JP2001059150A - 溶融めっき金属帯のめっき付着量制御方法 - Google Patents

溶融めっき金属帯のめっき付着量制御方法

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JP2001059150A
JP2001059150A JP11236094A JP23609499A JP2001059150A JP 2001059150 A JP2001059150 A JP 2001059150A JP 11236094 A JP11236094 A JP 11236094A JP 23609499 A JP23609499 A JP 23609499A JP 2001059150 A JP2001059150 A JP 2001059150A
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淳二 飯盛
Masaki Okano
正樹 岡野
Yoshinobu Kurisu
義信 栗栖
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっき付着量変更時おけるめっき付着量の下
限値割れの発生を防止する。 【解決手段】 めっき付着量変更点が予め定める第1位
置に到達するとき、めっき付着量の制御用目標値GO1
は、第2目標値G1>第1目標値G0の場合、第2目標
値の下限値GL1<G0であればGO1=G0に設定さ
れ(図3のステップs3)、G0<第3目標値G2<G
1であればGO1=G2に設定され(s5)、G2≧G
1であればGO1=G1に設定され(s6)、さらにG
1≦G0の場合G2≧G0であればGO1=G0に設定
され(s10)、G0>G2>G1であればGO1=G
2に設定され(s8)、G2≦G0であればGO1=G
1に設定される(s11)。めっき付着量変更点が予め
定める第2位置に到達するとき、GO1=G1に設定さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融めっき金属帯
のめっき付着量制御方法に関し、特にめっき付着量変更
時におけるめっき付着量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、溶融めっき金属帯のめっき付
着量は溶融めっき金属浴上に設けられた気体噴射ノズル
から金属帯に付着した溶融めっき金属にガスを吹付け、
過剰な溶融めっき金属を吹払する、いわゆるガスワイピ
ング法によって制御されている。このようなガスワイピ
ング法におけるめっき付着量制御は、通常フィードバッ
グ制御とフィードフォワード制御とによって行われてい
る。フィードバッグ制御は、目標めっき付着量と実績め
っき付着量との偏差量に応じて噴射ガスの圧力または気
体噴射ノズルのノズル間隔を調整する制御方法である。
これに対して、フィードフォワード制御はめっき付着量
と、それに係る因子(噴射ガス圧力など)との関係を表
すモデル式を予め設定し、めっき付着量が目標めっき付
着量になるようにモデル式に基づいて因子を調整する制
御方法である。
【0003】特開平3−173756号公報には、噴射
ガスの圧力をめっき付着量、ライン速度、気体噴射ノズ
ルとストリップとの距離、気体噴射ノズル高さの関数と
して表すモデル式を設定し、制御系の変動状況からその
系の安定度を判別し、その系が安定しているときにはそ
の系で得られた実測値を用いてめっき付着量の補正係数
をフィードバッグ補正し、その系が不安定なときにはモ
デル式によるフィードフォワード制御を行う制御方法が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来か
ら、制御系が不安定な場合、たとえばめっき付着量を変
更する場合などには、フィードフォワード制御が用いら
れている。フィードフォワード制御では、モデル式に基
づいて制御が行われる。このモデル式は近似式であり、
モデル式に含まれていない不確定因子によって推定めっ
き付着量に誤差が生じる。この誤差が大きい場合、すな
わちモデル式の精度が悪い場合には、実績めっき付着量
が目標めっき付着量から外れることがあり、特に下限値
を外れた場合には製品として出荷できなくなることがあ
る。
【0005】このような問題に対して、特許第2804
