JP2001065613A - ディスクブレーキ装置及びそのための帯状弾性装置 - Google Patents
ディスクブレーキ装置及びそのための帯状弾性装置Info
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Abstract
ようにしたディスクブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 ディスクブレーキ装置は、ホイールハブ
(8)に沿って軸線方向に摺動し、対向する制動面をも
つ制動帯域(3a)を設けたブレーキディスク(3)
と、制動面に一致して位置された2つのブレーキパッド
(5,6)とを包含する。一方のブレーキパッド(6)
は固定であり、他方のブレーキパッド(5)は可動で、
固定のキャリパ(4)によって作用される。ブレーキデ
ィスク(3)は、帯状弾性装置(10)を介しホイール
ハブ(8)のボスをブレーキディスク(3)の対応する
半径方向スロット(7)内に挿入することによって、ホ
イールハブ(8)に連結される。
Description
レーキ装置に関する。
連結された固定キャリパを包含する、自動車に特に適す
るディスクブレーキ装置に関する。
動エネルギーを熱エネルギーに変換しながら、車両又は
一般に移動物体を減速又は停止させることができる装置
である。
ーキ装置の或る型式は、鋼製のブレーキディスクと、こ
のブレーキディスクを跨いで作動し、関節連結されたス
ピンドル又はハブホルダーに固定され、一般に“パッ
ド”と称する制動ガスケットを設けたキャリパとによっ
て構成されたものである。
帯域と、ホイールアクスルに連結されるベル又はハブと
を備えている。
帯域に対して押圧し、ブレーキディスクの制動帯域とパ
ッドとの摩擦によって制動作用が生じる。
ル又はハブと、ブレーキパッドに作用してこれらを制動
面に対して押圧する対向ピストンを設けた固定キャリパ
本体とを一体にした固定ディスクブレーキから成る型
式、あるいは、固定キャリパと浮動ディスク又は浮動キ
ャリパと固定ディスクから成る型式のものである。
のブレーキパッドへの連結が幾何学的に難しく、十分な
調整及び自己整合を実現することができない。ブレーキ
装置の第2の型式では、代わりに、ブレーキディスクと
ブレーキパッドとの軸線方向自己整合が浮動ディスクあ
るいは浮動キャリパによって可能となる。
ーキ装置では、制動帯域、すなわちブレーキパッドが摩
擦作用を発揮する対向した平行な面をもつディスクは、
ホイールハブに一体ではないが、限定された軸線方向変
位と、摩擦発生熱により生じる加熱のために半径方向膨
脹とを許容する可動連結部によって、共軸整合状態でこ
のホイールハブに係合する。この連結部は、軸線方向弾
性変形カップ状弾性装置を介在してハブ内に係合する心
出しブッシュと、浮動ディスクに形成した半径方向スロ
ットとの相互係合によって得られる。
キパッドの間でのブレーキディスクの一時的な軸線方向
整合を可能にするが、この整合は、制動作用の終期で休
止位置に戻ったときに消失する。
で、制動帯域の不可避の軸線方向振動と一緒になったこ
の影響は、たとえブレーキが作動されていなくても、ブ
レーキディスクとパッドとの不連続クリープ接触を起こ
すことがあり得、制動中、ジャダーとして知られている
振動現象の発生の可能性及び偏摩耗が確実となる。さら
に、この現象は偏摩耗状態を強め、最終的にはブレーキ
ディスクを交換する必要性を早めることとなる。
ーキ装置では、パッドとブレーキディスクとの正しい軸
線方向自己センタリングは、目盛定めされたガイドを介
してキャリパ支持体の適宜のシートに組付けたキャリパ
が軸線方向に摺動できることにより可能である。
に沿うキャリパの摺動困難性に関連する機能的問題を呈
しており、この欠点は“引きずり作用”として知られて
いる。
装置の上記欠点を解消することにある。
から免れ、“引きずり作用”を呈さないようにした、自
動車に特に適するディスクブレーキ装置を提供すること
にある。
