吸い込まれた空気を調和する空気調和手
段、即ち、熱交換部で、蒸発器11と該蒸発器11の下
流側に配設された凝縮器12とから構成されている。
【0020】13は、前記本体1上面に起倒自在に設け
られた取手、14は、前記下部室6を収納室15と機械
室16の2室に区画する区画板である。前記収納室15
には、着脱自在に装着される後述の排水タンク19が収
納され、前記機械室16には、後述する圧縮機17が収
納されるようになっている。
【0021】17は、前記機械室16内に配設された圧
縮機で、前記凝縮器12及び前記蒸発器11と配管によ
り連結され、凝縮器12及び蒸発器11に冷媒を循環さ
せるようになっている。
【0022】前記圧縮機17によって凝縮器12及び蒸
発器11に冷媒を循環させることにより、凝縮器12で
熱の放出動作、蒸発器1で熱の吸収動作を行うため、前
記吸気口7から前記本体1内に吸い込まれた空気は、蒸
発器11を通過する際に冷やされ、空気中の水分が蒸発
器11表面に結露することにより除湿され、凝縮器12
を通過する際に暖められて相対湿度を低下させて前記排
気口8から排気される。前記蒸発器11表面に付着した
結露水は、前記仕切板4に滴下した後、この仕切板4に
形成された排水孔18から排出される。
【0023】19は、前記収納室15に前記本体1の前
面から着脱自在に収納される排水タンクで、前記排水孔
18から排出された結露水を貯留できるようになってい
る。
【0024】20は、上面が開口する中空フロートで、
該中空フロート20の前面20aは、図4に示すよう
に、底部20bから上面開口部20cに向かって前記排
水タンク19の着脱方向と同方向に傾斜するように形成
されている。そして、前記中空フロート20の後方には
アーム21が形成され、先端にはマグネット22が設け
られている。
【0025】23は、前記中空フロート20の両端から
横に延びる回動軸で、該回動軸23の端部は、四角形状
の角柱部23aと該角柱部23aの外側に形成された円
板状の円板部23bとから構成されている。
【0026】24は、前記収納室15の側壁15aに形
成され、前記収納室15の前方から後方に向かって傾斜
する2重構造のスライド溝で、第1スライド溝24aの
幅は、前記角柱部23aの幅寸法と略同等に形成され、
第2スライド溝24bの幅は、前記円板部23bの外径
寸法と略同等に形成されている。そして、前記第2スラ
イド溝24bの上端には、前記円板部23bが挿入され
る円弧状の挿入孔25が形成され、前記円板部23bが
前記挿入孔25に挿入されているときには、前記回動軸
23は回動自在に回動できるようになっている。更に、
前記第1スライド溝24aの下端から連通する長方形状
の長孔26が形成されている。
【0027】そして、前記円板部23bを前記挿入孔2
5に挿入すると、前記挿入孔25を支点として前記中空
フロート20と前記アーム21とは略水平状態で釣り合
っており、この際、前記角柱部23aは、前記第1スラ
イド溝24aの幅とは嵌合しないため、前記挿入孔25
を中心に回動可能な状態になっている。そして、前記第
1スライド溝24aの幅と前記角柱部23aとは嵌合す
るように形成されているため、前記中空フロート20は
自重で前記角柱部23aは前記第1スライド溝24aに
沿って前記長孔26下端まで移動し、この長孔26の一
端で前記回動軸23が支持され、前記中空フロート20
は前記収納室15内に装着される。
【0028】また、前記長孔26に前記回動軸23が支
持されているとき、即ち、前記排水タンク19が前記収
納室15から取り外されているときには、図3に示す如
く、前記上面開口部20cは、前記排水孔18の下方に
回動が規制されて位置するので、前記排水孔18から排
出される結露水を前記中空フロート20内に一時的に貯
留できるようになる。そして、前記排水タンク19を前
記収納室15に装着するとき、図4に示す如く、前記中
空フロート20の前面20aと前記排水タンク19の後
面19aとが当接するため、前記角柱部23aは前記第
1スライド溝24aに沿って上方に移動し、前記挿入孔
25に到達すると前記円板部23bが前記挿入孔25に
当接して移動が規制され、この後、前記回動軸23は回
動して、図5に示す如く、前記上面開口部20cは略垂
直まで傾いた状態となる。このとき前記中空フロート2
0の前面20aが傾斜しているため、前記底部20b
は、前記上面開口部20cよりも上側となるため、前記
中空フロート20内の水を完全に排出することができる
