JP2001060077A - ビデオ信号変換装置およびlcd装置 - Google Patents
ビデオ信号変換装置およびlcd装置Info
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Abstract
変換するA/D変換手段の最適なサンプリング周波数及
び位相を短時間で決定することが出来るビデオ信号変換
装置及びLCD装置を提供する。 【解決手段】 ビデオアンプ20の出力アナログビデオ
信号をデジタルビデオ信号に変換するA/D変換器21
と、これに供給するサンプリングクロックKを発生する
PLL部4と、デジタルビデオ信号がスライスレベルよ
り高い期間のサンプリングクロック数HDをカウントす
る水平表示期間カウンタ8と、位相調整時にスライスレ
ベルがデジタルビデオ信号の最大レベルより僅かに小さ
くなるようにスライスレベル及びデジタルビデオ信号の
最大レベル及びボトムレベルを調整し、サンプリングク
ロックの周波数と位相の複数の候補についての水平表示
期間カウンタのカウント値を基にサンプリングクロック
の周波数と位相とを決定するCPU5とを備える。
Description
置およびLCD(Liquid Crystal Display)装置に関
し、さらに詳しくは、アナログビデオ信号をデジタルビ
デオ信号に変換するA/D変換手段のサンプリングクロ
ックの周波数および位相を短時間で最適化できるビデオ
信号変換装置およびそのビデオ信号変換装置を備えたL
CD装置に関する。
す構成図である。このLCD装置500は、例えばパソ
コンからの入力アナログビデオ信号を増幅して出力アナ
ログビデオ信号を出力するビデオアンプ20と、出力ア
ナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/
D変換器21と、デジタルビデオ信号に応じてLCDパ
ネルPを駆動するLCDパネル駆動回路Aと、画像を表
示するLCDパネルPとを具備している。
換器21に供給するサンプリングクロックKを発生する
発生するPLL(Phase-Locked Loop)部4と、サンプ
リングクロックKの周波数を指令するプリスケーラ値p
およびサンプリングクロックKの位相を指令する位相値
φを前記PLL部4に供給するサンプリングクロック制
御部51と、図17の(a)に示す水平周期Thを計測
すると共に図17の(b)に示す水平表示期間(水平走
査期間内で画像表示に有効な波形期間)Tdを計測する
水平周期・水平表示期間計測部52とを具備している。
1と、PLL部4と、サンプリングクロック制御部51
と、水平周期・水平表示期間計測部52とが、ビデオ信
号変換装置501を構成する。
作は、次の(1)〜(5)の通りである。 (1)サンプリングクロック制御部51は、水平同期周
波数fhおよび垂直同期周波数fvに対応する水平解像
度iを取得する。例えば、水平同期周波数fhが35.
1kHz,垂直同期周波数fvが56Hzのときの水平
解像度iは“800”である。 (2)サンプリングクロック制御部51は、前記水平周
期Thおよび前記水平表示期間Tdを取得する。そし
て、プリスケーラ値pの初期値を、p=i×{Th/T
d}により算出し、前記PLL部4に設定する。例え
ば、水平解像度iが800,水平周期Thが28.49
μs,水平表示期間Tdが22.792μsのとき、p
=1000となる。なお、前記PLL部4は、前記水平
周期Thの期間内に、プリスケーラ値pの回数分だけサ
ンプリングクロックKを発生するが、A/D変換器21
がエッジサンプリングを行う関係上、水平表示期間Td
内のサンプル数が水平解像度iと等しくなることは保証
されない。 (3)サンプリングクロック制御部51は、前記水平表
示期間Td内のサンプリングクロック数をカウントす
る。サンプリングクロック数HDが前記水平解像度iと
異なれば、新たなプリスケーラ値pをp=p’×{i/
HD}により算出し、前記PLL部4に設定し直す。
p’は、設定し直す前のプリスケーラ値である。例え
ば、p’が1000で、水平解像度iが800で、サン
プリングクロック数HDが“801”のとき、p=99
8となる。 (4)新たなプリスケーラ値pに設定し直した後でも、
前記サンプリングクロック数HDが前記水平解像度iと
異なれば、上記(3)の処理を繰り返して、プリスケー
ラ値pを再び設定し直す。 (5)プリスケーラ値pの再設定を規定回数だけ行った
後でも前記サンプリングクロック数HDが前記水平解像
度iと異なれば、サンプリングクロックKの位相を微小
