JP2001063017A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001063017A
JP2001063017A JP23764099A JP23764099A JP2001063017A JP 2001063017 A JP2001063017 A JP 2001063017A JP 23764099 A JP23764099 A JP 23764099A JP 23764099 A JP23764099 A JP 23764099A JP 2001063017 A JP2001063017 A JP 2001063017A
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carriage
drive signal
ink jet
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jet recording
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JP23764099A
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Takakazu Fukano
孝和 深野
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル配線基板の追加あるいは大型化
を行わなくても、装置本体側からキャリッジ側に支障な
く大電流を供給することのできるインクジェット記録装
置を提供すること。 【解決手段】 インクジェット記録装置において、キャ
リッジ3の側には駆動信号生成回路8が構成されてい
る。また、キャリッジ3の金属製の軸受けパイプ33、
34の内部には、駆動信号生成用の電源VMおよびグラ
ンドGNDが印加されたキャリッジ軸21、22が通さ
れ、駆動回路生成回路8には、キャリッジ軸21、22
および軸受けパイプ33、34を介して電源VMおよび
グランドGNDが供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタあるいはインクジェットプロッタなどのインクジ
ェット記録装置に関するものである。さらに詳しくは、
インクジェット記録装置における装置本体側から記録ヘ
ッド側への給電技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタやインクジェッ
トプロッタなどといったインクジェット記録装置では、
記録用紙の紙幅方向にキャリッジ軸が固定配置されてい
る。また、キャリッジ上には、圧力発生室内のインクを
加圧することによりノズル開口からインク滴を吐出させ
る複数の圧力発生素子が形成された記録ヘッドが搭載さ
れている。ここで、キャリッジと装置本体側とはフレキ
シブル配線基板によって接続されている。このため、キ
ャリッジがキャリッジ軸上のいずれの位置にあって、装
置本体側からキャリッジ側へはフレキシブル配線基板を
介して、圧力発生素子を駆動するための駆動信号やグラ
ンド電位の供給が可能である。従って、記録ヘッドは、
キャリッジがキャリッジ軸上を移動するのに合わせてノ
ズル開口からインク滴を吐出して、記録用紙の幅方向に
連続して記録を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、インクジェット
記録装置については、高精細な記録、あるいはA0サイ
ズの用紙への記録など、その用途が拡大されるに伴なっ
て、記録ヘッドに形成されるノズル開口の数が増大しつ
つある。このため、装置本体側からキャリッジ側には、
ノズル開口が増えた分、10Aなどといった大電流が流
れる場合があり、このような場合に、従来から使用して
いる通常のフレキシブル配線基板では寄生インダクタン
スによって駆動信号の波形が歪むという問題点がある。
また、フレキシブル配線基板の電流容量が対応できない
という問題点もある。従って、フレキシブル配線基板の
数を増やすか、あるいは幅広のフレキシブル配線基板を
用いてフレキシブル配線基板の配線パターンを幅広にす
ることにより寄生インダクタンスの低減や電流容量の向
上を行なうことになるが、小型のインクジェット記録装
置では、フレキシブル配線基板の追加や大型化などとい
った変更は容易なことではない。
【0004】そこで、本発明の課題は、フレキシブル配
線基板の追加あるいは大型化を行わなくても、装置本体
側からキャリッジ側に支障なく大電流を供給することの
できるインクジェット記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、圧力発生室内のインクを加圧すること
によりノズル開口からインク滴を吐出させる複数の圧力
発生素子が形成された記録ヘッドが搭載されたキャリッ
ジと、該キャリッジを往復移動させる装置本体側のキャ
リッジ機構と、当該装置本体側で生成された電源を用い
て、前記圧力発生素子を駆動するための駆動信号を生成
する駆動信号生成回路とを有するインクジェット記録装
置において、前記装置本体側で前記キャリッジの移動経
路に平行に配置された導電部材と、該導電部材と前記キ
