JP2001063318A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2001063318A JP2001063318A JP24535699A JP24535699A JP2001063318A JP 2001063318 A JP2001063318 A JP 2001063318A JP 24535699 A JP24535699 A JP 24535699A JP 24535699 A JP24535699 A JP 24535699A JP 2001063318 A JP2001063318 A JP 2001063318A
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- JP
- Japan
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- sipe
- block
- tire
- radial direction
- kick
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1236—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
- B60C11/124—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern inclined with regard to a plane normal to the tread surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 氷上性能を低下させることなく、雪上性能を
向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とす
る。 【解決手段】空気入りタイヤのトレッド上に形成された
ブロック18には、複数のサイプ28A〜28Cによっ
て区分された小ブロック32A〜32Dが形成されてい
る。ブロック18の踏込み側側壁20は、踏面30から
ブロック基部に向かってタイヤ半径方向に対して傾斜角
度θ1だけ傾斜している。したがって、小ブロック32
Aの剛性が向上してブロックエッジの雪面に対する貫入
量が増加してエッジ効果が向上する。この結果、雪上ト
ラクション性能が向上する。この際、踏面30の面積が
増減しないため、氷上性能を損なうことはない。
向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とす
る。 【解決手段】空気入りタイヤのトレッド上に形成された
ブロック18には、複数のサイプ28A〜28Cによっ
て区分された小ブロック32A〜32Dが形成されてい
る。ブロック18の踏込み側側壁20は、踏面30から
ブロック基部に向かってタイヤ半径方向に対して傾斜角
度θ1だけ傾斜している。したがって、小ブロック32
Aの剛性が向上してブロックエッジの雪面に対する貫入
量が増加してエッジ効果が向上する。この結果、雪上ト
ラクション性能が向上する。この際、踏面30の面積が
増減しないため、氷上性能を損なうことはない。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、雪道を走行する
自動車の使途に供する空気入りタイヤに関するもので、
特に、雪上トラクション性能を向上させた空気入りタイ
ヤに関するものである。
自動車の使途に供する空気入りタイヤに関するもので、
特に、雪上トラクション性能を向上させた空気入りタイ
ヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冬用の空気入りタイヤを自動車に
装着して雪道を走行する場合には、発進時の加速により
タイヤが雪道をグリップしきれずにタイヤが雪面上をス
リップするという難点があった。雪道における発進時の
加速性(以下、雪上トラクション性という)を改良する
ために、タイヤトレッドパターンの溝部の面積(ネガテ
ィブ比)を増加させることもなされてきたが、溝部の面
積を増加させると氷に接触する踏面の面積が減少するた
めに氷上性能が低下するという難点がある。すなわち、
空気入りタイヤの溝部の面積増加による雪上トラクショ
ン性改良には限界があるのが現状である。
装着して雪道を走行する場合には、発進時の加速により
タイヤが雪道をグリップしきれずにタイヤが雪面上をス
リップするという難点があった。雪道における発進時の
加速性(以下、雪上トラクション性という)を改良する
ために、タイヤトレッドパターンの溝部の面積(ネガテ
ィブ比)を増加させることもなされてきたが、溝部の面
積を増加させると氷に接触する踏面の面積が減少するた
めに氷上性能が低下するという難点がある。すなわち、
空気入りタイヤの溝部の面積増加による雪上トラクショ
ン性改良には限界があるのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、トレッドパターンの溝部面積(ネガティブ比)を変
えずに(氷上性能を犠牲にすることなく)、トレッドパ
ターンのブロック壁面もしくはサイプを傾斜させること
により、雪上トラクション性を向上させる空気入りタイ
ヤを提供することにある。
は、トレッドパターンの溝部面積(ネガティブ比)を変
えずに(氷上性能を犠牲にすることなく)、トレッドパ
ターンのブロック壁面もしくはサイプを傾斜させること
により、雪上トラクション性を向上させる空気入りタイ
ヤを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、トロイド状ラジアルカーカ
スのクラウン部周上に、複数枚のベルト層とトレッドを
順次備え、前記トレッド表面において、タイヤ周方向に
形成された主溝と前記主溝と交差する方向に形成された
ラグ溝とによって区画されたブロックにサイプが形成さ
れた空気入りタイヤにおいて、前記ブロックの踏込み側
側壁が踏面からブロック基部に向かってタイヤ半径方向
に対して踏込み側に傾斜し、かつ少なくとも一つの前記
サイプが踏面からサイプ底部に向かってタイヤ半径方向
に対して踏込み側に傾斜していることを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、トロイド状ラジアルカーカ
スのクラウン部周上に、複数枚のベルト層とトレッドを
順次備え、前記トレッド表面において、タイヤ周方向に
形成された主溝と前記主溝と交差する方向に形成された
ラグ溝とによって区画されたブロックにサイプが形成さ
れた空気入りタイヤにおいて、前記ブロックの踏込み側
側壁が踏面からブロック基部に向かってタイヤ半径方向
