JP2001061518A - 紐端末カバー - Google Patents

紐端末カバー

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JP2001061518A JP23985099A JP23985099A JP2001061518A JP 2001061518 A JP2001061518 A JP 2001061518A JP 23985099 A JP23985099 A JP 23985099A JP 23985099 A JP23985099 A JP 23985099A JP 2001061518 A JP2001061518 A JP 2001061518A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紐の導出部分が長く引き出された場合にも、
紐端末カバーの振り子現象を簡易に、かつワンタッチ操
作により防止可能にする。 【解決手段】 衣服等に配置される紐41の端末41a
に対し、該端末41aを内部に入れ、内部で抜け止め状
態に係止することで取り付けられる紐端末カバー1にお
いて、前記紐41の端末41aを一端開口3aから内部
に入れるカバー本体2が、外面2aの一部に平面部を形
成していると共に、外面2aに突設されて基部4a側を
支点として弾性揺動され、前記平面部との間に差込用の
隙間8を形成しているフック部4を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、衣服又は
袋体等の開口部回りに配置される引帯や引紐、或いはコ
ード紐やロープ紐(本明細書ではこれらを総称して紐と
いう)の端末に取り付けられる紐端末カバーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】衣服や袋体等に使用される紐には、図9
(a)に例示される如く衣類40の胴部や衿回り、又は
袋体の開口部回りに用いられて、紐41の両端末41a
或いは一方の端末41aを前側の導出孔から引き出した
状態に配置されるものがある。このような場合は、右側
拡大図の如く紐41の端末41aの手前に結び目42を
作ると外観を損なうことから、左側拡大図の如く紐端末
カバー43が装着される。この紐端末カバー43は、外
観処理と共に紐端末の解れを防止したり、紐41の端末
を引き寄せる際に摘み易くしたり、更に、衣類40側の
紐導出孔に端末41aが不用意に引き込まれないよう機
能するものである。構造的には、片側を細くした円形や
楕円形の筒状からなり、紐41の端末41aを一端側開
口から筒内に入れると共に、抜け止め用結び目や金具等
で径大部分を形成することにより抜け止めして装着され
るものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の紐端
末カバー43は、例えば、特開平11−99008号公
報に記載されているように、紐41への取付構造や紐端
末の抜け強度を如何に強くするかという観点から色々改
善されてきている。しかしながら、従来品にあっては、
紐41の端末側が衣服40の紐導出孔から大きく引き出
されている場合、紐端末カバー43が紐導出孔を支点と
して振り子のように揺れて、違和感を与えるばかりでな
く邪魔になる。その予防方法としては、図9(b),
(c)の如く両側の紐41の端末部分を縛って、紐の振
り子現象を防ぐこともある。この場合は、紐41の両側
を図9(b)の如く軽く結ぶと外れ易く、逆に、図9
(c)の如く強く結ぶと簡単に外れず、衣服40を脱ぐ
ときに煩わしくなったり、安全性からも好ましくないも
のとなる。
【0004】本発明は上記した背景に鑑みてなされたも
のであり、その目的は紐の導出部分が長く引き出された
場合にも、紐端末カバーの振り子現象を簡易に、かつワ
ンタッチ操作により防止可能にすることにある。他の目
的は、前記紐端末カバーの振り子現象を防止する上で、
色々な態様での使い方を可能にすることで、商品品質や
使い勝手をより向上することにある。更に他の目的は、
以下に説明する内容の中で明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の要部は、図1等に例示される如く、衣服等に配
置される紐41の端末41aに対し、該端末41aを内
部に入れ、内部で抜け止め状態に係止することで取り付
けられる紐端末カバー1において、前記紐41の端末4
1aを一端開口3aから内部に入れるカバー本体2が、
外面2aの一部に平面部を形成していると共に、外面2
aに突設されて基部4a側を支点として弾性揺動され、
前記平面部との間に差込用の隙間8を形成しているフッ
ク部4を有している構成である。また、本発明の他の要
