JP2001065147A - 外装材取付金具と外装材の取付構造 - Google Patents

外装材取付金具と外装材の取付構造

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JP2001065147A
JP2001065147A JP33074099A JP33074099A JP2001065147A JP 2001065147 A JP2001065147 A JP 2001065147A JP 33074099 A JP33074099 A JP 33074099A JP 33074099 A JP33074099 A JP 33074099A JP 2001065147 A JP2001065147 A JP 2001065147A
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mounting bracket
flat plate
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JP33074099A
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Inventor
Koji Kageyama
剛治 影山
Masato Ogasawara
真人 小笠原
Akihiro Fujiwara
章洋 藤原
Makoto Ogawa
誠 小川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釘打ち等による取付金具の外壁面への固定に
際して生じていたガタツキやその下端部での浮き上がり
等による外装材取付けに際しての不具合を防止する。 【解決手段】 壁面に当接させる平板部(31)ととも
に、この平板部(31)から突出されて外装材(4)の
実部を係止する係止体部(32)とを備えた外装材取付
金具(3)であって、平板部(31)には係止体部(3
2)の突出方向に膨出された水平リブ部(33)が設け
られ、このリブ部(33)上には、外装材取付金具
(3)を壁面に取付け固定するための固定用穴(34)
が配設されている外装材取付金具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、外装材取
付金具と外装材の取付構造に関するものである。さらに
詳しくは、この出願の発明は、取付金具の釘打ち等によ
る固定時のへこみやゆがみによるガタツキの発生を防止
し、取付金具の下端部の浮き上がりの発生による外壁面
への取付上の不具合を防止するのに有用な、新しい外装
材取付金具とこれを用いた外装材の取付構造、さらには
この新しい外装材取付金具と目地部材との組合わせによ
る外装材取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の外壁面に窯業系無機
質板等からなる外装材を取付けるに際し、たとえば、図
8に示したように、建物の壁面(1)に釘(2)やビス
等の固定用穴を通じての打込みによって外装材取付金具
(3)を固定し、壁面(2)に当接させたその平板部
(31)より突出させた係止体部(32)に外装材
(4)の実部を係止して外装材(4)を取付けるように
している。
【0003】係止体部(32)は、通常、上向きの折り
曲げ片部と下向きの折り曲げ片部とによって構成し、上
側に配置される外装材(4)の下端と下側に配置される
外装材(4)の上端とを各々係止支持するようにしてお
り、また、この上下端の実部には、必要に応じて防水シ
ーリング(5)が施されてもいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の外装材取付金具(3)を用いての外装材
(4)の取付けについては、釘(2)やビスの固定用穴
を通じての打込みによる取付金具(3)の壁面(1)へ
の固定時に、図5にも示したように、釘(2)等を壁面
(1)方向(A)に打込む場合、取付金具(3)にへこ
みやゆがみが生じてガタツキが発生したり、さらには、
取付金具(3)のへこみによって取付金具(3)の下端
部は図中矢印方向(B)に浮き上がってしまい、壁面
(1)への取付金具(3)の取付けに不具合が生じ、外
装材(4)の所定配置での係止取付けが難しくなるとい
う問題があった。
【0005】実際、取付金具(3)のガタツキの発生
や、下端部での浮き上がりによって、外装材(4)の取
