JP3229758B2 - フランス落とし装置 - Google Patents
フランス落とし装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種扉体を閉扉状態に
なるように扉枠の上部または下部の少なくとも一方にガ
タツキなくロックして置くことができ、特に親子扉にお
いて親扉を開閉用とし、子扉を閉扉状態に固定しておき
大きい荷物の搬入等、開口を大きくする必要があるとき
に子扉の固定を解除することができる扉体のロック装置
として好適なフランス落とし装置に関する。
なるように扉枠の上部または下部の少なくとも一方にガ
タツキなくロックして置くことができ、特に親子扉にお
いて親扉を開閉用とし、子扉を閉扉状態に固定しておき
大きい荷物の搬入等、開口を大きくする必要があるとき
に子扉の固定を解除することができる扉体のロック装置
として好適なフランス落とし装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は扉を閉扉状態になるように扉枠上
辺部及び扉枠下辺部にロックして置くことができる従来
のフランス落とし装置の要部断面図である。このフラン
ス落とし装置は、扉Dの開閉側の上側角部に取着され、
把手(図示しない)を回動操作することによりロッド棒
1を上動して該ロッド棒1の先端に装着したキャップ状
の突入部材2の頭部2aを扉枠の上部W1に設けられた
受け穴3に突入して扉Dを閉扉状態になるように扉枠の
上部W1にロックして置くことができる。
辺部及び扉枠下辺部にロックして置くことができる従来
のフランス落とし装置の要部断面図である。このフラン
ス落とし装置は、扉Dの開閉側の上側角部に取着され、
把手(図示しない)を回動操作することによりロッド棒
1を上動して該ロッド棒1の先端に装着したキャップ状
の突入部材2の頭部2aを扉枠の上部W1に設けられた
受け穴3に突入して扉Dを閉扉状態になるように扉枠の
上部W1にロックして置くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来のフラ
ンス落とし装置は、突入部材2と受け穴3との間にクリ
アランスがあり扉にガタツキが出るという問題があっ
た。
ンス落とし装置は、突入部材2と受け穴3との間にクリ
アランスがあり扉にガタツキが出るという問題があっ
た。
【0004】扉にガタツキが出ないように工夫された扉
体のロック装置としては、実開平4−114957号が
あるが、これは、鋏のように開閉自在に連結された一対
の差し込み具を閉扉時に受け穴に対向しかつ閉じた状態
で突入させてから開いて受け穴の対向面に係合させてガ
タツキを無くしているものの、部品点数が多い機構が採
用され製造コストがアップする原因となっていて、図5
の従来のフランス落とし装置の問題点を解消する手段と
して採用するには好ましくない。
体のロック装置としては、実開平4−114957号が
あるが、これは、鋏のように開閉自在に連結された一対
の差し込み具を閉扉時に受け穴に対向しかつ閉じた状態
で突入させてから開いて受け穴の対向面に係合させてガ
タツキを無くしているものの、部品点数が多い機構が採
用され製造コストがアップする原因となっていて、図5
の従来のフランス落とし装置の問題点を解消する手段と
して採用するには好ましくない。
【0005】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、扉にガタツキが出ないように閉扉状態にロックする
ことができ、かつ部品点数を最小限に抑えることができ
るとともに製造コストのアップを抑えられるフランス落
とし装置を提供することを目的としている。
で、扉にガタツキが出ないように閉扉状態にロックする
ことができ、かつ部品点数を最小限に抑えることができ
るとともに製造コストのアップを抑えられるフランス落
とし装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、扉の開閉側の上側角部と下側角
部の少なくともいずれか一方に設けられ、把手(11)
を回動操作しロッド棒(7)を上下動して該ロッド棒
(7)の先端に装着した突入部材(8)を扉枠の上部
(W1)または下部(W2)に設けた受け穴(15)に
突入して施錠するフランス落とし装置(K1,K2)に
おいて、ロッド棒(7)を突入部材(8)に対してスラ
イド自在に設けてロッド棒(7)の突入部材(8)への
突入行程時に、突入部材(8)の突入部(8a)が拡大
して突入部材(8)と受け穴(15)とが固着するよう
に構成され、突入部材(8)の内部にはロッド棒(7)
を付勢する復帰用スプリング(17)が付設されている
フランス落とし装置を採用する。
め、請求項1の発明は、扉の開閉側の上側角部と下側角
部の少なくともいずれか一方に設けられ、把手(11)
を回動操作しロッド棒(7)を上下動して該ロッド棒
(7)の先端に装着した突入部材(8)を扉枠の上部