部は、図7等に例示される如く、衣服等に配置される紐
41の端末41aに対し、該端末41aを内部に入れ、
内部で抜け止め状態に係止することで取り付けられる紐
端末カバー1において、前記紐41の端末41aを一端
開口3aから内部に入れるカバー本体2が、外側に設け
られたフック部4を有し、該フック部4を、他のカバー
本体2のフック部4と係脱自在に連結される形状に形成
した構成である。
【0006】この構造によれば、紐端末カバー1は、例
えば、2個を組として、衣服に配置された紐41の両端
末41a(請求項1の場合は紐41が一端が固定され
て、他端のみが導出孔40aから引き出されることも含
むことから、本発明品を単一で使用してもよい)にそれ
ぞれ取り付けられる。そして、紐端末41aの外観処
理、紐端末の解れ防止、紐端末を引き寄せる際の操作性
向上、紐導出孔への不用意な引き込み阻止等、従来と同
様に機能する。それに加え、本発明品は、紐の端末41
a側が衣服等の紐導出孔40aから大きく引き出されて
いるとき、次の態様により紐端末カバー1の振り子現象
に対しワンタッチ操作により対処可能にする。
【0007】請求項1の場合は、紐端末カバー1がフッ
ク部4を衣服等の開口縁40bに対し、フック部4の差
込操作により掛け止めされる。このフック部4は、基端
4a側を支点として弾性揺動されることから、衣服等の
布の厚にかかわらず、平面部との間の隙間8を容易に押
し広げ所定の挟持力にて開口縁40bに掛け止め可能に
する。この掛け止めにより紐端末カバー1の不用意な動
きが規制される。ここで、フック部4を掛け止める箇所
として、衣服の例では、前側同志を合わせる前縁部、下
縁部、外ポケットを形成している開口縁部等が挙げられ
る。なお、このようなフック部4は、少なくとも、フッ
ク部4とカバー本体2の平面部との何れかの対向面に設
けられ、前記隙間8の一部を狭める凸部7を有している
ことが好ましい。これは、例えば、この種の端末カバー
1が用途的なデザイン制約から一般的に外径5〜15m
m、全長10〜25mmと小さくなる関係で、フック部
の掛け止め力を外観を損なわずに増大可能にすること
と、外力による不用意な外れを吸収し易くするためであ
る。
【0008】これに対し、請求項2の場合は、請求項1
と同様にフック部4を利用して衣服等の開口縁40b側
への掛け止めに加え、紐41の各端末41aに装着され
た両側の紐端末カバー1同志を、各フック部4の係脱操
作により連結する。なお、このように、両側の紐端末カ
バー1同志を連結する態様では、例えば、衣服に適用さ
れた紐41の場合、衣服の前側の縁部同志を両紐端末カ
バー1を介し閉じることになる。しかし、この種の紐端
末カバー1は紐41のうち、紐導出孔40aから外へ余
裕を持って引き出された端末41aに装着されている関
係で、両側の紐端末カバー1同志を連結しても衣服の前
側の縁部同志を密接した状態に規制することはない。こ
の点は、例えば、紐導出孔40aから導出した上流側
(つまり紐導出孔40aの付近)の紐部分同志を結び目
や他の部材等により結合する場合のように威圧感を与え
たり、安全性を損なうことがないことを意味し、本発明
品の利点の1つである。なお、このようなフック部4同
志の係脱構造としては、例えば、カバー本体2の外面の
一部に設けられた凸部7と、前記フック部4の外面に設
けられて前記凸部7と係脱自在に嵌合される凹部9とか
ら構成することが好ましく、外観を損なわずに簡易に実
現されるものである。
【0009】以上の紐端末カバー1としては、カバー本
体2が扁平筒状をなし、一端開口3aと共に他端側も開
口3bしており、該他端開口3bに装着されてカバー本
体2の内周面との間に紐41の端末41aを挟着する係
止部材10を有していことが好ましい。扁平筒状の構成
は、外観的な斬新性だけではなく、本発明の各フック部
4を一体形成する上で、最適な態様となる。係止部材1
0の構成は、紐41がその端末41aを結び目を作るこ
とによりカバー本体2から抜け止めされて取り付けられ
る従来構成に対し、最大外径寸法を小さくできると同時
に、前記扁平筒状の構成に適した形態となるからであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。この形態は、本発明の
好適な具体例であり、本発明の技術的範囲を制約するも
のではない。図1乃至図8は本発明形態としての紐端末
カバーを示している。このうち、図1と図7は図8の全
体使用図の要部を拡大したしたもので、各図(a)は前
記紐端末カバーの使用状態例、各図(b)はその作動を
示す図である。図2(a),(b),(c)は前記紐端
末カバー単品の上面及び左右側面図である。図3
