JP2001064516A - 非水系ポリマーディスパージョン - Google Patents

非水系ポリマーディスパージョン

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JP2001064516A
JP2001064516A JP23390399A JP23390399A JP2001064516A JP 2001064516 A JP2001064516 A JP 2001064516A JP 23390399 A JP23390399 A JP 23390399A JP 23390399 A JP23390399 A JP 23390399A JP 2001064516 A JP2001064516 A JP 2001064516A
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group
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aqueous polymer
dispersion
polymer dispersion
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JP23390399A
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Toshiaki Nagano
利昭 長野
Hiroshi Kobayashi
浩 小林
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料のタレの発生、塗膜のズリ落ち現象、金
属フレーク状顔料の配向不良などの問題を解決でき、さ
らに塗膜の密着性の向上に寄与できる非水系ポリマーデ
ィスパージョンを提供する。 【解決手段】 ビニルエーテル化合物によってブロック
化されたカルボキシル基を有する高分子重合体である分
散安定剤の存在下に、該分散安定剤及び重合性不飽和単
量体は溶解するが該単量体から形成される重合体は実質
的に溶解しない有機液体中で、該単量体を重合してなる
ことを特徴とする非水系ポリマーディスパージョン、及
びこの非水系ポリマーディスパージョンとバインダ成分
(A)とを含有する有機溶剤型熱硬化性塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニルエーテル化
合物によってブロック化されたカルボキシル基を有する
非水系ポリマーディスパージョン、このポリマーディス
パージョンを含有する熱硬化性塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
塗料の分野において、低公害、省資源の観点から塗料の
高固形分化、粉体塗料化、水性塗料化などが進められて
いる。塗料の高固形分化においては、塗装作業時の高固
形分化を達成するために溶剤量を少なくするので、塗装
時、加熱硬化時における溶剤の蒸発による粘度上昇への
寄与が小さくなり、厚膜塗装時に塗膜のズリ落ち現象が
発生したり、加熱初期にタレが発生しやすいといった問
題がある。また、塗料を高固形分化すると金属フレーク
状顔料を含有する塗料の場合には、塗装時における金属
フレーク状顔料の配向不良となり外観が劣るとともに塗
膜性能、例えば、耐候性、耐溶剤性、硬度などの問題が
発生する。
【0003】上記タレの発生、塗膜のズリ落ち現象、金
属フレーク状顔料の配向不良などの問題を解決するため
に、本出願人は、先に、分散安定剤によって安定化され
た重合体粒子の有機溶剤分散液を有機溶剤型アクリル樹
脂塗料に配合する方法を提案した(例えば、特開昭55
−25401号公報、特公昭59−33032号公報参
照)。この提案によって、上記問題点はかなり解決され
るが、いまだ十分ではなかった。また、重合体粒子の分
散安定剤は、重合体粒子の製造上、低極性であるため塗
膜の付着性を低下させるといった問題があった。
【0004】そこで、本発明者らは、塗料のタレ、塗膜
のズリ落ち、金属フレーク状顔料の配向不良などの問題
及び付着性低下の問題を解決するため鋭意研究を行なっ
た。その結果、分散安定剤によって安定化された重合体
粒子の有機溶剤分散液の分散安定剤中に、ビニルエーテ
ル化合物によってブロック化されたカルボキシル基を担
持させてなるポリマーディスパージョンを用いることに
よって上記目的を達成できることを見出し本発明を完成
するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、ビニルエーテル化合物によってブロック化されたカ
ルボキシル基を有する高分子重合体である分散安定剤の
存在下に、該分散安定剤及び重合性不飽和単量体は溶解
するが該単量体から形成される重合体は実質的に溶解し
ない有機液体中で、該単量体を重合してなることを特徴
とする非水系ポリマーディスパージョンが提供される。
【0006】また、本発明によれば、上記非水系ポリマ
ーディスパージョンと該非水系ポリマーディスパージョ
ン以外のバインダ成分(A)とを含有する有機溶剤型熱
硬化性塗料組成物が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳細に説
明する。まず、本発明の非水系ポリマーディスパージョ
ンについて説明する。
【0008】非水系ポリマーディスパージョン 本発明の非水系ポリマーディスパージョン(以下「NA
D」と略称することがある)は、下記の製造方法によっ
て製造することができる。
【0009】本発明のNADは、ビニルエーテル化合物
によってブロック化されたカルボキシル基(以下、「ブ
ロック化カルボキシル基」と略称することがある)を有
する高分子重合体である分散安定剤の存在下に、有機液
体中で、重合性不飽和単量体を重合することによって製
造することができる。
【0010】上記ブロック化カルボキシル基は、通常、
下記一般式[I]
【0011】
【化1】
【0012】(式中、R1 、R3 及びR4 はそれぞれ水
素原子又は炭素原子数1〜18の有機基、R2 は炭素原
子数1〜18の有機基であって、R2 とR4 は一緒にな
って複素環を形成していてもよい)で表される基であ
る。
【0013】上記分散安定剤としては、例えば下記
(i) 、 (ii) 又は (iii)に示す高分子重合体を例示す
ることができる。
【0014】(i) アクリル酸、メタクリル酸などのカ
ルボキシル基含有モノマーと、その他の重合性不飽和モ
ノマーとの共重合体のカルボキシル基の一部に、グリシ
ジル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基含有重合性
不飽和化合物を付加反応させて、一分子中に平均して約
0.3〜2.0個、好ましくは0.5〜1.2個の重合
性不飽和基を導入し、ついで共重合体中に残存するカル
ボキシル基をビニルエーテル化合物によってブロック化
してなる高分子重合体。
【0015】(ii) アクリル酸、メタクリル酸などのカ
ルボキシル基含有モノマーのカルボキシル基をビニルエ
ーテル化合物によってブロック化してなるブロック化重
合性不飽和モノマーと、カルボキシル基含有モノマー
と、上記その他の重合性不飽和モノマーとの共重合体の
カルボキシル基に、エポキシ基含有重合性不飽和化合物
を付加反応させて、一分子中に平均して約0.3〜2.