430号公報には、めっき付着量変更点においてもフィ
ードバッグ制御を行い、段階的に目標付着量を変更する
方法が開示されている。しかしながらこの方法には、め
っき付着量の変更に時間がかかり、めっき付着量の過剰
に付着する部分が長くなるという問題がある。その結
果、亜鉛などの溶融めっき金属の原単位が増大する。
【0006】本発明の目的は、このような問題を解決
し、めっき付着量変更時におけるめっき付着量の下限値
割れの発生を防止することができ、かつ応答性よく迅速
にめっき付着量の制御を行うことができる溶融めっき金
属帯のめっき付着量制御方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続的に走行
する金属帯を溶融めっき金属の浴中に導入してめっき
し、その後、浴面から上方に引出された溶融めっき金属
帯に浴面直上に設けられた一対の気体噴射ノズルから気
体を吹付け、過剰に付着した溶融めっき金属を吹払して
めっき付着量を予め定める目標値になるように調整する
溶融めっき金属帯のめっき付着量制御方法において、め
っき付着量の変更時に、めっき付着量の制御用目標値G
O1を、予め定める付着量変更点よりも前方の先行材に
対するめっき付着量の第1目標値GOから、めっき付着
量変更点よりも後方の後行材に対するめっき付着量の第
2目標値G1に変更するにあたり、先行材の尾部または
後行材の頭部の予め定める長さ領域に対するめっき付着
量の第3目標値G2を、予め定める演算式によって少な
くとも第1目標値GO、第2目標値G1および第2目標
値の下限値GL1に基づいて設定し、前記めっき付着量
変更点が予め定める第1位置に到達したとき、めっき付
着量の制御用目標値を第1目標値G0から第3目標値G
2に変更し、前記めっき付着量変更点が第1位置よりも
走行方向下流側の予め定める第2位置に到達したとき、
めっき付着量の制御用目標値GO1を第3目標値G2か
ら第2目標値G1に変更することを特徴とする溶融めっ
き金属帯のめっき付着量制御方法である。
【0008】本発明に従えば、めっき付着量の制御用目
標値GO1が第1目標値G0から第2目標値G1に変更
されるにあたり、第1目標値G0から第2目標値G1に
一挙に変更されないで第3目標値G2を介して段階的に
変更される。これによって、第1目標値G0と第2目標
値G1との差が大きいときでも、めっき付着量のオーバ
ーシュートの発生を防止することができる。また第3目
標値が予め定める演算式によって、少なくとも第1目標
値G0、第2目標値G1および第2目標値の下限値GL
1に基づいて設定されるので、後述のようにめっき付着
量変更時におけるめっき付着量の下限値割れの発生を防
止することができる。
【0009】また本発明で、前記めっき付着量の制御
は、めっき付着量とめっき付着量に係る因子との関係を
表すモデル式を予め設定し、めっき付着量がめっき付着
量の制御用目標値になるようにモデル式に基づいて前記
因子を調整するフィードフォワード制御であって、前記
第3目標値G2は、めっき付着量の実績値とモデル式に
よるめっき付着量の推定値との偏差であるモデル式の誤
差εと、第1目標値GO、第2目標値G1および前記因
子との関係を予め定め、めっき付着量変更点が第1位置
に到達したとき、前記因子の測定データを求め、第1目
標値GO、第2目標値G1および前記求めた因子の測定
データに対応するモデル式の誤差εを前記関係から求
め、さらに、第2目標値の下限値GL1と前記求めたモ
デル式の誤差εとを合算する(G2=GL1+ε)こと
によって設定されることを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、めっき付着量の制御はモ
デル式に基づいてフィードフォワード制御によって行わ
れるので、めっき付着量変更時に応答性よく迅速にめっ
き付着量の制御を行うことができる。また第3目標値G
2が第2目標値の下限値GL1とモデル式の誤差εとに
基づいて設定されるので、めっき付着量変更時における
めっき付着量を第2目標値の下限値GL1以上になるよ
うに確実に制御することができる。
【0011】また本発明は、前記第2目標値G1が前記
第1目標値G0よりも大きいとき、前記第1位置は気体
噴射ノズルの設置位置よりも走行方向上流側に設定さ
れ、前記第2位置は気体噴射ノズルの設置位置に設定さ
