JP2001063016A - プリント方法およびプリント装置 - Google Patents

プリント方法およびプリント装置

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JP2001063016A
JP2001063016A JP23729999A JP23729999A JP2001063016A JP 2001063016 A JP2001063016 A JP 2001063016A JP 23729999 A JP23729999 A JP 23729999A JP 23729999 A JP23729999 A JP 23729999A JP 2001063016 A JP2001063016 A JP 2001063016A
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Miyuki Fujita
美由紀 藤田
Yuji Konno
裕司 今野
Tetsuhiro Maeda
哲宏 前田
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向に並設された2列の吐出口列であ
って、吐出口配列のピッチの半分だけ相互にずらして設
けられた当該2列の吐出口列を持つインクジェットヘッ
ドを用い、それら吐出口列が隣接する2ラスタのプリン
トを行うようにするにあたり、ラスタ間のドット形成位
置ずれによる画像品位の低下を抑制する。 【解決手段】 多値レベルに量子化された入力画像デー
タを擬似中間調処理として2×2のドット配列に割付け
てプリントを行う際、割付けにあたり、入力画像データ
のそれぞれのレベルについて互いに異なる複数のドット
配列を用いるるとともに、走査方向に複数のドット配列
を所定の規則に従って周期的に変化させ、当該1周期の
中では隣接するNラスタのドット数を均等化する処理を
適切に行う。これにより、隣接する2ラスタが互いに走
査方向に±2画素程度ずれた範囲において形成ドットに
よるプリント媒体の被覆率の差が10%以内となるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント方法およ
びプリント装置に関し、特にインクジェット方式による
記録装置のインクドットの形成位置調整に適用して好適
なものである。なお、本発明は、一般的なプリント装置
のほか、複写機、通信システムを有するファクシミリ,
プリント部を有するワードプロセッサ等の装置、さらに
は、各種処理装置と複合的に組み合わされた産業用記録
装置に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】プリント部たる記録ヘッドをプリント媒
体上で走査させながらプリント動作を実行する所謂シリ
アル走査型の画像記録装置は、さまざまな画像形成に適
用されている。特にインクジェット方式によるものは、
近年高解像度化やカラー化が進み、画像品位が目覚しく
向上したことから、急速に普及してきている。このよう
な装置では、インクを例えば滴として吐出する吐出口を
集積配置してなる所謂マルチノズルヘッドが用いられて
いるが、現在では吐出口の集積密度を高め、かつ1ドッ
ト当たりのインク吐出量を小さくすることで更なる高解
像度の画像形成が可能となってきている。一方、より銀
塩写真に迫る画質を実現するために、基本となる4色の
インク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色
インク)の他に、これらの濃度を低くした淡インクも同
時に用いて記録を行うものなど、多彩な技術が展開され
ている。また、この高画質化が進むにつれて懸念されて
いた記録速度の低下についても、プリント素子数の増大
や駆動周波数の向上、更には双方向プリントのような技
術を採用することで対応が図られ、良好なスループット
が得られるようになってきている。
【0003】図19は上記マルチノズルを用いてプリン
トを行うプリンタの一般的構成を模式的に示す。この図
において、1901は例えばブラック(K)、シアン
(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色の
インクに対応して設けたヘッドカートリッジであり、そ
れぞれのヘッドカートリッジ1901はそれらのいずれ
かの色のインクを充填したインクタンク1902Tと、
そのインクタンクから供給されるインクをプリント媒体
上に吐出可能な吐出口を多数配列してなるヘッド部19
02Hとから構成されている。
【0004】1903は紙送りローラ(フィードロー
ラ)であり、補助ローラ1904と協働してプリント媒
体(記録紙)1907を挟持しつつ図の矢印方向に回転
し、記録紙1907を随時y方向に搬送する。また、1
905は記録紙1907を挟持しながら被プリント位置
に向けて送給する一対の給紙ローラであり、ローラ19
03および1904との間で記録紙1907を平坦に保
持する機能も果たす。
【0005】1906は4つのヘッドカートリッジ19
01を支持し、プリント動作に際してこれらを主走査方
向に移動させるためのキャリッジであり、プリントを実
行しないとき、あるいはヘッド部1902Hのインク吐
出性能を良好に保持するための回復動作を行うときに
は、図の破線で示した位置(ホームポジション)hに設
定される。
【0006】プリント開始前にホームポジションhに設
定されているキャリッジ1906は、プリント開始命令
の入来に応じてx方向に移動を開始し、ヘッド部190
2Hに設けられた複数(n個)の吐出口からプリントデ
ータに応じてインクを吐出して、吐出口配列範囲に対応
した幅のプリントを行って行く。そして、記録紙190
7のx方向端部までプリント動作が終了すると、片方向
プリントの場合にはキャリッジ1906はホームポジシ
ョンhに復帰し、再びx方向に向けてプリント動作を行
う。また、双方向プリントであればホームポジションh
に向かう−x方向の移動時にもプリント動作を行う。い
ずれにせよ、一方向へ向かう1回のプリント動作(1ス
キャン)が終了してから次回のプリント動作が開始され
る前に、紙送りローラ1903が図の矢印方向に所定量
回転することで、所定量(吐出口配列幅分)だけy方向
に記録紙1097が搬送される。これらのように、1ス
キャンのプリント動作と所定幅の記録紙搬送とを繰り返
すことにより、記録紙1枚分のデータのプリントが完成
する。
【0007】このようなシリアル型のインクジェットプ
リンタにおいては、より高解像度の画像記録に対応する
ために、ヘッド部の構成ないしプリント方法に関して種
々の工夫がなされている。
【0008】例えばマルチノズルヘッドの製造上、1列
のノズル配列密度にはどうしても限界が生じる。
【0009】図20(a)はこれに対して更に高密度な
記録を実現するためのヘッドの例を示す。これはy方向
に所定のピッチpyで多数の吐出口を配列した吐出口列
をx方向に所定画素数分の距離pxだけずらしてx方向
に2列設けるとともに、列間の吐出口がy方向に(py
/2)だけシフトするように配置したもので、1列当た
りの解像度の2倍の解像度を実現している。さらに、図
19の装置に適用する場合には1色について図20
(a)のような構成を有するヘッドを6色に対応してx
方向に並置することができる。この構成であれば、双方
の列間の吐出タイミングさえ調整すれば、1列当たりの
解像度の2倍の解像度のカラー記録が実現できる。
【0010】また、米国特許第4920355号や特開
平7−242025号に開示された技術のように、マル
チノズルの配列構成は低解像度にしておきながら、各記
録走査ごとの紙送り量をノズル列幅以下の所定の画素数
分にすることにより、高解像度の記録を実現しているも
のもある。このような記録方法を以下インターレース記
録法と称す。
【0011】図21を用いてこのインターレース記録方
法を簡単に説明する。ここでは300dpi(ドット/
インチ)のピッチで吐出口を配列したヘッドHを用いて
1200dpiの画像を完成させるものとする。簡単の
ため、吐出口数は9個としており、各記録走査毎に行わ
れる紙送り量は1200dpiで9画素分としてある。
往路で記録されるラスタを実線、復路で記録されるラス
タを破線で表しており、これらは互い違いに形成されて
行くことがわかる。
【0012】ここでは、毎回9画素分ずつ一定量を紙送
りする例を挙げたが、インターレース記録はこの構成に
限ったものではない。吐出口の本来の配列ピッチよりも
細かいピッチの画像を複数の記録走査で完成させている
構成であれば、紙送り量が常に一定でなくともインター
レース記録方法であると言えるのであり、いずれにして
も、吐出口の本来の配列解像度よりも高い解像度での画
像記録が可能となる。
【0013】以上説明した様々な方法により、ノズル配
列よりも高い解像度の画像を記録可能としている。
【0014】一方、記録装置の記録解像度は必ずしも画
像データ供給源をなすホスト装置からの入力解像度と等
しいわけではない。近年の記録装置は複数の入力解像度
に応じた記録が可能となっている。例えば1200dp
iの記録解像度を持つプリンタであっても、高速に処理
したい場合には画像データを300dpiの解像度で入
力するようにすれば、ホスト装置からの転送時間を短縮
させることができる。このとき、実際は17値を表現で
きる4×4画素を2値に低減させて記録する。
【0015】また、高画質の記録を行うにしても120
0dpiの画像データ転送はホスト装置に負担がかか
る。この場合、1/4の600dpiで多値画像を入力
しておき、2×2のエリアの中で階調表現して記録する
方法が既に提案され、かつ実施されている。その一例と
して、特開平9−46522号に開示された技術を説明
する。
【0016】図22は、300dpiの入力解像度を6
00dpiで記録する同号明細書に開示された例を示
す。ホスト装置からの300dpiの入力解像度に対し
てプリンタの出力解像度が600dpiである場合、プ
リンタ側では2×2のドット配列により5値の階調を表
現できる。5値を「レベル0」〜「レベル4」としたと
き、「レベル0」および「レベル4」以外は図示のよう
に複数のパターン表現が可能である。特開平9−465
22号では、この複数パターンをシーケンシャルにある
いはランダムに配置させる内容を開示している。このよ
うにすると、各階調の画素を形成するドット配置が固定
されないので、擬似中間調処理を行った場合の擬似輪郭
や画像のエッジ部に現れる所謂「はきよせ現象」等を低
減させる効果がある。また、記録ヘッドの使用ノズルの
平均化についても効果がある。
【0017】このような記録方法は、特に高解像な記録
装置に有効である。写真画質を実現しようとするプリン
タでは、視覚解像度以上の入力解像度は必要なく、60
0dpi程度の解像度が得られれば、あとはむしろ個々
の画素の階調性を高める方が有効である。先述した淡イ
ンクを含んだ6色インク構成によって更に階調性を高め
れば、より粒状感が減り滑らかな画像を得ることができ
る。
【0018】これに対し、高精細なモノクロームの文字
やパターンの出力が望まれる場合には、記録装置の最高
解像度と同一の入力解像度で2値画像を記録するのが好
ましい。このように同じ記録装置を用いつつも、その用
途に応じて様々な記録への対応が可能となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図20
(a)に示したようなヘッドを用いる場合、y方向(副
走査方向)に交互に並ぶ偶数ラスタと奇数ラスタとは異
なる吐出口列で記録されるため、吐出口列ごとにドット
着弾位置が微妙にずれて画像品位の低下が生じることが
あった。その原因としては、吐出口が設けられているヘ
ッドの面(フェイス面)がインクによる膨潤や温度の上
昇等によって変形し、例えば同図(b)に示すように奇
数ラスタの記録に関与する吐出口列と偶数ラスタの記録
に関与する吐出口列との間で凸状の変形が生じた場合
に、それぞれの吐出口から「ハ」字状に開く方向にイン
クが吐出される現象などがあげられる。このような現象
に起因したラスタ間のインク着弾位置ずれは、僅かなも
のであっても画像品位に悪影響を及ぼし、特に誤差拡散
法のような2値化法によって得られた高解像な画像でそ
の劣化が著しい。このような画像はドット配置にブルー
ノイズ特性を持つことでその全体的な滑らかさを保って
いるが、偶数ラスタのレイヤーと奇数ラスタのレイヤー
とが互いにずれることで、その周波数分布に大きな崩れ
が生じ、画像全体のざらつきが感知されるのである。
【0020】従来、各色間の着弾位置ずれを補正する方
法や、双方向プリントを行う場合の往走査と復走査との
同色インクの着弾位置ずれを補正する方法については多
くの提案がある。しかし図20(a)のようなヘッドを
用いる場合の同色インクのラスタ間に生じる着弾位置ず
れを補正することについては、ずれの許容範囲が狭くか
つ画像形成に与える弊害も大きいにも拘わらず、未だ有
効な調整方法についての提案がなされていなかった。
【0021】さらに、偶数列と奇数列との吐出方向のず
れは、ヘッド製造時の個体差に起因したもののほか、イ
ンク組成、吐出頻度などの履歴、あるいはまた記録の環
境によっても影響を受ける。例えば、連続記録を重ねる
とヘッドの温度が上昇し、インクの粘度が減少してイン
ク吐出スピードが上昇するという現象が生じる。記録中
にヘッドが昇温すればこれに応じてずれ量も変化してく
るが、記録が終了して温度が下がれば再び元に戻るの
で、たとえユーザーによる調整機構を具備したとしても
この変化に追いついていけない状況であった。
【0022】このような不都合は、インターレース記録
でも当てはまる。インターレース記録方法では、複数回
の記録走査と紙送りとを行いつつ同一画像領域を完成さ
せていくので、記録時間が長くなるという問題がある。
これに対応するために、双方向プリントを行うようにし
たものも既に開示されている。しかしこの場合、図21
に示したように、奇数ラスタは往走査、偶数ラスタは復
走査で画像が形成されて行くことが多いが、ラスタ単位
でドット着弾位置がずれると、図20(a)に示したヘ
ッドを用いる場合と同様の弊害が生じる。往路記録と復
路記録との着弾ずれを補正するための方法も既に多数提
案されているが、この場合もヘッドの昇温に応じて吐出
スピードが上がる問題に適時かつ適切に対処することに
ついては不完全である。
【0023】前述した特開平9−46522号に開示さ
れた技術を適用すれば、画像品位低下の問題も多少緩和
される可能性がある。しかし、かかる提案は本来、偶数
・奇数ラスタ間の着弾位置ずれを改善することを目的と
するものではなく、偶数・奇数ラスタ間の良好なドット
の形成位置調整については検討されていない。
【0024】また、同号では複数のパターンをランダム
に変化させる内容も開示している。これを適用すれば確
かに効果は期待できるが、複数のパターンをランダムに
発生するための回路が必要となり、しかもこれがかなり
複雑なものとなることが懸念される一方、ランダムに発
生させるとは言っても複数パターンを供給するためのメ
モリに限りがある以上、画像全体から見ればパターンに
は大きな周期性が生じ、そのゆえにこれがかえって目立
ってしまうことも予想される。
【0025】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、主走査方向に複数の吐出口列を配列
してなる構成の高解像記録が可能なヘッドを用いなが
ら、あるいはインターレース構成の記録法を双方向で行
いながら、各ラスタ間のドット形成位置がずれた場合に
生じる画像品位の低下を抑制することができるようにす
ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
複数のプリント素子を配列してなるプリントヘッドを用
い、該プリントヘッドを前記複数のプリント素子の配列
方向とは異なる方向に走査させることによりプリント媒
体上に画像の形成を行うとともに、前記配列方向におい
て隣接する画像のNラスタが異なる条件で形成されるプ
リント方法であって、多値のレベルに量子化された入力
画像データを擬似中間調処理としてN×Nのドット配列
に割付ける工程を具備し、該工程は、前記入力画像デー
タのそれぞれの同一レベルについて互いに異なる複数の
前記ドット配列を用いる工程と、前記走査方向に前記複
数のドット配列を所定の規則に従って周期的に変化させ
るとともに、当該1周期の中では前記隣接するNラスタ
のドット数を均等化する工程と、を有することを特徴と
する。
【0027】また、本発明は、複数のプリント素子を配
列してなるプリントヘッドを用い、該プリントヘッドを
前記複数のプリント素子の配列方向とは異なる方向に走
査させることによりプリント媒体上に画像の形成を行う
とともに、前記配列方向において隣接する画像のNラス
タが異なる条件で形成されるプリント装置であって、多
値のレベルに量子化された入力画像データを擬似中間調
処理としてN×Nのドット配列に割付ける手段を具備
し、該手段は、前記入力画像データのそれぞれの同一レ
ベルについて互いに異なる複数の前記ドット配列を用い
る手段と、前記走査方向に前記複数のドット配列を所定
の規則に従って周期的に変化させるとともに、当該1周
期の中では前記隣接するNラスタのドット数を均等化す
る手段と、を有することを特徴とする。
【0028】これらにおいて、前記均等化工程または手
段では、前記隣接するNラスタが互いに前記走査方向に
少なくとも±2画素ずれた範囲において形成ドットによ
る前記プリント媒体の被覆率の差が10%以内となるよ
うにすることができる。
【0029】また、前記プリントヘッドは、前記走査方
向に並設されたN列のプリント素子列であって、プリン
ト素子の配列のピッチ未満の量だけ相互にずらして設け
られた当該N列のプリント素子列を有し、該N列のプリ
ント素子列が前記Nラスタのプリントを行うものとする
ことができる。
【0030】または、前記プリント装置は、前記プリン
トヘッドを前記プリント媒体に対して往方向走査および
復方向走査させるとともに、当該往方向走査と復方向走
査との間で前記複数のプリント素子の配列密度より高い
密度でプリントを行うための量ずつ前記プリント媒体を
前記走査方向と直交する方向に相対的に搬送することに
より画像形成を行う装置であり、前記往方向走査および
復方向走査によって前記N=2ラスタのプリントを行う
ものとすることができる。
【0031】以上において、前記Nラスタ内における前
記複数のプリント素子の駆動タイミングの調整を行う工
程をさらに具えることができる。
【0032】また、前記プリントヘッドはインクを吐出
することによりプリントを行うヘッドであり、前記プリ
ント素子は前記インクを吐出するための吐出口を有する
ものとすることができる。
【0033】さらに、前記プリントヘッドは、前記吐出
口からインクを吐出するために利用されるエネルギとし
てインクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する発
熱素子を有するものとすることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の記
録装置に係る実施形態を説明する。
【0035】なお、以下に説明する実施形態では、イン
クジェット記録方式を用いた記録装置としてのプリンタ
を例に挙げ説明する。
【0036】そして、本明細書において、「プリント」
(「記録」という場合もある)とは、文字、図形等有意
の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、
また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであ
るか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、
パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も
言うものとする。
【0037】ここで、「プリント媒体」とは、一般的な
プリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プ
ラスチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものと
する。
【0038】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきもので、プリント媒体上に付与されることに
よって、画像、模様、パターン等の形成またはプリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えばプリント媒体
に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に供
され得る液体を言うものとする。
【0039】[装置本体]図1及び図2にインクジェッ
ト記録方式を用いたプリンタの概略構成を示す。図1に
おいて、この実施形態におけるプリンタの外殻をなす装
置本体M1000は、下ケースM1001、上ケースM
1002、アクセスカバーM1003及び排出トレイM
1004の外装部材と、その外装部材内に収納されたシ
ャーシM3019(図2参照)とから構成される。
【0040】前記シャーシM3019は、所定の剛性を
有する複数の板状金属部材によって構成され、記録装置
の骨格をなし、後述の各記録動作機構を保持するものと
なっている。また、前記下ケースM1001は装置本体
M1000の略下半部を、上ケースM1002は装置上
本体M1000の略上半部をそれぞれ形成しており、両
ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する
収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前
面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
【0041】さらに、前記排出トレイM1004はその
一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、そ
の回転によって下ケースM1001の前面部に形成され
る前記開口部を開閉させ得るようになっている。このた
め、記録動作を実行させる際には、排出トレイM100
4を前面側へと回転させて開口部を開成させることによ
り、ここから記録シートが排出可能となると共に排出さ
れた記録シートPを順次積載し得るようになっている。
また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM
1004a,M1004bが収納されており、必要に応
じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持
面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0042】アクセスカバーM1003は、その一端部
が上ケースM1002に回転自在に保持され、上面に形
成される開口部を開閉し得るようになっており、このア
クセスカバーM1003を開くことによって本体内部に
収納されている記録ヘッドカートリッジH1000ある
