JPH0424238A - ラテラル付きそうこう枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、そうこう枠の上下一端側をドビー側に、かつ
、他端側をそうこう枠駆動用スプリング側に夫々連結し
て駆動するラテラル付きそうこう枠に関する。

〔従来の技術〕

上記そうこう枠において、従来、例えば実開昭６３−２
４２８４号公報に示されるように、ドビー側やスプリン
グ側に連結するためのラテラルとそうこう枠とを連結位
置変更か不能に連結されていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

そうこう枠をドビーやスプリングに連結するケーブルに
伸びか発生したり、このケーブルを巻掛は案内するロー
ラーに摩滅か発生すると、この伸びや摩滅に起因するゆ
るみを吸収解消してケーブルやスプリングの張力を設定
力に戻すように、ドビー側又はスプリング側のいずれか
一方のみて調節されるのである。伸縮調節部かたとえド
ビー側及びスプリング側のいずれにも備えられていても
、一方の調節部は、そうこう枠下方の狭いスペース内に
位置していて、そうこう枠装着をしたままでは存在位置
の面からも作業用スペースの面からも操作不能になって
いることか多（、また、織り作業の途中にあってはそう
こう枠の取外しをすることは実際問題としては不能であ
ることから、操作不能になっているからである。

この結果、従来、ゆるみの解消調節か行われた場合、調
節操作の行われるドビー側又はスプリング側の一方にラ
テラルがずれ動くことから、そうこう枠がラテラルに追
従移動して当初の設定基準位置から位置ずれしたままに
なり、ワープラインに位置ずれが発生していた。

本発明の目的は、ワープライン変位を伴わないでゆるみ
の解消調節ができると共に調節操作面で優れたラテラル
付きそうこう枠を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によるラテラル付きそうこう枠にあっては、目的
達成のために、 ドビー側に連結する第１連結部、及び、そうこう枠駆動
用スプリング側に連結する第２連結部を有するラテラル
と、そうこう枠とをそうこう枠上下方向に相対摺動自在
に連結し、前記そうこう枠を前記ラテラルに対して摺動
調節する調節機構を設けると共に、この調節機構に回動
式操作具を備えてある。そして、その作用及び効果は次
の通りである。

〔作　用〕

冒頭に記したゆるみ解消調節をしてラテラルがずれ動い
ても、操作具を適正回転方向に、適切な回転角を回動さ
せる操作をするたけて、調節機構が作動してそうこう枠
がラテラル移動方向とは反対方向に、かつ、ラテラル移
動ストロークに等しい又はほぼ等しいストロークをラテ
ラルに対して摺動し、ラテラルのずれ動きにかかわらず
、そうこう枠の織機に対する位置か当初の設定基準位置
になってワープラインか作業開始時のままになる。

〔発明の効果〕

連結ゆるみか発生しても、そうこう枠上刃側の方の調節
部によって容易に解消すると共に、調節機構によってワ
ープラインに位置ずれかないように調整し、そうこう駆
動の面からもワープラインの面からも織り不良が生じな
いように作業できるものになった。

しかも、ラテラルとそうこう枠の連結位置変更を連結ピ
ンの差し換えとピン孔の選択とによって行うように構成
するに比し、操作具を回動させるだけの簡単な操作で済
んでワープライン調整が容易かつ迅速にできるようにな
った。

〔実施例〕

次に実施例を示す。

第４図に示すように、そうこう枠（１）の両横側に、フ
ック式の第１連結部（２ａ）及び第２連結部（２ｂ）を
有するラテラル（２）を連結し、第５図に示す如くカム
ドビー（３）から延出されると共に案内ローラ（４）に
巻掛けられたドビー側ケーブル（５）に左右の第１連結
部（２ａ）を連結し、スプリング（６）にリンク（７）
等を介して連結されたスプリング側ケーブル（８）に左
右の第２連結部（２ｂ）を連結することによって織機（
Ｅ）に装着するように、かつ、スプリング（６）による
ケーブル（８）を介しての引上げ駆動と、カムドビー（
３）によるケーブル（５）を介しての引下げ駆動とによ
って上下に往復駆動されるようにラテラル付きそうこう
枠を構成しである。

左右いずれものラテラル（２）は、ラテラル本体、第１
連結部（２ａ）及び第２連結部（２ｂ）のいずれもが単
一素材で成る部品に形成すると共に、そうこう枠（１）
を構成するサイドステー（９）に第１図に示す連結構造
に基いて連結しである。