に対して踏込み側に傾斜し、かつ少なくとも一つの前記
サイプが踏面からサイプ底部に向かってタイヤ半径方向
に対して踏込み側に傾斜していることを特徴とする。
【0005】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0006】トレッド表面に溝によって区画されたブロ
ックにサイプが形成された空気入りタイヤは、以下に述
べるようにして雪上トラクション性能を発揮する。
ックにサイプが形成された空気入りタイヤは、以下に述
べるようにして雪上トラクション性能を発揮する。
【0007】すなわち、雪上トラクション性能は、タイ
ヤの溝で雪を押し固めてせん断させることによる雪柱せ
ん断力、踏面と雪面間の摩擦力、ブロックのエッヂが雪
面に貫入することによって雪を掘り起こす効果、いわゆ
るエッヂ効果によってもたらされる。
ヤの溝で雪を押し固めてせん断させることによる雪柱せ
ん断力、踏面と雪面間の摩擦力、ブロックのエッヂが雪
面に貫入することによって雪を掘り起こす効果、いわゆ
るエッヂ効果によってもたらされる。
【0008】ここで、雪道をタイヤが走行(発進)する
ためにタイヤ回転を加速する場合、ある回転速度に達す
るとタイヤは雪面上をグリップしきれずにスリップし始
めることになる。スリップ中はタイヤの溝で雪を押し固
めてせん断させることによるトラクション(雪柱せん断
力)が生じないため、トラクションはタイヤ表面摩擦力
とエッジ部が雪に貫入することにより雪を掘り起こす効
果(エッジ効果)に依存する。タイヤ表面摩擦力はタイ
ヤ表面の接地面積に依存するため、これを向上させるた
めに接地面積を増大させると溝面積(ネガティブ比)が
減少し、氷上性能を低下させてしまう。したがって、雪
上トラクション性能を向上させるにはエッジ効果を向上
させる必要がある。エッジ効果は、図3に示すように、
エッジ部が雪に貫入して回転することにより生じるた
め、エッジ効果を向上させるにはブロックエッジ(踏込
み側側壁と踏面の角)およびサイプエッジの接地圧を増
大させて雪への貫入量を増やすことが重要である。
ためにタイヤ回転を加速する場合、ある回転速度に達す
るとタイヤは雪面上をグリップしきれずにスリップし始
めることになる。スリップ中はタイヤの溝で雪を押し固
めてせん断させることによるトラクション(雪柱せん断
力)が生じないため、トラクションはタイヤ表面摩擦力
とエッジ部が雪に貫入することにより雪を掘り起こす効
果(エッジ効果)に依存する。タイヤ表面摩擦力はタイ
ヤ表面の接地面積に依存するため、これを向上させるた
めに接地面積を増大させると溝面積(ネガティブ比)が
減少し、氷上性能を低下させてしまう。したがって、雪
上トラクション性能を向上させるにはエッジ効果を向上
させる必要がある。エッジ効果は、図3に示すように、
エッジ部が雪に貫入して回転することにより生じるた
め、エッジ効果を向上させるにはブロックエッジ(踏込
み側側壁と踏面の角)およびサイプエッジの接地圧を増
大させて雪への貫入量を増やすことが重要である。
【0009】そこで、本発明では、踏込み側側壁および
サイプに踏面から底部に向かって踏込み側に傾斜させ
(装着方向を限定させないために、あるいはタイヤ逆回
転時を考えて蹴り出し側に傾斜を付ける場合もある)、
ブロックエッジおよびサイプエッジが接地した時の接地
圧向上を図っている。
サイプに踏面から底部に向かって踏込み側に傾斜させ
(装着方向を限定させないために、あるいはタイヤ逆回
転時を考えて蹴り出し側に傾斜を付ける場合もある)、
ブロックエッジおよびサイプエッジが接地した時の接地
圧向上を図っている。
【0010】すなわち、踏込み側のブロック(あるいは
サイプ)エッジの鈍角化によりエッヂ近傍の剛性を向上
させて接地圧を上昇させ、ブロックエッジおよびサイプ
エッジが雪に貫入する量を増やし、エッジが雪を掘り起
こしてトラクションを生む効果(エッジ効果)を向上さ
せた。この結果、雪上トラクション性能が向上する。
サイプ)エッジの鈍角化によりエッヂ近傍の剛性を向上
させて接地圧を上昇させ、ブロックエッジおよびサイプ
エッジが雪に貫入する量を増やし、エッジが雪を掘り起
こしてトラクションを生む効果(エッジ効果)を向上さ
せた。この結果、雪上トラクション性能が向上する。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ブロックに形成された全てのサイプが
踏面からサイプ底部に向かってタイヤ半径方向に対して
踏込み側に傾斜していることを特徴とする。
明において、前記ブロックに形成された全てのサイプが
踏面からサイプ底部に向かってタイヤ半径方向に対して
踏込み側に傾斜していることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明について説明する。
【0013】ブロックに形成された全てのサイプが踏込
み側側壁と同方向(踏込み側)に傾斜していることによ
り、全てのサイプエッジでエッジ効果を向上させること
ができる。
み側側壁と同方向(踏込み側)に傾斜していることによ
り、全てのサイプエッジでエッジ効果を向上させること
ができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、n個(nは自然数)のサイプが形成された
ブロックにおいて、前記踏込み側側壁のタイヤ半径方向
に対する傾斜角度をθ0、踏込み側から蹴り出し側に向
かって各サイプの前記傾斜角度をθ1〜θnとした場合
に、θi-1>θi(iはn以下の自然数)であることを特
徴とする。
明において、n個(nは自然数)のサイプが形成された
ブロックにおいて、前記踏込み側側壁のタイヤ半径方向
に対する傾斜角度をθ0、踏込み側から蹴り出し側に向
かって各サイプの前記傾斜角度をθ1〜θnとした場合
に、θi-1>θi(iはn以下の自然数)であることを特
徴とする。
【0015】請求項3記載の発明について説明する。
【0016】ブロックの踏込み側側壁およびサイプの傾
斜角度において、最も蹴り出し側に形成されたサイプか
ら踏込み側側壁に向かって傾斜角度を単調増加させるこ
とにより、雪上トラクション性に最も寄与するブロック
踏み込み側でのエッジ効果向上を図り、雪上トラクショ
ン性に対してエッジ効果の寄与が小さい蹴り出し側のサ
イプの傾斜角度を小さくさせることで、蹴り出し側の傾
斜したサイプに区画された小ブロックの剛性低下を抑制
し、ブロック全体の剛性を確保することができる。した
がって、雪上トラクション性能を向上させると共に、操
安性を確保しブロック欠けを抑制する。
斜角度において、最も蹴り出し側に形成されたサイプか
ら踏込み側側壁に向かって傾斜角度を単調増加させるこ
とにより、雪上トラクション性に最も寄与するブロック
