JP2001057685A - 無線選択呼出受信機 - Google Patents

無線選択呼出受信機

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JP2001057685A
JP2001057685A JP2000209190A JP2000209190A JP2001057685A JP 2001057685 A JP2001057685 A JP 2001057685A JP 2000209190 A JP2000209190 A JP 2000209190A JP 2000209190 A JP2000209190 A JP 2000209190A JP 2001057685 A JP2001057685 A JP 2001057685A
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Shinichi Kawashima
真一 川島
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NEC AccessTechnica Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧を制御して消費電力を低減させる。 【解決手段】 受信メッセージの表示部8を駆動する制
御部6、メッセージの記憶部14、DC/DCコンバー
タ10、同コンバータ10の電圧を検出するA/D変換
器24などを含み、制御部6、記憶部14、A/D変換
器24にはコンバータ10より電池20の電圧を昇圧し
て電源が供給される。また、コンバータ10は与えられ
た制御信号54にもとづいて第1の電圧およびこの電圧
より高い第2の電圧を電源として出力する。制御部6が
構成する受信検出手段は、無線部4を通じてメッセージ
を受信したことを検出する。制御部6が構成する電圧制
御手段は制御信号54を出力してコンバータ10を制御
し、常時は上記コンバータに第1の電圧を出力させ、上
記受信検出手段がメッセージの受信を検出したときは、
一定時間、DC/DCコンバータ10に第2の電圧を出
力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示機能を備えた
無線選択呼出受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表示機能を備えた無線選択呼出受
信機は、無線部、制御部、記憶部、液晶表示装置などを
含んで構成されている。無線部はアンテナが受信した無
線信号を増幅して復調し、そして制御部は無線部からの
復調信号より受信メッセージを抽出して記憶部に格納す
るとともに、液晶表示装置を駆動してメッセージを表示
させる。また、従来の無線選択呼出受信機はDC/DC
コンバータを備え、DC/DCコンバータにより電池の
電圧を昇圧し、昇圧した電圧を電源として上記制御部お
よび記憶部に供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記制御部
および記憶部は通常、集積回路により構成されており、
そして、近年の集積回路技術の進歩により、この種の集
積回路は乾電池1本分の低い電源電圧でも動作可能とな
っている。しかし、液晶表示装置は低電圧で動作するも
のがなく、したがって、液晶表示装置の駆動回路を含む
上記制御部は、液晶表示装置の駆動に必要な高電圧で動
作させざるを得ず、制御部の主要部は低電圧で動作可能
であるにもかかわらず、上述のように電池の電圧をDC
/DCコンバータにより昇圧した電圧を電源としてい
る。また、制御部をこのように高電圧で動作させる結
果、制御部との間でデータを授受する記憶部についても
同様に高電圧で動作させている。しかし、電源電圧が高
いと回路に流れる電流も大きくなり、必然的に消費電力
の増大を招いていた。無線選択呼出受信機は電池を電源
としているため、電池寿命の延長などを図る上で消費電
力の低減は重要な課題である。そこで、本発明の目的
は、電源電圧を切り替え制御する構成として消費電力の
低減を図った無線選択呼出受信機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、受信メッセージを表示する表示部と、表示部
