JP5410814B2 - 織機における製織関連装置用の駆動機構 - Google Patents

織機における製織関連装置用の駆動機構 Download PDF

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本発明は、織機における製織関連装置用の駆動機構に関するものである。なお、「製織関連装置」とは、製織のために機能する装置のことをいい、例えば、遊星歯車式耳組装置、キャッチコード用の開口装置、緯糸カッタ等が挙げられる。
製織に際しては、織機に付随するさまざまな製織関連装置が用いられるが、織機上で織幅方向に位置調整可能に設けられる製織関連装置としては、例えば、織機の反給糸側に設けられる遊星歯車式耳組装置(以下、単に「遊星耳組装置」という。)が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
一般に、遊星耳組装置を駆動するための構成は、前記遊星耳組装置と、織機の主軸等を駆動源として回転駆動される駆動軸とを、前記駆動軸に対して相対回転不能に取り付けられた回転伝達部材(プーリ、ギア等)によって直接的または間接的に連結するものである。なお、前記駆動軸は、遊星耳組装置の織幅方向の位置調整に対応すべく、少なくともその調整範囲において織幅方向に延在している。また、前記回転伝達部材は、前記駆動軸に対し軸方向に位置調整可能に取り付けられる構成となっている。以下、図6を参照して従来の遊星耳組装置を駆動する駆動機構について説明する。
図6は、従来技術における製織関連装置としての遊星耳組装置20及びその駆動機構の一例を示すものである。図6において、左右方向が織幅方向に相当し、図示しないが図面上で遊星耳組装置20の左側に経糸列が存在している。したがって、図面中において左側が経糸列側、右側が反経糸列側である。
図示の遊星耳組装置20は、円盤状の支持体としてのキャリアギア21を有しており、キャリアギア21は、本体ブラケット25に固定されたシャフト24に回転可能に支持されている。キャリアギア21には、その回転中心に対する点対称の位置において、耳糸ボビン22を保持する一対のボビンホルダ23が回転可能に取り付けられている。ボビンホルダ23と一体に形成されたホルダシャフト23aには遊星ギア26が固定されており、遊星ギア26はアイドラギア27を介してシャフト24に形成された太陽ギア28と噛み合っている。以上の構成により、キャリアギア21が回転すると、ボビンホルダ23(耳糸ボビン22)は、太陽ギア28の周りを公転しつつ自転し、耳糸ボビン22から引出される図示しない耳糸をもじり、もじり耳を形成する。
遊星耳組装置20のキャリアギア21は、前記回転伝達部材としての駆動ギア66を介して前記駆動軸としてのスライドシャフト52と連結されており、織機主軸の駆動力がスライドシャフト52、駆動ギア66を介してキャリアギア21へ伝達され、遊星耳組装置20が駆動される。
より詳しく説明すると、遊星耳組装置20及び遊星耳組装置20を駆動する前記駆動軸としてのスライドシャフト52は、左右の織機フレーム(以下、単に「フレーム」という。)の間に架設された梁61上に支持されている。なお、図6では、右側(反給糸側)のフレーム60のみを示し、左側(給糸側)のフレームは省略している。
前記の梁61上には遊星耳組装置20を織幅方向に位置調整可能に取り付けるためのスライドレール62が固定されており、スライドレール62の両端部の上面にはスライドシャフト52を支持するための支持ブラケット63a,63bが立設されている。
スライドシャフト52は、その両端部のそれぞれにおいて、軸受64a,64bを介して前記支持ブラケット63a,63bに回転可能に支持されている。スライドシャフト52におけるフレーム60側(図面右側)の端部は、支持ブラケット63aを貫通し、支持ブラケット63aよりもフレーム60側に突出している。なお、フレーム60側の支持ブラケット63aは、遊星耳組装置20の移動領域を確保するため、フレーム60に接近した位置に設けられる。
フレーム60内は中空となっており、フレーム60内には、スライドシャフト52を回転駆動するためのカウンタシャフト53が設けられている。カウンタシャフト53は、フレーム60の両側壁に対し軸受65a,65bを介して回転自在に支持されており、経糸列側(遊星耳組装置側)の端部がフレーム60から突出するように設けられている。
フレーム60内において、カウンタシャフト53に対して駆動伝達部材である駆動ギア54が相対回転不能に取り付けられており、この駆動ギア54を含む図示しないギア列によって図示しない織機の主軸からカウンタシャフト53へ駆動が伝達されるようになっている。
