JP2001062587A - 低融点アルミニウム合金ろう材 - Google Patents
低融点アルミニウム合金ろう材Info
- Publication number
- JP2001062587A JP2001062587A JP24104799A JP24104799A JP2001062587A JP 2001062587 A JP2001062587 A JP 2001062587A JP 24104799 A JP24104799 A JP 24104799A JP 24104799 A JP24104799 A JP 24104799A JP 2001062587 A JP2001062587 A JP 2001062587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing material
- melting point
- brazing
- aluminum alloy
- potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オールアルミニウム製熱交換器をろう付によ
って製造する場合に、フィン等の薄肉材の座屈変形や溶
け落ち等がなく、且つ、耐食性を保持するために電位が
フィンと冷媒チューブとの間の値になる低融点アルミニ
ウム合金ろう材を提供する。 【解決手段】 重量%で、Cu:15〜30%、Zn:
15〜30%、Si:1〜10%含有し、残部がAl及
び不可避不純物からなる低融点アルミニウム合金ろう材
である。さらに、上記Cuの含有量のみを15〜25%
に設定すること、上記Znの含有量のみを20〜30%
とすること、上記Siの含有量のみを2.5〜7%と設
定することができる。
って製造する場合に、フィン等の薄肉材の座屈変形や溶
け落ち等がなく、且つ、耐食性を保持するために電位が
フィンと冷媒チューブとの間の値になる低融点アルミニ
ウム合金ろう材を提供する。 【解決手段】 重量%で、Cu:15〜30%、Zn:
15〜30%、Si:1〜10%含有し、残部がAl及
び不可避不純物からなる低融点アルミニウム合金ろう材
である。さらに、上記Cuの含有量のみを15〜25%
に設定すること、上記Znの含有量のみを20〜30%
とすること、上記Siの含有量のみを2.5〜7%と設
定することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低融点のアルミニ
ウム合金ろう材に関し、更に詳しくは、ろう付によって
接合及び製造されるオールアルミニウム製熱交換器に用
いる低融点のアルミニウム合金ろう材に関する。
ウム合金ろう材に関し、更に詳しくは、ろう付によって
接合及び製造されるオールアルミニウム製熱交換器に用
いる低融点のアルミニウム合金ろう材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、全構成部品がアルミニウム製であ
り、且つこれらの構成部品をろう付によって接合するこ
とによって製造されるオールアルミニウム製熱交換器
は、約600℃前後の温度でろう付されている。ここ
で、純アルミニウムは融点が660℃の金属であり、こ
のアルミニウムに種々の元素を添加してアルミニウム合
金とし、上記熱交換器の構成部材を作製している。そし
て、構成部材であるアルミニウム合金の融点をTmとす
ると、従来から広く行われている一般的なアルミニウム
合金をろう付する温度は0.90〜0.92Tmであ
り、構成部材の融点とほぼ同等程度に高温である。この
ため、ろう付時における構成部材の高温強度の低下によ
って構成部材の変形や脱落等が発生したり、溶融したア
ルミニウム合金ろう材によって過度に構成部材を侵食す
るので、製品歩留まりの低下やコスト上昇をまねき、製
品の品質向上の妨げにもなっている。 また、上記熱交換器の構成部品の接合には、主にAl−
Si系、Al−Si−Zn系のアルミニウム合金ろう材
が使用される。該アルミニウム合金ろう材のSi量とZ
n量は各々、7〜12%及び1〜5%が中心で、該ろう
材の融点は570〜615℃であり、従来の一般的なア
ルミニウム合金のろう付は、ろう材を溶融及び流動させ
る温度で行う必要があるために590〜610℃に設定
している。
り、且つこれらの構成部品をろう付によって接合するこ
とによって製造されるオールアルミニウム製熱交換器
は、約600℃前後の温度でろう付されている。ここ
で、純アルミニウムは融点が660℃の金属であり、こ
のアルミニウムに種々の元素を添加してアルミニウム合
金とし、上記熱交換器の構成部材を作製している。そし
て、構成部材であるアルミニウム合金の融点をTmとす
ると、従来から広く行われている一般的なアルミニウム
合金をろう付する温度は0.90〜0.92Tmであ
り、構成部材の融点とほぼ同等程度に高温である。この
ため、ろう付時における構成部材の高温強度の低下によ
って構成部材の変形や脱落等が発生したり、溶融したア
ルミニウム合金ろう材によって過度に構成部材を侵食す
るので、製品歩留まりの低下やコスト上昇をまねき、製
品の品質向上の妨げにもなっている。 また、上記熱交換器の構成部品の接合には、主にAl−
Si系、Al−Si−Zn系のアルミニウム合金ろう材
が使用される。該アルミニウム合金ろう材のSi量とZ
n量は各々、7〜12%及び1〜5%が中心で、該ろう