を駆動する制御部と、電池の電圧を昇圧するDC/DC
コンバータとを含み、少なくとも制御部はDC/DCコ
ンバータが出力する電圧を電源として動作する無線選択
呼出受信機であって、DC/DCコンバータは与えられ
た制御信号にもとづき第1の電圧および第1の電圧より
高い第2の電圧を切り替えて出力し、メッセージを受信
したことを検出する受信検出手段と、制御信号を出力し
てDC/DCコンバータを制御し、常時はDC/DCコ
ンバータに第1の電圧を出力させ、受信検出手段がメッ
セージを受信したことを検出したときは、一定時間、D
C/DCコンバータに第2の電圧を出力させる電圧制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0005】すなわち、本発明の無線選択呼出受信機で
は、電圧制御手段が、制御信号を出力してDC/DCコ
ンバータを制御し、常時はDC/DCコンバータに第1
の電圧を出力させ、一方、受信検出手段がメッセージを
受信したことを検出したときは、一定時間、DC/DC
コンバータに第2の電圧を出力させる。したがって、メ
ッセージの表示が必要な場合にのみ、DC/DCコンバ
ータは一定時間、高電圧の第2の電圧を制御部に供給
し、それ以外は低電圧の第1の電圧を制御部に供給す
る。そのため、従来のように常時、高電圧を制御部に供
給する場合に比べ消費電力を大幅に低減することができ
る。その結果、電池寿命の延長、電池交換に伴う経済的
負担の軽減、さらには小型の電池を用いることによる装
置の小型化を実現できる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による無線選
択呼出受信機の一例を示すブロック図、図2は図1の無
線選択呼出受信機を構成する制御部を詳しく示すブロッ
ク図、図3は図2の制御部を構成するマイクロコンピュ
ータを機能的に表す機能ブロック図である。図1に示し
たように、この無線選択呼出受信機2は、無線部4、制
御部6、液晶表示装置8(LCD)、DC/DCコンバ
ータ10などを含んで構成されている。無線部4は、ア
ンテナ12により受信された無線信号を増幅し、復調す
る。制御部6は、無線部4からの復調信号より受信メッ
セージを抽出して液晶表示装置8にメッセージを表示さ
せたり、DC/DCコンバータ10の制御などを行う。
制御部6の機能については後にさらに詳しく説明する。
記憶部14は、制御部6が抽出した受信メッセージなど
を格納するためのものである。増幅器16およびスピー
カ18は、本発明に係わる呼出音発生手段および警報音
発生手段を構成しており、制御部6からの信号にもとづ
いてメッセージを受信したことを利用者に通知する呼出
音や、電池20の電圧が異常であることを利用者に知ら
せる警報音などを発生する。
【0007】操作スイッチ22は、無線選択呼出受信機
2の筐体の操作面に設けられており、利用者が、記憶部
14に記憶されているメッセージを表示させたい場合な
どに操作する。制御部6はこの操作スイッチ22の操作
にもとづいて記憶部14からメッセージを読み出し、液
晶表示装置8を駆動して表示させる。A/D変換器24
は、DC/DCコンバータ10の出力電圧をデジタル信
号に変換し、制御部6に供給する。DC/DCコンバー
タ10は、電池20の電圧を昇圧し、電源電圧として電
圧線26を通じて制御部6、記憶部14、ならびにA/
D変換器24に出力する。DC/DCコンバータ10は
電圧の切り換えが可能な構成となっており、制御部6か
らの制御信号にもとづいて、第1の電圧および第1の電
圧より高い第2の電圧を切り替えて出力する。電池20
は、電源線28を通じて、DC/DCコンバータ10に
電源電圧を供給するとともに、無線部4および増幅器1
6に電源電圧を供給する。したがって、無線部4および
増幅器16は常に電池20からの低電圧で動作する。ま
た、DC/DCコンバータ10は本実施の形態例では第
1の電圧を出力するとき電池20から供給される電圧を
そのまま出力する。
【0008】次に、制御部6について詳しく説明する。
制御部6は、全体が1つの集積回路により構成され、図
