JP2001060701A - 太陽電池モジュールおよびその防食法 - Google Patents
太陽電池モジュールおよびその防食法Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 太陽電池モジュールにおける支持枠、電極を
防食することにより、太陽電池モジュールの寿命低下を
防止する。 【解決手段】 電極を備えた半導体基板1、半導体基板
の周囲に充填した透明樹脂3、透明樹脂の外側を支持す
る透明基板4,5、透明基板の外縁部を固定する支持枠
6、支持枠と透明基板の間に備えたシール材7から構成
される太陽電池モジュールにおいて、シール材、支持
枠、電極部のいずれかの表面にフィルム形成剤とイオン
交換性材料とを含む塗料を塗布する。
防食することにより、太陽電池モジュールの寿命低下を
防止する。 【解決手段】 電極を備えた半導体基板1、半導体基板
の周囲に充填した透明樹脂3、透明樹脂の外側を支持す
る透明基板4,5、透明基板の外縁部を固定する支持枠
6、支持枠と透明基板の間に備えたシール材7から構成
される太陽電池モジュールにおいて、シール材、支持
枠、電極部のいずれかの表面にフィルム形成剤とイオン
交換性材料とを含む塗料を塗布する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュール
に関し、また高湿度の環境、温度変化の激しい環境、海
塩粒子や塩を含むほこりが付着する環境などにおいて、
太陽電池モジュールが腐食するのを防止する方法に関す
る。
に関し、また高湿度の環境、温度変化の激しい環境、海
塩粒子や塩を含むほこりが付着する環境などにおいて、
太陽電池モジュールが腐食するのを防止する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】太陽電池にはアモルファスシリコン系、
多結晶シリコン系、化合物系(CdS、CdTeなど)
があり、太陽光発電システムの実用化と低コスト化に向
けて開発が進められている。図4は太陽電池モジュール
の断面の1例を示しており、1は半導体基板、2は電
極、3は透明樹脂、4は表面基板、5は裏面基板、6は
支持枠、7はシール材である。
多結晶シリコン系、化合物系(CdS、CdTeなど)
があり、太陽光発電システムの実用化と低コスト化に向
けて開発が進められている。図4は太陽電池モジュール
の断面の1例を示しており、1は半導体基板、2は電
極、3は透明樹脂、4は表面基板、5は裏面基板、6は
支持枠、7はシール材である。
【0003】太陽電池モジュールを長年屋外で使用する
と、太陽電池モジュールの電極端子や支持枠が腐食し、
太陽電池モジュールの寿命が低下する。図4に示す太陽
電池モジュールにおいて、シール材が劣化してシール材
とガラス板、透明樹脂、支持枠の間にすきまを形成した
場合、高湿度の環境、温度変化の激しい環境、海塩粒子
や塩を含むほこりが付着する環境などにおいて、C
l-、SO4 2 -などの腐食性物質を含んだ電解液が太陽電
池モジュール内に浸入し、電極および支持枠が腐食す
る。
と、太陽電池モジュールの電極端子や支持枠が腐食し、
太陽電池モジュールの寿命が低下する。図4に示す太陽
電池モジュールにおいて、シール材が劣化してシール材
とガラス板、透明樹脂、支持枠の間にすきまを形成した
場合、高湿度の環境、温度変化の激しい環境、海塩粒子
や塩を含むほこりが付着する環境などにおいて、C
l-、SO4 2 -などの腐食性物質を含んだ電解液が太陽電
池モジュール内に浸入し、電極および支持枠が腐食す
る。
【0004】ところで、太陽電池モジュールの電極を防
食するために、電極上に防湿層を形成することが提案さ
れている。たとえば、特開平10−107308号公報
「太陽電池セルおよび太陽電池モジュール」には、電極
上に形成する防湿層として、酸化珪素などの無機酸化
物、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂などの
樹脂で被覆する方法が記載されている。図5は太陽電池
セルの要部を示す拡大断面図であり、9は裏面材、10
は太陽電池セル、11は接着剤、12は受光面、13は
表面電極、14は透明防湿層である。しかし、防湿層に
ピンホールなどの電極まで達する通路が存在すると、そ
の通路を介して電解液が浸入して電極が腐食する恐れが
ある。
食するために、電極上に防湿層を形成することが提案さ
れている。たとえば、特開平10−107308号公報
「太陽電池セルおよび太陽電池モジュール」には、電極
上に形成する防湿層として、酸化珪素などの無機酸化
物、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂などの
樹脂で被覆する方法が記載されている。図5は太陽電池
セルの要部を示す拡大断面図であり、9は裏面材、10
は太陽電池セル、11は接着剤、12は受光面、13は
表面電極、14は透明防湿層である。しかし、防湿層に
ピンホールなどの電極まで達する通路が存在すると、そ
の通路を介して電解液が浸入して電極が腐食する恐れが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたもので、高湿度の環境、
温度変化の激しい環境、海塩粒子や塩を含むほこりが付
着する環境などにおいて、太陽電池モジュールにおける
支持枠、電極が結露や塩の潮解によって形成する電解液
と接触しても、支持枠、電極の腐食が抑制される太陽電
池モジュールを提供することを目的とする。
題点を解決するためになされたもので、高湿度の環境、
温度変化の激しい環境、海塩粒子や塩を含むほこりが付
着する環境などにおいて、太陽電池モジュールにおける
支持枠、電極が結露や塩の潮解によって形成する電解液
と接触しても、支持枠、電極の腐食が抑制される太陽電
池モジュールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかわる発明
は、電極を備えた半導体基板、半導体基板の周囲に充填
した透明樹脂、透明樹脂の外側を支持する透明基板、透
明基板の外縁部を固定する支持枠、支持枠と透明基板の
間に備えたシール材から構成される太陽電池モジュール
において、シール材、支持枠、電極部の少なくともいず
れかの表面にフィルム形成剤とイオン交換性材料とを含
む塗料からなる塗膜を有することを特徴とする太陽電池
モジュールである。
は、電極を備えた半導体基板、半導体基板の周囲に充填