れ、前記第2目標値G1が前記第1目標値G0以下のと
き、前記第1位置は気体噴射ノズルの設置位置に設定さ
れ、前記第2位置G1は気体噴射ノズルよりも走行方向
下流側に設けられためっき付着量計の設置位置に設定さ
れることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、G1>G0のとき、第1
位置が気体噴射ノズルの設置位置より上流側に設定され
ているので、めっき付着量を調整する因子、たとえば気
体の噴射圧力を変化させるのにタイムラグがあっても、
付着量変更点が第2位置である気体噴射ノズルの設置位
置に到達するまでに気体噴射圧力を所定値に調整するこ
とができる。これによって、気体噴射圧力の調整遅れが
回避されるので、めっき付着量の第2目標値G1の下限
値割れの発生を防止することができる。またG1≦G0
のとき、第1位置が気体噴射ノズルの設置位置に設定さ
れているので、付着量変更点が気体噴射ノズルの設置位
置に到達してから気体噴射圧力の調整が行われる。これ
によって、気体噴射圧力の過度に早い調整が回避される
ので、めっき付着量の第1目標値G0の下限値割れの発
生を防止することができる。
【0013】また本発明は、前記めっき付着量変更点が
第1位置に到達したときに設定されるめっき付着量の制
御用目標値GO1は、前記第2目標値G1が第1目標値
G0よりも大きいとき、GL1<G0であればGO1=
G0に設定され、G0<G2<G1であればGO1=G
2=GL1+εに設定され、G2≧G1であればGO1
=G1に設定され、さらに、前記第2目標値G1が第1
目標値GO以下のとき、G2≧G0であればGO1=G
0に設定され、G0>G2>G1であればGO1=G2
=GL1+εに設定され、G2≦G1であればGO1=
G1に設定されることを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、めっき付着量の制御用目
標値GO1は、第3目標値G2(=GL1+ε)が第1
目標値G0および第2目標値G1によって規定される範
囲から外れているとき、最も近接した第1目標値G0ま
たは第2目標値G1に設定されるので、めっき付着量の
制御用目標値GO1の設定変更回数を減少することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を好適に適用する
ことのできるめっき付着量制御装置1の電気的構成を簡
略化して示すブロック図である。図1には、めっき付着
量制御装置1を備える連続溶融亜鉛めっき設備の主要部
の概略構成も合わせて示している。連続的に走行する金
属帯である鋼帯3は、ポット4に貯留されている溶融め
っき金属である溶融亜鉛の浴中に導入される。浴中に導
入された鋼帯3は亜鉛めっきされながら、浸漬ロール5
を介して浴中を通過し、浴面から上方に引出されて下流
側に搬送される。
【0016】めっき付着量制御装置1は、一対の気体噴
射ノズル6(以後、ノズルと略称する)を備える。一対
のノズル6は、溶融亜鉛の浴面直上に鋼帯3を板厚方向
に挟んで間隔をあけて設けられる。ノズル6には、空気
圧縮機7から圧縮空気が供給管8を介して供給される。
圧縮空気は、鋼帯3の表面に垂直に噴射され、鋼帯3に
付着している過剰な亜鉛を吹払する。供給管8には、圧
力調整弁9と圧力検出器10とが設けられている。圧力
調整弁9はコントロールバルブであり、弁開度を調整し
て圧縮空気の噴射圧力(以後、噴射圧力と略称する)を
制御する。圧力検出器10は噴射圧力Pを検出し、それ
を表す信号をラインL1を介して出力する。
【0017】ノズル6には、駆動装置13およびノズル
間隔測定器14が設けられている。駆動装置13は、一
対のノズル6を鋼帯3の板厚方向に変位駆動し、ノズル
間の間隔を調整する。ノズル間隔測定器14は、たとえ
ば差動トランス変位計であり、ノズル間隔Dを検出し、
それを表す信号をラインL2を介して出力する。
【0018】ノズル6の鋼帯3の走行方向下流側には、
速度検出器17、移動距離検出器18およびめっき付着
量計19が設けられている。速度検出器17は、鋼帯3
の走行速度を検出し、ラインL3を介して出力する。移
動距離検出器18は、ブライドルロール20に設けら
れ、鋼帯3が一定長さ走行するごとにパルスを発生して
鋼帯3の移動距離Mを検出し、ラインL4を介して出力
