JP2001063063A - 荷電制御型インクジェットプリンタ - Google Patents

荷電制御型インクジェットプリンタ

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JP2001063063A JP24232299A JP24232299A JP2001063063A JP 2001063063 A JP2001063063 A JP 2001063063A JP 24232299 A JP24232299 A JP 24232299A JP 24232299 A JP24232299 A JP 24232299A JP 2001063063 A JP2001063063 A JP 2001063063A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印写面が傾斜している被印写物に対しても、
印写列の各文字または各記号等を一定の高さにした印写
処理を行える荷電制御型インクジェットプリンタを提供
する。 【解決手段】 各行において固定されている帯電電圧デ
ータを、RAM23に記憶されている変換式を用いて帯
電電圧変換回路24にて変換し、変換した帯電電圧デー
タに応じた印写列の列毎に異なる帯電電圧を、噴射ノズ
ル10からのインク粒子に帯電電圧器26にて選択的に
印加する。この変換式は、ユーザが設定する印写パター
ンに応じて、プリンタ内で自動的に算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に噴射した
インク粒子を選択的に帯電させ、帯電させたインク粒子
を被印写物に打ちつけて印写処理を行う荷電制御型イン
クジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】圧力(印写圧)を加えることなく印写処
理を行うプリンタの一種としてインクジェットプリンタ
がある。このインクジェットプリンタでは、インクの微
細な粒子をノズルから噴射させて被印写物に打ちつけて
ドットパターンを形成することにより、印写処理を行
う。このインク粒子の制御方法によって、荷電制御方式
とオンデマンド方式とがある。
【0003】前者の荷電制御方式では、インク粒子を連
続的に噴射させながらパルス電位で帯電させ、偏向電極
の間を通過させることにより帯電量に応じて偏向させて
被印写物の所定位置に打ちつけ、ドットパターンを被印
写物に形成して印写処理を行い、不用なインク粒子はガ
ターと称する回収器で回収して再利用する。なお、この
方式を採用する荷電制御型インクジェットプリンタは、
インク粒子を連続的に噴射させるので、コンティニュア
スインクジェットプリンタとも呼ばれている。
【0004】食料品を機械工業的に製造する企業では、
製造した食料品の収納箱,収納容器,収納袋等の物品に
その食料品の特徴を示す情報(製造年月日,賞味期限,
品名等)を印写するために、産業用インクジェットプリ
ンタが広く利用されている。このような場合には、ベル
トコンベアにて搬送移動される上記収納箱,収納容器,
収納袋等の物品に連続的に印写処理を行うことが一般的
であり、産業用インクジェットプリンタとして、荷電制
御方式を採用した荷電制御型インクジェットプリンタが
広く使用されている。
【0005】図4は、荷電制御型インクジェットプリン
タに備えられたプリンタヘッドの構成を示す模式図であ
る。プリンタヘッド1は、噴射ノズル10,ガター1
1,帯電電極12及び偏向電極13を、矩形箱形をなす
ハウジング14の内部に備えて構成されている。
【0006】噴射ノズル10には、インク及びその溶剤
が供給され、これらは噴射ノズル10の一側に設けた小
径の噴射孔10aを経て、図中に矢符により示す如く噴
射される。噴射ノズル10の内部には、高周波電圧の印
加により自励振動するピエゾ振動子10bが設けられて
おり、ピエゾ振動子10bをインクの噴射中に振動させ
ると、プリンタヘッド1から噴射されるインクは、その
噴射経路の中途にて相互に分離し、所定の間隔にて並ぶ
インク粒子となって飛翔する。
【0007】ガター11は、以上の如き噴射の方向に噴
射ノズル10に対向するように配してあり、噴射ノズル
10から噴射されて直進するインク粒子を、捕捉して回
収する。
【0008】帯電電極12は、噴射ノズル10からガタ
ー11に至るインク粒子の噴射経路の中でインク粒子へ
の分離が生じる位置に配設されており、偏向電極13
は、その分離が生じる位置の直後に配設されている。相
