JPH03246039A

JPH03246039A - インクジェット記録装置

Info

Publication number: JPH03246039A
Application number: JP4265790A
Authority: JP
Inventors: Mitsuru Kurata; 満蔵田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1990-02-26
Filing date: 1990-02-26
Publication date: 1991-11-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、インクを吐出して記録媒体に画像の記録を行
うインクジェット記録装置、特に、熱エネルギーにより
生成した気泡に応じてインクを吐出させるバブルジェッ
ト記録方式のインクジェット言己録装置に関するもので
ある。

〔背景の技術〕

第８図は本出願人により設計され、本願発明が生れるに
至ったインクジェット記録装置の構成図で、装置全体と
しては本発明に含まれる好ましい構成である。本図は装
置要部の上面図となっている。

インクを吐出して画像記録を行う記録ヘッドを備えた４
個のカートリッジ４１０１〜４１０４はそれぞれ、キャ
リッジ４２０に着脱可能に装填されている。また、前記
記録ヘッドはキャリッジ４２０に装填されると、不図示
の位置決め手段により不図示の位置決め面に加圧、当接
されて、キャリッジ４２０に対する位置決めがなされて
いる。

画像信号出力装置４８０とキャリッジ４２０とは、コネ
クタ４９０１〜４９０４．フレキシブルケーブル４５０
．フレキシブル用コネクタ４５１□〜４５１４を介して
電気的に接続されている。また、キャリッジ４２０に設
けられているフレキシブル用コネクタ４５１、〜４５１
．。

中継基板４２７Ｉ〜４２７４．本体コネクタ４２５１〜
４２５４は、画像信号出力装置４８０から出力される画
像信号を４枚のフレキシブルケーブル４５０から前記記
録ヘッドに伝達するための画像信号伝達手段として作用
する。

４枚のフレキシブルケーブル４５０は、そのだぼ穴がキ
ャリッジ４２０のコネクタホルダー（図示せず）に設け
られた２個のだぼ４２６１　。

４２６２に嵌合されることにより固定されると同時に、
位置決めされている。キャリッジ４２０は無端移動部材
である駆動ベルト４７１に固定されており、駆動モータ
４７０．駆動プーリ４７２゜アイドラプーリ４７３によ
り駆動ベルト４７１が左右方向に移動させられることに
より、走査レール４３０上を摺動する。

搬送ローラ４７４．．４７４□およびガイド板４７５に
よりキャリッジ４２０の走査移動範囲の下方に搬送され
てくる紙などの記録媒体４４０への画像の記録は、キャ
リッジ４２０が走査レール４３０上を右から左に摺動す
るとともに、カートリッジ４１０１〜４１ｏ４に搭載さ
れている前記記録ヘッドから前記画像信号に対応してイ
ンクが吐出されることにより行われる。

本背景構成は装置小型化達成のための要件として、駆動
ベルト４７１をキャリッジ４２０の走査移動範囲と画像
信号出力装置４８０との間に位置させ、４枚のフレキシ
ブルケーブル４５０を画像信号出力装置４８０から各カ
ートリッジ４１０　＋〜４１０４にそれぞれ延在させる
構成をもっている。

〔発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記インクジェット記録装置では、可撓
性を有する４枚のフレキシブルケーブル４５０が、その
一部が屈曲されてフレキシブル用コネクタ４５１．〜４
５１４とそれぞれ接続されているため、フレキシブルケ
ーブル４５０の屈曲部において反発力が生じるので、該
反発力が本体コネクタ４２５１〜４２５４を介して４枚
のフレキシブルケーブル４５０と接続されているカート
リッジ４１０．〜４１０４に対して外力として作用する
。したがって、該外力により、４枚のフレキシブルケー
ブル４５０．フレキシブル用コネクタ４５１１〜４５１
４．中継基板４２７１〜４２７４、本体コネクタ４２５
．〜４２５４゜カートリッジ４１０．〜４１０４が一体
となって移動するため、キャリッジ４２０に加圧、当接
されて位置決めされている前記記録ヘッドの位置決め面
の一部が離間し、前記記録ヘッドの位置決めを阻害して
しまうという欠点がある。