いはインクタンクH1900等の交換が可能となる。な
お、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーM10
03を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバ
ー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバ
ーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することに
より、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようにな
っている。
【0043】また、上ケースM1002の後部上面に
は、電源キーE0018及びレジュームキーE0019
が押下可能に設けられると共に、LED E0020が
設けられており、電源キーE0018を押下すると、L
ED E0020が点灯し記録可能であることをオペレ
ータに知らせるものとなっている。また、LED E0
020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、ブザーE0
021(図7)をならすことによりプリンタのトラブル
等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有する。
なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキー
E0019を押下することによって記録が再開されるよ
うになっている。
【0044】[記録動作機構]次に、上記プリンタの装
置本体M1000に収納、保持される本実施形態におけ
る記録動作機構について説明する。
【0045】本実施形態における記録動作機構として
は、記録シートPを装置本体内へと自動的に給送する自
動給送部M3022と、自動給送部から1枚ずつ送出さ
れる記録シートPを所望の記録位置へと導くと共に、記
録位置から排出部M3030へと記録シートPを導く搬
送部M3029と、搬送部M3029に搬送された記録
シートPに所望の記録を行なう記録部と、前記記録部等
に対する回復処理を行う回復部(M5000)とから構
成されている。
【0046】(記録部)ここで、前記記録部を説明す
る。
【0047】前記キャリッジ軸M4021によって移動
可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリ
ッジM4001に着脱可能に搭載されるヘッドタンクH
1000とからなる。
【0048】記録ヘッドカートリッジ まず、前記記録ヘッドカートリッジについて図3〜5に
基づき説明する。
【0049】この実施形態における記録ヘッドカートリ
ッジH1000は、図3に示すようにインクを貯留する
インクタンクH1900と、このインクタンクH190
0から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから
吐出させる記録ヘッドH1001とを有し、前記記録ヘ
ッドH1001は、後述するキャリッジM4001に対
して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式
を採るものとなっている。
【0050】ここに示す記録ヘッドカートリッジH10
00では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするた
め、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシ
アン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタ及びイエロー
の各色独立のインクタンクが用意されており、図4に示
すように、それぞれが記録ヘッドH1001に対して着
脱自在となっている。
【0051】そして,前記記録ヘッドH1001は、図
5の分解斜視図に示すように、記録素子基板H110
0、第1のプレートH1200、電気配線基板H130
0、第2のプレートH1400、タンクホルダーH15
00、流路形成部材H1600、フィルターH170
0、シールゴムH1800から構成されている。
【0052】記録素子基板H1100には、Si基板の
片面にインクを吐出するための複数の記録素子と、各記
録素子に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術
により形成され、この記録素子に対応した複数のインク
流路と複数の吐出口H1100Tとがフォトリソグラフ
ィ技術により形成されると共に、複数のインク流路にイ
ンクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するよ
うに形成されている。また、前記記録素子基板H110
0は第1のプレートH1200に接着固定されており、
ここには、前記記録素子基板H1100にインクを供給
するためのインク供給口H1201が形成されている。
さらに、第1のプレートH1200には、開口部を有す
る第2のプレートH1400が接着固定されており、こ
の第2のプレートH1400は、電気配線基板H130
0と記録素子基板H1100とが電気的に接続されるよ
う電気配線基板H1300を保持している。この電気配
線基板H1300は、前記記録素子基板H1100にイ
ンクを吐出するための電気信号を印加するものであり、
記録素子基板H1100に対応する電気配線と、この電
気配線端部に位置し本体からの電気信号を受け取るため
の外部信号入力端子H1301とを有しており、前記外
部信号入力端子H1301は、後述のタンクホルダーH
1500の背面側に位置決め固定されている。
【0053】一方、前記インクタンクH1900を着脱
可能に保持するタンクホルダーH1500には、流路形
成部材H1600が超音波溶着され、インクタンクH1
900から第1のプレートH1200に亘るインク流路
H1501を形成している。また、インクタンクH19
00と係合するインク流路H1501のインクタンク側
端部には、フィルターH1700が設けられており、外
部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。ま
た、インクタンクH1900との係合部にはシールゴム
H1800が装着され、前記係合部からのインクの蒸発
を防止し得るようになっている。
【0054】さらに、前述のようにタンクホルダーH1
500、流路形成部材H1600、フィルターH170
0及びシールゴムH1800から構成されるタンクホル
ダー部と、前記記録素子基板H1100、第1のプレー
トH1200、電気配線基板H1300及び第2のプレ
ートH1400から構成される記録素子部とを、接着等
で結合することにより、記録ヘッドH1001を構成し
ている。
【0055】(キャリッジ)次に、図2に基づき前記キ
ャリッジM4001を説明する。
【0056】図示のように、キャリッジM4001に
は、キャリッジM4001と係合し記録ヘッドH100
0をキャリッジM4001の装着位置に案内するための
キャリッジカバーM4002と、記録ヘッドH1000
のタンクホルダーH1500と係合し記録ヘッドH10
00を所定の装着位置にセットさせるよう押圧するヘッ
ドセットレバーM4007とが設けられている。すなわ
ち、ヘッドセットレバーM4007はキャリッジM40
01の上部にヘッドセットレバー軸に対して回動可能に
設けられると共に、記録ヘッドH1000との係合部に
は不図示のヘッドセットプレートがばねを介して備えら
れ、このばね力によって記録ヘッドH1000を押圧し
ながらキャリッジM4001に装着する構成となってい
る。
【0057】またキャリッジM4001の記録ヘッドH
1000との別の係合部にはコンタクトフレキシブルプ
リントケーブル(以下、コンタクトFPCと称す)E0
011が設けられ、コンタクトFPC E0011上の
コンタクト部と記録ヘッドH1000に設けられたコン
タクト部(外部信号入力端子)H1301とが電気的に
接触し、記録のための各種情報の授受や記録ヘッドH1
000への電力の供給などを行い得るようになってい
る。
【0058】ここでコンタクトFPC E0011のコ
ンタクト部とキャリッジM4001との間には不図示の
ゴムなどの弾性部材が設けられ、この弾性部材の弾性力
とヘッドセットレバーばねによる押圧力とによってコン
タクトFPC E0011のコンタクト部とキャリッジ
M4001との確実な接触を可能とするようになってい
る。さらに前記コンタクトFPC E0011はキャリ
ッジM4001の背面に搭載されたキャリッジ基板E0
013に接続されている(図7参照)。
【0059】[スキャナ]この実施形態におけるプリン
タは、記録ヘッドを示すようなスキャナと交換すること
で読取装置としても使用することができる。
【0060】このスキャナは、プリンタ側のキャリッジ
と共に移動し、記録媒体に代えて給送された原稿画像を
副走査方向において読み取るようになっており、その読
み取り動作と原稿の給送動作とを交互に行うことによ
り、1枚の原稿画像情報を読み取るようになっている。
【0061】図6はこのスキャナM6000の概略構成
を示す図である。
【0062】図示のように、スキャナホルダM6001
は箱型形状となしており、その内部には読み取りに必要
な光学系・処理回路などが収納されている。また、この
スキャナM6000をキャリッジM4001へと装着し
た時、原稿面と対面する部分にはスキャナ読取レンズM
6006が設けられており、ここから原稿画像を読み取
るようになっている。スキャナ照明レンズM6005は
内部に不図示の光源を有し、その光源から発せられた光
が原稿へと照射される。
【0063】前記スキャナホルダM6001の底部に固
定されたスキャナカバーM6003は、スキャナホルダ
M6001内部を遮光するように嵌合し、側面に設けら
れたルーバー状の把持部によってキャリッジM4001
への着脱操作性の向上を図っている。スキャナホルダM
6001の外形形状は記録ヘッドH1000と略同形状
であり、キャリッジM4001へは記録ヘッドカートリ
ッジH1000と同様の操作で着脱することができる。
【0064】また、スキャナホルダM6001には、前
記処理回路を有する基板が収納される一方、この基板に
接続されたスキャナコンタクトPCBが外部に露出する
よう設けられており、キャリッジM4001へとスキャ
ナM6000を装着した際、前記スキャナコンタクトP
CB M6004がキャリッジM4001側のコンタク
トFPC E0011に接触し、前記基板を、前記キャ
リッジM4001を介して本体側の制御系に電気的に接
続させるようになっている。
【0065】次に、本発明の実施形態における電気的回
路構成を説明する。図7は、この実施形態における電気
的回路の全体構成を概略的に示す図である。
【0066】この実施形態における電気的回路は、主に
キャリッジ基板(CRPCB)E0013、メインPC
B(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニッ
トE0015等によって構成されている。ここで、前記
電源ユニットは、メインPCB E0014と接続さ
れ、各種駆動電源を供給するものとなっている。また、
キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4001
(図2)に搭載されたプリント基板ユニットであり、コ
ンタクトFPC E0011を通じて記録ヘッドとの信