付後の外表面には波打ち等の不具合が生じ、外観性が損
われるばかりか、防水性の確保も難しくなる等の問題が
生じてもいた。そしてこのような不具合の発生は、外装
材の取付けに際し、目地部に歪みをもたらし、目地部材
の変形による浮き上がり等を生じさせて、外観性や防水
性を損う要因ともなっていた。
【0006】そこで、この出願の発明は、以上のような
従来の問題点を解消し、釘打ち等による取付金具の外壁
面への固定に際して生じていたガタツキやその下端部で
の浮き上がり等の不具合を防止することに有効な、外装
材取付けのための新しい技術手段を提供することを課題
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、第1には、壁面に当接さ
せる平板部とともに、この平板部から突出されて外装材
の実部を係止する係止体部とを備えた外装材取付金具で
あって、平板部には係止体部の突出方向に膨出された水
平リブ部が設けられ、このリブ部上には、外装材取付金
具を壁面に取付け固定するための固定用穴が配設されて
いることを特徴とする外装材取付金具を提供する。
【0008】また、この出願の発明は、第2には、壁面
に当接させる平板部とともに、この平板部から突出され
て外装材の実部を係止する係止体部とを備えた外装材取
付金具であって、平板部の左右両側縁部には、係止体部
の突出方向に膨出されて外装材の裏面に当接する縦膨出
縁部が設けられていることを特徴とする外装材取付金具
を提供し、第3には、上記第2の発明の外装材取付金具
において、平板部には係止体部の突出方向に膨出された
水平リブ部が設けられ、このリブ部上には、外装材取付
金具を壁面に取付け固定するための固定用穴が配設され
ていることを特徴とする外装材取付金具を提供する。
【0009】そして、この出願の発明は、第4には、壁
面に当接させる平板部とともに、この平板部から突出さ
れて外装材の実部を係止する係止体部とを備えた外装材
取付金具であって、係止体部は、平板部原板から切り抜
き折り曲げ加工されて形成されたものであって、切り抜
き後の平板部開口の下部には下端縁部が配置されている
ことを特徴とする外装材取付金具を提供し、第5には、
上記第4の発明の外装材取付金具において、平板部の左
右両側縁部には、係止体部の突出方向に膨出されて外装
材の裏面に当接する縦膨出縁部が設けられていることを
特徴とする外装材取付金具を提供し、第6には、上記第
4または第5の発明の外装材取付金具において、平板部
には係止体部の突出方向に膨出された水平リブ部が設け
られ、このリブ部上には、外装材取付金具を壁面に取付
け固定するための固定用穴が配設されていることを特徴
とする外装材取付金具を提供する。
【0010】さらにまた、この出願の発明は、第7に
は、上記のいずれかの外装材取付金具を用いた外装材の
取付構造であって、外装材取付金具が、固定用穴からの
釘もしくはビスの打込みにより壁面に取付固定された後
に、外装材の実部が係止体部に係止されてなることを特
徴とする外装材の取付構造を提供する。また、この出願
の発明は、第8には、縦膨出縁部が設けられている上記
の第2ないし第6のいずれかの発明の外装材取付金具を
用いての外装材の取付構造における目地部材であって、
壁面に取付けられる長尺の基板部には隣接する外装材の
端部間に配置される断面T字形の帽体部が立設されてい
るとともに、外装材端部の裏面に当接する突片部が設け
られていることを特徴とする外装材取付構造用の目地部
材を提供する。
【0011】上記の目地部材に関し、さらにこの出願の
発明は、第9には、突片部は基板部に立設されているこ
とを特徴とする目地部材をはじめ、第10には、基板部
には、切断用の切り込み溝が設けられていることを特徴
とする目地部材を、第11には、断面T字形の帽体部の
頂部表面には接着防止テープが配設されていることを特
徴とする目地部材を提供する。
【0012】以上のいずれかの目地部材を用いた外装材
の取付構造として、この出願の発明は、第12には、目
地部材がその基板部にて壁面に取付けられ、帽体部が隣
接する外装材の端部間に配設されるとともに、突片部が
外装材の端部裏面に当接されてなることを特徴とする外
装材の取付構造を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】この出願の発明は以上のとおりの
特徴をもつものであるが、以下にその実施の形態につい
て説明する。まず、図1および図2は、この出願の発明