材の融点は570〜615℃であり、従来の一般的なア
ルミニウム合金のろう付は、ろう材を溶融及び流動させ
る温度で行う必要があるために590〜610℃に設定
している。
【0003】一方、近年、ろう付によって製造されるオ
ールアルミニウム製熱交換器、特に車載用オールアルミ
ニウム製熱交換器等では軽量化の要求が非常に強くなっ
てきており、これによって熱交換器の構成部材を薄肉化
する動きが進行している。特に、圧力容器である熱交換
器の耐圧強度に直接関係がない放熱用アルミニウム製フ
ィン(以下、フィンという。)は、肉厚が0.1mm以
下になり、熱交換器をろう付によって製造する時のフィ
ンの座屈変形、脱落、溶け落ち等の問題が年々大きくなっ
てきて、このフィン等の薄肉材の高温強度不足が顕著に
なってきている。この問題を解消するため、ろう付け温
度を低温にて行う手段が有効であるが、ろう付温度は使
用するろう材の融点以上でなければならず、該ろう材の
融点により一義的に決まってしまい、ろう材の融点以下
の温度域では、ろう材が溶融及び流動しないためろう付
することができない。オールアルミニウム製熱交換器の
製造に一般的に用いられているAl−Si系及びAl−
Si−Zn系ろう材の融点は570〜615℃であるた
め、ろう付温度は590〜610℃に設定されており、こ
のろう材を用いて570℃以下の温度域でろう付を行う
ことはできない。 しかし、従来から低融点のアルミニウム合金用ろう材と
してZn-Al系、Zn-Al−Si系ろう材が用いられ
ている。これらの最低融点は、Zn-Al系が381
℃、Zn-Al−Si系が382℃であるため、ろう付
け温度を400℃程度に設定することができる。
ールアルミニウム製熱交換器、特に車載用オールアルミ
ニウム製熱交換器等では軽量化の要求が非常に強くなっ
てきており、これによって熱交換器の構成部材を薄肉化
する動きが進行している。特に、圧力容器である熱交換
器の耐圧強度に直接関係がない放熱用アルミニウム製フ
ィン(以下、フィンという。)は、肉厚が0.1mm以
下になり、熱交換器をろう付によって製造する時のフィ
ンの座屈変形、脱落、溶け落ち等の問題が年々大きくなっ
てきて、このフィン等の薄肉材の高温強度不足が顕著に
なってきている。この問題を解消するため、ろう付け温
度を低温にて行う手段が有効であるが、ろう付温度は使
用するろう材の融点以上でなければならず、該ろう材の
融点により一義的に決まってしまい、ろう材の融点以下
の温度域では、ろう材が溶融及び流動しないためろう付
することができない。オールアルミニウム製熱交換器の
製造に一般的に用いられているAl−Si系及びAl−
Si−Zn系ろう材の融点は570〜615℃であるた
め、ろう付温度は590〜610℃に設定されており、こ
のろう材を用いて570℃以下の温度域でろう付を行う
ことはできない。 しかし、従来から低融点のアルミニウム合金用ろう材と
してZn-Al系、Zn-Al−Si系ろう材が用いられ
ている。これらの最低融点は、Zn-Al系が381
℃、Zn-Al−Si系が382℃であるため、ろう付
け温度を400℃程度に設定することができる。
【0004】さらに、熱交換器には、高い耐食性が要求
されるが、これを維持するためには、各構成部材の電位
を調整する手段が有効である。オールアルミニウム製熱
交換器は外気等の腐食環境下において腐食によって冷媒
チューブに穴が開くと空調機として機能しなくなる。そ
こで、冷媒チューブにろう付されているフィンを犠牲陽
極として作用させることによって冷媒チューブを防食
し、穴が開くのを防止している。電位については、フィ
ンが最も卑であり、続いて冷媒チューブ表面のろう材
層、冷媒チューブの順に貴になるように設定されてい
る。従来、アルミニウム合金ろう材であるAl−Si系
及びAl−Si−Zn系ろう材を使用して製造されたオ
ールアルミニウム製熱交換器は、上記のような電位順に
設定されており、製品として実用上十分な耐食性が得ら
れている。しかし、上述した従来のZn-Al系、Zn-
Al−Si系ろう材は、融点を低下させるためにZnの
含有量を概ね50%以上に設定している。このろう材を
オールアルミニウム製熱交換器に使用した場合、フィン
と冷媒チューブ表面のろう材層との電位の貴卑が逆転
し、該ろう材層が最も卑になるため、ろう材層が最初に
腐食しやすくなるため、ろう材層に接している冷媒チュ
ーブが腐食して穴が開き、熱交換器の寿命が短かくな
る。したがって、従来のZn-Al系、Zn-Al−Si
系ろう材は、オールアルミニウム製熱交換器の製造に用
いることができないという問題があった。
されるが、これを維持するためには、各構成部材の電位
を調整する手段が有効である。オールアルミニウム製熱
交換器は外気等の腐食環境下において腐食によって冷媒
チューブに穴が開くと空調機として機能しなくなる。そ
こで、冷媒チューブにろう付されているフィンを犠牲陽
極として作用させることによって冷媒チューブを防食
し、穴が開くのを防止している。電位については、フィ
ンが最も卑であり、続いて冷媒チューブ表面のろう材
層、冷媒チューブの順に貴になるように設定されてい
る。従来、アルミニウム合金ろう材であるAl−Si系
及びAl−Si−Zn系ろう材を使用して製造されたオ
ールアルミニウム製熱交換器は、上記のような電位順に
設定されており、製品として実用上十分な耐食性が得ら