特に、第８図の構成のインクジェット記録装置を前提と
すると、自由度が増加した４枚のフレキシブルケーブル
４５０が駆動ベルト４７１に触れて該駆動ベルト４７１
を破損せしめたり、該フレキシブルケーブル４５０の巻
き込みなどの不都合も発生することがあった。

本発明の主たる目的は、記録ヘッドの位置決めが確実に
安定して行えるインクジェット記録装置を提供すること
にある。

本発明の別の目的は、装置の小型化を達成しつつも上述
した不都合のないインクジェット記録装置を提供するこ
とにある。

本発明のさらなる別の目的は、複数個の記録へ・ノドを
位置決め載置するキャリッジに対してフレキシブルケー
ブルをコンパクトに収納せしめ、該フレキシブルケーブ
ルの不要な挙動を防止できるインクジェット記録装置を
提供することにある。

【課題を解決するための手段１本発明の第１のインクジェット記録装置は、インクを吐
出して画像記録を行う記録ヘッドが着脱可能に装填でき
るキャリッジと、該キャリッジに設けられた、該キャリ
ッジに対して装填される前記記録ヘッドの位置決めを行
う位置決め手段と、前記キャリッジと画像信号出力装置
との間に設けられた、画像信号を伝達するための可撓性
を有するフレキシブルケーブルと、前記キャリッジに設
けられた、前記画像信号を前記フレキシブルケーブルか
ら前記記録ヘッドに伝達する画像信号伝達手段とを備え
、前記フレキシブルケーブルの移動を規制する手段が前
記キャリッジに設けられている。

また、前記キャリッジは前記記録ヘッドの側方に空間部
を形成するキャリッジ側板を有し、該空間内に前記フレ
キシブルケーブルを折り曲げた部分が存在し、前記フレ
キシブルケーブルの移動を規制する手段は前記空間部の
キャリッジ底部から反対方向に向う前記フレキシブルケ
ーブルの移動を禁止する部材を有していてもよい。

さらに、前記キャリッジは複数個の記録ヘッドが装填さ
れており、前記フレキシブルケーブルは該複数個の記録
ヘッドのそれぞれに対して設けられ、該フレキシブルケ
ーブルの前記折り曲げ部分は該複数個の記録ヘッド間に
位置していてもよい。

前記記録ヘッドはインクタンクを一体的に有するカート
リッジ型記録ヘッドであってもよい。

また、前記フレキシブルケーブルの移動を規制する手段
の代わりに、画像信号伝達手段の移動を規制する手段が
前記キャリッジに設けられていてもよい。

さらに、前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用して吐出
口からインクを吐出させるものであり、該熱エネルギー
を発生させる手段として電気熱変換体を有していてもよ
い。

本発明の第２のインクジェット記録装置は、記録される
記録媒体の搬送手段と、記録ヘッドを搭載して走査移動
するキャリッジと、該キャリッジを駆動するための駆動
源からの駆動力を該キャリッジに伝達する無端移動部材
と、前記記録ヘッドに連結するためのコネクタを前記キ
ャリッジに有し、画像信号を該記録ヘッドに伝達するた
めのフレキシブルケーブルと、該画像信号を該フレキシ
ブルケーブルに供給する供給手段とを有するものであっ
て、前記搬送手段による記録媒体搬送経路は前記キャリ
ッジの走査移動範囲の下方にあって、前記無端移動部材
は前記キャリッジの走査移動範囲と前記供給手段との間
に位置し、前記フレキシブルケーブルは該無端移動部材
の上方をまたがっているとともに、前記コネクタ近傍で
折れ曲がっており、該折ね曲がり部を前記キャリッジ側
に位置せしめるとともに前記フレキシブルケーブルの移
動を規制する手段を前記キャリッジに具備している。

なお、本発明のより好ましい代表発明は上記請求項第７
項記載のものであり、これによれば、上述した別の目的
を確実に達成することができ、安定した記録を行うこと
ができる。