易且つ経済的に実現でき、しかも、例えばスポークホイ
ールをもったモトクロス用又は耐久用オートバイのよう
に、ホイール側面の全体寸法が重要である場合にも適用
できるように、減少した寸法を有するディスクブレーキ
装置を提供することにある。
明から明らかなように、軸線方向に摺動するブレーキデ
ィスクと、ブレーキディスクの制動面に対して第1ブレ
ーキパッドを作用させる装置を一側にのみ設けた固定ブ
レーキキャリパと、第1ブレーキパッドとは反対側の第
2固定ブレーキパッドとを包含するブレーキ装置によっ
て、これら及び他の目的を達成することができる。
共軸的に連結され対向する制動面をもつ制動帯域を設け
たブレーキディスクと、前記対向する制動面に一致して
位置されキャリパにより前記制動面に対して作用される
2つの対向したブレーキパッドとを包含するブレーキ装
置において、ブレーキディスクがホイールハブに沿って
軸線方向に摺動し、一方のブレーキパッドが固定であ
り、他方のブレーキパッドが可動で、固定のキャリパに
よって作用されることを特徴とするブレーキ装置を提供
することにある。
とき、ブレーキディスクはホイールハブに沿って軸線方
向に摺動できるので、ブレーキパッドの間で完全にセン
タリングされて位置する。ブレーキ装置が作動している
とき、可動ブレーキパッドは固定キャリパのシリンダ・
ピストン装置によってブレーキディスクの制動面に対し
て押圧される。結果として、ブレーキディスクは第2の
固定ブレーキパッドに対して押圧され、一度接触が起こ
ると、2つの対向するブレーキパッドによって略同じ態
様で制動作用が生じるようになる。
ことは、固定パッドの摩耗の自動補償を可能にする。
は、パッドに発揮される力が対向するピストンによって
発揮されるのではないので、固定キャリパを備えたブレ
ーキ装置とは異なるとともに、ピストンとは反対のブレ
ーキディスクの側面の反力がキャリパ本体の移動により
得られるような浮動キャリパを備えたブレーキ装置とも
異なる。
で、可動連結部によってホイールハブに連結され、この
可動連結部は、帯状弾性装置を介在してブレーキディス
クの半径方向スロット内にボスを係合することによって
得られる。
イールハブのボスの平坦面とブレーキディスクの半径方
向スロットの携行面との間に介装された平らな端部分、
携行面とは反対のディスクスロットの側面に密接係合す
る対向するアーチ状端部分及び中間の湾曲部分を有する
第1の帯状弾性部分と、第1の弾性部分と一体をなし、
前記平らな端部分に対して直角をなす平面に沿って横方
向に位置され、締着装置及びブレーキディスクの軸線方
向行程を停止するための突出部を少なくとも設けている
フランジ形状の第2の固定部分とを包含する。
ってよい。
端部分に連結されて一体をなし、アーチ状端部分の端部
あるいは中間の湾曲部分に向かって延びている。
イールボスとの間の円周方向間隙を補償でき、制動帯域
の制動中携行面における安定した接触を確実にする。円
周方向に指向し弾性装置により半径方向スロットに発揮
される力は、摩擦により、実制動段階中また解放段階中
にとる定位置に制動帯域を永続させることを確実にす
る。
は、車両の運動エネルギーにおける制動帯域とパッドと
の摩耗散逸により発生される熱によって起こるブレーキ
ディスクの正しい半径方向熱膨張を許容し、また、ブレ
ーキディスクを跨いで作用するパッドの間でのブレーキ
ディスクの正しい且つ持続したセンタリングを確保す
る。また、パッドの摩耗状態が進むにつれて調整を可能
にできるように、十分に長い間隔でセンタリング位置を
変化できることを保証している。
センタリングは、解放時に動的に起こる間隙がブレーキ
パッドの間でのクリープ接触を防止し、従って振動現象
の発生を回避する。さらに、弾性装置の存在は、常に半
径方向スロットの携行面との接触において、ブレーキデ
ィスクの正しい角度位置を定める。鋼製ブレーキディス
クとアルミニウム製ホイールボスとの間に弾性装置を配
置することは、これら2つの要素の直接接触を排除し、
従って前記ホイールボスの早計な摩耗現象の発生を防止