ャリッジとの間に形成された摺動接点機構とを有するこ
とを特徴とする。
【0006】本発明においては、キャリッジの移動方向
にわたってキャリッジの移動経路と平行に金属製の軸体
やワイヤーなどの導電部材が配置され、かつ、この導電
部材とキャリッジとの間に摺動接点機構が形成されてい
るので、この導電部材からキャリッジ側への給電が可能
である。このため、大電流についてはフレキシブル配線
基板を通さずに、十分太くて寄生インダクタンスや電流
容量が問題点とならない導電部材を通せばよいので、装
置本体側とキャリッジとの間に大電流を供給する場合で
もフレキシブル配線基板を追加あるいは大型化する必要
がない。
【0007】本発明において、前記導電部材としては、
前記キャリッジを案内する導電性のキャリッジ軸を利用
することが好ましい。このように構成すると、導電部材
として新たな部材を追加しなくてもよく、かつ、キャリ
ッジの軸受け部分に摺動接点機構を付加することができ
る。
【0008】本発明においては、たとえば、前記装置本
体から前記キャリッジ側へのグランド電位の供給は、前
記導電部材および前記摺動接点機構を介して行われる。
【0009】本発明において、前記装置本体から前記キ
ャリッジ側への駆動信号の供給が、前記導電部材および
前記摺動接点機構を介して行われていてもよい。このよ
うに構成すると、寄生インダクタンクを低減することの
困難なフレキシブル配線基板を介して装置本体側からキ
ャリッジ側に駆動信号を送らなくても、寄生インダクタ
ンスが小さな導電部材を介して装置本体側からキャリッ
ジ側に駆動信号を送ることができるので、装置本体から
キャリッジ側に駆動信号を送るうちに駆動信号の波形が
歪んでしまうことを確実に防止することができる。
【0010】さらに、本発明において、前記駆動信号生
成回路が前記キャリッジ側に形成されている場合には、
前記装置本体から前記駆動信号生成回路への駆動信号生
成用の電源の供給が、前記導電部材および前記摺動接点
機構を介して行われていることが好ましい。このよう
に、キャリッジ側で駆動信号を生成すると、装置本体か
らキャリッジ側に駆動信号を伝達するうちに駆動信号の
波形が歪んでしまうことを解消できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明を適用し
たインクジェット記録装置を説明する。 [実施の形態1] (インクジェット記録装置の全体構成)図1は、インク
ジェット記録装置の要部を示す斜視図である。
【0012】図1に示すように、インクジェット記録装
置1は、装置本体2と、記録ヘッドを搭載したキャリッ
ジ3とから構成されている。装置本体2の側には、キャ
リッジ3の移動経路に平行に2本のキャッリッジ軸2
1、22が水平に固定配置され、これらのキャリッジ軸
21、22の上にキャリッジ3が支持されている。ここ
で、キャリッジ軸21、22は、後述するように、給電
用の導電部材として利用されるため、キャリッジ軸2
1、22の各軸端は、絶縁スリーブなどの絶縁部材20
1を介して金属製のシャーシ20に支持されている。
【0013】キャリッジ3は、タイミングベルト23お
よびキャリッジモータ24を備える装置本体2の側のキ
ャリッジ機構25に接続されている。このため、キャリ
ッジ3は、キャリッジ機構25によって2本のキャリッ
ジ軸21、22に案内されながら記録用紙9の紙幅方向
に往復動することが可能である。また、キャリッジ3
は、装置本体2に対してフレキシブル配線基板100を
介して回路接続されている。このフレキシブル配線基板
100は、キャリッジ3の移動を妨げないように長めの
ものが用いられている。さらに、インクジェット記録装
置1には、紙送りローラ26を用いた紙送り機構27が
形成されている。キャリッジ3には記録用紙105と対
向する面、この図に示す例では下面にインクジェット式
の記録ヘッド(図示せず)が取り付けられている。この
記録ヘッドは、後述するように、キャリッジ3の上部に
載置されているインクカートリッジ28からインクの補
給を受けてキャリッジ3の移動に合わせて記録用紙9に
インク滴を吐出してドットを形成し、記録用紙9に画像
や文字を印刷する。なお、インクジェット記録装置1の
非印刷領域(非記録領域)には、キャッピング装置29
1が構成され、印刷の休止中に記録ヘッドのノズル開口
を封止する。従って、印刷の休止中、インクから溶媒が
飛散することによってインクが増粘あるいはインク膜を
形成することを抑制して、印刷の休止中にノズルに目詰
まりが発生するのを防止できる。
【0014】また、キャッピング装置291は、印刷動
作中に行われるフラッシング動作による記録ヘッドから
のインク滴を受ける。キャッピング装置291の近傍に
はワイピング装置292が配置され、このワイピング装
置292は、記録ヘッドの表面をブレードなどでワイピ
ングすることにより、そこに付着したインク滴や紙粉を
拭き取るように構成されている。
【0015】図2は、本形態のインクジェット記録装置
1の機能ブロック図である。
【0016】図2において、装置本体2は、ホストコン
ピュータ(図示せず。)などからの多値階層情報を含む
記録データなどを受信するインターフェース43と、多