する。すなわち、移動距離検出器18は鋼帯3の予め定
めるめっき付着量変更点、通常鋼帯3の頭部の溶接点に
形成された位置検出孔が、固定位置に設けられた孔検出
器11に到達してから鋼帯3がたとえば1m走行する毎
にパルスを発生して鋼帯3の孔検出器設置位置からの移
動距離Mを検出する。予め定めるめっき付着量変更点
は、溶接点以外に設定してもよい。めっき付着量計19
は、たとえばX線付着量計であり、鋼帯3に付着しため
っき付着量を検出し、それを表す信号をラインL5を介
して出力する。
【0019】めっき付着量制御装置1には、さらに演算
手段21が設けられている。演算手段21は、たとえば
プロセスコンピュータであり、メモリ22を有する。演
算手段21には、上位コンピュータ23と前記ラインL
1〜L5とが接続されている。上位コンピュータ23
は、製造指令を表す信号をラインL6を介して演算手段
21に出力する。製造指令には、めっき付着量の第1目
標値G0、めっき付着量の第2目標値G1、第2目標値
の下限値GL1などが含まれる。めっき付着量の第1目
標値G0は、前記めっき付着量変更点よりも前方の先行
材に対するめっき付着量の目標値であり、めっき付着量
の第2目標値G1は前記めっき付着量変更点よりも後方
の後行材に対するめっき付着量の目標値である。
【0020】演算手段21は、前記各出力に応答し、た
とえば噴射圧力の調整量を演算し、それを表す信号をラ
インL7を介して圧力調整弁9に出力する。まためっき
付着量の変更時には、めっき付着量の第3目標値G2を
後述のように演算し、第3目標値G2に基づいて同様に
噴射圧力の調整量を演算し、それを表す信号を出力す
る。めっき付着量の第3目標値G2は、前記先行材の尾
部または後行材の頭部の予め定める長さ領域に対するめ
っき付着量の目標値である。
【0021】メモリ22には、めっき付着量と、めっき
付着量に係る因子との関係を表すモデル式が格納されて
いる。前記めっき付着量に係る因子は、噴射圧力P、ノ
ズル間隔D、鋼帯3の走行速度V(以後、ライン速度と
呼ぶことがある)、ノズル高さ、めっき浴組成、めっき
浴温度およびめっき浴導入前の鋼帯3の温度などであ
る。モデル式は、前記各因子のうちから選ばれた少なく
とも1つの因子に関する操業データと、それに対応する
めっき付着量との組合わせデータを多数採取し、回帰分
析を行うことによって予め設定される。本発明の実施の
一形態では、前記因子として噴射圧力P、ノズル間隔D
およびライン速度Vが選ばれる。めっき付着量Gは、前
記選ばれた各因子の関数として式1のように表される。
また噴射圧力Pは、式1を変形して式2のように表され
る。本実施の形態では、式1および式2を総称してモデ
ル式と呼ぶ。 G = f1(P,D,V) …(1) P = f2(G,D,V) …(2)
【0022】さらにメモリ22には、前記モデル式の誤
差εと、第1目標値G0、第2目標値G1、噴射圧力
P、ノズル間隔Dおよびライン速度Vとの関係を表す回
帰式(以後、誤差関数と呼ぶ)が格納されている。誤差
関数は、めっき付着量変更時に第1目標値G0、第2目
標値G1、噴射圧力P、ノズル間隔Dおよびライン速度
Vに関する操業データと、それに対応するモデル式の誤
差εとの組合わせデータを多数採取し、回帰分析を行う
ことによって予め設定される。
【0023】回帰分析に用いるモデル式の誤差εのデー
タは次のようにして求められる。鋼帯3のめっき付着
量変更点近傍、すなわち先行材の尾部または後行材の頭
部に誤差測定点を定め、誤差測定点がノズル6の設置
位置に到達したときの噴射圧力P、ノズル間隔Dおよび
ライン速度Vを測定し、これらの測定データを式1に
代入してめっき付着量の推定値Gnを求め、誤差測定
点がめっき付着量計19の設置位置に到達したときにめ
っき付着量を測定してめっき付着量の実測値Gfbを求
め、前記求めためっき付着量の実測値Gfbとめっき
付着量の推定値Gnとの偏差を算出する。
【0024】モデル式の誤差εは、第1目標値G0、第
2目標G1、噴射圧力P、ノズル間隔Dおよびライン速
度Vの関数として式3のように表される。また具体的な
回帰式は、たとえば式4のように表される。 ε=f3(G0,G1,P,D,V) …(3) ε=k1・(G0−G1)+k2・G1+k3・P+k4・D+k5・V …(4) ここで、k1〜k5は回帰係数である。