そして、支持ブラケット63aから突出するスライドシャフト52のフレーム60側の端部と、フレーム60から突出するカウンタシャフト53の経糸列側端部とが軸継手67で連結され、スライドシャフト52とカウンタシャフト53とが一体的に回転する構成となっている。
スライドシャフト52に対しては、スライドシャフト52上で織幅方向に位置調整可能な駆動ギア66が相対回転不能に取り付けられており、遊星耳組装置20のキャリアギア21と噛み合っている。以上の構成により、図示しない織機の主軸から遊星耳組装置20へ駆動力が伝達される。また、遊星耳組装置20及び駆動ギア66を織幅方向に位置調整することにより、異なる織幅の製織に対応可能となっている。
以上説明した構成によると、次のような問題点が存在する。
スライドシャフト52は、少なくとも遊星耳組装置20の前記位置調整範囲に亘って延在するものであり、軸線方向に長尺の部材である。したがって、スライドシャフト52の両端部を支持する各支持ブラケット63a,63bは、織幅方向に離間して設置されるため、スライドシャフト52には、織機の運転にともなう振動が発生しやすい。
また、支持ブラケット63a,63bをスライドレール62上に組み付けるにあたり、両支持ブラケット63a,63bのスライドシャフト52を受け入れる貫通孔の軸心(軸受64a,64bの軸心)を完全に一致させた状態とするのは非常に困難であり、多くの場合は組み付け誤差によって両者の軸心がズレた状態となる。両者の軸心のズレにより、支持ブラケット63a,63bに組み付けられたスライドシャフト52と、カウンタシャフト53とは、連結部側の軸心位置及び軸心の延在方向が互いに一致していない状態(軸心ズレを生じた状態)となっている。
仮に、スライドシャフト52の軸心位置と、カウンタシャフト53の軸心位置とを一致させた状態で組み付けることができたとしても、織機運転中の梁61の振動や、その振動に伴うスライドシャフト52の撓み等により、両者間に軸心ズレが生じるのは避け難い。
そのようなスライドシャフト52とカウンタシャフト53との軸心ズレを吸収すべく、従来の装置では、スライドシャフト52とカウンタシャフト53との連結に、オルダム継手や弾性体を介して軸を連結する軸継手67を使用している。
しかし、織機の高速化に伴ってスライドシャフト52が高速で回転すると、梁61の振動や、その振動に伴うスライドシャフト52の撓み等が増大し、スライドシャフト52とカウンタシャフト53との連結部での軸心位置の変化が激しいものとなり、軸継手67に掛かる負荷が大きくなる。その結果、織機の高速化に伴って軸継手67の破損が頻発するという問題が生じる。
また、仮に、スライドシャフト52とカウンタシャフト53とを連結部において軸心を一致させた状態とし、両者を剛体で一体的に連結して軸心ズレが生じ得ないようにした場合(両者を単一の部材で一体成形する場合も含む。)を考える。その場合、軸心ズレは生じないが、前述の軸心ズレを生じさせるようにスライドシャフト52に作用する力は、連結部を挟む支持部(フレーム60側の支持ブラケット63a及びフレーム60の軸受65b)間で軸を撓ませる力として作用する。
しかし、前述のように、フレーム60側の支持ブラケット63aはフレーム60に接近させた位置に設ける必要がある関係上、前記支持部間の距離は短くならざるを得ない。そのため、前記支持部間で軸の撓みが生じ得ず、また、剛体で連結しているために軸を撓ませる力の逃げ場もない。そのため、その力が両支持部の軸受64a,65bに直接作用してしまい、軸受64a,65bを破損させてしまうおそれがある。
特開2002−302840号公報
本発明は、製織関連装置を駆動する駆動軸の振動や撓みに起因して前記駆動軸を支持する軸支持部材(軸受、軸継手等)が破損するのを防止し、耐久性に優れた製織関連装置の駆動構造を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために、織機上で織幅方向に位置調整可能に設けられる製織関連装置(30,70)を駆動する駆動機構(1)を以下の構成とした。
すなわち、本発明の製織関連装置用の駆動機構(1)は、前記製織関連装置(30,70)の被駆動部材(31,71)の回転軸線と軸心位置を異ならせて織幅方向に延在する第1の駆動軸(2)と、前記第1の駆動軸(2)に対し相対回転不能に連結されると共に前記織機のフレーム(10)に対し回転可能に支持される第2の駆動軸(3)と、前記第2の駆動軸(3)に対し相対回転不能に取りけられ、前記フレーム(10)の織幅方向における経糸列側の側壁(10b)よりも反経糸列側に配置される回転伝達部材(4)とを有している。そして、前記第1の駆動軸(2)の反経糸列側の端部(2a)は、前記第2の駆動軸(3)に形成された貫通孔(3b)に挿通され、前記回転伝達部材(4)よりも反経糸列側で前記フレーム(10)に支持される。