れている。しかし、上述した従来のZn-Al系、Zn-
Al−Si系ろう材は、融点を低下させるためにZnの
含有量を概ね50%以上に設定している。このろう材を
オールアルミニウム製熱交換器に使用した場合、フィン
と冷媒チューブ表面のろう材層との電位の貴卑が逆転
し、該ろう材層が最も卑になるため、ろう材層が最初に
腐食しやすくなるため、ろう材層に接している冷媒チュ
ーブが腐食して穴が開き、熱交換器の寿命が短かくな
る。したがって、従来のZn-Al系、Zn-Al−Si
系ろう材は、オールアルミニウム製熱交換器の製造に用
いることができないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、オールアルミニウム製熱交換器をろう付によっ
て製造する場合に、フィン等の薄肉材の座屈変形や溶け
落ち等がなく、且つ、耐食性を保持するために電位がフ
ィンと冷媒チューブとの間の値になる低融点アルミニウ
ム合金ろう材を提供することを目的とする。
解決し、オールアルミニウム製熱交換器をろう付によっ
て製造する場合に、フィン等の薄肉材の座屈変形や溶け
落ち等がなく、且つ、耐食性を保持するために電位がフ
ィンと冷媒チューブとの間の値になる低融点アルミニウ
ム合金ろう材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る低融点アル
ミニウム合金ろう材は、上記目的を達成するため、重量
%で、Cu:15〜30%、Zn:15〜30%、S
i:1〜10%含有し、残部がAl及び不可避不純物か
らなる。上記組成を有するろう材は、オールアルミニウ
ム製熱交換器の作製に適しており、塩化カリウム飽和銀
−塩化銀基準で、電位が−650〜−850mVにな
る。したがって、熱交換器において、ろう材の電位がフ
ィンと冷媒チューブとの間になり、フィンを犠牲陽極と
することによって、熱交換器の耐食性を向上させること
ができる。また、ろう材の融点は480〜540℃とな
り、従来の一般的なろう材であるAl−Si系、及びA
l−Si−Zn系アルミ合金ろう材の融点よりも30〜
120℃程度低くなる。これに合わせて、ろう付け温度
も同程度分、低温化することができるので、オールアル
ミニウム製熱交換器をろう付によって製造する場合に、
フィン等の薄肉材の座屈変形や溶け落ち等がなくなる。
ミニウム合金ろう材は、上記目的を達成するため、重量
%で、Cu:15〜30%、Zn:15〜30%、S
i:1〜10%含有し、残部がAl及び不可避不純物か
らなる。上記組成を有するろう材は、オールアルミニウ
ム製熱交換器の作製に適しており、塩化カリウム飽和銀
−塩化銀基準で、電位が−650〜−850mVにな
る。したがって、熱交換器において、ろう材の電位がフ
ィンと冷媒チューブとの間になり、フィンを犠牲陽極と
することによって、熱交換器の耐食性を向上させること
ができる。また、ろう材の融点は480〜540℃とな
り、従来の一般的なろう材であるAl−Si系、及びA
l−Si−Zn系アルミ合金ろう材の融点よりも30〜
120℃程度低くなる。これに合わせて、ろう付け温度
も同程度分、低温化することができるので、オールアル
ミニウム製熱交換器をろう付によって製造する場合に、
フィン等の薄肉材の座屈変形や溶け落ち等がなくなる。
【0007】また、本発明の一態様に係る低融点アルミ
ニウム合金ろう材では、上記Cuの含有量を15〜25
%とすることができる。このCuを添加することによっ
て、ろう材の融点を低下させると共に、ろう材の電位を
貴化させることができる。さらに、本発明の一態様に係
る低融点アルミニウム合金ろう材では、上記Znの含有
量を20〜30%とすることができる。このZnを添加
することによって、ろう材の融点を低下させると共に、
ろう材の電位を卑化させることができる。なお、上本発
明の更に別の態様に係る低融点アルミニウム合金ろう材
では、上記Siの含有量を2.5〜7%とすることがで
きる。このSiを添加することによって、ろう材の融点
を低下させると共に、ろう材が溶融したときの流動性を
向上させることができる。
ニウム合金ろう材では、上記Cuの含有量を15〜25
%とすることができる。このCuを添加することによっ
て、ろう材の融点を低下させると共に、ろう材の電位を
貴化させることができる。さらに、本発明の一態様に係
る低融点アルミニウム合金ろう材では、上記Znの含有
量を20〜30%とすることができる。このZnを添加
することによって、ろう材の融点を低下させると共に、
ろう材の電位を卑化させることができる。なお、上本発
明の更に別の態様に係る低融点アルミニウム合金ろう材
では、上記Siの含有量を2.5〜7%とすることがで
きる。このSiを添加することによって、ろう材の融点
を低下させると共に、ろう材が溶融したときの流動性を
向上させることができる。
【0008】[アルミニウム合金ろう材の成分組成]銅(Cu)について 本発明に係るアルミニウム合金ろう材に添加するCuの
上限は、30重量%としている。30重量%を超えて添
加すると、ろう材層の電位が冷媒チューブより貴にな
り、ろう材層がカソードとなって冷媒チューブの腐食を
促進するためである。また、添加するCuの下限は、1
5重量%としている。15重量%未満の添加量ではろう
材の融点の低下量が小さく、融点低下に伴うフィンの溶
