JP2001060479A - レバー嵌合式コネクタ - Google Patents

レバー嵌合式コネクタ

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JP2001060479A
JP2001060479A JP11234700A JP23470099A JP2001060479A JP 2001060479 A JP2001060479 A JP 2001060479A JP 11234700 A JP11234700 A JP 11234700A JP 23470099 A JP23470099 A JP 23470099A JP 2001060479 A JP2001060479 A JP 2001060479A
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敏明 岡部
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーの回動操作時に、相手コネクタのフー
ド部側に、レバー側の係合突起が確実に係当して支点を
構成でき、コネクタ結合を確実に行うことのできるレバ
ー嵌合式コネクタを提供する。 【解決手段】 係合突起30のテーパ面の下縁30Bが
側壁面どうしが鈍角に交わる角部でなり、この角部がフ
ード部内壁の挿入溝36の内奥に形成された係合段部3
7に係当するようになっている。この係合段部37は、
コネクタどうしの嵌合方向に対して45°以上の角度a
で傾斜した傾斜面でなり、この傾斜面の上縁37Aと係
合突起30のテーパ面下縁30Bとが、コネクタ嵌合方
向に所定の距離Dを隔てるように設定されている。この
ように、テーパ面下縁30Bを傾斜面上縁37Aに対し
て、挿入溝36の奥の方へ距離を隔てて位置するように
設定したことにより、コネクタ寸法に多少の誤差があっ
ても確実に係合段部37に係合突起30を係合させるこ
とができる。このため、コネクタどうしの結合を確実の
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレバー嵌合式コネ
クタに関し、さらに詳しくは、レバーを回動操作するこ
とにより相手コネクタへ挿入・接続するレバー嵌合式コ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレバー嵌合式コネクタと
しては、図5に示すようなものがある。このレバー嵌合
式コネクタは、雄コネクタ1と、この雄コネクタ1に回
動自在に取り付けられたレバー2と、雄コネクタ1が嵌
合する雌コネクタ3とを備えている。
【0003】雄コネクタ1は、雌コネクタ3への挿入方
向に沿って貫通し内部に雌端子を収容する端子収容室4
を複数備えると共に、雄コネクタ1の両側面5の一端部
には、コネクタの挿入方向に延びるガタ防止リブ6が側
方に突出するように形成されている。また、雄コネクタ
1の両側面5にはボス部7が突設されており、このボス
部7にレバー2が回動自在に支持されている。
【0004】レバー2は左右一対の側壁8と、左右の側
壁8を後端側で連結する操作部9とを備えている。左右
の側壁8には雄コネクタ1の上記したボス部7が挿入さ
れ、この挿入によってレバー2がボス部を中心に回動す
る。また、操作部9と反対側に位置する側壁8の先端に
は、雄コネクタ1のガタ防止リブ6を貫通する突起部1
0が一体的に形成されている。さらに、側壁8における
突起部10とボス部7との間には、レバー回動時の支点
となる係合突起11が側方に向けて突設されている。
【0005】雌コネクタ3は雄コネクタ1が嵌合する上
面解放のフード部12を有している。このフード部12
の一端側には、雄コネクタ1のガタ防止リブ6が挿入さ
れる長溝13が形成されている。また、フード部12の
側面には、レバー2の係合突起11が挿入される挿入溝
14Aと、レバー2を回動操作することにより係合突起
11が係合する係合段部14Bとが形成されている。
【0006】このようなレバー嵌合式コネクタを接続す
るには、まず、雄コネクタ1を所定深さまでフード部1
2内に挿入する。このとき、レバー2の係合突起11
は、フード部12の挿入溝14Aに挿入される。その
後、レバー2を回動操作することにより、係合突起11
を係合段部14Bに係合させて、係合突起11と係合段
部14Bとの当接した部分を支点としてレバー2を押圧
する。この回動によるてこの原理で雄コネクタ1全体
は、フード部12内に挿入されて接続が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなレバー嵌合
式コネクタでは、雄コネクタ1と、雌コネクタ3側のフ