(a),(b)は 図2(a)のA−A線と図2(b)
のB−B線断面図である。図4(a),(b)は紐端末
カバーを紐の端末に装着した状態を図3と同様な態様で
示す図である。図5は前記紐端末カバーのカバー本体を
示し、同(a)は横半断面図、同(b)は縦断面図、同
(c)は左側面図、同(d)は右側面図である。図6は
前記紐端末カバーの係止部材を示し、同(a)は上面
図、同(b)は正面図、同(c)は左側面図、同(d)
は右側面図である。
【0011】図1乃至図8において、紐端末カバー1
は、カバー本体2及び係止部材10からなり、何れもが
樹脂成形品である。大きさは、図面上拡大されている
が、適用される紐41に対応して設計されて、長さ寸法
が約20mmで、最大幅及び厚さが約13mmという比
較的小さなものである。外観的には、カバー本体2が扁
平な筒状とっており、係止部材10の一部だけがカバー
本体2と共に輪郭を形成している。なお、形態例の紐端
末カバー1は、紐41が二本又は二重(紐の折り返した
箇所)の端末41aに対し取り付けられる例であるが、
紐41が一本で構成されることもある。
【0012】ここで、カバー本体2は、図2,図3,図
5に示される如く、上面2a及び下面2bと、前面2c
及び後面2dとで、扁平筒状を形成しており、紐41の
端末41aを挿入する一端開口3aが他端開口3bより
も少しだけ小さく形成されると共に、上面2aに突設さ
れたフック部4を有している。筒内にあって、上下面2
a,2bの内面には波状の凹凸部5が一端開口3aの手
前から、中間より少し他端開口3b側まで連続して形成
されている。この凹凸部5は紐41の端末41aを抜け
にくくする部分である。前後面2c,2dの内面には、
対向した状態で爪部6が他端開口3bの手前に形成され
ている。この爪部6は、係止部材10の対応部と係合し
抜け止めする部分である。
【0013】これに対し、筒外面にあって、前後面2
c,2dは上下面2a,2bの縁部まで丸みが付けら
れ、上下面2a,2bはその縁部を除いて平面部に形成
されている。上面2aの平面部には凸部7が設けられて
いる。この凸部7は、小さな半球形になっており、フッ
ク部4の弾性片部4bの先端側で、かつ真下に位置して
いる。フック部4は、上面2aに一体に形成されてお
り、上面2aから立ち上がった基部4aと、該基部4a
から折り曲げられた弾性片部4bとで構成されている。
基部4aは、略コ形状をなし、上面2aのうち、一端開
口3aに近い箇所に位置して、コ形の両片部を上面2a
に結合し、コ形状の中間片部を上面2aの前記水平部上
に配置している。弾性片部4bはそのコ形状の中間片部
に接続されて、上面2aの前記水平部と略平行で、かつ
他端開口3b側へ延設されている。弾性片部4bの先端
は前記凸部7よりも少し他端開口3b側に達しており、
外観的に凸部7が弾性片部4bにて見えなくなってい
る。なお、この先端の内面はテーパー4cが付けられて
いる。そして、上面2aと弾性片部4bとの間には、基
部4aの高さに対応した差込用の隙間8が設けられてい
る。この隙間8は、テーパー4cの先端で広く、凸部7
の部分で狭くなっている。
【0014】また、弾性片部4bの外面には凹部9が設
けられている。この凹部9は、凸部7の真上に位置し、
半球状の窪みに形成されている。そして、カバー本体2
は、フック部4及び凸部7と凹部8を利用して、他のカ
バー本体2のフック部4と係脱自在に連結されるように
構成されている。すなわち、このカバー本体2同志の連
結は、図7(a)に例示される如く、例えば、下側のカ
バー本体2に対し上側のカバー本体2を連結する場合、
上側のカバー本体2のフック部4の弾性片部4bを他方
つまり下側のカバー本体2のフック部4の隙間8に差し
込むと、下側のカバー本体2の凸部7と上側のカバー本
体2の凹部9とが嵌合し、同時に、上側のカバー本体2
の凸部7と下側のカバー本体2の凹部9とが嵌合され
る。この2箇所の嵌合は、カバー本体2同志を互いのフ
ック部4を介して係脱自在に連結すると共に、離れる方
向のテンションを受けると、容易に外れるものである。
なお、以上のようなフック部4は、各請求項の作用が得
られる範囲でカバー本体2に合わせて任意の形状に設計
されるものである。また、この形態例では弾性片部4b
が一端開口3a側から他端開口3b側へ延びる構成であ
るが、逆に、弾性片部4bが他端開口3b側から一端開
口3a側へ延びるようにしてもよい。
【0015】一方、係止部材10は、図3,図4,図6
に示される如く、頭部11と、ガイド部12と、板バネ
部13と、喰付き部14とからなり、頭部11を除いて
カバー本体2の扁平筒内に差し込まれる。頭部11は外
面円弧となっており、他端開口3bに一体化されて、そ
の開口を塞ぐ。ガイド部12は、頭部11の内面に突出