量だけ順にずらせるように位相値φを設定する。そし
て、この操作を繰り返し、前記サンプリングクロック数
HDが前記水平解像度iと等しくなったときのプリスケ
ーラ値pおよび位相値φを最適値として設定する。
変換装置501では、水平表示期間Td内のサンプリン
グクロック数を水平解像度iと等しくするようにプリス
ケーラ値pの値を調整し、それに何回か失敗すると位相
値φを変更し、再び水平表示期間Td内のサンプリング
クロック数を水平解像度iと等しくするようにプリスケ
ーラ値pの値を調整することを繰り返しているが、この
方式では繰り返し回数が多くなるため、最適なプリスケ
ーラ値pおよび位相値φを決定するまでの処理時間が長
くかかる問題点があった。そこで、本発明の目的は、ア
ナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/
D変換手段の最適なサンプリング周波数および位相を短
時間で決定することが出来るビデオ信号変換装置および
LCD装置を提供することにある。
は、入力アナログビデオ信号を増幅して出力アナログビ
デオ信号を出力するビデオ増幅手段(20)と、前記出
力アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換する
A/D変換手段(21)と、そのA/D変換手段(2
1)に供給するサンプリングクロック(K)を発生する
サンプリングクロック発生手段(4)と、前記出力アナ
ログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号がスライ
スレベルより高い期間のサンプリングクロック数(H
D)をカウントする水平表示期間カウンタ(8)と、位
相調整時に前記スライスレベルが前記出力アナログビデ
オ信号または前記デジタルビデオ信号の最大レベルより
僅かに小さいか又は前記出力アナログビデオ信号または
前記デジタルビデオ信号のボトムレベルより僅かに大き
くなるように前記スライスレベルおよび前記出力アナロ
グビデオ信号または前記デジタルビデオ信号の最大レベ
ルおよびボトムレベルの少なくとも一つを調整する水平
表示期間カウント調整手段(5)と、前記サンプリング
クロック(K)の周波数と位相の複数の候補についての
前記水平表示期間カウンタのカウント値を検出し該カウ
ント値を基に前記サンプリングクロック(K)の周波数
と位相とを決定するサンプリングクロック制御手段
(5)とを具備したことを特徴とするビデオ信号変換装
置(101)を提供する。上記第1の観点のビデオ信号
変換装置(101)では、サンプリングクロック(K)
の周波数と位相の複数の候補についての水平表示期間カ
ウンタのカウント値を基にサンプリングクロック(K)
の周波数と位相とを決定するが、その水平表示期間カウ
ンタは出力アナログビデオ信号またはデジタルビデオ信
号がスライスレベルより高い期間のサンプリングクロッ
ク数(HD)をカウントする。そして、位相調整時に、
スライスレベルおよび出力アナログビデオ信号またはデ
ジタルビデオ信号の最大レベルおよびボトムレベルの少
なくとも一つは、スライスレベルが出力アナログビデオ
信号またはデジタルビデオ信号の最大レベルより僅かに
小さいか又はボトムレベルより僅かに大きくなるように
調整される。このため、発明の実施の形態で詳述するよ
うに、ビデオ信号の立上り,立下りの「なまり」に起因
してビデオ信号を適正にサンプリングできなくなる状態
を水平表示期間カウンタのカウント値の変化として検出
可能となり、A/D変換手段(21)の最適なサンプリ
ング周波数および位相を短時間で決定できるようにな
る。
電源のドリフト等を考慮すると、0.1V以上が好まし
い。また、位相調整の精度を考慮すると、出力アナログ
ビデオ信号またはデジタルビデオ信号の振幅に対して位
相調整の±1単位分すなわち2単位分に相当する電圧
(サンプリングクロックKの周期をM分割して位相調整
する場合、(振幅/M)×2)未満が好ましい。ここ
で、Mは、デジタル処理の都合上、“2”の倍数が好ま
しい。
(P)と、LCDパネル駆動回路(A)と、上記第1の
観点のビデオ信号変換装置(101)とを具備したこと
を特徴とするLCD装置(100)を提供する。上記第
2の観点のLCD装置(100)では、アナログビデオ
信号をデジタルビデオ信号に変換するA/D変換手段
(21)の最適なサンプリング周波数および位相を短時
間で決定できるので、画面上での水平方向の表示精度を
高くすることが出来る。
