JP2001065221A - 落し錠 - Google Patents
落し錠Info
- Publication number
- JP2001065221A JP2001065221A JP24388899A JP24388899A JP2001065221A JP 2001065221 A JP2001065221 A JP 2001065221A JP 24388899 A JP24388899 A JP 24388899A JP 24388899 A JP24388899 A JP 24388899A JP 2001065221 A JP2001065221 A JP 2001065221A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock shaft
- lock
- receiving groove
- bearing
- guide slot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Patch Boards (AREA)
- Gates (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付対象物の取付条件に対応して、ロック軸
のストロークとして長短２種類のストロークを任意に選
択できると共に、耐振性向上のために受金とロック軸の
差し込み長さを必要十分に長く設定できる落し錠を提供
する。 【解決手段】 固定ケース２の軸受筒部３にロック軸４
を回転可能かつ上下動可能に嵌挿し、圧縮コイルバネ７
によってロック軸４を突出付勢し、ロック軸４の中間部
の摘み棒９を軸受筒部３のガイドスロット８に嵌め込
み、ガイドスロット８の縁部に開口端３ａに近い第１受
溝１０と開口端３ａより遠い第２受溝１１を形成し、ロ
ック軸４の先端部を受金６に差し込んだ施錠状態におい
て、摘み棒９を第１受溝１０と第２受溝１１のどちらか
に係合させる。
のストロークとして長短２種類のストロークを任意に選
択できると共に、耐振性向上のために受金とロック軸の
差し込み長さを必要十分に長く設定できる落し錠を提供
する。 【解決手段】 固定ケース２の軸受筒部３にロック軸４
を回転可能かつ上下動可能に嵌挿し、圧縮コイルバネ７
によってロック軸４を突出付勢し、ロック軸４の中間部
の摘み棒９を軸受筒部３のガイドスロット８に嵌め込
み、ガイドスロット８の縁部に開口端３ａに近い第１受
溝１０と開口端３ａより遠い第２受溝１１を形成し、ロ
ック軸４の先端部を受金６に差し込んだ施錠状態におい
て、摘み棒９を第１受溝１０と第２受溝１１のどちらか
に係合させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は制御盤収納ボック
スや特装車の荷台コンテナーあるいは門扉等において、
閉鎖した扉を固定枠体に対して錠止するのに使用される
落し錠に関するものである。
スや特装車の荷台コンテナーあるいは門扉等において、
閉鎖した扉を固定枠体に対して錠止するのに使用される
落し錠に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 特開平９−１５１６８４号公報に開示
されたように従来の落し錠では、固定ケースの軸受筒部
に上下動可能に嵌挿されたロック軸のストロークは一定
長さに特定されており、先端部が軸受筒部の開口端から
突出して固定枠体側の受金に差し込まれるロック軸の突
出量は限定されている。そのため、取付対象物の形状構
造等との関係で、固定ケースと受金間の配置距離が一定
以上に長い場合には、ロック軸の先端部が受金に届か
ず、落し錠としての機能を果たせないことがあった。ま
た、大きな振動によりロック軸が浮き上がることが想定
されても、受金とロック軸の差し込み長さを一定以上に
長く設定できないため、耐振性が低いという弱点があっ
た。
されたように従来の落し錠では、固定ケースの軸受筒部
に上下動可能に嵌挿されたロック軸のストロークは一定
長さに特定されており、先端部が軸受筒部の開口端から
突出して固定枠体側の受金に差し込まれるロック軸の突
出量は限定されている。そのため、取付対象物の形状構
造等との関係で、固定ケースと受金間の配置距離が一定
以上に長い場合には、ロック軸の先端部が受金に届か
ず、落し錠としての機能を果たせないことがあった。ま
た、大きな振動によりロック軸が浮き上がることが想定
されても、受金とロック軸の差し込み長さを一定以上に
長く設定できないため、耐振性が低いという弱点があっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、取付対象物の取付条件に対応して、ロック軸の
ストロークとして長短２種類のストロークを任意に選択
できると共に、耐振性向上のために受金とロック軸の差