け落ち等の効果が小さいからである。したがって、Cu
の添加量は15〜30重量%とし、好ましくは15〜2
5重量%とする。更に好ましくは15〜20重量%であ
る。このCuを添加することによって、ろう材の融点を
低下させると共に、ろう材の電位を貴化させることがで
きる。亜鉛(Zn)について 本発明に係るアルミニウム合金ろう材に添加するZnの
上限は、30重量%としている。30重量%を超える添
加量では、ろう材層の電位がフィンより卑になり、フィ
ンの犠牲陽極効果がなくなり冷媒チューブが腐食しやす
くなるからである。また、添加するZnの下限は、15
重量%としている。15重量%未満の添加量では融点低
下量が小さく、効果が小さいからである。したがって、
Znの添加量は15〜30重量%とし、好ましくは20
〜30重量%とする。更に好ましくは20〜25重量%
である。このZnを添加することによって、ろう材の融
点を低下させると共に、ろう材の電位を卑化させること
ができる。
上限は、30重量%としている。30重量%を超えて添
加すると、ろう材層の電位が冷媒チューブより貴にな
り、ろう材層がカソードとなって冷媒チューブの腐食を
促進するためである。また、添加するCuの下限は、1
5重量%としている。15重量%未満の添加量ではろう
材の融点の低下量が小さく、融点低下に伴うフィンの溶
け落ち等の効果が小さいからである。したがって、Cu
の添加量は15〜30重量%とし、好ましくは15〜2
5重量%とする。更に好ましくは15〜20重量%であ
る。このCuを添加することによって、ろう材の融点を
低下させると共に、ろう材の電位を貴化させることがで
きる。亜鉛(Zn)について 本発明に係るアルミニウム合金ろう材に添加するZnの
上限は、30重量%としている。30重量%を超える添
加量では、ろう材層の電位がフィンより卑になり、フィ
ンの犠牲陽極効果がなくなり冷媒チューブが腐食しやす
くなるからである。また、添加するZnの下限は、15
重量%としている。15重量%未満の添加量では融点低
下量が小さく、効果が小さいからである。したがって、
Znの添加量は15〜30重量%とし、好ましくは20
〜30重量%とする。更に好ましくは20〜25重量%
である。このZnを添加することによって、ろう材の融
点を低下させると共に、ろう材の電位を卑化させること
ができる。
【0009】珪素(Si)について 本発明に係るアルミニウム合金ろう材に添加するSiの
上限は、10重量%としている。10重量%を超える添
加量では、逆にろう材の融点が上昇すると共に高融点の
初晶が多く現れるため、ろう材の流動性が大幅に低下す
るからである。また、添加するSiの下限は、1重量%
としている。1重量%未満の添加量ではろう材流動性の
改善効果が顕著に表れず、効果が小さいからである。し
たがって、Siの添加量は1〜10重量%とし、好まし
くは2.5〜7重量%とする。更に好ましくは2.5〜
5重量%である。このSiを添加することによって、ろ
う材の融点を低下させると共に、ろう材が溶融したとき
の流動性を向上させることができる。
上限は、10重量%としている。10重量%を超える添
加量では、逆にろう材の融点が上昇すると共に高融点の
初晶が多く現れるため、ろう材の流動性が大幅に低下す
るからである。また、添加するSiの下限は、1重量%
としている。1重量%未満の添加量ではろう材流動性の
改善効果が顕著に表れず、効果が小さいからである。し
たがって、Siの添加量は1〜10重量%とし、好まし
くは2.5〜7重量%とする。更に好ましくは2.5〜
5重量%である。このSiを添加することによって、ろ
う材の融点を低下させると共に、ろう材が溶融したとき
の流動性を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る低融点アル
ミニウム合金ろう材の一実施形態について、詳細に説明
する。このオールアルミニウム製熱交換器の接合に用い
る低融点アルミニウム合金ろう材は、その組成がAl−
15〜30重量%Cu−15〜30重量%Zn−1〜1
0重量%Siであり、1)低融点であること、及び2)
電位がフィンより貴で、且つ冷媒チューブより卑である
という特徴を両方とも備えている。 [ろう材の電位]上記低融点アルミニウム合金ろう材
は、電位制御の条件を備えなくてはならない。ろう材に
要求される電位としては、塩化カリウム飽和銀−塩化銀
基準で−850〜−650mVである。−650mVよ
りも貴であると、フィンの犠牲陽極としての効果が小さ
くなり、冷媒チューブの防食効果が小さい。更に大幅に
ろう材の電位を貴とし、電位列が逆転して冷媒チューブ
より貴にすると、冷媒チューブの腐食を促進する可能性
が大きくなる。また、逆にろう材の電位を−850mV
よりも卑とすると、フィンとの電位列が逆転してろう材
層がフィンよりも卑となり、ろう材層の腐食速度が速く
なる。これによって、フィンと冷媒チューブが剥離して
熱交換器の性能が低下する可能性が大きくなる。したが
って、本発明に係るろう材の電位は−850mV〜−6
50mVであり、このうち、−850〜−750mVが
望ましい。
ミニウム合金ろう材の一実施形態について、詳細に説明
する。このオールアルミニウム製熱交換器の接合に用い
る低融点アルミニウム合金ろう材は、その組成がAl−
15〜30重量%Cu−15〜30重量%Zn−1〜1
0重量%Siであり、1)低融点であること、及び2)