する。
び浮動キャリパのそれぞれで通常得られる利点を同時に
得ることができる。事実、周知の固定キャリパブレーキ
装置に対し、本発明のブレーキ装置は、他の特徴は同じ
であるが、スポークホイールをもったモトクロス用又は
耐久用オートバイの場合のように、全体寸法の観点から
重要である適用に特に適するように減少した寸法、及び
高い走行ディスク温度を許容する。
パッドの正しい軸線方向センタリングがキャリパの軸線
方向摺動により得られるようにした浮動キャリパブレー
キ装置に対し、本発明のブレーキ装置は、キャリパ本体
と支持体との間の摺動連結に関連した起こり得る機能的
問題(引きずり作用)を排除することができる。
特徴は、非限定的な例として好適な実施例を示した添付
図面を参照して、下記説明から良く理解されよう。
又はスポーク型Bの自動車用ホイールを示しており、ホ
イールのキャンバアングル2内に収蔵された本発明のデ
ィスクブレーキ装置1が設けられている。
ディスク3と、ブレーキディスク3に跨がって位置され
たキャリパ本体4とを包含しており、このキャリパ本体
は、前記ブレーキディスク3の両側に位置された2つの
ブレーキパッド5,6を備え、ブレーキパッドの一方は
固定され、他方は可動である。
もつ制動帯域3aと、内方環状面に沿ってホイールハブ
8に固定するための等間隔の半径方向スロット7とを設
けている。半径方向スロットの数は重要ではなく、好適
には2〜12の範囲でよい。
(B),13,14及び15に示されているように閉鎖
型式(7)でもよいし、図11及び12に示されている
ように、ブレーキディスク3の軸に対面する側面を開放
した型式(7a)でもよい。
合金のようなホイールハブと同じ材料で、スロット7,
7aの数と同じ数ではあるがこのスロット内に挿入され
るように小さい寸法に作られたボス9を設けている。
宜形造られた外形を有する帯状弾性装置10を介して、
ボス9を対応する半径方向スロット7,7a内に挿入す
ることで、ホイールハブ8に摺動可能に連結される。
がって位置され、例えばねじ23のような接続部によっ
て自動車のフォーク18に固定される。キャリパ本体4
は、その内部に、ホイールA,Bのキャンバアングル2
内に位置する内側で固定ブレーキパッド6を、またその
反対の外側でシリンダ・ピストン装置及びピストン20
の自由端部に近接して位置された可動ブレーキパッド5
を備えている。固定ブレーキパッド6と可動ブレーキパ
ッド5の両方は、制動帯域3aの2つの対向する制動面
にそれぞれ対応して位置されている。
5を制動帯域3aの一方の制動面に対して押圧するとと
もに、この制動帯域を固定ブレーキパッド6の面に対し
て押圧して、制動中対向するパッド5,6の間でブレー
キディスク3の制動帯域3aの正しい且つ持続した軸線
方向センタリングを確保する。
もある帯状弾性装置10,10′の2つの可能な実施例
をそれぞれ示している。
平らなアーム12、対向するアーチ状外形のアーム13
及び中間の湾曲部分11により形成される略U形状の第
1の帯状弾性部分と、平らなアーム12の平面に対して
直角をなす平面に沿って横方向に位置され、平らなアー
ムと一体部分をなすフランジ形状の第2の固定部分14
とを包含する。
1を設けていてよい。
ム13に向かって延び、穴15のような締着装置及び平
らなアーム12に対して突出する横方向部分16を設け
ている。
10′の第2実施例は、平らな端部分12′、対向する
アーチ状端部分13′および中間の湾曲部分11′によ
り形成される略C形状の第1の帯状弾性部分と、平らな
端部分12′の平面に対して直角をなす平面に沿って横
方向に位置され、平らな端部分と一体部分をなすフラン
ジ形状の第2の固定部分14′とを包含する。
21′を設けていてよい。
1′に向かって延び、穴15′のような固定装置及び平
らな端部分12′に対して突出する横方向部分16′を
設け、連結延長部17により前記平らな端部分12′に
連結されている。
端部分12,12′,13,13′が各半径方向スロッ