し込み長さを必要十分に長く設定できる落し錠を提供す
ることである。
目的は、取付対象物の取付条件に対応して、ロック軸の
ストロークとして長短２種類のストロークを任意に選択
できると共に、耐振性向上のために受金とロック軸の差
し込み長さを必要十分に長く設定できる落し錠を提供す
ることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると本発明の落し錠は、扉１に固
着され、長手方向に軸受筒部３を形成した固定ケース２
と、軸受筒部３に回転可能かつ上下動可能に嵌挿され、
先端部が軸受筒部３の開口端３ａより突出するロック軸
４と、固定枠体５に固着され、ロック軸４の先端部が差
し込まれる受金６と、軸受筒部３に収容され、ロック軸
４の基端部を押圧してロック軸４を突出付勢する圧縮コ
イルバネ７と、ロック軸４の中間部に連結され、軸受筒
部３の前面壁部の長手方向のガイドスロット８に移動可
能に嵌められた摘み棒９とからなり、ガイドスロット８
の縁部に開口端３ａに近い第１受溝１０と開口端３ａよ
り遠い第２受溝１１を形成し、ロック軸４の先端部を受
金６に差し込んだ施錠状態において、摘み棒９を第１受
溝１０と第２受溝１１のどちらかに係合させる。
照符号を用いて説明すると本発明の落し錠は、扉１に固
着され、長手方向に軸受筒部３を形成した固定ケース２
と、軸受筒部３に回転可能かつ上下動可能に嵌挿され、
先端部が軸受筒部３の開口端３ａより突出するロック軸
４と、固定枠体５に固着され、ロック軸４の先端部が差
し込まれる受金６と、軸受筒部３に収容され、ロック軸
４の基端部を押圧してロック軸４を突出付勢する圧縮コ
イルバネ７と、ロック軸４の中間部に連結され、軸受筒
部３の前面壁部の長手方向のガイドスロット８に移動可
能に嵌められた摘み棒９とからなり、ガイドスロット８
の縁部に開口端３ａに近い第１受溝１０と開口端３ａよ
り遠い第２受溝１１を形成し、ロック軸４の先端部を受
金６に差し込んだ施錠状態において、摘み棒９を第１受
溝１０と第２受溝１１のどちらかに係合させる。
【０００５】このように構成された落し錠では、図１に
示したように扉１を閉鎖した後、ロック軸４は軸受筒部
３に沿って下方向に移動し、扉１の前面に対して直角に
立てられて摘み棒９はガイドスロット８内を下方向に移
動する。移動終端においてロック軸４の先端部が受金６
に差し込まれることによって、扉１が固定枠体５に対し
て錠止される。その後、摘み棒９は扉１の前面と平行に
なるように倒伏され、このときロック軸４は軸受筒部３
の軸線を中心にして回転する。倒伏の終端において摘み
棒９が第１受溝１０に係合させられ、ロック軸４は施錠
状態に拘束される。
示したように扉１を閉鎖した後、ロック軸４は軸受筒部
３に沿って下方向に移動し、扉１の前面に対して直角に
立てられて摘み棒９はガイドスロット８内を下方向に移
動する。移動終端においてロック軸４の先端部が受金６
に差し込まれることによって、扉１が固定枠体５に対し
て錠止される。その後、摘み棒９は扉１の前面と平行に
なるように倒伏され、このときロック軸４は軸受筒部３
の軸線を中心にして回転する。倒伏の終端において摘み
棒９が第１受溝１０に係合させられ、ロック軸４は施錠
状態に拘束される。
【０００６】取付対象物の形状構造などの具体的な取付
条件との関係で、固定ケース２と受金６の配置間隔を広
く取らざる得ないときには、軸受筒部３の開口端３ａか
らのロック軸４の突出量を大きくするために、開口端３
ａから遠い方の第２受溝１１が摘み棒９の係合相手とし
て選択される。また、おおきな振動負荷が想定される取
付対象物においては、受金６とロック軸４との差し込み
長さを大きくするために、同様に開口端３ａから遠い方
の第２受溝１１が摘み棒９の係合相手として選択され
る。
条件との関係で、固定ケース２と受金６の配置間隔を広
く取らざる得ないときには、軸受筒部３の開口端３ａか
らのロック軸４の突出量を大きくするために、開口端３
ａから遠い方の第２受溝１１が摘み棒９の係合相手とし
て選択される。また、おおきな振動負荷が想定される取
付対象物においては、受金６とロック軸４との差し込み
長さを大きくするために、同様に開口端３ａから遠い方
の第２受溝１１が摘み棒９の係合相手として選択され
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、固定ケース
２は前後二枚の金属板の張り合わせによって構成され、
軸受筒部３は前側の金属板の中央部に隆起して形成され
ている。受金も同様に前後二枚の金属板によって構成さ
れ、前側の金属板の中央部にロック軸４が差し込まれる
隆起部を設けてある。軸受筒部３の開口端３とは反対側
の端部は、バネ受板部１３の組み込み溶接によって閉塞
されている。ガイドスロット８の縁部には、開口端３ａ