2に示したように、例えば8ビットのマイクロコンピュ
ータ30を構成するCPU32(中央処理装置)および
CPU32を動作させるプログラムデータを格納したR
OM34(読み出し専用メモリ)、デコーダ36、液晶
表示装置8のドライバ38、ならびにタイマー40を備
え、各部は8ビットバス42により相互に接続されてい
る。
【0009】デコーダ36は、無線部4が復調した信号
から呼出番号を抽出し、抽出した呼出番号と自己の呼出
番号とを比較し、両者が一致した場合は受信検出信号を
8ビットバス42に出力すると共に、無線部4からの復
調信号に含まれる受信メッセージを取り込む。デコーダ
36はまた、上記受信検出信号を出力する際、鳴音信号
を増幅器16に供給して呼出音を発生させる。
【0010】図3に示したように、マイクロコンピュー
タ30は機能的には受信検出手段44、電圧制御手段4
6、スイッチ検出手段48、電圧判定手段50、表示制
御手段52を構成している。受信検出手段44は、詳し
くは上記デコーダ36とマイクロコンピュータ30とに
より実現され、デコーダ36が受信検出信号を出力した
ことでメッセージを受信したことを検出する。スイッチ
検出手段48は、操作スイッチ22の操作状態を監視
し、操作スイッチ22が操作されたときは、そのことを
電圧制御手段46に通知する。
【0011】電圧制御手段46は、制御信号54を出力
してDC/DCコンバータ10を制御し、常時はDC/
DCコンバータ10に第1の電圧を出力させ、受信検出
手段44がメッセージを受信したことを検出したとき、
またはスイッチ検出手段48が操作スイッチ22が操作
されたことを検出したとき、一定時間、DC/DCコン
バータ10に第2の電圧を出力させる。なお、電圧制御
手段46は、DC/DCコンバータ10に第2の電圧を
出力させるとき、タイマー40(本発明に係わる計時手
段)を起動し、その後、タイマー40が一定時間の経過
を表す信号を出力したとき、DC/DCコンバータ10
に制御信号54を出力して、第1の電圧を出力させる。
【0012】電圧判定手段50は、A/D変換器24が
出力するデジタル信号によりDC/DCコンバータ10
の出力電圧が正常か異常かを判定し、異常と判定した場
合は増幅器16に警報音信号を供給して警報音を発生さ
せる。また、表示制御手段52は、デコーダ36が取り
込んだ受信メッセージをデコーダ36より受け取り、ま
ず本発明に係わる記憶制御手段として動作してメッセー
ジを記憶部14に格納し、一方、メッセージをドライバ
38に供給して液晶表示装置8にメッセージを表示させ
る。
【0013】次にこのように構成された無線選択呼出受
信機2の動作について説明する。図4は本実施の形態例
の無線選択呼出受信機2の動作を示すフローチャート、
図5は無線選択呼出受信機2の動作を示すタイミングチ
ャートである。以下ではこれらの図面も適宜参照する。
まず、液晶表示装置8はドライバ38によって駆動され
ておらず、液晶表示装置8にはメッセージなどは表示さ
れていないものとする。このとき受信検出手段44およ
びスイッチ検出手段48はそれぞれメッセージの受信お
よび操作スイッチ22の操作を待ち受けている状態にあ
り(ステップS1)、そして、図5に示したように、D
C/DCコンバータ10は、電圧制御手段46からの制
御信号54がハイレベル(“H”)であるため、第1の
電圧VLを出力している。したがって、制御部6、記憶
部14、ならびにA/D変換器24は低電圧の第1の電
圧を電源として低消費電力で動作している。
【0014】ここで、タイミングT1(図5)でメッセ
ージを含む信号が送信されてきたとすると、無線部4
は、アンテナ12により受信されたこの無線信号を増幅
し、復調する。そして、受信検出手段44を構成するデ
コーダ36は、無線部4が復調した信号から呼出番号を
抽出し、抽出した呼出番号と自己の呼出番号とを比較す
る。これらの呼出番号が一致した場合、デコーダ36は
受信検出信号を8ビットバス42に出力してマイクロコ
ンピュータ30にメッセージの受信を知らせると共に、
無線部4からの復調信号に含まれる受信メッセージを取
り込む。デコーダ36はまた、上記受信検出信号を出力
する際、鳴音信号を増幅器16に供給して呼出音を発生
