JP2001064842A - 開口装置 - Google Patents

開口装置

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JP2001064842A
JP2001064842A JP23967199A JP23967199A JP2001064842A JP 2001064842 A JP2001064842 A JP 2001064842A JP 23967199 A JP23967199 A JP 23967199A JP 23967199 A JP23967199 A JP 23967199A JP 2001064842 A JP2001064842 A JP 2001064842A
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JP
Japan
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opening device
drive shaft
clutch member
clutch
rotating body
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Pending
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JP23967199A
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English (en)
Inventor
Ritsu Tanaka
律 田中
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータリードビーの機能を維持しつつ、製作の
容易な開口装置の提供を目的とする。 【解決手段】駆動軸4と、該駆動軸4に係合離脱し得る
クラッチ部材12と、該クラッチ部材12を支持する回
転体8と、該回転体8に取り付けられるリンク部材10
とで開口装置1を構成し、前記リンク部材10によって
ヘルドフレーム2に昇降動作を伝達するようにする。こ
れにより、クラッチ部材12によって駆動軸4の駆動力
の伝達を制御することができるので、従来のように、ボ
ールベアリング等を必要とすることがなく、開口装置の
製作が容易で且つ安価に提供することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機の経糸開口装
置として用いられているロータリー方式の開口装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】織機の経糸開口装置としてロータリード
ビーは特開平8−296143号公報等によって公知で
ある。従来のロータリードビーは、回転軸上にボールベ
アリングを介して偏心リングを外嵌装着し、更に偏心リ
ング上にボールベアリングを介して外周リングを外嵌装
着している。そして、外周リングをヘルドフレームに連
結し、外周リングの偏心回転運動をヘルドフレームの上
下の昇降運動に変換して伝達している。なお、ヘルドフ
レームの昇降動作は、回転軸内に径方向に装着した係脱
部材(エアシリンダ)で、偏心リングと外周リングとを
係合させたときにのみ行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ロータリードビーでは、ボールベアリングの製造に精度
を要し、コストアップの原因になっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、ロータリー
ドビーの機能を維持しつつ、製作の容易な開口装置の提
供を目的とする。
【0005】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、駆動軸と、該駆動軸に係
合離脱し得るクラッチ部材と、該クラッチ部材を支持す
る回転体と、該回転体に取り付けられるリンク部材とか
ら成り、リンク部材によってヘルドフレームに昇降動作
を伝達するようにしたことを特徴とする開口装置であ
る。本発明によれば、クラッチ部材によって回転体を駆
動軸に係合離脱させることができるので、駆動軸の回転
を回転体に伝達することができる。また回転体にはリン
ク部材が取り付けられており、回転体の回転運動をリン
ク部材の直線往復運動に変換することができる。従っ
て、従来のように、ボールベアリング等を必要とするこ
となく、ヘルドフレームを昇降させる開口装置を構成す
ることができ、その製作が容易で且つ安価に提供するこ
とができる。
【0006】本発明が採用した請求項2の手段は、一つ
の駆動軸上に、請求項1に記載の開口装置が1ユニット
配置されている開口装置である。一つの駆動軸上に、開
口装置の一つのユニットが設置されており、確実な動作
が可能である。
【0007】本発明が採用した請求項3の手段は、複数
の開口装置の駆動軸を連動手段によって同期駆動される
ようにした請求項1又は2に記載の開口装置である。複
数の開口装置が同期して駆動されるので、各開口装置を
統一的に制御でき、奇麗な仕上がりの織物が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。図1〜図4は本発明の一実施の形態に係るものであ
