JP2013226658A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気及びノイズによる不具合の発生を防止した記録装置を提供する。
【解決手段】本発明の記録装置は、記録媒体に対して走査可能なキャリッジ30に搭載された記録ヘッド31により記録を行う記録装置において、キャリッジ30に設けられた回路基板60と、キャリッジ30の上面に配置された板金部材55と、キャリッジ30の外面を引き回すように配置され、回路基板60と装置本体側とを電気的に接続する可撓性配線部材61と、キャリッジ30に配置され、板金部材55を装置本体側に接地する接地バネ50と、を備え、接地バネ50は、可撓性配線部材61をキャリッジ30に固定する固定部材を兼ねることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録装置に関するものである。
従来、インクジェット方式の記録装置として、インクカートリッジ内に設けられたインク収容体を、インク供給チューブを介してキャリッジの下面に設けられた記録ヘッドに接続する所謂オフキャリッジタイプのものが知られている。このようなオフキャリッジタイプの記録装置では、記録ヘッドがキャリッジに搭載されて往復移動する方式であるため、例えばキャリッジと装置本体側とを接続するインク供給チューブやフレキシブルフラットケーブルがキャリッジの往復移動に追従して動く際に静電気を生じさせる場合があった。そこで、キャリッジ上の金属部材を接地部材により接地する液体噴射装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、キャリッジの往復移動に追従してフレキシブルフラットケーブルが動く際、該フレキシブルフラットケーブルの上部が倒れ込み、該倒れ込み部分が周辺部分に接触或いは引っ掛かることによって断線や被覆外れが生じ、ショートやキャリッジの動作不良を招くことになる。そこで、フレキシブルフラットケーブルの自立性を向上させて該フレキシブルフラットケーブルの自重による倒れ込みを防止した記録装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−102984号公報 特開2006−82381号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術では静電気による不具合を防止でき、上記特許文献2に開示の技術ではフレキシブルフラットケーブルの倒れ込みを防止することができるものの、該フレキシブルフラットケーブルはノイズを発生させたり、外部からノイズが入り込むことでキャリッジの動作不良を生じさせるおそれがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、静電気及びノイズによる不具合の発生を防止した記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の記録装置は、記録媒体に対して走査可能なキャリッジに搭載された記録ヘッドにより記録を行う記録装置において、前記キャリッジに設けられた回路基板と、前記キャリッジの上面に配置された板金部材と、前記キャリッジの外面を引き回すように配置され、前記回路基板と装置本体側とを電気的に接続する可撓性配線部材と、前記キャリッジに配置され、前記板金部材を前記装置本体側に接地する接地バネと、を備え、前記接地バネは、前記可撓性配線部材を前記キャリッジに固定する固定部材を兼ねることを特徴とする。
本発明の記録装置によれば、接地バネによって板金部材が接地されるので、板金部材に帯電した静電気を装置本体側に放電することができ、静電気による不具合の発生を防止することができる。また、接地バネが可撓性配線部材の少なくとも一部を覆った状態でキャリッジに固定する構成とすることで、接地バネを介して可撓性配線部材で生じたノイズが周囲に伝播するのを防止することができる。また、接地バネは可撓性配線部材を覆った部分において、該可撓性配線基板にノイズが入り込むことを確実に防止することができる。よって、静電気及びノイズによる不具合の発生を防止した記録装置を提供できる。
前記接地バネは、前記可撓性配線部材の外面側を覆うように前記キャリッジに配置されている構成としてもよい。
この構成によれば、接地バネが可撓性配線部材の外面側を覆っているので、可撓性配線部材との接触面積が大きくなり、可撓性配線部材で発生したノイズが周囲に伝播するのを良好に回避し、可撓性配線基板にノイズが入り込むことを良好に防止することができる。
前記板金部材は、前記記録ヘッドに液体材料を供給する供給チューブを保持する保持部である構成としてもよい。
この構成によれば、キャリッジの走査時においても供給チューブが板金部材により確実に保持されたものとなる。よって、キャリッジの移動時に供給チューブが振動して静電気を発生させるのを抑制することができる。
前記キャリッジの位置を検出するセンサーを備え、前記可撓性配線部材は、前記センサーと前記回路基板とを電気的に接続する構成としてもよい。
この構成によれば、センサーにノイズが入り込むことが防止されるので、キャリッジの位置検出を精度良く行うことができる。