発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。図1は、本発明の一実施形
態にかかるLCD装置100を示す構成ブロック図であ
る。このLCD装置100は、例えばパソコンから送ら
れた入力アナログビデオ信号(R信号,G信号,B信
号)を増幅して出力アナログビデオ信号を出力するビデ
オアンプ20と、出力アナログビデオ信号をデジタルビ
デオ信号(r信号,g信号,b信号)に変換するA/D
変換器21と、デジタルビデオ信号に応じてLCDパネ
ルPを駆動するLCDパネル駆動回路Aと、画像を表示
するLCDパネルPとを具備している。
換器21へ供給するサンプリングクロックKを発生する
PLL部4と、前記デジタルビデオ信号の最大レベルを
検出し保持しCPU5へ出力する最大レベル検出回路3
と、前記A/D変換器21への入力に適合するように前
記出力アナログビデオ信号のボトム電圧を指令するブラ
イト値および前記出力アナログビデオ信号の振幅を指令
するコントラスト値を前記ビデオアンプ20へ出力する
と共にサンプリングクロックKの周波数を指令するプリ
スケーラ値pおよびサンプリングクロックKの位相を指
令する位相値φを前記PLL部4に供給し且つ比較・合
成回路2へスライスレベルを指令するスライスレベル値
を供給するCPU5と、前記デジタルビデオ信号のr信
号,g信号,b信号がそれぞれスライスレベルより高い
期間の論理和の期間はイネーブル信号Eを“1”にし他
の期間は“0”にする比較・合成回路2と、前記イネー
ブル信号Eが“1”の期間にサンプリングクロックKを
カウントする水平表示期間カウンタ8と、水平周期(図
3のTh)内のサンプリングクロックKの数をカウント
する第1水平周期カウンタ7と、水平同期信号Hsyncの
同期パルスの立ち下がりから水平表示期間の開始までの
水平バックポーチ(図3のTb;水平方向の表示開始位
置に対応する)内のサンプリングクロックKの数をカウ
ントする水平バックポーチカウンタ9と、計時用パルス
S(例えば20MHz)を発生する水晶発振器10と、
水平周期内の計時用パルス数をカウントする第2水平周
期カウンタ11と、垂直周期内の計時用パルス数をカウ
ントする垂直周期カウンタ12とを具備している。
1と、PLL部4と、最大レベル検出回路3と、CPU
5と、比較・合成回路2と、水平表示期間カウンタ8と
が、ビデオ信号変換装置101を構成する。
としては、r,g,bの各色のデジタルデータをそれぞ
れ1画素づつシリアルに伝送するシリアル伝送方式を採
用してもよいし、複数画素のデジタルデータをパラレル
に伝送するパラレル伝送方式を採用してもよい。
度テーブル6の概念図である。水平解像度テーブル6
は、水平同期周波数fhおよび垂直同期周波数fvごと
の水平解像度iを格納している。
形図である。図3の(b)は、水平同期信号Hsyncの波
形図である。図3の(c)は、画像表示に有効な波形期
間を斜線領域として示したデジタルビデオ信号の存在期
間を示す概念図である。図3の(d)は、イネーブル信
号Eの概念図である。図3の(e)は、サンプリングク
ロックKの概念図である。
01によるサンプリング周波数および位相調整処理を示
すフロー図である。図4のステップS1では、サンプリ
ングクロックKの位相を示すクロックフェイズ番号nを
“0”に初期化する。ステップS2では、第2水平周期
カウンタ11にて計時用パルスSをカウントし、水平周
期Thを計測する。例えば、水平周期Thは、28.4
9μsである。また、垂直周期カウンタ12にて計時用
パルスSをカウントし、垂直周期Tvを計測する。例え
ば、垂直周期Tvは、17.85msである。ステップ
S3では、水平同期周波数fh(=1/Th)および垂
直同期周波数fv(=1/Tv)を算出する。上記数値
例では、水平同期周波数fhは、35.1kHzであ
る。垂直同期周波数fvは、56Hzである。ステップ
S4では、水平解像度テーブル6(図2参照)から、水
平同期周波数fhおよび垂直同期周波数fvに対応する
水平解像度iを読み出す。上記数値例では、水平解像度
iとして、“800”が読み出される。ステップS5で
は、水平解像度ごとのプリスケーラ値pの初期値が予め
格納されたプリスケーラ初期値テーブル(図示せず)か
ら、上記ステップS4で読み出された水平解像度iに対
応するプリスケーラ値pを取り出し、PLL部4に設定
する(この設定により、PLL部4からサンプリングク
ロックKが出力される)。水平解像度i=800に対応
するプリスケーラ値pの初期値は、例えば“1000”
である。
込む。ステップS52では、スライスレベルが最大レベ