り、図1は開口装置1の縦断面側面図、図2はエアーシ
リンダーを退入側へ動作させた時の状態を示す縦断面正
面図、図3はエアーシリンダーを突出側へ動作させた時
の状態を示す縦断面正面図、図4は開口装置1とヘルド
フレーム2との関係を示す正面図である。
【0009】図1に示す如く、本体フレーム3に回転自
在に駆動軸4が枢支されている。駆動軸4は、先端側に
クラッチ係合用の凹部5を備えた鍔部6と、小径段部7
とが形成されている。前記鍔部6の凹部5は、鍔部6の
外周側端面に対向して二個が形成されている。前記小径
段部7には、ハット状の回転体8が回動自在に外嵌装着
されており、駆動軸4の端面は該回転体8によって覆い
隠されている。回転体8は、駆動軸4の鍔部6に隣接し
た位置に大径の鍔部9が形成され、端面にはリンク部材
10の枢着部材11が取り付けられている。枢着部材1
1は、前記駆動軸4の回転中心からは偏心した位置に設
けられている。また回転体8の大径鍔部9には、概略L
字状のクラッチ部材12がその二辺の中心部を揺動自在
に枢着されており、一辺の先端側には前記凹部5に係脱
し得る凸部13とスプリング14の係止片15とが設け
られ、他の一辺の先端側にはカムフォロワ16が取り付
けられている。
【0010】更に、回転体8の大径部9には、所定間隔
(クラッチ部材12の動作空間を確保するための間隔)
をおいて、クラッチ操作盤17がボルト18によって一
体的に連結されている。クラッチ操作盤17の対向する
外周端面の二箇所には、前記カムフォロワ16が係脱し
得る深い凹部19aと、浅い凹部19bとが形成されて
いる。またこれらの回転する部材を門型状に抱き抱える
ように、その両サイドにはL字状のクラッチ伝達用の操
作杆20a,20bが本体フレーム3に揺動自在に枢着
されている。この操作杆20a,20bの長辺側の途中
には、前記クラッチ操作盤17の凹部19a及び19b
に係脱し得る凸部21a,21bが設けられている。
【0011】更にまた、操作杆20a,20bの短辺側
には、該短辺に当接し得る二股状に分岐されたカムロー
ラ22a,22bを備えた操作ハンドル23が揺動自在
に取り付けられている。操作ハンドル23の他端側は、
エアーシリンダ24のピストンロッドに連結されてい
る。操作杆20a及び20bの長辺どうしの間には、引
張スプリング25が装着されている。
【0012】前記リンク部材10は、図4に示すよう
に、多数のリンク部材からなるリンク機構26を介して
ヘルドフレーム2を昇降させるようになっている。通
常、これらのヘルドフレーム2は、複数のものが連続し
て併設されており、それぞれのヘルドフレーム2は、各
開口装置1のユニットごとにリンク部材10を介して昇
降制御されるようになっている。図4に示す実施の形態
では、16枚のヘルドフレーム2を制御するための16
個の開口装置1のユニットが組み込まれた場合を示して
いる。即ち、上下2段に8個のユニットが、更に相体面
して配置され、合計16ユニットの開口装置1が配置さ
れる。これらの各ユニットの開口装置1は、それぞれが
駆動軸方向に少しずつズレて位置しており、各リンク部
材10が干渉しないようになされている。
【0013】次に、このように構成された開口装置1の
動作態様を説明する。図2は、エアーシリンダ24が退
入動作した時の状態を示す縦断面正面図である。同図に
示す如く、この状態では、エアーシリンダ24のピスト
ンロッドが退入位置にあるため、操作ハンドル23のカ
ムローラ22bが操作杆20bの短辺部を同図の下方向
へ押圧付勢し、操作杆20bを反時計方向へ回動させる
ようになる。一方、カムローラ22aは操作杆20aの
短辺部を解放する。そのため、操作杆20aは、操作杆
20bの反時計方向の回動に伴ってスプリング25の引
張力を受け、同様に同図の反時計方向へ回動するように
なる。そして、その長辺部の途中に形成された凸部21
aが、スプリング14の引張力に抗してクラッチ部材1
2のカムフォロワ16を押圧付勢し、クラッチ操作盤1
7の深い凹部19aへ係合させるようになる。これによ
り、クラッチ部材12の他方側に設けられた凸部13が
駆動軸4の凹部5から離脱するようになる。つまり、駆
動軸4とクラッチ部材12とが係合を解かれた状態とな
り、駆動軸4の駆動力は回転体8へ伝達されなくなり、
リンク部材10はそのままの位置で静止した状態を維持
し、ヘルドフレーム2は上昇した位置又は下降した位置
のまま動くことがない。
【0014】次に、図3を参照してエアーシリンダー2
4のピストンロッドが突出動作を行った場合を説明す
る。同図に示す如く、この状態では、エアーシリンダ2
4のピストンロッドが突出した位置にあるため、操作ハ
ンドル23のカムローラ22aが操作杆20aの短辺部
を同図の下方向へ押圧付勢し、操作杆20aを時計方向
へ回動させるようになる。一方、カムローラ22bは操
作杆20bの短辺部を解放する。そのため、操作杆20
aの長辺部の途中に形成された凸部21aがクラッチ操
作盤17の深い凹部19aから離脱し、クラッチ部材1
2のカムフォロワ16が解放されるようになる。これに
より、クラッチ部材12はスプリング14の引張力によ
り、同図の時計方向へ回動し、凸部13を駆動軸4の凹
部5へ係合させるようになる。
【0015】つまり、駆動軸4とクラッチ部材12とが
係合し、駆動軸4の駆動力が回転体8へ伝達されるよう