した透明樹脂、透明樹脂の外側を支持する透明基板、透
明基板の外縁部を固定する支持枠、支持枠と透明基板の
間に備えたシール材から構成される太陽電池モジュール
において、シール材、支持枠、電極部の少なくともいず
れかの表面にフィルム形成剤とイオン交換性材料とを含
む塗料からなる塗膜を有することを特徴とする太陽電池
モジュールである。
【0007】請求項2にかかわる発明は、フィルム形成
剤が親水性フィルム形成剤である請求項1記載の太陽電
池モジュールである。
剤が親水性フィルム形成剤である請求項1記載の太陽電
池モジュールである。
【0008】請求項3にかかわる発明は、親水性フィル
ム形成剤が親水性基を有するアクリル樹脂、アルキド樹
脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、セルロース系樹脂、ウレタン樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂および塩化ビニル
樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種である請求
項2記載の太陽電池モジュールである。
ム形成剤が親水性基を有するアクリル樹脂、アルキド樹
脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、セルロース系樹脂、ウレタン樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂および塩化ビニル
樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種である請求
項2記載の太陽電池モジュールである。
【0009】請求項4にかかわる発明は、塗料が水およ
び/または親水性有機溶媒を含有する請求項2記載の太
陽電池モジュールである。
び/または親水性有機溶媒を含有する請求項2記載の太
陽電池モジュールである。
【0010】請求項5にかかわる発明は、フィルム形成
剤が疎水性フィルム形成剤である請求項1記載の太陽電
池モジュールである。
剤が疎水性フィルム形成剤である請求項1記載の太陽電
池モジュールである。
【0011】請求項6にかかわる発明は、疎水性フィル
ム形成剤がセルロース系樹脂、アルキド樹脂、メラミン
樹脂、尿素樹脂、塩化ビニル樹脂、ブチラール樹脂、ア
ミノアルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂
および酢酸ビニル樹脂よりなる群から選ばれた少なくと
も1種である請求項5記載の太陽電池モジュールであ
る。
ム形成剤がセルロース系樹脂、アルキド樹脂、メラミン
樹脂、尿素樹脂、塩化ビニル樹脂、ブチラール樹脂、ア
ミノアルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂
および酢酸ビニル樹脂よりなる群から選ばれた少なくと
も1種である請求項5記載の太陽電池モジュールであ
る。
【0012】請求項7にかかわる発明は、塗料が疎水性
有機溶媒を含有する請求項5記載の太陽電池モジュール
である。
有機溶媒を含有する請求項5記載の太陽電池モジュール
である。
【0013】請求項8にかかわる発明は、塗料が溶媒を
含まず、フィルム形成剤がエポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂およびシリコーン樹脂より
なる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1記載
の太陽電池モジュールである。
含まず、フィルム形成剤がエポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂およびシリコーン樹脂より
なる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1記載
の太陽電池モジュールである。
【0014】請求項9にかかわる発明は、イオン交換性
材料がイオン交換樹脂である請求項1記載の太陽電池モ
ジュールである。
材料がイオン交換樹脂である請求項1記載の太陽電池モ
ジュールである。
【0015】請求項10にかかわる発明は、イオン交換
樹脂が陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂よりな
る群から選ばれた少なくとも1種である請求項9記載の
太陽電池モジュールである。
樹脂が陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂よりな
る群から選ばれた少なくとも1種である請求項9記載の
太陽電池モジュールである。
【0016】請求項11にかかわる発明は、イオン交換
性材料が塗料の固形分の0.2〜90重量%である請求
項1記載の太陽電池モジュールである。
性材料が塗料の固形分の0.2〜90重量%である請求
項1記載の太陽電池モジュールである。
【0017】請求項12にかかわる発明は、イオン交換
性材料が粒状であり、かつ平均粒径が1〜1000μm
である請求項1記載の太陽電池モジュールである。
性材料が粒状であり、かつ平均粒径が1〜1000μm
である請求項1記載の太陽電池モジュールである。
【0018】請求項13にかかわる発明は、フィルム形
成剤とイオン交換性材料とを含む塗料を、シール材、支
持枠、電極部のいずれかの表面に塗布することを特徴と
する太陽電池モジュールの防食法である。
成剤とイオン交換性材料とを含む塗料を、シール材、支
持枠、電極部のいずれかの表面に塗布することを特徴と
する太陽電池モジュールの防食法である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の対象となる太陽電池は、
アモルファスシリコン系、多結晶シリコン系、化合物系
(CdS、CdTeなど)があり、とくに制限はない。
アモルファスシリコン系、多結晶シリコン系、化合物系
(CdS、CdTeなど)があり、とくに制限はない。
【0020】本発明で用いる塗料は、フィルム形成剤と
イオン交換性材料からなる。フィルム形成剤はイオン交
換性材料を保持するためのものであり、イオン交換性材
料を均一に分散でき、かつ基材への接着性を有している
ことが好ましく、その種類はとくに限定されないが、親
水性フィルム形成剤、疎水性フィルム形成剤などがあげ
られる。
イオン交換性材料からなる。フィルム形成剤はイオン交
換性材料を保持するためのものであり、イオン交換性材
