JP2001058940A

JP2001058940A - 化粧品

Info

Publication number: JP2001058940A
Application number: JP11272912A
Authority: JP
Inventors: Yoshiharu Sato; 義治佐藤
Original assignee: EXPAND FIT CO Ltd; EXPAND-FIT CO Ltd; KISHO KK
Current assignee: EXPAND FIT CO Ltd; EXPAND-FIT CO Ltd; KISHO KK
Priority date: 1999-08-20
Filing date: 1999-08-20
Publication date: 2001-03-06
Also published as: EP1081216A1

Abstract

(57)【要約】【課題】人の体臭を除き、皮膚を清潔にする化粧品を提
供する。【解決手段】炭及び茶を含有する化粧品に関する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、炭及び茶を含有す
る化粧品に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧品
は、本来、人の身体を清潔にし、魅力を増し、美化する
ことのために、使用される。これらの目的のなかで、人
のいやな体臭及びよごれを除くことも、必要な大きな目
的の一つである。そのため、化粧品には、香料や汚れを
とるものなどが加えられ、良い匂いを発生すること及び
汚れをとることが行われている。しかし、香料には種々
のものがあり、それぞれの人により好みが分かれる。さ
らに、香料によっては、人によってアレルギーを起こ
し、皮膚炎などを起こす場合がある。そのため、香料を
使用することなく、人の体臭を除くことができる化粧品
が求められている。また、人の汚れをとるのに有効なも
のも多数あるが、それらは刺激の強いものが多く、皮膚
に炎症を起こすことがある。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明者は、炭及び茶を
用いることにより、人の体臭を除き、汚れを吸着により
除去しさらに皮膚の刺激が弱い化粧品が得られることを
見いだした。即ち、本発明は、炭及び茶を含有する化粧
品に関する。

【０００４】

【発明の実施の形態】本発明の化粧品は、一般に使用さ
れる化粧品全般にわたり、例えばシャンプー、石けん又
はパックに関する。本発明の石けんには、固形石けん及
び液体石けん例えばいわゆるボディーソープ、洗顔フォ
ーム、洗顔パウダーを含む。本発明で使用される炭は、
種々の炭を使用することができるが、植物質及び動物質
を原料としたものがある。植物質として、一般に、各種
木炭、おがくず、石炭、植物繊維質など含炭素物質があ
げられる。これらの炭は、それ自体でも使用できるが、
ガス賦活法、薬品賦活法などにより活性化されていても
よい。そして、本発明で使用するには、日本薬局方に規
定された薬用炭を使用するのが、衛生上の点からも好ま
しい。炭の使用量は、本発明で製造する化粧品に使用す
る原料の組成などにより変化するが、例えば、製品に基
づいて、石けんでは、０．５−５重量％、好ましくは
０．３−３重量％であり、シャンプーでは、０．１−５
重量％、好ましくは０．３−３重量％であり、またパッ
クでは、０．１−１０重量％、好ましくは０．５−５重
量％である。さらに、本発明では、炭に加えて、茶を含
有する。本発明で使用される茶は、緑茶、ウーロン茶、
紅茶、てん茶、どくだみ茶、はとむぎ茶、玄米茶、プア
ール茶などを含む。これらの茶は、水、エタノール、
１、３−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリン又はこれらの混合液で抽出したもの、茶
（生）を減圧下、乾留により得られる液、又はこれらの
粉末品の形で使用されるのが好ましい。茶の使用量は、
製品に基づいて、０．０００１−５０重量％、好ましく
は０．１−５重量％である。本発明の化粧品は、炭及び
茶を用いる以外は、従来の化粧品の原料を用い、従来の
製造方法に準じて製造することができる。

【０００５】

【発明の効果】本発明で製造された化粧品は、含有され
た炭の吸着作用により、炭の微細な孔が、頭皮や皮膚の
体臭を吸収して、不快な臭いを除去することができる。
さらに、シャンプーや石けんでは取りきれない毛穴のつ
まり、皮脂、老廃物を取り除き、清潔かつ健康な頭皮及
び皮膚を保持することができる。さらに、本発明では、
茶を含有することにより、炭とともに、不快な臭いをさ
らに除去することができる。しかも、本発明の化粧品
は、従来の製品に比べて刺激が弱く、皮膚にとり好まし
い。これらの効果は、従来の製品では得ることができな
いものである。殊に、本発明のシャンプーは、髪の毛の
細い人が使用すると、髪の毛がやや太めになる。また、
髪の毛の薄い人が使用すれば、髪の毛の薄さを改善する
ことができる。本発明は、人ばかりでなく、ペットにも
使用することができる。