ようになっている。
【0029】そして、前記排水タンク19を更に前記収
納室15の奥方向へ挿入していくと、前記上面開口部2
0cは再び略水平状態に戻り、前記円板部23bが前記
挿入孔25に挿入された状態で、図2に示す如く、前記
回動軸23は前記排水タンク19の上面縁部19bで支
持され、前記中空フロート20の底部20bは、前記排
水タンク19の満水水位よりも下側に位置するようにな
っている。従って、前記排水タンク19の水位が満水状
態に近づくと前記中空フロート20の上昇により、前記
回動軸23は前記挿入孔25を支点として回動するの
で、前記マグネット22は前記仕切板4から徐々に離れ
る方向に移動し、前記仕切板4に設けられた磁気検知セ
ンサ27が前記マグネット22の磁場を検知しなくな
る。このときが前記排水タンク19の満水状態であり、
前記磁気検知センサ27からの信号が図示しない制御部
に入力され、この制御部から満水状態を報知する信号を
出力するとともに、前記圧縮機17の運転を停止するよ
うになっている。
【0030】28は、前記排水タンク19の前方底面側
に設けられた把手で、該把手28を手で持つことによっ
て、前記収納室15への着脱作業が簡単にできるように
なっている 次に、上記構成における動作について説明する。
【0031】まず、送風機が回転すると、室内の空気が
吸気口7から本体1内部に送り込まれ、蒸発器11に接
触して冷却除湿される。除湿後の冷たい空気は凝縮器1
2で加熱され温かい空気となる。そして、この除湿され
た温かい空気は排気口8に送られ室内に吹き出される。
これにより、室内の空気中の湿気が除去されるととも
に、吹き出される空気を洗濯物に当てると素早く乾燥で
きる。
【0032】そして、蒸発器11を通過することによ
り、室内空気より取り除かれた水分は、前記仕切板4に
滴下して、排水穴18から排水タンク19に流れ落ち、
水位が上昇してくると、中空フロート20も上昇し、挿
入孔25を支点として回動軸23が回動する。そして中
空フロート20が満水水位に達すると、マグネット22
が仕切板4より遠ざかるので、磁気検知センサ27がマ
グネット22の磁場を検知しなくなり、この時を排水タ
ンク19の満水状態と判断し、本体1の運転を停止させ
るとともに、使用者に知らせるために図示しない満水ラ
ンプが点灯するようになっている。
【0033】使用者は、満水ランプの点灯を見て、排水
タンク19を収納室15から取り外すと、中空フロート
20の自重で角柱部23aが第1スライド溝24aに沿
って下方の長孔26へ移動する。このとき中空フロート
20の上面開口部20cは排水孔18の下方に位置して
いるので、蒸発器11及び仕切板4に残った水分が排水
孔18から滴下しても、中空フロート20内に残留水分
を貯留することができるようになっている。また、使用
者が前記排水タンク19の水を排出して、前記収納室1
5に装着されるまでは、新たな除湿水は発生しないの
で、前記中空フロート20内が満水になって水が零れる
ことがない。
【0034】そして、排水タンク19の水が排出された
後、排水タンク19を収納室15に装着するときは、中
空フロート20の前面20aが排水タンク19の後面1
9aによって押され、角柱部23aは第1スライド溝2
4aに沿って円板部23bが挿入孔25に当接するまで
移動する。円板部23bが挿入孔25に当接すると第1
スライド溝24aと角柱部23aとの嵌合がなくなり回
動軸23が回動するため、上面開口部20cは略垂直ま
で傾き、中空フロート20内の水が排水タンク19に排
出される。このとき中空フロート20の前面20aが傾
斜しているため、底部20bは上面開口部20cよりも
上側となり、中空フロート20内の水を完全に排出する
ことができるようになっている。
【0035】そして、排水タンク19が収納室15に収
納されると、中空フロート20の上面開口部20cは略
水平状態に戻り、回動軸23は排水タンク19の上面縁
部19bによって支持され、再び排水タンク19の満水
状態を検知できるとともに、マグネット22が磁気検知
センサ27に近接するので、マグネット22の磁場を磁
気検知センサ27が検知して、満水状態が解消したと判
断し、再び除湿動作が開始される。
【0036】以上のように、前記記収納室15の側壁1
5aに、前記中空フロート20の回動軸23が移動する
前記スライド溝24を形成し、前記排水タンク19を前
記収納室15から取り外したとき、前記回動軸23が前
記スライド溝24を移動して前記中空フロート20の上