0個、好ましくは0.5〜1.2個の重合性不飽和基を
導入してなる高分子重合体[上記 (i) において、ビニ
ルエーテル化合物によるブロック化の時期を変更したも
の]。
【0016】(iii)エチレングリコール、プロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオー
ル、トリメチロールプロパンなどの多価アルコール成分
と、(無水)フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ドデカンジカルボ
ン酸、マレイン酸、ヘキサヒドロフタル酸、(無水)ト
リメリット酸などの多価カルボン酸成分(多価カルボン
酸の低級エステル化物も包含する)とを、多価カルボン
酸中のカルボキシル基が多価アルコール中の水酸基に対
して過剰となるなど、得られるポリエステル1分子中に
カルボキシル基が1個以上残存する条件下にエステル化
(エステル交換反応も包含する)して得られるカルボキ
シル基含有ポリエステルに、グリシジル(メタ)アクリ
レートなどのエポキシ基含有重合性不飽和化合物を付加
反応させて一分子中に平均して約0.5〜2.0個、好
ましくは0.6〜1.2個の重合性不飽和基を導入し、
ついでポリエステル中に残存するカルボキシル基をビニ
ルエーテル化合物によってブロック化してなる高分子重
合体。
【0017】上記した分散安定剤の中でも特に好適な分
散安定剤は、脂肪族炭化水素等の比較的低極性溶剤に溶
解可能であって、しかも塗膜性能上の要求をも満たすこ
とができるものであり、このような条件を満たす分散安
定剤としては、ことに分子量、ガラス転移温度、極性
(ポリマーのSP値)、水酸基価、ビニルエーテル化合
物によってブロック化されたカルボキシル基量等を容易
に調整することができる(i) 又は(ii)の高分子重合体
であるアクリル系共重合体が有利である。
【0018】本発明における分散安定剤は、上記ブロッ
ク化カルボキシル基を有するものであり、さらに、カル
ボキシル基、イソシアナト基、アルコキシシリル基、カ
ルボン酸無水基、オキサゾリニル基、β−ケトエステル
基、水酸基などを有していてもよい。
【0019】本発明における分散安定剤は、ブロック化
カルボキシル基を1分子中に平均1個以上、好ましくは
1〜130個、さらに好ましくは4〜70個含有するこ
とができ、数平均分子量が一般に1,000〜50,0
00、好ましくは3,000〜20,000の範囲にあ
り、ガラス転移温度が一般に−50〜100℃、好まし
くは−20〜60℃の範囲内にあることが適当である。
また、分散安定剤におけるブロック化カルボキシル基の
濃度は、0.1〜13当量/kg、好ましくは1〜7当
量/kgの範囲内であることが好適である。
【0020】上記分散安定剤の存在下に有機液体中で重
合性不飽和単量体を重合することによって本発明の非水
系ポリマーディスパージョンを得ることができる。上記
重合によって重合体粒子部分を形成する重合性不飽和単
量体の種類は、特に制限されるものではなく、反応性基
を有する単量体であっても、非官能性単量体であっても
よい。
【0021】上記分散安定剤が上記 (i) 又は(ii)であ
る場合の分散安定剤及び重合体粒子を構成する単量体と
して代表的なものを例示すると、カルボキシル基含有モ
ノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、
クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸など、
また、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、プラクセルFA2(ダ
イセル化学工業社製、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト1モルに対してε−カプロラクトン2モルを付加して
なる水酸基含有モノマー)、プラクセルFM3(ダイセ
ル化学工業社製、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
1モルに対してε−カプロラクトン3モルを付加してな
る水酸基含有モノマー)などの水酸基含有モノマーに、
ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水フタル酸、アジピン
酸、コハク酸などの多塩基酸をほぼ等モルにて反応させ
てなる長鎖酸モノマーなどを挙げることができる。カル
ボキシル基含有モノマー以外のその他モノマーとして
は、グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ
ート、イソシアナトエチル(メタ)アクリレート、m−
イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ
ート、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、アミノエチル(メタ)アクリレート、無水マレ
イン酸、ビニルオキサゾリン、イソプロペニルオキサゾ
リン、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレートな
どのカルボキシル基以外の反応性基を有する単量体;非
官能性単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ト
リデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレートなどのアクリル酸又はメタクリル酸のエス
テル類;ビスコート3F、同3MF、同8F、同8MF
(以上いずれも大阪有機化学社製、含フッ素重合性不飽
和化合物、商品名)、パーフルオロシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、フッ化ビニルなどの含フッ素ビニル
系単量体;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、N,N−ジエチルメタクリルアミドなどの含
窒素ビニル系単量体;ビニルエチルエーテル、ビニルブ
チルエーテルなどのビニルエーテル系単量体;スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族
ビニル単量体;アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレートなどを挙げることができる。本発明におい
て、語尾の「(メタ)アクリレート」は、アクリレート
又はメタアクリレートを意味するものとする。また、
「(メタ)アクリロイルオキシ」は、アクリロイルオキ
シ又はメタアクリロイルオキシを意味するものとする。