(W1)または下部(W2)に設けた受け穴(15)に
突入して施錠するフランス落とし装置(K1,K2)に
おいて、ロッド棒(7)を突入部材(8)に対してスラ
イド自在に設けてロッド棒(7)の突入部材(8)への
突入行程時に、突入部材(8)の突入部(8a)が拡大
して突入部材(8)と受け穴(15)とが固着するよう
に構成され、突入部材(8)の内部にはロッド棒(7)
を付勢する復帰用スプリング(17)が付設されている
フランス落とし装置を採用する。
【0007】また、請求項2の発明は、扉の開閉側の上
側角部と下側角部の少なくともいずれか一方に設けら
れ、把手(11)を回動操作しロッド棒(7)を上下動
して該ロッド棒(7)の先端に装着した突入部材(8)
を扉枠の上部(W1)または下部(W2)に設けた受け
穴(15)に突入して施錠するフランス落とし装置(K
1,K2)において、ロッド棒(7)を突入部材(8)
に対してスライド自在に設けてロッド棒(7)の突入部
材(8)への突入行程時に、受け穴(15)に装着した
弾性材よりなる保持部材(19)がロッド棒(7)の先
端により押圧されることにより収縮して突入部材(8)
と受け穴(15)とが固着するように構成されているフ
ランス落とし装置を採用する。 また、請求項3の発明
は、前記扉の上端または下端にガイド孔(9a)を有す
るガイド(9)が取り付けられ、前記突入部材(8)の
頭部(8a)がガイド孔(9a)から突出して前記受け
穴(15)へ突入したときに前記ガイド(9)に当接し
て前記突入部材(8)の前記受け穴(15)の方向への
移動を停止する突起(8b)が前記突入部材(8)の頭
部(8a)の側面に設けられている請求項1又は請求項
2に記載のフランス落とし装置を採用する。
側角部と下側角部の少なくともいずれか一方に設けら
れ、把手(11)を回動操作しロッド棒(7)を上下動
して該ロッド棒(7)の先端に装着した突入部材(8)
を扉枠の上部(W1)または下部(W2)に設けた受け
穴(15)に突入して施錠するフランス落とし装置(K
1,K2)において、ロッド棒(7)を突入部材(8)
に対してスライド自在に設けてロッド棒(7)の突入部
材(8)への突入行程時に、受け穴(15)に装着した
弾性材よりなる保持部材(19)がロッド棒(7)の先
端により押圧されることにより収縮して突入部材(8)
と受け穴(15)とが固着するように構成されているフ
ランス落とし装置を採用する。 また、請求項3の発明
は、前記扉の上端または下端にガイド孔(9a)を有す
るガイド(9)が取り付けられ、前記突入部材(8)の
頭部(8a)がガイド孔(9a)から突出して前記受け
穴(15)へ突入したときに前記ガイド(9)に当接し
て前記突入部材(8)の前記受け穴(15)の方向への
移動を停止する突起(8b)が前記突入部材(8)の頭
部(8a)の側面に設けられている請求項1又は請求項
2に記載のフランス落とし装置を採用する。
【0008】
【作用】扉を閉扉して把手11を閉扉方向に回動しロッ
ド棒7を上下動すると、ロッド棒7の突入部材8への突
入ストロークまたは突入部材8を受け穴15への突入ス
トロークを利用して、突入部材8の頭部8aが拡径しま
たは受け穴15の内側面が突出し、突入部材8と受け穴
15とのクリアランスを埋めて突入部材8と受け穴15
とが嵌着固定し、扉の固定時のガタツキが無くなる。ま
た反対に把手11を開扉方向に回動させロッド棒7を復
帰スライドすると、復帰用スプリング17又は弾性材よ
りなる保持部材19がロッド棒7を押し返すので、突入
部材8の頭部8aが縮径しまたは受け穴15の内側面の
突出が解消し、突入部材8と受け穴15とのクリアラン
スが復帰して突入部材8と受け穴15との嵌着固定が解
け、突入部材8が受け穴15から円滑に離脱する。
ド棒7を上下動すると、ロッド棒7の突入部材8への突
入ストロークまたは突入部材8を受け穴15への突入ス
トロークを利用して、突入部材8の頭部8aが拡径しま
たは受け穴15の内側面が突出し、突入部材8と受け穴
15とのクリアランスを埋めて突入部材8と受け穴15
とが嵌着固定し、扉の固定時のガタツキが無くなる。ま
た反対に把手11を開扉方向に回動させロッド棒7を復
帰スライドすると、復帰用スプリング17又は弾性材よ
りなる保持部材19がロッド棒7を押し返すので、突入
部材8の頭部8aが縮径しまたは受け穴15の内側面の
突出が解消し、突入部材8と受け穴15とのクリアラン
スが復帰して突入部材8と受け穴15との嵌着固定が解
け、突入部材8が受け穴15から円滑に離脱する。
【0009】
【実施例】図1及び図2は、本発明のフランス落とし装
置の第一実施例に係り、図1(a)は、フランス落とし
装置を装着した親子扉を示す。図1(b),(c),
(d),(e)は、上側のフランス落とし装置の動作工
程を示す。図1(f),(g),(h)は、上側のフラ
ンス落とし装置の要部の動作工程を示す。図2は、図1
(e)の拡大図を示す。下側の自動フランス落とし装置