踏み込み側でのエッジ効果向上を図り、雪上トラクショ
ン性に対してエッジ効果の寄与が小さい蹴り出し側のサ
イプの傾斜角度を小さくさせることで、蹴り出し側の傾
斜したサイプに区画された小ブロックの剛性低下を抑制
し、ブロック全体の剛性を確保することができる。した
がって、雪上トラクション性能を向上させると共に、操
安性を確保しブロック欠けを抑制する。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項記載の発明において、前記踏込み側側壁およ
び前記サイプのタイヤ半径方向に対する傾斜角度が1°
〜10°であることを特徴とする。
ずれか1項記載の発明において、前記踏込み側側壁およ
び前記サイプのタイヤ半径方向に対する傾斜角度が1°
〜10°であることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0019】踏込み側側壁およびサイプの傾斜角度が1
°を下回ると踏込み部の接地圧が不足し、傾斜角度が1
0°を上回ると蹴り出し側ブロック剛性(サイプによっ
て区画される小ブロックのエッヂ角度が鋭角になる部分
の剛性)が小さくなって操安性が悪化し、ブロック欠け
が発生する。したがって、踏込み側側壁およびサイプの
傾斜角度を1°〜10°とすることにより、エッジ効果
を適切に引き出し、かつブロック剛性の低下を防ぐこと
ができる。なお、この傾斜角度は、好ましくは3°〜8
°が望ましい。
°を下回ると踏込み部の接地圧が不足し、傾斜角度が1
0°を上回ると蹴り出し側ブロック剛性(サイプによっ
て区画される小ブロックのエッヂ角度が鋭角になる部分
の剛性)が小さくなって操安性が悪化し、ブロック欠け
が発生する。したがって、踏込み側側壁およびサイプの
傾斜角度を1°〜10°とすることにより、エッジ効果
を適切に引き出し、かつブロック剛性の低下を防ぐこと
ができる。なお、この傾斜角度は、好ましくは3°〜8
°が望ましい。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ブロックの蹴り出し側側壁が踏面から
タイヤ基部に向かってタイヤ半径方向に対して蹴り出し
側に傾斜しており、ブロックにおいて蹴り出し側に形成
されたサイプのうち少なくとも一つが踏面からサイプ底
部に向かってタイヤ半径方向に対して蹴り出し側に傾斜
していることを特徴とする。
明において、前記ブロックの蹴り出し側側壁が踏面から
タイヤ基部に向かってタイヤ半径方向に対して蹴り出し
側に傾斜しており、ブロックにおいて蹴り出し側に形成
されたサイプのうち少なくとも一つが踏面からサイプ底
部に向かってタイヤ半径方向に対して蹴り出し側に傾斜
していることを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0022】ブロックの踏込み側側壁及び少なくとも一
つのサイプが踏面からタイヤ半径方向に対して踏込み側
に傾斜し、蹴り出し側側壁が踏込み側側壁と逆(蹴り出
し側)に傾斜しており、蹴り出し側サイプのうち少なく
とも一つが蹴り出し側側壁と同方向に傾斜していること
により、タイヤ装着方向に拘わらずエッジ効果による雪
上トラクション性向上が期待でき、更には蹴り出し側の
ブロック剛性確保による操安性の向上およびブロック欠
けの抑制が期待できる。
つのサイプが踏面からタイヤ半径方向に対して踏込み側
に傾斜し、蹴り出し側側壁が踏込み側側壁と逆(蹴り出
し側)に傾斜しており、蹴り出し側サイプのうち少なく
とも一つが蹴り出し側側壁と同方向に傾斜していること
により、タイヤ装着方向に拘わらずエッジ効果による雪
上トラクション性向上が期待でき、更には蹴り出し側の
ブロック剛性確保による操安性の向上およびブロック欠
けの抑制が期待できる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1または5
記載の発明において、前記ブロックにおいて蹴り出し側
に形成されたサイプが踏面からサイプ底部に向かってタ
イヤ半径方向に対して蹴り出し側に傾斜しており、前記
ブロックにおいて踏込み側に形成されたサイプが踏面か
らサイプ底部に向かってタイヤ半径方向に対して踏込み
側に傾斜していることを特徴とする。
記載の発明において、前記ブロックにおいて蹴り出し側
に形成されたサイプが踏面からサイプ底部に向かってタ
イヤ半径方向に対して蹴り出し側に傾斜しており、前記
ブロックにおいて踏込み側に形成されたサイプが踏面か
らサイプ底部に向かってタイヤ半径方向に対して踏込み
側に傾斜していることを特徴とする。
【0024】請求項6記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0025】前記ブロックにおいてタイヤ周方向の踏込
み側のサイプは、傾斜方向が踏込み側側壁と同方向(踏
込み側)に傾斜し、蹴り出し側サイプは蹴り出し側側壁
と同方向(蹴り出し側)に傾斜していることにより、タ
イヤ装着方向に拘わらず踏込み側となるサイプが全て踏
込み側に傾斜することになるため、エッジ効果の向上が
確実に図られると共に、蹴り出し側の剛性が確保される
ため、操安性の向上・ブロック欠けの抑制が一層達成さ
れる。
み側のサイプは、傾斜方向が踏込み側側壁と同方向(踏
込み側)に傾斜し、蹴り出し側サイプは蹴り出し側側壁
と同方向(蹴り出し側)に傾斜していることにより、タ
イヤ装着方向に拘わらず踏込み側となるサイプが全て踏
込み側に傾斜することになるため、エッジ効果の向上が
確実に図られると共に、蹴り出し側の剛性が確保される
ため、操安性の向上・ブロック欠けの抑制が一層達成さ
れる。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、m個の踏込み側サイプおよびn個の蹴り出
し側サイプが形成されたブロックにおいて、前記踏込み
側サイプのタイヤ半径方向に対する傾斜角度の絶対値を
中央側から踏込み側に向かってそれぞれθ1〜θm、前記
蹴り出し側サイプの前記傾斜角度の絶対値を中央側から
蹴り出し側に向かってそれぞれδ1〜δn、踏込み側側壁
および蹴り出し側側壁の前記傾斜角度の絶対値をそれぞ
れθm+1、δn+1とした場合に、 θi<θi+1(iはm以下の自然数)、 δi<δi+1(iはn以下の自然数)、 であることを特徴とする。
明において、m個の踏込み側サイプおよびn個の蹴り出
し側サイプが形成されたブロックにおいて、前記踏込み
側サイプのタイヤ半径方向に対する傾斜角度の絶対値を
中央側から踏込み側に向かってそれぞれθ1〜θm、前記
蹴り出し側サイプの前記傾斜角度の絶対値を中央側から
蹴り出し側に向かってそれぞれδ1〜δn、踏込み側側壁