ード部12とが細長い形状であり、接続する電線の数に
応じて長手方向に長くなる傾向がある。このため、雄コ
ネクタ1とフード部12との寸法精度が悪くなるという
問題点がある。
【0008】また、レバー2を操作する際に支点となる
係合突起11と係合段部14Bとが、コネクタの長手方
向の一方の側部側へ偏って配置されている。このため、
係合突起11がフード部12の内壁に形成された挿入溝
14A内をスライドして挿入されるときに、スライド抵
抗や引っ掛かりが発生することにより、図6に示すよう
に、雄コネクタ1がフード部12に対して傾き易くな
る。このように雄コネクタ1に傾きが発生した場合、図
7に示すように、レバー2の側壁8に突設した係合突起
11が、フード部12の内壁に形成された係合段部14
Bに引っ掛かりにくくなるという問題点があった。この
ように、係合突起11が係合段部14Bに係当しない場
合には、レバー2を回動操作しても、雄コネクタ1は、
フード部12内へそれ以上挿入することができずに半嵌
合状態となってしまうという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は、レバーの回動操作時
に、相手コネクタのフード部側に、レバー側の係合突起
が確実に係当して支点を構成でき、結合を確実に行うこ
とのできるレバー嵌合式コネクタを提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コネクタ本体の側面にレバーの中間部が軸支された第1
コネクタと、前記第1コネクタを収納するフード部を備
えた第2コネクタとからなり、前記レバーの一端側の側
面に係合突起が突設され、かつ前記フード部の内壁に前
記係合突起がコネクタどうしの嵌合方向に挿入される挿
入溝が形成されるとともに、当該挿入溝の内奥部に前記
係合突起の突起係当部が係合可能な被係合部が形成さ
れ、前記第1コネクタを前記第2コネクタの前記フード
部へ挿入して前記レバーを回動操作することにより、前
記被係合部に前記係合突起が係合する部分を支点として
前記レバーが前記コネクタ本体を前記フード部内へ挿
入、押圧して前記第1コネクタと前記第2コネクタとを
嵌合させるレバー嵌合式コネクタであって、前記被係合
部は、前記レバーの回動による前記係合突起の回動軌跡
に交わる、前記突起挿入溝の側壁に対して傾斜する傾斜
面であることを特徴とする。
【0011】このような構成の請求項1記載の発明で
は、第1コネクタに軸支されたレバーに突設された係合
突起が、第2コネクタのフード部の内壁に形成された挿
入溝に挿入され、被係合部が形成された位置まで移動す
ることができる。挿入溝の所定深さまで挿入された係合
突起の突起係当部は、レバーの回動操作に伴って回転移
動して、被係合部を構成する傾斜面に係当して支点とし
ての作用を果たす。また、被係合部が傾斜面でなるた
め、係合突起の突起係当部のスライドを許容して、係合
突起が最適な位置へ移動することができ、確実な係合を
行うことを可能にしている。なお、傾斜面は、レバーの
回動による係合突起の回動軌跡に交わるように設定され
ているため、係合突起と確実に係合する。このため、レ
バーを回動操作した際に、レバーが空転するのを防止す
ることができる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のレバー嵌合式コネクタであって、前記傾斜面に係当
する前記係合突起の前記突起係当部は、前記レバーの回
動を開始する位置にある状態で、前記傾斜面と前記突起
挿入溝の前記側壁との境界部に対して、前記挿入溝の前
記挿入方向に所定距離を隔てて位置するように設定され
ていることを特徴とする。
【0013】したがって、請求項2記載の発明では、請
求項1記載の発明の作用に加えて、突起係当部が傾斜面
と挿入溝の側壁との境界部に対して、挿入溝における嵌
合方向(挿入方向)に所定距離を確保して位置するた
め、フード部と第1コネクタとの間に寸法誤差が発生す
ることに起因して、フード部内で第1コネクタが傾いて
挿入された場合でも、係合突起を傾斜面に確実に係合さ
せることができる。
【0014】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のレバー嵌合式コネクタであっ
て、前記傾斜面は、前記コネクタどうしの嵌合方向に対
して45°以上の角度をなすことを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1および
請求項2に記載の発明の作用に加えて、被係合部として
の傾斜面をコネクタどうしの嵌合方向に対して45°以
上の角度をなすようにしたことで、係合突起の突起係当
部がより傾斜面をスライドし易くなり、適切な支点位置