ここで、「製織関連装置」とは、前述のとおり、例えば、遊星歯車式耳組装置、キャッチコード用の開口装置、緯糸カッタ等である。「被駆動部材」とは、例えば、遊星歯車式耳組装置の遊星キャリア、キャッチコード用の開口装置のスイングレバー、緯糸カッタのカッタ等である。「回転伝達部材」とは、例えばギア、プーリ、スプロケット等である。
なお、本発明による製織関連装置用の駆動機構において、前記第1の駆動軸(2)を、単一の部材として形成してもよい。
また、前記第1の駆動軸(2)の反経糸列側の端部(2a)の前記フレーム(10)に対する支持位置を、前記フレーム(10)の織幅方向における反経糸列側の側壁(10a)よりも反経糸列側としてもよい。
さらに、前記第1の駆動軸(2)の反経糸列側の端部(2a)と、前記第2の駆動軸(3)の反経糸列側の端部(3a)とを、前記回転伝達部材(4)よりも反経糸列側で相対回転不能に連結し、前記第1の駆動軸(2)が前記第2の駆動軸(3)を介して前記フレーム(10)に支持されるようにしてもよい。
また、前記第2の駆動軸(3)の貫通孔(3a)の内径を前記第1の駆動軸(2)の軸径よりも大きくし、前記第1の駆動軸(2)と、前記第2の駆動軸(3)とが前記反経糸列側の端部(2a,3a)でのみ連結されるようにしてもよい。
前述したとおり、織幅方向に位置調整可能な製織関連装置を駆動する駆動軸は、製織関連装置の位置調整範囲に亘って延在する長尺の部材である。そして、一般に、前記駆動軸は、その両端、すなわち経糸列側の一端と、フレーム側の他端とにおいて支持され、さらに両端部間の1以上の位置(中間位置)においても支持される。両端部間の中間位置で駆動軸を支持する部材としては、例えば、製織関連装置に設けられる軸受や、図6に示した支持ブラケット(63a)等が挙げられる。
本発明の製織関連装置用の駆動機構によれば、第1の駆動軸(2)のフレーム側端部の支持位置と、前記中間位置における支持位置とを離間させることができる。
すなわち、第1の駆動軸(2)のフレーム(10)側端部(2a)の支持位置を、フレーム(10)の経糸列側の側壁(10b)から反経糸列側へ離間した位置にすることができ、第1の駆動軸(2)のフレーム(10)側端部(2a)の支持位置と、前記中間位置における支持位置とを離間させることができる。
このため、前述の従来技術のように、フレーム(10)側端部(2a)と前記中間位置との間で第1の駆動軸(2)に対しそれを撓ませる力が作用した場合、フレーム(10)側端部(2a)及び前記中間位置の両支持位置が離間しているため、その間で第1の駆動軸(2)が撓み得るものとなる。
したがって、その力が軸の撓みによって吸収されるため、第1の駆動軸(2)を支持する軸受に掛かる負荷が小さいものとなり、前記軸受の破損を可及的に防止できる。
また、前述の従来技術のように、第1の駆動軸(2)を、フレーム側の軸部と、経糸列側の軸部とを軸継手で連結した構成とした場合でも、前述した理由により軸継手に掛かる負荷が小さくなるため、軸継手の破損も防止できる。
しかも、前記軸継手をオルダム継手等の変位を吸収できるものとすれば、第1の駆動軸(2)を支持する軸受に掛かる負荷が更に小さくなり、前記軸受の破損を防止する効果を更に高めることができる。
また、前記軸継手を剛体の継手(固定軸継手)とした場合でも、フレーム(10)側端部(2a)の支持位置と、前記中間位置における支持位置との間で第1の駆動軸(2)が撓み得るから、第1の駆動軸(2)を支持する軸受に軸を撓ませる力が直接作用することを防止しでき、前記軸受の破損を可及的に防止できる。
第1の駆動軸(2)を単一の部材で形成すれば、2つの軸部材を連結して第1の駆動軸(2)を形成するものに比べ、構成を簡素化することができる。
第1の駆動軸(2)のフレーム(10)側端部(2a)の支持位置を、フレーム(10)の反経糸列側の側壁(10a)よりも反経糸列側とすることにより、第1の駆動軸(2)のフレーム(10)側端部(2a)の支持位置と、前記中間位置における支持位置との間の距離をより大きくとることができ、前記した効果を更に高めることができる。
第2の駆動軸(3)に形成された貫通孔(3a)の内径を、第1の駆動軸(2)の軸径よりも大きくし、第1の駆動軸(2)と、第2の駆動軸(3)とを、反経糸列側の端部(2a,3a)でのみ連結すれば、駆動機構の構成をコンパクトにすることができ、且つ第2の駆動軸(3)の貫通孔(3a)内で第1の駆動軸(2)が撓み得るため、前記と同様の効果を得ることができる。しかも、第1の駆動軸(2)が撓んだときに第2の駆動軸(3)に作用する曲げモーメントを小さく、または無くすことができ、第2の駆動軸(3)を支持する軸受に掛かる負荷を軽減して、軸受の破損を防止できる。
本発明の織機における製織関連装置用の駆動機構及びその周辺を示す部分断面平面図である。 本発明の織機における製織関連装置用の駆動機構における第1の駆動軸と第2の駆動軸の連結部分の詳細断面図である。 製織関連装置としての遊星耳組装置の断面図である。 本発明の他の実施例を示す部分断面平面図である。 図4におけるA−A断面図である。 従来技術における製織関連装置用の駆動機構及びその周辺を示す部分断面正面図である。