および蹴り出し側側壁の前記傾斜角度の絶対値をそれぞ
れθm+1、δn+1とした場合に、 θi<θi+1(iはm以下の自然数)、 δi<δi+1(iはn以下の自然数)、 であることを特徴とする。
【0027】請求項7記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0028】踏込み側側壁および踏込み側サイプの傾斜
角度の絶対値は、ブロックにおけるタイヤ周方向中央部
分から踏込み側側壁に向かって単調増加すると共に、蹴
り出し側側壁および蹴り出し側サイプの傾斜角度の絶対
値は、ブロックにおけるタイヤ周方向中央部分から蹴り
出し側側壁に向かって単調増加する。したがって、タイ
ヤ装着方向に拘わらず踏込み側のブロックエッジおよび
サイプエッジのエッジ効果を向上させることができ、更
にエッジ効果に寄与する割合が少ない中央側のサイプの
傾斜を少なくすることによってブロック剛性を維持し、
操安性、ブロック欠けの抑制を更に向上させることがで
きる。
角度の絶対値は、ブロックにおけるタイヤ周方向中央部
分から踏込み側側壁に向かって単調増加すると共に、蹴
り出し側側壁および蹴り出し側サイプの傾斜角度の絶対
値は、ブロックにおけるタイヤ周方向中央部分から蹴り
出し側側壁に向かって単調増加する。したがって、タイ
ヤ装着方向に拘わらず踏込み側のブロックエッジおよび
サイプエッジのエッジ効果を向上させることができ、更
にエッジ効果に寄与する割合が少ない中央側のサイプの
傾斜を少なくすることによってブロック剛性を維持し、
操安性、ブロック欠けの抑制を更に向上させることがで
きる。
【0029】請求項8記載の発明は、請求項1、5〜7
のいずれか1項記載の発明において、前記踏込み側側壁
および前記蹴り出し側側壁の傾斜角度の絶対値が1°〜
10°であることを特徴とする。
のいずれか1項記載の発明において、前記踏込み側側壁
および前記蹴り出し側側壁の傾斜角度の絶対値が1°〜
10°であることを特徴とする。
【0030】請求項8記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0031】ブロックの踏込み側側壁および蹴り出し側
側壁において、傾斜角度の絶対値を1°〜10°とする
ことにより、ブロックの踏込み側側壁および蹴り出し側
側壁の傾斜角度を適切に設定でき、エッジ効果向上、ブ
ロック剛性確保による操安性向上・ブロック欠けの抑制
が期待できる。一層好ましくは傾斜角度の絶対値を3°
〜8°とするのが望ましい。
側壁において、傾斜角度の絶対値を1°〜10°とする
ことにより、ブロックの踏込み側側壁および蹴り出し側
側壁の傾斜角度を適切に設定でき、エッジ効果向上、ブ
ロック剛性確保による操安性向上・ブロック欠けの抑制
が期待できる。一層好ましくは傾斜角度の絶対値を3°
〜8°とするのが望ましい。
【0032】請求項9記載の発明は、請求項2記載の発
明において、n個(nは自然数)のサイプが形成された
ブロックにおいて、前記踏込み側側壁のタイヤ半径方向
に対する傾斜角度をθ0、踏込み側から蹴り出し側に向
かって各サイプの前記傾斜角度をθ1〜θnとした場合
に、θi-1<θi(iはn以下の自然数)であることを特
徴とする。
明において、n個(nは自然数)のサイプが形成された
ブロックにおいて、前記踏込み側側壁のタイヤ半径方向
に対する傾斜角度をθ0、踏込み側から蹴り出し側に向
かって各サイプの前記傾斜角度をθ1〜θnとした場合
に、θi-1<θi(iはn以下の自然数)であることを特
徴とする。
【0033】請求項9記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0034】従来のブロックにおいて、サイプによって
区画された小ブロックのうち踏込み側の小ブロックは、
接地時に蹴り出し側の小ブロックに支持されるため接地
圧を高くなるのに対し、蹴り出し側の小ブロックは、接
地時に支持する小ブロックが減少するため接地圧が低く
なり、エッジ効果が小さくなる。これに対し、本発明の
ブロックでは、踏込み側側壁から離れるに従ってサイプ
の傾斜角度を大きくすることになり、従来踏込み側に比
べて小さかった蹴り出し側の接地圧を高くしてサイプエ
ッジ効果を増大させることができる。
区画された小ブロックのうち踏込み側の小ブロックは、
接地時に蹴り出し側の小ブロックに支持されるため接地
圧を高くなるのに対し、蹴り出し側の小ブロックは、接
地時に支持する小ブロックが減少するため接地圧が低く
なり、エッジ効果が小さくなる。これに対し、本発明の
ブロックでは、踏込み側側壁から離れるに従ってサイプ
の傾斜角度を大きくすることになり、従来踏込み側に比
べて小さかった蹴り出し側の接地圧を高くしてサイプエ
ッジ効果を増大させることができる。
【0035】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、蹴り出し側に最も近い前記サイプのタイ
ヤ半径方向に対する傾斜角度が1°〜l0°であること
を特徴とする。
発明において、蹴り出し側に最も近い前記サイプのタイ
ヤ半径方向に対する傾斜角度が1°〜l0°であること
を特徴とする。
【0036】請求項10記載の発明の作用について説明
する。
する。
【0037】蹴り出し側に最も近いサイプのタイヤ半径
方向に対する傾斜角度を1°〜10°とすることによ
り、蹴り出し側でのエッジ効果を効果的に引き出すこと
ができる。一層好ましくは傾斜角度を3°〜8°とする
のが望ましい。
方向に対する傾斜角度を1°〜10°とすることによ
り、蹴り出し側でのエッジ効果を効果的に引き出すこと
ができる。一層好ましくは傾斜角度を3°〜8°とする
のが望ましい。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る空気
入りタイヤを図1〜図4を参照して説明する。
入りタイヤを図1〜図4を参照して説明する。
【0039】図1に示すように、本実施形態の空気入り
タイヤ10のトレッド12には、タイヤ周方向(矢印A
方向、以下A方向という)に沿って延びる主溝14と、
タイヤ幅方向(矢印B方向、以下B方向という)に沿っ
て延びるラグ溝16によって区画されたブロック18が
複数形成されている。
タイヤ10のトレッド12には、タイヤ周方向(矢印A
方向、以下A方向という)に沿って延びる主溝14と、
タイヤ幅方向(矢印B方向、以下B方向という)に沿っ
て延びるラグ溝16によって区画されたブロック18が
複数形成されている。
【0040】ブロック18は、図2に示すように、B方
向から側面視した形状である略直方体形状である。すな
わち、A方向の踏込み側側壁20がタイヤ半径方向(矢
印C方向、以下C方向という)対して傾斜して、すなわ
ち、ラグ溝16の底部に向かってブロックの水平断面積
が増大するように形成されており、蹴り出し側側壁22
はC方向に沿って形成されている。また、ブロック18
には、B方向の側面24、26に対して開口している
(両側開口)サイプ28A〜28Cが等間隔をあけて形
成されている。したがって、ブロック18の踏面30側
は、サイプ28A〜28Cによって小ブロック32A〜
32Dに区画されている。
向から側面視した形状である略直方体形状である。すな
わち、A方向の踏込み側側壁20がタイヤ半径方向(矢
印C方向、以下C方向という)対して傾斜して、すなわ
ち、ラグ溝16の底部に向かってブロックの水平断面積
が増大するように形成されており、蹴り出し側側壁22
はC方向に沿って形成されている。また、ブロック18
には、B方向の側面24、26に対して開口している
(両側開口)サイプ28A〜28Cが等間隔をあけて形
成されている。したがって、ブロック18の踏面30側
は、サイプ28A〜28Cによって小ブロック32A〜
32Dに区画されている。
【0041】踏込み側側壁20およびサイプ28A〜2
8CのC方向に対する傾斜角度θ1〜θ4とすると、こ
れらの傾斜角度の関係はθ1>θ2>θ3>θ4とされ
ている。ここで、傾斜角度とは、B方向からの側面視に
おける傾斜角度である。
8CのC方向に対する傾斜角度θ1〜θ4とすると、こ
れらの傾斜角度の関係はθ1>θ2>θ3>θ4とされ
ている。ここで、傾斜角度とは、B方向からの側面視に
おける傾斜角度である。
【0042】このように構成された空気入りタイヤ10
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0043】ブロック18は、エッヂ効果に最も有効に
作用する踏込み側側壁20をC方向に対して傾斜させた
ため、踏面30の面積を減少させることなく、小ブロッ
ク32Aの剛性を高めて雪面に対する小ブロック32A
の貫入量を増加させて雪上トラクション性能を向上させ
た。また、踏面30の面積を減少させていないため、い
わゆるネガティブ比が従来のタイヤと比較して変化せ
ず、氷上性能が劣化することを防止できる。
作用する踏込み側側壁20をC方向に対して傾斜させた
ため、踏面30の面積を減少させることなく、小ブロッ
ク32Aの剛性を高めて雪面に対する小ブロック32A
の貫入量を増加させて雪上トラクション性能を向上させ
た。また、踏面30の面積を減少させていないため、い
わゆるネガティブ比が従来のタイヤと比較して変化せ
ず、氷上性能が劣化することを防止できる。
【0044】また、踏込み側側壁20だけでなく、サイ
プ28A〜28Cもタイヤ半径方向に対して踏込み側側
壁20と同方向に傾斜しているため、ブロック32B〜
32Dの踏面30とサイプ28A〜28Cの踏込み側
(矢印A1方向)の角(サイプエッジ)によってエッヂ
効果が効果的に得られ、雪上トラクション性能が向上す
る。
プ28A〜28Cもタイヤ半径方向に対して踏込み側側
壁20と同方向に傾斜しているため、ブロック32B〜
32Dの踏面30とサイプ28A〜28Cの踏込み側
(矢印A1方向)の角(サイプエッジ)によってエッヂ
効果が効果的に得られ、雪上トラクション性能が向上す
る。
【0045】さらに、踏込み側側壁20およびサイプ2
8A〜28Cの傾斜角度θ1〜θ4が踏込み側から蹴り
出し側(矢印A2方向)に向かって減少しているため、
雪上トラクション性能に最も効果のある踏込み側でエッ
ヂ効果の向上を図り、雪上トラクション性能への寄与が
小さい蹴り出し側に向かってサイプ28A〜28Cの傾
斜角度θ2〜θ4を小さくしていくことにより、ブロッ
ク18全体の剛性を確保している。
8A〜28Cの傾斜角度θ1〜θ4が踏込み側から蹴り
出し側(矢印A2方向)に向かって減少しているため、
雪上トラクション性能に最も効果のある踏込み側でエッ
ヂ効果の向上を図り、雪上トラクション性能への寄与が
小さい蹴り出し側に向かってサイプ28A〜28Cの傾
斜角度θ2〜θ4を小さくしていくことにより、ブロッ
ク18全体の剛性を確保している。
【0046】なお、傾斜角度θ1〜θ4が1°を下回る
と踏込み部の接地圧が不足し、10°を上回ると蹴り出
し側ブロック剛性(サイプ28A〜28Cによって区画
される小ブロック32A〜32Dのエッヂ角度が鋭角に
なる部分の剛性)が小さくなって操安性が悪化し、ブロ
ック欠けが発生する。したがって、傾斜角度θ1〜θ4
を1°〜10°とすることにより、エッジ効果を適切に
引き出し、かつブロック剛性の低下を防ぐことができ
る。なお、この傾斜角度θ1〜θ4は、3°〜8°が一
層好適である。
と踏込み部の接地圧が不足し、10°を上回ると蹴り出
し側ブロック剛性(サイプ28A〜28Cによって区画
される小ブロック32A〜32Dのエッヂ角度が鋭角に
なる部分の剛性)が小さくなって操安性が悪化し、ブロ
ック欠けが発生する。したがって、傾斜角度θ1〜θ4
を1°〜10°とすることにより、エッジ効果を適切に
引き出し、かつブロック剛性の低下を防ぐことができ
る。なお、この傾斜角度θ1〜θ4は、3°〜8°が一
層好適である。
【0047】次に、本発明の第2実施形態に係る空気入
りタイヤについて、図4を参照して説明する。第1実施
形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その
詳細な説明を省略する。
りタイヤについて、図4を参照して説明する。第1実施
形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その
詳細な説明を省略する。
【0048】ブロック18の蹴り出し側側壁22がタイ
ヤ半径方向に対して傾斜しており、踏込み側側壁20と
反対方向に傾斜している。また、踏面30において踏込
み側と蹴り出し側から等距離の位置に形成されたサイプ
28Bがタイヤ半径方向(θ3=0°)に形成され、サ
イプ28Bよりも踏込み側に形成されたサイプ28A
は、踏込み側側壁20と同方向に傾斜し、サイプ28B
よりも蹴り出し側に形成されたサイプ28Cは、蹴り出
し側側壁22と同方向に傾斜している。なお、ここで、
側壁20、22およびサイプ28A〜28Cの傾斜角度
θ1〜θ5は、|θ1|>|θ2|>|θ3|、|θ5
|>|θ4|>|θ3|の関係が成立している。
ヤ半径方向に対して傾斜しており、踏込み側側壁20と
反対方向に傾斜している。また、踏面30において踏込
み側と蹴り出し側から等距離の位置に形成されたサイプ
28Bがタイヤ半径方向(θ3=0°)に形成され、サ
イプ28Bよりも踏込み側に形成されたサイプ28A
は、踏込み側側壁20と同方向に傾斜し、サイプ28B
よりも蹴り出し側に形成されたサイプ28Cは、蹴り出
し側側壁22と同方向に傾斜している。なお、ここで、
側壁20、22およびサイプ28A〜28Cの傾斜角度
θ1〜θ5は、|θ1|>|θ2|>|θ3|、|θ5
|>|θ4|>|θ3|の関係が成立している。
【0049】このように構成された空気入りタイヤの作
用について説明する。
用について説明する。
【0050】蹴り出し側側壁22が踏込み側側壁20と
反対方向に傾斜しているため、蹴り出し側においても小
ブロック32Dの剛性の向上が図られ、雪面に対する小
ブロック32Dの貫入量が増加する。この結果、雪上ト
ラクション性能の向上が図られる。また、蹴り出し側の
小ブロック32Dの剛性が向上したことにより、操安
性、ブロック欠け性の向上が期待できる。
反対方向に傾斜しているため、蹴り出し側においても小
ブロック32Dの剛性の向上が図られ、雪面に対する小
ブロック32Dの貫入量が増加する。この結果、雪上ト
ラクション性能の向上が図られる。また、蹴り出し側の
小ブロック32Dの剛性が向上したことにより、操安
性、ブロック欠け性の向上が期待できる。
【0051】また、踏面30においてA方向両端部から
等距離の位置に開口するサイプ28Bを挟んで反対側の
サイプ28A、28Cは、それぞれ踏込み側側壁20、
蹴り出し側側壁22と同方向に傾斜しているため、サイ
プ28Bを挟んで略線対称ということになる。したがっ
て、空気入りタイヤの装着方向が限定されないという効
果がある。また、後進する(逆回転する)場合にも十分
な雪上トラクション性能を確保することができる。
等距離の位置に開口するサイプ28Bを挟んで反対側の
サイプ28A、28Cは、それぞれ踏込み側側壁20、
蹴り出し側側壁22と同方向に傾斜しているため、サイ
プ28Bを挟んで略線対称ということになる。したがっ
て、空気入りタイヤの装着方向が限定されないという効
果がある。また、後進する(逆回転する)場合にも十分
な雪上トラクション性能を確保することができる。
【0052】さらに、中央側のサイプ28Bから踏込み
側側壁20、蹴り出し側側壁22それぞれに向かって傾
斜角度の絶対値が増加しているため、タイヤの装着方向
に拘わらず、最もエッジ効果に寄与する踏込み側におい
てエッジ効果が大きく向上し、中央側においてサイプの
傾斜角度が小さいため剛性が確保されて操安性の向上お
よびブロック欠けの抑制が達成される。
側側壁20、蹴り出し側側壁22それぞれに向かって傾
斜角度の絶対値が増加しているため、タイヤの装着方向
に拘わらず、最もエッジ効果に寄与する踏込み側におい
てエッジ効果が大きく向上し、中央側においてサイプの
傾斜角度が小さいため剛性が確保されて操安性の向上お
よびブロック欠けの抑制が達成される。
【0053】なお、本実施形態では、中央部に形成され
たサイプ28Bの傾斜角度は0°であったが、傾斜角度
の絶対値が踏込み側、蹴り出し側で隣接するサイプ28
Aおよびサイプ28Cの傾斜角度の絶対値よりも小さけ
ればタイヤ半径方向に対していずれかに傾斜していても
良い。
たサイプ28Bの傾斜角度は0°であったが、傾斜角度
の絶対値が踏込み側、蹴り出し側で隣接するサイプ28
Aおよびサイプ28Cの傾斜角度の絶対値よりも小さけ
ればタイヤ半径方向に対していずれかに傾斜していても
良い。
【0054】続いて、本発明の第3実施形態に係る空気
入りタイヤについて、図5を参照して説明する。第1実
施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。
入りタイヤについて、図5を参照して説明する。第1実
施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。
【0055】ブロック18の踏込み側側壁20およびサ
イプ28A〜28Cの傾斜角度θ1〜θ4の関係がθ1
<θ2<θ3<θ4となるように形成されている。
イプ28A〜28Cの傾斜角度θ1〜θ4の関係がθ1
<θ2<θ3<θ4となるように形成されている。
【0056】このように構成された空気入りタイヤの作
用について説明する。
用について説明する。
【0057】通常、ブロックにおいて、サイプ28A〜
28Cによって区画された小ブロック30A〜30Dの
うち踏込み側の小ブロック30Aは、接地時に蹴り出し
側の小ブロック30B〜30Dに支持されるため接地圧
を高くなるのに対し、蹴り出し側の小ブロック30D
は、接地時に支持する小ブロックがないため接地圧が低
くなり、エッジ効果が小さくなる。ところが、蹴り出し
側に向かってサイプの傾斜角度を大きくすることにな
り、踏込み側に比べて小さかった蹴り出し側の接地圧を
高くしてサイプエッジ効果を増大させることができる。
この結果、雪上トラクション性能が向上する。 [試験例]以上の作用効果を確認するために、以下のよ
うな試験を行なった。試験タイヤのリム及び内圧は、J
ATMAYEAR BOOK(1999、日本自動車タ
イヤ協会規格)にて定めるラジアルプライタイヤのサイ
ズに対応する適用リム及び空気圧−負荷能力対応表に基
づく。
28Cによって区画された小ブロック30A〜30Dの
うち踏込み側の小ブロック30Aは、接地時に蹴り出し
側の小ブロック30B〜30Dに支持されるため接地圧
を高くなるのに対し、蹴り出し側の小ブロック30D
は、接地時に支持する小ブロックがないため接地圧が低
くなり、エッジ効果が小さくなる。ところが、蹴り出し
側に向かってサイプの傾斜角度を大きくすることにな
り、踏込み側に比べて小さかった蹴り出し側の接地圧を
高くしてサイプエッジ効果を増大させることができる。
この結果、雪上トラクション性能が向上する。 [試験例]以上の作用効果を確認するために、以下のよ
うな試験を行なった。試験タイヤのリム及び内圧は、J
ATMAYEAR BOOK(1999、日本自動車タ
イヤ協会規格)にて定めるラジアルプライタイヤのサイ
ズに対応する適用リム及び空気圧−負荷能力対応表に基
づく。
【0058】実施例として試作したタイヤのタイヤサイ
ズは195/65R15である。側壁20、22の傾斜
角度(θ1、θ5)及びサイプ28A〜28Cの傾斜角
度(θ2、θ3、θ4)は表1に示すように設定した
(図6(B)参照)。傾斜角度は、タイヤ半径方向から
の側面視において踏面からブロック基部に向かってタイ
ヤ半径方向から踏込み側に傾斜する方向を正、蹴り出し
側を負とした。
ズは195/65R15である。側壁20、22の傾斜
角度(θ1、θ5)及びサイプ28A〜28Cの傾斜角
度(θ2、θ3、θ4)は表1に示すように設定した
(図6(B)参照)。傾斜角度は、タイヤ半径方向から
の側面視において踏面からブロック基部に向かってタイ
ヤ半径方向から踏込み側に傾斜する方向を正、蹴り出し
側を負とした。
【0059】なお、ブロックの寸法は図6(A)、
(B)に示すように設定した。すなわち,ブロック18
には、図6(B)に示すように、両側開口タイプでサイ
プ28A〜28Cが3本設けられている。ブロック18
のサイズは、踏面30における長さL×幅Wが28mm
×20mm、高さHが9mmである。サイプ28A〜2
8Cの踏面30からの垂直深さDが7.5mmである。
また、図6(A)に示すように、踏面30における側壁
20、22からサイプ28A、28Cまでの距離Fが7
mm、隣接するサイプ28A〜28C同士の距離Gが7
mmに形成されている。
(B)に示すように設定した。すなわち,ブロック18
には、図6(B)に示すように、両側開口タイプでサイ
プ28A〜28Cが3本設けられている。ブロック18
のサイズは、踏面30における長さL×幅Wが28mm
×20mm、高さHが9mmである。サイプ28A〜2
8Cの踏面30からの垂直深さDが7.5mmである。
また、図6(A)に示すように、踏面30における側壁
20、22からサイプ28A、28Cまでの距離Fが7
mm、隣接するサイプ28A〜28C同士の距離Gが7
mmに形成されている。
【0060】試験は上記のタイヤを6J−15のリムに
内圧200kPaで組み付け、乗用車に装着して雪道の
発進テストを行なった。発進テストは静止状態からアク
セルを全開し、50m走行するまでの時間(加速タイ
ム)で評価を行った。結果は加速タイムの指数で表現
し、指数大が良である。また、熟練ドライバーによって
操安性をフィーリング評価した。比較例1の操安性を1
00とした指数評価で、指数大が良である。試験結果を
表1〜表3に示す。
内圧200kPaで組み付け、乗用車に装着して雪道の
発進テストを行なった。発進テストは静止状態からアク
セルを全開し、50m走行するまでの時間(加速タイ
ム)で評価を行った。結果は加速タイムの指数で表現
し、指数大が良である。また、熟練ドライバーによって
操安性をフィーリング評価した。比較例1の操安性を1
00とした指数評価で、指数大が良である。試験結果を
表1〜表3に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】表1より、第1実施形態と同様に構成した
場合(θ1>θ2>θ3>θ4)、傾斜角度が大きい方
が加速タイムが向上するが、踏込み側側壁20の傾斜角
度θ1が12°になると操安性が低下してしまう。ま
た、傾斜角度θ1が0.5°となると加速タイムが向上
しない。したがって、踏込み側側壁20の傾斜角度θ1
は1°≦θ1≦10°であれば良好であり、3°≦θ1
≦8°であれば操安性も向上して一層良好であることが
確認された。
場合(θ1>θ2>θ3>θ4)、傾斜角度が大きい方
が加速タイムが向上するが、踏込み側側壁20の傾斜角
度θ1が12°になると操安性が低下してしまう。ま
た、傾斜角度θ1が0.5°となると加速タイムが向上
しない。したがって、踏込み側側壁20の傾斜角度θ1
は1°≦θ1≦10°であれば良好であり、3°≦θ1
≦8°であれば操安性も向上して一層良好であることが
確認された。
【0065】表2より、第2実施形態と同様に構成した
場合(|θ1|>|θ2|>|θ3|、|θ3|<|θ
4|<|θ5|)、傾斜角度の絶対値を大きくする方が
加速タイムが向上するが、踏込み側側壁20、蹴り出し
側側壁22の傾斜角度(絶対値)|θ1|、|θ5|が
12°になると操安性が低下してしまう。また、踏込み
側側壁20、蹴り出し側側壁22の傾斜角度(絶対値)
|θ1|、|θ5|が0.8°となると加速タイムが向
上しない。したがって、踏込み側側壁20、蹴り出し側
側壁22の傾斜角度(絶対値)が1°≦|θ1|≦10
°、1°≦|θ5|≦10°であれば良好であり、3°
≦|θ1|≦8°、3°≦|θ5|≦8°であれば操安
性も向上して一層良好であることが確認された。
場合(|θ1|>|θ2|>|θ3|、|θ3|<|θ
4|<|θ5|)、傾斜角度の絶対値を大きくする方が
加速タイムが向上するが、踏込み側側壁20、蹴り出し
側側壁22の傾斜角度(絶対値)|θ1|、|θ5|が
12°になると操安性が低下してしまう。また、踏込み
側側壁20、蹴り出し側側壁22の傾斜角度(絶対値)
|θ1|、|θ5|が0.8°となると加速タイムが向
上しない。したがって、踏込み側側壁20、蹴り出し側
側壁22の傾斜角度(絶対値)が1°≦|θ1|≦10
°、1°≦|θ5|≦10°であれば良好であり、3°
≦|θ1|≦8°、3°≦|θ5|≦8°であれば操安
性も向上して一層良好であることが確認された。
【0066】表3より、第3実施形態と同様に構成した
場合(θ1<θ2<θ3<θ4)、傾斜角度が大きい方
が加速タイムが向上するが、サイプ28Cの傾斜角度θ
4が12°になると操安性が低下してしまう。また、サ
イプ28Cの傾斜角度θ4が0.8°となると加速タイ
ムが向上がしない。したがって、サイプ28Cの傾斜角
度θ4が1°≦θ4≦10°であれば良好であり、3°
≦θ4≦8°であれば操安性も向上して一層良好である
ことが確認された。
場合(θ1<θ2<θ3<θ4)、傾斜角度が大きい方
が加速タイムが向上するが、サイプ28Cの傾斜角度θ
4が12°になると操安性が低下してしまう。また、サ
イプ28Cの傾斜角度θ4が0.8°となると加速タイ
ムが向上がしない。したがって、サイプ28Cの傾斜角
度θ4が1°≦θ4≦10°であれば良好であり、3°
≦θ4≦8°であれば操安性も向上して一層良好である
ことが確認された。
【0067】このように、踏込み側側壁及びサイプの傾
斜角度を適切に設定することにより雪上トラクション性
が向上していることが確認された。
斜角度を適切に設定することにより雪上トラクション性
が向上していることが確認された。
【0068】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、本発明のように踏込み側側壁及びサイプの傾斜角度
を適正化すれば氷上性能を損なうことなく雪上トラクン
ヨン性を向上させたタイヤを提供することができる。
に、本発明のように踏込み側側壁及びサイプの傾斜角度
を適正化すれば氷上性能を損なうことなく雪上トラクン
ヨン性を向上させたタイヤを提供することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの
トレッド平面図である。
トレッド平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブロックの斜視図
である。
である。
【図3】本発明に係るブロックの雪面に貫入状態説明図
である。
である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るブロックの斜視図