〔作用］フレキシブルケーブルの移動を規制する手段をキャリッ
ジに設けることにより、該フレキシブルケーブルの屈曲
部において反発力が生じても、該反発力による該フレキ
シブルケーブルの移動量を微小にすることができるので
、該反発力により記録ヘッドの位置決めが阻害されるこ
とはない。

また、画像信号伝達手段の移動を規制する手段をキャリ
ッジに設けることによっても、前記反発力により前記フ
レキシブルケーブルが移動しても、該移動の影響は前記
画像信号伝達手段により吸収されるので、前記反発力に
よる記録ヘッドの位置決めの阻害を防止することができ
る。

本発明にとって好ましくは、複数個の記録ヘッド間また
はキャリッジ側板のいずれか一方との微小な空間を利用
して、該空間内にフレキシブルケーブルを折り曲げて収
納することで（本発明の規制する手段により該フレキシ
ブルケーブルの移動をある程度許容する構成においては
特に）、該フレキシブルケーブルの簡単な離脱防止効果
を該折り曲げ部によって増強できるため有効なものであ
る。

本発明の好ましい小型化効果は、第５図に示す構成によ
ってフレキシブルケーブルをコンパクトにしかも可動に
収納しているので十分価れたものであり、第８図に示し
た装置本体構成の付加によって一層向上できることはい
うまでもない。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明のインクジェット記録装置の第１の実施
例を示す斜視図、第２図はカートリッジ１０＋〜１０．
の水平・垂直方向の位置決めを示す部分側断面図、第３
図はカートリッジ１０１〜１０、の走査方向の位置決め
を示す部分上断面図である。

本実施例のインクジェット記録装置では、記録媒体４０
（たとえば紙）に記録される画像情報は、不図示の画像
信号出力装置より４枚構成のフレキシブルケーブル５０
．〜５ｏ４を介して送られてくる。該４枚のフレキシブ
ルケーブル５０゜〜５０４は、それぞれその先端がフレ
キシブル用コネクタ５１．〜５１４に挿着されることに
より、前記画像情報が４個のカートリッジ１０．〜１０
４に送られている。

前記４枚のフレキシブルケーブル５０１〜５０４は、コ
ネクタホルダー２２の図示左側のカートリッジ１０４側
の側面の走査レール３０上方に設けられた２個のだぼ２
６．．２６２に、その両側の一部に設けられたたば穴が
嵌合されることにより、その取付位置が決定されている
。また、押え板６０の４個のだぼ穴６１．〜６１４が前
記２個のだぼ穴２６１．２６２およびコネクタホルダー
２２の側面に設けられた他の２個のだぼ穴２６３，２６
４　（カートリッジｌＯ１側のだぼ穴２６４は不図示）
にそれぞれ嵌合され、かつ押え板６０が２個の取付ビス
６２．．６２．でコネクタホルダー２２に取付けられる
ことにより、４枚のフレキシブルケーブル５０．〜５０
４は押え板６０により上から押しつけられて固定されて
おり、上方向への移動が禁止されている。

また、本実施例のインクジェット記録装置では、各カー
トリッジ１０．〜１０４に備えられた記録ヘッドの位置
決めが確実に安定して行えるように、次のようにして４
枚のフレキシブルケーブル５０．〜５０４の移動を規制
している。

各フレキシブル用コネクタ５１．〜５１４に挿着される
ときに生じる前記４枚のフレキシブルケーブル５０．〜
５０４のそれぞれの屈曲部近傍において、４個のだぼ穴
５２１〜５２４が該４枚のフレキシブルケーブル５０１
〜５０４のカートリッジ１０＋〜１０４側の側面にそれ
ぞれ設けられている。また、押え板６ｏの前記だぼ穴５
２□〜５２４に対応する位置には、だぼ６３．〜６３４
がそれぞれ設けられており、該だぼ６３１〜６３４と前
記だぼ穴５２１〜５２４とは、押え板６０がコネクタホ
ルダー２２に取付けられるときに互いに嵌合させられる
。前記だぼ６３．〜６３４と前記だぼ穴５２１〜５２４
の大きさは、互いに嵌合したとき微小ながたが生じるよ
うに定められているため、各フレキシブルケーブル５０
１〜５０４の前記屈曲部において生じる反発力により該
フレキシブルケーブル５０１〜５０４が片寄せられても
、前記がた以上には各フレキシブルケーブル５０．〜５
０４が移動しないようにすることができる。