ガイド軸に摺接することで前記キャリッジを走査させるガイド部を備え、前記ガイド部は、前記接地バネに電気的に接続されている構成としてもよい。
この構成によれば、ガイド部とガイド軸とが摺接した際に生じた静電気を接地バネを介して良好に逃がすことができる。
前記ガイド部は、前記ガイド軸の長さ方向に沿って複数設けられ、前記複数のガイド部は、各々の間が金属部材を介して接続されている構成としてもよい。
この構成によれば、複数のガイド部で発生した静電気を金属部材、板金部材及び接地バネを介して良好に逃がすことができる。
実施形態に係るプリンターの斜視構成を示す図。 プリンターの前蓋を開いた状態を示す斜視構成図。 印刷部の要部構成をプリンターの背面側から視た構成を示す図。 キャリッジ周辺の要部構成を示す断面図。 プリンターの要部構成を示す背面図。 キャリッジを背面側から視た要部構成を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、各図においては、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせている。本実施形態は、印刷装置をA1判またはB1判程度の用紙幅の印刷用紙まで印刷を行うことができる大型プリンターに適用したものである。
図1は本実施形態に係るプリンターの斜視構成を示す図であり、図2はプリンターの前蓋を開いた状態を示す斜視構成図である。
プリンター1は、プリンター本体を構成する給紙部2、印刷部3および排紙部4が組み込まれており、脚装置5と、排紙受け装置6とを備えている。給紙部2は、プリンター1の後方上部に突き出るように設けられており、その内部にはロール紙(記録媒体)がセットされ、このロール紙を覆うようにロール紙カバー20が開閉可能に取り付けられている。
印刷部3は上蓋32と前蓋33とを有している。印刷部3は、上蓋32及び前蓋33で仕切られる空間内に印刷ヘッド31を搭載したキャリッジ30が設けられている。キャリッジ30に搭載される印刷ヘッド31にはインクチューブ(供給チューブ)41が接続されている。印刷ヘッド31は、インクチューブ41を介して供給されるインクを吐出するための複数のノズルが形成された所謂インクジェットヘッドから構成されるものである。
前蓋33は、用紙搬送面側に位置する下部がプリンター本体に回動可能に支持されている。キャリッジ30は、主走査方向に設けたガイド軸35に沿って移動可能に支持されている。キャリッジ30は、キャリッジ駆動装置(不図示)が作動するとガイド軸35に案内されて往復移動するようになっている。
印刷部3の前側には、インク供給装置を構成するカートリッジホルダ7が備えられ、このカートリッジホルダ7のホルダ本体70に6色分(イエロー、ライトマゼンタ、ライトシアン、マゼンタ、シアン、黒)のインクカートリッジ71が横並びかつプリンター1の前面側から抜き差し可能に納められている。
ホルダ本体70には、挿し込まれたインクカートリッジ71を覆うホルダカバー72が開閉可能に設けられている。各色のインクは、インクチューブ41を通して印刷ヘッド31に供給され、印刷用紙への印刷に使われる。
上記のプリンター1の印刷動作は、給紙部2から給送されたロール紙に印刷部3で印刷し、そのロール紙が排紙部4を経由して、プリンター1の前方斜め下方に向けて排紙される。印刷部3と排紙部4の間には、ロール紙を切断するためのカッタ(図示略)が設けられており、印刷終了後にカッタによりロール紙が切断され、排紙受け装置6に受け取られるようになっている。
図3は印刷部3の要部構成をプリンター1の側面側から視た構成を示す図である。
図4、5はキャリッジ30の要部構成を示す斜視図である。図5は図4中から上述の接地バネ50を取り外した構成を示す図である。図6はキャリッジ30を背面側から視た斜視図であり、該キャリッジ30の要部構成を示す図である。
図3に示すように、印刷部3は、キャリッジ30と、該キャリッジ30に搭載される印刷ヘッド31と、該キャリッジ30をガイド軸35に沿って走査させる駆動部39と、を有している。キャリッジ30は、ガイド軸35に沿って移動するメインキャリッジ30aと、該メインキャリッジ30aに取り付けられたサブキャリッジ30bと、サブキャリッジ30bの内部を覆うカバー部材30cと、を有する。
印刷ヘッド31は、サブキャリッジ30bの下部に配置されている。メインキャリッジ30aにはフラットケーブル40の一端側を固定するためのケーブル固定部36が上部に設けられている。駆動部39は、不図示のモーター部と、該モーター部の駆動力を伝達する複数の伝達歯車39aとを有している。フラットケーブル40は、後述するキャリッジ30に搭載される回路基板60(図4参照)と制御部100とを電気的に接続させる機能も有する。
サブキャリッジ30bは、表面に設けられた凹部内に接地バネ50が引き回された状態で配置されている。接地バネ50は、後述するサブキャリッジ30bの上部に配置された板金部材55をプリンター1のプリンター本体側に接地させるためのものである。なお、接地バネ50の詳細構成については後述する。