をとることが可能となる。
【0016】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載のレバー嵌合式コネクタ
であって、前記突起係当部は、前記係合突起の壁面どう
しが鈍角をなして交わる角部であることを特徴とする。
【0017】このような構成の請求項4記載の発明で
は、請求項1〜請求項3の発明の作用に加えて、レバー
が回動操作された際に、係合突起の突起係当部である角
部が鈍角をなすため、傾斜面に拾われ易くなり、傾斜面
と突起係当部との係合をより確実に行うことが可能とな
る。
【0018】さらに、請求項5記載の発明は、請求項4
記載のレバー嵌合式コネクタであって、前記角部は、ア
ールが形成された曲面でなることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明の作用に加えて、突起係当部としての角部をアール
にすることにより、傾斜面に対してより円滑にスライド
することが可能となり、適切な位置で傾斜面と突起係当
部とを係合させることが可能となる。このため、レバー
回動時の適切な支点位置を確保でき、確実かつ円滑なレ
バー操作を可能にする作用がある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレバー嵌合式
コネクタの詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明す
る。
【0021】図1は本発明に係るレバー嵌合式コネクタ
20の実施形態を示す斜視図である。同図に示すよう
に、レバー嵌合式コネクタ20は、第1コネクタとして
の雌コネクタ21と、第2コネクタとしての雄コネクタ
22とからなる。
【0022】雌コネクタ21は、コネクタ本体23と、
コネクタ本体23に回動自在に取り付けられたレバー2
4とからなる。コネクタ本体23は、嵌合方向(上下方
向)に貫通する複数の端子収容室25を有する。この端
子収容室25の内部には、下方から挿入される、雄コネ
クタ22側の接続端子(図示省略する)と、接続される
雌端子金具(図示省略する)が配置されている。なお、
図示しないが、端子収容室25の上部開口からは、端子
収容室25内に配置された雌端子金具に端末が接続され
た電線が引き出されるようになっている。
【0023】また、コネクタ本体23の一方の端部の両
側面には、コネクタの嵌合方向に沿ってレバー挿入リブ
26が側方に向けて突設されている。そして、コネクタ
本体23の両側面には、所定位置にボス部27が突設さ
れている。このボス部27には、上記したレバー24を
構成するレバー壁24A、24Aのそれぞれに形成され
た枢支孔29が嵌合されることにより、レバー24全体
が回動自在に支持されている。
【0024】レバー24は、上記した左右一対のレバー
壁24A、24Aと、これらレバー壁24Aどうしを他
端側上部で連結する操作部24Bとを備えている。各レ
バー壁24Aの一方の端部には、コネクタ本体23に形
成されたレバー挿入リブ26に挿入される挿入用突出部
24Cが形成されている。また、レバー壁24Aの外側
面における、挿入用突出部24Cと枢支孔29との間に
は、レバー24を回転操作したときに支点となる係合突
起30が突設されている。この係合突起30の形状およ
び配置構造については、後述する。
【0025】レバー挿入リブ26は、コネクタ嵌合方向
に沿って形成されたレバー挿入用スリット31が嵌合方
向の中間部に形成されている。このレバー挿入リブ26
の上部には、レバー挿入用スリット31を挟み相対向す
る壁どうしを連結するリブ上連結部26Aが形成されて
いる。また、レバー挿入リブ26の下部には、レバー挿
入用スリット31を挟み相対向する壁どうしを連結する
リブ下連結部26Bが形成されている。リブ上連結部2
6Aは、リブ下連結部26Bより太く膨大となるように
形成されている。そして、リブ上連結部26Aの上端面
には、レバー挿入用スリット31に連通する上部貫通口
32が形成されている。この上部貫通口32の横断面
は、レバー挿入用スリット31の横断面と略同一、レバ
ー挿入用スリット31の横断面より大きく設定してあ
る。なお、この上部貫通口32は、コネクタ本体23の
成形工程において、レバー挿入用スリット31を形成す
るときに金型を上方へ抜くための開口部であり、金型を
抜いた結果として形成されている。
【0026】また、リブ上連結部26Aの一方の側面
(コネクタ本体23の長手方向の外側面)には、それぞ
れ斜面33が形成されている。これら斜面33は、コネ
クタ本体23を雄コネクタ22側に挿入・嵌合する際
に、雄コネクタ22側の壁面と係当してコネクタ本体2