は、上側の自動フランス落とし装置と上下勝手反対なの
で説明及び図面を省略する。
置の第一実施例に係り、図1(a)は、フランス落とし
装置を装着した親子扉を示す。図1(b),(c),
(d),(e)は、上側のフランス落とし装置の動作工
程を示す。図1(f),(g),(h)は、上側のフラ
ンス落とし装置の要部の動作工程を示す。図2は、図1
(e)の拡大図を示す。下側の自動フランス落とし装置
は、上側の自動フランス落とし装置と上下勝手反対なの
で説明及び図面を省略する。
【0010】この実施例は、図1(a)に示すように、
平時開閉する大きい親扉D1と親扉D1に先行して閉じ
平時閉じておく小さい子扉D2とからなる親子扉があ
り、上下勝手反対の一対のフランス落とし装置K1,K
2が、子扉D2の開閉側の上側角部及び下側角部に取着
され、図1(c)に示す把手11を図1(d)に示すよ
うに、さらに図1(e),図2に示すように回動操作す
ることによりロッド棒7を上下動して該ロッド棒7の先
端に装着した突入部材8の頭部8aを扉枠の上部W1ま
たは下部W2に設けられた受け穴15に突入して施錠す
るように構成されている。
平時開閉する大きい親扉D1と親扉D1に先行して閉じ
平時閉じておく小さい子扉D2とからなる親子扉があ
り、上下勝手反対の一対のフランス落とし装置K1,K
2が、子扉D2の開閉側の上側角部及び下側角部に取着
され、図1(c)に示す把手11を図1(d)に示すよ
うに、さらに図1(e),図2に示すように回動操作す
ることによりロッド棒7を上下動して該ロッド棒7の先
端に装着した突入部材8の頭部8aを扉枠の上部W1ま
たは下部W2に設けられた受け穴15に突入して施錠す
るように構成されている。
【0011】このフランス落とし装置は、図2に示すよ
うに、子扉D2の見込み面D2’より突出しないように
取り付けられる前面板4と、前面板4の後面より上下配
置に設けられた二個の水平ピン5,5により押さえ付け
られて前面板4の後面に密着して上下に摺動可能なスラ
イダー本体6と、スライダー本体6に連結固定された子
扉D2の上端方向に延びるロッド棒7と、外周が円筒面
となっていて頭部8aが端面方向より見て割り溝8a’
により複数に等分(図では四等分にしてある)されてい
るキャップ状でありロッド棒7の先端に装着されている
突入部材8と、子扉D2のチリ面D2”に合わせて取り
付けられていてガイド孔9aを有し該ガイド孔9aに突
入部材8を摺嵌するガイド9と、中途を前面板4の前面
の上下方向中途に溝付きピン10により枢着され前面板
4の前面の上部及び下部に凹設された把手引き起こし凹
部4a,4bに位置する手動操作端11aを子扉D2の
見込み面より突出して上下に180度回動自在かつ上側
に起立した位置及び下側に垂下した位置において前面板
4の前面より突出しないように取り付けられる把手11
と、スライダー本体6の中程に形成したスプリング収容
部6aにコイルスプリング12を収容してスプリング受
け13で塞ぎかつスプリング受け13と把手11の手動
操作端11aと反対側の一端とをピン14で連結したこ
とにより把手11とスライダー本体6が連結されていて
把手11の揺動をスライダー本体6の上下動に変換しか
つコイルスプリング12の付勢により把手11を引き起
こし凹部4aまたは4bの位置に自動位置決めする連結
機構と、扉枠の上部W1のチリ面D2”より突出しない
ように取り付けられていて閉扉時に突入部材8が子扉D
2のチリ面D2”より突出した際に突入部材8の頭部8
aを受け入れて嵌合し得る受け穴15とからなる。
うに、子扉D2の見込み面D2’より突出しないように
取り付けられる前面板4と、前面板4の後面より上下配
置に設けられた二個の水平ピン5,5により押さえ付け
られて前面板4の後面に密着して上下に摺動可能なスラ
イダー本体6と、スライダー本体6に連結固定された子
扉D2の上端方向に延びるロッド棒7と、外周が円筒面
となっていて頭部8aが端面方向より見て割り溝8a’
により複数に等分(図では四等分にしてある)されてい
るキャップ状でありロッド棒7の先端に装着されている
突入部材8と、子扉D2のチリ面D2”に合わせて取り
付けられていてガイド孔9aを有し該ガイド孔9aに突
入部材8を摺嵌するガイド9と、中途を前面板4の前面
の上下方向中途に溝付きピン10により枢着され前面板
4の前面の上部及び下部に凹設された把手引き起こし凹
部4a,4bに位置する手動操作端11aを子扉D2の
見込み面より突出して上下に180度回動自在かつ上側
に起立した位置及び下側に垂下した位置において前面板
4の前面より突出しないように取り付けられる把手11
と、スライダー本体6の中程に形成したスプリング収容
部6aにコイルスプリング12を収容してスプリング受
け13で塞ぎかつスプリング受け13と把手11の手動
操作端11aと反対側の一端とをピン14で連結したこ
とにより把手11とスライダー本体6が連結されていて