電位がフィンより貴で、且つ冷媒チューブより卑である
という特徴を両方とも備えている。 [ろう材の電位]上記低融点アルミニウム合金ろう材
は、電位制御の条件を備えなくてはならない。ろう材に
要求される電位としては、塩化カリウム飽和銀−塩化銀
基準で−850〜−650mVである。−650mVよ
りも貴であると、フィンの犠牲陽極としての効果が小さ
くなり、冷媒チューブの防食効果が小さい。更に大幅に
ろう材の電位を貴とし、電位列が逆転して冷媒チューブ
より貴にすると、冷媒チューブの腐食を促進する可能性
が大きくなる。また、逆にろう材の電位を−850mV
よりも卑とすると、フィンとの電位列が逆転してろう材
層がフィンよりも卑となり、ろう材層の腐食速度が速く
なる。これによって、フィンと冷媒チューブが剥離して
熱交換器の性能が低下する可能性が大きくなる。したが
って、本発明に係るろう材の電位は−850mV〜−6
50mVであり、このうち、−850〜−750mVが
望ましい。
【0011】[ろう材中のZn添加量と電位との関係]
次に、ろう材中に種々の量のZnを添加した場合におけ
る、Zn添加量と電位との関係について検討する。図1
は、純Al及びAl−25wt%Cu-5wt%Si系
合金中にZnを添加し、この添加Zn量を変化させて作
製したアルミニウム合金ろう材を用いて電位測定を行っ
たグラフである。この図において、Alをマトリックス
として、このAl中にCuとSiを添加し、Znは添加
しないろう材の場合、電位は冷媒チューブ材料相当のも
のよりも貴化するため、ろう材として使用できない。ま
た、純AlにZnのみを添加した場合は、1重量%以上
Znを添加した場合、電位は大幅に卑になり、その後6
0重量%までZn添加量に対する電位の卑化量(低下
量)は小さくなり、可動範囲の大きな電位制御は非常に
困難である。そして、AlのマトリックスにCu、Si
及びZnの全てを複合添加した場合は、電位は概ねZn
の添加量に比例して直線的に卑化(低下)しており、可
動範囲の大きな電位制御が可能である。以上から、ろう
材の電位をフィンと冷媒チューブとの間に設定するに
は、本発明に係るアルミニウム合金ろう材の成分範囲を
Al-15〜30重量%Cu-15〜30重量%Zn-1
〜10重量%Siとすることが好ましい。
次に、ろう材中に種々の量のZnを添加した場合におけ
る、Zn添加量と電位との関係について検討する。図1
は、純Al及びAl−25wt%Cu-5wt%Si系
合金中にZnを添加し、この添加Zn量を変化させて作
製したアルミニウム合金ろう材を用いて電位測定を行っ
たグラフである。この図において、Alをマトリックス
として、このAl中にCuとSiを添加し、Znは添加
しないろう材の場合、電位は冷媒チューブ材料相当のも
のよりも貴化するため、ろう材として使用できない。ま
た、純AlにZnのみを添加した場合は、1重量%以上
Znを添加した場合、電位は大幅に卑になり、その後6
0重量%までZn添加量に対する電位の卑化量(低下
量)は小さくなり、可動範囲の大きな電位制御は非常に
困難である。そして、AlのマトリックスにCu、Si
及びZnの全てを複合添加した場合は、電位は概ねZn
の添加量に比例して直線的に卑化(低下)しており、可
動範囲の大きな電位制御が可能である。以上から、ろう
材の電位をフィンと冷媒チューブとの間に設定するに
は、本発明に係るアルミニウム合金ろう材の成分範囲を
Al-15〜30重量%Cu-15〜30重量%Zn-1
〜10重量%Siとすることが好ましい。
【0012】[ろう材の融点]上述したように、電位の
観点からアルミニウム合金ろう材の組成をAl-15〜
30重量%Cu-15〜30重量%Zn-1〜10重量%
Siとしたが、このろう材の融点は480〜540℃と
なる。従来、熱交換器に広く用いられているAl−Si
系及びAl−Si−Zn系アルミニウム合金ろう材の融
点は570〜615℃であるため、本発明に係るろう材
は従来のものよりも30〜120℃程度融点が低く、こ
れによってろう付温度の低温化が達成できる。これに伴
い、ろう付け温度を、従来の一般的な温度である600
℃から520℃まで80℃下げると、図2に示すよう
に、フィンの高温強度を示す指標の一つであるササグ量
を約1/2に低下でき、合わせてフィンの高温強度を約
20%向上することが可能である。ここで、サグ#量に
ついて図3を用いて説明する。まず、熱交換器を構成す
るアルミフィン材1を略水平状に台2に固定した状態
で、この台2から突き出た長さ(突出量)Lを測定す
る。次いで、上記アルミフィン材1を加熱するとアルミ
フィン材1が下方に折れ曲がるため、その先端1aの高
さも下がる。この高さの変化量を垂下量Dといい、該垂
下量Dを上記突出量Lで割って100を掛けた値をサク゛
量と呼ぶ。これらの結果から、ろう付温度の低温化によ
って、ろう付製造時におけるフィン等の薄肉材の座屈変
形、脱落、溶け落ち等の問題を解消できるといえる。
観点からアルミニウム合金ろう材の組成をAl-15〜
30重量%Cu-15〜30重量%Zn-1〜10重量%
Siとしたが、このろう材の融点は480〜540℃と
なる。従来、熱交換器に広く用いられているAl−Si
系及びAl−Si−Zn系アルミニウム合金ろう材の融
点は570〜615℃であるため、本発明に係るろう材
は従来のものよりも30〜120℃程度融点が低く、こ