キャリッジ30に搭載される印刷ヘッド31には、上記インクチューブ41と、制御部100(図2参照)から該印刷ヘッド31側に印刷信号を送るためのフラットケーブル40とが接続されている。
フラットケーブル40は例えばポリイミド等の長尺状の可撓性配線基板(フィルム基材)から構成され、キャリッジ30側に各種信号を送るための配線が形成されている。本実施形態に係るプリンター1では、フラットケーブル40の一端が印刷ヘッド31に接続され、他端がプリンター1のプリンター本体側に搭載された制御部100のコネクターに接続されている。
図4、5に示すようにサブキャリッジ30bの上面には板金部材55が取り付けられている。板金部材55の一端側には、下方へと延びる延出部55aが形成されている。延出部55aは接地バネ50に接触した状態とされている。
また、板金部材55は、インクチューブ41を保持するチューブ固定部43が一体に設けられている。このようにチューブ固定部43は板金部材55と一体に形成されるので、所定以上の強度を有することとなり、インクチューブ41をガタツキ無く保持できるようになっている。よって、キャリッジ30のガイド軸35に沿った往復運動に伴うインクチューブ41の振動を抑制することで該振動に伴う静電気発生量を低減できる。
サブキャリッジ30bの前面には回路基板60が搭載されている。回路基板60は、印刷ヘッド31及びキャリッジ30に搭載された各種センサーを駆動するための駆動回路が形成されたものである。回路基板60に設けられた各コネクター60aからフラットケーブル(可撓性配線基板)61が引き出されている。
フラットケーブル61は、例えばポリイミド等の長尺状の可撓性配線基板(フィルム材)から構成されており、各種信号が流れる複数の配線が形成されている。フラットケーブル61には回路基板60側と印刷ヘッド31或いは各種センサー側とを接続する複数の配線が形成されている。また、フラットケーブル61は、ケーブル固定部36に固定されたフラットケーブル40に電気的に接続されており、該フラットケーブル40を介して制御部100に電気的に接続されている。すなわち、回路基板60はフラットケーブル40、60を介して制御部100と電気的に接続されたものとなっている。
フラットケーブル61は、サブキャリッジ30bの前面37aに設けられたケーブル引き回し部62を伝って上部へと引き出された後、90度向きを変えるように折り返されることで側面37b側に引き出される。サブキャリッジ30bの側面37bに引き出されたフラットケーブル61は、該側面37bに設けられた凹部63内を引き回される。
凹部63は、サブキャリッジ30bの側面37bを奥行き方向、下方向、奥行き方向といったように複数回、折り曲げられている。これにより、凹部63内に引き回されたフラットケーブル61を所望の位置に引き回すことが可能となっている。また、凹部63には、後述するように接地バネ50を係止するための突起63aが形成されている。
本実施形態においては、サブキャリッジ30bの側面37bに設けられた凹部63にフラットケーブル61を覆うように接地バネ50が配置されている。接地バネ50の一端部には、凹部63に設けられた突起63aに係合するための開口50aが形成されている。接地バネ50は、該開口50aに突起63aを係合させることでサブキャリッジ30bの側面37bに対して固定されるようになっている。
また、接地バネ50は板金部材55に当接する当接部51を有している。当接部51は、接地バネ50のうち凹部63内に配置される部分に対し、上方に向かって折り曲げ成型されている。これにより、当接部51は凹部63の底面から離間した位置にある板金部材55に対し、確実に接触することができる。
接地バネ50は凹部63に配置された際、板金部材55の下方に入り込んだ状態とされている。この構成によれば、板金部材55が接地バネ50を固定する部材として利用することができる。よって、接地バネ50は板金部材55及び突起63aの2箇所で固定されるので、サブキャリッジ30bに対して確実に保持されたものとなっている。これにより、キャリッジ30の移動に伴う振動によって接地バネ50が外れるといった不具合の発生を防止することができる。
このように接地バネ50は、キャリッジ30の外面側を覆うように引き回されたフラットケーブル61をサブキャリッジ30bの側面37bに固定する固定部材としての機能を兼ねている。
接地バネ50は金属材料を板金することで構成されており、可撓性を有する程度の厚みを有している。これにより、接地バネ50は、凹部63に配置する際、形状が容易に弾性変形可能とされるので、凹部63への組み込み作業を容易なものとし、組み立て性が優れたものとなっている。
サブキャリッジ30bには、図6に示すようにキャリッジ30の全体をガイド軸35に対して摺接可能に保持するガイド部80が設けられている。本実施形態においては、サブキャリッジ30bにガイド部80が2つ設けられている。このような構成に基づき、サブキャリッジ30b(キャリッジ30)は、ガイド軸35に沿って該ガイド軸35の長さ方向に往復移動することができるようになっている。