値階層情報を含む記録情報などといった各種データの記
憶を行うRAM44と、各種データ処理を行うためのル
ーチンなどを記憶したROM45と、CPUなどからな
る制御部46と、発振回路47と、ドットパターンデー
タに展開された記録データSIを記録ヘッド10に送信
するなどの機能を担うインターフェース49とを備えて
いる。また、インクジェット記録装置1では、後述する
駆動信号生成回路8で用いる駆動電源VM、たとえば4
8Vの直流電源などを生成する電源生成回路48も構成
されている。
【0017】このように構成したインクジェット記録装
置1では、ホストコンピュータなどから送られた多値階
層情報を含む記録情報はインターフェース43を介して
記録装置内部の受信バッファ44Aに保持される。受信
バッファ44Aに保持された記録情報は、コマンド解析
が行われてから中間バッファ44Bへ送られる。中間バ
ッファ44B内では、制御部46によって中間コードに
変換された中間形式としての記録データが保持され、各
文字の印字位置、修飾の種類、大きさ、フォントのアド
レスなどが付加される処理が制御部46によって実行さ
れる。次に、制御部46は、中間バッファ44B内の記
録データを解析してドットパターンデータを出力バッフ
ァ42Cに展開し、記憶させる。
【0018】記録ヘッド10の1スキャン分に相当する
ドットパターンデータが得られると、このドットパター
ンデータは、インターフェース49を介して記録ヘッド
10にシリアル転送される。出力バッファ44Cから1
スキャン分に相当するドットパターンデータが出力され
ると、中間バッファ44Bの内容が消去されて、次の中
間コード変換が行われる。ここで、ドットパターンデー
タに展開された記録データは、各ノズル毎の階調データ
として、たとえば2ビットで構成される。
【0019】記録ヘッド10は、副走査方向にたとえば
100個などといった多数のノズル開口111を有し、
所定のタイミングで各ノズル開口111からインク滴を
吐出させるものである。この記録ヘッド10には、シフ
トレジスタ13、ラッチ回路14、レベルシフタ15お
よびスイッチ回路16からなるヘッド駆動回路18が構
成されている。
【0020】装置本体2の側でドットパターンデータに
展開された記録データは、発振回路7からのクロック信
号(CLK)に同期して、インターフェース9からヘッ
ド駆動回路18のシフトレジスタ13に記録データSI
としてシリアル転送される。このシリアル転送された記
録データSIは、一旦、ラッチ回路14によってラッチ
される。ラッチされた記録データSIは、電圧増幅器で
あるレベルシフタ15によって、スイッチ回路16を駆
動できる電圧、たとえば数十ボルト程度の所定の電圧に
まで変換される。所定の電圧まで変換された記録データ
SIはスイッチ回路16に与えられる。スイッチ回路1
6の入力側には、駆動信号生成回路8で生成された駆動
信号COMが印加されており、スイッチ回路16の出力
側には、圧力発生素子17としての圧電振動子が接続さ
れている。
【0021】ここで、記録データSIは、スイッチ回路
16の動作を制御する。たとえば、スイッチ回路16に
加わる記録データSIが「1」である期間中は、駆動信
号COMが圧力発生素子17に印加され、この信号に応
じて圧力発生素子17は伸縮を行う。その結果、圧力発
生室113のインクが加圧されてノズル開口111から
吐出される。一方、スイッチ回路16に加わる記録デー
タSIが「0」である期間中は、圧電振動子17への駆
動信号COMの供給が遮断されるので、インク滴の吐出
が行われない。 (駆動信号生成回路8の構成)図3は、駆動信号生成回
路8の構成を示すブロック図である。図4は、駆動信号
生成回路8において駆動信号に含まれる各パルスを生成
していく過程を示す説明図である。図5は、駆動信号生
成回路8においてデータ信号を用いてメモリにスルーレ
ートを設定する場合の各信号のタイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【0022】図3において、駆動信号生成回路8は、概
ね、駆動信号COMの波形を生成する波形生成回路80
と、この波形生成回路80から出力された信号に電流増
幅を行って駆動信号COMとして出力する電流増幅回路
89とから構成されている。波形生成回路80には、制
御部46からの信号を受け取って記録するメモリ81、
このメモリ81の内容を読み出して一時的に保持する第
1のラッチ82、この第1のラッチ82の出力と後述す
るもう一つの第2のラッチ84の出力とを加算する加算
器83、第2のラッチ84の出力をアナログデータに変
換するA/D変換器86、変換されたアナログ信号を駆
動信号の電圧まで増幅する電圧増幅回路88、およびこ
の電圧増幅回路88から出力される駆動信号に電流増幅
を行って駆動信号COMとして出力する電流増幅回路8
9から構成されている。
【0023】ここで、メモリ81は、駆動信号の波形を
決める所定のパラメータを記憶しておくものである。後
述するように、駆動信号COMの波形は、予め制御部4
6から受け取った所定のパラメータ(駆動信号生成用デ
ータSC)により決定される。すなわち、波形生成回路