【0022】上記非官能性単量体としては、 (i) 又は
(ii)の分散安定剤を形成する場合は、なかでもエステル
のアルキル部分の炭素数が3個(プロピル)以上、好ま
しくは6個(ヘキシル)以上のアクリル酸又はメタクリ
ル酸のエステル類を主体とするものが好適であり、一
方、重合体粒子を形成する場合には、なかでもスチレ
ン、アクリロニトリル及びエステルのアルキル部分の炭
素数が4個(ブチル)以下のメタアクリル酸のエステル
類、特にメチルメタアクリレートが好適である。
【0023】また、(ii)おいて、分散安定剤を形成する
場合には、前記したように、カルボキシル基含有モノマ
ーのカルボキシル基をビニルエーテル化合物によってブ
ロック化してなるブロック化重合性不飽和モノマーが必
須成分として使用される。
【0024】本発明の非水系ポリマーディスパージョン
の分散安定剤は、ビニルエーテル化合物によってブロッ
ク化されたカルボキシル基を有する。カルボキシル基の
ブロック化に使用されるビニルエーテル化合物の種類と
しては、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニル
エーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニ
ルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シク
ロヘキシルビニルエーテルなどの脂肪族ビニルエーテル
化合物;2,3−ジヒドロフラン、3,4−ジヒドロフ
ラン、2,3−ジヒドロ−2H−ピラン、3,4−ジヒ
ドロ−2H−ピラン、3,4−ジヒドロ−2−メトキシ
−2H−ピラン、3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル
−2H−ピラン−2−オン、3,4−ジヒドロ−2−エ
トキシ−2H−ピラン、3,4−ジヒドロ−2H−ピラ
ン−2−カルボン酸ナトリウムなどの環状ビニルエーテ
ル化合物などを挙げることができる。
【0025】重合性不飽和モノマー又は分散安定剤を形
成する樹脂のカルボキシル基を上記ビニルエーテル化合
物でブロック化するには、両者を混合し、例えば、20
〜100℃で2〜20時間反応させればよい。この反応
において、リン酸化合物などの酸触媒を用いることによ
って反応時間を短縮することが可能である。反応後、上
記酸触媒を除去することが粒子の安定性の点から好適で
ある。
【0026】本発明における分散安定剤は、極性を有す
るカルボキシル基がビニルエーテル化合物でブロック化
されているので、低極性とすることができるので、この
分散安定剤を使用することによって非水系ポリマーディ
スパージョンを好適に製造することができる。
【0027】本発明の非水系ポリマーディスパージョン
における重合体粒子は、性能上及び重合反応における安
定性の点などから、ガラス転移温度が−50〜100℃
の範囲内であり、平均粒子径が50〜500nmの範囲
内であることが好適である。また重合体粒子内は内部架
橋していてもよい。
【0028】上記非水系ポリマーディスパージョン製造
のための重合反応における、分散安定剤と重合体粒子の
合成に使用される重合性不飽和単量体との配合比率は、
前者/後者の重量比で、一般に5/95〜70/30、
好ましくは10/90〜60/40の範囲内である。
【0029】上記重合反応に際して使用される有機液体
は、分散安定剤及び重合体粒子を形成する重合性不飽和
単量体は溶解するが該単量体から形成される重合体粒子
は実質的に溶解しないものであり、極性の小さいものが
好ましく、例えば、VM&Pナフサ、ミネラルスピリッ
ト、ソルベント灯油、芳香族ナフサ、ソルベントナフサ
などの比較的溶解力の小さい脂肪族系又は芳香族系炭化
水素類;n−ブタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n
−オクタン、イソノナン、n−デカン、n−ドデカンな
どの脂肪族炭化水素類;シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロブタンなどの脂環式炭化水素類などが用いら
れる。必要に応じて、極性溶剤であるエステル系、エー
テル系、ケトン系、アルコール系などの溶剤を少量の割
合で併用することもできる。
【0030】重合性不飽和単量体を重合体粒子に重合す
るに際しては、重合開始剤を配合して、重合温度を0〜
150℃、好ましくは50〜110℃とし、重合時間を
通常2〜10時間程度とすることが好ましい。
【0031】上記重合開始剤としては、例えば、過酸化
ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化カプロイル、t
−ブチルパーオクトエート、過酸化ジアセチルなどの有
機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジ
メチルバレロニトリル、ジメチルα,α´−アゾイソブ
チレートなどのアゾ系開始剤;ジイソプロピルペルオキ
シジカルボネートなどのジアルキルペルオキシジカルボ
ネート;及びレドックス系開始剤などを挙げることがで
きる。重合開始剤の濃度は、重合性不飽和単量体に対し
て0.01〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重
量%の範囲内であることが好適である。
【0032】また、重合体粒子製造にあたって、酸性雰
囲気下でビニルエーテル化合物がカチオン重合を起こす
のを抑制するために、塩基性化合物、例えば、アミン
類、アルカリ金属水酸化物(KOH、LiOH、NaO
H等)などを配合することができる。
【0033】塗料組成物 本発明の塗料組成物は、バインダ成分(A)と、上記本
発明の非水系ポリマーディスパージョンとを含有する有
機溶剤型熱硬化性塗料組成物である。
【0034】上記バインダ成分(A)は、それ自体で熱
硬化性を有する樹脂であってもよいし、それ自体では熱
硬化性を有さないが本発明の非水系ポリマーディスパー
ジョンと組合わせることによって熱硬化することができ
る樹脂であってもよい。
【0035】バインダ成分(A)が、それ自体で熱硬化
性を有する樹脂である場合、バインダ成分(A)は、有
機溶剤型熱硬化樹脂であって、有機溶剤に安定に分散又
は溶解してなる樹脂である限り特に制限されるものでは
なく、それ自体既知の塗料用として用いられる有機溶剤
型熱硬化樹脂を使用することができる。
【0036】上記バインダ成分(A)が、それ自体では
熱硬化性を有さないが上記本発明の非水系ポリマーディ
スパージョンと組合わせることによって熱硬化すること
ができる樹脂である場合、バインダ成分(A)は、加熱
によって非水系ポリマーディスパージョンの分散安定剤