即ち、サイドステー（９）に、連結部材（１０）及び連
結ボルト（１１）を介して連結部形成部材を取付けるこ
とによって、そうこう枠交換かできるように取外し自在
なラテラル連結部（１２）を形成し、ラテラル（２）と
そうこう枠（１）とかそうこう枠上下方向に相対摺動す
るように、ラテラル連結部（Ｉ２）の第２図及び第３図
の如きそうこう枠上下方向のガイド溝（Ｉ３）にラテラ
ル（２）の一側部を摺動自在に我人させると共に、ラテ
ラル連結部（１２）の下端側に備えてある第３図の如き
抜止め部（１４）、ラテラル連結部（Ｉ２）の上端部と
ラテラル（２）の上端部との間に設けである調節機構（
１５）夫々の作用により、ラテラル（２）の外止めと固
定を行っである。

前記調節機構（１５）を構成するに、第１図に示すよう
に、ラテラル（２）をボルト孔（１６）にて摺動自在に
貫通するボルト（ＩＩ）を、ラテラル連結部（１２）に
前記連結部材（１０）との連結部分を形成する部材（１
８）に固設すると共に、ボルト（１７）に調節ナツト（
１９）及びロックナツト（２０）を取付けて、調節ナツ
ト（１９）の回動操作によって操作するように、かつ、
そうこう枠（１）をラテラル（２）に対して摺動調節す
るように構成しである。即ち、調節ナラ）　（１９）を
正回転方向に回動操作すると、調節ナツト（１９）かラ
テラル（２）のボルト貫通部（２０）を反力部材として
ボルト（１７）を引上げ操作し、この引上げ操作力のた
めにそうこう枠（１）かラテラル（２）に対して上昇摺
動する。

調節ナツト（Ｉ９）を逆回転方向に回動操作すると、調
節ナツト（１９）かボルト（１７）の重力降下を許容す
ることにより、そうこう枠（１）かラテラル（２）に対
して自重下降するのである。ロックナツト（２０）を作
用位置に操作すると、ロックナツト（２０）及び調節ナ
ツト（１９）の前記ボルト貫通部（２ｃ）に対する接当
により、そうこう枠（１）を調節位置に固定するのであ
る。

要するに、ケーブル（５）及び（８）の伸びや案内ロー
ラ（４）の摩滅等に起因する連結ゆるみが発生し、この
連結ゆるみをスプリング（６）の方に備えられている調
節部で解消調節する場合、この解消調節のためのラテラ
ル（２）が上昇位置ずれするストロークに等しい又はほ
ぼ等しいストロークだけ、調節機構（１５）によりそう
こう枠（１）を下降調節し、ワープラインをゆるみ発生
前の位置に位置合わせ調節するようにしである。

〔別実施例〕

第６図はそうこう枠（１）にラテラル連結部（１２）を
形成する別実施例構造を示し、連結部材（１０）の一端
側をサイドステー（９）の内部に入り込ませると共にサ
イドステー（９）にリベット連結し、第７図に示すよう
に、ラテラル連結部（１２）を形成する部材の一側部を
サイドステー（９）に入り込ませである。

ラテラル（２）を構成するに、ラテラル本体、第１連結
部（２ａ）及び第２連結部（２ｂ）を、各別の部品に形
成してリベット等で連結する構造を採用してもよい。

調節機構（１５）を構成するに、ボルトをそうこう枠側
に回動のみ可能に取付けると共にラテラルに螺合させて
、ボルトの回動操作によってそうこう枠か昇降するよう
に構成してもよい。従って、このボルト、前記調節ナツ
ト（１９）を回動式操作具（１９）と総称する。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るラテラル付きそうこう枠の実施例を
示し、第１図はラテラル取付部の一部切欠き正面図、第
２図は第１図のＩＩ−Ｉ［線断面矢視図、第３図は第１
図の■−■線断面矢視図、第４図はラテラル付きそうこ
う枠金体の正面図、第５図はそうこう枠使用状態の説明
図、第６図は別実施ラテラル取付構造の一部切欠き正面
図、第７図は第６図の■−■線断面矢視図である。 （１）・・・・・・そうこう枠、（２）・・・・・・ラ
テラル、（３）・・・・・・ドビー、（６）・・・・・
・スプリング、（１５）・・・・・・調節機構、（１９
）・・・・・・操作具。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ドビー（３）側に連結する第１連結部（２ａ）、及び、
   そうこう枠駆動用スプリング（６）側に連結する第２連
   結部（２ｂ）を有するラテラル（２）と、そうこう枠（
   １）とをそうこう枠上下方向に相対摺動自在に連結し、 前記そうこう枠（１）を前記ラテラル（２）に対して摺
   動調節する調節機構（１５）を設けると共に、この調節
   機構（１５）に回動式操作具（１９）を備えてあるラテ
   ラル付きそうこう枠。