次に、本実施例のインクジェット記録装置における記録
ヘッドの位置決めについて第２図、第３図を用いて説明
する。

記録ヘッド１８．タンク３１を備えたカートリッジ１０
＋が着脱可能に装填されるキャリッジ２ｏは、反カート
リッジｌ　Ｏｒ側が走査レール３０に摺動自在に載置さ
れ、カートリッジ１０゜側が摺動レール３１に支えられ
て、記録媒体４０に対して直角方向（紙面垂直方向）に
走査される。キャリッジ２ｏの該走査に従い、記録ヘッ
ドｌ、（画像情報に応じてインク液滴を形成するための
複数個の不図示の電気熱変換体を有している）の複数個
の噴射ノズル２．から、タンク３゜より供給されるイン
ク粒子が画像情報に応じて吐出されることにより、記録
媒体４ｏに文字１図形などの画像が記録される。記録媒
体４ｏは、キャリッジ２０の前記走査が終了するごとに
、記録ヘッド１．の前後に２本ずつ配設された２対の送
りローラ３２．〜３２４によって順次右方向に搬送され
る。

カートリッジ１０１は、ヘッドコネクタ６１と本体コネ
クタ２５．とによりキャリッジ２ｏに装填されると同時
に、記録ヘッドｈの上方に設けられた水平方向の突当て
面４．と記録ヘッド１１の下方に設けられた水平および
垂直方向の突当て面４ｔ　、４３が、これらの突当て面
４１〜４．と対向するキャリッジ２０にそれぞれ設けら
れた突当て面２１１〜２１．に加圧、当接されることに
より、記録ヘッド１．の位置決めがなされる構成となっ
ている。すなわち、コネクタホルダー２２に係合する押
しビン２３により圧力ｆが左方向に加えられ、記録ヘッ
ド１．の前記突当て面４１４□がキャリッジ２０の前記
突当て面２１゜２１□に押しつけられることにより、記
録ヘッド１１のキャリッジ２０に対する水平方向の位置
決めがなされている。また、押しビン２３の加圧面５は
右下りの斜面で構成されているので、押しビン２３によ
る圧力ｆの分力ｆ１が下方向に生じ、該分力ｆ１により
記録ヘッド１１の前記突当て面４、がキャリッジ２０の
前記突当て面２１３に押しつけられることにより、記録
ヘッド１１の垂直方向の位置決めがなされている。なお
、押しビン２３はコイルばね２４により左方向に常時付
勢されている。

第３図は、第２図の記録ヘッド１１と押しビン２３とを
第２図の上方から見た要部断面図である。記録ヘッドｌ
＋の走査方向側面には３個の突起部７．〜７３　（突起
部７．は図示せず）が設けられており、該３個の突起部
７Ｉ〜７．がそれぞれキャリッジ２ｏの突当て面２８．
〜２８．（突当て面２８３は図示せず）に加圧、当接さ
れることにより、記録ヘッド１１の走査方向の位置決め
がなされている。ここで、記録ヘッドＩＩと押しビン２
３との走査方向の加圧面８は第３図で右上りの斜面で構
成されているので、押しビン２３により前記圧力ｆの分
力ｆ２が走査方向にも生じ、該分力ｆ２により記録ヘッ
ド１１の突起部７１〜７．はキャリッジ２０の各突当て
面２８、〜２８３に押しつけられている。