のビニルエーテルブロックが解離して生成したカルボキ
シル基と反応性を有するエポキシ基、水酸基などの反応
性基を有する樹脂である。該反応性基を有する樹脂とし
ては、例えば、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラ
ック型エポキシ樹脂、エポキシ基含有アクリル樹脂、水
酸基含有アクリル樹脂、水酸基含有ポリエステル樹脂な
どを挙げることができる。
【0037】有機溶剤型熱硬化性塗料においては、環境
保護の観点から一つの方向として、有機溶剤含有量の少
ない高固形分塗料が求められているが、スプレー塗装な
どによって塗装した際に、高固形分塗料は特にタレを発
生しやすいといった問題があった。上記のタレを発生し
やすい有機溶剤型熱硬化性塗料の代表例として、例えば
高固形分塗料を挙げることができる。
【0038】高固形分塗料としては、樹脂成分の粘度を
小さいことが必要であり、高固形分塗料の具体例として
は、例えば、低分子量の樹脂と硬化剤とを組合せた下記
の樹脂系のものなどを挙げることができる。 (1)低分子量で高水酸基価のアクリル樹脂又はポリエ
ステル樹脂と低分子量のメラミン樹脂との組合せの樹脂
系、 (2)低分子量のカルボキシル基含有化合物(a)、1
分子中にエポキシ基、水酸基及び必要に応じて加水分解
性アルコキシシリル基を有するビニル重合体(b)を組
合せた樹脂系。
【0039】上記(1)の樹脂系において、低分子量で
高水酸基価のアクリル樹脂は、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートなどの水酸基含有モノマーとアル
キル(メタ)アクリレートと必要に応じてスチレンなど
のその他の重合性不飽和モノマーとを、それ自体既知の
方法によって高水酸基価となる配合にて低分子量となる
ように共重合することによって得ることができる。低分
子量のメラミン樹脂としては、単核体を主体とするメチ
ルエーテル化メラミン樹脂、メチルとブチルとの混合エ
ーテル化メラミン樹脂などを挙げることができる。上記
アクリル樹脂とメラミン樹脂との配合比は、通常、前者
/後者の固形分重量比で85/15〜50/50の範囲
内であることが好適である。
【0040】上記(2)の樹脂系において、低分子量の
カルボキシル基含有化合物(a)としては酸価が25〜
500mgKOH/gのものが好ましく、例えば下記の
(i)〜(vi)のそれぞれ又はこれら2種以上の混合物を
挙げることができる。
【0041】(i) モノマー成分の一部として無水マレ
イン酸などの酸無水基含有重合性不飽和モノマーを使用
し、他の重合性不飽和モノマーと共重合してなるビニル
系重合体の酸無水基にモノアルコールを付加して開環し
てなるハーフエステル基を有し、通常、平均分子量が1
000〜10000程度であるビニル系重合体、(ii)
多塩基酸と多価アルコールとを、水酸基に対してカルボ
キシル基が過剰となる条件でポリエステル化してなる、
通常、分子量800〜2000程度を有するカルボキシ
ル基含有ポリエステル、(iii) ポリオールと1,2−酸
無水物とを、酸無水物の開環反応が起こり、実質的にポ
リエステル化反応が起こらない条件下で付加反応してな
り、通常、400〜1000程度の分子量を有するハー
フエステル、(iv)アクリル酸、メタクリル酸などのカル
ボキシル基含有重合性不飽和モノマーと他の重合性不飽
和モノマーとを共重合してなるカルボキシル基含有ビニ
ル重合体、(v) 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどの水酸
基含有重合性不飽和モノマーと他の重合性不飽和モノマ
ーとを共重合してなる水酸基含有アクリル樹脂に、ヘキ
サヒドロ無水フタル酸などの酸無水物を開環付加して得
られたハーフエステル基を有するビニル重合体、(vi)2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレートなどの水酸基含有重合性不飽
和モノマーにヘキサヒドロ無水フタル酸などの酸無水物
を開環付加して得られたハーフエステル基を有する重合
性不飽和化合物を他の重合性不飽和モノマーとを共重合
してなるハーフエステル基を有するビニル重合体。
【0042】前記ビニル重合体(b)としては、グリシ
ジル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基含有不飽和
モノマー、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
などの水酸基含有不飽和モノマー、γ−メタクリロイル
オキシプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシランなどの加水分解性アルコキシシリル基含有不飽
和モノマー及びその他の重合性不飽和モノマーの共重合
体を挙げることができる。ビニル重合体(b)は、エポ
キシ基含有量が0.5〜5.0ミリモル/g、水酸基価
が10〜200mgKOH/gの範囲内であることが好
適である。またビニル重合体(b)は、加水分解性アル
コキシシリル基を有していてもよく、その含有量は5.
0ミリモル/g以下の範囲内であることが好適である。
【0043】上記(2)の樹脂系において、カルボキシ
ル基含有化合物(a)とビニル重合体(b)との配合割
合は、化合物(a)のカルボキシル基とポリマーディス
パージョン中のブロック化カルボキシル基及びカルボキ
シル基との合計/重合体(b)中のエポキシ基の当量比
が、1/0.6〜0.6/1の範囲内であることが好適
である。
【0044】上記(2)の樹脂系は、さらに必要に応じ
て、反応性オルガノポリシロキサン(c)を含有するこ
とができる。反応性オルガノポリシロキサン(c)は、
ポリシロキサン鎖の側鎖及び/又は末端に反応性官能基
及び有機基を有し、通常、数平均分子量が300〜50
00程度の化合物であり、例えば、特開平5−4369
6号公報、特開平7−70509号公報などに開示され
ているものを挙げることができ、塗膜に耐酸性と耐擦り
傷性を付与する効果を有する。反応性オルガノポリシロ
キサン(c)の配合量は、カルボキシル基含有化合物
(a)とビニル重合体(b)との合計固形分量100重
量部に対して、通常、50重量部以下の範囲内であるこ
とが好適である。
【0045】本発明の塗料組成物中に配合される本発明
の非水系ポリマーディスパージョンの量は、有機溶剤型
熱硬化性塗料の全樹脂固形分(非水系ポリマーディスパ
ージョンも含む)100重量部に対して、通常、固形分
重量で1〜20重量部、さらに好ましくは3〜10重量
部の範囲内であることが塗料へのチキソトロピー性の付
与によるタレ防止性の向上、塗膜の仕上がり外観などの