させる。そして、受信検出手段44はメッセージを受信
したことを電圧制御手段46および電圧判定手段50に
通知する(ステップS1でYESの場合)。
【0015】受信検出手段44からの通知を受け、電圧
判定手段50はDC/DCコンバータ10の出力電圧を
デジタル信号に変換すべくA/D変換器24を制御し
(ステップS2)、その結果A/D変換器24が出力し
たデジタル信号によりDC/DCコンバータ10の出力
電圧VDDが正常か異常かを判定する(ステップS
3)。その際、電圧判定手段50は、第1の電圧より低
い基準電圧VLLとDC/DCコンバータ10の出力電
圧VDDを比較し、出力電圧VDDが基準電圧VLL以
上のときは正常と判定する。
【0016】ここで、電圧判定手段50は、異常である
と判定した場合には(NO)、増幅器16に警報音信号
を供給する。増幅器16はこの信号を増幅してスピーカ
18に供給し、警報音を発生させて利用者に電池電圧が
低すぎることを通知する(ステップS4)。
【0017】一方、電圧判定手段50が正常であると判
定した場合(YES)、電圧制御手段46は、上述のよ
うに受信検出手段44からメッセージ受信の通知を受け
ていることから、DC/DCコンバータ10の出力電圧
を切り替えるべく制御する(ステップS5)。すなわ
ち、電圧制御手段46は、ローレベル(“L”)の制御
信号54をDC/DCコンバータ10に出力し、第1の
電圧より高い第2の電圧VHを出力させる。また、電圧
制御手段46はローレベルの制御信号54を出力すると
き同時にタイマー40を起動する。図5に示したよう
に、電圧制御手段46がタイミングT1でローレベルの
制御信号54を出力すると、DC/DCコンバータ10
の出力電圧はその後、上昇を開始し、タイミングT2で
第2の電圧VHに達する。
【0018】そして、電圧判定手段50は、再度、DC
/DCコンバータ10の出力電圧をデジタル信号に変換
すべくA/D変換器24を制御し(ステップS6)、そ
の結果A/D変換器24が出力したデジタル信号により
DC/DCコンバータ10の出力電圧VDDが正常か異
常かを判定する(ステップS7)。その際、電圧判定手
段50は、出力電圧VDDが、本来の第2の電圧VHの
±10%の許容範囲をはずれているとき出力電圧VDD
は異常であると判定する。ここで、電圧判定手段50
は、異常であると判定した場合には(NO)、上述の場
合と同様、増幅器16に警報音信号を供給する。増幅器
16はこの信号を増幅してスピーカ18に供給し、警報
音を発生させて利用者に電源電圧が異常であることを通
知する(ステップS8)。一方、電圧判定手段50が正
常であると判定した場合は(YES)、DC/DCコン
バータ10から供給される第2の電圧を電源として制御
部6、記憶部14、ならびにA/D変換器24が動作す
る。そして、表示制御手段52は、デコーダ36が取り
込んだ受信メッセージをデコーダ36より受け取り、ま
ず記憶部14に格納し、一方、ドライバ38に供給して
液晶表示装置8にメッセージを表示させる(ステップS
9)。
【0019】以上、ステップS1でメッセージが受信さ
れた場合を説明したが、ステップS1で利用者が例えば
記憶部14に記憶されているメッセージを表示するため
操作スイッチ22を操作した場合には、スイッチ検出手
段48がこれを検出して電圧制御手段46および電圧判
定手段50に通知する。以降の動作は、上述の場合と基
本的に同じである。
【0020】すなわち、ステップS2、S3においてD
C/DCコンバータ10の出力電圧VDDが電圧判定手
段50により調べられ、基準電圧VLLより低い場合は
ステップS4で警報が発生され、正常な場合は、電圧制
御手段46はステップS5においてローレベルの制御信
号54を出力してDC/DCコンバータ10に第2の電
圧を出力させる。その後、電圧判定手段50により再
度、電圧がチェックされて(ステップS6、S7)、異
常なら警報が発せられ(ステップS8)、正常なら、ス
テップS9において、表示制御手段52により、記憶部
14からメッセージが読み出され、ドライバ38を通じ
て液晶表示装置8に表示される。
【0021】その後、電圧制御手段46はDC/DCコ
ンバータ10に対して出力電圧をもとの電圧に切り替え