第１図に示した他のカートリッジ１０ｚ〜１０、にそれ
ぞれ備えられている記録ヘッド１□〜１４も同様にして
位置決めがなされている。

したがって、本実施例のインクジェット記録装置では、
第１図に示したフレキシブルケーブル５０＋〜５０４の
それぞれに設けられたたば穴５２□〜５２４と押え板６
ｏに設けられた４本のだぼ６３１〜６３４によりフレキ
シブルケーブル５０、〜５０４の移動を規制しているた
め、上記した記録ヘッド１１〜１４の位置決めが第８図
に示したもののように阻害されることがない。

第４図は本発明のインクジェット記録装置の第２の実施
例を示す斜視図、第５図は４枚のフレキシブルケーブル
１５０．〜１５０４の屈曲部の詳細を示す断面図、第６
図は第４図に示した実施例の効果を示す部分上断面図で
ある。

本実施例のインクジェット記録装置では、次の点で第１
図に示した第１の実施例と異なる。

（１）各カートリッジ１１０１〜１１０４に備えられた
記録ヘッドの位置決めが確実に安定して行えるように、
各中継基板１２７１〜１２７４の移動をそれぞれ規制し
ている。

（２）前記フレキシブルケーブル１５０＋〜１５０４に
関しては、押え板１６０に設けられた４個のだぼ穴１６
１１〜１６１４をそれぞれだぼ１２６１〜１２６４（だ
ぼ１２６４は不図示）に嵌合し、かつ取付ビス１６２１
１６２□で押え板１６０をキャリッジ１２０に取付ける
ことにより固定するとともに、上方向への移動を禁止し
ている。

（３）前記フレキシブルケーブル１５０２〜１５０４は
第５図に示すように、それぞれ折り曲げて屈曲させられ
たのち、フレキシブル用コネクタ１５１２〜１５１４に
それぞれ挿着されている。

第４図に示す４個のカートリッジ１１０＋〜１１０４は
、第１図に示した４個のカートリッジ１０＋〜１０４と
同様にしてキャリッジ１２０に装填されている。また、
記録ヘッドの位置決め方法も、第１図に示したものと同
様である。

第５図は、第４図に示したインクジェット記録装置を走
査レール１３０側から見た図である。３枚のフレキシブ
ルケーブル１５０□〜１５０４は、３個のフレキシブル
用コネクタ１５１２〜１５１４の間でそれぞれ屈曲させ
られたのち、対応する各フレキシブル用コネクタ１５１
２〜１５１４とそれぞれ挿着されている。また、各フレ
キシブル用コネクタ１５１．〜１５１４に一体的に設け
られている中継基板１２７．〜１２７４はそれぞれ、反
フレキシブル用コネクタ１５１１〜１５１４側の端がコ
ネクタホルダー１２２の凹部に微小ながたをもって嵌合
されている。

したがって、各中継基板１２７Ｉ〜１２７４が各フレキ
シブルケーブル１５０１〜１５０４の反発力ｆ−，ｆｂ
、ｆｃ、ｆａによりそれぞれ移動しても、各中継基板１
２７１〜１２７４はコネクタホルダー１２２の凹部との
前記微小ながた以上には動かない、さらに、第６図に示
すように各ヘッドコネクタ１０６１〜１０６４と各本体
コネクタ１４１１〜１４１４とはそれぞれ微小ながたを
もって接続されているため、各中継基板１２７、〜１２
７４の回転移動量はこの部分で吸収されてしまう。その
結果、記録ヘッド１０１の走査方向側面に設けられた３
個の突起部１０７゜〜１０７３　　（突起部１０７．は
不図示、第３図参照）とキャリッジ１２０の突当て面１
２８１〜１２８ｓ　　（突当て面１２８．は不図示）と
の当接、加圧に影響が及ばないので、記録ヘッドの確実
な位置決めが実現できる。