80は、制御部46から、駆動信号生成用データSCと
して、クロック信号801、802、803、データ信
号830、アドレス信号810、811、812、81
3、およびリセット信号820を受ける。
【0024】このように構成した駆動信号生成回路8に
おいては、図4に示すように、駆動信号COMの生成に
先立って、制御部46の電圧変化量を示すいくつかのデ
ータ信号と、そのデータ信号のアドレスとがクロック信
号801に同期して、駆動信号生成回路8のメモリ81
に出力される。データ信号830は、図5に示すよう
に、クロック信号801を同期信号とするシリアル転送
により、データをやり取りする構成になっている。すな
わち、制御部46から所定の電圧変化量を転送する場合
には、まず、クロック信号801に同期して複数ビット
のデータ信号を出力し、その後、このデータを格納する
アドレスをイネーブル信号840に同期してアドレス信
号810〜813として出力する。メモリ81は、この
イネーブル信号840が出力されたタイミングでアドレ
ス信号を読み取り、受け取ったデータをそのアドレスに
書き込む。アドレス信号810〜813は4ビットの信
号なので、最大16種類の電圧変化量をメモリ81に記
憶することができる。なお、データの最上位のビットは
符号として用いられている。
【0025】各アドレスA、B、・・・への電圧変化量
の設定が終了した後、アドレスBがアドレス信号810
〜813に出力されると、最初のクロック信号802に
より、このアドレスBに対応した電圧変化量ΔV1が第
1のラッチ82により保持される。この状態で、次にク
ロック信号803が出力されると、第2のラッチ84の
出力に第1のラッチ82の出力が加算された値が、第2
のラッチ84に保持される。すなわち、図4に示すよう
に、一旦、アドレス信号に対応した電圧変化量が選択さ
れると、その後、クロック信号803を受けるたびに、
第2のラッチ84の出力は、その電圧変化量に従って増
減する。メモリ81のアドレスBに格納された電圧変化
量ΔV1とクロック信号803の単位時間ΔTにより駆
動波形のスルーレートが決まる。なお、増加か減少か
は、各アドレスに格納されたデータの符号により決定さ
れる。
【0026】図4に示した例では、アドレスAには、電
圧変化量として値0、すなわち、電圧を維持する場合の
値が格納されている。従って、クロック信号802によ
りアドレスAが有効となると、駆動信号の波形は、増減
のないフラットな状態に保たれる。また、アドレスCに
は、駆動波形のスルーレートを決定するために、単位時
間ΔT当たりの電圧変化量ΔV2が格納されている。従
って、クロック信号802によりアドレスCが有効にな
った後は、この電圧ΔV2ずつ電圧が低下していくこと
になる。このように制御部46からアドレス信号とクロ
ック信号とを出力するだけで、駆動信号COMの波形を
自由に制御できる。 (キャリッジ3への給電構造)このように構成したイン
クジェット記録装置1において、本形態では、図2に示
すように、駆動信号生成回路8がキャリッジ3の側に形
成されている。従って、本形態において、駆動信号生成
回路8は、図3を参照して説明したクロック信号80
1、802、803、データ信号830、アドレス信号
810、811、812、813、およびリセット信号
820などをフレキシブル配線基板100を介して装置
本体2の制御部46から受けるとともに、装置本体2の
側からは、電源生成回路48から出力された駆動電源V
M(たとえば48Vの直流電圧)も受けることになる。
また、キャリッジ3は、装置本体2の側からはグランド
電位GNDも受ける。
【0027】このような駆動電源VMをキャリッジ3側
の駆動信号生成回路8が装置本体2の側から受けるにあ
たって、本形態では、図1および図2に示すように、装
置本体2の側では、2本のキャリッジ軸21、22のう
ち、一方のキャッリッジ軸21には48Vの駆動電源V
Mが印加され、キャリッジ3側の駆動信号生成回路8は
キャリッジ軸21から駆動電源VMを受ける。また、も
う一方のキャリッジ軸22はグランド電位GNDに保持
され、キャリッジ3側の駆動信号生成回路8はキャリッ
ジ軸22からグランド電位GNDも受ける。
【0028】このような給電方法を実現するにあたっ
て、本形態では、キャリッジ軸21、22およびキャリ
ッジ3は、図6、図7および図8に示すように構成され
ている。図6は、本形態のインクジェット記録装置1に
用いられているキャリッジ3においてインクカートリッ
ジ28を外した状態の平面図、図7は、このキャリッジ
3の縦断面図、図8は、このキャリッジの底面図であ
る。
【0029】図6、図7および図8に示すように、キャ
リッジ3上には、インクカートリッジ28(図1を参
照)を装着するためのカートリッジ搭載部31が形成さ
れ、このカートリッジ搭載部31の底部にはインク導入
針32が上向きに配置されている。また、キャリッジ3
の底面30には記録ヘッド10が取り付けられ、記録ヘ
ッド10の下面を構成するノズルプレート101には多
数のノズル開口111が複数の列になって形成されてい
る。
【0030】また、キャリッジ3の底面30には金属製
の軸受けパイプ33、34が取り付けられ、これらの軸