料を均一に分散でき、かつ基材への接着性を有している
ことが好ましく、その種類はとくに限定されないが、親
水性フィルム形成剤、疎水性フィルム形成剤などがあげ
られる。
【0021】親水性フィルム形成剤としては、たとえば
カルボキシル基、水酸基、アミノ基などの親水性基を有
する親水化されたアクリル樹脂、アルキド樹脂、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、セ
ルロース系樹脂、ウレタン樹脂、ポリアセタール樹脂、
ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル樹脂などがあげ
られる。これらのうち、速乾性および室温硬化の点から
アクリル樹脂がとくに好ましい。
カルボキシル基、水酸基、アミノ基などの親水性基を有
する親水化されたアクリル樹脂、アルキド樹脂、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、セ
ルロース系樹脂、ウレタン樹脂、ポリアセタール樹脂、
ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル樹脂などがあげ
られる。これらのうち、速乾性および室温硬化の点から
アクリル樹脂がとくに好ましい。
【0022】疎水性フィルム形成剤としては、たとえば
セルロース系樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、尿素
樹脂、塩化ビニル樹脂、ブチラール樹脂、アミノアルキ
ド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂(たとえば
ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、酢酸ビニル樹脂
などがあげられる。これらのうち、速乾性の点からセル
ロース系樹脂がとくに好ましい。
セルロース系樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、尿素
樹脂、塩化ビニル樹脂、ブチラール樹脂、アミノアルキ
ド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂(たとえば
ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、酢酸ビニル樹脂
などがあげられる。これらのうち、速乾性の点からセル
ロース系樹脂がとくに好ましい。
【0023】塗料はフィルム形成剤とイオン交換性材料
を混合することによって得られる。溶媒としては、水ま
たは有機溶媒のいずれも使用可能であり、用いるフィル
ム形成剤の種類に応じて適宜選定すれば良い。たとえ
ば、前記親水性フィルム形成剤を用いる時は、水または
親水性有機溶媒を単独または混合して使用する。親水性
有機溶媒としては、たとえばメタノール、エタノール、
イソプロパノールなどのアルコール類;メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブなどのセロソ
ルブ類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル類;アセトンなどの1種または2種以上があげられ
る。
を混合することによって得られる。溶媒としては、水ま
たは有機溶媒のいずれも使用可能であり、用いるフィル
ム形成剤の種類に応じて適宜選定すれば良い。たとえ
ば、前記親水性フィルム形成剤を用いる時は、水または
親水性有機溶媒を単独または混合して使用する。親水性
有機溶媒としては、たとえばメタノール、エタノール、
イソプロパノールなどのアルコール類;メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブなどのセロソ
ルブ類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル類;アセトンなどの1種または2種以上があげられ
る。
【0024】一方、前記疎水性フィルム形成剤を用いる
時の溶媒としては、疎水性有機溶媒が好ましい。疎水性
有機溶媒としては、たとえばベンゼン、トルエン、キシ
レン、シンナーなどの炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エ
チルなどのエステル類;メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンなどのケトン類などの1種または2種以
上があげられるが、これらのみに限られるものではな
い。これらの溶媒を用いる場合、得られる塗料の乾燥速
度が早い点で有利である。
時の溶媒としては、疎水性有機溶媒が好ましい。疎水性
有機溶媒としては、たとえばベンゼン、トルエン、キシ
レン、シンナーなどの炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エ
チルなどのエステル類;メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンなどのケトン類などの1種または2種以
上があげられるが、これらのみに限られるものではな
い。これらの溶媒を用いる場合、得られる塗料の乾燥速
度が早い点で有利である。
【0025】親水性溶媒または疎水性溶媒を使用する場
合、これらの添加量は、全塗量中20〜80重量%であ
ることが好ましい。20重量%未満の場合、フィルム形
成剤とイオン交換性材料が均一に混ざらない傾向があ
り、80重量%をこえる場合、イオン交換性材料の腐食
性物質の補足性能が小さくなる傾向がある。
合、これらの添加量は、全塗量中20〜80重量%であ
ることが好ましい。20重量%未満の場合、フィルム形
成剤とイオン交換性材料が均一に混ざらない傾向があ
り、80重量%をこえる場合、イオン交換性材料の腐食
性物質の補足性能が小さくなる傾向がある。
【0026】また、塗料は無溶媒系であっても良い。そ
の場合に用いるフィルム形成剤としては、たとえばエポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シ
リコーン樹脂など、従来より無溶剤系塗料に使用される
ものがあげられる。これらの樹脂を用いる場合、換気設
備が不要である。
の場合に用いるフィルム形成剤としては、たとえばエポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シ