れによってろう付温度の低温化が達成できる。これに伴
い、ろう付け温度を、従来の一般的な温度である600
℃から520℃まで80℃下げると、図2に示すよう
に、フィンの高温強度を示す指標の一つであるササグ量
を約1/2に低下でき、合わせてフィンの高温強度を約
20%向上することが可能である。ここで、サグ#量に
ついて図3を用いて説明する。まず、熱交換器を構成す
るアルミフィン材1を略水平状に台2に固定した状態
で、この台2から突き出た長さ(突出量)Lを測定す
る。次いで、上記アルミフィン材1を加熱するとアルミ
フィン材1が下方に折れ曲がるため、その先端1aの高
さも下がる。この高さの変化量を垂下量Dといい、該垂
下量Dを上記突出量Lで割って100を掛けた値をサク゛
量と呼ぶ。これらの結果から、ろう付温度の低温化によ
って、ろう付製造時におけるフィン等の薄肉材の座屈変
形、脱落、溶け落ち等の問題を解消できるといえる。
【0013】
【実施例】[実施例1]本発明に係るアルミニウム合金
ろう材を用いたろう付の不良低減、及びこの不良低減に
よる歩留まり向上の効果を検証した。本発明に係るろう
材と、比較材として従来から用いられているろう材とを
用いて、オールアルミニウム製熱交換器をろう付製造
し、フィンの座屈変形、脱落、溶け落ち等のろう付不良発
生率を比較した。その結果を表1に示す。
ろう材を用いたろう付の不良低減、及びこの不良低減に
よる歩留まり向上の効果を検証した。本発明に係るろう
材と、比較材として従来から用いられているろう材とを
用いて、オールアルミニウム製熱交換器をろう付製造
し、フィンの座屈変形、脱落、溶け落ち等のろう付不良発
生率を比較した。その結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】この表から、本発明に係るろう材は、従来
のろう材よりもろう付温度が低いため、フィンの座屈変
形、脱落、溶け落ち等のろう付不良率が低く、良好なろう
付が可能であり、製品歩留まりの向上、及び製品コスト
の低減が期待できる。
のろう材よりもろう付温度が低いため、フィンの座屈変
形、脱落、溶け落ち等のろう付不良率が低く、良好なろう
付が可能であり、製品歩留まりの向上、及び製品コスト
の低減が期待できる。
【0016】[実施例2]次に、本発明に係るろう材を
使用したオールアルミニウム製熱交換器の耐食性を検証
した。まず、本発明に係るろう材と、比較材として従来
から使用されているろう材とを用いて、オールアルミニ
ウム製熱交換器をろう付け製造し、該熱交換器の腐食試
験を実施した。その結果を表2に示す。
使用したオールアルミニウム製熱交換器の耐食性を検証
した。まず、本発明に係るろう材と、比較材として従来
から使用されているろう材とを用いて、オールアルミニ
ウム製熱交換器をろう付け製造し、該熱交換器の腐食試
験を実施した。その結果を表2に示す。
【0017】
【表2】
【0018】この結果から、電位の相違から推定出でき
たように、本発明に係るろう材は、従来のろう材と同等
又はそれ以上の耐食性が得られることが確認できた。ま
た、従来のアルミニウム合金用低融点ろう材であるZn-
Al系、Zn-Al−Si系ろう材は腐食量が大きく耐食
性が悪かった理由は、該ろう材は融点を低下させるため
にZn含有量が概ね50%以上であり、冷媒チューブ材
に比べて電位が極めて卑であるので腐食が進んだと考え
られる。
たように、本発明に係るろう材は、従来のろう材と同等
又はそれ以上の耐食性が得られることが確認できた。ま
た、従来のアルミニウム合金用低融点ろう材であるZn-
Al系、Zn-Al−Si系ろう材は腐食量が大きく耐食
性が悪かった理由は、該ろう材は融点を低下させるため
にZn含有量が概ね50%以上であり、冷媒チューブ材
に比べて電位が極めて卑であるので腐食が進んだと考え
られる。
【0019】
【発明の効果】従来の低融点アルミニウム合金用ろう材
には、アルミニウム合金に対して極めて卑電位であり熱
交換器に使用した場合に耐食性が大幅に悪化するという
性質があった。しかし、本発明であるオールアルミニウ
ム製熱交換器用低融点アルミニウム合金ろう材によれ
ば、ろう材の成分組成と添加元素量とを最適化して電位
制御し、熱交換器の耐食性を従来と同等かそれ以上確保
しつつ、且つろう付の温度を低温化した。このため、フ
ィン等の薄肉材のろう付時における座屈変形、脱落、溶け
落ち等のろう付不良を大幅に低減することが可能であ
る。
には、アルミニウム合金に対して極めて卑電位であり熱
交換器に使用した場合に耐食性が大幅に悪化するという
性質があった。しかし、本発明であるオールアルミニウ
ム製熱交換器用低融点アルミニウム合金ろう材によれ
ば、ろう材の成分組成と添加元素量とを最適化して電位
制御し、熱交換器の耐食性を従来と同等かそれ以上確保
しつつ、且つろう付の温度を低温化した。このため、フ
ィン等の薄肉材のろう付時における座屈変形、脱落、溶け
落ち等のろう付不良を大幅に低減することが可能であ
る。
【図1】純Al及びAl−Cu−Si系合金にZnを添
加したろう材における、Zn添加量と電位との関係を示
すグラフである。
加したろう材における、Zn添加量と電位との関係を示
すグラフである。
【図2】本発明に係るろう材を用いてろう付けを行った
場合の、ろう付温度とアルミフィンのサグ量との関係を
示すグラフである。