ル値より僅かに小さいか又はボトム値より僅かに大きく
なるように、スライスレベル値およびブライトネス値お
よびコントラスト値の少なくとも一つを調整する。上記
ステップS51,S52の意義については図8〜図14
を参照して後述する。
L部4に設定する。なお、位相値φ=0は、例えば、水
平同期信号Hsyncの同期パルスの立ち下がりと同時刻に
サンプリングクロックKが立ち下がる位相を意味する。
周期カウンタ7にて水平周期Th内のサンプリングクロ
ック数HCをカウントする。また、水平表示期間カウン
タ8にてイネーブル信号Eが“1”の間のサンプリング
クロックKのカウント値HDを得る。ステップS8で
は、プリスケーラ値pを、 p=i×{HC/HD} により算出し、PLL部4に設定する。例えば、水平解
像度iが800,水平周期Th内のサンプリングクロッ
ク数HCが“1000”,水平表示期間カウンタ8のカ
ウント値HDが“799”のとき、p=1001とな
る。ステップS9では、水平表示期間カウンタ8のカウ
ント値HDが水平解像度に連続して一致した回数をカウ
ントするOK連続数カウンタnokを“0”に初期化す
る。また、水平表示期間カウンタ8のカウント値HDが
水平解像度に一致しなかった回数をカウントするNG数
カウンタnngを“0”に初期化する。
タ8にて、イネーブル信号Eが“1”の間のサンプリン
グクロックKのカウント値HDを得る。ステップS11
では、水平表示期間カウンタ8のカウント値HDが水平
解像度iと等しいならステップS12へ進み、等しくな
ければステップS15へ進む。
nokが“4”以上でないならステップS13へ進み、
“4”以上ならステップS14へ進む。ステップS13
では、OK連続数カウンタnokを“1”だけインクリメ
ントし、前記ステップS10に戻る。
“OK”と判定し、設定中のプリスケーラ値pおよび位
相値φの“OK”を保存する。そして、ステップS19
へ進む。
が“8”以上でないならステップS16へ進み、“8”
以上ならステップS18へ進む。ステップS16では、
新たなプリスケーラ値pをp=p’±1(p’は設定し
直す前のプリスケーラ値)により算出し、前記PLL部
4に設定し直す。すなわち、カウント値HD<水平解像
度iならばプリスケーラ値p=p’+1とし、カウント
値HD>水平解像度iならばプリスケーラ値p=p’−
1とする。例えば、p’=1000,i=800のと
き、HD=799ならばp=1001とし、HD=80
1ならばp=999とする。ステップS17では、OK
連続数カウンタnokを“0”に初期化し、NG数カウン
タnngを“1”だけインクリメントし、前記ステップS
10に戻る。
“NG”と判定し、設定中のプリスケーラ値pおよび位
相値φの“NG”を保存する。そして、ステップS19
へ進む。
号n≧15か否か判定し、n<15ならばステップS2
0へ進み、n≧15となったらステップS22へ進む。
ステップS20では、クロックフェイズ番号nを“1”
だけインクリメントする。ステップS21では、サンプ
リングクロックKをその周期に対してn/16だけずら
せる(遅らせる)位相値φを、PLL部4に設定する。
そして、上記ステップS7に戻る。
4,S18で得られた結果から、最適なプリスケーラ値
pおよび位相値φを決定し、前記PLL部4に設定す
る。すなわち、上記ステップS14で位相値φが“O
K”と連続して判定された回数が最大のクロックフェイ
ズ番号nのグループ(クロックフェイズ番号n=15
と、n=0は連続していると見なす)の中でクロックフ
ェイズ番号nが中間のもの(中間のものが2つあるとき
は、小さな方)に対応するプリスケーラ値pおよび位相
値φを最適値とする。例えば、図6のような結果が得ら
れた場合には、n=12に対応するプリスケーラ値“1
000”および位相値φ(=12/16周期遅れ)を最
適値として決定する。また、図7のような“OK”の連
続する列が2つあるような結果が得られた場合には、
“OK”の列の長い方のn=11に対応するプリスケー
ラ値“1000”および位相値φ(=11/16周期遅
れ)を最適値として決定する。
ンタ9のカウント値に基づいて画像表示位置制御信号を
LCDパネル駆動回路Aに送り、画像を常に一定位置に
表示する。
ップS51,S52の意義について説明する。なお、図
6,図7の説明ではサンプリングクロックKの1周期を
16分割(クロックフェイズ番号0〜15)して位相を
調整したが、説明の都合上、図8〜図14ではサンプリ
ングクロックKの1周期を8分割(位相a〜h)して位