させる制御を行う。すなわち電圧制御手段46は、タイ
マー40が一定時間の経過を表す信号を出力するのを待
機し(ステップS10)、タイマー40が例えばタイミ
ングT3でこの信号を出力したとすると、電圧制御手段
46は、スイッチ検出手段48からスイッチ操作の通知
を受けていないなら、DC/DCコンバータ10の出力
電圧をもとの電圧にもどすべくDC/DCコンバータ1
0を制御する。ただし、それに先だって電圧判定手段5
0は、上述の場合と同様にDC/DCコンバータ10の
出力電圧を調べる。すなわち、電圧判定手段50は、D
C/DCコンバータ10の出力電圧をデジタル信号に変
換すべくA/D変換器24を制御し(ステップS1
1)、その結果A/D変換器24が出力したデジタル信
号によりDC/DCコンバータ10の出力電圧VDDが
正常か異常かを判定する(ステップS12)。その際、
電圧判定手段50は、出力電圧VDDが、本来の第2の
電圧VHの±10%の許容範囲をはずれているとき出力
電圧VDDは異常であると判定する。
【0022】ここで、電圧判定手段50が異常であると
判定した場合は(NO)、増幅器16に警報音信号を供
給する。増幅器16はこの信号を増幅してスピーカ18
に供給し、警報音を発生させて利用者に電池電圧が異常
であることを通知する(ステップS13)。一方、電圧
判定手段50が正常であると判定した場合(YES)、
電圧制御手段46はDC/DCコンバータ10の出力電
圧を切り換えるべく制御する(ステップS14)。すな
わち、電圧制御手段46は、ハイレベルの制御信号54
をDC/DCコンバータ10に出力し、第1の電圧VL
を出力させる。図5に示したように、電圧制御手段46
がタイミングT3でハイレベルの制御信号54を出力す
ると、DC/DCコンバータ10の出力電圧はその後、
下降を開始し、タイミングT4で第1の電圧VLに達す
る。
【0023】そして、電圧判定手段50は、再度、DC
/DCコンバータ10の出力電圧をデジタル信号に変換
すべくA/D変換器24を制御し(ステップS15)、
その結果A/D変換器24が出力したデジタル信号によ
りDC/DCコンバータ10の出力電圧VDDが正常か
異常かを判定する(ステップS16)。その際、第1の
電圧より低い基準電圧VLLとDC/DCコンバータ1
0の出力電圧VDDを比較し、出力電圧VDDが基準電
圧VLL以上のときは正常と判定する。
【0024】ここで、電圧判定手段50が異常であると
判定した場合は(NO)、上述の場合と同様、増幅器1
6に警報音信号を供給する。増幅器16はこの信号を増
幅してスピーカ18に供給し、警報音を発生させて利用
者に電源電圧が異常であることを通知する(ステップS
17)。一方、電圧判定手段50が正常であると判定し
た場合は(YES)、DC/DCコンバータ10から供
給される第1の電圧を電源として制御部6、記憶部1
4、ならびにA/D変換器24が動作し、この第1の電
圧ではドライバ38は動作せず、したがって液晶表示装
置8はメッセージなどの表示はいっさい行わない(ステ
ップS18)。
【0025】このように、本実施の形態例の無線選択呼
出受信機2では、液晶表示装置8にメッセージを表示す
る場合にのみDC/DCコンバータ10は高電圧の第2
の電圧を出力し電源として制御部6、記憶部14、なら
びにA/D変換器24に供給するので、従来のように常
時、高電圧を制御部6などに供給する場合に比べ消費電
力を大幅に低減することができる。その結果、電池寿命
の延長、電池交換に伴う経済的負担の軽減、さらには小
型の電池を用いることによる装置の小型化を実現でき
る。また、本実施の形態例では、DC/DCコンバータ
10の出力電圧を適宜チェックして、電源電圧が電池2
0の消耗などにより適切な値でない場合には警報が発せ
られるので、利用者は電池20の消耗などを速やかに把
握して電池交換など必要な措置をとることができる。
【0026】次に本発明の第2の実施の形態例について
説明する。図6は本発明の第2の実施の形態例を示すブ
ロック図である。図中、図1と同一の要素には同一の符
号が付されており、それらに関する説明はここでは省略
する。この無線選択呼出受信機56が上記実施の形態例