から最も遠い位置に第３受溝１２が形成されている。ロ
ック軸４の先端部を受金６から引き抜いた解錠状態にお
いて、摘み棒９は第３受溝１２に係合させられ、これに
よってロック軸４は待機位置に保持される。
２は前後二枚の金属板の張り合わせによって構成され、
軸受筒部３は前側の金属板の中央部に隆起して形成され
ている。受金も同様に前後二枚の金属板によって構成さ
れ、前側の金属板の中央部にロック軸４が差し込まれる
隆起部を設けてある。軸受筒部３の開口端３とは反対側
の端部は、バネ受板部１３の組み込み溶接によって閉塞
されている。ガイドスロット８の縁部には、開口端３ａ
から最も遠い位置に第３受溝１２が形成されている。ロ
ック軸４の先端部を受金６から引き抜いた解錠状態にお
いて、摘み棒９は第３受溝１２に係合させられ、これに
よってロック軸４は待機位置に保持される。
【０００８】第１受溝１０，第２受溝１１，第３受溝１
２はガイドスロット８の左右両側の縁部に対称に形成さ
れており、これによって使用条件に合わせて摘み棒８の
倒伏方向を任意に選択することができる。
２はガイドスロット８の左右両側の縁部に対称に形成さ
れており、これによって使用条件に合わせて摘み棒８の
倒伏方向を任意に選択することができる。
【０００９】
【発明の効果】 以上のように本発明の落し錠では、固
定ケース２の軸受筒部３にロック軸２を回転可能かつ上
下動可能に嵌挿し、軸受筒部３の前面壁部に長手方向の
ガイドスロット８を形成し、ロック軸４の中間部の摘み
棒９をガイドスロット８に上下動可能に嵌め入れ、ガイ
ドスロット８の縁部に開口端３ａに近い第１受溝１０と
開口端３ａより遠い第２受溝１１を形成し、ロック軸４
の先端部を受金６に差し込んだ施錠状態において、摘み
棒９を第１受溝１０と第２受溝１１のどちらかに係合さ
せるようにしたので、取付対象物の具体的な取付条件に
対応して、ロック軸４のストロークを長短２種類のスト
ロークから任意に選択することができ、固定ケース２と
受金６の配置間隔を広範囲に変更調整することができ
る。
定ケース２の軸受筒部３にロック軸２を回転可能かつ上
下動可能に嵌挿し、軸受筒部３の前面壁部に長手方向の
ガイドスロット８を形成し、ロック軸４の中間部の摘み
棒９をガイドスロット８に上下動可能に嵌め入れ、ガイ
ドスロット８の縁部に開口端３ａに近い第１受溝１０と
開口端３ａより遠い第２受溝１１を形成し、ロック軸４
の先端部を受金６に差し込んだ施錠状態において、摘み
棒９を第１受溝１０と第２受溝１１のどちらかに係合さ
せるようにしたので、取付対象物の具体的な取付条件に
対応して、ロック軸４のストロークを長短２種類のスト
ロークから任意に選択することができ、固定ケース２と
受金６の配置間隔を広範囲に変更調整することができ
る。
【００１０】また、軸受筒部３に収納した圧縮コイルバ
ネ７によってロック軸４を突出方向に移動付勢してある
ので、摘み棒９と第１受溝１０または第２受溝１１との
係合状態は的確に保持され、ロック軸４は先端部が受金
６に所定長さ差し込まれた状態に拘束されるため、振動
によってロック軸４が浮き上がって先端部が受金６から
脱出する危険性がなく、耐振性において優れている。
ネ７によってロック軸４を突出方向に移動付勢してある
ので、摘み棒９と第１受溝１０または第２受溝１１との
係合状態は的確に保持され、ロック軸４は先端部が受金
６に所定長さ差し込まれた状態に拘束されるため、振動
によってロック軸４が浮き上がって先端部が受金６から
脱出する危険性がなく、耐振性において優れている。
【図１】 本発明の一実施例に係る落し錠の使用状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図２】 該落し錠の左側面図である。
【図３】 該落し錠の平面図である
【図４】 該落し錠の底面図である
【図５】 図１のＡ−Ａ線断面図
【図６】 図１のＢ−Ｂ線断面図である
【図７】 図１のＣ−Ｃ線断面図である
【図８】 該落し錠の使用例を示す斜視図である
１ 扉 ２ 固定ケース ３ 軸受筒部 ４ ロック軸 ５ 固定枠体 ６ 受金 ７ 圧縮コイルバネ ８ ガイドスロット ９ 摘み棒 １０ 第１受溝 １１ 第２受溝 １２ 第３受溝 １３ バネ受板部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０５Ｋ 5/03 Ｈ０２Ｂ 1/08 Ｆ Ｆターム(参考） 2E038 DG04 4E360 AB03 AB12 BA06 BB02 BC03 BC06 BC07 EA16 EC05 EC12 ED04 ED13 ED16 ED23 ED28 FA07 GA04 GA07 GA08 GA28 GA46 GB92 5G016 AA01 CC22
Claims (1)
- 【請求項１】 扉１に固着され、長手方向に軸受筒部３
を形成した固定ケース２と、軸受筒部３に回転可能かつ