点から好適である。
【0046】本発明の有機溶剤型熱硬化性塗料は、非水
系ポリマーディスパージョン、バインダ(A)及び有機
溶剤に加えて、さらに必要に応じて、硬化触媒、顔料、
並びに消泡剤、塗面調整剤、流動性調整剤及び表面滑り
性付与剤などのそれ自体既知の塗料添加剤を含有するこ
とができる。
【0047】上記硬化触媒としては、例えば、アルキル
アシッドスルホネート、アルキルアシッドホスフェート
などのブレンステッド酸;塩化第一鉄、塩化第二鉄、塩
化亜鉛、臭化亜鉛、塩化第一錫、塩化第二錫、臭化第一
錫、臭化第一錫、三フッ化ホウ素、三塩化アルミニウ
ム、塩化第一チタン、塩化第二チタン、トリアルキルホ
ウ素、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルハロゲン
化アルミニウム、モノアルキルハロゲン化アルミニウ
ム、テトラアルキル錫、アルミニウムアセチルアセトネ
ート、鉄アセチルアセトネート、ジルコニウムアセチル
アセトネート、ジブチル錫アセチルアセトネート、ジブ
チル錫ジラウレート、ジオクチル錫エステルマレート、
ナフテン酸マグネシウム、ナフテン酸カルシウム、ナフ
テン酸マンガン、ナフテン酸鉄、ナフテン酸コバルト、
ナフテン酸銅、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸ジルコニウ
ム、ナフテン酸鉛、オクチル酸カルシウム、オクチル酸
マンガン、オクチル酸鉄、オクチル酸コバルト、オクチ
ル酸亜鉛、オクチル酸ジルコニウム、オクチル酸錫、オ
クチル酸鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸鉛などのルイス酸;テトラエチルアンモニウムブ
ロマイド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テト
ラエチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモ
ニウムクロライド、テトラエチルホスホニウムブロマイ
ド、テトラブチルホスホニウムブロマイド、テトラエチ
ルホスホニウムクロライド、テトラブチルホスホニウム
クロライドなどの第4級オニウム塩などを挙げることが
できる。これらの硬化触媒は、1種で又は2種以上の混
合物として使用することができる。ルイス酸とオニウム
塩を組合せて使用してもよい。
【0048】本発明の塗料組成物は、加熱によって硬化
することができるとともに、ブロック化カルボキシル基
のブロック剤であるビニルエーテル化合物が解離してカ
ルボキシル基が生成する。生成したカルボキシル基は、
基材との付着性の向上に寄与でき、さらに、硬化反応に
寄与することができる場合もある。
【0049】本発明の塗料組成物は、1コート塗料、下
塗塗料、中塗塗料、上塗着色塗料、上塗クリヤ塗料など
として使用することができる。
【0050】上記被塗物としては、鉄、アルミニウム、
真鍮、銅板、ステンレス鋼板、ブリキ板、亜鉛めっき鋼
板、合金化亜鉛(Zn−Al、Zn−Ni、Zn−Fe
などの)めっき鋼板などの金属;これらの金属表面に燐
酸塩処理、クロメート処理などの化成処理を施した表面
処理金属板;プラスチック、木材、コンクリート、モル
タル等の非金属素材;上記金属、表面処理金属板又は非
金属素材にプライマー及び/又は中塗及び/又は上塗ベ
ースを施した塗膜形成被塗物などを挙げることができ
る。
【0051】本発明方法において、本発明塗料組成物の
塗装膜厚は、特に制限されるものではないが、通常、乾
燥膜厚で5〜100μmの範囲内であり、特に20〜6
0μmの範囲内にあることがタレ防止効果を顕著に発揮
することができる。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるもの
ではない。以下、「部」及び「%」は、特に断りのない
限り重量基準によるものとする。
【0053】分散安定剤の製造 製造例1 反応容器中にキシレン50部を配合し、125℃に加
熱、保持し、この中に下記の単量体及び重合開始剤の混
合物を4時間かけて滴下し、滴下後1時間熟成を行って
アクリル樹脂ワニスを得た。
【0054】 2−エチルヘキシルメタクリレート 30.0部 アクリル酸 30.4部 n−ブチルアクリレート 39.6部 t−ブチルパーオキサイド 4.6部 得られたアクリル樹脂ワニスは固形分66.7%で、樹
脂の数平均分子量は約5,000であった。
【0055】上記のようにして得られた固形分66.7
%アクリル樹脂ワニス150部に、グリシジルメタクリ
レート1.8部、p−tert−ブチルカテコール0.03
部及びジメチルアミノエタノール0.08部を加えて1
25℃で3時間撹拌し、次いで2−エチルヘキシルホス
フェート0.46部を加えた後、イソプロピルビニルエ
ーテル43部を1時間かけて滴下し、70℃で3時間反
応後、キョーワード500SH(協和化学工業(株)
製、合成ハイドロタルサイト、アニオン捕捉剤として働
く)9部を添加し、70℃で1時間撹拌後、濾過して固
形分約70%の分散安定剤溶液(I) を得た。分散安定剤
中に導入された重合性二重結合の数は、1分子当り平均
して約0.5個であった。得られた分散安定剤樹脂固形
分の酸価は10以下であり、カルボキシル基の殆どがブ
ロック化されていることが確認された。
【0056】製造例2 反応容器中にキシレン50部を配合し、125℃に加
熱、保持し、この中に下記の単量体及び重合開始剤の混
合物を4時間かけて滴下し、滴下後1時間熟成を行って
アクリル樹脂ワニスを得た。
【0057】 イソステアリルアクリレート(注1) 15.0部 アクリル酸 45.4部 n−ブチルアクリレート 39.6部 t−ブチルパーオキサイド 4.6部 得られたアクリル樹脂ワニスは固形分66.7%で、樹
脂の数平均分子量は約5,000であった。
【0058】上記のようにして得られた固形分66.7
%のアクリル樹脂ワニス150部に、グリシジルメタク
リレート1.8部、p−tert−ブチルカテコール0.0
3部及びジメチルアミノエタノール0.08部を加えて
125℃で3時間撹拌し、次いでイソプロピルビニルエ
ーテル70部を1時間かけて滴下し、70℃で10時間
反応して固形分約70%の分散安定剤溶液(II)を得た。
分散安定剤中に導入された重合性二重結合の数は、1分
子当り平均して約0.5個であった。得られた分散安定
剤樹脂固形分の酸価は10以下であり、カルボキシル基
の殆どがブロック化されていることが確認された。
【0059】(注1)イソステアリルアクリレート:大
阪有機化学工業(株)製、商品名、アルキル基が炭素数
18の分岐アルキル基であるアクリル酸アルキルエステ
ル。
【0060】製造例3 製造例1において、イソプロピルビニルエーテル43部