なお、第５図において、複数個の記録ヘッドおよびフレ
キシブルケーブル１５０．〜１５０４のキャリッジ１２
０に対しての規制域（だぼ１２６１〜１２６４）から各
記録ヘッドに至るフレキシブル用コネクタ１５１１〜１
５１４は、キャリッジ側板１２００．１２０１と押え板
１６０とキャリッジ１２０の底面とで画成される空間内
にコンパクトに収納されている。ここで、中継基板１２
７４の記録ヘッドと中継基板１２７３の記録ヘッドとの
間には、それぞれフレキシブルケーブル１５０４とフレ
キシブルケーブル１５０．の折れ曲がり部が存在してお
り、互いの記録ヘッド間からの離脱な該折れ曲がり部に
よる密接状態で抑制し合い規制効果を向上している。

複数個の記録ヘッドを用いる場合、本例カラー以外の濃
度アップや印字特性の異なる記録ヘッドの組合せ印字に
おいても、各記録ヘッド間の空間は大きくても数ｃｍ以
内であるが、該空間を利用してフレキシブルケーブルを
収納したことで装置の小型化に貢献している。

第７図は本発明のインクジェット記録装置の第３の実施
例を示す部分側断面図である。

第４図に示した第２の実施例では、記録ヘッドの位置決
めを確実にかつ安定に行うため、４枚の中継基板１２７
．〜１２７４をそれぞれコネクタホルダー１２２に設け
た凹部に嵌合させる構成としているが、本実施例では、
各フレキシブル用コネクタ２５１１〜２５１４の反フレ
キシブルケーブル側に軸２５２Ｉ〜２５２４がそれぞれ
設けられており、コネクタホルダー２２２に設けられた
４個の凹部に該軸２５２１〜２５２４をそれぞれ嵌合す
る構成をしている。

本実施例においても、各フレキシブルケーブル２５０、
〜２５０４の反発力による各中継基板２２７Ｉ〜２２７
４の移動は、前記軸２５２１〜２５２４とコネクタホル
ダー２２２の前記凹部とにより規制されるため、前記第
２の実施例と同様の効果が得られる。

上述した第１〜第３の実施例は、４個のカートリッジを
有するインクジェット記録装置について示したが、カー
トリッジの数は４個以外であってもよい。

本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもバブル
ジェット方式の記録ヘッドを用いたインクジェット記録
装置において、優れた効果をもたらすものである。

その代表的な構成や原理については、たとえば、米国特
許第４７２３１２９号明細書、同第４７４０７９６号明
細書に開示されている基本的な原理を用いて行なうもの
が好ましい、この方式は所謂オンデマンド型、コンティ
ニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オン
デマンド型の場合には、液体（インク）が保持されてい
るシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体
に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度
上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加すること
によって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、
記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆
動信号に一対一対応し液体（インク）内の気泡を形成で
きるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出
用開口を介して液体（インク）を吐出させて、少なくと
も一つの液滴を形成する。この駆動信号をパルス形状と
すると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、
特に応答性に優れた液体（インク）の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては米国
特許第４４６３３５９号明細書、同第４３４５２６２号
明細書に記載されているようなものが適している。なお
、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許節
４３１３１２４号明細書に記載されている条件を採用す
ると、さらに優れた記録を行なうことができる。

記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ
構成（直線状液路または直角液路）の他に、熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第４５５８３３３号明細書および米国特許第４４５９６
００号明細書にそれぞれ記載のものを用いた構成のもの
でもよい。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭５９年第１２３６７０号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔な吐出部に対応せる構成を開示
する特開昭５９年第１３８４６１号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。

さらに、インクジェット記録装置が記録できる最大記録
媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記
録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよ
うな複数個の記録ヘッドの組み合わせによって、その長
さを満たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッド
としての構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した
効果を一層有効に発揮することができる。

加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電
気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる
交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘ
ッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。

また、本発明のインクジェット記録装置の構成として設
けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補
助手段などを付加することは本発明の効果を一層安定で
きるので好ましい、これらを具体的に挙げれば、記録ヘ
ッドに対しての、キャッピング手段、クリーニング手段
、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれと
は別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備
加熱手段、記録とは別に吐出を行なう予備吐出モードを
行なうことも安定して記録を行なうために有効である。

さらに、インクジェット記録装置の記録モードとしては
、黒色などの主流色のみの記録モードだけではなく、記
録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによ
ってでもよいが、異なる色の複色カラーまたは混色によ
るフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明
は極めて有効である。