リコーン樹脂など、従来より無溶剤系塗料に使用される
ものがあげられる。これらの樹脂を用いる場合、換気設
備が不要である。
【0027】フィルム形成剤は、強度や密着性などの塗
膜性能、粘度およびイオン交換性材料の沈降性の点から
塗料中に10〜99.8重量%、とくに20〜80重量
%含有させるのが好ましい。
膜性能、粘度およびイオン交換性材料の沈降性の点から
塗料中に10〜99.8重量%、とくに20〜80重量
%含有させるのが好ましい。
【0028】次に塗料のもう1つの成分であるイオン交
換性材料は、シール材、支持枠、電極部の表面に付着し
た腐食性物質(Cl-、SO4 2-などのイオン)を捕捉し
て固定するものであれば良い。イオン交換性材料は大き
く分けて有機化合物であるイオン交換樹脂と無機のイオ
ン交換性物質があり、単独または混合して用いることが
できる。イオン交換樹脂を用いる場合は比重が小さい点
で有利であり、無機イオン交換性物質を用いる場合は耐
熱性が良い点で有利である。
換性材料は、シール材、支持枠、電極部の表面に付着し
た腐食性物質(Cl-、SO4 2-などのイオン)を捕捉し
て固定するものであれば良い。イオン交換性材料は大き
く分けて有機化合物であるイオン交換樹脂と無機のイオ
ン交換性物質があり、単独または混合して用いることが
できる。イオン交換樹脂を用いる場合は比重が小さい点
で有利であり、無機イオン交換性物質を用いる場合は耐
熱性が良い点で有利である。
【0029】イオン交換性材料を別の観点から分類する
と、陽イオン交換性材料と陰イオン交換性材料に分けら
る。
と、陽イオン交換性材料と陰イオン交換性材料に分けら
る。
【0030】陽イオン交換性材料と陰イオン交換性材料
は混合して用いることが好ましい。イオン交換によって
生じた水素イオンと水酸イオンは再結合して水となる。
陽イオン交換性材料は陽イオン(たとえば、Na、Kな
どのアルカリ金属イオン;Ag,Cuなどの金属イオ
ン;トリメチルアンモニウムイオン、テトラメチルアン
モニウムイオンなどのアンモニウムイオン)の除去に用
いられる。一方、陰イオン交換性材料は陰イオン(たと
えば、Cl、Brなどのハロゲンイオン;SO4、NO
3などの酸化物イオン;蟻酸、酢酸、フタル酸などの有
機酸イオン)の除去に用いられる。
は混合して用いることが好ましい。イオン交換によって
生じた水素イオンと水酸イオンは再結合して水となる。
陽イオン交換性材料は陽イオン(たとえば、Na、Kな
どのアルカリ金属イオン;Ag,Cuなどの金属イオ
ン;トリメチルアンモニウムイオン、テトラメチルアン
モニウムイオンなどのアンモニウムイオン)の除去に用
いられる。一方、陰イオン交換性材料は陰イオン(たと
えば、Cl、Brなどのハロゲンイオン;SO4、NO
3などの酸化物イオン;蟻酸、酢酸、フタル酸などの有
機酸イオン)の除去に用いられる。
【0031】イオン交換樹脂には陽イオン交換樹脂と陰
イオン交換樹脂があり、これらを混合して用いることが
好ましい。陽イオン交換樹脂はジビニルベンゼンで架橋
したポリスチレンなどの母体合成樹脂(R)に、酸性水
酸基、カルボキシル基、スルホン酸基などの酸性基(A
H)が結合した高分子酸である。なお、陽イオン交換樹
脂にはさらに強酸性と弱酸性のものがあり、いずれの陽
イオン交換樹脂も使用できる。
イオン交換樹脂があり、これらを混合して用いることが
好ましい。陽イオン交換樹脂はジビニルベンゼンで架橋
したポリスチレンなどの母体合成樹脂(R)に、酸性水
酸基、カルボキシル基、スルホン酸基などの酸性基(A
H)が結合した高分子酸である。なお、陽イオン交換樹
脂にはさらに強酸性と弱酸性のものがあり、いずれの陽
イオン交換樹脂も使用できる。
【0032】強酸性陽イオン交換樹脂としては、たとえ
ばスチレン−ジビニルベンゼン共重合体、フェノールホ
ルマリン樹脂などを基体とし、イオン交換基としてスル
ホン酸基を持つものがあげられる。これらは、たとえば
アンバーライトIR−120B(ローム・アンド・ハー
ス製)、ダイヤイオンSK−1A(三菱化学(株)
製)、ダイヤイオンFMK−10(三菱化学(株)製)
として市販されている。
ばスチレン−ジビニルベンゼン共重合体、フェノールホ
ルマリン樹脂などを基体とし、イオン交換基としてスル
ホン酸基を持つものがあげられる。これらは、たとえば
アンバーライトIR−120B(ローム・アンド・ハー
ス製)、ダイヤイオンSK−1A(三菱化学(株)
製)、ダイヤイオンFMK−10(三菱化学(株)製)
として市販されている。
【0033】弱酸性陽イオン交換樹脂は、たとえばアク
リレートまたはメタクリレートとジビニルベンゼンとの
共重合体などを基体とし、イオン交換基としてカルボキ
シル基、ホスホン酸基などを持つものがあげられる。こ
れらは、たとえばアンバーライトIRC−84(ローム
・アンド・ハース(株)製)、ダイヤイオンWK−11
(三菱化学(株)製)として市販されている。
リレートまたはメタクリレートとジビニルベンゼンとの
共重合体などを基体とし、イオン交換基としてカルボキ
シル基、ホスホン酸基などを持つものがあげられる。こ
れらは、たとえばアンバーライトIRC−84(ローム
・アンド・ハース(株)製)、ダイヤイオンWK−11
(三菱化学(株)製)として市販されている。
【0034】陰イオン交換樹脂は陽イオン交換樹脂と同
じような母体合成樹脂(R)に、アミノ基、イミノ基、
アンモニウム基など塩基性基(B)が結合した高分子塩
基である。なお、陰イオン交換樹脂には強塩基性と弱酸
性のものがあり、いずれの陰イオン交換樹脂も使用でき
る。
じような母体合成樹脂(R)に、アミノ基、イミノ基、
アンモニウム基など塩基性基(B)が結合した高分子塩
基である。なお、陰イオン交換樹脂には強塩基性と弱酸
性のものがあり、いずれの陰イオン交換樹脂も使用でき
る。
【0035】強塩基性陰イオン交換樹脂としては、たと
えばスチレン−ジビニルベンゼン共重合体などを基体と
し、イオン交換基としてトリメチルアンモニウム基、β
―ヒドロキシエチルジメチルアンモニウム基などを持つ
ものがあげられる。これらは、たとえばアンバーライト
IRA−400(ローム・アンド・ハース(株)製)、
ダイヤイオンSA−10B(三菱化学(株)製)、ダイ
ヤイオンFMA−10(三菱化学(株)製)として市販
されている。
えばスチレン−ジビニルベンゼン共重合体などを基体と
し、イオン交換基としてトリメチルアンモニウム基、β
―ヒドロキシエチルジメチルアンモニウム基などを持つ