【0025】図2は、本発明の実施の一形態であるめっ
き付着量の制御方法を説明するためのフローチャートで
ある。ステップa1では、上位コンピュータ23から第
1目標値G0、第2目標値G1、第2目標値の下限値G
L1の指令が発令される。ステップa2では、めっき付
着量の制御用目標値GO1(以後、制御用目標値と呼
ぶ)が第1目標値G0に設定されるとともに(GO1=
G0)、予め定める第1および第2位置が設定される。
【0026】本実施の形態では、第1および第2位置
は、第1目標値G0と第2目標値G1との大小関係によ
って異なる位置に設定される。すなわち、G1>G0の
とき、前記第1位置はノズル6の設置位置よりも走行方
向上流側の予め定める位置に設定され、前記第2位置は
ノズル6の設置位置に設定される。前記第1位置は、噴
射圧力の変更に要する時間に基づいて設定される。また
G1≦G0のとき、前記第1位置はノズル6の設置位置
に設定され、前記第2位置はめっき付着量計19の設置
位置に設定される。
【0027】ステップa3では、前記噴射圧力P、ノズ
ル間隔D、ライン速度Vおよび移動距離Mの測定データ
が採取される。ステップa4では、噴射圧力Pの調整が
行われる。この処理は、第1目標値G0および前記採取
したノズル間隔Dおよびライン速度Vを式2に代入して
噴射圧力の目標値Prefを求め、前記求めた噴射圧力
の目標値Prefと噴射圧力Pとに基づいてPID制御
によって噴射圧力調整量を求め、前記求めた噴射圧力調
整量に基づいて圧力調整弁9の弁開度を調整することに
よって行われる。
【0028】ステップa5では、めっき付着量変更点が
第1位置に到達したか否かが判断される。この判断が否
定であれば、ステップa4に戻り、付着量制御が続けら
れる。この判断が、肯定であれば、ステップa6に移
る。ステップa6では、めっき付着量変更時の制御用目
標値GO1の設定、すなわち前記めっき付着量変更点が
第1位置に到達したときに設定される制御用目標値(以
後、中間制御用目標値GO1と呼ぶ)の設定が行われ
る。中間制御用目標値GO1の設定は、前記第3目標値
G2を予め定める演算式によって次のようにして求め、
前記求めた第3目標値に基づいて後述のようにして行わ
れる。第3目標値G2の算出は、指令値である第1およ
び第2目標値G0、G1と、前記測定した噴射圧力P、
ノズル間隔Dおよびライン速度Vとを式4に代入してモ
デル式の誤差εを求め、式5に基づいて指令値である第
2目標値の下限値GL1と前記求めたモデル式の誤差ε
とを加算することによって求められる。前記予め定める
演算式は、式4および式5から成る。 G2 = GL1 + ε …(5)
【0029】図3は、めっき付着量変更時における演算
手段21の中間制御用目標値GO1の設定動作を示すフ
ローチャートである。ステップs1では、第2目標値G
1が第1目標値G0よりも大きいか否かが判断される。
この判断が肯定でG1>G0であれば、ステップs2に
移り、(GL1+α)>G0であるか否かが判断され
る。ここでαは、予め定めるめっき付着量の余裕値であ
り、たとえば10g/m2に設定される。この判断が否
定で、G0≧GL1+αであれば、図4(1)に示すよ
うに第2目標値G1とその下限値GL1との差が大きい
ので、第1位置T1において制御用目標値GO1を変更
しなくても第2目標値G1の下限値割れは生じない。し
たがって、中間制御用目標値GO1は、ステップs3に
おいてGO1=G0に設定される。
【0030】ステップs2における判断が肯定で、GL
1+α>G0のときはステップs4に移る。ステップs
4では、G1>G2>G0であるか否かが判断される。
この判断が肯定であれば、図4(2)に示すように中間
制御用目標値GO1は、ステップs5においてGO1=
G2=GL1+εに設定される。この場合、めっき付着
量の制御用目標値GO1は階段状に増加するので、めっ
き付着量のオーバーシュートの発生を防止することがで
きる。ステップs4の判断が否定で、G1<G2であれ
ば、図4(3)に示すように、第1位置T1における制
御用目標値の変更量(G2−G0)が過大になり、制御
系の安定性が損なわれるおそれがあるので、中間制御用
目標値GO1はステップs6においてGO1=G1に設
定される。
【0031】前記ステップs1における判断が否定で、
G1≦G0であれば、ステップs7に移る。ステップs