面開口部20cを前記排水孔18の下方に位置させたの
で、前記蒸発器11に残った水分は、前記排水孔18ら
滴下して前記中空フロート20内に貯留されるため、部
品点数を増やすことなく簡単な構成で、前記排水孔18
から排出される除湿水を床等に流下することを防止でき
るという効果がある。
【0037】また、前記排水タンク19を前記収納室1
5に装着するとき、前記排水タンク19の後面19aが
前記中空フロート20の前面20aを押して、前記回動
軸23を前記スライド溝24に沿って移動させたので、
前記排水タンク19を前記収納室15に装着されたとき
は、前記排水孔18の下方には前記排水タンク19が配
置されており、前記排水孔18から排出される除湿水を
前記排水タンク19に貯留することができ、使い勝手が
向上するという効果がある。
【0038】また、前記角柱部23aが前記挿入孔25
に到達すると前記円板部23bが前記挿入孔25に当接
して移動が規制されるため、前記回動軸23は回動し、
前記上面開口部20cは略垂直まで傾いた状態になり、
前記中空フロート20内に貯留された水を前記排水タン
ク19内に排出することができるという効果がある。
【0039】更に、前記中空フロート20の前面20a
は、前記中空フロート20の底部20bから上面開口部
20cに向かって前記排水タンク19の着脱方向と同方
向に傾斜するので、前記上面開口部20cが略垂直まで
傾いたときは、必ず前記中空フロート20の底部20b
が前記上面開口部20cよりも上側となるので、前記中
空フロート20内の水を完全に排出することができ、前
記中空フロート20を水面に浮かせるときの浮力が低下
することがないという効果がある。
【0040】また、前記円板部23bが前記第2スライ
ド溝24bの挿入孔25にあるとき、前記回動軸23
は、前記排水タンク19の上面縁部19bで支持される
ので、前記排水タンク19が前記収納室15に装着され
ているときに、前記回動軸23が前記スライド溝24の
上端位置から移動することがないという効果がある。
【0041】また、前記中空フロート20が前記排水タ
ンク19の満水状態を検知したとき、前記圧縮機17の
運転を停止するので、使用者が前記排水タンク19の水
を排出して、前記収納室15に装着されるまでの間は、
新たな除湿水は発生しないので、前記中空フロート20
内が満水になって水が零れることがないという効果があ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、収納室の側
壁に、中空フロートの回動軸を挿入して排水タンクの着
脱方向に移動するスライド溝を形成し、排水タンクを前
記収納室から取り外したとき、前記回動軸が前記スライ
ド溝を移動して前記中空フロートの上面開口部を前記排
水孔の下方に位置させたので、蒸発器に残った水分は、
排水孔から滴下して前記中空フロート内に貯留されるた
め、前記中空フロートを補助タンクとして利用すること
で、部品点数を増やすことなく簡単な構成で、前記排水
孔から排出される除湿水を床等に流下することを防止で
きる等の効果を奏する。
【0043】本発明の請求項2によると、前記排水タン
クを前記収納室に装着するとき、前記排水タンクの後面
が前記中空フロートの前面に当接し、前記回動軸を前記
スライド溝に沿って移動させるので、前記排水タンクを
前記収納室に装着したときは、前記排水孔から排出され
る除湿水を前記中空フロートにためることなく前記排水
タンクに貯留することができ、使い勝手が向上する等の
効果を奏する。
【0044】本発明の請求項3によると、前記スライド
溝は、前記回動軸が上方向に移動するように傾斜して形
成され、前記回動軸が前記スライド溝の上端まで移動し
て停止したとき、前記中空フロートの上面開口部が略垂
直となるまで前記回動軸を回動させるので、前記中空フ
ロート内に貯留された水を前記排水タンク内に排出する
ことができる等の効果を奏する。
【0045】本発明の請求項4によると、前記中空フロ
ートの前面は、前記中空フロートの底部から上面開口部
に向かって前記排水タンクの着脱方向と同方向に傾斜し
て形成されるので、前記上面開口部が略垂直まで傾いた
ときは、必ず前記中空フロートの底部が前記上面開口部
よりも上側となり、前記中空フロート内の水を完全に排
出することができ、前記中空フロートを水面に浮かせる
ときの浮力低下を防止できる等の効果を奏する。
【0046】本発明の請求項5によると、前記回動軸が
前記スライド溝の上端位置にあるとき、前記回動軸は、