ものがあげられる。これらは、たとえばアンバーライト
IRA−400(ローム・アンド・ハース(株)製)、
ダイヤイオンSA−10B(三菱化学(株)製)、ダイ
ヤイオンFMA−10(三菱化学(株)製)として市販
されている。
【0036】弱塩基性陽イオン交換樹脂は、たとえばス
チレン−ジビニルベンゼン共重合体、アクリレートまた
はメタクリレートとジビニルベンゼンの共重合体などを
基体とし、イオン交換基として1級、2級および3級ア
ミノ基などを有するものがあげられる。これらは、たと
えばアンバーライトIRA−410(ローム・アンド・
ハース(株)製)、ダイヤイオンFA−20B(三菱化
学(株)製)として市販されている。
チレン−ジビニルベンゼン共重合体、アクリレートまた
はメタクリレートとジビニルベンゼンの共重合体などを
基体とし、イオン交換基として1級、2級および3級ア
ミノ基などを有するものがあげられる。これらは、たと
えばアンバーライトIRA−410(ローム・アンド・
ハース(株)製)、ダイヤイオンFA−20B(三菱化
学(株)製)として市販されている。
【0037】なお、陽イオン交換性材料と陰イオン交換
性材料の使用比率は、たとえば陽イオン交換性材料/陰
イオン交換性材料が重量比で9/1〜1/9、好ましく
は2/1〜1/2の範囲とするのが、いかなる電解質に
対しても対応できる点で好ましい。
性材料の使用比率は、たとえば陽イオン交換性材料/陰
イオン交換性材料が重量比で9/1〜1/9、好ましく
は2/1〜1/2の範囲とするのが、いかなる電解質に
対しても対応できる点で好ましい。
【0038】混合するイオン交換性材料は、粒状、繊維
状、鱗片状、ペレット状などの形で使用できるが、粒状
であることが分散性の点から好ましい。その場合、粒径
はとくに制限されないが、分散の均一性と塗布の容易
性、比表面積などの点から平均粒径は1〜1000μm
のものが好ましい。
状、鱗片状、ペレット状などの形で使用できるが、粒状
であることが分散性の点から好ましい。その場合、粒径
はとくに制限されないが、分散の均一性と塗布の容易
性、比表面積などの点から平均粒径は1〜1000μm
のものが好ましい。
【0039】イオン交換性材料の使用量は、被塗装物と
の密着性確保の点から、塗料の固形分の0.2〜90重
量%、好ましくは20〜80重量%の範囲で用いる。
の密着性確保の点から、塗料の固形分の0.2〜90重
量%、好ましくは20〜80重量%の範囲で用いる。
【0040】
【実施例】実施例1 本発明による太陽電池モジュールの例を図1に示す。図
1は太陽電池モジュールの断面図を示し、図中の1は半
導体基板(たとえば、多結晶シリコン)、2は電極(た
とえば、Ag)、3は透明樹脂(たとえば、エチレン酢
酸ビニル(EVA))、4は表面基板(たとえば、ガラ
ス)、5は裏面基板(たとえば、ポリフッ化ビニル(P
VF))、6は支持枠(たとえば、Al合金)、7はシ
ール材(たとえば、ブチルゴム)、8は塗膜である。こ
の例のように、6の支持枠、7のシール材、2の電極の
表面を8の塗膜で被覆する。
1は太陽電池モジュールの断面図を示し、図中の1は半
導体基板(たとえば、多結晶シリコン)、2は電極(た
とえば、Ag)、3は透明樹脂(たとえば、エチレン酢
酸ビニル(EVA))、4は表面基板(たとえば、ガラ
ス)、5は裏面基板(たとえば、ポリフッ化ビニル(P
VF))、6は支持枠(たとえば、Al合金)、7はシ
ール材(たとえば、ブチルゴム)、8は塗膜である。こ
の例のように、6の支持枠、7のシール材、2の電極の
表面を8の塗膜で被覆する。
【0041】8の塗膜は、たとえば下記に示す組成のア
クリル系樹脂の水性塗料(アトミクス(株)製、つや出
しニス)に、陽イオン交換能を持つ官能基がスルホン酸
基である強酸性陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製、
ダイヤイオンFMK−10)と陰イオン交換能を持つ官
能基が4級アンモニウム基である強塩基性陰イオン交換
樹脂(三菱化学(株)製、ダイヤイオンFMA−10)
を混合したものを塗料とした。
クリル系樹脂の水性塗料(アトミクス(株)製、つや出
しニス)に、陽イオン交換能を持つ官能基がスルホン酸
基である強酸性陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製、
ダイヤイオンFMK−10)と陰イオン交換能を持つ官
能基が4級アンモニウム基である強塩基性陰イオン交換
樹脂(三菱化学(株)製、ダイヤイオンFMA−10)
を混合したものを塗料とした。
【0042】 水性塗料組成 (重量%) 水溶性アクリル樹脂 35 エチルセロソルブ 35 ブチルセロソルブ 10 イソプロピルアルコール 20
【0043】塗料の固形分組成は、アクリル系樹脂の水
性塗料50重量%、陽イオン交換樹脂25重量%、陰イ
オン交換樹脂25重量%である。また、いずれのイオン
交換樹脂も平均粒径が約100μmで、塗膜の膜厚は約
1mmである。
性塗料50重量%、陽イオン交換樹脂25重量%、陰イ
オン交換樹脂25重量%である。また、いずれのイオン
交換樹脂も平均粒径が約100μmで、塗膜の膜厚は約
1mmである。
【0044】防食効果を確認するために、前記組成の水
性塗料を支持枠、シール材、電極の表面に塗布した太陽
電池モジュールNo.1および前記組成に水性塗料を塗
布しない太陽電池モジュールNo.2を85℃×85%
RH×1000hrsの恒温恒湿試験を実施し、試験前
後の効率Fを測定することにより、耐久性を評価した。
なお、効率Fは次式で定義される。 F = P/(I×V) ここで、Pは最大出力、Iは短絡電流、Vは開放電圧で
あるその結果、試験前後の効率Fの変化率は、太陽電池
モジュールNo.1で約2%、太陽電池モジュールNo.
2で約10%と顕著な差が認められ、前記組成の水性塗
料を塗布した太陽電池モジュールNo.1は耐久性に優
れていることがわかった。
性塗料を支持枠、シール材、電極の表面に塗布した太陽
電池モジュールNo.1および前記組成に水性塗料を塗
布しない太陽電池モジュールNo.2を85℃×85%
RH×1000hrsの恒温恒湿試験を実施し、試験前
後の効率Fを測定することにより、耐久性を評価した。
なお、効率Fは次式で定義される。 F = P/(I×V) ここで、Pは最大出力、Iは短絡電流、Vは開放電圧で
あるその結果、試験前後の効率Fの変化率は、太陽電池
モジュールNo.1で約2%、太陽電池モジュールNo.