把手11の揺動をスライダー本体6の上下動に変換しか
つコイルスプリング12の付勢により把手11を引き起
こし凹部4aまたは4bの位置に自動位置決めする連結
機構と、扉枠の上部W1のチリ面D2”より突出しない
ように取り付けられていて閉扉時に突入部材8が子扉D
2のチリ面D2”より突出した際に突入部材8の頭部8
aを受け入れて嵌合し得る受け穴15とからなる。
【0012】そして、突入部材8は、図1(f),
(g),(h)に示すように、頭部8aがガイド9のガ
イド孔9aから突出して受け穴15へ突入したときにガ
イド9の下面に当接して突入部材8のそれ以上の上動を
停止する突起8bを所要位置に有しており、またロッド
棒7に水平に貫挿された連結ピン16が突入部材8に穿
設された対向一対の長孔8cに係合していることによ
り、ロッド棒7に対してストローク自在かつ離脱不能に
取付けられ、そして、ロッド棒収容孔8dの奥域端は、
奥に向かって縮径しているテーパ筒面8eとなっていて
復帰用スプリング17が収容されており、ロッド棒7が
復帰用スプリング17の付勢に抗してテーパ筒面8eを
押し広げるように突入すると、割り溝8a’で四等分さ
れている頭部8aが受け穴15に突入した際にそのクリ
アランスが小さくなるように構成されている。
(g),(h)に示すように、頭部8aがガイド9のガ
イド孔9aから突出して受け穴15へ突入したときにガ
イド9の下面に当接して突入部材8のそれ以上の上動を
停止する突起8bを所要位置に有しており、またロッド
棒7に水平に貫挿された連結ピン16が突入部材8に穿
設された対向一対の長孔8cに係合していることによ
り、ロッド棒7に対してストローク自在かつ離脱不能に
取付けられ、そして、ロッド棒収容孔8dの奥域端は、
奥に向かって縮径しているテーパ筒面8eとなっていて
復帰用スプリング17が収容されており、ロッド棒7が
復帰用スプリング17の付勢に抗してテーパ筒面8eを
押し広げるように突入すると、割り溝8a’で四等分さ
れている頭部8aが受け穴15に突入した際にそのクリ
アランスが小さくなるように構成されている。
【0013】図1(f)に示す突入部材8の内部に収容
される復帰用スプリング17は、図1(g)に示すよう
に突入部材8の頭部8aが縮径した状態で受け穴15に
突入してから、図1(h)に示すようにロッド棒7が突
入部材8のテーパー筒面8eに進入していく動作順を保
証し、また反対に図1(h)に示す突入部材8の頭部8
aが膨張して受け穴15に嵌着した状態から、図1
(g)に示すようにロッド棒7が突入部材8のテーパー
筒面8eから離脱して差し込み部材8の頭部8aが縮径
してから、図1(f)に示すように該突入部材8が受け
穴15から離脱する動作順を保証している。図1(c)
に示すコイルスプリング12は、ロッド棒7が復帰用ス
プリング17を圧縮しつつ突入部材8のテーパー筒面8
eに進入していくことを保証するように付勢力が復帰用
スプリング17の付勢力に打ち勝つように設定されてい
る。
される復帰用スプリング17は、図1(g)に示すよう
に突入部材8の頭部8aが縮径した状態で受け穴15に
突入してから、図1(h)に示すようにロッド棒7が突
入部材8のテーパー筒面8eに進入していく動作順を保
証し、また反対に図1(h)に示す突入部材8の頭部8
aが膨張して受け穴15に嵌着した状態から、図1
(g)に示すようにロッド棒7が突入部材8のテーパー
筒面8eから離脱して差し込み部材8の頭部8aが縮径
してから、図1(f)に示すように該突入部材8が受け
穴15から離脱する動作順を保証している。図1(c)
に示すコイルスプリング12は、ロッド棒7が復帰用ス
プリング17を圧縮しつつ突入部材8のテーパー筒面8
eに進入していくことを保証するように付勢力が復帰用
スプリング17の付勢力に打ち勝つように設定されてい
る。
【0014】従って、このフランス落とし装置は、ロッ
ド棒7と突入部材8とが相対ストローク自在に設けら
れ、かつロッド棒7と突入部材8の頭部8aの内部と
が、ロッド棒7が突入部材8への突入ストローク時に突
入部材8の頭部8aの内部を圧迫し得るように相対的に
形成され、把手11を回動操作することによりロッド棒
7を突入部材8へ突入するように上下動してロッド棒7
が突入部材8の頭部8aの内部を圧迫したときに、突入
部材8の頭部8aが弾性変形して受け穴15に対して締
まり嵌め状態に膨張して、突入部材8と受け穴15とが
嵌着固定するように構成されている。
ド棒7と突入部材8とが相対ストローク自在に設けら
れ、かつロッド棒7と突入部材8の頭部8aの内部と
が、ロッド棒7が突入部材8への突入ストローク時に突
入部材8の頭部8aの内部を圧迫し得るように相対的に
形成され、把手11を回動操作することによりロッド棒
7を突入部材8へ突入するように上下動してロッド棒7
が突入部材8の頭部8aの内部を圧迫したときに、突入
部材8の頭部8aが弾性変形して受け穴15に対して締