図1は、本発明の織機における製織関連装置用の駆動機構1の一実施例を示しており、本発明でいう「製織関連装置」を遊星耳組装置30とした例である。なお、図1は、左右のフレームのうち、右側のフレーム10の周辺を上方からみたものであり、図面の左右方向が織幅方向に相当する。また、図示しないが図面上の遊星耳組装置30の左側に経糸列が存在しており、図面左側が経糸列側、図面右側が反経糸列側である。遊星耳組装置30(大部分が想像線で示されている。)は、フレーム10の内側(経糸列側)に織機上で織幅方向に位置調整可能に設けられている。以下、図示の実施形態について説明する。
図示の製織関連装置用の駆動機構1は、主要な部材として、遊星耳組装置30を駆動するスライドシャフト2と、図示しない織機の主軸により駆動される第2の駆動軸3とを有しており、スライドシャフト2は、第2の駆動軸3に形成された貫通孔3bに挿通され、その反経糸列側の端部2aにおいて、第2の駆動軸3に対し相対回転不能に連結されている。第2の駆動軸3には、ギア列(駆動ギア4、ギア19a,ギア19b,ギア19c)を介して図示しない織機の主軸から駆動が伝達されている。一方、スライドシャフト2は、遊星耳組装置30の遊星キャリア31(支持キャリア)とベルト34により連結されており、織機の主軸の回転が第2の駆動軸3、スライドシャフト2を介して遊星耳組装置30へ伝達されるようになっている。
なお、本実施例におけるスライドシャフト2、駆動ギア4、遊星キャリア31は、それぞれ、本発明でいう「第1の駆動軸」、「回転伝達部材」、「被駆動部材」に相当する。
図示の製織関連装置用の駆動機構1についてより詳しく説明する。左右フレームの間に架設された梁11上には、スライドレール12が固定されている。スライドレール12には遊星耳組装置30の本体ブラケット35が織機の織幅方向に位置調整可能に取り付けられている。なお、図1では、右側(反給糸側)のフレーム10のみを示し、左側(給糸側)のフレームは省略している。フレーム10は、中空構造となっており、反経糸列側の側壁10aと、経糸列側の側壁10bとを有している。側壁10aは、前記ギア列の一部を収納するギアボックス10dとしての機能も有している。
スライドシャフト2は、一体成形された単一の軸部材として形成されており、織幅方向に延在してる。前述した図6に示す従来技術のスライドシャフト52がフレーム60より内側(経糸列側)でカウンタシャフト53と連結されていたのに対し、本実施例のスライドシャフト2は、フレーム10を貫通する長さを有し、フレーム10の外側(反経糸列側)で第2の駆動軸3と連結されている。
なお、スライドシャフト2は、遊星耳組装置30における遊星キャリア31の回転軸線と軸心位置を異ならせて織幅方向に延在している。また、遊星耳組装置30が織幅方向に移動してもスライドシャフト2自体は織幅方向に移動しない。すなわち、前述の特許文献1に示されるような、製織関連装置の軸心と、駆動軸の軸心とが一致し、製織関連装置と駆動軸とが一体に織幅方向に移動するタイプの駆動機構については、本発明には含まれない。
スライドシャフト2の経糸列側の端部2bは、スライドレール12に立設された支持ブラケット13の軸受14にスペーサ15を介して回転可能に支持されており、スライドシャフト2の端部2bには、固定用の割締め部材16bが取り付けられている。一方、スライドシャフト2の反経糸列側は、フレーム10の側壁10b、側壁10aを貫通し、反経糸列側の端部2aにおいて、第2の駆動軸3に対し相対回転不能に連結されている。
さらに、スライドシャフト2は、両端部2a,2bの間の位置(中間位置)において、遊星耳組装置30の本体ブラケット35に滑り軸受38を介して支持されている。したがって、スライドシャフト2は、経糸列側の端部2bが支持ブラケット13によって支持されると共に、反経糸列側の端部2aが第2の駆動軸3を介してフレーム10に支持され、さらにその中間部が遊星耳組装置30の本体ブラケット35によって支持されることにより、軸上の3点において支持されている。なお、スライドシャフト2の中間部における支持位置は、遊星耳組装置30の位置調整にともなって織幅方向に変化する。図1では、遊星耳組装置30が最もフレーム10側に寄った状態を示しており、スライドシャフト2の中間部における支持位置もフレーム10の側壁10bに近接した位置となっている。
また、スライドシャフト2が貫通する側壁10bに形成された貫通孔10cは、スライドシャフト2の軸径よりも大径となっており、スライドシャフト2は側壁10bには支持されていない。さらに、図6に示す従来技術に存在したフレーム10側の支持ブラケットは設けられていない。