2で約10%と顕著な差が認められ、前記組成の水性塗
料を塗布した太陽電池モジュールNo.1は耐久性に優
れていることがわかった。
【0045】前記の例では平均粒径が約100μmのイ
オン交換樹脂を用いたが、平均粒径が1μm、1000
μmのイオン交換樹脂を用いても優れた耐久性を有する
ことがわかった。
オン交換樹脂を用いたが、平均粒径が1μm、1000
μmのイオン交換樹脂を用いても優れた耐久性を有する
ことがわかった。
【0046】なお、前記の例では図1に示す箇所に水性
塗料を塗布したが、図2および図3に示す箇所に塗膜を
塗布しても防食効果がある。
塗料を塗布したが、図2および図3に示す箇所に塗膜を
塗布しても防食効果がある。
【0047】下記の実施例2、3では、図1〜3に記載
した箇所に塗布した8の塗膜について、塗膜組成の異な
る例を述べる。いずれの例も太陽電池モジュールの耐久
性に優れていることがわかった。
した箇所に塗布した8の塗膜について、塗膜組成の異な
る例を述べる。いずれの例も太陽電池モジュールの耐久
性に優れていることがわかった。
【0048】実施例2 下記に示すポリオレフィン系樹脂の有機溶剤ベースの塗
料(AR BROWN製、HumiSeal−1B5
1)に、強酸性陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製、
ダイヤイオンFMK−10)と強塩基性陰イオン交換樹
脂(三菱化学(株)製、ダイヤイオンFMA−10)を
混合したものを塗料とした。
料(AR BROWN製、HumiSeal−1B5
1)に、強酸性陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製、
ダイヤイオンFMK−10)と強塩基性陰イオン交換樹
脂(三菱化学(株)製、ダイヤイオンFMA−10)を
混合したものを塗料とした。
【0049】 有機溶剤ベースの塗料組成 (重量%) 変性ポリエチレン 30 トルエン 70
【0050】塗料の固形分組成は疎水性有機溶媒ベース
の塗料50重量%、陽イオン交換樹脂25重量%、陰イ
オン交換樹脂25重量%である。また、いずれのイオン
交換樹脂も平均粒径が約100μmで、塗膜の膜厚は約
1μmである。
の塗料50重量%、陽イオン交換樹脂25重量%、陰イ
オン交換樹脂25重量%である。また、いずれのイオン
交換樹脂も平均粒径が約100μmで、塗膜の膜厚は約
1μmである。
【0051】防食効果を確認するために、前記組成の塗
料を支持枠、シール材、電極の表面に塗布した太陽電池
モジュールNo.1および前記組成に水性塗料を塗布し
ない太陽電池モジュールNo.2を85℃×85%RH
×1000hrsの恒温恒湿試験を実施し、試験前後の
効率Fを測定することにより、耐久性を評価した。
料を支持枠、シール材、電極の表面に塗布した太陽電池
モジュールNo.1および前記組成に水性塗料を塗布し
ない太陽電池モジュールNo.2を85℃×85%RH
×1000hrsの恒温恒湿試験を実施し、試験前後の
効率Fを測定することにより、耐久性を評価した。
【0052】その結果、試験前後の効率Fの変化率は、
太陽電池モジュールNo.1で約2%、太陽電池モジュ
ールNo.2で約10%と顕著な差が認められ、前記組
成の塗料を塗布した太陽電池モジュールNo.1は耐久
性に優れていることがわかった。
太陽電池モジュールNo.1で約2%、太陽電池モジュ
ールNo.2で約10%と顕著な差が認められ、前記組
成の塗料を塗布した太陽電池モジュールNo.1は耐久
性に優れていることがわかった。
【0053】前記の例では、平均粒径100μmのイオ
ン交換樹脂を用いたが、平均粒径が1μm、10μm、
1000μmのイオン交換樹脂を用いても太陽電池モジ
ュールの耐久性に優れていることがわかった。
ン交換樹脂を用いたが、平均粒径が1μm、10μm、
1000μmのイオン交換樹脂を用いても太陽電池モジ
ュールの耐久性に優れていることがわかった。
【0054】なお、前記の例ではフィルム形成剤とし
て、ポリオレフィン系樹脂を用いたが、この代わりにア
ルキド樹脂(日本油脂(株)製、メラミNo.51)、
尿素メラミン樹脂(日本ペイント(株)製、メラミック
ス1230)、エポキシ樹脂(大日本塗料(株)、エポ
ニックス#10)、ポリエステル樹脂(日本ペイント
(株)製、3200Vクリア)、アクリル樹脂(日本ペ
イント(株)製、ニッペアクリル)、ビニル樹脂(日本
ペイント(株)製、ビニレックス2000)、ウレタン
樹脂(大日本塗料(株)製、VトップH上塗り)を用い
ても良い。
て、ポリオレフィン系樹脂を用いたが、この代わりにア
ルキド樹脂(日本油脂(株)製、メラミNo.51)、
尿素メラミン樹脂(日本ペイント(株)製、メラミック
ス1230)、エポキシ樹脂(大日本塗料(株)、エポ
ニックス#10)、ポリエステル樹脂(日本ペイント
(株)製、3200Vクリア)、アクリル樹脂(日本ペ
イント(株)製、ニッペアクリル)、ビニル樹脂(日本
ペイント(株)製、ビニレックス2000)、ウレタン
樹脂(大日本塗料(株)製、VトップH上塗り)を用い
ても良い。
【0055】実施例3 フィルム形成剤として、室温硬化型シリコーンゴム(信
越化学工業(株)製、KE3420)を用い、強酸性陽
イオン交換樹脂(三菱化学(社)製、ダイヤイオンFM
K−10)と強塩基性陰イオン交換樹脂(三菱化学
(株)製、ダイヤイオンFMA−10)を混合したもの
を塗料とした。
越化学工業(株)製、KE3420)を用い、強酸性陽
イオン交換樹脂(三菱化学(社)製、ダイヤイオンFM
K−10)と強塩基性陰イオン交換樹脂(三菱化学
(株)製、ダイヤイオンFMA−10)を混合したもの
を塗料とした。
【0056】塗料の固形分組成は室温硬化型シリコーン
ゴム50重量%、陽イオン交換樹脂25重量%、陰イオ
ン交換樹脂25重量%である。また、いずれのイオン交
換樹脂も平均粒径が約100μmで、塗膜の膜厚は約1
μmである。
ゴム50重量%、陽イオン交換樹脂25重量%、陰イオ
ン交換樹脂25重量%である。また、いずれのイオン交
換樹脂も平均粒径が約100μmで、塗膜の膜厚は約1
μmである。
【0057】防食効果を確認するために、前記組成の塗
料を支持枠、シール材、電極の表面に塗布した太陽電池
モジュールNo.1および前記組成に水性塗料を塗布し
ない太陽電池モジュールNo.2を85℃×85%RH
×1000hrsの恒温恒湿試験を実施し、試験前後の
効率Fを測定することにより、耐久性を評価した。
料を支持枠、シール材、電極の表面に塗布した太陽電池
モジュールNo.1および前記組成に水性塗料を塗布し
ない太陽電池モジュールNo.2を85℃×85%RH
×1000hrsの恒温恒湿試験を実施し、試験前後の
効率Fを測定することにより、耐久性を評価した。
【0058】その結果、試験前後の効率Fの変化率は、