場合の、ろう付温度とアルミフィンのサグ量との関係を
示すグラフである。
【図3】アルミフィンのサグ量を説明する概略図であ
る。
る。
1 フィン材 1a 先端 2 台 L 突出量 D 垂下量
Claims (4)
- 【請求項1】 重量%で、Cu:15〜30%、Zn:
15〜30%、Si:1〜10%含有し、残部がAl及
び不可避不純物からなる低融点アルミニウム合金ろう
材。 - 【請求項2】 上記Cuの含有量を15〜25%とした
ことを特徴とする請求項1に記載の低融点アルミニウム
合金ろう材。 - 【請求項3】 上記Znの含有量を20〜30%とした
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の低融点アルミ
ニウム合金ろう材。 - 【請求項4】 上記Siの含有量を2.5〜7%とした
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の低融
点アルミニウム合金ろう材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24104799A JP2001062587A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 低融点アルミニウム合金ろう材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24104799A JP2001062587A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 低融点アルミニウム合金ろう材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001062587A true JP2001062587A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17068529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24104799A Withdrawn JP2001062587A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 低融点アルミニウム合金ろう材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001062587A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001334387A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | アルミニウム合金接合用低温ろう材 |
JP2011503872A (ja) * | 2007-11-08 | 2011-01-27 | モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド | 伝熱複合材、関連するデバイス及び方法 |
JP2011148004A (ja) * | 2011-02-25 | 2011-08-04 | Furukawa-Sky Aluminum Corp | アルミニウム合金接合用低温ろう材 |
RU2585598C1 (ru) * | 2014-11-26 | 2016-05-27 | Открытое акционерное общество "Композит" (ОАО "Композит") | Припой для пайки алюминия и его сплавов |
RU2596535C2 (ru) * | 2014-11-26 | 2016-09-10 | Открытое акционерное общество "Композит" (ОАО "Композит") | Припой для пайки алюминия и его сплавов |
RU2626835C2 (ru) * | 2016-05-04 | 2017-08-02 | Виталий Евгеньевич Дьяков | Припой на основе цинка для пайки алюминия |
US11007592B2 (en) | 2015-07-30 | 2021-05-18 | Denso Aircool Corporation | Heat exchanger and method for producing same |
-
1999
- 1999-08-27 JP JP24104799A patent/JP2001062587A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001334387A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | アルミニウム合金接合用低温ろう材 |
JP2011503872A (ja) * | 2007-11-08 | 2011-01-27 | モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド | 伝熱複合材、関連するデバイス及び方法 |