3が傾いて嵌合する(レバー24の挿入用突出部24C
が位置する側が、他方側より雄コネクタ22の奥へ嵌合
する)ことを是正する機能を有している。
【0027】雄コネクタ22は、上記した雌コネクタ2
1が挿入・嵌合される、上面解放のフード部34を有し
ている。このフード部34の一方には、レバー挿入リブ
26が挿入されるガイド溝35、35が挿入方向に沿っ
て形成されている。このガイド溝35の、それぞれの一
方側の内側面上部には、上記したリブ上連結部26Aの
斜面33に対応する傾斜壁面38が形成されている。
【0028】フード部34の両側面には、それぞれレバ
ー24に形成された係合突起30が挿入される挿入溝3
6が形成されている。また、この挿入溝36の挿入方向
の中間位置には、レバー24の回動に伴い係合突起30
が係合し、レバー回転時の支点となる係合段部37が形
成されている。また、挿入溝36における係合段部37
よりやや深い位置(奥)には、図1および図2に示すよ
うに、挿入溝36に挿入された係合突起30に係当する
係当部30aが形成されている。
【0029】ここで、雌コネクタ21のレバー24に突
設された係合突起30と、雄コネクタ22のフード部3
4の内壁に形成された係合段部37とについて説明す
る。
【0030】挿入溝36の所定深さ位置に形成された係
当部30aは、フード部34内に雌コネクタ21を挿入
した際に、係合突起30の挿入方向の前面(図2におい
ては下面)が当接する係当面部38Aと、係合突起30
の前面に係当せず、係合突起30の回動軌跡から外れよ
うに傾斜する傾斜面38Bとからなる。この傾斜面38
Bは、レバー24の回動操作に伴い、係合突起30が図
2の二点鎖線の矢印で示す方向に回動されたときに、係
当部30aが係合突起30の挿入方向の前面との干渉を
少なくするために、形成されている。
【0031】また、係合段部38の挿入方向の後面(図
2において上面)の回動方向側には、テーパ面30Aが
形成されている。このテーパ面30Aと、テーパ面30
Aの下縁(突起係当部)30Bから垂下する側壁面30
Cとは、鈍角をなすように設定されている。
【0032】一方、係合突起30が挿入溝36の係当部
30aに係当した状態において、この係合突起30に対
向する側の挿入溝36の内壁に係合段部37が形成され
ている。この係合段部37は、溝幅を広げる方向に傾斜
する斜面で形成されている。この斜面でなる係合段部3
7は、レバー24が回動されて係当部30aに前面が当
接した状態の係合突起30が移動して、係合突起30の
テーパ面30Aの下縁30Bが係当し得るようになって
いる。具体的には、係合段部37を形成する斜面の上縁
37Aと、係合突起30のテーパ面30Aの下縁30B
と、の挿入方向の距離(深さ)Dが所定長さ以上に設定
されている。
【0033】この距離Dの長さ寸法としては、上記した
コネクタ本体23およびフード部34の長手方向の長さ
の誤差により、嵌合状態において、コネクタ本体23が
フード部34に対してどの程度傾きが生じるかを考慮し
て設定される。なお、本実施形態では、図2に示すよう
に、係合段部37を形成する斜面と嵌合方向と直角をな
す方向との角度aが、45°以下になるように設定され
ている。
【0034】なお、本実施形態におけるこの他の構成と
しては、図1に示すように、コネクタ本体23の他端下
部に、ガイド突部39、39が突設されている。これに
対応して、フード部34の他端の両側内壁には、ガイド
突部39を案内するガイド溝40、40が形成されてい
る。
【0035】次に、本実施形態のレバー嵌合式コネクタ
20の作用および動作について説明する。
【0036】まず、図1に示す状態にある雌コネクタ2
1と雄コネクタ22とを、図3に示すようにフード部3
4内にコネクタ本体23を挿入・嵌合させる。このとき
は、レバー24を操作する必要はなく、図1の状態にあ
る雌コネクタ21をフード部34へ単に挿入させるだけ
でよい。このとき、レバー挿入リブ26のリブ下連結部
27B、27Bは、フード部34の内壁に形成されたガ
イド溝35、35に沿って挿入される。同時に、係合突
起30、30は、フード部34の内壁に形成された挿入
溝36、36に挿入され、コネクタ本体23のガイド突
起39、39がフード部34の内壁に形成されたガイド
溝40、40に挿入される。このとき、係合突起30の
挿入方向の前面は、係当部30aの係当面38Aに係当
し、係合段部37と係合し得る側方位置に位置してい
る。
【0037】次に、図3に示す状態から太い矢印の方向
(図中、時計回り方向)へレバー24を押すことによ
り、ボス部27を回動中心としてレバー24が回動し、
係合突起30がフード部34の内壁に形成された係合段
部37に係合する。さらに、レバー24を回動操作する
と、係合突起30と係合段部37とが係合する部分を支
点としてコネクタ本体23がフード部34内に押し込ま
れる。なお、図3は、フード部34に対して、コネクタ
本体23の他端側(ガイド突起39が形成された側)
が、コネクタ本体23の一端側(レバー24の先端が位
置する側)より、先行して深く挿入されて傾いている状
態を示している。
【0038】本実施形態では、図2に示した距離Dの長
さ寸法を、コネクタ本体23およびフード部34の長手
方向の長さの誤差により、嵌合状態において、コネクタ
本体23がフード部34に対してどの程度傾きが生じる
かを考慮して設定していることに加えて、係合段部37
を形成する斜面と嵌合方向と直角をなす方向との角度a
が、45°以下(嵌合方向に対して45°以上)になる
ように設定されているため、係合突起30のテーパ面3
0Aの下縁部が係合段部37に確実に当接して、レバー
操作の際の支点として作用するようになっている。
【0039】このようにレバー24を回動操作すると、
図4に示すように、レバー挿入リブ26のリブ上連結部
27Aの斜面33は、フード部34側の傾斜壁面38に
係当する。このような斜面33と傾斜壁面38との係当
により、コネクタ本体23が傾いて挿入されるのを防止
する作用がある。なお、コネクタ本体23が傾いてフー
ド部へ嵌合されると、コネクタ本体23側とフード部3
4側とに互いに干渉する部分が生じるため、レバー24
の操作力が増大するが、本実施形態のように、係合突起
30と係合段部37とが確実に係当することに加えて、
斜面33と傾斜壁面38とが係当することで、コネクタ
本体23の嵌合姿勢を適切に保ちつつ、容易なレバー操
作で確実にコネクタ結合を行うことができる。
【0040】また、このような構成のレバー嵌合式コネ
クタ20では、レバー挿入リブ26のリブ上連結部27
Aがリブ下連結部27Bより太く膨大に形成されている
ため、レバー挿入用スリット31と横断面が同形同寸の
上部貫通口32を、レバー挿入用スリット31と連通す
るように形成するように形成することができる。このた
め、レバー挿入用スリット31を成形するために、スラ
イド金型を用いる必要がなく、コネクタ本体23を低コ
ストに製造することができる。また、レバー挿入リブ2
6のリブ上連結部27Aの一方の側面に斜面33を形成
したことにより、コネクタ本体23が、雄コネクタ22
側のフード部34に対して、傾いて挿入されても、斜面
33と、フード部34に形成された傾斜壁面38とが係
当することにより、傾いたコネクタ本体23の姿勢を是
正することができる。このため、コネクタ本体23側と
フード部34側との間に互いに干渉する部分が生じるの
を防止することができる。この結果、レバー24の操作
力を低減させることができ、コネクタ本体23をフード
部34へ円滑に挿入・嵌合させることができる。
【0041】以上、実施形態について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付随
する各種の変更が可能である。例えば、上記した実施形
態では、係合突起30のテーパ面の下縁部分が係合段部
37を形成する斜面に当接する角部となるように、テー
パ面30Aと側壁面30Cとのなす角度が鈍角となるよ
うに設定したが、この部分を曲面(アール面)としても
よい。この場合、曲面が係合段部37をスライドするこ
とができ、支点として適切な位置へ係合突起30を移動
し易くすることができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、フード部の内壁に形成された被
係合部が傾斜面でなるため、係合突起の係当部のスライ
ドを許容して、係合突起が最適な位置へ移動することが
でき、確実な係合を得ることができる。加えて、傾斜面
がレバーの回動による係合突起の回動軌跡に交わるよう
に設定されているため、より傾斜面に係合突起を確実に
係合させることができ、レバーを回動操作した際に、レ
バーが空転するのを防止する効果がある。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加えて、係当部が傾斜面と挿入
溝の側壁との境界部に対して、挿入溝における嵌合方向
(挿入方向)に所定距離を確保して位置するため、フー
ド部と第1コネクタとの間に寸法誤差があり、且つフー
ド部内で第1コネクタが傾いて挿入された場合でも、確
実に係合突起を傾斜面に係合させることができ、確実な
コネクタ接続を行うことができる。
【0044】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項1および請求項2に記載の発明の効果に加えて、被