相を調整する場合を想定する。
小値−最大値が“0”−“255”(出力アナログビデ
オ信号のボトム値が2V、最大レベル値が4V)であ
り、スライスレベルが“128”(出力アナログビデオ
信号の電圧に換算して3V)であり、サンプリングクロ
ックKが位相aの状態を表している。出力アナログビデ
オ信号の立上りと立下りに「なまり」があるため、出力
アナログビデオ信号のボトム値と最大レベル値とスライ
スレベルの関係によって、イネーブル信号E=“1”の
期間が変化する。従って、水平表示期間カウンタ8のカ
ウント値HDが変化しうる。また、出力アナログビデオ
信号の最大レベルをサンプリングできる期間は、位相に
よって変化しうる。図8の例では、カウント値HD=i
となる。そして、最大レベルを表示できる期間(位相a
で出力アナログビデオ信号の最大レベルをサンプリング
できる期間をサンプリングクロック数に換算した値)=
iとなる。この場合、カウント値HDと最大レベルを表
示できる期間とが水平解像度iに合致し、問題はない。
図9は、調整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値
が“0”−“255”(出力アナログビデオ信号のボト
ム値が2V、最大レベル値が4V)であり、スライスレ
ベルが“128”(出力アナログビデオ信号の電圧に換
算して3V)であり、サンプリングクロックKが位相d
の状態を表している。この例では、カウント値HD=i
となる。一方、最大レベルを表示できる期間=i−1と
なる。この場合、最大レベルを表示できる期間が水平解
像度iに合致せず、表示に「ちらつき」を生じるなどの
不具合を生じる。しかし、カウント値HDは水平解像度
iに合致しているため、位相dで不具合が生じることを
CPU5は検出できない。つまり、スライスレベルが出
力アナログビデオ信号のボトム値と最大レベル値の中間
付近の場合、カウント値HDに基づいて位相を調整して
も、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合が生じる
ことがある。
最小値−最大値を“0”−“140〜153”(出力ア
ナログビデオ信号のボトム値が2V、最大レベル値を
3.1〜3.2V)に調整し、スライスレベルが“12
8”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して3V)
であり、サンプリングクロックKが位相aの状態を表し
ている。この例では、カウント値HD=iとなる。ま
た、最大レベルを表示できる期間=iとなる。この場
合、カウント値HDと最大レベルを表示できる期間とが
水平解像度iに合致し、問題はない。図11は、調整時
のデジタルビデオ信号の最小値−最大値を“0”−“1
40〜153”(出力アナログビデオ信号のボトム値が
2V、最大レベル値を3.1〜3.2V)に調整し、スラ
イスレベルが“128”(出力アナログビデオ信号の電
圧に換算して3V)であり、サンプリングクロックKが
位相dの状態を表している。この例では、カウント値H
D=i−1となる。また、最大レベルを表示できる期間
=i−1となる。この場合、最大レベルを表示できる期
間が水平解像度iに合致せず、表示に「ちらつき」を生
じるなどの不具合を生じる。ところが、カウント値HD
も水平解像度iに合致しないため、この位相dが不適当
であることをCPU5は検出できる。つまり、スライス
レベルが出力アナログビデオ信号の最大レベル値より僅
かに小さくなるように、スライスレベル値またはコント
ラスト値を調整した上で、カウント値HDに基づいて位
相を調整すれば、表示に「ちらつき」を生じるなどの不
具合を回避できる。これが図4のステップS51,S5
2の意義である。
最小値−最大値が“0”−“255”(出力アナログビ
デオ信号のボトム値が2V、最大レベル値が4V)であ
り、スライスレベルを“32”(出力アナログビデオ信
号の電圧に換算して2.25V)に調整し、サンプリン
グクロックKが位相aの状態を表している。この例で
は、カウント値HD=iとなる。また、最大レベルを表
示できる期間=iとなる。この場合、カウント値HDと
最大レベルを表示できる期間とが水平解像度iに合致
し、問題はない。図13は、調整時のデジタルビデオ信
号の最小値−最大値が“0”−“255”(出力アナロ
グビデオ信号のボトム値が2V、最大レベル値が4V)
であり、スライスレベルを“32”(出力アナログビデ
オ信号の電圧に換算して2.25V)に調整し、サンプ
リングクロックKが位相dの状態を表している。この例