の外装材取付金具を例示した断面図と、平面図、正面図
並びに右側面図であって、図1の断面図は、図2のα−
α断面を拡大して示したものである。
【0014】たとえばこの図1および図2に例示したよ
うに、この発明の外装材取付金具(3)では、壁面に当
接させる平板部(31)とともに、この平板部(31)
から突出されて外装材の実部を係止する係止体部(3
2)とを備え、平板部(31)には係止体部(32)の
突出方向に膨出された水平リブ部(33)が設けられ、
このリブ部(33)上には、外装材取付金具(3)を壁
面に取付け固定するための固定用穴(34)が配設され
ていることを特徴としている。
【0015】つまり、図5の従来例との比較から明らか
なように、この発明の取付金具(3)の場合には、従来
のものとは相違して、平板部(31)に横方向の水平リ
ブ部(33)が膨出されており、しかも、釘、ビス等の
打込み固定のための固定用穴(34)が、この水平リブ
部(33)上に設けられているのである。固定用穴(3
4)は、好適には、水平リブ部(33)上に複数設けら
れているようにする。バランスのとれた釘打ち等による
固定を可能とするためである。
【0016】また、固定用穴(34)としては、図2の
正面図にも例示されているように、釘あるいはビス用の
口径の異なる大きさのものが設けられている。このよう
な固定用穴(34)はあらかじめ開口されていてもよい
し、あるいは固定打込み時に簡単に開口するように加工
されていてもよい。釘あるいはビスという固定手段の相
違に応じて、口径の異なる固定用穴(34)を用意して
おくことが、取付金具としての汎用性の点において有利
でもある。
【0017】たとえば以上のように水平リブ部(33)
と、その上の固定用穴(34)とをもつこの発明の外装
材取付金具(3)については、たとえば従来と同様に板
金加工によって形成することができ、水平板部(31)
と一体の原板から切り抜いた後に折り曲げ加工して係止
体部(32)を形成することもできる。図1および図2
の例では、図2の正面図にも示されているように、係止
体部(32)は、正面から見て中央部で、上方に折り曲
げられ、その左右部で、下方に折り曲げられている。
【0018】図3は、以上の例のこの発明の外装材取付
金具(3)を用いて外装材(4)を壁面(1)に取付け
施工した状態を例示したものである。取付金具(3)
は、水平リブ部(33)に設けた前記の固定用穴(3
4)を通じて釘(2)によって壁面(1)に固定されて
いる。水平リブ部(33)上に設けた固定用穴(34)
での釘(2)またはビスによる固定では、たとえば図4
(A)(B)にその作用を示したように、たとえば釘
(2)を打込むと水平リブ部(33)がへこみ、取付金
具(3)には図中の矢印(a)方向の力が発生する。こ
の(a)方向の力によって、従来の取付金具の場合のよ
うな下端部の浮き上がりが抑えられ、取付金具(3)
は、下端部においても壁面(1)側に押し付けられるこ
とになる。このため、従来の場合のようなへこみやゆが
みにより取付金具(3)にガタツキが発生することもな
く、下端部の浮き上がりによる不具合も生じない。
【0019】また、たとえば釘(2)の打込みにより、
図4に例示したように、水平リブ部(33)のへこみに
よって、取付金具(3)には、図中矢印(b)方向の延
び(L)が生じることになる。この延び(L)により、
たとえば図3の係止体部(32)の下方折り曲げ部(3
2a)は、下側外装材(4)の上端を締めつけるように
作用する。このため、外装材(4)の取付けはより確実
にガタツキのないしっかりした状態となる。
【0020】以上のことは、この発明の外装材取付金具
(3)の顕著な作用効果の一つである。また、この発明
の外装材取付金具(3)においては、たとえば図2にも
明示されているように、平板部(31)の左右両側縁部
には、係止体部(32)の突出方向に膨出されて外装材
の裏面に当接する縦膨出縁部(35)が設けられてい
る。
【0021】この縦膨出縁部(35)は、図2の平面図
および図3の断面図にも示されているように、取付けさ
れる外装材(4)の裏面に当接して、外装材(4)の裏
面と壁面(1)との間に通気層としての隙間(6)が確
保されるようにしている。また、この左右両側に配置し
た縦膨出縁部(35)によって形成される隙間は、外装
材取付金具(3)を固定するための釘(2)やビス等の
頭部の逃げ部となり、固定打込み後のこれら頭が外装材