【０００６】

【実施例】実施例１ボディーソープラウリン酸１０重量％ミリスチン酸１０重量％ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム１０重量％水酸化カリウム４重量％グリセリン５重量％ポリオキシエチレン（６０）硬化ヒマシ油１重量％薬用炭０．８重量％緑茶抽出物０．５重量％メチルパラベン０．２重量％ヒドロキシエチルセルローズ０．１重量％水残余上記の成分を用いて、常法によりボディーソープに製造
した。得られたボディーソープは、無香料ながら体臭を
除くことができ、さらに皮膚を清潔にすることができ
た。

【０００７】実施例２ボデイーソープＮ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸モノトリエタノールアミン液４０重量％Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウム２０重量％ミリスチン酸カリウム３重量％ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド３重量％１、３−ブチレングリコール３重量％エチレングリコールジステアレート１．８重量％薬用炭１重量％紅茶抽出物０．７重量％メチルパラベン０．２重量％安息香酸ナトリウム０．２重量％水残余上記の成分を用いて、常法によりボディーソープに製造
した。得られたボディーソープは、実施例１の製品と同
様に、無香料ながら体臭を除くことができ、さらに皮膚
を清潔にすることができた。

【０００８】実施例３固形石けん牛脂２０重量％ヤシ油２０重量％エチルアルコール２０重量％砂糖９重量％水酸化ナトリウム６重量％グリセリン４重量％薬用炭１重量％ウーロン茶抽出物１重量％エデト酸三ナトリウム０．１重量％水残余上記の成分を用いて、常法により固形石けんに製造し
た。得られた石けんは、無香料ながら体臭を除くことが
でき、さらに皮膚を清潔にすることができた。

【０００９】実施例４洗顔フォームＮ−ラウロイル−Ｌ−グルタミン酸カリウム２５重量％ポリエチレングリコール２０重量％１、３−ブチレングリコール１０重量％ステアリン酸１０重量％ミリスチン酸１０重量％水酸化カリウム６．２重量％フェノキシエタノール０．５重量％緑茶抽出物０．５重量％薬用炭０．１重量％水残余上記の成分を用いて、常法により洗顔フォームに製造し
た。得られた洗顔フォームは、無香料ながら体臭を除く
ことができ、さらに顔の皮膚を清潔にすることができ
た。

【００１０】実施例５洗顔パウダーＮ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸カリウム２５重量％タルク２０重量％Ｎ−ラウロイル−Ｌ−グルタミン酸ナトリウム１５重量％薬用炭１重量％１、３−ブチレングリコール１重量％ウーロン茶抽出物０．８重量％コーンスターチ残余上記の成分を用いて、常法により洗顔パウダーに製造し
た。得られた洗顔パウダーは、無香料ながら体臭を除く
ことができ、さらに顔の皮膚を清潔にすることができ
た。

【００１１】実施例６ヘアシャンプーＮ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸モノトリエタノールアミン液４０重量％ラウリルジメチルアミンオキシド１０重量％ラウリン酸エタノールアミド５重量％１、３−ブチレングリコール３重量％紅茶抽出物０．５重量％薬用炭０．２重量％カチオン化セルロース０．２重量％メチルパラベン０．２重量％水残余上記の成分を用いて、常法によりヘアシャンプーに製造
した。得られたヘアシャンプーは、無香料ながら髪のく
さい臭いを除くことができ、さらに髪の毛の薄い人が使
用すると、約３カ月で髪の毛が濃くなり始めた。また、
髪の毛の太さが細い人が用いると、髪の毛が太くなるの
が経験された。

【００１２】実施例７ヘアシャンプーＰＯＥ（３）ラウリルエーテル硫酸ナトリウム３５重量％アルキルグルコシド５重量％ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド４重量％モノステアリン酸ポリエチレングリコール３重量％薬用炭０．２重量％メチルパラベン０．２重量％緑茶抽出物０．３重量％ヒドロキシエチルセルローズ０．１重量％水残余上記の成分を用いて、常法によりヘアシャンプーに製造
した。得られたヘアシャンプーは、実施例６の製品と同
じく、無香料ながら髪のくさい臭いを除くことができ、
さらに髪の毛の薄い人が使用すると、約３カ月で髪の毛
が濃くなり始めた。

【００１３】実施例８パックカオリン１５重量％グリセリン１５重量％１、３−ブチレングリコール１０重量％ジプロピレングリコール５重量％タルク５重量％ベントナイト２重量％薬用炭２重量％緑茶抽出物０．５重量％メチルパラベン０．１重量％精製水残余上記の成分を用いて、常法によりパックに製造した。出
来た製品を顔に使用すると、毛穴中の汚れがとれ、皮膚
が滑らかになった。

フロントページの続きＦターム(参考） 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB131 AB132 AB432 AB442 AC102 AC122 AC172 AC242 AC312 AC392 AC432 AC482 AC532 AC562 AC642 AC662 AC782 AC792 AD112 AD132 AD222 AD242 AD282 AD392 CC07 CC22 CC23 CC38 DD08 DD17 DD21 DD23 EE10 EE18

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】炭及び茶を含有する化粧品。