ガイド部80は不図示の金属部材を介して接地バネ50に電気的に接続されるようになっている。この構成によれば、ガイド部80の少なくとも一方は、接地バネ50を介してプリンター本体側に接地された状態となっている。そのため、ガイド部80が接地バネ50に対して摺接することで発生した静電気を接地バネ50によってプリンター1の外部に放電することができるようになっている。また、2つのガイド部80は導通部(金属部材)81を介して電気的に接続されたものとなっている。
また、サブキャリッジ30bには、該サブキャリッジ30bにおけるガイド軸35に対する位置を検出するためのエンコーダー(不図示)を読み取るためのエンコーダ読み取用のセンサー66が取り付けられている。このセンサー66にはフラットケーブル61から引き出された引出線66aが接続されており、該引出線66a(フラットケーブル61)を介して回路基板60と電気的に接続されている。
これにより、センサー66が読み取った情報が回路基板60側に送られ、該回路基板60からフラットケーブル40、60を介して制御部100側へと送信されるようになっている。
続いて、プリンター1の動作について説明する。以下の説明では本実施形態に係るプリンター1の特徴部分である接地バネ50の効果を得る動作を主体に述べる。
プリンター1が印刷処理を行う際、制御部100は印刷ヘッド31を駆動し、給紙部2が供給するロール紙上にインクを吐出する。制御部100は、印刷処理中においてはキャリッジ駆動装置を作動させ、キャリッジ30をガイド軸35に沿って走査することでロール紙の幅方向の全域にインクを吐出することができる。
ところで、フラットケーブル61は上述のように回路基板60に接続されているため、印刷処理時において、フラットケーブル61の配線には各種信号が流れている。フラットケーブル61は、例えばポリイミド等のフィルム材に複数の配線が形成されているため、外部からノイズが入り込むおそれがある。
このようにフラットケーブル61にノイズが入り込むと、回路基板60に正常な信号が入力されず、印刷ヘッド31の動作不良或いは各種センサーの読み取り不良といった不具合が発生するおそれがある。
印刷ヘッド31の動作不良が生じると、印刷ヘッド31からのロール紙に対するインクの着弾精度を低下させ、所望の印刷品質が得られなくなってしまう。また、各種センサーの読み取り不良が生じると、例えばキャリッジ30の位置制御が精度良くできなくなることで同様に所望の印刷品質が得られなくなってしまう。
これに対し、本実施形態に係るプリンター1によれば、接地バネ50がフラットケーブル61の外面側を覆った状態でサブキャリッジ30bに固定するので、該フラットケーブル61に周囲からノイズが入り込むことを確実に防止できる。よって、センサー66にノイズが入り込むことが防止されるので、キャリッジ30の位置検出を精度良く行うことができる。
また、プリンター1は、フラットケーブル61には各種信号が流れる配線が複数形成されているため、周囲にノイズを出すノイズ発生源となるおそれもある。このように周囲にノイズを発生する場合、周囲の電子機器を誤作動させる等といった問題を生じさせるおそれがある。
これに対し、本実施形態に係るプリンター1によれば、接地バネ50がフラットケーブル61を覆った状態でサブキャリッジ30bに固定しているため、接地バネ50を介してフラットケーブル61で生じたノイズが周囲に伝播するのを防止できる。
また、フラットケーブル40及びインクチューブ41はキャリッジ30に一端側が接続されているため、ガイド軸35に沿って行われるキャリッジ30の往復運動に追従して動くことで静電気を生じさせるおそれもある。
接地バネ50は、外面側を覆うようにフラットケーブル61をサブキャリッジ30bの側面37bに固定するので、フラットケーブル61との接触面積を大きく確保することができる。よって、フラットケーブル61で発生したノイズが周囲に伝播するのを良好に回避しつつ、フラットケーブル61にノイズが入り込むことを良好に防止できる。
本実施形態においては、このとき生じた静電気がサブキャリッジ30bの上部に配置された板金部材55に帯電するおそれがある。プリンター1内において静電気が帯電すると、静電気によって回路基板60がショートすることでプリンター1が動作不良となったり、異常動作することで所望の印刷品質を得ることができず、プリンター1としての信頼性を低下させてしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態に係るプリンター1によれば、接地バネ50が板金部材55をプリンター1のプリンター本体側に接地させることで板金部材55に帯電した静電気を装置本体側に放電することができる。よって、静電気による不具合の発生を防止することができる。
また、本実施形態に係るプリンター1によれば、ガイド軸35に対してキャリッジ30摺接可能に保持するガイド部80が設けられているので、ガイド部80が接地バネ50を介してプリンター本体側に接地された状態となっているため、ガイド部80が接地バネ50に対して摺接することで発生した静電気を接地バネ50によってプリンター1(プリンター本体)の外部に放電することができる。