互に分離したインク粒子は選択的に、帯電電極12の配
設位置を通過するとき、その印加電圧に応じて帯電せし
められ、個々に異なる電荷を有して偏向電極13の配設
位置を通過する。偏向電極13の配設位置には、高圧の
直流電圧の印加により所定の強度の電界が形成されてお
り、この電界の作用によりインク粒子は、夫々の電荷に
応じて偏向される。
【0009】このように偏向されたインク粒子は、プリ
ンタヘッド1のハウジング14に形成された送出口15
を経て外部に飛び出し、図示しない被印写物に印写せし
められる。このときの印写位置は、帯電電極12での印
加電圧(帯電電圧)を、各インク粒子の分離に同期させ
て制御し、夫々のインク粒子の帯電量を各別に変更し
て、偏向電極13での電界の作用による偏向量を増減す
ることにより変更される。なお、噴射ノズル10から噴
射されるインク粒子の多くは、帯電電極12の通過時に
帯電させず、偏向電極13での電界の作用により偏向さ
せることなく直進せしめ、ガター11に捕捉して回収す
る。
【0010】以上のように、噴射ノズル10からインク
粒子を連続的に噴射させつつ帯電電極12の印加電圧
(帯電電圧)を制御することにより、偏向の方向と交叉
する方向に移動せしめられる被印写物の表面に文字、図
形等の所望のパターンを形成することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような荷電制御型
インクジェットプリンタにて、例えば、図5に示すよう
な7ドットの文字列「AB」を被印写物に印写する場
合、プリンタヘッド1から印写位置への距離が各行にお
いて異なるので、各行におけるインク粒子への帯電電圧
は異ならせる必要がある。帯電電圧が大きい場合には偏
向距離は長く、帯電電圧が小さい場合には偏向距離は短
くなるので、1行目(1ドット目)には最も低い帯電電
圧を印加し、行数(ドット数)が大きくなるに従って印
加する帯電電圧を順次大きくし、7行目(7ドット目)
には最も高い帯電電圧を印加するようにしている。この
ような帯電電圧は各行において固定値であり、各行にお
ける帯電電圧のデータは、メモリに格納されている。
【0012】よって、被印写物の印写面が水平であっ
て、プリンタヘッド1と被印写物との距離が一定である
場合には、この固定値の帯電電圧のデータに基づいて印
写される文字列の各文字の高さは常に一定となる。しか
しながら、図6に示す如き印写面が水平でなくて傾斜し
ているような被印写物Mに、荷電制御型インクジェット
プリンタにて文字列「AB」を印写した場合には、プリ
ンタヘッド1,文字「A」の印写面間の距離と、プリン
タヘッド1,文字「B」の印写面間の距離とが異なり、
即ち、前者の距離が後者の距離より長くなるので、図7
に示すように、文字「A」,文字「B」の印写高さが一
定でなく、文字「A」が文字「B」より高い位置に印写
されることになるという問題がある。
【0013】なお、各行の全ての列について最適な帯電
電圧データを記憶しておけば、印写高さを一定にした印
写処理は可能であるが、大容量のメモリが必要であると
いう問題がある。
【0014】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、プリンタヘッドと被印写物との距離が一定でな
いような被印写物に対しても印写列の各文字または各記
号等を一定の高さにした印写処理を行える荷電制御型イ
ンクジェットプリンタを提供することを目的とする。
【0015】本発明の他の目的は、少ないメモリ容量に
て、上記のような被印写物に対応できる荷電制御型イン
クジェットプリンタを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る荷電制御
型インクジェットプリンタは、連続的に噴射したインク
粒子を選択的に帯電させ、帯電させたインク粒子を被印
写物に複数行にわたって打ちつけて印写処理を行うこと
とし、前記インク粒子を帯電させる際の帯電電圧を同一
の行にあっては同一の帯電電圧データに基づいて設定す
るようにした荷電制御型インクジェットプリンタにおい
て、前記同一の帯電電圧データを変換式に従って変換す
る手段と、変換した帯電電圧データに基づいて設定した
帯電電圧をインク粒子に選択的に印加する手段とを備え
ることを特徴とする。
【0017】請求項2に係る荷電制御型インクジェット
プリンタは、請求項1において、前記変換式は、前記被