第2の駆動軸3(図6に示す従来技術のカウンタシャフト53に相当する。)は、短尺の中空の軸部材であり、フレーム10の反経糸列側の側壁10aに支持されている。
より詳しく説明すると、フレーム10の反経糸列側の側壁10aは、ギア列(駆動ギア4、ギア19c)等が収容されるギアボックス10dと、ギアボックス10dが取り付けられる基部10eとを有しており、第2の駆動軸3は、ギアボックス10dの織幅方向における両側壁に対し、軸受17a,17bを介して回転自在に支持されている。
第2の駆動軸3に対し、本発明でいう「回転伝達部材」としての駆動ギア4が相対回転不能に取り付けられている。駆動ギア4は、遊星耳組装置30の調整範囲より外側、すなわち織幅方向における経糸列側の側壁10bよりも反経糸列側に配置されており、遊星耳組装置30の織幅方向における位置調整の妨げとならないようになっている。
駆動ギア4は、複数のギア(ギア19a,ギア19b,ギア19c)等からなるギア列を介して図示しない織機の主軸と連結されている。因みに、駆動ギア4(第2の駆動軸3)は、織機の主軸に対し1/2の回転速度で回転駆動される。
なお、「回転伝達部材」は、前記のような駆動ギア4に限らず、プーリやスプロケット等であってもよい。例えば、前記のように、ギア列により織機の主軸から第2の駆動軸3へ駆動を伝達するものに限らず、ベルト等により織機の主軸から第2の駆動軸3へ駆動を伝達するものであってもよい。さらに、駆動源は織機の主軸に限らず、専用のモータ等であってもよい。
図2に示すように、スライドシャフト2の反経糸列側の端部2aと、第2の駆動軸3の反経糸列側の端部3aとは、駆動ギア4よりも反経糸列側で相対回転不能に連結されている。すなわち、スライドシャフト2は、駆動ギア4よりも反経糸列側で第2の駆動軸3を介してフレーム10(の側壁10a)に支持されている。
より詳しく説明すると、第2の駆動軸は、駆動ギヤ4、軸受17a,17b、オイルシール18a,18bが組み付けられる軸部3cと、反経糸列側の端部3aに形成された固定部3dとを有している。軸部3cには、スライドシャフト2の軸径よりも大径の貫通孔3bが形成されており、この貫通孔3bにスライドシャフト2が挿通されている。スライドシャフト2は、駆動ギア4よりも反経糸列側まで延在している。
固定部3dは、薄肉状に形成されており、固定部3dの内径は、スライドシャフト2の軸径とほぼ同径になっている。固定部3dにはスライドシャフト2の端部2aが嵌め込まれており、固定部3dの外周面を割締め部材16aによって締めつけることにより、スライドシャフト2と、第2の駆動軸3とは、この固定部3dにおいて相対回転不能に固定され、スライドシャフト2は第2の駆動軸3と一体的に回転する。
第2の駆動軸3は、前述したとおり、フレーム10の側壁10a(ギアボックス10d)に支持されている。したがって、スライドシャフト2の反経糸列側の端部2aは、駆動ギア4よりも反経糸列側の固定部3dの位置において、第2の駆動軸3を介してフレーム10に支持された状態となっている。
そして、第2の駆動軸3の貫通孔3bはスライドシャフト2の軸径よりも大径であるため、スライドシャフト2は、第2の駆動軸3の軸部3cの貫通孔3bに対しては間隙を有した状態で挿通されており、第2の駆動軸3の軸部3cにおいては支持されていない。
すなわち、スライドシャフト2は、そのフレーム10側の端部2aについては、フレーム10よりも反経糸列側であって駆動ギア4よりも反経糸列側の位置でのみ第2の駆動軸3を介して支持される。
したがって、図1に示すように、織幅調整に伴って遊星耳組装置30がフレーム10に近接した位置に配置されたとしても、スライドシャフト2のフレーム10側の端部2aにおける支持位置(固定部3d)と、中間部の支持位置(滑り軸受38)とをフレーム10の幅以上の距離をもって離間させることができる。
フレーム10側の端部2aにおける支持位置(固定部3d)と、中間部の支持位置(滑り軸受38)とを離間させたことにより、端部2aにおける支持位置(固定部3d)と、中間部の支持位置(滑り軸受38)との間でスライドシャフト2を撓ませる力が作用した場合、両支持位置間でスライドシャフト2が撓み得る。
そのため、スライドシャフト2を撓ませる力がスライドシャフト2の撓みによって吸収されるため、スライドシャフト2を支持する軸受17a,17bに掛かる負荷が小さいものとなり、軸受17a,17bの破損を可及的に防止できる。
なお、第2の駆動軸の軸部3cと、固定部3dとの接続部分は、スライドシャフト2が撓んだ際に応力集中が生じないような形状とするのが望ましい。
図3は、図1に示した実施例の製織関連装置としての遊星耳組装置30を拡大して示している。以下、図3を参照して遊星耳組装置30を概説する。遊星耳組装置30は、前述したとおり、織機の梁11(スライドレール12)上において、本体ブラケット35により織機の織幅方向に位置調整可能に支持されている。