また、2つのガイド部80は導通部81を介して電気的に接続されたものとなっているので、例えば一方のガイド部80のみが接地バネ50に電気的に接続された構成において他方のガイド部80で静電気が生じたとしても、該他方のガイド部80で生じた静電気を、導通部81を介して一方のガイド部80側に流すことができる。
一方のガイド部80側に流れた静電気は接地バネ50を介してプリンター1の外部に放電されることとなる。従って、本実施形態に係る構成によれば、接地バネ50に対して直接的に接続されていないガイド部80に静電気が生じた場合でも、接地バネ50を介してプリンター1の外部に確実に放電することができる。
以上のように本実施形態に係るプリンター1によれば、接地バネ50によって板金部材55に帯電した静電気をプリンター本体側に放電することができる。また、フラットケーブル61は接地バネ50で覆われた状態でキャリッジ30(サブキャリッジ30b)に固定されるので、該フラットケーブル61で生じたノイズの周囲への伝播、或いはフラットケーブル61へのノイズの入り込みを確実に防止できる。
従って、静電気及びノイズによる不具合の発生を防止した信頼性の高いプリンター1を提供できる。
なお、本発明は上記実施形態に係る構成に限定されることはなく、発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、2つのガイド部80がガイド軸35に摺接することでキャリッジ30を走査可能な構成としたが、ガイド部80の数はこれに限定されることはなく、3つ以上のガイド部80を設けるようにしてもよい。ガイド部80の数を多くすれば、キャリッジ30とガイド軸35とのガタツキを無くすことができ、印刷ヘッド31を高精度で移動させることでより高い精度でインク滴の着弾位置が制御され、高品質の印刷を行うことができる。
また、接地バネ50の形状は上記実施形態に限定されることはなく、フラットケーブル61の引き回し方に応じて随時変更可能である。また、上記実施形態では接地バネ50がサブキャリッジ30bの側面37bに引き回されたフラットケーブル61の外面の全体を覆う構成としたが、接地バネ50は少なくともフラットケーブル61の一部分を覆った構成であれば本発明の効果を得ることができる。
また、上記実施形態ではフラットケーブル61が接続されるセンサーとしてキャリッジ30の位置情報を検出するためのエンコーダ読み取用のセンサー66を例示したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、フラットケーブル61が接続されるセンサーがロール紙の有無を検出する紙検出センサーであっても構わない。この構成によれば、接地バネ50が紙検出センサーの検出信号が流れるフラットケーブル61を覆うことでノイズの入り込みを防止するので、紙検出センサーがノイズによって誤検出するといった不具合の発生が防止され、ロール紙に対して所望の印刷処理を行うことができる。
1…プリンター(記録装置)、30…キャリッジ、31…印刷ヘッド(記録ヘッド)、35…ガイド軸、41…インクチューブ(供給チューブ)、50…接地バネ、55…板金部材、60…回路基板、61…フラットケーブル(可撓性配線基板)、66…センサー、80…ガイド部、81…導通部(金属部材)

Claims (6)

  1. 記録媒体に対して走査可能なキャリッジに搭載された記録ヘッドにより記録を行う記録装置において、
    前記キャリッジに設けられた回路基板と、
    前記キャリッジの上面に配置された板金部材と、
    前記キャリッジの外面を引き回すように配置され、前記回路基板と装置本体側とを電気的に接続する可撓性配線部材と、
    前記キャリッジに配置され、前記板金部材を前記装置本体側に接地する接地バネと、を備え、
    前記接地バネは、前記可撓性配線部材を前記キャリッジに固定する固定部材を兼ねることを特徴とする記録装置。
  2. 前記接地バネは、前記可撓性配線部材の外面側を覆うように前記キャリッジに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記板金部材は、前記記録ヘッドに液体材料を供給する供給チューブを保持する保持部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記キャリッジの位置を検出するセンサーを備え、
    前記可撓性配線部材は、前記センサーと前記回路基板とを電気的に接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の記録装置。
  5. ガイド軸に摺接することで前記キャリッジを走査させるガイド部を備え、
    前記ガイド部は、前記接地バネに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録装置。
  6. 前記ガイド部は、前記ガイド軸の長さ方向に沿って複数設けられ、
    前記複数のガイド部は、各々の間が金属部材を介して接続されていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
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