前記排水タンクの上面で支持されるので、前記排水タン
クが前記収納室に装着されているときに、前記回動軸が
前記スライド溝の上端位置から移動することがないとい
う効果を奏する。
【0047】本発明の請求項6によると、前記中空フロ
ートが前記排水タンクの満水状態を検知したとき、前記
空気調和手段の運転を停止するので、使用者が前記排水
タンクの水を排出して、前記収納室に装着されるまでの
間は、新たな除湿水は発生しないので、前記中空フロー
ト内が満水になって水が零れることがないという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のの実施例を示す除湿機の側面断面図で
ある。
【図2】同排水タンクが収納室に装着された状態を示す
要部断面図。
【図3】同排水タンクが収納室から取り外された状態を
示す要部断面図である。
【図4】同排水タンクが中空フロートに当接したときの
状態を示す要部断面図である。
【図5】同排水タンクによって中空フロートが傾けられ
たときの状態を示す要部断面図である。
【図6】同中空フロートが装着された状態を正面から見
たときの要部断面図である。
【図7】同中空フロートの回動軸がスライド溝を移動す
るときの要部断面図である。
【図8】同中空フロートの斜視図である。
【符号の説明】
11 蒸発器 18 排水孔 15 収納室 19 排水タンク 20 中空フロート 15a 側壁 23 回動軸 24 スライド溝 20c 上面開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 好彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BD05 BE04 3L060 AA08 CC15 DD01 EE01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和手段によって除湿された除湿水
    が排水される排水孔と、該排水孔の下方に設けられた収
    納室に着脱される排水タンクと、該排水タンクの満水状
    態を検知し、水位によって回動する上面開口の中空フロ
    ートとを備え、前記収納室の側壁に、前記中空フロート
    の回動軸を挿入して前記排水タンクの着脱方向に移動す
    るスライド溝を形成し、前記排水タンクを前記収納室か
    ら取り外したとき、前記回動軸が前記スライド溝を移動
    して前記中空フロートの上面開口部を前記排水孔の下方
    に位置させたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記排水タンクを前記収納室に装着する
    とき、前記排水タンクの後面が前記中空フロートの前面
    に当接し、前記回動軸を前記スライド溝に沿って移動さ
    せることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記スライド溝は、前記回動軸が上方向
    に移動するよう傾斜して形成され、前記回動軸が前記ス
    ライド溝の上端まで移動して停止したとき、前記中空フ
    ロートの上面開口部が略垂直となることを特徴とする請
    求項2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記中空フロートの前面は、前記中空フ
    ロートの底部から上面開口部に向かって前記排水タンク
    の着脱方向と同方向に傾斜して形成されることを特徴と
    する請求項3記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記回動軸が前記スライド溝の上端位置
    にあるとき、前記回動軸は、前記排水タンクの上面で支
    持されることを特徴とする請求項2乃至請求項4記載の
    空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記中空フロートが前記排水タンクの満
    水状態を検知したとき、前記空気調和手段の運転を停止
    することを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の空気
    調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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