ト7,7aの対向する横方向面と圧接するような態様
で、ボス9と対応するスロット7,7aとの間に挿入さ
れる。
12′は、実制動段階中弾性装置の正しい位置決めを確
保するように、半径方向スロット7,7aの携行面7′
と接触状態に配置される。
部分11,11′がブレーキディスク3の外方すなわち
図13,14及び15に示されているように制動帯域3
aに対面するようにして、あるいはブレーキディスクの
内方すなわち図11及び12に示されているように前記
ブレーキディスクの軸に対面するようにして、ボス9と
対応するスロット7,7aとの間に配置されてよい。後
者の配置は、半径方向スロット7aが開放型式のもので
ある場合に好適である。
は穴15,15′に挿入される他の適宜の締着装置によ
って対応するボス9に固定される。第2の固定部分1
4,14′の突出横方向部分16,16′は、ブレーキ
ディスク3の軸線方向摺動を停止する機能を有してお
り、これにより、ホイールの取り外しの際にキャリパ及
び関連するパッドの存在によってこの機能が実行されな
い場合に、ブレーキディスクがホイールハブから偶発的
に離脱するのを防止する。
っても、ブレーキディスクの組付けをできるようにする
ために、帯状弾性装置10,10′を介在させたブレー
キディスク3の半径方向スロット7,7aとボス9との
結合は、円周方向間隙22を介して得られる。しかしな
がら、弾性装置10,10′の存在は、各弾性装置のア
ーム又は端部分12,12′,13,13′とスロット
7との当接面に発揮される力Fにより、ボス9に対する
ブレーキディスクの円周方向位置決めを許容するので、
安定した接触が得られる。制動作用の開始時、ブレーキ
ディスクの円周方向変位は起こらず、このことは、弾性
要素が介在されていないためにその位置が不確実となる
場合には、制動中携行面7′に対応して間隙の存在を償
うことが必要となり得る。
10′がとる位置を示している。この状態において、ア
ーチ状外形のアーム又は端部分13,13′は、携行面
7′とは反対側のブレーキディスク3の半径方向スロッ
ト7の面7″とホイールハブ8のボス9との間に介装さ
れ押圧される。前記アーチ状外形のアーム又は端部分1
3,13′の特定の形状は、その作動を危うくし得る永
久変形を起こすことのないようなものである。
た、実制動段階中また解放時にとるブレーキディスクの
軸線方向位置の維持を持続する。事実、ブレーキディス
クを軸線方向に変位させようとする作用の場合に、この
力は、結合面に対して接線方向をなす摩擦力を発生さ
せ、この摩擦力は乾燥摩擦クーロン法則の限界範囲内で
前記変位に抵抗する。これは、ブレーキディスクの非作
動段階中、偶発的変位により制動帯域とパッドとの望ま
しくない接触が起こることを防止するが、制動時には、
パッドによって発揮された力がブレーキディスクを正し
い軸線方向位置へ到達させようとすることを妨げること
はない。
レーキパッドの一方向のみの作動の結果として、すなわ
ち可動パッドと固定パッドの存在により、ブレーキディ
スクの軸線方向位置を変更する必要性を生じさせるブレ
ーキパッドの変化した摩耗状態に常に適応できるように
する、換言すると、摩耗を償うことができる。
が、上記教示に従って、幾多の変化変形を本発明のブレ
ーキ装置に採用できる。従って、本発明は、本発明の精
神及び特許請求の範囲内にあるすべての変化変形を包含
することが明らかである。
キパッドの実質的に非摩耗状態での概略断面図である。
クブレーキ装置の図1と同様の概略断面図である。
弾性装置及び連結装置の分解位置における概略断面図で
ある。
される弾性装置及び連結装置の組立状態での概略断面図
である。
(A)はその断面図、(B)はその正面図である。
面図、(B)はその正面図である。
面図である。
置及びホイールボスの連結領域の概略正面図である。
置及びホイールボスの連結領域の概略正面図である。
弾性装置及びホイールボスの連結領域の、後退制動中に
とる位置での概略正面図である。
Claims (21)
- 【請求項1】ホイールハブ(8)に共軸的に連結され対