印写物の印写面の形状に応じて設定すべくなしてあるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項3に係る荷電制御型インクジェット
プリンタは、請求項1または2において、印写パターン
を示す入力を受け付ける手段と、受け付けた印写パター
ンを表示する表示手段と、受け付けた印写パターンに応
じて前記変換式を算出する手段とを更に備えることを特
徴とする。
【0019】本発明の荷電制御型インクジェットプリン
タにあっては、印写列の各行に設定されている固定の帯
電電圧データを、変換式に従って変換し、変換された帯
電電圧データに従って、印写処理を行う。よって、印写
面が傾斜していて、プリンタヘッドと被印写物との距離
が一定でないような被印写物に対しても、印写列の各文
字または各記号等を一定の高さにした印写処理を行え
る。
【0020】また、本発明の荷電制御型インクジェット
プリンタにあっては、被印写物の印写面の形状に応じ
て、変換式を任意に設定する。よって、様々な形状の印
写面を有する任意の被印写物に対して、常に最適な変換
式を設定でき、印写列の各文字または各記号等を一定の
高さにした印写処理を行える。
【0021】更に、本発明の荷電制御型インクジェット
プリンタにあっては、ユーザにて入力設定された印写パ
ターンを表示し、その印写パターンに応じて変換式を自
動的に算出する。よって、ユーザが変換式を算出する手
間を省くことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面を参照して具体的に説明する。
【0023】図1は本発明の荷電制御型インクジェット
プリンタの機能ブロック図である。本発明の荷電制御型
インクジェットプリンタは、プリンタヘッド1,CPU
21,ROM22,RAM23,帯電電圧変換回路2
4,偏向電圧器25,帯電電圧器26,発振電圧器2
7,操作入力器28,表示器29及び変換式算出器30
等を備えている。
【0024】プリンタヘッド1は、前述した図4に示す
従来のプリンタヘッド1と同様の構成をなしており、内
部にピエゾ振動子10bを有し、噴射孔10aからイン
ク粒子を噴射する噴射ノズル10と、噴射ノズル10に
よる噴射の経路に略正対するように配されたインク粒子
回収用のガター11と、噴射ノズル10からガター11
に至る噴射経路に沿って並設された帯電電極12及び偏
向電極13とを、送出口15を形成した箱形をなすハウ
ジング14の内部に備えている。
【0025】CPU21は、バス31を介してハードウ
ェアの動作を制御すると共に、ROM22に記憶された
コンピュータプログラムに従って、種々のソフトウェア
的機能を実行する。ROM22は、荷電制御型インクジ
ェットプリンタの動作に必要な種々のコンピュータプロ
グラムを予め記憶している。また、ROM22は、印写
する文字列の各行に割り当てて予め設定されている固定
の帯電電圧データを記憶している。RAM23は、コン
ピュータプログラムの実行時に発生する一時的なデータ
を記憶する。また、RAM23は、被印写物に対して、
文字列の各行における最適な帯電電圧を求めるために、
上記固定の帯電電圧データを変換する際の変換式を記憶
する。
【0026】帯電電圧変換回路24は、変換式に従って
固定の帯電電圧データを最適な帯電電圧データに変換す
る。偏向電圧器25は、プリンタヘッド1内の偏向電極
13に、所定の高圧の直流電圧を印加する。制御電圧器
26は、プリンタヘッド1内の帯電電極12に、変換さ
れた帯電電圧データに応じた電圧を印加する。発振電圧
器27は、プリンタヘッド1内のピエゾ振動子10bへ
高周波電圧を印加する。
【0027】操作入力器28は、ユーザによる印写パタ
ーンの設定等の外部入力を受け付ける。表示器29は、
操作入力器28を介してユーザによって設定された印写
パターンを表示する。変換式算出器30は、ユーザによ
って設定された印写パターンに応じて、上記変換式を算
出する。算出された変換式はRAM23に記憶される。
【0028】次に、本発明の荷電制御型インクジェット
プリンタの動作について説明する。まず、本発明の荷電
制御型インクジェットプリンタにおける帯電電圧データ
及び変換式の一例について、7ドットの文字列を印写す
る場合を例にして説明する。
【0029】下記表1に、各行において固定の帯電電圧
データ及び各行における変換式の一例を示す。表1にお
いて、b1 〜b7 は、各1〜7行目(1〜7ドット目)
における固定の帯電電圧データを示し、変換式における
aは列番目を示す。
【0030】
【表1】