本体ブラケット35にはベアリングホルダ40が固定されており、ベアリングホルダ40は、軸受37を介してキャリアシャフト36を回転可能に支持している。キャリアシャフト36の一端には、本発明でいう「被駆動部材」としての円盤状の遊星キャリア31がキャリアシャフト36に対し相対回転不能に取り付けられており、キャリアシャフト36の他端には、従動プーリ41bがキャリアシャフト36に対し相対回転不能に取り付けられている。すなわち、遊星キャリア31、キャリアシャフト36、従動プーリ41bは一体となって回転運動する。
従動プーリ41bには、スライドシャフト2に対し相対回転不能に取り付けられた原動プーリ41aからベルト34によって織機の主軸の駆動が伝達される。なお、前述のとおり、スライドシャフト2は、本体ブラケット35に取り付けられた滑り軸受38により支持されており、遊星耳組装置30の位置調整時には支持位置がスライドシャフト2の軸方向に変化する。また、原動プーリ41aは、スライドシャフト2に対し割締めで固定されており、ボルト41cを緩めれば容易にスライドシャフト2上で軸方向に位置調整可能となっている。
遊星キャリア31には、耳糸ボビン32を保持する一対のボビンホルダ33が遊星キャリア31の回転中心に対する点対称の位置で回転可能に取り付けられている。ボビンホルダ33は、ボビンホルダ33と一体のホルダシャフト33aを有しており、遊星キャリア31は、ホルダシャフト33aを軸受44を介して回転可能に支持することにより、ボビンホルダ33を回転可能に支持している。
ホルダシャフト33aの先端に対しては、遊星ギア42が相対回転不能に取り付けられている。遊星ギア42は、アイドラギア43を介してベアリングホルダ40の外周面に形成された太陽ギア40aと噛み合っている。以上の構成により、遊星キャリア31(キャリアシャフト36)が回転すると、一対のボビンホルダ33(耳糸ボビン32)は、太陽ギア40aの周囲を公転しつつ自転し、耳糸ボビン32から引出される耳糸をもじり、もじり耳を形成する。なお、図3では、一対の遊星ギア42、アイドラギア43のうち、それぞれ一方のみを図示している。
次に、本発明の他の実施例について説明する。図4は、本発明の製織関連装置用の駆動機構1において、本発明でいう「製織関連装置」をキャッチコード用の開口装置70とした例である。キャッチコード用の開口装置70とは、緯入れされた緯糸91が緩むのを防止するために緯糸91の端部を把持する複数のキャッチコード80に開口運動を与える装置である。
なお、図4は、左右のフレームのうち、右側のフレーム10の周辺を上方からみたものであり、図面の左右方向が織幅方向に相当する。キャッチコード用の開口装置70以外の駆動機構やフレーム関連部材は、図1に示した実施例とほぼ同様であるので、図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施例においても、スライドシャフト2は、経糸列側の端部2bが支持ブラケット13によって支持されると共に、反経糸列側の端部2aが第2の駆動軸3を介してフレーム10に支持され、さらにその中間部がキャッチコード用の開口装置70の本体ブラケット75によって支持されることにより、軸上の3点において支持されている。そして、織幅調整に伴ってキャッチコード用の開口装置70がフレーム10に近接した位置に配置されたとしても、スライドシャフト2の端部2aにおける支持位置(固定部3d)と、中間部の支持位置(キャッチコード用の開口装置70の滑り軸受78)とは離間するように構成されている。
このような構成により、端部2aにおける支持位置(固定部3d)と、中間部の支持位置(滑り軸受78)との間でスライドシャフト2を撓ませる力が作用した場合、両支持位置間でスライドシャフト2が撓むことができ、スライドシャフト2を撓ませる力はスライドシャフト2の撓みによって吸収される。したがって、スライドシャフト2を支持する軸受17a,17bに掛かる負荷が小さいものとなり、軸受17a,17bの破損を可及的に防止できる。以下、図示の実施形態について説明する。
キャッチコード用の開口装置70は、キャッチコード用の開口装置70を支持する本体ブラケット75と、キャッチコード80を上下に分けて開口させるスイングレバー71と、スライドシャフト2の回転をスイングレバー71へ伝達する揺動アーム72とを主要な部材として有している。スイングレバー71は、本発明でいう「被駆動部材」に相当する。
本体ブラケット75は、左右のフレームの間に架設された梁11上にスライドレール12を介して取り付けられており、キャッチコード用の開口装置70は、梁11上で、織機の織幅方向に位置調整可能となっている。なお、図4では、本体ブラケット75の大部分を想像線で示している。本体ブラケット75は、図1に示した遊星耳組装置30の本体ブラケット35を兼ねる場合もある。