向する制動面をもつ制動帯域(3a)を設けたブレーキ
ディスク(3)と、前記制動面に一致して位置されキャ
リパ(4)により前記制動面に対して作用される2つの
対向したブレーキパッド(5,6)とを包含する、自動
車に特に適するディスクブレーキ装置において、ブレー
キディスクがホイールハブ(8)に沿って軸線方向に摺
動し、一方のブレーキパッド(6)が固定であり、他方
のブレーキパッド(5)が可動で、固定のキャリパ
(4)によって作用されることを特徴とするディスクブ
レーキ装置。 - 【請求項2】請求項1記載のディスクブレーキ装置にお
いて、ブレーキディスク(3)が可動連結部によってホ
イールハブ(8)に軸線方向に連結され、可動連結部が
制動帯域(3a)の厚さ及び固定ブレーキパッド(6)
の厚さに従ってブレーキディスクの軸線方向位置決め及
び半径方向膨脹を確保することを特徴とするディスクブ
レーキ装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のディスクブレーキ装
置において、ブレーキディスク(3)が等間隔の半径方
向スロット(7,7a)を設け、ホイールハブ(8)
が、スロットの寸法よりも小さい寸法のボス(9)を設
け、ブレーキディスク(3)とホイールハブ(8)との
間の可動連結部が、帯状弾性装置(10,10′)を介
しボス(9)を対応する半径方向スロット(7,7a)
内に挿入することで得られることを特徴とするディスク
ブレーキ装置。 - 【請求項4】請求項3記載のディスクブレーキ装置にお
いて、半径方向スロット(7,7a)の数がボス(9)
の数に等しく、2〜12の範囲であることを特徴とする
ディスクブレーキ装置。 - 【請求項5】請求項3記載のディスクブレーキ装置にお
いて、帯状弾性装置(10)が、 平らなアーム(12)、対向するアーチ状外形のアーム
(13)及び中間の湾曲部分(11)により形成される
略U形状の第1の帯状弾性部分と、 平らなアーム(12)の平面に対して直角をなす平面に
沿って横方向に位置され、平らなアームと一体部分をな
し、アーチ状外形のアーム(13)に向かって延び、締
着装置(15)及び平らなアーム(12)に対して突出
する横方向部分(16)を設けているフランジ形状の第
2の固定部分(14)とを包含することを特徴とするデ
ィスクブレーキ装置。 - 【請求項6】請求項3記載のディスクブレーキ装置にお
いて、帯状弾性装置(10′)が、 平らな端部分(12′)、対向するアーチ状端部分(1
3′)及び中間の湾曲部分(11′)により形成される
略C形状の第1の帯状弾性部分と、 平らな端部分(12′)の平面に対して直角をなす平面
に沿って横方向に位置され、平らな端部分と一体部分を
なし、中間の湾曲部分(11′)に向かって延び、締着
装置(15′)及び平らな端部分(12′)に対して突
出する横方向部分(16′)を設け、連結延長部(1
7)により前記平らな端部分(12′)に連結されてい
るフランジ形状の第2の固定部分(14′)とを包含す
ることを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項7】請求項5又は6記載のディスクブレーキ装
置において、第1の弾性部分における中間の湾曲部分
(11,11′)が長手方向スロット(21,21′)
を設けていることを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項8】請求項3ないし7のいずれか1項に記載の
ディスクブレーキ装置において、弾性装置(10,1
0′)は、そのアーム又は端部分(12,12′,1
3,13′)が各半径方向スロット(7,7a)の対向
する横方向面と圧接するような態様で、ボス(9)と対
応するスロット(7,7a)との間に挿入され、締着装
置を介して対応するボス(9)に締着されていることを
特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項9】請求項8記載のディスクブレーキ装置にお