JP2011148004A (ja) * | 2011-02-25 | 2011-08-04 | Furukawa-Sky Aluminum Corp | アルミニウム合金接合用低温ろう材 |
RU2585598C1 (ru) * | 2014-11-26 | 2016-05-27 | Открытое акционерное общество "Композит" (ОАО "Композит") | Припой для пайки алюминия и его сплавов |
RU2596535C2 (ru) * | 2014-11-26 | 2016-09-10 | Открытое акционерное общество "Композит" (ОАО "Композит") | Припой для пайки алюминия и его сплавов |
US11007592B2 (en) | 2015-07-30 | 2021-05-18 | Denso Aircool Corporation | Heat exchanger and method for producing same |
RU2626835C2 (ru) * | 2016-05-04 | 2017-08-02 | Виталий Евгеньевич Дьяков | Припой на основе цинка для пайки алюминия |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5429858B2 (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材およびその製造方法 | |
JP2010255012A (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
KR20150093665A (ko) | 핀용 알루미늄 합금제 브레이징 시트, 열교환기 및 열교환기의 제조 방법 | |
JPWO2015156066A1 (ja) | 耐食性に優れたニッケルろう材 | |
JP3224440B2 (ja) | 熱交換器ろう付用アルミニウム合金ろう材および熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート | |
JP2001062587A (ja) | 低融点アルミニウム合金ろう材 | |
JP5498213B2 (ja) | ろう付け性に優れた高強度熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
JPH11335764A (ja) | 押出性に優れた熱交換器用高強度アルミニウム押出合金および熱交換器用高強度アルミニウム合金押出材の製造方法 | |
JPS6113916B2 (ja) | ||
JP3601197B2 (ja) | 長期にわたって優れた耐食性および接合強度を維持することができるろう付け構造 | |
JP5632175B2 (ja) | ろう付け性に優れた高強度熱交換器用アルミニウム合金クラッド材および熱交換器 | |
JPH06182581A (ja) | 熱交換器ろう付用アルミニウム合金ろう材および熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート | |
JP3345845B2 (ja) | 電縫加工用アルミニウム合金ブレージングシート条 | |
JP6738667B2 (ja) | 大気環境における耐食性に優れるアルミニウム合金製熱交換器及びアルミニウム合金製熱交換器の製造方法 | |
JP4284515B2 (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金押出ヘッダータンクおよびこのヘッダータンクを用いた熱交換器 | |
JP3170202B2 (ja) | アルミニウム合金クラッドフィン材およびその製造方法 | |
JPH1088265A (ja) | ろう付け後の強度および犠牲陽極効果に優れた熱交換器用アルミニウム合金フィン材 | |
JP2010095769A (ja) | 熱交換器用ブレージングシート | |
JP2002275565A (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金押出ヘッダータンクおよびこのヘッダータンクを用いた熱交換器 | |
JPH0790442A (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシートおよびアルミニウム合金製熱交換器の製造方法 | |
JPH0446695A (ja) | アルミニウム部材のろう付け用ろう材 | |
JP6738666B2 (ja) | 大気環境における耐食性に優れるアルミニウム合金製熱交換器及びアルミニウム合金製熱交換器の製造方法 | |
JP3601201B2 (ja) | 長期にわたって優れた耐食性および接合強度を維持することができるろう付け構造 | |
JP5847443B2 (ja) | ろう付性に優れるブレージングシートおよびろう付品の製造方法 | |
JP2011195890A (ja) | ろう付け性に優れた高強度熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |