JP2001062751A - 固着具打込機の固着具給送装置 - Google Patents

固着具打込機の固着具給送装置

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JP2001062751A JP23903499A JP23903499A JP2001062751A JP 2001062751 A JP2001062751 A JP 2001062751A JP 23903499 A JP23903499 A JP 23903499A JP 23903499 A JP23903499 A JP 23903499A JP 2001062751 A JP2001062751 A JP 2001062751A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ワイヤ連結固着具と保持帯連結固着具を併用
できる固着具打込機の固着具給送装置において、固着具
の逆送の阻止を適正に行い、且つ送り爪の戻りの際の固
着具の前方移動の阻止も適正に行う。 【解決手段】 上バックアップ爪29と下バックアップ
爪との間の位置であって送り爪15に対向する位置に、
送り爪の戻り動作の時に固着具の逆送を防止するよう
に、固着具送り方向前方側の面に固着具逆送阻止面57
が形成された補助バックアップ爪31が設けられ、補助
バックアップ爪31には、固着具送り方向後方側の面
に、送り爪の戻り旋回によって後爪部分34がその前方
側の固着具35Aをノーズ部打込室方向に蹴るとき、固
着具の前方への移動を阻止する固着具前方移動阻止面5
8が形成されている。下バックアップ爪30には、固着
具送り方向後方側の面に補助バックアップ爪31と協働
して固着具の前方への移動を阻止する固着具前方移動阻
止面50が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のピッチで連
結された固着具を固着具打込機のノーズ部の打込室に1
本ずつ送り込む釘打機等の固着具打込機の固着具給送装
置に関し、特に、固着具給送通路に沿って往復動する送
り爪と、該送り爪の戻り動作の時に固着具の逆送を防止
するように該送り爪に対向配置されたバックアップ爪と
を備えた、固着具打込機の固着具給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定のピッチで軸部がワイヤによって相
互に連結されたワイヤ連結固着具をマガジン等から固着
具打込機のノーズ部の打込室に1本ずつ送り込む固着具
給送装置はよく知られている。また、上記のワイヤ連結
固着具の他に、細長いプラスチックの帯状ベースの両側
縁に対に形成された直立タブ対に固着具軸部を渡して連
結された保持帯連結固着具もよく知られており、この保
持帯連結固着具を使用する固着具打込機もよく知られて
いる。更に、保持帯連結固着具とワイヤ連結固着具とが
併用できる固着具打込機も多く開発されている。一般
に、固着具打込機の給送装置には、固着具給送通路に沿
って往復動する送り爪と、送り爪の戻り動作の時に固着
具の逆送を防止するように該送り爪と対向するように配
置されたバックアップ爪とが設けられ、確実に一本ずつ
ノーズ部の打込室に固着具を送っている。保持帯連結固
着具とワイヤ連結固着具とが併用できる固着具打込機に
おいては、ワイヤ連結固着具と保持帯連結固着具の両方
を確実にノーズ部の打込室に送るため、バックアップ爪
が、ノーズ部打込室に隣接する位置すなわち固着具の頭
部側の位置に設けられた上バックアップ爪とノーズ部の
先端の側すなわち固着具の先端側に設けられた下バック
アップ爪とを包含し、上バックアップ爪によって保持帯
連結固着具の送りを適正に維持し、上バックアップ爪と
下バックアップ爪とによって、ワイヤ連結固着具の送り
を適正に維持するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の固着具打込機の
給送装置において、上バックアップ爪は保持帯連結固着
具の送りを確実にするように形成されており、ワイヤ連
結固着具のピッチ変化に十分に対応できない不利があっ
た。ワイヤ連結固着具の連結ピッチは、用いられる固着
具の長さに応じて変化している。例えば、その代表的な
ピッチは、6mm、7mm、8mmである。他方、保持帯連結
固着具の連結ピッチは、多少固着具の長さが変わっても
一定ピッチの保持帯で十分に保持できるので、ワイヤ連
結固着具のようには、固着具の長さに応じて変化しな
い。従って、上バックアップ爪は、保持帯のベース部に
固着具のピッチに対応して形成された一定ピッチの穴に
適合する突起を有し、保持帯連結固着具の送りを適正に
維持するとともに、この突起を利用してワイヤ連結固着
具の逆送を阻止する。このように上バックアップ爪の突
起は、保持帯のベース部の穴に入って係合するため、そ
の位置及び形状は限定されてしまい、ワイヤ連結固着具
の細かいピッチの変化には十分に対応できない。例え
ば、6mmと7mmのピッチには対応できるが、8mmピッチ
の場合には、固着具の逆送の阻止には十分ではないこと
があった。これに対して、下バックアップ爪は、保持帯
には係合しないのでその位置及び形状を、ワイヤ連結固
着具のピッチ変化に対応できるように形成でき、固着具
の逆送を阻止するように固着具に係合できる。しかし、
例えば、8mmピッチの場合のように上バックアップ爪が
逆送を阻止できないときには、下バックアップ爪だけの
一箇所で逆送を阻止するため、固着具の姿勢が傾き、適
正な送りを妨げる惧れがある。
【0004】固着具打込機の固着具給送装置において
は、固着具を確実に送ることができるように、送り爪の
先端が、前爪部分と後爪部分との二股に分かれて形成さ
れ、両爪部分の間に固着具軸部を収容して確実に保持す
るものがある。送り爪は固着具を前方に送った後、次の
固着具を保持するために戻り動作を行うのであるが、前
爪部分と後爪部分を有する送り爪形状の場合、戻り動作
のとき、往復動するピストンロッドに旋回可能に連結さ
れた送り爪が旋回して後爪部分が前方側の固着具をノー
ズ部打込室方向に蹴るのが観察された。この蹴り動作
は、適正に打込室に送り込まれた固着具の姿勢を乱し、
ピッチが短い場合には、打込室へ次の固着具を重ねて送
り込む惧れがある。バックアップ爪には、送り爪の戻り
旋回によって後爪部分が固着具をノーズ部打込室方向に
蹴るとき、固着具の前方への移動を阻止する機能が設け
られるのが好ましい。ところが、前記したワイヤ連結固
着具と保持帯連結固着具を併用できる固着具打込機にお
いては、上バックアップ爪は、保持帯のベース部の穴に
係合するようになっているため、その位置及び形状に制
限があり、ピッチの異なる多種の固着具の前方移動を全
て阻止する機能を持つようにするのは困難である。下バ
ックアップ爪には、かかる制限はないので、多種の固着
具の前方移動阻止機能を持つようにできるが、下バック
アップ爪だけでは、固着具の姿勢が崩れ、適正な固着具
の送りが妨げられる。
【0005】従って、本発明の目的は、ワイヤ連結固着
具と保持帯連結固着具を併用できる固着具打込機の固着
具給送装置において、固着具の逆送の阻止を適正に行
い、且つ送り爪の戻りの際の固着具の前方移動の阻止も
適正に行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、所定のピッチで連結された固着具
を固着具打込機のノーズ部の打込室に1本ずつ送り込む
固着具打込機の固着具給送装置であって、固着具給送通
路に沿って往復動する送り爪と、該送り爪の戻り動作の
時に固着具の逆送を防止するように該送り爪と対向する
ように配置されたバックアップ爪とを備え、送り爪の先
端は、前爪部分と後爪部分との二股に分かれて形成され
て両爪部分の間に固着具軸部を収容保持するようになっ
ており、バックアップ爪は、ノーズ部の打込室に隣接す
る位置に設けられた上バックアップ爪とノーズ部の先端
の側に設けられた下バックアップ爪とを包含する、固着
具打込機の固着具給送装置が提供され、この固着具給送
装置は、上バックアップ爪と下バックアップ爪との間の
位置であって送り爪に対向する位置に、送り爪の戻り動
作の時に固着具の逆送を防止するように、固着具送り方
向前方側に固着具逆送阻止面が形成された補助バックア
ップ爪が設けられ、該補助バックアップ爪には、固着具
送り方向後方側の面に、送り爪の戻り旋回によって後爪
部分がその前方側の固着具をノーズ部打込室方向に蹴る
とき、該固着具の前方への移動を阻止する固着具前方移
動阻止面が形成されていることを特徴とする。
【0007】本発明において、補助バックアップ爪の固
着具前方移動阻止面は、後爪部分が蹴る固着具より1つ
後方側の固着具に係合するように固着具逆送阻止面の後
方側に形成した斜面であり、下バックアップ爪には、固
着具の送り方向において前方側の面に形成された固着具
逆送阻止面と、前記後方側固着具の移動を阻止するよう
に後方側に形成された固着具前方移動阻止面とが形成さ
れており、補助バックアップ爪は、下バックアップ爪と
協働して、固着具の軸部を2箇所で支持し、固着具の姿
勢を適正に維持するのが好ましい。また、補助バックア
ップ爪は、固着具前方移動阻止面の斜面が、連結ピッチ
の異なるワイヤ連結固着具に対応できるように、固着具
逆送阻止面との間隔が先端から根元側へ向かって次第に
広くなるように形成されているのが好ましい。固着具前
方移動阻止面の斜面は、連結ピッチや軸部直径の異なる
ワイヤ連結固着具に対応できるように、段を有する形状
に形成されているのが好ましい。更に、固着具給送通路
は、細長い帯状ベースの両側縁に対に形成された直立タ
ブ対に固着具軸部を渡して連結された保持帯連結固着具
とワイヤ連結固着具とを給送でき且つ保持帯連結固着具
の保持帯のベースが上バックアップ爪及び補助バックア
ップ爪の上を摺動するように形成され、保持帯連結固着
具が用いられる場合には保持帯のベースが補助バックア
ップ爪を固着具給送通路から押し出して、該補助バック
アップ爪の機能を無効にするのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1において、釘打機やね
じ打込機等の固着具打込工具1は、ハンドル2と本体ハ
ウジング3とを備え、本体ハウジング3の中には、ピス
トン及びシリンダが設けられている。ピストンにはドラ
イバブレードが連結されて、本体ハウジング3の先端に
固定されたノーズ部5の中を移動する。ドライバブレー
ドは、ノーズ部5の打込室に給送された釘やねじ等の固
着具の頭を打撃又は係合して、その固着具をノーズ部5
の先端から打ち出して木材等の対象物に打ち込む。ノー
ズ部5には、その打込室に固着具を1本ずつ送り込む給
送装置6が取付けられている。本発明は、給送装置6の
改良に関する。ハンドル2には、固着具を多数連結して
成る連結固着具をコイル状に巻回して保持するマガジン
7が取付けられている。給送装置6には、マガジン7か
らの連結固着具が送られており、給送装置6によって、
ノーズ部5の打込室に固着具を1本ずつ送り出す。連結
固着具には、所定のピッチで軸部がワイヤによって相互
に連結されたワイヤ連結固着具と、細長いプラスチック
の帯状ベースの両側縁に対に形成された直立タブ対に固
着具軸部を渡して連結された保持帯(又はテープ)連結
固着具とがよく知られている。本発明に係る給送装置6
は、ワイヤ連結固着具も保持帯連結固着具も使用するこ
とができる。
【0009】給送装置6について、図2を参照して説明
する。給送装置6は、ノーズ部5に対して固定され、送
り爪及びその駆動機構が設けられる固定部9と、固定部
9に対してノーズ部5の打込室10の軸心と平行な軸回
りに旋回可能に取付られたゲート部11とを備えてい
る。ゲート部11は、連結固着具の先端を給送装置6に
装填のために、あるいは固定部9の中で給送不良を生じ
た固着具の除去等のため、図2に示すように給送装置6
の固着具給送通路を開放できるように、固定部9に対し
て打込室10の軸心と平行な軸の回りに旋回可能に取付
られている。固定部9とゲート部11とには、ワイヤ連
結固着具又は保持帯連結固着具が通る固着具給送通路1
3、14が形成されている。ワイヤ連結固着具は、固定
部9の給送通路13とゲート部11の給送通路14で形
成される通路の中を通過する。保持帯連結固着具は、そ
のベース部が、固定部9の給送通路13ではなくて、ゲ
ート部11の給送通路14上を摺動する。そのため、ゲ
ート部11の給送通路14は、保持帯連結固着具のベー
ス部を受け入れるとともに、そのベース部を真っ直ぐに
送るように規制する溝として形成されている。固定部9
には、給送通路13に沿って往復動する送り爪15が設
けられ、連結固着具の軸部に係合して、固着具を1本ず
つノーズ部5の打込室10に送り込む。送り爪15の往
復動のため、ピストン式駆動機構17が固定部9に取付
けられている。ピストン式駆動機構17は、内部にシリ
ンダを形成するシリンダハウジング18と、シリンダに
収容されたピストン19と、ピストン19をシリンダ内
で常時上死点に付勢するようにシリンダ内に設けられた
ばね21とを有する。ピストン19から延びるロッド2
2には送り爪15がピン23によって連結されており、
このピン23には、送り爪15の先端を固着具軸部側
(すなわち給送通路側)に常時付勢するばね25が設け
られている。送り爪15の先端は、固着具にその軸方向
(図2の上下方向)において4つの係合部26を有する
ように形成され、固着具軸部に4箇所で係合する。
【0010】シリンダハウジング18の内部に形成され
たシリンダには、上死点にあるピストン19をばね21
の付勢力に抗して移動させるため加圧空気が供給され
る。この加圧空気は、本体ハウジング2のリザーバ又は
リターンチャンバから管27を通して、ピストン19の
上面に供給される。これによって、ピストン19は、図
2の右側へ移動して、ピストンロッド先端の送り爪15
を、固着具給送方向において戻る方向に移動させ、次に
送るべき固着具に送り爪先端の係合部26を係合させ
る。この送り爪15の戻り動作において、係合部26が
ばね25によって付勢されていることから、先に送った
固着具に接触して引っ掛け、後戻りさせる惧れがある。
この固着具の逆送を防止するため、ゲート部11には、
バックアップ爪が、給送通路をはさんで送り爪15と対
向する位置に設けられている。バックアップ爪は、ノー
ズ部5の打込室10に隣接する位置であって、図2の上
側に設けられた上バックアップ爪29と、ノーズ部5の
先端(図2の下端)の側に設けられた下バックアップ爪
30とを包含する。上バックアップ爪29は、保持帯連
結固着具の給送時の保持帯の逆送防止に適合しており、
ワイヤ連結固着具の逆送の防止には各固着具の頭部に近
い軸部分に係合する。下バックアップ爪30は、上バッ
クアップ爪29と協働して、各固着具の先端側軸部に係
合して固着具の逆送を防止する。更に、本発明におい
て、上バックアップ爪29と下バックアップ爪30との
間の位置であって上バックアップ爪29に隣接する位置
に、給送通路を挟んで送り爪15の係合部26に対向し
て、補助バックアップ爪31が設けられている。補助バ
ックアップ爪31は、ワイヤ連結固着具の逆送の防止と
不所望の固着具前方移動の阻止を図る。このため、図2
に示すように、上バックアップ爪29に隣接して設けら
れ、保持帯連結固着具の場合には、保持帯のベース部に
よって押圧され給送通路面から引っ込められる。これら
のバックアップ爪29,30,31と、送り爪15の係
合部26の詳細については、図3以降を参照しながら説
明する。なお、図2のゲート部11は開放位置にあり、
使用時には図1に示す閉じた状態にロックされる。
【0011】図3には、静止状態の送り爪15と上バッ
クアップ爪29とが示されており、図4には、静止状態
の送り爪15と下バックアップ爪30とが示されてお
り、図5には、静止状態の送り爪15と補助バックアッ
プ爪31とが示されている。これらの図に明らかなよう
に、送り爪15の先端の係合部26は、前爪部分33と
後爪部分34との二股に分かれて形成されて両爪部分の
間に固着具軸部35を確実に収容保持するようになって
いる。特に、図示のように、両爪部分33および34の
間は、固着具軸部を拾い易くするように入り口部分で広
く、奥の側で狭くなっていて、固着具軸部の直径が変わ
ったりあるいは連結固着具のピッチが変わっても、両爪
部分33と34の間に固着具軸部を確実に保持する形状
であるのが好ましい。図3において、固着具35は打込
室10に向けて矢印37の方向に送られる。なお、各固
着具の送りは、連結固着具の先頭の次の固着具を進める
ことによって、先頭の固着具を打込室10に送ってい
る。図3の状態は、打込室10にあった固着具がドライ
バブレードによって打込まれた後の静止状態であり、送
り爪15に保持された先頭の固着具を打込室10に送る
ためには、送り爪15を矢印37と反対の方向に先頭か
ら次の固着具の位置に移動させ(すなわち戻し)て、次
に送り爪15を矢印37の方向に移動(すなわち前進)
させて、先頭の固着具を打込室10に送り込む。
【0012】上バックアップ爪29は、送り方向の上流
側に設けられた穴38にピン(図示せず)を通して、ゲ
ート部11に旋回可能に取付けられている。上バックア
ップ爪29の背中には突起39が形成され、この突起3
9にはばね41が取付けられており、上バックアップ爪
29の打込室10に近い先端を、送り爪の係合部26の
方に付勢している。上バックアップ爪29先端の、送り
爪15の前爪部分33及び後爪部分34に面する側に
は、固着具の逆送を防止する突起42が形成されてい
る。上バックアップ爪29は、保持帯連結固着具の送り
を確実にするため、図2にも明らかにしたように、保持
帯のベース部に対応した広い幅に形成され、上バックア
ップ爪29の上を、保持帯のベース部が摺動しながら移
動する。図3に図示の位置は、ワイヤ連結固着具の場合
であって、保持帯連結固着具の場合には、保持帯のベー
ス部に押されて水平な姿勢にされる。逆送防止のための
突起42は、保持帯のベース部に固着具のピッチに対応
して形成された一定ピッチの穴に適合する位置であっ
て、前進は許容するが逆送は阻止する形状に形成されて
いる。このように、上バックアップ爪29の突起42
は、保持帯のベース部の穴に入って係合するため、位置
が限定され、また、その形状は、例えば単純な三角形状
に限定されてしまう。突起42は、保持帯連結固着具の
逆送防止だけでなくワイヤ連結固着具の逆送防止も行
う。しかし、突起42の位置及び形状は限定されてしま
うため、ワイヤ連結固着具が用いられる場合、その細か
いピッチの変化には十分に対応できない。例えば、6mm
と7mmのピッチには対応できるが、8mmピッチの場合に
は、固着具の逆送の阻止には十分ではないことがあっ
た。なお、ゲート部11の、打込室10に近い位置にあ
る穴43は、旋回軸が通る穴である。
【0013】図4において、送り爪15については、図
3のものと同じであるので説明を省略する。下バックア
ップ爪30は、送り方向の上流側に設けられた穴45に
ピン(図示せず)を通して、ゲート部11に旋回可能に
取付けられている。下バックアップ爪30の背中には突
起46が形成され、この突起46にはばね47が取付け
られており、下バックアップ爪30の打込室10に近い
先端を、送り爪の後爪部分34の方に付勢している。下
バックアップ爪30の先端は、固着具送り方向前方側の
面に固着具逆送阻止面が形成されるように後爪部分34
に向けて突出した固着具逆送防止用突起49として形成
されている。下バックアップ爪30は、固着具軸部の先
端側に係合して、固着具の送りを確実にするものであ
り、主に、ワイヤ連結固着具の各固着具の逆送の防止と
適正な姿勢の維持を図っている。このため、下バックア
ップ爪30は、図2に示すように、保持帯連結固着具の
保持帯が通る部分から固着具先端側に離れた位置にあ
る。逆送防止のための突起49は、打込室10の側の面
は垂直壁として形成され、送り方向(矢印方向)にみて
上流側の面は斜面50に形成されている。斜面50は、
単純に一定の角度の傾斜であってもよいが、図示のよう
に、段付きの斜面でもよい。この斜面50は、送り爪1
5の戻り旋回によって後爪部分34が固着具をノーズ部
打込室10方向に蹴るとき(詳細は後述)、固着具の前
方への移動を阻止する機能を有する固着具前方移動阻止
面となっている。この固着具前方移動阻止面となる斜面
50は、連結固着具の種々のピッチや軸部径に対応でき
るように、また種々の固着具軸部の直径に対応できるよ
うに、固着具逆送阻止面との間隔が先端から根元側へ向
かって次第に広くなるように形成されている。斜面50
は段付きに形成してもよい。図4において、斜面50に
面する、想像線で示す固着具軸部51は、ピッチが広く
且つ軸径が大きい固着具のものである。また、図4の状
態は、打込室10にあった固着具がドライバブレードに
よって打込まれた後の静止状態である。
【0014】図5において、送り爪15は、図3のもの
と同じであるので説明を省略する。補助バックアップ爪
31は、送り方向の上流側に設けられた穴53にピン
(図示せず)を通して、ゲート部11に旋回可能に取付
けられている。補助バックアップ爪31の背中には突起
54が形成され、この突起54にはばね55が取付けら
れており、補助バックアップ爪31の打込室10に近い
先端を、送り爪の後爪部分34の方に付勢している。補
助バックアップ爪31の先端は、後爪部分34に向けて
突出して、固着具逆送防止用突起57として形成されて
いる。補助バックアップ爪31は、下バックアップ爪3
0と協働して、ワイヤ連結固着具の各固着具の逆送の防
止と適正な姿勢の維持並びに固着具前方移動阻止を図っ
ている。このため、補助バックアップ爪31は、図2に
示すように、上バックアップ爪29に隣接する位置であ
って、固着具軸部の中間位置に係合する位置に配置され
ている。補助バックアップ爪31は、ワイヤ連結固着具
に対処するもので、保持帯連結固着具には機能しない。
そのため、補助バックアップ爪31は、上バックアップ
爪29に隣接して配置され、保持帯連結固着具が装填さ
れたとき保持帯のベースが補助バックアップ爪31を固
着具給送通路から押し出して、補助バックアップ爪の機
能を無効にする。逆送防止のための突起57は、打込室
10の側の面は垂直壁として形成され、送り方向(矢印
方向)にみて上流側の面は斜面58として形成されてい
る。斜面58は、下バックアップ爪30の斜面50と同
様に、単純に一定の角度の傾斜であってもよいが、図示
のように段付きの斜面でもよい。斜面58は、送り爪1
5の戻り旋回によって後爪部分34が固着具をノーズ部
打込室10方向に蹴るとき(後述)、固着具の前方への
移動を阻止する固着具前方移動阻止面となっている。固
着具前方移動阻止面としての斜面58は、連結固着具の
種々のピッチに対応できるように、また、種々の固着具
軸径に対応できるように、斜面の角度を緩やかにし、あ
るいは、段付きに形成するのが好ましい。なお、図5の
状態は、打込室10にあった固着具がドライバブレード
によって打込まれた後の静止状態である。
【0015】図6を参照して、前爪部分33と後爪部分
34との二股に分かれて形成された送り爪15が次の固
着具35Bを保持するために戻り動作を行うとき、ピス
トンロッド22に旋回可能に連結された送り爪15が旋
回して後爪部分34が前方側の固着具35Aをノーズ部
打込室10の方向に蹴る動作について説明する。図6に
おいて、説明の便宜上、図3に示す上バックアップ爪2
9の位置での固着具の蹴り動作を説明し、上バックアッ
プ爪の突起42の位置に下バックアップ爪30(又は補
助バックアップ爪31)の突起49(又は突起57)を
想像線によって重ねて示す。送り爪15は戻り動作(矢
印59参照)を行うとき、先ず、前爪部分33の送り方
向上流側の固着具35Aに面している壁面で固着具35
Aと摺擦しつつピストンロッド22との連結ピン23の
回りに旋回を始める(矢印61参照)。この旋回によっ
て、送り爪先端の後爪部分34が前方にある固着具35
Aに前方側に押し出すように当たる。一方、前爪部分3
3はノーズ部打込室10の外壁に当接して、その運動が
規制される。これによって、後爪部分34は、前爪部分
33の当接点62をもう1つの支点として旋回するの
で、その旋回が大きくなり、前方側の固着具35Aを大
きく前爪部分に蹴り出す。この固着具35Aの蹴り出し
によって次の固着具35Bが連結ワイヤによって前方側
に引きずり出される。
【0016】保持帯連結固着具の場合、上バックアップ
爪29の突起42が保持帯のベース部の穴と係合してい
る上に、保持帯が各固着具を確実に支持連結しているの
で、上記の蹴り動作によって、各固着具間の間隔が変化
することはなく、固着具の給送に支障を来すことはな
い。これに対して、ワイヤ連結固着具の場合には、連結
ワイヤが撓み易いので、各固着具間の間隔が変化し易
く、これによって、バックアップ爪がそれに対処できる
ものでないと、適正な給送が維持できない惧れがある。
【0017】ワイヤ連結固着具の場合、固着具35Aの
蹴り出しによって次の固着具35Bが連結ワイヤによっ
て前方側に引きずり出されると、上バックアップ爪29
の突起42は、次の固着具35Bの前方移動を阻止する
形状に形成されていないので、次の固着具35Bは、そ
のまま前方に引きずられてしまう。このように固着具3
5Bが移動した状態で、送り爪15が戻り動作をして次
の固着具をつかもうとしても、そこに固着具35Bはな
いので、保持に失敗するか、あるいは、ピッチが短い場
合には更に次の固着具35Cをつかんでしまう。その状
態で送り爪15が前方に移動すると、保持に失敗した場
合には、固着具35Bを前爪部分33の前方側壁面で押
し出して、固着具35Bの適正な送りが行われない。ま
たは、固着具35Cをつかんだ場合には、ワイヤが曲が
って、固着具35Bに固着具35Cを重ねてしまい、二
重給送になって固着具が給送通路や打込室に詰まること
になる。このように、上バックアップ爪29の突起42
が、ワイヤ連結固着具の前方移動には十分に対処できな
いために、ワイヤ連結固着具においては、連結ワイヤの
撓み易さによって給送の不具合を生じる惧れがある。こ
のため、本発明では、上バックアップ爪29と下バック
アップ爪30の間であって、送り爪15に対向する側の
上バックアップ爪29に隣接する位置に補助バックアッ
プ爪31が設けられている。この補助バックアップ爪3
1は、下バックアップ爪30と協働して、前記のワイヤ
連結固着具における給送の不具合を解消する。
【0018】図6において、上バックアップ爪29の突
起42には、下バックアップ爪30(及び補助バックア
ップ爪31)の突起49(及び突起57)が想像線によ
って重ねて示されている。突起49(又は57)は、送
り方向上流側の斜面50(又は58)を有し、これらの
斜面50及び58は、次の固着具35Bの前方移動を阻
止する形状に形成されている。図6において、固着具3
5Aの蹴り出しによって次の固着具35Bは、連結ワイ
ヤによって前方側に引きずり出されようとしても、斜面
50(58)によって前方への移動が阻止される。これ
により、送り爪15が戻り動作の際に、後爪部分34が
前方側の固着具35Aを蹴り出しても、下バックアップ
爪30の突起49及び補助バックアップ爪31の突起5
7が、次の固着具35Bの前方移動を阻止する。この前
方移動の阻止によって、固着具を連結するワイヤはピン
と張った状態に維持され、固着具相互の間隔は適正に維
持される。各固着具は、下バックアップ爪30と補助バ
ックアップ爪31とによってその軸部が2個所で支持さ
れるために、固着具35Aと固着具35Bとは適正な間
隔で且つ相互に平行な姿勢に維持される。すなわち、ワ
イヤ連結固着具であっても、下バックアップ爪30の外
に、補助バックアップ爪31が設けられているので、送
り爪15の戻り動作のときの後爪部分34がその前方側
の固着具を前方に移動させるように動作しても、次の固
着具は適正な位置に且つ適正な姿勢に維持されるため、
送り爪15は、戻り動作をして次の固着具35Bを適正
につかんで給送することができ、これによって、上記の
給送の不具合を解消する。
【0019】以下、図7〜図9を参照して、送り爪15
がワイヤ連結固着具を給送するときの動作と、上バック
アップ爪29(図7)、下バックアップ爪30(図
8)、及び、補助バックアップ爪31(図9)の動作
を、既に説明した送り爪15の旋回による前方への移動
阻止する動作は省略して説明する。なお、保持帯連結固
着具の給送の場合は、保持帯のベース部が、上バックア
ップ爪29を図3において水平な姿勢に押さえて、逆送
防止用突起42だけをベース部の穴に係合させるととも
に、補助バックアップ爪31を押さえて給送通路から押
し出す。送り爪15は、各固着具軸部に係合して1本ず
つ打込室10に送り出す。
【0020】先ず、ワイヤ連結固着具の給送において、
図7を参照して、上バックアップ爪29と送り爪15の
動作を説明する。シリンダハウジング18に管27から
加圧空気が供給されると、ピストン19がばね21の付
勢力に抗して移動し、送り爪15が、ピストン19の移
動によって図3の静止位置から戻り動作を開始する。送
り爪15が移動を開始すると、送り爪15は、図6に示
す蹴り動作の後、図7(A)の矢印63に示すように図
の右側に戻り移動する。送り爪15の前爪部分33は先
頭固着具35Aに係合しつつ後戻りするので、固着具3
5Aも後戻りするが、上バックアップ爪29の突起42
がその戻りを阻止して、送り爪15だけが移動する。図
7(B)において、送り爪15が戻り位置に到ると、次
の固着具35Bが前爪部分33と後爪部分34の間に位
置する。次に、シリンダへの加圧空気が供給されなくな
ると送り爪15が前方に移動する。送り爪15が少し前
方に移動すると前爪部分33と後爪部分34の間にあっ
た固着具35Bが両爪部分の間に入り、固着具35Bの
軸部が送り爪15に把持される。更に、送り爪15が前
方に移動すると、固着具35Bが、図7(C)に図示の
位置に移動し、ワイヤによって連結された固着具35A
は、そのまま、打込室10に送られる。また、その次に
送られる固着具35Cが突起42の上流側に現れる。
【0021】次に、下バックアップ爪30の場合、送り
爪15が、ピストン19の移動によって図4の静止位置
から戻り動作を開始すると、送り爪15は、図6に示す
蹴り動作の後、図8(A)の右側に戻り動作をする。送
り爪15の前爪部分33は先頭固着具35Aに係合しつ
つ後戻りして、固着具35Aを後戻りさせようとする
が、下バックアップ爪30の突起49がその戻りを阻止
して、送り爪15だけが移動する。図8(B)におい
て、送り爪15が戻り位置に達すると、次の固着具35
Bが前爪部分33と後爪部分34の間に位置し、次に、
送り爪15が前方に移動し始めると、前爪部分33と後
爪部分34の間にあった固着具35Bが両爪部分の間に
入り、送り爪15に把持される。送り爪15の前方移動
が進むと、固着具35Bが図8(C)に図示の位置に移
動し、ワイヤによって連結された固着具35Aは、その
まま、打込室10に送られる。その次に送られる固着具
35Cが突起49の上流側に現れる。
【0022】補助バックアップ爪31の場合を図9を用
いて説明する。送り爪15が、図5の静止位置から戻り
動作を開始すると、図6に示す蹴り動作の後、図9
(A)の右側に戻り動作をする。送り爪15の前爪部分
33は先頭固着具35Aに係合しつつ後戻りして、固着
具35Aを後戻りさせようとする。補助バックアップ爪
31は下バックアップ爪30と同様に、その突起57が
その戻りを阻止して、送り爪15だけが移動する。送り
爪15が戻り位置に達すると、下バックアップ爪と同様
に、次の固着具35Bが前爪部分33と後爪部分34の
間に位置し、送り爪15が前方に移動し始めると、前爪
部分33と後爪部分34の間に固着具35Bが入って送
り爪15に把持される。その後の送り爪15の前方移動
によって、固着具35Bが図9(B)に図示の位置に移
動し、ワイヤによって連結された固着具35Aは、その
まま、打込室10に送られる。その次に送られる固着具
35Cが突起57の上流側に現れる。
【0023】上記のようにして、各固着具は送り爪15
の一連の動作により、1本ずつ、ノーズ部5の打込室1
0に送られる。ところで、図7等に図示のように、上バ
ックアップ爪29の突起42は、保持帯連結固着具の保
持帯のベースの送り穴に適合するように形成されている
ので、ワイヤ連結固着具の種々のピッチ間隔に適合する
ようには形成されていない。しかしながら、図8及び図
9等に図示のように、下バックアップ爪30の突起49
の斜面50及び補助バックアップ爪31の突起57の斜
面58は、種々のピッチ間隔に適合するように形成され
ている。例えば、ワイヤ連結固着具が、6mmピッチで
も、7mmピッチでも、更には、8mmピッチでも、固着具
35A、35B、35...の間の間隔を維持するよう
に上流側に延び出て、固着具逆送阻止面との間隔が先端
から根元側へ向かって次第に広くなるように形成されて
いる。これによって、たとえ、上バックアップ爪29が
それらの間隔を維持できなかったとしても、補助バック
アップ爪31は下バックアップ爪30と協働して、ワイ
ヤ連結固着具の間隔を適正に維持して、固着具の給送を
適正に維持する。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、上バックアップ爪と下
バックアップ爪との間の位置であって送り爪に対向する
位置に、送り爪の戻り動作の時に固着具の逆送を防止す
るように、固着具送り方向前方側の面に固着具逆送阻止
面が形成された補助バックアップ爪が設けられ、補助バ
ックアップ爪には、固着具送り方向後方側の面に、送り
爪の戻り旋回によって後爪部分がその前方側の固着具を
ノーズ部打込室方向に蹴るとき、該固着具の前方への移
動を阻止する固着具前方移動阻止面が形成されているの
で、補助バックアップ爪は下バックアップ爪と協働して
固着具の軸部を先端と頭部側の各2点で支持しつつ固着
具間の間隔を所定の間隔に維持するようにワイヤを引っ
張った状態で保持し、これによって、ワイヤ連結固着具
の、送り爪の蹴り動作による固着具の姿勢の崩れを防止
し、固着具の重送を防止して適正な固着具の送りを維持
し、種々のピッチの場合にも適正な送りを維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給送装置が設けられる固着具打込
機の全体図を示す図である。
【図2】本発明に係る給送装置をゲート部を開放した状
態で示す正面図である。
【図3】上バックアップ爪と送り爪との関係を示すよう
に断面した給送装置の側面図である。
【図4】下バックアップ爪と送り爪との関係を示すよう
に断面した給送装置の側面図である。
【図5】補助バックアップ爪と送り爪との関係を示すよ
うに断面した給送装置の側面図である。
【図6】送り爪の蹴り動作と各バックアップ爪との関係
を示す、上バックアップ爪部分で断面した給送装置の側
面図である。
【図7】上バックアップ爪と送り爪との固着具給送関係