まり嵌め状態に膨張して、突入部材8と受け穴15とが
嵌着固定するように構成されている。
【0015】次に、上記のように構成された実施例のフ
ランス落とし装置の作用を説明する。図1(a)に示す
ように子扉D2を閉扉位置にして図1(b)に示す把手
11を図1(c),(d),(e)に示すように閉扉方
向に回動し突入部材8を子扉D2の上端より突出して受
け穴15に嵌合し子扉D2を固定する。子扉D2を閉扉
させてもそのままでは解錠状態であり、図1(c)に示
すように、把手11の手動操作端11aが上側の把手1
1引き起こし凹部4aに収容され子扉D2の見込み面よ
り突出しておらず、また突入部材8の頭部8aがガイド
9のガイド孔9aに引っ込んでいて子扉D2のチリ面D
2”より突出していない。図1(d)に示すように、把
手11の手動操作端11aを上側の把手引き起こし凹部
4aより引き出して水平にすると、スプリング受け13
がコイルスプリング12を圧縮してスライダー本体6が
上方へ上下動しスライダー本体6に支持されたロッド棒
7の先端の突入部材8の頭部8aが子扉D2のチリ面D
2”より突出して受け穴15に突入していく。把手11
が水平になるとコイルスプリング12が最大に圧縮され
上下どちらの方向にも倒れないニュートラル状態とな
り、把手11を下方へ倒すと、図1(e)に示すよう
に、コイルスプリング12の付勢により把手11の手動
操作端11aが下側の把手引き起こし凹部4bへ自動的
に収容され子扉D2の見込み面より突出しないことにな
るとともに、突入部材8の頭部8aの受け穴15への突
入が終了して閉扉状態にロックする。
ランス落とし装置の作用を説明する。図1(a)に示す
ように子扉D2を閉扉位置にして図1(b)に示す把手
11を図1(c),(d),(e)に示すように閉扉方
向に回動し突入部材8を子扉D2の上端より突出して受
け穴15に嵌合し子扉D2を固定する。子扉D2を閉扉
させてもそのままでは解錠状態であり、図1(c)に示
すように、把手11の手動操作端11aが上側の把手1
1引き起こし凹部4aに収容され子扉D2の見込み面よ
り突出しておらず、また突入部材8の頭部8aがガイド
9のガイド孔9aに引っ込んでいて子扉D2のチリ面D
2”より突出していない。図1(d)に示すように、把
手11の手動操作端11aを上側の把手引き起こし凹部
4aより引き出して水平にすると、スプリング受け13
がコイルスプリング12を圧縮してスライダー本体6が
上方へ上下動しスライダー本体6に支持されたロッド棒
7の先端の突入部材8の頭部8aが子扉D2のチリ面D
2”より突出して受け穴15に突入していく。把手11
が水平になるとコイルスプリング12が最大に圧縮され
上下どちらの方向にも倒れないニュートラル状態とな
り、把手11を下方へ倒すと、図1(e)に示すよう
に、コイルスプリング12の付勢により把手11の手動
操作端11aが下側の把手引き起こし凹部4bへ自動的
に収容され子扉D2の見込み面より突出しないことにな
るとともに、突入部材8の頭部8aの受け穴15への突
入が終了して閉扉状態にロックする。
【0016】引き続き、突入部材8の頭部8aが受け穴
15に突入する動作を説明する。図1(f)に示すよう
に、閉扉状態にすると突入部材8の頭部8aが受け穴1
5に対応する。図1(g)に示すように、突入部材8の
頭部8aが受け穴15へ突入し突入部材8に設けられた
突起8bがガイド9の下面に当接すると、突入部材8の
頭部8aの受け穴15への突入移動が停止する。引き続
き、図1(h)に示すように、ロッド棒7が突入部材8
内の復帰用スプリング17を圧縮してテーパー筒面8e
を押し広げて上方へ上下動していき、これにより、切り
込み8a’の入った突入部材8の頭部8aの外径が拡径
され、突入部材8が受け穴15とのクリアランスCを埋
めて受け穴15に嵌着し、子扉D2の固定時のガタツキ
が無くなる。
15に突入する動作を説明する。図1(f)に示すよう
に、閉扉状態にすると突入部材8の頭部8aが受け穴1
5に対応する。図1(g)に示すように、突入部材8の
頭部8aが受け穴15へ突入し突入部材8に設けられた
突起8bがガイド9の下面に当接すると、突入部材8の
頭部8aの受け穴15への突入移動が停止する。引き続
き、図1(h)に示すように、ロッド棒7が突入部材8
内の復帰用スプリング17を圧縮してテーパー筒面8e
を押し広げて上方へ上下動していき、これにより、切り
込み8a’の入った突入部材8の頭部8aの外径が拡径
され、突入部材8が受け穴15とのクリアランスCを埋
めて受け穴15に嵌着し、子扉D2の固定時のガタツキ
が無くなる。
【0017】続いて、施錠状態から開錠する動作を説明
する。図1(e)の状態から図1(d)に示すように、
把手11を下側の把手引き起こし凹部4bより引き出し
上方へ水平になるまで回動させると、復帰用スプリング
17の付勢によりロッド棒7が突入部材8に先行して下
方へ上下動し、ロッド棒7が図1(h)に示す位置から