受けパイプ33、34の中をキャリッジ軸21、22が
それぞれ通っている。従って、キャリッジ3は、キャリ
ッジ軸21、22に案内されながら、キャリッジ軸2
1、22上を摺動していくとともに、軸受けパイプ3
3、34は、常にキャリッジ軸21、22に接触してい
る。すなわち、キャリッジ3とキャリッジ軸21、22
との間には、軸受けパイプ33、34を利用した摺動接
点機構が形成されている。
【0031】ここで、軸受けパイプ33、34の上面に
は端子331、332がそれぞれ形成されている一方、
キャリッジ3の上面には、駆動信号生成回路8などを内
蔵の駆動用IC800が実装された回路基板810が搭
載され、この回路基板810の端子811、812と軸
受けパイプ33、34の端子331、332とはそれぞ
れ、配線820、830によって配線接続されている。
従って、キャリッジ軸21、22に供給された駆動電源
VMおよびグランド電位GNDは、それぞれ軸受けパイ
プ33、34を介してキャリッジ3に供給され、このキ
ャリッジ3上に搭載された駆動用IC800(駆動信号
生成回路8)によって駆動信号COMを生成することが
できる。 (本形態の効果)このように、本形態のインクジェット
記録装置1では、装置本体2からキャリッジ3側に対し
てフレシキブル配線基板100を介して駆動電源VMや
グランド電位GNDを供給しなくても、寄生インダクタ
ンスや電流容量が問題とならないキャリッジ軸21、2
2および軸受けパイプ33、34を介して駆動電源VM
やグランド電位GNDが供給され、フレキシブル配線基
板100を介して装置本体2からキャリッジ3側に対し
て供給されるのは、記録データSIなどといった微小な
データ信号だけである。このため、ノズル開口111が
増えた分、記録ヘッド10でノズル駆動用の消費電流
(駆動電流)が増大したとしても、フレキシブル配線基
板100の電流容量を高めるために新たなフレキシブル
配線基板100の追加しなくても、あるいはフレキシブ
ル配線基板100を大型化しなくても、キャリッジ3の
側において十分な電流容量をもって駆動信号COMを生
成でき、この駆動信号COMをそのままヘッド駆動回路
18のスイッチ回路16に供給できる。それ故、フレキ
シブル配線基板100を追加、あるいはフレキシブル配
線基板100を大型化しなくてもよいので、小型のイン
クジェット記録装置1において装置本体2を無理なく設
計できる。
【0032】また、駆動信号COMをフレキシブル配線
基板100に流さなくてもいいので、フレキシブル配線
基板100の寄生インダクタンスなどによって駆動信号
COMの波形が歪んでしまうこともない。
【0033】さらに、本形態では、装置本体2からキャ
リッジ3側への給電を行なうための導電部材としてキャ
リッジ軸21、22を用い、かつ、キャリッジ3とキャ
リッジ軸21、22とを電気的に接続する摺動接点機構
として軸受けパイプ33、34を利用したので、新たな
部材を追加する必要がない。従って、インクジェット記
録装置1の小型化を妨げることなく、ノズル開口111
の数を増やすことができる。 [実施の形態2]図9は、本形態のインクジェット記録
装置の要部を示す斜視図である。図10は、このインク
ジェット記録装置の機能ブロック図である。なお、本形
態のインクジェット記録装置は、基本的な構成が実施の
形態1と同様なので、共通する機能を有する部分につい
ては同一の符号を付して図9および図10に示すことに
して、それらの説明を省略する。また、装置本体からキ
ャリッジへの給電構造については、実施の形態1と同
様、図6、図7および図8を参照して説明する。
【0034】実施の形態1では、駆動信号COMを生成
する駆動信号生成回路8全体をキャリッジ3の側に形成
したが、本形態では、図9および図10に示すように、
図3に示す駆動信号生成回路8の各構成要素のうち、波
形生成回路80については装置本体2の側に形成し、駆
動信号生成回路8の電流増幅回路89については、キャ
リッジ3の側に形成してある。従って、装置本体2側の
電圧増幅回路88からキャリッジ3側の電流増幅回路8
9に対して、電圧増幅した後、電流増幅する前の駆動信
号COM′(図3参照)を供給する。
【0035】このような電流増幅する前の駆動信号CO
M′およびグランド電位GNDを装置本体2の側からキ
ャリッジ3に供給するにあたって、本形態では、キャリ
ッジ軸21、22を利用する。すなわち、装置本体2の
側において、2本のキャリッジ軸21、22のうち、一
方のキャッリッジ軸21には、電流増幅前の駆動信号C
OM′が印加され、もう一方のキャリッジ軸22はグラ
ンド電位GNDに保持されている。また、これらのキャ
リッジ軸21、22は、実施の形態1と同様、図6、図
7および図8を参照して説明したように、キャリッジ3
の底面30に形成されている金属製の軸受けパイプ3
3、34(摺動接点機構)にそれぞれ通されている。従
って、キャリッジ3は、キャリッジ軸21、22に案内
されながらキャリッジ軸21、22上を摺動していくと
ともに、軸受けパイプ33、34を介してキャリッジ軸
21、22から駆動信号COM′およびグランド電位G
NDを受ける。その他の構成は実施の形態1と同様であ
るため、説明を省略する。