になる。この回転は、クラッチ部材12とクラッチ操作
盤17とが回転体8に一体的に取り付けられているた
め、これらの三つの部材12,17,8と、駆動軸4と
が一体となって行われる。この回転により、回転体8の
端面側に偏心して取り付けられたリンク部材10が直線
運動をするようになり、図4に示す如く、リンク機構2
6を介してヘルドフレーム2を下降位置から上昇位置又
は上昇位置から下降位置へ移動させるようになる。この
移動は、クラッチ部材12のカムフォロワ16が反対側
の操作杆20bの凸部21bに乗り上げてクラッチ操作
盤17の浅い凹部19bに係合するまで行われる。
【0016】このカムフォロワ16の動作は、クラッチ
部材12をスプリング14の引張力に抗して反時計方向
へ回動させるようになり、クラッチ部材12の凸部13
を駆動軸4の凹部5から離脱させ、駆動軸4の駆動力の
伝達を解除する。そのため、リンク部材10はヘルドフ
レーム2を昇降動作させた位置で、その状態を維持し、
次の動作に対して待機する。然る後は、上述の動作を繰
り返し、各ヘルドフレームごとにその昇降動作を制御す
る。
【0017】ところで、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例
えば、各ユニットごとに駆動軸を設けてこれらを複数列
の複数段に重ねて構成してもよい。その場合に、各ユニ
ットは段違いにしたり、リンク部材10の枢着部材11
の突出長さを変更する等してリンク部材10どうしが相
互に干渉しないようにすればよい。そして、各ユニット
の駆動軸4を、ギア,チエーン,ベルト等の連動手段に
よって同期駆動されるようにすれば、これらの複数のユ
ニットを統一的に制御でき、仕上がりの奇麗な織物を得
ることが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の開口装置に
あっては、駆動軸と、該駆動軸に係合離脱し得るクラッ
チ部材と、該クラッチ部材を支持する回転体と、該回転
体に取り付けられるリンク部材とから成り、リンク部材
によってヘルドフレームに昇降動作を伝達するようにし
たから、クラッチ部材によって駆動軸の駆動力の伝達を
制御することができるので、従来のように、ボールベア
リング等を必要とすることなく、開口装置を構成するこ
とができ、その製作が容易で且つ安価に提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る開口装置の縦断面
側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る開口装置のエアー
シリンダ退入時の状態を示す縦断面正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る開口装置のエアー
シリンダ突出時の状態を示す縦断面正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る開口装置のヘルド
フレームとの連結関係を示す正面図である。
【符号の説明】
1…開口装置、2…ヘルドフレーム、3…本体フレー
ム、4…駆動軸、5…駆動軸の凹部、8…回転体、10
…リンク部材、11…リンク部材の枢着部材、12…ク
ラッチ部材、13…クラッチ部材の凸部、16…カムフ
ォロワ、17…クラッチ操作盤、19a…クラッチ操作
盤の深い凹部、19b…クラッチ操作盤の浅い凹部、2
0a,20b…操作杆、21a,21b…操作杆の凸
部、23…操作ハンドル、24…エアーシリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸と、該駆動軸に係合離脱し得るクラ
    ッチ部材と、該クラッチ部材を支持する回転体と、該回
    転体に取り付けられるリンク部材とから成り、リンク部
    材によってヘルドフレームに昇降動作を伝達するように
    したことを特徴とする開口装置。
  2. 【請求項2】一つの駆動軸上に、請求項1に記載の開口
    装置が1ユニット配置されている開口装置。
  3. 【請求項3】複数の開口装置の駆動軸を連動手段によっ
    て同期駆動されるようにした請求項1又は2に記載の開
    口装置。
JP23967199A 1999-08-26 1999-08-26 開口装置 Pending JP2001064842A (ja)

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JP23967199A JP2001064842A (ja) 1999-08-26 1999-08-26 開口装置

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ID=17048188

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8043193B2 (en) 2006-11-24 2011-10-25 Groz-Beckert Kg Gear mechanism for a heald shaft drive

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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