以上説明した本発明実施例においては、インクを液体と
して説明しているが、室温やそれ以下で固化するインク
であって、室温で軟化もしくは液体となるもの、あるい
は、インクジェットで一般的に行われている温度調整の
温度範囲である３０℃以上７０℃以下の温度範囲内で軟
化もしくは液体となるものでもよい。すなわち、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。

加えて、積極的に熱エネルギーにょる昇温をインクの固
形状態から液体状態への態度化のエネルギーとして使用
せしめることで防止するか、または、インクの蒸発防止
を目的として放置状態で固化するインクを用いるかして
、いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与
によってインクが液化してインク液状として吐出するも
のや記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるも
のなどのような、熱エネルギーによって初めて液化する
性質のインク使用も本発明には適用可能である。このよ
うな場合インクは、特開昭５４−５６８４７号公報ある
いは特開昭６０−７１２６０号公報に記載されているよ
うな、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としてもよい。本発明においては、上述
した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸
騰方式を実行するものである。

［発明の効果］本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。

フレキシブルケーブルの移動を規制する手段または画像
信号伝達手段の移動を規制する手段をキャリッジに設け
ることにより、前記フレキシブルケーブルを前記キャリ
ッジに接続する際に生じる該フレキシブルケーブルの屈
曲部による反発力により記録ヘッドの位置決めが阻害さ
れることを防止することができるという効果がある。

また、複数個の記録ヘッド間またはキャリッジ側板のい
ずれか一方との微小な空間を利用して、該空間内にフレ
キシブルケーブルを折り曲げて収納することで、該フレ
キシブルケーブルの簡単な離脱防止効果を該折り曲げ部
によって増強できるという効果および装置の小型化がで
きるという動節１図は本発明のインクジェット記録装置
の第１の実施例を示す斜視図、第２図はカートリッジ１
０、〜１０４の水平および垂直方向の位置決めを示す部
分側断面図、第３図はカートリッジ１０１〜１０４の走
査方向の位置決めを示す部分上断面図、第４図は本発明
のインクジェット記録装置の第２の実施例を示す斜視図
、第５図は各フレキシブルケーブル１５０＋〜１５０４
の屈曲部の詳細を示す断面図、第６図は第４図に示した
実施例の効果を示す部分上断面図、第７図は本発明のイ
ンクジェット記録装置の第３の実施例を示す部分側断面
図、第８図は本発明にとってのインクジェット記録装置
の前提構成を示す構成図である。

１、、１０１．２０１・・・記録ヘッド、２、、２０２
・・・噴射ノズル、３１、２０３・・・タンク、５、８．２０５・・・加圧面、６、、１０６．〜１０６４．２０６・・・ヘッドコネク
タ、７０，７□、　１０７１．１０７□・・・突起部、
１０、〜１０４．１１０□〜１１０４．２１０．・・・
カートリッジ、２０、　１２０．２２０・・・キャリッ
ジ、２２、１２２．２２２−・・コネクタホルダー２３
、２２３・・・押しビン、２４、２２４・・・コイルばね、２５１．１２５１〜１２５４．２２５．・・・本体コネ
クタ、２６、〜２６３．６３．〜６３４．１２６□〜１
２６４・・・だぼ、２７．１２７□〜１２７４．２２７
１・・・中継基板、３０、１３０．２３０・・・走査レ
ール、３１、１３１．２３１・・・摺動レール、３２１
〜３２４．１３２１〜１３２４．２３２１〜２３２４・
・・送りローラ、４０、１４０．２４０・・・記録媒体、５０、５０．〜
５０４．１５０．〜１５０４，２５０．・・・フレキシ
ブルケーブル、５２、〜５２４．６１．〜６Ｌ、　１６３１〜１６３４
・・・だぼ穴、６０．１６０．２６０・・・押え板、６２、、６２□、　　１６１１．１６２２・・・取付ビ
ス、２５２１・・・軸、１２００．１２０１・・・キャ
リッジ側板、ｆ・・・圧力、ｆ＋、　ｆｚ・・・分力、ｆ、、　ｆ、、　ｆｃ、　ｆ、＋−・・反発力。