(4)の取付けに支障となることがないようにしてい
る。
【0022】そして、この隙間(6)は壁面(1)と外
装材(4)の裏面との間の通気層としての機能も実現す
ることになる。この通気層の存在は、壁面における結露
を防止することや、建物小屋裏、天井、あるいは室内の
換気を効果的に行うこと等の観点においても有効であ
る。従って、左右両側の縦膨出縁部(35)の存在はこ
の発明の外装材取付金具(3)にさらに優れた機能を付
与することになる。また、縦膨出部(35)の存在は、
上記のように通気層の形成としても有効であることか
ら、通気層形成のために、上記のような水平リブ部(3
3)を持たない外装材取付金具を構成してもよい。
【0023】そしてまた、この発明の外装材取付金具
(3)については、図1の断面図および図2の正面図に
例示したように、その係止体部(32)は、平板部原板
から切り抜き折り曲げ加工されて形成されたものであっ
て、切り抜き後の平板部開口(36)の下部には下端縁
部(37)が配置されているものとすることが有用でも
ある。
【0024】係止体部(32)を切り抜き並びに折り曲
げ加工で形成することで、一枚の金属原板からこの発明
の外装材取付金具(3)の製作が可能とされるととも
に、切り抜き並びに折り曲げ加工により開口(36)さ
れたとしても、下端縁部(37)の存在によってゆがみ
やひずみの発生を抑え、金具全体の強度を大きなものと
することができる。
【0025】下端縁部(37)には、図1にも示されて
いるように水平方向の膨出リブを設けておくことで、金
具全体の強度をさらに大きなものとすることもできる。
たとえば以上のように例示されるこの発明の外装材取付
金具(3)については、すでに説明したように、外装材
取付金具(3)が水平リブ部(33)上に設けた固定用
穴(34)からの釘(2)もしくはビスの打込みにより
壁面(1)に取付固定された後に、外装材(4)の実部
が係止体部(32)に係止されてなる外装材の取付構造
を構成することができる。
【0026】また、上記のような下端縁部(37)の存
在によるゆがみやひずみの発生の抑制効果は、上記の水
平リブ部(33)や縦膨出縁部(35)を持たない場
合、あるいはそれいずれか一方、もしくは両方を備えた
場合の各々の外装材取付用金具としても有効である。そ
して、この発明においては、外装材取付用金具とこれを
用いた外装材取付構造について、新しい目地部材と組合
わせることも提案される。
【0027】すなわち、たとえば図5の斜視図と図6の
使用状態図に例示したように、この発明の目地部材
(7)には、壁面(1)に取付けられる長尺の基板部
(71)に、隣接する外装材(4A)(4B)の端部間
に配置される断面T字形の帽体部(72)を立設し、か
つ、外装材(4A)(4B)の端部裏面に当接する突片
部(73)が設けられている。より具体的には、突片部
(73)は、帽体部(72)の左右両側において基板部
(71)に立設されており、その頂部は、棒体部(7
2)側に屈曲されている。したがって左右の突片部(7
3)の各々の屈曲端は相互に内向きに対向する形状にな
っている。
【0028】たとえば以上の構成を持つこの発明の目地
部材(7)によれば、図6<A><B>に例示したよう
に、帽体部(72)は、外装材(4A)(4B)の端部
間の目地隙間に配置され、帽体部(72)の頂部にはゴ
ム、シリコンなどの素材からなるシーリング等のための
目地材(8)が封入配設される。そして、目地部材
(7)の突片部(73)は、その屈曲頂部の平面におい
て外装材(4A)(4B)によって壁面(1)側に押圧
された状態となる。ここで重要なことは、外装材(4
A)(4B)の取付けのための取付金具(3A)(3
B)は、前記のように縦膨出縁部(35)を有している
ことであり、この縦膨出縁部(35)も外装材(4A)
(4B)の裏面に当接しており、縦膨出縁部(35)の
当接高さ(H)は、目地部材(7)における突片部(7
3)の当接高さと同じになるように設定されていること
である。これによって、外装材(4A)(4B)の裏面
と壁面(1)との間の隙間は安定した状態で形成され、
しかも、目地部材(7)は、確実に壁面(1)側に押し
付けられることから、その変形が防止され、図6<A>
<B>のように外装材の厚みに応じて、各々の厚みの場
合の目地深さが、安定して一定に保たれることになる。
【0029】もちろん、この発明の目地部材(7)は、
外装材取付用の取付金具(3A)(3B)として、上記
のように縦膨出縁部(35)を持つものが有効に組合わ
されるが、このものでなくとも、外装材(4A)(4
B)の裏面と壁面(1)との間の隙間、たとえば通気層
としての隙間を一定に形成する他の部材や構成手段が採
用されるのであれば、上記の組合わせに限定されること
なく有効に使用することのできるものである。
【0030】以上のようなこの発明の目地部材(7)に
おいては、突片部(73)は、図5および図6に限定さ
れることなしに、たとえば、図7<A><B><C>の
例のように各種の形状として構成してもよい。いずれの
場合にも、突片部は、外装材の端部裏面に当接し、外装
材によって壁面(1)側に押圧されるようにする。な
お、図5および図6の例、並びに図7<B><C>の例
においては、対向する突片部(73)によって、雨水等
の排水のための樋も構成されることになる。
【0031】そして、この発明の目地部材(7)におい
ては、図5および図6に例示したように、切断用の切り
込み溝(74)を設けておくこともできる。この切り込
み溝(74)は、外装材の壁面(1)への取付けに際
し、窓枠やドア枠等に当接する場合に、この部位におい
て折り曲げて切断することを容易とする。また、この発
明の目地部材(7)においては、帽体部(72)の頂部
表面(72A)には3面接着防止テープ(たとえばクラ
フトテープ)を張り付けておいてもよい。このことによ
って外装材の取付施工をより容易とすることができる。
【0032】もちろん、この発明においては、以上の例
示に限定されることはなく、その細部の構成については
様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
第1の発明によって、釘打ち等による取付金具の外壁面
への固定に際して生じていたガタツキやその下端部での
浮き上がり等による外装材取付けに際しての不具合を防
止することができる。また、平板部左右両側の側縁部に
縦膨出縁部が設けられている第2の発明による取付金具
では、外装材の裏面と壁面との間に通気層としての隙間
が確保され、建物の通気構造としての効果を奏するとと
もに、この隙間によって、釘やビスが打込み固定された
後の釘やビスの頭が、外装材の取付けに際して支障とな
ることのない外装材取付構造が実現される。
【0034】さらにまた、切り抜き折り曲げ加工により
係止体部を形成し、開口下部に下端縁部が配置されてい
る第3の発明の取付金具の場合には、下端縁部の存在に
よって金具全体の強度を大きくすることができる。そし
て、これら第1ないし第3の発明の取付金具を用いて第
4の発明の外装材取付構造では、上記の各々の優れた効
果を奏することのできる外装材取付けが実現されること
になる。
【0035】また、この発明の目地部材を用いることに
よって、目地部材の変形による浮き上がり等を防止する
ことができ、目地深さを一定とすることが可能となる。
外観性、防水性も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の取付金具の断面図である。
【図2】図1に対応する取付金具の平面図、正面図並び
に右側面図である。
【図3】外装材の取付け装着時の側面図である。
【図4】水平リブ部と固定用穴の作用を例示した要部断
面図である。
【図5】この発明の目地部材を例示した斜視図である。
【図6】図5の目地部材の使用状態を厚みの異なる外装
材<A><B>について例示した断面図である。
【図7】目地部材の他の例<A><B><C>を示した
斜視図である。
【図8】従来の取付金具とこれを用いた外装材の取付構
造を示した側面図である。
【符号の説明】
1 壁面 2 釘 3 取付金具 3A,3B 取付金具 31 平板部 32 係止体部 32a 下方折り曲げ部 33 水平リブ部 34 固定用穴 35 縦膨出縁部 36 開口 37 下端縁部 4 外装材 4A,4B 外装材 5 防水シーリング 6 隙間 7 目地部材 71 基板部 72 帽体部 72A 頂部表面 73 突片部 74 切り込み溝 8 目地材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 章洋 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 小川 誠 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA00 AB04 AB22 BA12 BA22 BD23 CC03 CC20 DA22 DB14 DB23 DB25 DB27 DC02 DD02 GB01Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に当接させる平板部とともに、この