図1(g)に示すように、突入部材8のテーパー筒面8
eから離脱していく。すると、突入部材8の頭部8aの
外径が縮径され受け穴15と突入部材8との間のクリア
ランスが復元し突入部材8が受け穴15から離脱可能に
なり、続いて図1(d)に示す水平位置にある把手11
を図1(c)に示すように上方へ倒すと、把手11がコ
イルスプリング12の付勢により上側の把手引き起こし
凹部4aへ自動的に収容され子扉D2の見込み面より突
出しないことになるとともに、図1(g)に示すロッド
棒7と突入部材8とが図1(f)に示すように一体的に
下方へ上下動し、突入部材8の頭部8aがガイド9のガ
イド孔9aに引っ込んで子扉D2のチリ面D2”より突
出しないこととなり、突入部材8の頭部8aが受け穴1
5から離脱し子扉D2が解錠状態になる。
する。図1(e)の状態から図1(d)に示すように、
把手11を下側の把手引き起こし凹部4bより引き出し
上方へ水平になるまで回動させると、復帰用スプリング
17の付勢によりロッド棒7が突入部材8に先行して下
方へ上下動し、ロッド棒7が図1(h)に示す位置から
図1(g)に示すように、突入部材8のテーパー筒面8
eから離脱していく。すると、突入部材8の頭部8aの
外径が縮径され受け穴15と突入部材8との間のクリア
ランスが復元し突入部材8が受け穴15から離脱可能に
なり、続いて図1(d)に示す水平位置にある把手11
を図1(c)に示すように上方へ倒すと、把手11がコ
イルスプリング12の付勢により上側の把手引き起こし
凹部4aへ自動的に収容され子扉D2の見込み面より突
出しないことになるとともに、図1(g)に示すロッド
棒7と突入部材8とが図1(f)に示すように一体的に
下方へ上下動し、突入部材8の頭部8aがガイド9のガ
イド孔9aに引っ込んで子扉D2のチリ面D2”より突
出しないこととなり、突入部材8の頭部8aが受け穴1
5から離脱し子扉D2が解錠状態になる。
【0018】なお、上記第一実施例において、突入部材
8の外周は円筒面に限定されず、例えば四角筒面であっ
ても良い。この場合には、ガイド9のガイド孔9aと受
け穴15を突入部材8の外周の形状に合わせる。
8の外周は円筒面に限定されず、例えば四角筒面であっ
ても良い。この場合には、ガイド9のガイド孔9aと受
け穴15を突入部材8の外周の形状に合わせる。
【0019】図3(a),(b),(c)は、本発明の
フランス落とし装置の第二実施例に係り、親子扉に装着
する上側のフランス落とし装置の要部の動作工程を示
す。この実施例は、第一実施例の構成の一部を変更した
ものである。突入部材8の頭部8aに、別部材により構
成される一対の弾性体18を、半部18aが差し込み方
向に張り出しかつ縦断面が「く」の字形となる傾斜部分
18a’が差し込み方向に向かって狭まるように取り付
けて、ロッド棒7の先端が一対の弾性体18の傾斜部分
18a’を広げるように挟入し、一対の弾性体18の張
出部18aが受け穴15に対して突っ張ってガタツキを
解消し得る構成としても良い。その他の構成は、上記第
一実施例と同一に付き説明は省略し、図に現れた構成要
素について対応する符号を付けるものとする。
フランス落とし装置の第二実施例に係り、親子扉に装着
する上側のフランス落とし装置の要部の動作工程を示
す。この実施例は、第一実施例の構成の一部を変更した
ものである。突入部材8の頭部8aに、別部材により構
成される一対の弾性体18を、半部18aが差し込み方
向に張り出しかつ縦断面が「く」の字形となる傾斜部分
18a’が差し込み方向に向かって狭まるように取り付
けて、ロッド棒7の先端が一対の弾性体18の傾斜部分
18a’を広げるように挟入し、一対の弾性体18の張
出部18aが受け穴15に対して突っ張ってガタツキを
解消し得る構成としても良い。その他の構成は、上記第
一実施例と同一に付き説明は省略し、図に現れた構成要
素について対応する符号を付けるものとする。
【0020】図4(a),(b),(c)は、本発明の
フランス落とし装置の第三実施例に係り、親子扉に装着
する上側のフランス落とし装置の要部の動作工程を示
す。このフランス落とし装置は、把手(図示しない)を
回動操作することによりロッド棒7を上方へ上下動して
ロッド棒7の先端に装着した突入部材8の頭部8aを扉
枠の上部W1に設けられた受け穴15に突入して施錠す
るように構成されていて、受け穴15が大きく形成され
て受け穴15と該受け穴15に差し込まれる突入部材8
との間に所要の隙間が設けられ、該隙間に弾力性を有す
る鉄鋼材、燐青銅、ステンレス材、もしくはエンジニア
リングプラスチック製の短尺な帯板、角材、もしくは丸
棒材をV形に屈曲してなる一対の弾性部材19a,19
bをピン19cで連結してなる保持部材19が内装され
ていることにより、突入部材8を受け穴15への突入ス
トロークを利用して、突入部材8の端面部により保持部
材19の正面のピン連結部を押圧して弾性部材の側部1