7では、G0>G2>G1であるか否かが判断される。
この判断が肯定であれば、図5(1)に示すように、中
間制御用目標値GO1はステップs8においてGO1=
G2=GL1+εに設定される。この場合、めっき付着
量の制御用目標値GO1は階段状に減少する。したがっ
て、図4(2)のときと同様にめっき付着量のオーバー
シュートの発生を防止することができる。
【0032】ステップs7における判断が否定であれ
ば、ステップs9に移る。ステップs9ではG0≦G2
であるか否かが判断される。この判断が肯定でG0≦G
2であれば、図5(2)に示すように第2位置T3であ
るめっき付着量計19の設置位置における制御用目標値
の変更量(G2−G1)が過大になり、制御系の安定性
が損なわれるおそれがあるので、中間制御目標値GO1
はステップs10においてGO1=G0に設定される。
【0033】ステップs9における判断が否定で、G1
≧G2であれば、図5(3)に示すように第1位置T2
であるノズル6の設置位置における制御用目標値の変更
量(G0−G2)が過大になり、制御系の安定性が損な
われるおそれがあるので、中間制御用目標値GO1はス
テップs11においてGO1=G1に設定される。
【0034】再び図2を参照して、ステップa7では噴
射圧力Pの調整が行われる。この処理は、ステップa6
で設定した中間制御用目標値GO1に基づいて前記ステ
ップa4と同様の方法で行われる。ステップa8では、
めっき付着量変更点が第2位置に到達したか否かが判断
される。この判断が否定であれば、ステップa7に戻
り、めっき付着量制御が続けられる。この判断が肯定で
あれば、ステップa9に移り、めっき付着量の制御用目
標値GO1が第2目標値G1に設定変更される。(GO
1=G1)ステップa10では、噴射圧力Pの調整がス
テップa9で設定した制御用目標値GO1=G1に基づ
いて前記ステップa4およびステップa7と同様の方法
で行われる。このようにして、本実施の形態の1サイク
ルのめっき付着量の制御が終了する。
【0035】このように、中間制御用目標値GO1の設
定が第2目標値の下限値GL1と、モデル式の誤差εと
に基づいて行われるので、第2目標値G1の下限値割れ
の発生を防止することができる。また第1および第2位
置における制御用目標値の変更量が第1目標値G0と第
2目標値G1との偏差より大きく、過大になるときに
は、中間制御用目標値GO1が最も近接した第1目標値
G0または第2目標値G1になるように設定されるの
で、制御系の安定性を向上することができる。さらにこ
の場合には、制御用目標値の変更回数を減少することが
できるので、制御を簡素化することができる。また、め
っき付着量の制御がモデル式に基づいて噴射圧力Pを調
整するフィードフォワード制御によって行われるので、
通常時はもとよりめっき付着量変更時であっても応答性
よく迅速にめっき付着量の制御を行うことができる。し
たがって、亜鉛の過剰に付着した部分が短くなり、亜鉛
原単位を減少することができる。
【0036】またG1>G0のとき、第1位置がノズル
6の設置位置より上流側に設定されているので、噴射圧
力を変化させるのにタイムラグがあっても、付着量変更
点が第2位置であるノズル6の設置位置に到達するまで
に噴射圧力を所定値に調整することができる。これによ
って、噴射圧力の調整遅れが回避されるので、めっき付
着量の第2目標値の下限値割れの発生を防止することが
できる。またG1≦G0のとき、第1位置がノズル6の
設置位置に設定されているので、付着量変更点がノズル
6の設置位置に到達してから噴射圧力の調整が行われ
る。これによって、噴射圧力の過度に早い調整が回避さ
れるので、めっき付着量の第1目標値G0の下限値割れ
の発生を防止することができる。また、第2位置が付着
量計19の設置位置に設定されているので、めっき付着
量の第2目標値G1への変更を円滑に行うことができ
る。
【0037】以上述べたように、本実施の形態では、め
っき付着量変更点が第1位置に到達したとき、中間制御
用目標値GO1が第3目標値G2の大きさに応じて第1
〜第3目標値G0,G1,G2のうちのいずれか1つの
目標値に設定変更されるように構成されているけれど
も、本発明の実施の他の形態として、めっき付着量変更
点が第1位置に到達したとき、中間制御用目標値GO1