【0036】このように、本形態のインクジェット記録
装置1では、寄生インダクタンスや電流容量が問題とな
らないキャリッジ軸21、22および軸受けパイプ3
3、34を介して駆動信号COM′やグランド電位GN
Dが供給され、フレキシブル配線基板100を介して装
置本体2からキャリッジ3側に対して供給されるのは、
フレキシブル配線基板100の寄生インダクタンスや電
流容量が問題とならない微小な信号だけである。このた
め、ノズル開口111が増えた分、記録ヘッド10での
消費電流が増大したとしても、フレキシブル配線基板1
00の寄生インダクタンスの低減、あるいは電流容量の
増大を図るために新たなフレキシブル配線基板100の
追加、あるいはフレキシブル配線基板100の大型化を
行なわなくてもよい。それ故、小型のインクジェット記
録装置1において装置本体2を無理なく設計できるな
ど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0037】また、本形態では、実施の形態1と違っ
て、電流増幅前の駆動信号COM′を装置本体2の側か
らキャリッジ3に供給するが、駆動信号COM′は、太
くて寄生インダクタンスを無視できるキャリッジ軸2
1、22を介して供給されるので、駆動信号COM′の
波形が歪むことはない。それ故、記録ヘッド10におい
て圧力発生素子17を適正に駆動することができる。
【0038】さらに、本形態では、実施の形態1と違っ
て、駆動信号COMの波形については装置本体2の側で
生成するので、装置本体2からキャリッジ3に対して
は、フレキシブル配線基板100を介して駆動信号生成
用信号SCを供給する必要がない。それ故、フレキシブ
ル配線基板100として配線パターンが少ない簡素なも
のを用いることができる。 [実施の形態3]図11は、本形態のインクジェット記
録装置の要部を示す斜視図である。図12は、このイン
クジェット記録装置の機能ブロック図である。なお、本
形態のインクジェット記録装置は、基本的な構成が実施
の形態1、2と同様なので、共通する機能を有する部分
については同一の符号を付して図11および図12に示
すことにして、それらの説明を省略する。
【0039】実施の形態1、2では、駆動信号COMを
生成する駆動信号生成回路8全体、あるいはその一部を
キャリッジ3の側に形成したが、本形態では、図11お
よび図12に示すように、駆動信号生成回路8全体が装
置本体2の側に形成されている。このため、本形態で
は、装置本体2からキャリッジ3の側に、電流増幅した
後の駆動信号COMを供給する。
【0040】このような駆動信号COMおよびグランド
電位GNDを装置本体2の側からキャリッジ3に供給す
るにあたって、本形態でも、キャリッジ軸21、22を
利用する。すなわち、本形態では、装置本体2の側で
は、2本のキャリッジ軸21、22のうち、一方のキャ
ッリッジ軸21には、電流増幅後の駆動信号COMが印
加され、もう一方のキャリッジ軸22はグランド電位G
NDに保持されている。また、これらのキャリッジ軸2
1、22は、実施の形態1と同様、図6、図7および図
8を参照して説明したように、キャリッジ3の底面30
に形成されている金属製の軸受けパイプ33、34(摺
動接点機構)にそれぞれ通されている。従って、キャリ
ッジ3は、キャリッジ軸21、22に案内されながらキ
ャリッジ軸21、22上を摺動していくとともに、軸受
けパイプ33、34を介してキャリッジ軸21、22か
ら駆動信号COMおよびグランド電位GNDを受ける。
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を
省略する。
【0041】このように、本形態のインクジェット記録
装置1では、寄生インダクタンスや電流容量が問題とな
らないキャリッジ軸21、22および軸受けパイプ3
3、34を介して駆動信号COMやグランド電位GND
が供給され、フレキシブル配線基板100を介して装置
本体2からキャリッジ3側に対して供給されるのは、フ
レキシブル配線基板100の寄生インダクタンスや電流
容量が問題とならない微小な信号だけである。このた
め、ノズル開口111が増えた分、記録ヘッド10での
消費電流が増大したとしても、フレキシブル配線基板1
00の寄生インダクタンスの低減、あるいは電流容量の
増大を図るために新たなフレキシブル配線基板100の
追加、あるいはフレキシブル配線基板100の大型化を
行なわなくてもよい。それ故、小型のインクジェット記
録装置1において装置本体2を無理なく設計できるな
ど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0042】また、本形態では、実施の形態1と違っ
て、電流増幅後の駆動信号COMを装置本体2の側から
キャリッジ3に供給するが、駆動信号COMは、太くて
寄生インダクタンスを無視できるキャリッジ軸21、2
2を介して供給されるので、駆動信号COMの波形が歪
むことはない。それ故、記録ヘッド10において圧力発
生素子17を適正に駆動することができる。
【0043】さらに、本形態では、実施の形態1と違っ
て、駆動信号COMの波形については装置本体2の側で
生成するので、装置本体2からキャリッジ3に対して