本体ブラケット75には、スイングレバー71が揺動可能に取り付けられている。また、本体ブラケット75は、滑り軸受78を介してスライドシャフト2の中間部を支持している。
図5に示すように、スイングレバー71は、上下一対のスイングレバーホルダ71a、71bと、スイングレバーホルダ71aに取り付けられるスイングレバー81a,81c、スイングレバーホルダ71bに取り付けられるスイングレバー81b,81dとを有している。スイングレバーホルダ71a、71bは、それぞれレバーシャフト76a,76bによって、本体ブラケット75に対し揺動可能に取り付けられている。また、スイングレバーホルダ71aと、スイングレバーホルダ71bとは、リンク73よって連結されている。スイングレバー81a,81b、81c,81dの先端には、キャッチコード80を案内する孔状のキャッチコードガイド82a,82b,82c,82dがそれぞれ設けられており、図示しない給糸体から導かれたキャッチコード80が通されている。
揺動アーム72の一端は、軸受74、偏心ブッシュ77を介してスライドシャフト2と連結されている。偏心ブッシュ77は、図4に示すように、割締め部材79によりスライドシャフト2対し相対回転不能に取り付けられている。なお、割締め部材79のボルトを緩めることにより、偏心ブッシュ77はスライドシャフト2上で容易に軸方向に位置調整可能となっている。
一方、図5に示すように、揺動アーム72の他端は、ピン83によりスイングレバーホルダ71bと連結されている。したがって、スイングレバーホルダ71b、揺動アーム72、偏心ブッシュ77はてこクランク機構を構成している。すなわち、スライドシャフト2が回転すると、クランクとしての偏心ブッシュ77が回転し、てことしてのスイングレバーホルダ71bがレバーシャフト76bを中心として往復揺動運動を行う。前述したとおり、スイングレバーホルダ71bと、スイングレバーホルダ71aとはリンク73によって連結されているから、スイングレバー71全体で開閉運動を行うこととなる。なお、図5において、スイングレバー71が閉じたときの状態を実線で示し、スイングレバー71が開いたときの状態を破線で示している。
キャッチコード用の開口装置70は、スイングレバー71の開閉運動により、キャッチコードを開口、閉口させると共に、キャッチコードガイド82a,82cと、キャッチコードガイド82b,82dの上下位置関係を反転させてキャッチコード80を交差させ、緯糸91をキャッチコード80で挟んで緯糸91を把持する。
図4を参照して説明すると、経糸列90及びキャッチコード80の形成する開口に緯入れされた緯糸91は、スイングレバー71の開閉運動によりキャッチコード80にその端を把持される。緯糸91の端は、キャッチコード80に把持された状態で緯糸カッタ92により切断され、織布93から分離される。
以上の説明では、本発明でいう「製織関連装置」として遊星耳組装置30及びキャッチコード用の開口装置70を挙げ、これらを駆動する駆動機構に本発明を適用した例を示したが、「製織関連装置」はこれらに限らず、緯糸カッタの駆動機構等にも本発明を適用することができる。
また、特許請求の範囲にいう「回転伝達部材」(駆動ギア4)の織幅方向の位置は、前記実施例のようなフレーム10の反経糸列側の側壁10a付近に設けられるものに限らず、例えば、フレーム10の経糸列側の側壁10bよりも反経糸列側であれば、前記実施例のものよりも経糸列側に配置されていてもよい。
第1の駆動軸は、前記実施例のスライドシャフト2ような単一の軸部材で形成されるものに限らず、2つの軸部材を製織関連装置の位置調整範囲外で連結して構成されたものとしてもよい。また、その場合において、両軸部材の連結を、従来技術で記載したような軸心の変位を許容する軸継手(オルダム継手、弾性体を介して軸を連結する軸継手等)で連結したものとしてもよい。さらに、図6に示す従来技術と同様に、スライドレール上のフレーム側端部に支持ブラケット(63a)を備え、第1の駆動軸の中間部がこの支持ブラケットによっても支持されるものとしてもよい。この場合でも、第1の駆動軸の中間位置を支持する支持ブラケットと、第1の駆動軸のフレーム側端部の支持位置とを離間させることができ、本発明の効果を得ることができる。ただし、この場合や前記軸継手を設ける場合、フレーム10の内側において製織関連装置の位置調整範囲外に支持ブラケットや軸継手の設置領域を確保する必要となるため、前記実施例の方が好ましいと言える。
第2の駆動軸は、前記実施例のような短尺のものに限らず、従来技術と同様に、フレームの側壁間に亘って延在するものであってもよい。