では、カウント値HD=i+1となる。また、最大レベ
ルを表示できる期間=i−1となる。この場合、最大レ
ベルを表示できる期間が水平解像度iに合致せず、表示
に「ちらつき」を生じるなどの不具合を生じる。ところ
が、カウント値HDも水平解像度iに合致しないため、
この位相dが不適当であることをCPU5は検出でき
る。つまり、スライスレベルが出力アナログビデオ信号
のボトム値より僅かに大きくなるように、スライスレベ
ル値を調整した上で、カウント値HDに基づいて位相を
調整すれば、表示に「ちらつき」を生じるなどの不具合
を回避できる。これが図4のステップS51,S52の
意義である。
最小値−最大値を“0”−“44〜57”(出力アナロ
グビデオ信号のボトム値を1.5V、最大レベル値を2.
35〜2.45V)に調整し、スライスレベルが“9
7”(出力アナログビデオ信号の電圧に換算して2.2
5V)であり、サンプリングクロックKが位相aの状態
を表している。この例では、カウント値HD=iとな
る。また、最大レベルを表示できる期間=iとなる。こ
の場合、カウント値HDと最大レベルを表示できる期間
とが水平解像度iに合致し、問題はない。図15は、調
整時のデジタルビデオ信号の最小値−最大値を“0”−
“44〜57”(出力アナログビデオ信号のボトム値を
1.5V、最大レベル値を2.35〜2.45V)に調整
し、スライスレベルが“97”(出力アナログビデオ信
号の電圧に換算して2.25V)であり、サンプリング
クロックKが位相dの状態を表している。この例では、
カウント値HD=i−1となる。また、最大レベルを表
示できる期間=i−1となる。この場合、最大レベルを
表示できる期間が水平解像度iに合致せず、表示に「ち
らつき」を生じるなどの不具合を生じる。ところが、カ
ウント値HDも水平解像度iに合致しないため、この位
相dが不適当であることをCPU5は検出できる。つま
り、スライスレベルが出力アナログビデオ信号の最大レ
ベル値より小さくなるように且つスライスレベルと出力
アナログビデオ信号の最大レベル値の差が出力アナログ
ビデオ信号の振幅に対して位相調整の2単位分に相当す
る電圧(サンプリングクロックKの周期を8分割して位
相調整する場合、振幅×2/8)未満になるように、ブ
ライトネス値およびコントラスト値を調整した上で、カ
ウント値HDに基づいて位相を調整すれば、表示に「ち
らつき」を生じるなどの不具合を回避できる。これが図
4のステップS51,S52の意義である。
変換装置101によれば、サンプリングクロックKの位
相を“1/M”周期ずつ順にずらせながら、水平表示期
間カウンタ8のカウント値HDが水平解像度iに一致す
るようにプリスケーラ値pを変更することを繰り返すの
で、サンプリングクロックKの最適な周波数および位相
を短時間で決定することが出来る。また、位相調整時
に、スライスレベルが出力アナログビデオ信号またはデ
ジタルビデオ信号の最大レベルより僅かに小さいか又は
ボトムレベルより僅かに大きくなるように、スライスレ
ベル値およびブライトネス値およびコントラスト値の少
なくとも一つを調整するため、ビデオ信号の立上り,立
下りの「なまり」に起因してビデオ信号を適正にサンプ
リングできなくなる状態を水平表示期間カウンタ8のカ
ウント値の変化として検出可能となる。
D装置によれば、アナログビデオ信号をデジタルビデオ
信号に変換するA/D変換手段の最適なサンプリング周
波数および位相を短時間で決定することが出来る。ま
た、ビデオ信号の立上り,立下りの「なまり」に起因し
てビデオ信号を適正にサンプリングできなくなる状態を
水平表示期間カウンタのカウント値の変化として検出可
能となる。
構成ブロック図である。
る。
および位相調整処理を示すフロー図である。
度と等しいか否かを示す判定結果の説明図である。
度と等しいか否かを示す判定結果の別の説明図である。
間であり且つ位相aでサンプリングした状態を示す説明
図である。
間であり且つ位相dでサンプリングした状態を示す説明
図である。
さく且つ位相aでサンプリングした状態を示す説明図で
ある。
さく且つ位相dでサンプリングした状態を示す説明図で
ある。
且つ位相aでサンプリングした状態を示す説明図であ
る。
且つ位相dでサンプリングした状態を示す説明図であ
る。
さく且つ位相aでサンプリングした状態を示す説明図で
ある。
さく且つ位相dでサンプリングした状態を示す説明図で
ある。
図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 入力アナログビデオ信号を増幅して出力