【0031】各1〜7行目(1〜7ドット目)における
帯電電圧データb1 〜b7 の値は各行において固定であ
り、1行目(1ドット目)における帯電電圧データb1
が最−低く、7行目(7ドット目)における帯電電圧デ
ータb7 が最も高くなっており、各行での帯電電圧デー
タb1 〜b7 の大小関係は、b1 <b2 <b3 <b4
5 <b6 <b7 の関係を満たす。なお、このような固
定の帯電電圧データb 1 〜b7 はROM22に記憶さ
れ、最適な帯電電圧データを求めるためのこのような変
換式はRAM23に記憶されている。
【0032】表1に示した変換式に基づいて求めた、各
列目における具体的な帯電電圧データを、下記表2に示
す。
【0033】
【表2】
【0034】各i行(1≦i≦7)について、ROM2
2から読み出した帯電電圧データb i を、RAM23か
ら読み出した変換式に従って、帯電電圧変換回路24に
て変換する。そして、変換された帯電電圧データに応じ
た、各行,列で異なる電圧が、帯電電圧器26にてプリ
ンタヘッド1内の帯電電極12へ印加される。また、偏
向電圧器25にて、高圧の直流電圧がプリンタヘッド1
内の偏向電極13に印加される。
【0035】発振電圧器27からの高周波電圧の印加に
よりピエゾ振動子10bが自励振動され、噴射ノズル1
0に供給されたインクが噴射孔10aから噴射される。
ピエゾ振動子10bの振動によって、プリンタヘッド1
から噴射されるインクは、その噴射経路の中途にて相互
に分離し、所定の間隔にて並ぶインク粒子となって飛翔
する。これらのインク粒子は、その一部が選択的に、帯
電電極12から電圧を印加されて帯電する。帯電したイ
ンク粒子は、偏向電極13による電界によって偏向さ
れ、送出口15を経て外部に飛び出し、被印写物に付着
する。なお、帯電電極12にて帯電されないインク粒子
は、直進してガター11に捕捉されて回収される。
【0036】以上のように、噴射ノズル10からインク
粒子を連続的に噴射させつつ帯電電極12での帯電電圧
を制御することにより、偏向の方向と交叉する方向に移
動せしめられる被印写物の表面に文字,図形等の所望の
パターンを形成することができる。ここで、本発明で
は、被印写物の印写面の形状に合わせて各行,列で異な
る最適な帯電電圧を、インク粒子に印加するようにした
ので、図6に示すような印写面が傾斜している被印写物
に対しても、図5に示すように、文字列の各文字の高さ
を一定にした印写処理を行える。
【0037】次に、あるサンプルの被印写物に対して最
適な変換式を決定する際の動作について説明する。図2
は、その動作手順を示すフローチャートである。
【0038】このような最適な変換式を決定する場合に
は、表示器29に、図3(a)に示すような、交点が文
字の各ドットに対応するメッシュが印写パターンとして
表示される。最初に表示されるメッシュ(印写パター
ン)は行,列方向に等間隔である。そして、操作入力器
28を介してユーザから、その被印写物の印写面に応じ
た印写パターンの変更入力を受け付ける(ステップS
1)。この変更入力に応じて変更された、例えば図3
(b)に示すようなメッシュ(印写パターン)を、表示
器29に表示する(ステップS2)。この変更入力の受
け付け処理及び印写パターンの表示処理は、ユーザから
操作入力器28を介して入力完了が指示されない限り
(ステップS3:NO)、繰り返して行える。ここで、
設定された印写パターンを視覚的に確認できるので、ユ
ーザは印写パターンの設定を効率良く容易に行える。
【0039】そして、ユーザから操作入力器28を介し
て入力完了が指示されると(S3:YES)、変換式算
出器30にて、最終的に設定された印写パターンに応じ
た変換式を自動的に算出する(ステップS4)。このよ
うに変換式が自動的に算出されるので、変換式を自身で
計算して入力するという面倒な処理からユーザは開放さ
れる。
【0040】算出された変換式に基づいて、被印写物に
対する文字列の試し印写を行う(ステップS5)。その
印写結果の良否がユーザによって判定され、その判定結
果を操作入力器28を介して入力する(ステップS
6)。OK結果(ユーザが良と判定した場合の入力),
NG結果(ユーザが不良と判定した場合の入力)の何れ
を入力したかを判断する(ステップS7)。
【0041】NG結果を入力した場合には(S7:N
O)、最適な変換式を求めるために、S1〜S6の処理
を繰り返す。OK結果を入力した場合には(S7:YE
S)、その変換式をその被印写物に対する最適な変換式