いて、弾性装置(10)の平らなアーム又は端部分(1
2,12′)が、実制動段階中半径方向スロット(7,
7a)の携行面(7′)と接触状態に配置されることを
特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項10】請求項5ないし9のいずれか1項に記載
のディスクブレーキ装置において、弾性装置(10,1
0′)の第1の弾性部分における中間の湾曲部分がブレ
ーキディスク(3)の外方に対面することを特徴とする
ディスクブレーキ装置。 - 【請求項11】請求項5ないし9のいずれか1項に記載
のディスクブレーキ装置において、弾性装置(10,1
0′)の第1の弾性部分における中間の湾曲部分がブレ
ーキディスク(3)の内方に対面することを特徴とする
ディスクブレーキ装置。 - 【請求項12】請求項11記載のディスクブレーキ装置
において、スロット(7a)がブレーキディスク(3)
の軸に対応する側面を開放されていることを特徴とする
ディスクブレーキ装置。 - 【請求項13】請求項1ないし12のいずれか1項に記
載のディスクブレーキ装置において、このブレーキ装置
がホイール(A,B)のキャンバアングル2内に収蔵さ
れていることを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項14】請求項1ないし13のいずれか1項に記
載のディスクブレーキ装置において、キャリパ本体
(4)がブレーキディスク(3)に跨がって位置され、
自動車のフォーク(18)に固定され、且つ、ホイール
(A,B)のキャンバアングル(2)内に位置する内側
で固定ブレーキパッド(6)を、またその反対の外側で
シリンダ・ピストン装置及びピストン(20)の自由端
部に近接して位置された可動ブレーキパッド(5)を備
えていることを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項15】ホイールハブとディスクブレーキ装置の
ブレーキディスクとの可動連結部に用いるのに特に適し
た帯状弾性装置において、前記帯状弾性装置が、 平らなアーム(12)、対向するアーチ状外形のアーム
(13)及び中間の湾曲部分(11)により形成される
第1の帯状弾性部分と、 平らなアーム(12)の平面に対して直角をなす平面に
沿って横方向に位置され、平らなアームと一体部分をな
し、締着装置(15)及び平らなアーム(12)に対し
て突出する横方向部分(16)を設けているフランジ形
状の第2の固定部分(14)とを包含することを特徴と
する帯状弾性装置。 - 【請求項16】請求項15記載の帯状弾性装置におい
て、第1の弾性部分が略U形状であることを特徴とする
帯状弾性装置。 - 【請求項17】請求項15記載の帯状弾性装置におい
て、第2の固定部分がアーチ状外形のアーム(13)に
向かって延びていることを特徴とする帯状弾性装置。 - 【請求項18】請求項15記載の帯状弾性装置におい
て、第1の弾性部分が略C形状であり、対向するアーチ
状端部分(13′)及び中間の湾曲部分(11′)によ
り形成されていることを特徴とする帯状弾性装置。 - 【請求項19】請求項18記載の帯状弾性装置におい
て、第2の固定部分(14′)が中間の湾曲部分(1
1′)に向かって延び、連結延長部(17)により第1
の弾性部分の平らな端部分(12′)に連結されている
ことを特徴とする帯状弾性装置。 - 【請求項20】請求項15ないし19のいずれか1項に
記載の帯状弾性装置において、第1の弾性部分における
中間の湾曲部分(11,11′)が長手方向スロット
(21,21′)を設けていることを特徴とする帯状弾
性装置。 - 【請求項21】ボスを半径方向スロットに係合させるこ
とにより得られるホイールハブとブレーキディスクとの
可動連結部に使用される、請求項15ないし20のいず
れか1項に記載の帯状弾性装置。
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