アナログビデオ信号を出力するビデオ増幅手段(20)
と、前記出力アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号
に変換するA/D変換手段(21)と、そのA/D変換
手段(21)に供給するサンプリングクロック(K)を
発生するサンプリングクロック発生手段(4)と、前記
出力アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号
がスライスレベルより高い期間のサンプリングクロック
数(HD)をカウントする水平表示期間カウンタ(8)
と、位相調整時に前記スライスレベルが前記出力アナロ
グビデオ信号または前記デジタルビデオ信号の最大レベ
ルより僅かに小さいか又は前記出力アナログビデオ信号
または前記デジタルビデオ信号のボトムレベルより僅か
に大きくなるように前記スライスレベルおよび前記出力
アナログビデオ信号または前記デジタルビデオ信号の最
大レベルおよびボトムレベルの少なくとも一つを調整す
る水平表示期間カウント調整手段(5)と、前記サンプ
リングクロック(K)の周波数と位相の複数の候補につ
いての前記水平表示期間カウンタのカウント値を検出し
該カウント値を基に前記サンプリングクロック(K)の
周波数と位相とを決定するサンプリングクロック制御手
段(5)とを具備したことを特徴とするビデオ信号変換
装置(101)。 - 【請求項2】 LCDパネル(P)と、LCDパネル駆
動回路(A)と、請求項1に記載のビデオ信号変換装置
(101)とを具備したことを特徴とするLCD装置
(100)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23676199A JP3427298B2 (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | ビデオ信号変換装置およびlcd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23676199A JP3427298B2 (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | ビデオ信号変換装置およびlcd装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001060077A true JP2001060077A (ja) | 2001-03-06 |
JP3427298B2 JP3427298B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=17005411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23676199A Expired - Fee Related JP3427298B2 (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | ビデオ信号変換装置およびlcd装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3427298B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100481504B1 (ko) * | 2002-11-12 | 2005-04-07 | 삼성전자주식회사 | 디지털 디스플레이 장치의 샘플링 위치 조정 장치 및 조정방법 |
JP2009116201A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Eastman Kodak Co | 表示装置 |
-
1999
- 1999-08-24 JP JP23676199A patent/JP3427298B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100481504B1 (ko) * | 2002-11-12 | 2005-04-07 | 삼성전자주식회사 | 디지털 디스플레이 장치의 샘플링 위치 조정 장치 및 조정방법 |
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JP3427298B2 (ja) | 2003-07-14 |
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