を示す図である。(A)は、送り爪の戻り動作開始時を
示す図であり、(B)は、戻り動作完了時を示す図であ
り、(C)は固着具送り完了時を示す図である。
【図8】下バックアップ爪と送り爪との固着具給送関係
を示す図である。(A)は、送り爪の戻り動作開始時を
示す図であり、(B)は、戻り動作完了時を示す図であ
り、(C)は固着具送り完了時を示す図である。
【図9】補助バックアップ爪と送り爪との固着具給送関
係を示す図である。(A)は、戻り動作完了時を示す図
であり、(B)は固着具送り完了時を示す図である。
【符号の説明】
1 固着具打込機 2 ハンドル 3 本体ハウジング 5 ノーズ部 6 給送装置 7 マガジン 9 固定部 10 打込室 11 ゲート部 13,14 給送通路 15 送り爪 17 ピストン式駆動機構 18 シリンダハウジング 19 ピストン 21 ばね 22 ピストンロッド 23 ピン 26 送り爪先端の係合部 29 上バックアップ爪 30 下バックアップ爪 31 補助バックアップ爪 33 送り爪の前爪部分 34 送り爪の後爪部分 35 固着具軸部 35A 先頭固着具 35B 次の固着具 35C 次の次の固着具 42 上バックアップ爪の逆送防止用突起 49 下バックアップ爪の逆送防止用突起 50 斜面 57 補助バックアップ爪の逆送防止用突起 58 斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のピッチで連結された固着具を固着具
    打込機のノーズ部の打込室に1本ずつ送り込む固着具打
    込機の固着具給送装置であって、固着具給送通路に沿っ
    て往復動する送り爪と、該送り爪の戻り動作の時に固着
    具の逆送を防止するように該送り爪と対向するように配
    置されたバックアップ爪とを備え、前記送り爪の先端
    は、前爪部分と後爪部分との二股に分かれて形成されて
    両爪部分の間に固着具軸部を収容保持するようになって
    おり、前記バックアップ爪は、前記ノーズ部の打込室に
    隣接する位置に設けられた上バックアップ爪と前記ノー
    ズ部の先端の側に設けられた下バックアップ爪とを包含
    する、固着具打込機の固着具給送装置において、 前記上バックアップ爪と前記下バックアップ爪との間の
    位置であって前記送り爪に対向する位置に、送り爪の戻
    り動作の時に固着具の逆送を防止するように、固着具送
    り方向前方側に固着具逆送阻止面が形成された補助バッ
    クアップ爪が設けられ、該補助バックアップ爪には、固
    着具送り方向後方側の面に、前記送り爪の戻り旋回によ
    って前記後爪部分がその前方側の固着具をノーズ部打込
    室方向に蹴るとき、該固着具の前方への移動を阻止する
    固着具前方移動阻止面が形成されていることを特徴とす
    る固着具給送装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の装置において、前記補助
    バックアップ爪の固着具前方移動阻止面は、前記後爪部
    分が蹴る固着具より1つ後方側の固着具に係合するよう
    に前記固着具逆送阻止面の後方側に形成した斜面であ
    り、前記下バックアップ爪には、固着具の送り方向にお
    いて前方側に形成された固着具逆送阻止面と、前記後方
    側固着具の移動を阻止するように後方側に形成された固
    着具前方移動阻止面とが形成されており、前記補助バッ
    クアップ爪は、前記下バックアップ爪と協働して、固着
    具の軸部を2箇所で支持し、固着具の姿勢を適正に維持
    することを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の装置において、前
    記補助バックアップ爪は、前記固着具前方移動阻止面の
    斜面が、連結ピッチの異なるワイヤ連結固着具に対応で
    きるように、段を有する形状に形成されていることを特
    徴とする装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置
    において、前記固着具給送通路は、細長い帯状ベースの
    両側縁に対に形成された直立タブ対に固着具軸部を渡し
    て連結された保持帯連結固着具とワイヤ連結固着具とを
    給送でき且つ前記保持帯連結固着具の保持帯のベースが
    前記上バックアップ爪及び補助バックアップ爪の上を摺
    動するように形成され、保持帯連結固着具が用いられる
    場合には前記保持帯のベースが補助バックアップ爪を前
    記固着具給送通路から押し出して、該補助バックアップ
    爪の機能を無効にすることを特徴とする装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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