のかわりに、2,3−ジヒドロフラン35部を使用する
以外は製造例1と同様に行い、固形分約70%の分散安
定剤溶液(III) を得た。分散安定剤中に導入された重合
性二重結合の数は、1分子当り平均して約0.5個であ
った。得られた分散安定剤樹脂固形分の酸価は10以下
であり、カルボキシル基の殆どがブロック化されている
ことが確認された。
【0061】製造例4 (比較用) 反応容器中にキシレン50部を配合し、125℃に加
熱、保持し、この中に下記の単量体及び重合開始剤の混
合物を4時間かけて滴下し、滴下後1時間熟成を行って
アクリル樹脂ワニスを得た。
【0062】 2−エチルヘキシルメタクリレート 60.4部 n−ブチルアクリレート 37.6部 アクリル酸 2.0部 t−ブチルパーオキサイド 4.6部 得られたアクリル樹脂ワニスは固形分66.7%で、樹
脂の数平均分子量は約5,000であった。
【0063】上記のようにして得られた固形分66.7
%アクリル樹脂ワニス150部に、グリシジルメタクリ
レート1.8部、p−tert−ブチルカテコール0.03
部及びジメチルアミノエタノール0.08部を加えて1
25℃で3時間撹拌して固形分約67.9%の分散安定
剤溶液(IV)を得た。分散安定剤中に導入された重合性二
重結合の数は、1分子当り平均して約0.5個であっ
た。
【0064】製造例5 (比較用) 反応容器中にキシレン50部を配合し、125℃に加
熱、保持し、この中に下記の単量体及び重合開始剤の混
合物を4時間かけて滴下し、滴下後1時間熟成を行って
アクリル樹脂ワニスを得た。
【0065】 2−エチルヘキシルメタクリレート 30.0部 アクリル酸 30.4部 n−ブチルアクリレート 39.6部 t−ブチルパーオキサイド 4.6部 得られたアクリル樹脂ワニスは固形分66.7%で、樹
脂の数平均分子量は約5,000であった。
【0066】上記のようにして得られた固形分66.7
%アクリル樹脂ワニス150部に、グリシジルメタクリ
レート1.8部、p−tert−ブチルカテコール0.03
部及びジメチルアミノエタノール0.08部を加えて1
25℃で3時間撹拌して固形分約67.9%の分散安定
剤溶液(V) を得た。分散安定剤中に導入された重合性二
重結合の数は、1分子当り平均して約0.5個であっ
た。
【0067】非水系ポリマーディスパージョンの製造 実施例1 反応容器中に、ヘプタン100部、キシレン14部及び
トリエチルアミン0.12部を配合し、100℃に昇温
した。この中に製造例1で得た固形分約70%の分散安
定剤溶液(I) 20部と下記の単量体及び重合開始剤の混
合物を投入し、撹拌下に30分間100℃に保持した。
【0068】 スチレン 2.2部 メトキシエチルアクリレート 4.9部 グリシジルメタクリレート 0.9部 メチルアクリレート 9.3部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 4.4部 2,2´−アゾビスイソブチロニトリル 1.4部 ついで、この中に下記の溶剤、製造例1で得た固形分約
70%の分散安定剤溶液(I) 、単量体及び重合開始剤の
混合物を4時間かけて滴下し、滴下終了後30分間熟成
を行い、さらにキシレン8部に2,2´−アゾビスイソ
ブチロニトリル1部を溶解した溶液9部を30分間かけ
て滴下し、ついで100℃で2時間熟成して固形分約4
0%の非水系ポリマーディスパージョンD−1を得た。
【0069】 ヘプタン 146部 キシレン 82.0部 固形分約70%の分散安定剤溶液(I) 258.0部 スチレン 17.8部 メトキシエチルアクリレート 39.1部 グリシジルメタクリレート 7.1部 メタクリル酸 4.0部 メチルアクリレート 74.7部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 35.6部 2,2´−アゾビスイソブチロニトリル 1.2部 得られた非水系ポリマーディスパージョンD−1の分散
微粒子の粒子径は、平均粒子径として約300nmであ
った。粒子径の測定は、コールター社製の COULTER W-4
モデル(以下、同様)によって行った。
【0070】実施例2 反応容器中に、ヘプタン100部及びキシレン14部を
配合し、100℃に昇温した。この中に製造例2で得た
固形分約70%の分散安定剤溶液(II)20部と下記の単
量体及び重合開始剤の混合物を投入し撹拌下に30分間
100℃に保持した。
【0071】 スチレン 2.2部 グリシジルメタクリレート 3.9部 メチルアクリレート 5.4部 メチルメタクリレート 0.6部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 9.3部 2,2´−アゾビスイソブチロニトリル 1.4部 ついで、この中に下記の溶剤、製造例2で得た固形分約
70%の分散安定剤溶液(II)、単量体及び重合開始剤の
混合物を4時間かけて滴下し、滴下終了後30分間熟成
を行い、さらにキシレン8部に2,2´−アゾビスイソ
ブチロニトリル1部を溶解した溶液9部を30分間かけ
て滴下し、ついで100℃で2時間熟成して固形分約4
0%の非水系ポリマーディスパージョンD−2を得た。
【0072】 ヘプタン 146.0部 キシレン 82.0部 固形分約70%の分散安定剤溶液(I) 258.0部 スチレン 17.8部 グリシジルメタクリレート 7.1部 メタクリル酸 4.0部 メチルアクリレート 30.0部 メチルメタクリレート 44.7部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 75.0部 2,2´−アゾビスイソブチロニトリル 1.2部 得られた非水系ポリマーディスパージョンの分散微粒子
の粒子径は、平均粒子径として約280nmであった。
【0073】実施例3 実施例2において、製造例2で得た固形分約70%の分
散安定剤溶液(II)のかわりに製造例3で得た固形分約7
0%の分散安定剤溶液(III) を使用する以外は、実施例
2と同様に行い、固形分約40%の非水系ポリマーディ
スパージョンD−3を得た。得られた非水系ポリマーデ
ィスパージョンの分散微粒子の粒子径は、平均粒子径と
して約290nmであった。
【0074】比較例1 実施例2において、製造例2で得た固形分約70%の分
散安定剤溶液(II)のかわりに製造例4で得た固形分約6
7.9%の分散安定剤溶液(IV)を使用する以外は、実施
例2と同様に行い、固形分約40%の非水系ポリマーデ
ィスパージョンD−4を得た。得られた非水系ポリマー
ディスパージョンの分散微粒子の粒子径は、平均粒子径
として約290nmであった。
【0075】比較例2 実施例2において、製造例2で得た固形分約70%の分