上下動可能に嵌挿され、先端部が軸受筒部３の開口端３
ａより突出するロック軸４と、固定枠体５に固着され、
ロック軸４の先端部が差し込まれる受金６と、軸受筒部
３に収容され、ロック軸４の基端部を押圧してロック軸
４を突出付勢する圧縮コイルバネ７と、ロック軸４の中
間部に連結され、軸受筒部３の前面壁部の長手方向のガ
イドスロット８に移動可能に嵌められた摘み棒９とから
なり、ガイドスロット８の縁部に開口端３ａに近い第１
受溝１０と開口端３ａより遠い第２受溝１１を形成し、
ロック軸４の先端部を受金６に差し込んだ施錠状態にお
いて、摘み棒９を第１受溝１０と第２受溝１１のどちら
かに係合させるようにした落し錠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24388899A JP2001065221A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 落し錠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24388899A JP2001065221A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 落し錠 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001065221A true JP2001065221A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17110495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24388899A Pending JP2001065221A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 落し錠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001065221A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011102589A2 (ko) * | 2010-02-19 | 2011-08-25 | 에스에스오토엔지니어링(주) | 이중 안전 잠금 핀 장치 |
| JP2016142355A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 金剛株式会社 | 免震装置 |
| CN107120007A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-01 | 中国人民解放军61517部队 | 一种防护设备用插销式闭锁 |
| CN109168289A (zh) * | 2018-08-01 | 2019-01-08 | 常州信息职业技术学院 | 一种便于拆装和维修具有高强散热性能的无线通信设备 |
| CN112874409A (zh) * | 2021-02-28 | 2021-06-01 | 通亚汽车制造有限公司 | 一种侧翻式自卸车 |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24388899A patent/JP2001065221A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011102589A2 (ko) * | 2010-02-19 | 2011-08-25 | 에스에스오토엔지니어링(주) | 이중 안전 잠금 핀 장치 |
| WO2011102589A3 (ko) * | 2010-02-19 | 2011-11-03 | 에스에스오토엔지니어링(주) | 이중 안전 잠금 핀 장치 |
| JP2016142355A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 金剛株式会社 | 免震装置 |
| CN107120007A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-01 | 中国人民解放军61517部队 | 一种防护设备用插销式闭锁 |
| CN109168289A (zh) * | 2018-08-01 | 2019-01-08 | 常州信息职业技术学院 | 一种便于拆装和维修具有高强散热性能的无线通信设备 |
| CN112874409A (zh) * | 2021-02-28 | 2021-06-01 | 通亚汽车制造有限公司 | 一种侧翻式自卸车 |
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