以上の説明では、織機の左右のフレームのうち、右側のフレーム10に設けられた製織関連装置用の駆動機構1について説明したが、図示しない左側のフレームに製織関連装置用の駆動機構1を同様に設けることができる。その場合、製織関連装置用の駆動機構1は、図1、図4に示す構成の左右を反転した構成となる。
1 織機の製織関連装置用の駆動機構
2 スライドシャフト
2a 端部
2b 端部
3 第2の駆動軸
3a 端部
3b 貫通孔
3c 軸部
3d 固定部
4 駆動ギア
10 フレーム
10a 側壁
10b 側壁
10c 貫通孔
10d ギアボックス
10e 基部
11 梁
12 スライドレール
13 支持ブラケット
14 軸受
15 スペーサ
16a 割締め部材
16b 割締め部材
17a 軸受
17b 軸受
18a オイルシール
18b オイルシール
19a ギア
19b ギア
19c ギア
20 遊星耳組装置
21 キャリアギア
22 耳糸ボビン
23 ボビンホルダ
23a ホルダシャフト
24 シャフト
25 本体ブラケット
26 遊星ギア
27 アイドラギア
28 太陽ギア
30 遊星耳組装置
31 遊星キャリア
32 耳糸ボビン
33 ボビンホルダ
33a ホルダシャフト
34 ベルト
35 本体ブラケット
36 キャリアシャフト
37 軸受
38 滑り軸受
40 ベアリングホルダ
40a 太陽ギア
41a 原動プーリ
41b 従動プーリ
41c ボルト
42 遊星ギア
43 アイドラギア
44 軸受
52 スライドシャフト
53 カウンタシャフト
54 駆動ギア
60 フレーム
61 梁
62 スライドレール
63a 支持ブラケット
63b 支持ブラケット
64a 軸受
64b 軸受
65a 軸受
65b 軸受
66 駆動ギア
67 軸継手
70 キャッチコード用の開口装置
71 スイングレバー
71a スイングレバーホルダ
71b スイングレバーホルダ
72 揺動アーム
73 リンク
74 軸受
75 本体ブラケット
76a レバーシャフト
76b レバーシャフト
77 偏心ブッシュ
78 滑り軸受
79 割締め部材
80 キャッチコード
81a スイングレバー
81b スイングレバー
81c スイングレバー
81d スイングレバー
82a キャッチコードガイド
82b キャッチコードガイド
82c キャッチコードガイド
82d キャッチコードガイド
83 ピン
90 経糸列
91 緯糸
92 緯糸カッタ
93 織布

Claims (5)

  1. 織機上で織幅方向に位置調整可能に設けられる製織関連装置(30,70)を駆動するための第1の駆動軸(2)であって前記製織関連装置(30,70)における被駆動部材(31,71)の回転軸線と軸心位置を異ならせて織幅方向に延在する第1の駆動軸(2)と、
    前記第1の駆動軸(2)に対し相対回転不能に連結されると共に前記織機のフレーム(10)に対し回転可能に支持される第2の駆動軸(3)と、
    前記第2の駆動軸(3)に対し相対回転不能に取りけられた回転伝達部材(4)であって、前記フレーム(10)の織幅方向における経糸列側の側壁(10b)よりも反経糸列側に配置される回転伝達部材(4)と、
    を含み、
    前記第1の駆動軸(2)の反経糸列側の端部(2a)は、前記第2の駆動軸(3)に形成された貫通孔(3b)に挿通され、前記回転伝達部材(4)よりも反経糸列側で前記フレーム(10)に支持される、
    織機における製織関連装置用の駆動機構(1)。
  2. 前記第1の駆動軸(2)は、単一の部材で形成されている、
    請求項1記載の織機における製織関連装置用の駆動機構(1)。
  3. 前記第1の駆動軸(2)の反経糸列側の端部(2a)の支持位置は、前記フレーム(10)の織幅方向における反経糸列側の側壁(10a)よりも反経糸列側である、
    請求項1又は2記載の織機における製織関連装置用の駆動機構(1)。
  4. 前記第1の駆動軸(2)の反経糸列側の端部(2a)は、前記回転伝達部材(4)よりも反経糸列側で前記第2の駆動軸(3)の反経糸列側の端部(3a)と相対回転不能に連結されており、
    前記第1の駆動軸(2)は、前記第2の駆動軸(3)を介して前記フレーム(10)に支持される、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の織機における製織関連装置用の駆動機構(1)。
  5. 前記第2の駆動軸(3)の貫通孔(3a)の内径は、前記第1の駆動軸(2)の外径よりも大きく、前記第1の駆動軸(2)と、前記第2の駆動軸(3)とは、反経糸列側の端部(2a,3a)でのみ連結されている、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の織機における製織関連装置用の駆動機構(1)
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