太陽電池モジュールNo.1で約3%、太陽電池モジュ
ールNo.2で約10%と顕著な差が認められ、前記組
成の塗料を塗布した太陽電池モジュールNo.1は耐久
性に優れていることがわかった。
太陽電池モジュールNo.1で約3%、太陽電池モジュ
ールNo.2で約10%と顕著な差が認められ、前記組
成の塗料を塗布した太陽電池モジュールNo.1は耐久
性に優れていることがわかった。
【0059】前記の例では、平均粒径100μmのイオ
ン交換樹脂を用いたが、平均粒径が1μm、1000μ
mのイオン交換樹脂を用いても太陽電池モジュールの耐
久性に優れていることがわかった。
ン交換樹脂を用いたが、平均粒径が1μm、1000μ
mのイオン交換樹脂を用いても太陽電池モジュールの耐
久性に優れていることがわかった。
【0060】前記の例ではフィルム形成剤として、室温
硬化型シリコーンゴム(信越化学工業(株)製、KE3
420)を用いたが、この代わりに紫外線硬化型シリコ
ーンゴム(信越化学工業(株)製、KE4830)、湿
気硬化型ウレタン樹脂(トウベ(株)製、トアウレタン
MCクリア)、無溶剤速乾性シリコーン(東レ・ダウコ
ーニング・シリコン(株)製、SE9187L)、紫外
線硬化型シリコーン(菱電化成(株)製、V549)、
エポキシ樹脂(長瀬チバ(株)製、ARALDITE
CY230)を用いても良い。
硬化型シリコーンゴム(信越化学工業(株)製、KE3
420)を用いたが、この代わりに紫外線硬化型シリコ
ーンゴム(信越化学工業(株)製、KE4830)、湿
気硬化型ウレタン樹脂(トウベ(株)製、トアウレタン
MCクリア)、無溶剤速乾性シリコーン(東レ・ダウコ
ーニング・シリコン(株)製、SE9187L)、紫外
線硬化型シリコーン(菱電化成(株)製、V549)、
エポキシ樹脂(長瀬チバ(株)製、ARALDITE
CY230)を用いても良い。
【0061】
【発明の効果】本発明は太陽電池モジュールにおけるシ
ール材、支持枠、半導体基板上電極部の少なくともいず
れかの表面にフィルム形成剤とイオン交換性材料とから
なる塗料の塗膜を有するため、高湿度の環境、温度変化
の激しい環境、海塩粒子や塩を含むほこりが付着する環
境などにおいて、シール材が劣化してシール材とガラス
板、透明樹脂、支持枠の間に隙間が形成された場合、結
露や塩の潮解によって形成した電解液がその隙間を介し
て支持枠、電極の表面に達しても電解液は塗膜に含まれ
るイオン交換性材料によって電解質が捕捉される。その
結果、支持枠、電極を防食でき、太陽電池モジュールの
寿命低下を防止できる。
ール材、支持枠、半導体基板上電極部の少なくともいず
れかの表面にフィルム形成剤とイオン交換性材料とから
なる塗料の塗膜を有するため、高湿度の環境、温度変化
の激しい環境、海塩粒子や塩を含むほこりが付着する環
境などにおいて、シール材が劣化してシール材とガラス
板、透明樹脂、支持枠の間に隙間が形成された場合、結
露や塩の潮解によって形成した電解液がその隙間を介し
て支持枠、電極の表面に達しても電解液は塗膜に含まれ
るイオン交換性材料によって電解質が捕捉される。その
結果、支持枠、電極を防食でき、太陽電池モジュールの
寿命低下を防止できる。
【0062】請求項1記載の発明によれば、太陽電池モ
ジュールにおけるシール材、支持枠、電極部の表面にイ
オン交換性材料を保持する役目を果たすフィルム形成剤
と、Cl-、SO4 2 -などの腐食性物質を捕捉・除去する
イオン交換性材料から構成される塗料を塗布するので、
支持枠、電極の腐食を防止できるという効果を奏する。
ジュールにおけるシール材、支持枠、電極部の表面にイ
オン交換性材料を保持する役目を果たすフィルム形成剤
と、Cl-、SO4 2 -などの腐食性物質を捕捉・除去する
イオン交換性材料から構成される塗料を塗布するので、
支持枠、電極の腐食を防止できるという効果を奏する。
【0063】請求項2記載の発明によれば、フィルム形
成剤が親水性なので、Cl-、SO4 2 -などの腐食性物質
を容易に捕捉・除去するという効果を奏する。
成剤が親水性なので、Cl-、SO4 2 -などの腐食性物質
を容易に捕捉・除去するという効果を奏する。
【0064】請求項3記載の発明によれば、容易に入手
できる樹脂を親水性フィルム形成剤に使用するので、簡
単に塗料を作製できるという効果を奏する。
できる樹脂を親水性フィルム形成剤に使用するので、簡
単に塗料を作製できるという効果を奏する。
【0065】請求項4記載の発明によれば、水および/
または親水性有機溶媒を溶媒として用いるので、親水性
フィルム形成剤とイオン交換性材料を均一に分散混合で
き、Cl-、SO4 2 -などの腐食性物質を効果的に除去で
きるという効果を奏する。
または親水性有機溶媒を溶媒として用いるので、親水性
フィルム形成剤とイオン交換性材料を均一に分散混合で
き、Cl-、SO4 2 -などの腐食性物質を効果的に除去で
きるという効果を奏する。
【0066】請求項5記載の発明によれば、フィルム形
成剤が疎水性なので、乾燥速度が早く、塗布の作業性が
向上するという効果を奏する。
成剤が疎水性なので、乾燥速度が早く、塗布の作業性が
向上するという効果を奏する。
【0067】請求項6記載の発明によれば、容易に入手
できる樹脂を疎水性フィルム形成剤に使用するので、簡
単に塗料を作製できるという効果を奏する。
できる樹脂を疎水性フィルム形成剤に使用するので、簡
単に塗料を作製できるという効果を奏する。
【0068】請求項7記載の発明によれば、疎水性有機
溶媒を溶媒として用いるので、疎水性フィルム形成剤と
イオン交換性材料を均一に分散混合でき、腐食性物質を
効果的に除去できるという効果を奏する。
溶媒を溶媒として用いるので、疎水性フィルム形成剤と
イオン交換性材料を均一に分散混合でき、腐食性物質を
効果的に除去できるという効果を奏する。
【0069】請求項8記載の発明によれば、溶媒を用い
ないフィルム形成剤なので、換気設備が不要であるとい
う効果を奏する。
ないフィルム形成剤なので、換気設備が不要であるとい
う効果を奏する。
【0070】請求項9記載の発明によれば、イオン交換
性材料がイオン交換樹脂なので、Cl-、SO4 2 -などの
腐食性物質を捕捉・除去できるという効果を奏する。
性材料がイオン交換樹脂なので、Cl-、SO4 2 -などの
腐食性物質を捕捉・除去できるという効果を奏する。
【0071】請求項10記載の発明によれば、イオン交
換性樹脂が陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種であるので、腐食
性物質中の陽イオンを陽イオン交換樹脂が、また腐食性
物質中の陰イオンを陰イオン交換樹脂がそれぞれ捕捉・
除去できるという効果を奏する。
換性樹脂が陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種であるので、腐食