を第3目標値G2の大きさにかかわらず、常に第3目標
値G2に設定変更するように構成してもよい。この場
合、中間制御用目標値GO1が常に第2目標値の下限値
GL1とモデル式の誤差εとに基づいて設定されるの
で、第2目標値の下限値割れの発生をさらに確実に防止
することができる。
【0038】また本実施の形態では、モデル式に基づい
て噴射圧力Pを調整してめっき付着量を制御するように
構成されているけれども、ノズル間隔Dを調整してめっ
き付着量を制御するように構成してもよく、両者を調整
してめっき付着量を調整するように構成してもよい。ま
た本実施の形態では、第3目標値が第2目標値の下限値
GL1とモデル式の誤差εとに基づいて設定されている
けれども、この構成に限定されるものではなく、操業実
績に基づいて決定される予め定める値に設定してもよ
い。また第1および第2位置を本実施の形態とは別の位
置に設定してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、めっき付着量の制御用目標値GO1が第1目標値
G0から第2目標値G1に変更されるにあたり、第1目
標値G0から第2目標値G1に一挙に変更されないで、
第3目標値G2を介して段階的に変更されるので、めっ
き付着量変更点におけるめっき付着量のオーバーシュー
トの発生を防止することができる。また第3目標値が予
め定める演算式によって、少なくとも第1目標値G0、
第2目標値G1および第2目標値の下限値GL1に基づ
いて設定されるので、めっき付着量変更時におけるめっ
き付着量の下限値割れの発生を防止することができる。
【0040】また請求項2記載の本発明によれば、めっ
き付着量の制御はモデル式に基づいてフィードフォワー
ド制御によって行われるので、めっき付着量変更時に応
答性よく迅速にめっき付着量の制御を行うことができ
る。また第3目標値G2が第2目標値の下限値GL1と
モデル式の誤差εとに基づいて設定されるので、めっき
付着量変更時におけるめっき付着量を第2目標値の下限
値GL1以上になるように確実に制御することができ
る。
【0041】また請求項3記載の本発明によれば、第1
および第2位置が適正に設定されているので、めっき付
着量の下限値割れを防止することができる。
【0042】また請求項4記載の本発明によれば、めっ
き付着量の制御用目標値GO1は第3目標値G2が第1
目標値G0および第2目標値G1によって規定される範
囲から外れているとき、最も近接した第1目標値G0ま
たは第2目標値G1に設定されるので、めっき付着量の
制御用目標値GO1の設定変更回数を減少することがで
きる。したがって制御を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を好適に適用することのできるめっき付
着量制御装置1の電気的構成を簡略化して示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施の一形態であるめっき付着量の制
御方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】めっき付着量変更時における演算手段21の中
間制御用目標値GO1の設定動作を示すフローチャート
である。
【図4】G1>G0のときにおける付着量変更点の位置
とめっき付着量の制御用目標値GO1との関係を示すグ
ラフである。
【図5】G1≦G0のときにおける付着量変更点の位置
とめっき付着量の制御用目標値GO1との関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 めっき付着量制御装置 3 鋼帯 6 気体噴射ノズル 9 圧力調整弁 10 圧力検出器 11 孔検出器 14 ノズル間隔測定器 17 速度検出器 18 移動距離検出器 19 めっき付着量計 21 演算手段 22 メモリ 23 上位コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗栖 義信 大阪府堺市石津西町5番地 日新製鋼株式 会社堺製造所内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AA22 AC52 AE14 AE18 AE23 AE35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に走行する金属帯を溶融めっき金