は、フレキシブル配線基板100を介して駆動信号生成
用信号SCを供給する必要がない。それ故、フレキシブ
ル配線基板100として配線パターンが少ない簡素なも
のを用いることができる。 [実施形態4]なお、装置本体2の側からキャリッジ3
の側に給電を行なうにあたって、上記のいずれの実施の
形態でも、キャリッジ3の軸受けパイプ33、34をそ
のまま摺動接点機構として利用したが、図13、図14
および図15に示すように、軸受け部分とは別に摺動接
点機構を設けてもよい。
【0044】図13は、本形態のインクジェット記録装
置1に用いられている別のキャリッジ3においてインク
カートリッジ28を外した状態の平面図、図14は、こ
のキャリッジ3の縦断面図、図15は、このキャリッジ
の底面図である。
【0045】図6、図7および図8に示すように、この
キャリッジ3上にも、インクカートリッジ28(図1を
参照)を装着するためのカートリッジ搭載部31が形成
され、このカートリッジ搭載部31の底部にはインク導
入針32が上向きに配置されている。また、キャリッジ
3の底面30には記録ヘッド10が取り付けられ、記録
ヘッド10の下面を構成するノズルプレート101には
多数のノズル開口111が複数の列になって形成されて
いる。
【0046】また、本形態では、キャリッジ3の内部に
軸受けパイプ33′、34′が取り付けられ、これらの
軸受けパイプ33′、34′の中をキャリッジ軸21、
22がそれぞれ通っている。従って、キャリッジ3は、
キャリッジ軸21、22に案内されながら、キャリッジ
軸21、22上を摺動していく。
【0047】また、本形態では、キャリッジ3の内部に
は、軸受けパイプ33′、34′の両側に接点ばね3
7、38が形成され、これらの接点ばね37、38の先
端は、いずれもキャリッジ軸21、22の外周面に弾性
をもって接触している。すなわち、キャリッジ3とキャ
リッジ軸21、22との間には、接点ばね37、38を
利用した摺動接点機構が形成されている。
【0048】ここで、キャリッジ3の上面には、駆動信
号生成回路8などを内蔵の駆動用IC800が実装され
た回路基板810が搭載され、この回路基板810上の
端子811に接点ばね37の基端側が電気的に接続して
いる。また、接点ばね38は回路基板810の端子81
2と配線830によって配線接続されている。その他の
構成については、実施の形態1などと同様なので、それ
らの説明を省略する。
【0049】このように構成した場合も、キャリッジ軸
21、22に供給された駆動電源VMやグランド電位G
NDなどを、接点ばね37、38を介してキャリッジ3
に供給することができるので、フレキシブル配線基板に
大電流を流す必要がない。 [実施形態5]上記の実施の形態1は、装置本体2から
キャリッジ3の側への大電流給電用の導電部材としてキ
ャリッジ軸21、22を用いたが、キャリッジ3の移動
経路と平行に配置されたものであれば、図16に示すよ
うに、キャリッジ3の移動経路と平行に掛け渡された1
本、あるいは2本以上の金属ワイヤー50を利用しても
よい。ここに示す例では、金属ワイヤー50は、キャリ
ッジ3の内部を通され、このキャリッジ30の内部に
は、図示を省略するが、接点ばねを利用した摺動接点機
構、あるいはパンタグラフ状の摺動接点機構が構成され
ている。その他の構成については、実施の形態1などと
同様なので、対応する部分には同一の付して図16に図
示することにしてそれらの説明を省略する。
【0050】このような構成を採用した場合でも、装置
本体2の側から金属ワイヤー50を介して大電流をキャ
リッジ3に供給することができ、フレキシブル配線基板
100に大電流を流す必要がない。 [その他の実施の形態]なお、上記形態では、圧力発生
素子17としては圧電振動子を用いたが、圧電振動子に
限らず、磁歪素子などを用いてもよい。さらに、本発明
は、圧力発生素子として発熱素子を用いたいわゆるバブ
ルジェット方式のインクジェット記録装置にも適用する
ことができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置では、キャリッジの移動方向にわた
ってキャリッジの移動経路と平行に金属製の軸体やワイ
ヤーなどの導電部材が配置され、かつ、この導電部材と
キャリッジとの間に摺動接点機構が形成されているの
で、この導電部材からキャリッジ側への給電が可能であ
る。このため、大電流についてはフレキシブル配線基板
を通さずに、十分太くて寄生インダクタンスや電流容量
が問題点とならない導電部材を通せばよいので、装置本
体側とキャリッジとの間に大電流を供給する場合でもフ
レキシブル配線基板を追加あるいは大型化する必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るインクジェット記
録装置の斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置の機能ブロ
ック図である。
【図3】図1に示すインクジェット記録装置に構成した
駆動信号生成回路の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す駆動信号生成回路において駆動信号