性物質中の陽イオンを陽イオン交換樹脂が、また腐食性
物質中の陰イオンを陰イオン交換樹脂がそれぞれ捕捉・
除去できるという効果を奏する。
【0072】請求項11記載の発明によれば、イオン交
換性材料が固形分の0.2〜90重量%なので、使用環
境に応じて広範囲にイオン交換性材料の含有量を選択で
きるという効果を奏する。
換性材料が固形分の0.2〜90重量%なので、使用環
境に応じて広範囲にイオン交換性材料の含有量を選択で
きるという効果を奏する。
【0073】請求項12記載の発明によれば、イオン交
換性材料が粒状で、かつ平均粒径が1〜1000μmな
ので、比表面積が大きく、かつ塗膜中に均一分散させる
ことができる。これにより、Cl-、SO4 2 -などの腐食
性物質を効率的に除去できるという効果を奏する。
換性材料が粒状で、かつ平均粒径が1〜1000μmな
ので、比表面積が大きく、かつ塗膜中に均一分散させる
ことができる。これにより、Cl-、SO4 2 -などの腐食
性物質を効率的に除去できるという効果を奏する。
【0074】請求項13記載の発明によれば、フィルム
形成剤とイオン交換性材料とを含む塗料を、シール材、
支持枠、電極部のいずれかの表面に塗布するため、簡便
に支持枠、電極の腐食を防止できる。
形成剤とイオン交換性材料とを含む塗料を、シール材、
支持枠、電極部のいずれかの表面に塗布するため、簡便
に支持枠、電極の腐食を防止できる。
【図1】 本発明の太陽電池モジュールの断面図であ
る。
る。
【図2】 本発明の太陽電池モジュールの断面図であ
る。
る。
【図3】 本発明の太陽電池モジュールの断面図であ
る。
る。
【図4】 従来の太陽電池モジュールの断面図である。
【図5】 従来の太陽電池セルの要部を示す拡大断面図
である。
である。
1 半導体基板、2 電極、3 透明樹脂、4 表面基
板、5 裏面基板、6 支持枠、7 シール材、8 塗
膜、9 裏面材、10 太陽電池セル、11 接着剤、
12 受光面、13 表面電極、14 透明防湿層。
板、5 裏面基板、6 支持枠、7 シール材、8 塗
膜、9 裏面材、10 太陽電池セル、11 接着剤、
12 受光面、13 表面電極、14 透明防湿層。
Claims (13)
- 【請求項1】 電極を備えた半導体基板、半導体基板の
周囲に充填した透明樹脂、透明樹脂の外側を支持する透
明基板、透明基板の外縁部を固定する支持枠、支持枠と
透明基板の間に備えたシール材から構成される太陽電池
モジュールにおいて、シール材、支持枠、電極部の少な
くともいずれかの表面にフィルム形成剤とイオン交換性
材料とを含む塗料からなる塗膜を有することを特徴とす
る太陽電池モジュール。 - 【請求項2】 フィルム形成剤が親水性フィルム形成剤
である請求項1記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項3】 親水性フィルム形成剤が親水性基を有す
るアクリル樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹
脂、ウレタン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリビニルア
ルコール樹脂および塩化ビニル樹脂よりなる群から選ば
れた少なくとも1種である請求項2記載の太陽電池モジ
ュール。 - 【請求項4】 塗料が水および/または親水性有機溶媒
を含有する請求項2記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項5】 フィルム形成剤が疎水性フィルム形成剤
である請求項1記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項6】 疎水性フィルム形成剤がセルロース系樹
脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ブチラール樹脂、アミノアルキド樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレ
タン樹脂、オレフィン系樹脂および酢酸ビニル樹脂より
なる群から選ばれた少なくとも1種である請求項5記載
の太陽電池モジュール。 - 【請求項7】 塗料が疎水性有機溶媒を含有する請求項
5記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項8】 塗料が溶媒を含まず、フィルム形成剤が
エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
およびシリコーン樹脂よりなる群から選ばれた少なくと
も1種である請求項1記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項9】 イオン交換性材料がイオン交換樹脂であ
る請求項1記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項10】 イオン交換樹脂が陽イオン交換樹脂お
よび陰イオン交換樹脂よりなる群から選ばれた少なくと
も1種である請求項9記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項11】 イオン交換性材料が塗料の固形分の
0.2〜90重量%である請求項1記載の太陽電池モジ
ュール。 - 【請求項12】 イオン交換性材料が粒状であり、かつ
平均粒径が1〜1000μmである請求項1記載の太陽
電池モジュール。 - 【請求項13】 フィルム形成剤とイオン交換性材料と
を含む塗料を、シール材、支持枠、電極部のいずれかの
表面に塗布することを特徴とする太陽電池モジュールの
防食法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233735A JP2001060701A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 太陽電池モジュールおよびその防食法 |
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JP11233735A JP2001060701A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 太陽電池モジュールおよびその防食法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008034686A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Toppan Printing Co Ltd | 光電変換素子およびその製造方法 |
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