9a’,19b’を突入部材8の方向へ偏寄させ、保持
部材19の両側部が突入部材8の頭部8aに当接した後
も保持部材19のピン連結部を押圧して弾性変形させて
保持部材19の両側部で突入部材8の頭部8aを挟圧
し、ガタツキを解消し得るようになっている。その他の
構成は、上記第一実施例と同一に付き説明は省略し、図
に現れた構成要素について対応する符号を付けるものと
する。
フランス落とし装置の第三実施例に係り、親子扉に装着
する上側のフランス落とし装置の要部の動作工程を示
す。このフランス落とし装置は、把手(図示しない)を
回動操作することによりロッド棒7を上方へ上下動して
ロッド棒7の先端に装着した突入部材8の頭部8aを扉
枠の上部W1に設けられた受け穴15に突入して施錠す
るように構成されていて、受け穴15が大きく形成され
て受け穴15と該受け穴15に差し込まれる突入部材8
との間に所要の隙間が設けられ、該隙間に弾力性を有す
る鉄鋼材、燐青銅、ステンレス材、もしくはエンジニア
リングプラスチック製の短尺な帯板、角材、もしくは丸
棒材をV形に屈曲してなる一対の弾性部材19a,19
bをピン19cで連結してなる保持部材19が内装され
ていることにより、突入部材8を受け穴15への突入ス
トロークを利用して、突入部材8の端面部により保持部
材19の正面のピン連結部を押圧して弾性部材の側部1
9a’,19b’を突入部材8の方向へ偏寄させ、保持
部材19の両側部が突入部材8の頭部8aに当接した後
も保持部材19のピン連結部を押圧して弾性変形させて
保持部材19の両側部で突入部材8の頭部8aを挟圧
し、ガタツキを解消し得るようになっている。その他の
構成は、上記第一実施例と同一に付き説明は省略し、図
に現れた構成要素について対応する符号を付けるものと
する。
【0021】〔請求項2〕に記載した突入部材8の突入
部とは、第一実施例において受け孔15に突入する弾性
部を有する突入部材8の頭部8aと、第二実施例におい
て受け孔15に突入する弾性部材18とを総称したもの
である。また、上記第二実施例においては受け穴15に
弾性部材からなる保持部材19を内装したが、突入部材
8を受け穴15へ突入させて受け穴15の正面側を圧迫
すると、受け穴15の内側面が突出して突入部材8の頭
部8aを挟圧し得るように構成されていれば良い。
部とは、第一実施例において受け孔15に突入する弾性
部を有する突入部材8の頭部8aと、第二実施例におい
て受け孔15に突入する弾性部材18とを総称したもの
である。また、上記第二実施例においては受け穴15に
弾性部材からなる保持部材19を内装したが、突入部材
8を受け穴15へ突入させて受け穴15の正面側を圧迫
すると、受け穴15の内側面が突出して突入部材8の頭
部8aを挟圧し得るように構成されていれば良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のフラ
ンス落とし装置によれば、ロッド棒の突入部材への突入
ストロークまたは突入部材を受け穴への突入ストローク
を利用して突入部材の頭部が膨張しまたは受け穴の内側
面が突出し突入部材と受け穴とが嵌着固定する構成とし
たので、扉にガタツキが出ないように閉扉状態にロック
することができ、かつ部品点数を最小限に抑えることが
できるとともに故障の要因が少なく、組み立てが要因と
なる。
ンス落とし装置によれば、ロッド棒の突入部材への突入
ストロークまたは突入部材を受け穴への突入ストローク
を利用して突入部材の頭部が膨張しまたは受け穴の内側
面が突出し突入部材と受け穴とが嵌着固定する構成とし
たので、扉にガタツキが出ないように閉扉状態にロック
することができ、かつ部品点数を最小限に抑えることが
できるとともに故障の要因が少なく、組み立てが要因と
なる。
【図1】図1(a)は本発明のフランス落とし装置の第
一実施例に係りフランス落とし装置を装着した親子扉を
示す正面図、図1(b)は上側のフランス落とし装置の
見込み面に垂直な方向から視た図、図1(c),
(d),(e)は上側のフランス落とし装置の開錠状態
・施錠途中・施錠状態を示す図、図1(f),(g),
(h)は上側のフランス落とし装置の要部の開錠状態・
施錠途中・施錠状態を示す要部断面図。
一実施例に係りフランス落とし装置を装着した親子扉を
示す正面図、図1(b)は上側のフランス落とし装置の
見込み面に垂直な方向から視た図、図1(c),
(d),(e)は上側のフランス落とし装置の開錠状態
・施錠途中・施錠状態を示す図、図1(f),(g),
(h)は上側のフランス落とし装置の要部の開錠状態・
施錠途中・施錠状態を示す要部断面図。
【図2】図1(e)の拡大図。
【図3】本発明のフランス落とし装置の第二実施例に係
り、(a),(b),(c)は上側のフランス落とし装
置の要部の開錠状態・施錠途中・施錠状態を示す要部断
面図。
り、(a),(b),(c)は上側のフランス落とし装
置の要部の開錠状態・施錠途中・施錠状態を示す要部断
面図。