Claims

【特許請求の範囲】１、インクを吐出して画像記録を行う記録ヘッドが着脱
可能に装填できる走査キャリッジと、該キャリッジに設
けられた、該キャリッジに対して装填される前記記録ヘ
ッドの位置決めを行う位置決め手段と、前記キャリッジと画像信号出力装置との間に設けられた
、画像信号を伝達するための可撓性を有するフレキシブ
ルケーブルと、前記キャリッジに設けられた、前記画像信号を前記フレ
キシブルケーブルから前記記録ヘッドに伝達する画像信
号伝達手段とを備えたインクジェット記録装置において
、前記フレキシブルケーブルの移動を規制する手段が前記
キャリッジに設けられていることを特徴とするインクジ
ェット記録装置。２、前記キャリッジは前記記録ヘッドの側方に空間部を
形成するキャリッジ側板を有し、該空間内に前記フレキ
シブルケーブルを折り曲げた部分が存在し、前記フレキ
シブルケーブルの移動を規制する手段は前記空間部のキ
ャリッジ底部から反対方向に向う前記フレキシブルケー
ブルの移動を禁止する部材を有している請求項第１項記
載のインクジェット記録装置。３、前記キャリッジは複数個の記録ヘッドが装填されて
おり、前記フレキシブルケーブルは該複数個の記録ヘッ
ドのそれぞれに対して設けられ、該フレキシブルケーブ
ルの前記折り曲げ部分は該複数個の記録ヘッド間に位置
している請求項第２項記載のインクジェット記録装置。４、前記記録ヘッドはインクタンクを一体的に有するカ
ートリッジ型記録ヘッドである請求項第１項乃至第３項
いずれかに記載のインクジェット記録装置。５、前記フレキシブルケーブルの移動を規制する手段の
代わりに、画像信号伝達手段の移動を規制する手段が前
記キャリッジに設けられている請求項第１項乃至第４項
いずれかに記載のインクジェット記録装置。６、前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用して吐出口か
らインクを吐出させるものであり、該熱エネルギーを発
生させる手段として電気熱変換体を有している請求項第
１項乃至第５項いずれかに記載のインクジェット記録装
置。７、記録される記録媒体の搬送手段と、記録ヘッドを搭載して走査移動するキャリッジと、該キャリッジを駆動するための駆動源からの駆動力を該
キャリッジに伝達する無端移動部材と、前記記録ヘッド
に連結するためのコネクタを前記キャリッジに有し、画
像信号を該記録ヘッドに伝達するためのフレキシブルケ
ーブルと、該画像信号を該フレキシブルケーブルに供給する供給手
段とを有するインクジェット記録装置において、前記搬送手段による記録媒体搬送経路は前記キャリッジ
の走査移動範囲の下方にあって、前記無端移動部材は前
記キャリッジの走査移動範囲と前記供給手段との間に位
置し、前記フレキシブルケーブルは該無端移動部材の上
方をまたがっているとともに、前記コネクタ近傍で折れ
曲がっており、該折れ曲がり部を前記キャリッジ側に位
置せしめるとともに前記フレキシブルケーブルの移動を
規制する手段を前記キャリッジに具備したことを特徴と
するインクジェット記録装置。８、前記キャリッジは前記記録ヘッドの側方に空間部を
形成するキャリッジ側板を有し、該空間内に前記フレキ
シブルケーブルを折り曲げた部分が存在し、前記フレキ
シブルケーブルの移動を規制する手段は前記空間部のキ
ャリッジ底部から反対方向に向う前記フレキシブルケー
ブルの移動を禁止する部材を有している請求項第７項記
載のインクジェット記録装置。９、前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用して吐出口か
らインクを吐出させるものであり、該熱エネルギーを発
生させる手段として電気熱変換体を有している請求項第
７項または第８項記載のインクジェット記録装置。