である。
である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るブロックの斜視図
である。
である。
【図6】(A)は試験に供されるブロックの踏面におけ
る平面寸法説明図であり、(B)は当該ブロックの斜視
寸法説明図である。
る平面寸法説明図であり、(B)は当該ブロックの斜視
寸法説明図である。
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 14 主溝 16 ラグ溝 18 ブロック 20 踏込み側側壁 22 蹴り出し側側壁 28A〜28C サイプ 30 踏面
Claims (10)
- 【請求項1】 トロイド状ラジアルカーカスのクラウン
部周上に、複数枚のベルト層とトレッドを順次備え、前
記トレッド表面において、タイヤ周方向に形成された主
溝と前記主溝と交差する方向に形成されたラグ溝とによ
って区画されたブロックにサイプが形成された空気入り
タイヤにおいて、 前記ブロックの踏込み側側壁が踏面からブロック基部に
向かってタイヤ半径方向に対して踏込み側に傾斜し、か
つ少なくとも一つの前記サイプが踏面からサイプ底部に
向かってタイヤ半径方向に対して踏込み側に傾斜してい
ることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記ブロックに形成された全てのサイプ
が踏面からサイプ底部に向かってタイヤ半径方向に対し
て踏込み側に傾斜していることを特徴とする請求項1に
記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 n個(nは自然数)のサイプが形成され
たブロックにおいて、前記踏込み側側壁のタイヤ半径方
向に対する傾斜角度をθ0、踏込み側から蹴り出し側に
向かって各サイプの前記傾斜角度をθ1〜θnとした場合
に、 θi-1>θi(iはn以下の自然数) であることを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項4】 前記踏込み側側壁および前記サイプのタ
イヤ半径方向に対する傾斜角度が1°〜10°であるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空
気入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記ブロックの蹴り出し側側壁が踏面か
らタイヤ基部に向かってタイヤ半径方向に対して蹴り出
し側に傾斜しており、ブロックにおいて蹴り出し側に形
成されたサイプのうち少なくとも一つが踏面からサイプ
底部に向かってタイヤ半径方向に対して蹴り出し側に傾
斜していることを特徴とする請求項1に記載の空気入り
タイヤ。 - 【請求項6】 前記ブロックにおいて蹴り出し側に形成
されたサイプが踏面からサイプ底部に向かってタイヤ半
径方向に対して蹴り出し側に傾斜しており、前記ブロッ
クにおいて踏込み側に形成されたサイプが踏面からサイ
プ底部に向かってタイヤ半径方向に対して踏込み側に傾
斜していることを特徴とする請求項1または5に記載の
空気入りタイヤ。 - 【請求項7】 m個の踏込み側サイプおよびn個の蹴り
出し側サイプが形成されたブロックにおいて、前記踏込
み側サイプのタイヤ半径方向に対する傾斜角度の絶対値
を中央側から踏込み側に向かってそれぞれθ1〜θm、前
記蹴り出し側サイプの前記傾斜角度の絶対値を中央側か
ら蹴り出し側に向かってそれぞれδ1〜δn、踏込み側側
壁および蹴り出し側側壁の前記傾斜角度の絶対値をそれ
ぞれθ m+1、δn+1とした場合に、 θi<θi+1(iはm以下の自然数)、 δi<δi+1(iはn以下の自然数)、 であることを特徴とする請求項6に記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項8】 前記踏込み側側壁および前記蹴り出し側
側壁の傾斜角度の絶対値が1°〜10°であることを特
徴とする請求項1、5〜7のいずれか1項記載の空気入
りタイヤ。 - 【請求項9】 n個(nは自然数)のサイプが形成され
たブロックにおいて、前記踏込み側側壁のタイヤ半径方
向に対する傾斜角度をθ0、踏込み側から蹴り出し側に
向かって各サイプの前記傾斜角度をθ1〜θnとした場合
に、 θi-1<θi(iはn以下の自然数) であることを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項10】 蹴り出し側に最も近い前記サイプのタ
イヤ半径方向に対する傾斜角度が1°〜l0°であるこ
とを特徴とする請求項1、2、9のいずれか1項に記載
の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24535699A JP2001063318A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24535699A JP2001063318A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063318A true JP2001063318A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17132464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24535699A Pending JP2001063318A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001063318A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182279A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
WO2009115606A1 (fr) * | 2008-03-20 | 2009-09-24 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Sculpture pour bande de roulement de pneu |
JP2009292229A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2011088539A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
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