【図4】本発明のフランス落とし装置の第三実施例に係
り、(a),(b),(c)は上側のフランス落とし装
置の要部の開錠状態・施錠途中・施錠状態を示す要部断
面図。
り、(a),(b),(c)は上側のフランス落とし装
置の要部の開錠状態・施錠途中・施錠状態を示す要部断
面図。
【図5】従来のフランス落とし装置を要部断面図。
K1,K2 ・・・フランス落とし装置 D1 ・・・親扉 D2 ・・・子扉 W1 ・・・扉枠の上部 W2 ・・・扉枠の下部 7 ・・・ロッド棒 8 ・・・突入部材 8a ・・・突入部材の突入部(頭部) 8b ・・・突起 9 ・・・ガイド 9a ・・・ガイド孔 11 ・・・把手 15 ・・・受け穴 17 ・・・復帰用スプリング 18 ・・・弾性部材(突入部材の突入部) 19 ・・・保持部材
Claims (3)
- 【請求項1】 扉の開閉側の上側角部と下側角部の少な
くともいずれか一方に設けられ、把手を回動操作しロッ
ド棒を上下動して該ロッド棒の先端に装着した突入部材
を扉枠の上部または下部に設けた受け穴に突入して施錠
するフランス落とし装置において、ロッド棒を突入部材
に対してスライド自在に設けてロッド棒の突入部材への
突入行程時に、突入部材の突入部が拡大して突入部材と
受け穴とが固着するように構成され、突入部材の内部に
はロッド棒を付勢する復帰用スプリングが付設されてい
ることを特徴とするフランス落とし装置。 - 【請求項2】 扉の開閉側の上側角部と下側角部の少な
くともいずれか一方に設けられ、把手を回動操作しロッ
ド棒を上下動して該ロッド棒の先端に装着した突入部材
を扉枠の上部または下部に設けた受け穴に突入して施錠
するフランス落とし装置において、ロッド棒を突入部材
に対してスライド自在に設けてロッド棒の突入部材への
突入行程時に、受け穴に装着した弾性材よりなる保持部
材がロッド棒の先端により押圧されることにより収縮し
て突入部材と受け穴とが固着するように構成されている
ことを特徴とするフランス落とし装置。 - 【請求項3】 前記扉の上端または下端にガイド孔を有
するガイドが取り付けられ、前記突入部材の頭部がガイ
ド孔から突出して前記受け穴へ突入したときに前記ガイ
ドに当接して前記突入部材の前記受け穴の方向への移動
を停止する突起が前記突入部材の頭部の側面に設けられ
ていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
フランス落とし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30957794A JP3229758B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | フランス落とし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30957794A JP3229758B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | フランス落とし装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08144610A JPH08144610A (ja) | 1996-06-04 |
JP3229758B2 true JP3229758B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=17994711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30957794A Expired - Fee Related JP3229758B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | フランス落とし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229758B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101468950B1 (ko) * | 2013-09-03 | 2014-12-04 | 최윤묵 | 무전원 반자동 미닫이의 도어 레버록 장치 |
CN107269182A (zh) * | 2016-04-08 | 2017-10-20 | 天津龙甲特种门窗有限公司 | 一种防撬的防盗门 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP30957794A patent/JP3229758B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08144610A (ja) | 1996-06-04 |
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