散安定剤溶液(II)のかわりに製造例4で得た固形分約6
7.9%の分散安定剤溶液(V) を使用する以外は、実施
例2と同様に行ったところ、固形分約40%の透明な樹
脂溶液となりポリマーディスパージョンは得られなかっ
た。
【0076】塗料組成物の製造 実施例4 固形分60%のカルボキシル基含有アクリル樹脂溶液a
−1(注2)77.8部、固形分60%のグリシジル基
含有アクリル樹脂溶液b−1(注3)88.8部、実施
例1で得た固形分約40%の非水系ポリマーディスパー
ジョンD−1の10部、及びn−ブタノール1部にテト
ラブチルアンモニウムブロマイド0.5部と2−エチル
ヘキシホスフェート0.5部とを溶解してなる溶液2部
を混合して塗料を得た。
【0077】(注2)固形分60%のカルボキシル基含
有アクリル樹脂溶液a−1:モノマー組成が、スチレン
/n−ブチルメタクリレート/2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート/n−ブチルアクリレート=20/20/
34.8/25.2(重量比)のアクリル樹脂ワニス
(固形分量で100部)にヘキサヒドロ無水フタル酸2
0.6部を反応させてカルボキシル基を導入してなる固
形分60%のアクリル樹脂溶液であり、樹脂固形分の酸
価は7.5mgKOH/g、重量平均分子量は約8,0
00であり、アクリル樹脂溶液の溶剤分はスワゾール#
1000(コスモ石油(株)製、高沸点芳香族石油溶
剤)である。
【0078】(注3)固形分60%のグリシジル基含有
アクリル樹脂溶液b−1:モノマー組成が、スチレン/
n−ブチルメタクリレート/ヒドロキシプロピルアクリ
レート/グリシジルメタクリレート=20/42.6/
17.4/20(重量比)である固形分60%のアクリ
ル樹脂溶液であり、樹脂固形分のエポキシ当量は71
0、重量平均分子量は約8,000であり、アクリル樹
脂溶液の溶剤分はスワゾール#1000(コスモ石油
(株)製、高沸点芳香族石油溶剤)である。
【0079】実施例5 固形分60%の酸無水基含有アクリル樹脂溶液a−2
(注4)77.8部、固形分60%のグリシジル基含有
アクリル樹脂溶液b−2(注5)88.8部、実施例1
で得た固形分約40%の非水系ポリマーディスパージョ
ンD−1の10部、及びn−ブタノール1部にテトラブ
チルアンモニウムブロマイド0.5部と2−エチルヘキ
シホスフェート0.5部とを溶解してなる溶液2部を混
合して塗料を得た。
【0080】(注4)固形分60%の酸無水基含有アク
リル樹脂溶液a−2:モノマー組成が、スチレン/無水
マレイン酸/イソブチルアクリレート/n−ブチルメタ
クリレート=20/30/30/20(重量比)である
固形分60%のアクリル樹脂溶液であり、樹脂固形分の
全酸価は343mgKOH/g、重量平均分子量は約
8,000であり、アクリル樹脂溶液の溶剤分はスワゾ
ール#1000(コスモ石油(株)製、高沸点芳香族石
油溶剤)である。
【0081】(注5)固形分60%のグリシジル基含有
アクリル樹脂溶液b−2:モノマー組成が、スチレン/
n−ブチルアクリレート/グリシジルメタクリレート/
γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン
=20/27/50/3の固形分60%のアクリル樹脂
溶液であり、樹脂固形分のエポキシ当量は284、重量
平均分子量は約10,000であり、アクリル樹脂溶液
の溶剤分はスワゾール#1000(コスモ石油(株)
製、高沸点芳香族石油溶剤)である。
【0082】実施例6 実施例4において、実施例1で得た固形分約40%の非
水系ポリマーディスパージョンD−1の10部のかわり
に実施例2で得た固形分約40%の非水系ポリマーディ
スパージョンD−2の10部を使用する以外は、実施例
4と同様に行い塗料を得た。
【0083】実施例7 実施例5において、実施例1で得た固形分約40%の非
水系ポリマーディスパージョンD−1の10部のかわり
に実施例2で得た固形分約40%の非水系ポリマーディ
スパージョンD−2の10部を使用する以外は、実施例
5と同様に行い塗料を得た。
【0084】実施例8 実施例4において、実施例1で得た固形分約40%の非
水系ポリマーディスパージョンD−1の10部のかわり
に実施例3で得た固形分約40%の非水系ポリマーディ
スパージョンD−3の10部を使用する以外は、実施例
4と同様に行い塗料を得た。
【0085】実施例9 実施例5において、実施例1で得た固形分約40%の非
水系ポリマーディスパージョンD−1の10部のかわり
に実施例3で得た固形分約40%の非水系ポリマーディ
スパージョンD−3の10部を使用する以外は、実施例
5と同様に行い塗料を得た。
【0086】比較例3 実施例4において、実施例1で得た固形分約40%の非
水系ポリマーディスパージョンD−1の10部のかわり
に実施例3で得た固形分約40%の非水系ポリマーディ
スパージョンD−4の10部を使用する以外は、実施例
4と同様に行い塗料を得た。
【0087】比較例4 実施例5において、実施例1で得た固形分約40%の非
水系ポリマーディスパージョンD−1の10部のかわり
に実施例3で得た固形分約40%の非水系ポリマーディ
スパージョンD−4の10部を使用する以外は、実施例
5と同様に行い塗料を得た。
【0088】試験板の作成 上記実施例4〜9及び比較例3〜4で得た塗料をブリキ
板上に乾燥膜厚が約40μmとなるように塗装し、14
0℃で30分間焼き付けて試験板を得た。得られた試験
板について下記試験方法に基づいて各種試験を行った。
その試験結果を後記表1に示す。
【0089】試験方法 硬化性:20℃の室内において、キシレンをしみ込ませ
たガーゼにて塗面に約1kg/cm2 の荷重をかけて、
約5cmの長さの間を30回往復させた後の塗面状態を
目視にて下記基準で評価した。 ○:塗面に変化が認められない、 △:塗面にキズが認められる、 ×:塗膜の白化又は膨潤が認められる。
【0090】耐酸性:5%硫酸水溶液を試験板の塗膜上
に0.5cc滴下し、60℃で1時間加熱した後、水洗
し、塗面を目視にて観察し次の基準で評価した。 ○:塗面に変化が認められない、 △:塗面に白化、フクレは認められないが境界部に段差
が認められる、 ×:塗面に白化又はフクレが認められる。
【0091】耐擦り傷性:染色物摩擦堅牢度試験機(大
栄化学精器製作所製)を用い、磨き粉(ダルマ・クレン
ザー)を固練りして塗面に置き、その上を試験機端子で
押さえて、0.5kg荷重をかけ、塗面上を25往復摩
擦する。水洗後、塗面の擦り傷の程度を下記基準にて評
価した。 ○:塗面に擦り傷が殆ど認められない、 △:塗面にかなりの擦り傷が認められる、 ×:塗面に著しい擦り傷が認められる。
【0092】密着性:JIS K−5400 8.5.