としてRAM23に格納して(ステップS8)、動作を
終了する。
【0042】なお、上述した例では、変換式を列番目を
変数とする一次関数形としたが、これは例示であって、
列番号を変数とした二次関数,三次以上の高次関数で示
される変換式を用いても良いことは勿論であり、被印写
物の印写面の形状に応じて適する任意の関数形の変換式
を使用するようにすれば良い。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の荷電制御型イン
クジェットプリンタでは、印写列の各行に設定されてい
る固定の制御電圧データを、変換式に従って変換し、変
換された制御電圧データに従って、印写処理を行うよう
にしたので、印写面が傾斜しているような被印写物に対
しても、印写列の各文字または各記号等を一定の高さに
した印写処理を行うことができる。また、固定の帯電電
圧データと変換式とを記憶しておくだけで、全ての列に
ついて最適な帯電電圧データを求めることができ、全て
の列に対応してその最適な帯電電圧データを記憶してお
く場合に比べて、メモリの容量が少なくて良く、この効
果は、印写列が長くなればなるほど顕著である。
【0044】また、本発明の荷電制御型インクジェット
プリンタでは、被印写物の印写面の形状に応じて、変換
式を任意に設定するようにしたので、様々な形状の印写
面を有する任意の被印写物に対して、常に最適な変換式
を設定でき、印写列の各文字または各記号等を一定の高
さにした印写処理を行える。
【0045】更に、本発明の荷電制御型インクジェット
プリンタでは、ユーザにて入力設定された印写パターン
を表示し、その印写パターンに応じて変換式を自動的に
算出するようにしたので、ユーザが変換式を算出する手
間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷電制御型インクジェットプリンタの
機能ブロック図である。
【図2】被印写物に対する最適な変換式を決定する際の
本発明の荷電制御型インクジェットプリンタの動作手順
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の荷電制御型インクジェットプリンタに
おけるメッシュ(印写パターン)の表示例を示す模式図
である。
【図4】荷電制御型インクジェットプリンタに備えられ
たプリンタヘッドの構成を示す模式図である。
【図5】7ドットの文字列の印写例を示す模式図であ
る。
【図6】印写面が傾斜している被印写物とプリンタヘッ
ドとの位置関係を示す模式図である。
【図7】従来例の問題点を説明するための7ドットの文
字列の印写例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 プリンタヘッド 12 帯電電極 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 帯電電圧変換回路 26 帯電電圧器 28 操作入力器 29 表示器 30 変換式算出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に噴射したインク粒子を選択的に
    帯電させ、帯電させたインク粒子を被印写物に複数行に
    わたって打ちつけて印写処理を行うこととし、前記イン
    ク粒子を帯電させる際の帯電電圧を同一の行にあっては
    同一の帯電電圧データに基づいて設定するようにした荷
    電制御型インクジェットプリンタにおいて、前記同一の
    帯電電圧データを変換式に従って変換する手段と、変換
    した帯電電圧データに基づいて設定した帯電電圧をイン
    ク粒子に選択的に印加する手段とを備えることを特徴と
    する荷電制御型インクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記変換式は、前記被印写物の印写面の
    形状に応じて設定すべくなしてある請求項1記載の荷電
    制御型インクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 印写パターンを示す入力を受け付ける手
    段と、受け付けた印写パターンを表示する表示手段と、
    受け付けた印写パターンに応じて前記変換式を算出する
    手段とを更に備える請求項1または2記載の荷電制御型
    インクジェットプリンタ。
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