されて、対向した部分に上記爪部6と係合する爪部15
を形成している。板バネ部13は、節13aを有し、そ
の節13aを支点として弾性的に縮まるようになってい
る。喰付き部14は、上記凹凸部5と対向配置される側
に複数の針状アンカー16を形成しており、該アンカー
16により上記凹凸部5との間に紐41の端末41を挟
み込んで紐41を抜け止め可能にするものである。
【0016】次に、以上のカバー部材2及び係止部材1
0の組立と、その組立時に行われる紐40への取付操作
要領を概説する。この紐端末カバー1は、係止部材10
がカバー部材2に他端開口3bから差し込まれ、かつ最
終段階で強く押圧されると、爪部15が上記爪部6に係
合されて一体物となる。図2,図3はそのようにして組
み立てた状態で示している。通常、この組立操作は、例
えば、本発明品を使用する製造工程、つまり衣服や袋体
等に紐41を組み付ける際にその紐41への取付と同時
に行われることになる。その際の要領を2本の紐41の
例で説明すると、先ず、紐41の端末41aを揃えた状
態から、端末41aをカバー本体2の一端開口3aから
他端開口3bへ挿入する。他端開口3bに位置する各端
末41aの間に喰付き部14を配置し、かつ各アンカー
16を対応する端末41aに当てた状態にする。その状
態から、紐41を挿入とは逆の引き抜き方向へ強く引っ
張る。すると、端末41aは、アンカー16に喰い付か
れた状態で、カバー本体2の扁平筒内へ捻りを伴って引
き込まれ、凹凸部5とアンカー16との間に所定挟持力
にて挟着される。そして、頭部11は他端開口3bへ押
すと、板バネ部13を縮小しながら他端開口3bに接近
し、最終段階で上記したように爪部15が爪部6にクリ
ック感を伴って係合し、他端開口3bを閉じることにな
る。図4はそのようにして、紐端末カバー1が紐41の
端末41aに装着された状態で示している。
【0017】図1は本発明品を請求項1の構成要素に準
拠して捉えたときの使用例である。すなわち、これは、
図8の下側の拡大図に対応する模式図であり、紐端末カ
バー1が衣服等の導出孔40aから比較的長めに導出さ
れている紐41の端末41aに装着されている。この場
合は、その紐端末カバー1が同図(a)の如くフック部
4を衣服等の開口縁40b(前側の縁部、下側の縁部、
ポケット等の縁部等であってもよい)に対し、上記隙間
8に開口部41bの一部を差し込んだ状態で掛け止めさ
れる。このフック部4による掛け止めでは、同図(b)
の如く、弾性片部4bが基端4a側を支点として弾性揺
動されて、開口縁40bを上面2aの平面部との間に挟
み込むと共に、上記した隙間8のうち狭くなっている凸
部7の部分で強く挟み込む。そして、この掛け止め状態
では、紐端末カバー1が位置規制されているため従来の
如くぶらつくことがなく、導出孔40aと紐端末カバー
1との間の紐1の部分を適度なループ形状にして邪魔に
ならないよう、すっきりとした状態に規制できる。ま
た、この構造では、紐端末カバー1が振動等の外力を受
けたとき、前記凸部7の部分を支点として揺動し易くな
っていることから、外れる方向への外力を直に受ける場
合を除き外れにくくなっている。逆に、外す場合は、紐
1を引っ張ることにより、開口縁40bより容易に掛け
外される。
【0018】図7は本発明品を請求項2の構成要素に準
拠して捉えたときの使用例である。すなわち、これは、
図8の上側の拡大図に対応する模式図であり、両側の紐
端末カバー1同志を連結する場合の例である。この場合
は、図7(a)の如く、紐41の各端末41aに装着さ
れた両側の紐端末カバー1同志が近づけられて、段落0
013で述べた通り、例えば、上側のカバー本体2のフ
ック部4の弾性片部4bを下側のカバー本体2のフック
部4の隙間8に差し込む。すると、両紐端末カバー1
は、下側のカバー本体2の凸部7と上側のカバー本体2
の凹部9とが嵌合し、同時に、上側のカバー本体2の凸
部7と下側のカバー本体2の凹部9とが嵌合されて、連
結されることになる。この連結状態では、紐端末カバー
1が位置規制されているため図1と同じくぶらつくこと
がなく、導出孔40aと各紐端末カバー1との間の紐1
の部分を緩いループ形状にして邪魔にならないよう、す
っきりとした状態に規制できる。また、この構造では、
図7(b)の如く紐端末カバー1が振動等の外力を受け
たとき、前記凸部7の部分を支点として適度に回動揺動
し易くなっていることから、外れる方向への外力を直に
受ける場合を除き外れにくくなっている。逆に、外す場
合は、例えば、両側の紐1を摘んで離間する方向へ引っ
張ることにより、前記各嵌合が容易に外されることにな
る。しかも、この連結構造では、両フック部4が図7