号の授受を行うインターフェースとして機能する他、キ
ャリッジM4001の移動に伴ってエンコーダセンサE
0004から出力されるパルス信号に基づき、エンコー
ダスケールE0005とエンコーダセンサE0004と
の位置関係の変化を検出し、その出力信号をフレキシブ
ルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じて
メインPCB E0014へと出力する。
【0067】さらに、メインPCBはこの実施形態にお
けるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプ
リント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセン
サ)E0007、ASFセンサE0009、カバーセン
サE0022、パラレルインターフェース(パラレルI
/F)E0016、シリアルインターフェース(シリア
ルI/F)E0017、リジュームキーE0019、L
ED E0020、電源キーE0018、ブザーE00
21等に対するI/Oポートを基板上に有し、さらにC
RモータE0001、LFモータE0002、PGモー
タE0003と接続されてこれらの駆動を制御する他、
インクエンドセンサE0006、GAPセンサE000
8、PGセンサE0010、CRFFC E0012、
電源ユニットE0015との接続インターフェイスを有
する。
【0068】図8は、メインPCBの内部構成を示すブ
ロック図である。図において、E1001はCPUであ
り、このCPU E1001は内部にオシレータOSC
E1002を有すると共に、発振回路E1005に接
続されてその出力信号E1019によりシステムクロッ
クを発生する。また、制御バスE1014を通じてRO
M E1004およびASIC(Application Specific
Integrated Circuit)E1006に接続され、ROM
に格納されたプログラムに従って、ASICの制御、電
源キーからの入力信号E1017、及びリジュームキー
からの入力信号E1016、カバー検出信号E104
2、ヘッド検出信号(HSENS)E1013の状態の
検知を行ない、さらにブザー信号(BUZ)E1018
によりブザーE0021を駆動し、内蔵されるA/Dコ
ンバータE1003に接続されるインクエンド検出信号
(INKS)E1011及びサーミスタ温度検出信号
(TH)E1012の状態の検知を行う一方、その他各
種論理演算・条件判断等を行ない、インクジェット記録
装置の駆動制御を司る。
【0069】ここで、ヘッド検出信号E1013は、記
録ヘッドカートリッジH1000からフレキシブルフラ
ットケーブルE0012、キャリッジ基板E0013及
びコンタクトフレキシブルプリントケーブルE0011
を介して入力されるヘッド搭載検出信号であり、インク
エンド検出信号はインクエンドセンサE0006から出
力されるアナログ信号、サーミスタ温度検出信号E10
12はキャリッジ基板E0013上に設けられたサーミ
スタ(図示せず)からのアナログ信号である。
【0070】E1008はCRモータドライバであっ
て、モータ電源(VM)E1040を駆動源とし、AS
IC E1006からのCRモータ制御信号E1036
に従って、CRモータ駆動信号E1037を生成し、C
RモータE0001を駆動する。E1009はLF/P
Gモータドライバであって、モータ電源E1040を駆
動源とし、ASIC E1006からのパルスモータ制
御信号(PM制御信号)E1033に従ってLFモータ
駆動信号E1035を生成し、これによってLFモータ
を駆動すると共に、PGモータ駆動信号E1034を生
成してPGモータを駆動する。
【0071】E1010は電源制御回路であり、ASI
C E1006からの電源制御信号E1024に従って
発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。
パラレルI/F E0016は、ASIC E1006
からのパラレルI/F信号E1030を、外部に接続さ
れるパラレルI/FケーブルE1031に伝達し、また
パラレルI/FケーブルE1031の信号をASIC
E1006に伝達する。シリアルI/F E0017
は、ASIC E1006からのシリアルI/F信号E
1028を、外部に接続されるシリアルI/Fケーブル
E1029に伝達し、また同ケーブルE1029からの
信号をASIC E1006に伝達する。
【0072】一方、前記電源ユニットE0015から
は、ヘッド電源(VH)E1039及びモータ電源(V
M)E1040、ロジック電源(VDD)E1041が
供給される。また、ASIC E1006からのヘッド
電源ON信号(VHON)E1022及びモータ電源O
N信号(VMOM)E1023が電源ユニットE001
5に入力され、それぞれヘッド電源E1039及びモー
タ電源E1040のON/OFFを制御する。電源ユニ
ットE0015から供給されたロジック電源(VDD)
E1041は、必要に応じて電圧変換された上で、メイ
ンPCB E0014内外の各部へ供給される。
【0073】またヘッド電源E1039は、メインPC
B E0014上で平滑された後にフレキシブルフラッ
トケーブルE0011へと送出され、記録ヘッドカート
リッジH1000の駆動に用いられる。E1007はリ
セット回路で、ロジック電源電圧E1040の低下を検
出して、CPU E1001及びASIC E1006
にリセット信号(RESET)E1015を供給し、初
期化を行なう。
【0074】このASIC E1006は1チップの半
導体集積回路であり、制御バスE1014を通じてCP
U E1001によって制御され、前述したCRモータ
制御信号E1036、PM制御信号E1033、電源制
御信号E1024、ヘッド電源ON信号E1022、及
びモータ電源ON信号E1023等を出力し、パラレル
I/F E0016およびシリアルI/F E0017
との信号の授受を行なう他、PEセンサE0007から
のPE検出信号(PES)E1025、ASFセンサE
0009からのASF検出信号(ASFS)E102
6、GAPセンサE0008からのGAP検出信号(G
APS)E1027、PGセンサE0007からのPG
検出信号(PGS)E1032の状態を検知して、その
状態を表すデータを制御バスE1014を通じてCPU
E1001に伝達し、入力されたデータに基づきCP
U E1001はLED駆動信号E1038の駆動を制
御してLEDE0020の点滅を行なう。
【0075】さらに、エンコーダ信号(ENC)E10
20の状態を検知してタイミング信号を生成し、ヘッド
制御信号E1021で記録ヘッドカートリッジH100
0とのインターフェイスをとり記録動作を制御する。こ
こにおいて、エンコーダ信号(ENC)E1020はフ
レキシブルフラットケーブルE0012を通じて入力さ
れるCRエンコーダセンサE0004の出力信号であ
る。また、ヘッド制御信号E1021は、フレキシブル
フラットケーブルE0012、キャリッジ基板E001
3、及びコンタクトFPC E0011を経て記録ヘッ
ドH1000に供給される。
【0076】図9は、ASIC E1006の内部構成
を示すブロック図である。
【0077】なお、同図において、各ブロック間の接続
については、記録データやモータ制御データ等、ヘッド
や各部機構部品の制御にかかわるデータの流れのみを示
しており、各ブロックに内蔵されるレジスタの読み書き
に係わる制御信号やクロック、DMA制御にかかわる制
御信号などは図面上の記載の煩雑化を避けるため省略し
ている。
【0078】図中、E2002はPLLであり、図9に
示すように前記CPU E1001から出力されるクロ
ック信号(CLK)E2031及びPLL制御信号(P
LLON)E2033により、ASIC E1006内
の大部分へと供給するクロック(図示しない)を発生す
る。
【0079】また、E2001はCPUインターフェー
ス(CPUI/F)であり、リセット信号E1015、
CPU E1001から出力されるソフトリセット信号
(PDWN)E2032、クロック信号(CLK)E2
031及び制御バスE1014からの制御信号により、
以下に説明するような各ブロックに対するレジスタ読み
書き等の制御や、一部ブロックへのクロックの供給、割
り込み信号の受け付け等(いずれも図示しない)を行な
い、CPU E1001に対して割り込み信号(IN
T)E2034を出力し、ASIC E1006内部で
の割り込みの発生を知らせる。
【0080】また、E2005はDRAMであり、記録
用のデータバッファとして、受信バッファE2010、
ワークバッファE2011、プリントバッファE201
4、展開用データバッファE2016などの各領域を有
すると共に、モータ制御用としてモータ制御バッファE
2023を有し、さらにスキャナ動作モード時に使用す
るバッファとして、上記の各記録用データバッファに代
えてスキャナ取込みバッファE2024、スキャナデー
タバッファE2026、送出バッファE2028などの
領域を有する。
【0081】また、このDRAM E2005は、CP
U E1001の動作に必要なワーク領域としても使用
されている。すなわち、E2004はDRAM制御部で
あり、制御バスによるCPU E1001からDRAM
E2005へのアクセスと、後述するDMA制御部E
2003からDRAM E2005へのアクセスとを切
り替えて、DRAM E2005への読み書き動作を行
なう。
【0082】DMA制御部E2003では、各ブロック
からのリクエスト(図示せず)を受け付けて、アドレス
信号や制御信号(図示せず)、書込み動作の場合には書
込みデータ(E2038、E2041、E2044、E
2053、E2055、E2057)などをRAM制御
部に出力してDRAMアクセスを行なう。また読み出し
の場合には、DRAM制御部E2004からの読み出し
データ(E2040、E2043、E2045、E20
51、E2054、E2056、E2058、E205
9)を、リクエスト元のブロックに受け渡す。
【0083】また、E2006は1284I/Fであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、パラレルI/F E0016を通じ
て、図示しない外部ホスト機器との双方向通信インター
フェイスを行なう他、記録時にはパラレルI/F E0
016からの受信データ(PIF受信データE203
6)をDMA処理によって受信制御部E2008へと受
け渡し、スキャナ読み取り時にはDRAM E2005
内の送出バッファE2028に格納されたデータ(12
84送信データ(RDPIF)E2059)をDMA処
理によりパラレルI/Fに送信する。
【0084】E2007はUSBI/Fであり、CPU
I/F E2001を介したCPUE1001の制御に
より、シリアルI/F E0017を通じて、図示しな
い外部ホスト機器との双方向通信インターフェイスを行
なう他、印刷時にはシリアルI/F E0017からの
受信データ(USB受信データE2037)をDMA処
理により受信制御部E2008に受け渡し、スキャナ読
み取り時にはDRAM E2005内の送出バッファE
2028に格納されたデータ(USB送信データ(RD
USB)E2058)をDMA処理によりシリアルI/
F E0017に送信する。受信制御部E2008は、
1284I/F E2006もしくはUSBI/F E
2007のうちの選択されたI/Fからの受信データ
(WDIF)E2038)を、受信バッファ制御部E2
039の管理する受信バッファ書込みアドレスに、書込
む。E2009は圧縮・伸長DMAであり、CPUI/
F E2001を介したCPUE1001の制御によ
り、受信バッファE2010上に格納された受信データ
(ラスタデータ)を、受信バッファ制御部E2039の
管理する受信バッファ読み出しアドレスから読み出し、
そのデータ(RDWK)E2040を指定されたモード
に従って圧縮・伸長し、記録コード列(WDWK)E2
041としてワークバッファ領域に書込む。
【0085】E2013は記録バッファ転送DMAで、
CPUI/F E2001を介したCPU E1007
の制御によってワークバッファE2011上の記録コー
ド(RDWP)E2043を読み出し、各記録コード
を、記録ヘッドカートリッジH1000へのデータ転送
順序に適するようなプリントバッファE2014上のア
ドレスに並べ替えて転送(WDWP E2044)す
る。また、E2012はワーククリアDMAであり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御によって記録バッファ転送DMA E2015によ
る転送が完了したワークバッファ上の領域に対し、指定
したワークフィルデータ(WDWF)E2042を繰返
し書込む。
【0086】E2015は記録データ展開DMAであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、ヘッド制御部E2018からのデー
タ展開タイミング信号E2050をトリガとして、プリ
ントバッファ上に並べ替えて書込まれた記録コードと展
開用データバッファE2016上に書込まれた展開用デ
ータとを読み出し、展開記録データ(RDHDG)E2
045を生成し、これをカラムバッファ書込みデータ
(WDHDG)E2047としてカラムバッファE20
17に書込む。ここで、カラムバッファE2017は、
記録ヘッドカートリッジH1000へと転送データ(展
開記録データ)とを一時的に格納するSRAMであり、
記録データ展開DMAとヘッド制御部とのハンドシェー
ク信号(図示せず)によって両ブロックにより共有管理
されている。
【0087】E2018はヘッド制御部で、CPUI/
F E2001を介したCPU E1001の制御によ
り、ヘッド制御信号を介して記録ヘッドカートリッジH
1000またはスキャナとのインターフェイスを行なう
他、エンコーダ信号処理部E2019からのヘッド駆動
タイミング信号E2049に基づき、記録データ展開D
MAに対してデータ展開タイミング信号E2050の出
力を行なう。
【0088】また、印刷時には、前記ヘッド駆動タイミ
ング信号E2049に従って、カラムバッファから展開
記録データ(RDHD)E2048を読み出し、そのデ
ータをヘッド制御信号E1021を通じて記録ヘッドカ
ートリッジH1000に出力する。また、スキャナ読み
取りモードにおいては、ヘッド制御信号E1021を通
して入力された取込みデータ(WDHD)E2053を
DRAM E2005上のスキャナ取込みバッファE2
024へとDMA転送する。E2025はスキャナデー
タ処理DMAであり、CPUI/F E2001を介し
たCPU E1001の制御により、スキャナ取込みバ
ッファE2024に蓄えられた取込みバッファ読み出し
データ(RDAV)E2054を読み出し、平均化等の
処理を行なった処理済データ(WDAV)E2055を
DRAM E2005上のスキャナデータバッファE2
026に書込む。E2027はスキャナデータ圧縮DM
Aで、CPUI/F E2001を介したCPU E1
001の制御により、スキャナデータバッファE202
6上の処理済データ(RDYC)E2056を読み出し
てデータ圧縮を行ない、圧縮データ(WDYC)E20
57を送出バッファE2028に書込み転送する。
【0089】E2019はエンコーダ信号処理部であ
り、エンコーダ信号(ENC)を受けて、CPU E1
001の制御で定められたモードに従ってヘッド駆動タ
イミング信号E2049を出力する他、エンコーダ信号
E1020から得られるキャリッジM4001の位置や
速度にかかわる情報をレジスタに格納して、CPU E
1001に提供する。CPU E1001はこの情報に
基づき、CRモータE0001の制御における各種パラ
メータを決定する。また、E2020はCRモータ制御
部であり、CPUI/F E2001を介したCPU
E1001の制御により、CRモータ制御信号E103
6を出力する。
【0090】E2022はセンサ信号処理部で、PGセ
ンサE0010、PEセンサE0007、ASFセンサ
E0009、及びGAPセンサE0008等から出力さ
れる各検出信号を受けて、CPU E1001の制御で
定められたモードに従ってこれらのセンサ情報をCPU
E1001に伝達する他、LF/PGモータ制御部D
MA E2021に対してセンサ検出信号E2052を
出力する。
【0091】LF/PGモータ制御DMAE2021
は、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、DRAM E2005上のモータ制
御バッファE2023からパルスモータ駆動テーブル
(RDPM)E2051を読み出してパルスモータ制御
信号Eを出力する他、動作モードによっては前記センサ
検出信号を制御のトリガとしてパルスモータ制御信号E
1033を出力する。また、E2030はLED制御部
であり、CPUI/F E2001を介したCPU E
1001の制御により、LED駆動信号E1038を出
力する。さらに、E2029はポート制御部であり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御により、ヘッド電源ON信号E1022、モータ電
源ON信号E1023、及び電源制御信号E1024を
出力する。
【0092】次に、上記のように構成された本発明の実
施形態におけるインクジェット記録装置の動作を図10
のフローチャートに基づき説明する。
【0093】AC電源に本装置が接続されると、まず、
ステップS1では装置の第1の初期化処理を行なう。こ
の初期化処理では、本装置のROMおよびRAMのチェ
ックなどの電気回路系のチェックを行ない、電気的に本
装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0094】次にステップS2では、装置本体M100
0の上ケースM1002に設けられた電源キーE001
8がONされたかどうかの判断を行い、電源キーE00
18が押された場合には、次のステップS3へと移行
し、ここで第2の初期化処理を行う。
【0095】この第2の初期化処理では、本装置の各種
駆動機構及びヘッド系のチェックを行なう。すなわち、
各種モータの初期化やヘッド情報の読み込みを行うに際
し、本装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0096】次にステップS4ではイベント待ちを行な
う。すなわち、本装置に対して、外部I/Fからの指令
イベント、ユーザ操作によるパネルキーイベントおよび
内部的な制御イベントなどを監視し、これらのイベント
が発生すると当該イベントに対応した処理を実行する。
【0097】例えば、ステップS4で外部I/Fからの
印刷指令イベントを受信した場合には、ステップS5へ
と移行し、同ステップでユーザ操作による電源キーイベ
ントが発生した場合にはステップS10へと移行し、同
ステップでその他のイベントが発生した場合にはステッ
プS11へと移行する。ここで、ステップS5では、外
部I/Fからの印刷指令を解析し、指定された紙種別、
用紙サイズ、印刷品位、給紙方法などを判断し、その判
断結果を表すデータを本装置内のRAM E2005に
記憶し、ステップS6へと進む。次いでステップS6で
はステップS5で指定された給紙方法により給紙を開始
し、用紙を記録開始位置まで送り、ステップS7に進
む。ステップS7では記録動作を行なう。この記録動作
では、外部I/Fから送出されてきた記録データを、一
旦記録バッファに格納し、次いでCRモータE0001
を駆動してキャリッジM4001の走査方向への移動を
開始すると共に、プリントバッファE2014に格納さ
れている記録データを記録ヘッドH1000へと供給し
て1行の記録を行ない、1行分の記録データの記録動作
が終了するとLFモータE0002を駆動し、LFロー
ラM3001を回転させて用紙を副走査方向へと送る。
この後、上記動作を繰り返し実行し、外部I/Fからの
1ページ分の記録データの記録が終了すると、ステップ
S8へと進む。
【0098】ステップS8では、LFモータE0002
を駆動し、排紙ローラM2003を駆動し、用紙が完全
に本装置から送り出されたと判断されるまで紙送りを繰
返し、終了した時点で用紙は排紙トレイM1004a上
に完全に排紙された状態となる。
【0099】次にステップS9では、記録すべき全ペー
ジの記録動作が終了したか否かを判定し、記録すべきペ
ージが残存する場合には、ステップS5へと復帰し、以
下、前述のステップS5〜S9までの動作を繰り返し、
記録すべき全てのページの記録動作が終了した時点で記
録動作は終了し、その後ステップS4へと移行し、次の
イベントを待つ。
【0100】一方、ステップS10ではプリンタ終了処
理を行ない、本装置の動作を停止させる。つまり、各種
モータやヘッドなどの電源を切断するために、電源を切
断可能な状態に移行した後、電源を切断しステップS4
に進み、次のイベントを待つ。
【0101】また、ステップS11では、上記以外の他
のイベント処理を行なう。例えば、本装置の各種パネル
キーや外部I/Fからの回復指令や内部的に発生する回
復イベントなどに対応した処理を行なう。なお、処理終
了後にはステップS4に進み、次のイベントを待つ。
【0102】[ヘッドの構成]ここで、本実施形態で用
いるヘッドH1001の吐出口群の構成配置について説
明する。
【0103】図11は本実施形態で用いた高密度記録を
実現するためのヘッドの模式的正面図である。この例で
は1列当たり600dpi(ドット/インチ)のピッチ
(約42μmピッチ)で128個の吐出口を配列した吐
出口列を1色当たり2列、互いに副走査方向(紙送り方
向)に約21μmずらして、主走査方向(キャリッジス
キャン方向)に設けてあり、合計256個の吐出口にて
解像度1200dpiの記録が可能なものとなってい
る。さらに、図示の例ではそのような吐出口列を6色に
対応して主走査方向に並置し、6色について合計12列
の吐出口列で1200dpiの記録が可能な一体構造の
ヘッド構成としている。但し、製造上は並列する2色分
が1チップとして同時に作成され、その後3チップを並
列して接着させる構成をとっているので、隣り合う2チ
ップ(ブラック(Bk)およびライトシアン(LC)の
組、ライトマゼンタ(LM)およびシアン(C)の組、
マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の組)は他に比べ
駆動条件が似通ったものとなっている。
【0104】[記録方法]本実施形態で用いる図11に
示したヘッドは1200dpiの記録が可能なものであ
るが、この例では入力される解像度は最高で600dp
iであり、記録時には2×2の4画素により1つの入力
データを記録するものとして説明する。そして、各入力
データは5階調で、記録時には2×2画素の領域で5段
階の階調が表現されるように、予め各階調に対するドッ
ト配列が2×2画素の中で定められている。この場合、
前述した図22と同様に、「レベル1」〜「レベル3」
までは複数のパターンが考えられる。
【0105】例えば最も画像の滑らかさを追求する場合
には、「レベル1」〜「レベル3」についても各階調に
つき1つのパターンで構成するのがよい。このようにす
ると、図12に示すように各ドットが最も均等に配列さ
れるので画像の均一性が高いのである。
【0106】しかし、これでは使用ノズルに偏りが生じ
る。すなわち、図12(a)に示す如く定めた「レベル
1」では奇数番目のノズル(本明細書では、特にことわ
らない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびイン
ク吐出に利用されるエネルギを発生する素子を総括して
言うものとする)しか使用されておらず、図12(c)
に示す如く定めた「レベル3」では奇数番目のノズルと
偶数番目のノズルとの使用比率が2対1となり、やはり
前者の方が高い。このように特定ノズルの負担が高い
と、マルチノズルヘッドの寿命が短くなってしまう。
【0107】よって、本実施形態の記録装置では偶数ノ
ズルと奇数ノズルとを極力均等に使用するようにする。
【0108】図13は、かかる均等化を図りながら、な
るべく画像全体の均一性を失わないように配慮したドッ
トの配列パターンを示す。ここでは、奇数ラスタと偶数
ラスタとが等分に記録されるように、(a)〜(c)に
示す「レベル1」〜「レベル3」について、それぞれ2
種類のパターンを交互に配列させている。このパターン
を用いることにより、画像の均一性は滑らかに保ちなが
ら、ノズルの負担も均一にすることができる。
【0109】しかしながら、このパターンでは偶数ラス
タおよび奇数ラスタ間のドット形成位置ずれが起こった
場合に弊害が現れる。
【0110】図14にその様子を示す。ここでは、「レ
ベル1」において、偶数ラスタおよび奇数ラスタ間のド
ット形成位置ずれの無い状態(図14(a))から、偶
数ラスタのみ1画素ずつ左へずらしていった状態(図1
4(b)〜(d))を示している。また、本実施形態で
用いたプリンタの実際の着弾状態に即したものとしてあ
り、各記録解像度1200dpiの1画素21μmに対
しドット径を45μmとしている。これによると、ずれ
の無い状態ではドット1つ1つが完全に分離しているの
に対し(図14(a))、1画素ずれると重なり合うよ
うになり(図14(b))、2画素ずれると殆どライン
上に重なってしまっているのがわかる(図14
(c))。重なり合った分、記録媒体の地の部分がその
まま現れる領域(白紙領域)が増加し、目視では濃度が
低く感知されることになる。そして2画素分のずれを最
高に、3画素のずれではまた被覆率が大きくなり(図1
4(d))、4画素ずれると元に戻ることになる。
【0111】図15はこの被覆率とドットずれとの関係
であり、「パターン1」として破線で示してある。この
ように、図13のようなドット配列パターンを用いる
と、4画素周期で、被覆率が45%〜70%の振幅で変
化していることがわかる。
【0112】図16(a)〜(c)は図13(a)〜
(c)に対し改善を加えたドット配列のパターンであ
る。「レベル1」の段階から隣接ドットと重なった部分
があるので、被覆率は図13の場合に比べて低くなって
いる。一様性では図13の配列パターンに劣るものの、
同図はあくまでも拡大図であり、1200dpiの記録
解像度では実際に感知される程では無い。
【0113】図17(a)〜(d)および図18(a)
〜(d)は図16(a)の「レベル1」において偶数ラ
スタを奇数ラスタに対し、ずれのない状態から1画素ず
つ、7画素までずらしていった場合の画像の状態を示
す。また、このときの被覆率とずれ量との関係は図15
中「パターン2」として実線で示されている。この図か
ら明らかなように、「パターン2」では1〜2画素程度
のドット形成位置ずれが偶数・奇数ラスタ間で生じても
被覆率の変化は10%程度に収まっている。また、最も
被覆率の小さい4画素のずれが生じた場合でも、被覆率
は「パターン1」と同値の45%程度であるが、ずれの
ない元の被覆率が60%と低い分、ずれのない状態(リ
ファレンス状態)からの濃度変化も「パターン1」の半
分程度である。さらに、最も被覆率が少なくなるまでの
ずれ量が4画素であるので、ここまでずれる確率も「パ
ターン1」と比べてかなり低いと言える。
【0114】また、「パターン1」の被覆率の変化は振
幅が大きいばかりでなく、周期も短い。よって、記録動
作の進行に伴う僅かな温度変化でも被覆率すなわち画像
濃度が刻々と変化してしまうことになる。これに対し、
「パターン2」では、±2画素のずれの範囲では殆ど安
定しており、かつ被覆率の変化の周期も8画素と長く、
振幅も小さいので、ドット位置ずれによる濃度変動が少
ないのである。
【0115】なお、図12、図13、図16のいずれの
配列パターンでも、各図(b)に示す「レベル2」以上
の階調では、殆ど画像全体が埋まってきているので、被
覆率の差は殆ど発生していない。すなわち、ドット形成
位置ずれによって被覆率に変化が現れ、画像に影響が出
るのは本実施形態の場合は「レベル1」の場合と考えて
よい。
【0116】以上により、図16に示す「パターン2」
のドット配列パターンを採用することが配置が、偶数・
奇数ラスタ間のドット形成位置ずれに起因した濃度変化
対策として有効であると言えるのである。
【0117】本実施形態の記録装置において、偶数・奇
数ラスタ間のドット形成位置ずれに対しユーザーがレジ
ストレーション処理(以下これをユーザーレジストレー
ションという)を起動することができるようになし、適
宜ユーザーによりレジストレーションのための調整値を
設定できるようにすることは有効である。これは、例え
ば次のように行うことができる。
【0118】図23(a)はユーザーレジストレーショ
ンの一連の処理の流れを示す。また、同図(b)は主と
してその処理の過程におけるデータの流れを示すために
ホスト装置および記録装置からなるシステムを簡略かつ
模式的に表した図である。
【0119】ユーザーは、例えばパーソナルコンピュー
タの形態を可とするホスト装置HOSTの所定のオペレ
ーティングシステムOS上で作動するプリンタドライバ
PDのユーティリティーより、キーやポインティングデ
バイスおよびディスプレイ等を含む入力・表示手段CN
SLを用いてレジストレーションモードを選択する(ス
テップS2201)。そして記録装置本体M1000に
用紙をセットし、プリントをスタートさせる(ステップ
S2202)。これに応じてプリンタ制御部PRCはヘ
ッドH1001の駆動部HDに所定のデータを送り、レ
ジストレーションのためのパターン(図24)を形成さ
せる(ステップS2203)。そしてこのパターンを目
視判断することにより、ユーザーが調整値をホスト装置
HOST上のプリンタ設定用の画面の所定エリアに入力
する(ステップS2004)。そしてプリンタドライバ
PDからのコマンドにてプリンタ制御部にレジストレー
ションデータを転送し(ステップS2205)、これに
応じて上記データが記録装置本体内のEEPROM10
0に記憶される(ステップS2206)。
【0120】図24はユーザーレジストレーションで出
力するパターンを示す。図中のA列〜E列はヘッドH1
001の各色の偶奇レジストレーションのためのパター
ンであり、A列はブラック、B列はシアン、C列はマゼ
ンタ、D列はライトシアン、E列はライトマゼンタに対
応している。イエローについてはパターンの目視による
読み取り判別が困難なことと、ドット位置ずれが地色に
比べてさほど弊害にならないことからユーザーレジスト
レーションパターンから除外してある。但し、図11で
説明したようにイエローに対応したノズル群はマゼンタ
に対応したノズル群と同一チップに構成されているた
め、マゼンタに対応したノズルと類似した駆動条件にな
る。よって、本実施形態では、図23(a)のステップ
S2205の段階で、マゼンタについてのレジストレー
ションデータと同一の値をプリンタ本体に転送するよう
にしてある。従って、ステップS2206でEEPRO
M100に記憶されるデータは6色分となる。
【0121】図24において左側の数字“+7”〜“−
3”はレジストレーションのための調整値を示し、それ
ぞれの調整値に相当するパターンは全て同じものであ
る。但し、それぞれの調整値によって偶数列ノズルと奇
数列ノズルとの相対的吐出タイミングを変えて記録して
いる。本実施形態のプリンタでは調整の最小単位は1画
素であり、1画素ずつ変化させたパターンとなってい
る。既に工場出荷時に偶奇レジストレーションの調整値
がヘッドのEEPROM200(図23(b))に記憶
されていれば、“0”位置(デフォルト値)のパターン
のはこの工場出荷時の値で記録される。
【0122】他の“+7”〜“+1”,“−1”〜−
“3”については、偶数ノズル列の吐出タイミングは固
定のままで、奇数ノズル列の吐出タイミングをデフォル
ト値より+7画素から−3画素まで1画素ずつ変えてい
る。ここで+方向とは偶数ノズル列と奇数ノズル列との
吐出タイミングの時間差を大きくする方向である。既に
述べたように、インクによる膨潤や温度の上昇等に起因
して偶数列と奇数列との間でフェイス面に凸状の変形が
生じて行くと、双方の列は経時的に開いていく傾向にあ
る。そこで、プラス方向の調整範囲を7画素(約147
μm)までと大きくとり、マイナス方向については−3
画素(63μm)としている。そしてユーザーは各色毎
に“+7”〜“−3”のうちで最も滑らかなパターンを
選択すればよい。
【0123】ヘッド耐久性による経時的なドット形成位
置の変化についてはこのような手段にて対応することが
できる。
【0124】しかしながら、上記ユーザーレジストレー
ションでは記録中の昇温によって変化するドット位置ず
れにリアルタイムに対応することは困難である。本実施
形態の最も主要な目的は、上記で説明したドット配列を
適用することで、記録中の一時的な昇温等によって起こ
る1〜2画素程度のドット形成位置ずれに起因した画像
品位低下を抑制することである。
【0125】以上のように、本実施形態では2重の対策
で、偶数・奇数ラスタ間のドット形成位置ずれに起因し
た画像品位低下を防止している。
【0126】なお、「パターン2」では、リファレンス
状態のドット配列から隣接画素との重なり部を適切に設
けることで、ずれが生じた場合の被覆率の変化を抑えて
いる。この場合、図12の「レベル1」のパターン配列
を更に周期を大きくしてランダム性を持たせれば、より
周期が長く振幅を少なくすることは可能である。しか
し、周期が長くなり、視覚的に確認できるレベルに達す
ると、今度はテクスチャとして確認されてしまう恐れが
ある。よって、その周期が人間の視覚特性に対し感知さ
れない程度の高周波あるいは低周波に設定すればよく、
「パターン2」は前者に相当する。低周波側に設定する
には十分な容量のメモリを具備した上でランダムな配列
構成とすればよい。
【0127】本実施形態では、1〜2画素のずれ領域を
確実にカバーするという目的において、「パターン2」
で十分と考えられる。「パターン2」の場合、図15に
示したように周期が8画素であるので、ドットずれが生
じたときにはこの周期が縦スジとして感知される。しか
し、この幅は168μm程度であるので殆ど問題無いレ
ベルと判断できる。
【0128】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、600dpiの5値の入力解像度に対し、図13で
示した複数のパターン配列に従って1200dpiの記
録解像度で記録することにより、偶数・奇数ラスタ間の
ドット形成位置が1画素〜2画素ずれた場合にも、記録
ドットの被覆率の差を10%以内に収め、位置ずれによ
る濃度変化に起因した画像品位低下を抑制することがで
きた。
【0129】なお、実際の記録動作において、多値のレ
ベルに量子化された入力画像データを擬似中間調処理と
してN×N(本実施形態では2×2)のドット配列に割
付けること、また当該割付けにあたり、前記入力画像デ
ータのそれぞれの同一レベルについて互いに異なる複数
のドット配列を用いること、および主走査方向に前記複
数のドット配列を所定の規則に従って周期的に変化させ
るとともに、当該1周期の中では前記隣接するNラスタ
のドット数を均等化することについては、CPU E1
001のソフトウェアとして行うもののほか、適宜のハ
ードウェア、例えばASIC E1006の回路構成の
一部によって行うことができる。
【0130】すなわち、ドット形成位置ずれに対し「パ
ターン2」のように被覆率が変化するようにするため
に、例えば、図9において、入力データのそれぞれのレ
ベルについて定めた互いに異なる複数のドット配列のデ
ータ(図16のようなドット配列パターン)を展開用デ
ータバッファE2016に格納しておき、データ展開D
MA E2015が入力データに応じてそれらデータの
使用を管理し、主走査方向に前記複数のドット配列を所
定の規則に従って周期的に変化させるとともに、当該1
周期の中では前記隣接するNラスタのドット数を均等化
しつつ、プリントバッファE2014に展開されている
記録データについての記録が行われるようにすることが
できる。これについては次に述べる実施形態についても
同様である。
【0131】[他の実施形態]次に本発明の第2実施形
態を説明する。この実施形態は、従来例で述べたインタ
ーレース記録を行って双方向プリントを実施する場合の
レジストレーション機構に係るものである。
【0132】図21を例として前述したように、インタ
ーレースの双方向記録については、往復のスキャン間で
ドット形成位置がずれていると、第1実施形態の偶数列
および奇数列間ノズルのドット位置ずれと同様の弊害が
起こる。
【0133】本実施形態で用いるヘッドの各色ノズルは
600dpiピッチで1列に配列されており、図21の
記録方法により1200dpiの画像が実現できるとす
る。第1実施形態と同様に、実際に入力される解像度は
最高で600dpiであり、記録時には2×2の4画素
により1つの入力データを記録する。本実施形態でも図
16で示したドット配列を用いることにより、第1実施
形態と同一の効果が得られる。
【0134】本実施形態の記録装置では、双方向プリン
トにおけるドット形成位置ずれに対しても上記第1の実
施形態と同様のユーザーレジストレーション手段を具備
し、適宜ユーザにより調整を行っていくことができる。
ヘッド耐久性による経時的な往復プリントのドット形成
位置の変化についてはこのような手段にて対応すること
ができる。
【0135】しかしながら、上記ユーザーレジストレー
ションでは記録中の昇温によって変化する往復プリント
のドット位置ずれにリアルタイムに対応することは困難
である。本実施形態の最も主要な目的は、上記で説明し
たドット配列を適用することで、記録中の一時的な昇温
等によって起こる1〜2画素程度の往復プリントのドッ
ト形成位置ずれに起因した画像品位低下を抑制すること
である。このように本実施形態でも、2重の対策で往復
プリント間のドット形成位置ずれに起因した画像品位低
下を防止している。
【0136】本実施形態においても、図22のパターン
配列にランダム性を持たせれば、濃度変化をより少なく
することは可能である。しかし、ランダムパターンの周
期が長くなり、視覚的に確認できるレベルに達すると、
今度はテクスチャとして確認されてしまう恐れがある。
よって、その周期が人間の視覚特性に対し感知されない
程度の高周波あるいは低周波に設定すればよく、「パタ
ーン2」は前者に相当する。低周波側に設定するには十
分な容量のメモリを具備した上でランダムな配列構成と
すればよい。
【0137】本実施形態では、1〜2画素のずれ領域を
確実にカバーするという目的において、「パターン2」
で十分と考えられる。「パターン2」の場合、図15に
示したように周期が8画素であるので、ドットずれが生
じたときにはこの周期が縦スジとして感知される。しか
し、この幅は168μm程度であるので殆ど問題無いレ
ベルと判断できる。
【0138】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、インターレース構成の記録法を双方向プリントで実
施する記録装置において、600dpiの5値の入力解
像度に対し、図13で示した複数のパターン配列に従っ
て1200dpiの記録解像度で記録することにより、
双方向プリントのドット形成位置が1画素〜2画素ずれ
た場合にも、記録ドットの被覆率の差を10%以内に収
め、位置ずれによる濃度変化に起因した画像品位低下を
抑制することができた。
【0139】なお、本発明が有効に用いられるヘッドの
一形態は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用
して液体に膜沸騰を生じさせ気泡を形成する形態であ
る。
【0140】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、主走査方向に複数の吐出口列を配列してなる構成の
高解像記録が可能なヘッドを用いながら、あるいはイン
ターレース構成の記録法を双方向で行いながら、各ラス
タ間のドット形成位置がずれた場合に生じる画像品位の
低下を抑制することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるインクジェットプリ
ンタの外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すものの外装部材を取り外した状態を
示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に用いる記録ヘッドカートリ
ッジを組立てた状態を示す斜視図である。
【図4】図3に示す記録ヘッドカートリッジを示す分解
斜視図である。
【図5】図4に示した記録ヘッドを斜め下方から観た分
解斜視図である。
【図6】本発明の実施形態におけるスキャナカートリッ
ジを示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態における電気的回路の全体構
成を概略的に示すブロック図である。
【図8】図7に示したメインPCBの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図8に示したASICの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明の実施形態の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】本発明の第1実施形態において採用した記録
ヘッドのノズル配列を示す図である。
【図12】(a)〜(c)はそれぞれ異なる入力階調レ
ベルに対して定めたドット配列パターンの例と図11の
ヘッドによるドット形成状態とをそれぞれ対比して示す
図である。
【図13】(a)〜(c)はそれぞれ異なる入力階調レ
ベルに対して定めたドット配列パターンの他の例と図1
1のヘッドによるドット形成状態とをそれぞれ対比して
示す図である。
【図14】図13(a)のドット配列パターンを用いた
場合において、偶数ラスタおよび奇数ラスタ間のドット
形成位置ずれが起こった場合の弊害を説明するための図
であり、(a)〜(d)はドット形成位置ずれの無い状
態から偶数ラスタのみ1画素ずつ3画素まで左へずらし
ていった状態を示す図である。
【図15】ドット形成位置のずれ量と記録媒体の被覆率
との関係を示す説明図である。
【図16】(a)〜(c)はそれぞれ異なる入力階調レ
ベルに対して定めた本発明の第1および第2実施形態の
ドット配列パターンと図11のヘッドによるドット形成
状態とをそれぞれ対比して示す図である。
【図17】図16(a)のドット配列パターンを用いた
場合において、偶数ラスタおよび奇数ラスタ間のドット
形成位置ずれまたは双方向プリントのドット形成位置ず
れが起こった場合の説明図であり、(a)〜(d)はド
ット形成位置ずれの無い状態から偶数ラスタのみ1画素
ずつ3画素まで左へずらしていった状態を示す図であ
る。
【図18】図16(a)のドット配列パターンを用いた
場合において、偶数ラスタおよび奇数ラスタ間のドット
形成位置ずれまたは双方向プリントのドット形成位置ず
れが起こった場合の説明図であり、(a)〜(d)はド
ット形成位置を4画素ずらした状態から1画素ずつ7画
素まで左へずらしていった状態を示す図である。
【図19】シリアル型カラープリンタを簡略化して示す
斜視図である。
【図20】(a)および(b)は、それぞれ、高解像度
を実現するための記録ヘッドのノズル配列例を示す図お
よびその問題点を説明するための図である。
【図21】本発明の第2実施形態においても採用される
インターレース記録方法を説明するための模式図であ
る。
【図22】擬似階調表現のための2×2画素内のドット
配列パターンを示す説明図である。
【図23】(a)は実施形態で採用可能なユーザーレジ
ストレーションの一連の処理の流れの一例を示すフロー
チャート、(b)は主としてその処理の過程におけるデ
ータの流れを示すためにホスト装置および記録装置から
なるシステムを模式的に表した図である。
【図24】図23(a)のユーザーレジストレーション
処理の過程で出力されるパターンの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
M1000 装置本体 M1001 下ケース M1002 上ケース M1003 アクセスカバー M1004 排出トレイ M2015 紙間調整レバー M2003 排紙ローラ M3001 LFローラ M3019 シャーシ M3022 自動給送部 M3029 搬送部 M3030 排出部 M4001 キャリッジ M4002 キャリッジカバー M4007 ヘッドセットレバー M4021 キャリッジ軸 M5000 回復系ユニット M6000 スキャナ M6001 スキャナホルダ M6003 スキャナカバー M6004 スキャナコンタクトPCB M6005 スキャナ照明レンズ M6006 スキャナ読取レンズ1 M6100 保管箱 M6101 保管箱ベース M6102 保管箱カバー M6103 保管箱キャップ M6104 保管箱バネ E0001 キャリッジモータ E0002 LFモータ E0003 PGモータ E0004 エンコーダセンサ E0005 エンコーダスケール E0006 インクエンドセンサ E0007 PEセンサ E0008 GAPセンサ(紙間センサ) E0009 ASFセンサ E0010 PGセンサ E0011 コンタクトFPC(フレキシフ゛ルフ゜リントケーフ゛ル) E0012 CRFFC(フレキシフ゛ルフラットケーフ゛ル) E0013 キャリッジ基板 E0014 メイン基板 E0015 電源ユニット E0016 パラレルI/F E0017 シリアルI/F E0018 電源キー E0019 リジュームキー E0020 LED E0021 ブザー E0022 カバーセンサ E1001 CPU E1002 OSC(CPU内蔵オシレータ) E1003 A/D(CPU内蔵A/Dコンバータ) E1004 ROM E1005 発振回路 E1006 ASIC E1007 リセット回路 E1008 CRモータドライバ E1009 LF/PGモータドライバ E1010 電源制御回路 E1011 INKS(インクエンド検出信号) E1012 TH(サーミスタ温度検出信号) E1013 HSENS(ヘッド検出信号) E1014 制御バス E1015 RESET(リセット信号) E1016 RESUME(リジュームキー入力) E1017 POWER(電源キー入力) E1018 BUZ(ブザー信号) E1019 発振回路出力信号 E1020 ENC(エンコーダ信号) E1021 ヘッド制御信号 E1022 VHON(ヘッド電源ON信号) E1023 VMON(モータ電源ON信号) E1024 電源制御信号 E1025 PES(PE検出信号) E1026 ASFS(ASF検出信号) E1027 GAPS(GAP検出信号) E0028 シリアルI/F信号 E1029 シリアルI/Fケーブル E1030 パラレルI/F信号 E1031 パラレルI/Fケーブル E1032 PGS(PG検出信号) E1033 PM制御信号(パルスモータ制御信号) E1034 PGモータ駆動信号 E1035 LFモータ駆動信号 E1036 CRモータ制御信号 E1037 CRモータ駆動信号 E0038 LED駆動信号 E1039 VH(ヘッド電源) E1040 VM(モータ電源) E1041 VDD(ロジック電源) E1042 COVS(カバー検出信号) E2001 CPU I/F E2002 PLL E2003 DMA制御部 E2004 DRAM制御部 E2005 DRAM E2006 1284 I/F E2007 USB I/F E2008 受信制御部 E2009 圧縮・伸長DMA E2010 受信バッファ E2011 ワークバッファ E2012 ワークエリアDMA E2013 記録バッファ転送DMA E2014 プリントバッファ E2015 記録データ展開DMA E2016 展開用データバッファ E2017 カラムバッファ E2018 ヘッド制御部 E2019 エンコーダ信号処理部 E2020 CRモータ制御部 E2021 LF/PGモータ制御部 E2022 センサ信号処理部 E2023 モータ制御バッファ E2024 スキャナ取込みバッファ E2025 スキャナデータ処理DMA E2026 スキャナデータバッファ E2027 スキャナデータ圧縮DMA E2028 送出バッファ E2029 ポート制御部 E2030 LED制御部 E2031 CLK(クロック信号) E2032 PDWM(ソフト制御信号) E2033 PLLON(PLL制御信号) E2034 INT(割り込み信号) E2036 PIF受信データ E2037 USB受信データ E2038 WDIF(受信データ/ラスタデータ) E2039 受信バッファ制御部 E2040 RDWK(受信バッファ読み出しデータ/
ラスタデータ) E2041 WDWK(ワークバッファ書込みデータ/
記録コード) E2042 WDWF(ワークフィルデータ) E2043 RDWP(ワークバッファ読み出しデータ
/記録コード) E2044 WDWP(並べ替え記録コード) E2045 RDHDG(記録展開用データ) E2047 WDHDG(カラムバッファ書込みデータ
/展開記録データ) E2048 RDHD(カラムバッファ読み出しデータ
/展開記録データ) E2049 ヘッド駆動タイミング信号 E2050 データ展開タイミング信号 E2051 RDPM(パルスモータ駆動テーブル読み
出しデータ) E2052 センサ検出信号 E2053 WDHD(取込みデータ) E2054 RDAV(取込みバッファ読み出しデー
タ) E2055 WDAV(データバッファ書込みデータ/
処理済データ) E2056 RDYC(データバッファ読み出しデータ
/処理済データ) E2057 WDYC(送出バッファ書込みデータ/圧
縮データ) E2058 RDUSB(USB送信データ/圧縮デー
タ) E2059 RDPIF(1284送信データ) H1000 記録ヘッドカートリッジ H1001 記録ヘッド H1100 記録素子基板 H1100T 吐出口 H1200 第1のプレート H1201 インク供給口 H1300 電気配線基板 H1301 外部信号入力端子 H1400 第2のプレート H1500 タンクホルダー H1501 インク流路 H1600 流路形成部材 H1700 フィルター H1800 シールゴム H1900 インクタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 哲宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA07 EC37 EC74 EC77 EC78 ED05 ED07 FA03 FA11 HA22 HA58 KC22 2C057 AF30 AF32 AF39 AG15 AG46 AH13 AM17 CA05 CA07 DA05 DA08 DA09 DB01 DB03 DC02 2C062 AA27 AB02 KA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプリント素子を配列してなるプリ
    ントヘッドを用い、該プリントヘッドを前記複数のプリ
    ント素子の配列方向とは異なる方向に走査させることに
    よりプリント媒体上に画像の形成を行うとともに、前記
    配列方向において隣接する画像のNラスタが異なる条件
    で形成されるプリント方法であって、 多値のレベルに量子化された入力画像データを擬似中間
    調処理としてN×Nのドット配列に割付ける工程を具備
    し、該工程は、 前記入力画像データのそれぞれの同一レベルについて互
    いに異なる複数の前記ドット配列を用いる工程と、 前記走査方向に前記複数のドット配列を所定の規則に従
    って周期的に変化させるとともに、当該1周期の中では
    前記隣接するNラスタのドット数を均等化する工程と、
    を有することを特徴とするプリント方法。
  2. 【請求項2】 前記均等化工程では、前記隣接するNラ
    スタが互いに前記走査方向に少なくとも±2画素ずれた
    範囲において形成ドットによる前記プリント媒体の被覆
    率の差が10%以内となるようにすることを特徴とする
    請求項1に記載のプリント方法。
  3. 【請求項3】 前記プリントヘッドは、前記走査方向に
    並設されたN列のプリント素子列であって、プリント素
    子の配列のピッチ未満の量だけ相互にずらして設けられ
    た当該N列のプリント素子列を有し、該N列のプリント
    素子列が前記Nラスタのプリントを行うことを特徴とす
    る請求項1または2に記載のプリント方法。
  4. 【請求項4】 前記プリント装置は、前記プリントヘッ
    ドを前記プリント媒体に対して往方向走査および復方向
    走査させるとともに、当該往方向走査と復方向走査との
    間で前記複数のプリント素子の配列密度より高い密度で
    プリントを行うための量ずつ前記プリント媒体を前記走
    査方向と直交する方向に相対的に搬送することにより画
    像形成を行う装置であり、前記往方向走査および復方向
    走査によって前記N=2ラスタのプリントを行うことを
    特徴とする請求項1または2に記載のプリント方法。
  5. 【請求項5】 前記Nラスタ内における前記複数のプリ
    ント素子の駆動タイミングの調整を行う工程をさらに具
    えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載のプリント方法。
  6. 【請求項6】 前記プリントヘッドはインクを吐出する
    ことによりプリントを行うヘッドであり、前記プリント
    素子は前記インクを吐出するための吐出口を有すること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のプリ
    ント方法。
  7. 【請求項7】 前記プリントヘッドは、前記吐出口から
    インクを吐出するために利用されるエネルギとしてイン
    クに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する発熱素子
    を有することを特徴とする請求項6に記載のプリント方
    法。
  8. 【請求項8】 複数のプリント素子を配列してなるプリ
    ントヘッドを用い、該プリントヘッドを前記複数のプリ
    ント素子の配列方向とは異なる方向に走査させることに
    よりプリント媒体上に画像の形成を行うとともに、前記
    配列方向において隣接する画像のNラスタが異なる条件
    で形成されるプリント装置であって、 多値のレベルに量子化された入力画像データを擬似中間
    調処理としてN×Nのドット配列に割付ける手段を具備
    し、該手段は、 前記入力画像データのそれぞれの同一レベルについて互
    いに異なる複数の前記ドット配列を用いる手段と、 前記走査方向に前記複数のドット配列を所定の規則に従
    って周期的に変化させるとともに、当該1周期の中では
    前記隣接するNラスタのドット数を均等化する手段と、
    を有することを特徴とするプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記均等化手段は、前記隣接するNラス
    タが互いに前記走査方向に少なくとも±2画素ずれた範
    囲において形成ドットによる前記プリント媒体の被覆率
    の差が10%以内となるようにすることを特徴とする請
    求項8に記載のプリント装置。
  10. 【請求項10】 前記プリントヘッドは、前記走査方向
    に並設されたN列のプリント素子列であって、プリント
    素子の配列のピッチ未満の量だけ相互にずらして設けら
    れた当該N列のプリント素子列を有し、該N列のプリン
    ト素子列が前記Nラスタのプリントを行うことを特徴と
    する請求項8または9に記載のプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記プリント装置は、前記プリントヘ
    ッドを前記プリント媒体に対して往方向走査および復方
    向走査させるとともに、当該往方向走査と復方向走査と
    の間で前記複数のプリント素子の配列密度より高い密度
    でプリントを行うための量ずつ前記プリント媒体を前記
    走査方向と直交する方向に相対的に搬送することにより
    画像形成を行う装置であり、前記往方向走査および復方
    向走査によって前記N=2ラスタのプリントを行うこと
    を特徴とする請求項8または9に記載のプリント装置。
  12. 【請求項12】 前記Nラスタ内における前記複数のプ
    リント素子の駆動タイミングの調整を行う工程をさらに
    具えたことを特徴とする請求項8ないし11のいずれか
    に記載のプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記プリントヘッドはインクを吐出す
    ることによりプリントを行うヘッドであり、前記プリン
    ト素子は前記インクを吐出するための吐出口を有するこ
    とを特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載の
    プリント装置。
  14. 【請求項14】 前記プリントヘッドは、前記吐出口か
    らインクを吐出するために利用されるエネルギとしてイ
    ンクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する発熱素
    子を有することを特徴とする請求項13に記載のプリン
    ト装置。
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