に含まれる各パルスを生成していく過程を示す説明図で
ある。
【図5】図3に示す駆動信号生成回路においてデータ信
号を用いてメモリに電圧変化量を設定する場合の各信号
のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】図1に示すインクジェット記録装置に用いられ
ているキャリッジにおいて、インクカートリッジを外し
た状態の平面図である。
【図7】図6に示すキャリッジにおいて、インクカート
リッジを外した状態の縦断面図である。
【図8】図6に示すキャリッジの底面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るインクジェット記
録装置の斜視図である。
【図10】図9に示すインクジェット記録装置の機能ブ
ロック図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係るインクジェット
記録装置の斜視図である。
【図12】図10に示すインクジェット記録装置の機能
ブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態4に係るインクジェット
記録装置に用いられているキャリッジにおいて、インク
カートリッジを外した状態の平面図である。
【図14】図13に示すキャリッジにおいて、インクカ
ートリッジを外した状態の縦断面図である。
【図15】図13に示すキャリッジの底面図である。
【図16】本発明の実施の形態5に係るインクジェット
記録装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 2 装置本体 3 キャリッジ 8 駆動信号生成回路 10 記録ヘッド 13 シフトレジスタ 14 ラッチ回路 15 レベルシフタ 16 スイッチ回路 17 圧力発生素子 18 ヘッド駆動回路 21、22 キャリッジ軸(導電部材) 33、34 軸受けパイプ(摺動接点機構) 37、38 接点ばね(摺動接点機構) 46 制御部 48 電源生成回路 50 ワイヤー(導電部材) 80 波形生成回路 88 電圧増幅回路 89 電流増幅回路 100 フレキシブル配線基板 111 ノズル開口 113 圧力発生室 800 駆動用IC 810 回路基板 811、812 端子 830 配線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力発生室内のインクを加圧することに
    よりノズル開口からインク滴を吐出させる複数の圧力発
    生素子が形成された記録ヘッドが搭載されたキャリッジ
    と、該キャリッジを往復移動させる装置本体側のキャリ
    ッジ機構と、当該装置本体側で生成された電源を用い
    て、前記圧力発生素子を駆動するための駆動信号を生成
    する駆動信号生成回路とを有するインクジェット記録装
    置において、 前記装置本体側で前記キャリッジの移動経路に平行に配
    置された導電部材と、該導電部材と前記キャリッジとの
    間に形成された摺動接点機構とを有することを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記導電部材は、前
    記キャリッジを案内する導電性のキャリッジ軸であるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、少なくと
    も、前記装置本体から前記キャリッジ側へのグランド電
    位の供給は、前記導電部材および前記摺動接点機構を介
    して行われていることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、少なくと
    も、前記装置本体から前記キャリッジ側への駆動信号の
    供給は、前記導電部材および前記摺動接点機構を介して
    行われていることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、前記駆動信
    号生成回路は前記キャリッジ側に形成され、前記装置本
    体側から前記駆動信号生成回路への駆動信号生成用の電
    源の供給は、前記導電部材および前記摺動接点機構を介
    して行われていることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046118A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP2013226658A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Seiko Epson Corp 記録装置

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JP2011046118A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Seiko Epson Corp 印刷装置
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