(a)の状態から図7(b)の如く略90度回転した状
態に限らず、上側のフック部4が図7(b)の状態から
更に前方へ押されると、下側のフック部4が上側のフッ
ク部4のうち、基部4aと凸部7との間に挟持されるこ
とになり、両者を離間する方向へ直に引っ張られない限
り不用意に外れないようになっている。
【0019】なお、上記形態の紐端末カバー1は、装飾
機能も重視されることから、全面にシボ加工が施された
り、一部に彫刻等で装飾処理されるものである。また、
紐41の端末41aの取付構造自体については、これに
限られず、他の公知のものに適宜に変更可能なものであ
る。但し、この形態の構造では、上記したようにワンタ
ッチ操作により紐41に取り付けることができるという
利点がある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の紐端末カ
バーは、従来と同様に紐端末の外観処理、紐端末の解れ
防止等の基本機能に加え、紐の端末側が紐導出孔から大
きく引き出されているとき、次のような対処方法を可能
にし、紐端末カバーの振り子現象を簡易かつワンタッチ
操作により阻止して信頼性と商品価値を向上できる。請
求項1では、紐端末カバーがフック部を衣服等の開口縁
に対し、フック部の差込操作により掛け止めされる。こ
のフック部は、基端側を支点として弾性揺動されること
から、衣服等の布の厚にかかわらず、平面部との間の隙
間を容易に押し広げ所定の挟持力にて開口縁に掛け止め
可能にし、この掛け止めにより紐端末カバーの不用意な
動きを規制できる。請求項2では、前記と同様にフック
部を利用して衣服等の開口縁側への掛け止め可能なこと
に加え、紐の両側の紐端末カバー同志を、各フック部の
係脱操作により連結すると、この連結により紐端末カバ
ーの不用意な動きを規制できる。このように規制した場
合にも、紐端末カバーは紐のうち、紐導出孔から外へ余
裕を持って引き出された端末に装着されている関係で、
例えば、紐導出孔から導出した上流側の紐部分同志を結
び目等により連結する場合のように威圧感を与えたり、
安全性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明形態の紐端末カバーの使用例及び作動
を示す図である。
【図2】 上記紐端末カバー単品の上面及び左右側面図
である。
【図3】 図2(a)のA−A線と図2(b)のB−B
線断面図である。
【図4】 図3と同様な状態で紐端末カバーを紐の端末
に装着した図である。
【図5】 上記紐端末カバーのカバー本体を示す構成図
である。
【図6】 上記紐端末カバーの係止部材を示す構成図で
ある。
【図7】 本発明形態の紐端末カバーの他の使用例及び
作動を示す図である。
【図8】 図1と図7を説明するための本発明品の使用
例を示す図である。
【図9】 従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1は紐端末カバー、2はカバー本体、3は係止部材 2a,2bは平面部を持つ上面と下面(外面) 3a,カバー本体の一端開口、3bはカバー本体の他端
開口 4はフック部、6は爪部、7は凸部、9は凹部 11は係止部材の頭部、15は爪部、16はアンカー 41は紐、41aは紐の端末

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服等に配置される紐の端末に対し、該
    端末を内部に入れ、内部で抜け止め状態に係止すること
    で取り付けられる紐端末カバーにおいて、 前記紐の端末を一端開口から内部に入れるカバー本体
    が、外面の一部に平面部を形成していると共に、外面に
    突設されて基部側を支点として弾性揺動され、前記平面
    部との間に差込用の隙間を形成しているフック部を有し
    ている、ことを特徴とする紐端末カバー。
  2. 【請求項2】 衣服等に配置される紐の端末に対し、該
    端末を内部に入れ、内部で抜け止め状態に係止すること
    で取り付けられる紐端末カバーにおいて、 前記紐の端末を一端開口から内部に入れるカバー本体
    が、外側に設けられたフック部を有し、該フック部を、
    他のカバー本体のフック部と係脱自在に連結される形状
    に形成した、ことを特徴とする紐端末カバー。
  3. 【請求項3】 前記カバー本体が扁平筒状をなし、前記
    一端側開口と共に他端側も開口しており、該他端開口に
    装着されてカバー本体の内周面との間に前記紐の端末を
    挟着する係止部材を有している請求項1又は2の何れか
    に記載の紐端末カバー。
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