    平板部から突出されて外装材の実部を係止する係止体部
    とを備えた外装材取付金具であって、平板部には係止体
    部の突出方向に膨出された水平リブ部が設けられ、この
    リブ部上には、外装材取付金具を壁面に取付け固定する
    ための固定用穴が配設されていることを特徴とする外装
    材取付金具。
  2. 【請求項2】 壁面に当接させる平板部とともに、この
    平板部から突出されて外装材の実部を係止する係止体部
    とを備えた外装材取付金具であって、平板部の左右両側
    縁部には、係止体部の突出方向に膨出されて外装材の裏
    面に当接する縦膨出縁部が設けられていることを特徴と
    する外装材取付金具。
  3. 【請求項3】 請求項2の外装材取付金具において、平
    板部には係止体部の突出方向に膨出された水平リブ部が
    設けられ、このリブ部上には、外装材取付金具を壁面に
    取付け固定するための固定用穴が配設されていることを
    特徴とする外装材取付金具。
  4. 【請求項4】 壁面に当接させる平板部とともに、この
    平板部から突出されて外装材の実部を係止する係止体部
    とを備えた外装材取付金具であって、係止体部は、平板
    部原板から切り抜き折り曲げ加工されて形成されたもの
    であって、切り抜き後の平板部開口の下部には下端縁部
    が配置されていることを特徴とする外装材取付金具。
  5. 【請求項5】 請求項4の外装材取付金具において、平
    板部の左右両側縁部には、係止体部の突出方向に膨出さ
    れて外装材の裏面に当接する縦膨出縁部が設けられてい
    ることを特徴とする外装材取付金具。
  6. 【請求項6】 請求項4または5の外装材取付金具にお
    いて、平板部には係止体部の突出方向に膨出された水平
    リブ部が設けられ、このリブ部上には、外装材取付金具
    を壁面に取付け固定するための固定用穴が配設されてい
    ることを特徴とする外装材取付金具。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかの外装材取
    付金具を用いた外装材の取付構造であって、外装材取付
    金具が、固定用穴からの釘もしくはビスの打込みにより
    壁面に取付固定された後に、外装材の実部が係止体部に
    係止されてなることを特徴とする外装材の取付構造。
  8. 【請求項8】 縦膨出縁部が設けられている請求項2な
    いし6のいずれかの外装材取付金具を用いての外装材の
    取付構造における目地部材であって、壁面に取付けられ
    る長尺の基板部には隣接する外装材の端部間に配置され
    る断面T字形の帽体部が立設されているとともに、外装
    材端部の裏面に当接する突片部が設けられていることを
    特徴とする外装材取付構造用の目地部材。
  9. 【請求項9】 突片部は基板部に立設されていることを
    特徴とする請求項8の目地部材。
  10. 【請求項10】 基板部には、切断用の切り込み溝が設
    けられていることを特徴とする請求項8または9の目地
    部材。
  11. 【請求項11】 断面T字形の帽体部の頂部表面には接
    着防止テープが配設されていることを特徴とする請求項
    8ないし10のいずれかの目地部材。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれかの目地
    部材を用いた外装材の取付構造であって、目地部材が、
    その基板部にて壁面に取付けられ、帽体部が隣接する外
    装材の端部間に配設されるとともに、突片部が外装材の
    端部裏面に当接されてなることを特徴とする外装材の取
    付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100416009C (zh) * 2004-09-10 2008-09-03 日吉华株式会社 外墙板结构体

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