2(1990)碁盤目−テ−プ法に準じて、試験板の塗
膜表面にカッターナイフで素地に到達するように、直交
する縦横11本ずつの平行な直線を1mm間隔で引い
て、1mm×1mmのマス目を100個作成した。その
表面にセロハン粘着テ−プを密着させ、テ−プを急激に
剥離した際のマス目の剥れ程度を観察し下記基準で評価
した。 ○:塗膜のマス目の剥れがない、 △:塗膜のマス目の残存数は90〜99個、 ×:塗膜のマス目の残存数は90個未満。
【0093】
【表1】
【0094】
【発明の効果】本発明の非水系ポリマーディスパージョ
ンは、分散安定剤部分にビニルエーテル化合物によって
ブロックされたカルボキシル基を有しており、このブロ
ックされたカルボキシル基は塗膜焼き付け時に、ビニル
エーテル化合物が脱離しカルボキシル基を生成する。こ
のカルボキシル基は、密着性の向上に寄与したり、カル
ボキシル基と反応性の基を有する樹脂と反応して硬化性
の向上に寄与することができる。
【0095】また、カルボキシル基は樹脂の極性を高く
するが、ビニルエーテル化合物によってブロックされた
カルボキシル基は、樹脂の極性を高くすることがないの
で、ブロックされたカルボキシル基を有する樹脂は、非
水系ポリマーディスパージョン合成の際の分散安定剤と
して好適であり、この樹脂を分散安定剤として使用する
ことによって安定な非水系ポリマーディスパージョンを
合成することができる。
【0096】本発明の非水系ポリマーディスパージョン
を他のバインダ成分に配合した有機溶剤型塗料は、タレ
の発生、塗膜のズリ落ち現象、金属フレーク状顔料の配
向不良などの問題を解決できるものであり、また塗膜の
密着性が向上したものとすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BG01W BG013 BG04W BG043 BG05W BG053 CD19X GH01 HA08 4J011 HA03 PA67 PA69 PB24 4J038 CC011 CC021 CC081 CD101 CE051 CG002 CG011 CG031 CG032 CG061 CG071 CG141 CG161 CH031 CH041 CH071 CH081 CH121 CH171 CH191 CL001 DA112 DB062 DB072 DD002 DD042 DG262 GA02 GA03 GA06 GA07 GA11 GA15 KA03 KA06 KA09 MA07 NA01 NA03 NA04 NA11 NA27 PC02 PC04 PC06 PC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルエーテル化合物によってブロック
    化されたカルボキシル基を有する高分子重合体である分
    散安定剤の存在下に、該分散安定剤及び重合性不飽和単
    量体は溶解するが該単量体から形成される重合体は実質
    的に溶解しない有機液体中で、該単量体を重合してなる
    ことを特徴とする非水系ポリマーディスパージョン。
  2. 【請求項2】 分散安定剤が、さらに、カルボキシル
    基、イソシアナト基、アルコキシシリル基、カルボン酸
    無水基、オキサゾリニル基、β−ケトエステル基及び水
    酸基から選ばれる少なくとも1種の官能基を有するもの
    である請求項1記載の非水系ポリマーディスパージョ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の非水系ポリマーディス
    パージョンと該非水系ポリマーディスパージョン以外の
    バインダ成分(A)とを含有する有機溶剤型熱硬化性塗
    料組成物。
  4. 【請求項4】 上記バインダ成分(A)が、ビニルエー
    テル化合物によってブロック化されたカルボキシル基と
    加熱により反応し得る反応性基を含有するものである請
    求項3記載の熱硬化性塗料組成物。
  5. 【請求項5】 上記バインダ成分(A)が、低分子量の
    カルボキシル基含有化合物(a)、1分子中にエポキシ
    基、水酸基及び必要に応じて加水分解性アルコキシシリ
    ル基を有するビニル重合体(b)を含有することを特徴
    とする請求項3又は4記載の塗料組成物。
  6. 【請求項6】 上記バインダ成分(A)が、水酸基含有
    樹脂と、アミノ樹脂及びポリイソシアネート化合物から
    選ばれる少なくとも1種の硬化剤とを含有することを特
    徴とする請求項3又は4記載の塗料組成物。
  7. 【請求項7】 有機溶剤型熱硬化性塗料の全樹脂固形分
    100重量部中における、非水系ポリマーディスパージ
    ョンの含有量が固形分量で1〜20重量部の範囲内であ
    る請求項3〜6のいずれか一項に記載の塗料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017146193A1 (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 中国塗料株式会社 防食塗料組成物、防食塗膜、防食塗膜付き基材およびその製造方法

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