係合部としての傾斜面をコネクタどうしの嵌合方向に対
して45°以上の角度をなすようにしたことで、係合突
起の係当部がより傾斜面を容易にスライドして適切な支
点位置をとることができるため、フード部と第1コネク
タとの間に一定範囲内での寸法誤差があっても、確実な
コネクタの嵌合を行えるという効果がある。
【0045】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1〜請求項3の発明の効果に加えて、レバーが回動操
作された際に、係合突起の係当部である角部が鈍角をな
すため、傾斜面に拾われ易くなり、傾斜面と係当部との
係合をより確実に行うことができるという効果がある。
【0046】さらに、請求項5記載の発明によれば、請
求項4記載の発明の効果に加えて、係当部としての角部
をアールにすることにより、傾斜面に対してより円滑に
スライドすることが可能となり、適切な位置で傾斜面と
係当部とを係合させることが可能となる。このため、レ
バー回動時の適切な支点位置を確保でき、確実かつ円滑
なレバー操作を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレバー嵌合式コネクタの実施形態
を示す斜視図である。
【図2】実施形態の要部断面説明図である。
【図3】実施形態のレバー嵌合式コネクタの挿入途中状
態を示す断面説明図である。
【図4】実施形態のレバー嵌合式コネクタの挿入完了状
態を示す断面説明図である。
【図5】従来のレバー嵌合式コネクタを示す斜視図であ
る。
【図6】フード部とコネクタ本体との間に寸法誤差があ
る場合にコネクタ本体がフード部内で傾いて挿入された
場合を示す断面説明図である。
【図7】従来のレバー嵌合式コネクタの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
20 レバー嵌合式コネクタ 21 雌コネクタ 22 雄コネクタ 23 コネクタ本体 24 レバー 24A レバー壁 27 ボス部 30 係合突起 30B 下縁(テーパ面下縁) 36 挿入溝 37 係合段部(傾斜面)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ本体の側面にレバーの中間部が
    軸支された第1コネクタと、前記第1コネクタを収納す
    るフード部を備えた第2コネクタとからなり、前記レバ
    ーの一端側の側面に係合突起が突設され、かつ前記フー
    ド部の内壁に前記係合突起がコネクタの嵌合方向に挿入
    される挿入溝が形成されるとともに、当該挿入溝の内奥
    部に前記係合突起の突起係当部が係合可能な被係合部が
    形成され、前記第1コネクタを前記第2コネクタの前記
    フード部へ挿入して前記レバーを回動操作することによ
    り、前記被係合部と前記係合突起とが係合する部分を支
    点として、前記レバーが前記コネクタ本体を前記フード
    部内へ挿入、押圧して前記第1コネクタと前記第2コネ
    クタとを嵌合させるレバー嵌合式コネクタであって、 前記被係合部は、前記レバーの回動による前記係合突起
    の回動軌跡に交わる、前記挿入溝の側壁に対して傾斜す
    る傾斜面であることを特徴とするレバー嵌合式コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレバー嵌合式コネクタで
    あって、 前記傾斜面に係当する前記係合突起の前記突起係当部
    は、前記レバーの回動を開始する位置にある状態で、前
    記傾斜面と前記挿入溝の前記側壁との境界部に対して、
    前記嵌合方向へ所定距離を隔てて位置するように設定さ
    れていることを特徴とするレバー嵌合式コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のレバー
    嵌合式コネクタであって、 前記傾斜面は、前記嵌合方向に対して45°以上の角度
    をなすことを特徴とするレバー嵌合式コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のレバー嵌合式コネクタであって、 前記突起係当部は、前記係合突起の壁面どうしが鈍角を
    なして交わる角部であることを特徴とするレバー嵌合式
    コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のレバー嵌合式コネクタで
    あって、 前記角部は、アールが形成された曲面でなることを特徴
    とするレバー嵌合式コネクタ。
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