    属の浴中に導入してめっきし、その後、浴面から上方に
    引出された溶融めっき金属帯に浴面直上に設けられた一
    対の気体噴射ノズルから気体を吹付け、過剰に付着した
    溶融めっき金属を吹払してめっき付着量を予め定める目
    標値になるように調整する溶融めっき金属帯のめっき付
    着量制御方法において、 めっき付着量の変更時に、めっき付着量の制御用目標値
    GO1を、予め定める付着量変更点よりも前方の先行材
    に対するめっき付着量の第1目標値GOから、めっき付
    着量変更点よりも後方の後行材に対するめっき付着量の
    第2目標値G1に変更するにあたり、 先行材の尾部または後行材の頭部の予め定める長さ領域
    に対するめっき付着量の第3目標値G2を、予め定める
    演算式によって少なくとも第1目標値GO、第2目標値
    G1および第2目標値の下限値GL1に基づいて設定
    し、 前記めっき付着量変更点が予め定める第1位置に到達し
    たとき、めっき付着量の制御用目標値を第1目標値G0
    から第3目標値G2に変更し、 前記めっき付着量変更点が第1位置よりも走行方向下流
    側の予め定める第2位置に到達したとき、めっき付着量
    の制御用目標値GO1を第3目標値G2から第2目標値
    G1に変更することを特徴とする溶融めっき金属帯のめ
    っき付着量制御方法。
  2. 【請求項2】 前記めっき付着量の制御は、めっき付着
    量とめっき付着量に係る因子との関係を表すモデル式を
    予め設定し、めっき付着量がめっき付着量の制御用目標
    値になるようにモデル式に基づいて前記因子を調整する
    フィードフォワード制御であって、 前記第3目標値G2は、 めっき付着量の実績値とモデル式によるめっき付着量の
    推定値との偏差であるモデル式の誤差εと、第1目標値
    GO、第2目標値G1および前記因子との関係を予め定
    め、 めっき付着量変更点が第1位置に到達したとき、前記因
    子の測定データを求め、 第1目標値GO、第2目標値G1および前記求めた因子
    の測定データに対応するモデル式の誤差εを前記関係か
    ら求め、さらに、 第2目標値の下限値GL1と前記求めたモデル式の誤差
    εとを合算する(G2=GL1+ε)ことによって設定
    されることを特徴とする請求項1記載の溶融めっき金属
    帯のめっき付着量制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第2目標値G1が前記第1目標値G
    0よりも大きいとき、前記第1位置は気体噴射ノズルの
    設置位置よりも走行方向上流側に設定され、前記第2位
    置は気体噴射ノズルの設置位置に設定され、 前記第2目標値G1が前記第1目標値G0以下のとき、
    前記第1位置は気体噴射ノズルの設置位置に設定され、
    前記第2位置G1は気体噴射ノズルよりも走行方向下流
    側に設けられためっき付着量計の設置位置に設定される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の溶融めっき金
    属帯のめっき付着量制御方法。
  4. 【請求項4】 前記めっき付着量変更点が第1位置に到
    達したときに設定されるめっき付着量の制御用目標値G
    O1は、前記第2目標値G1が第1目標値G0よりも大
    きいとき、GL1<G0であればGO1=G0に設定さ
    れ、G0<G2<G1であればGO1=G2=GL1+
    εに設定され、G2≧G1であればGO1=G1に設定
    され、さらに、 前記第2目標値G1が第1目標値GO以下のとき、G2
    ≧G0であればGO1=G0に設定され、G0>G2>
    G1であればGO1=G2=GL1+εに設定され、G
    2≦G1であればGO1=G1に設定されることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の溶融めっき金属
    帯のめっき付着量制御方法。
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