の無線選択呼出受信機2と異なるのは、音声合成集積回
路により構成された音声合成部58を備えている点であ
る。音声合成部は、DC/DCコンバータ10の出力電
圧を電源として動作し、制御部6から受信メッセージを
受け取り、その音声信号を音声合成技術により生成して
増幅器16に供給する。したがって、この無線選択呼出
受信機56ではメッセージが液晶表示装置8に表示され
るだけでなく、音声としてスピーカ18より発せられ
る。
【0027】そして、音声合成部58は上述のようにD
C/DCコンバータ10の出力電圧により動作し、DC
/DCコンバータ10は上述のように制御部6により電
圧が切り替えられるので、メッセージを液晶表示装置8
に表示し、そしてメッセージの音声を発生する場合にの
み音声合成部58には、音声合成部58の動作に必要な
高電圧の第2の電圧が供給される。そのため、この第2
の実施の形態例でも、上記実施の形態例と同様の効果が
得られる。音声合成集積回路は一般に他のデバイスに比
べて動作電源電圧が高いため、消費電力を削減する上で
このような構成が有効である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信メッ
セージを表示する表示部と、表示部を駆動する制御部
と、電池の電圧を昇圧するDC/DCコンバータとを含
み、少なくとも制御部はDC/DCコンバータが出力す
る電圧を電源として動作する無線選択呼出受信機であっ
て、DC/DCコンバータは与えられた制御信号にもと
づき第1の電圧および第1の電圧より高い第2の電圧を
切り替えて出力し、メッセージを受信したことを検出す
る受信検出手段と、制御信号を出力してDC/DCコン
バータを制御し、常時はDC/DCコンバータに第1の
電圧を出力させ、受信検出手段がメッセージを受信した
ことを検出したときは、一定時間、DC/DCコンバー
タに第2の電圧を出力させる電圧制御手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0029】すなわち、本発明の無線選択呼出受信機で
は、電圧制御手段が、制御信号を出力してDC/DCコ
ンバータを制御し、常時はDC/DCコンバータに第1
の電圧を出力させ、一方、受信検出手段がメッセージを
受信したことを検出したときは、一定時間、DC/DC
コンバータに第2の電圧を出力させる。したがって、メ
ッセージの表示が必要な場合にのみ、DC/DCコンバ
ータは一定時間、高電圧の第2の電圧を制御部に供給
し、それ以外は低電圧の第1の電圧を制御部に供給す
る。そのため、従来のように常時、高電圧を制御部に供
給する場合に比べ消費電力を大幅に低減することができ
る。その結果、電池寿命の延長、電池交換に伴う経済的
負担の軽減、さらには小型の電池を用いることによる装
置の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線選択呼出受信機の一例を示す
ブロック図である。
【図2】図1の無線選択呼出受信機を構成する制御部を
詳しく示すブロック図である。
【図3】図2の制御部を構成するマイクロコンピュータ
を機能的に表す機能ブロック図である。
【図4】本実施の形態例の無線選択呼出受信機の動作を
示すフローチャートである。
【図5】無線選択呼出受信機の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2……無線選択呼出受信機、4……無線部、6……制御
部、8……液晶表示装置、10……DC/DCコンバー
タ、12……アンテナ、14……記憶部、16……増幅
器、18……スピーカ、20……電池、22……操作ス
イッチ、24……A/D変換器、26……電圧線、28
……電源線、30……マイクロコンピュータ、32……
CPU、34……ROM、36……デコーダ、38……
ドライバ、40……タイマー、42……8ビットバス、
44……受信検出手段、46……電圧制御手段、48…
…第2の電圧制御手段、50……電圧判定手段、52…
…表示制御手段、54……制御信号、56……無線選択
呼出受信機、58……音声合成部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信メッセージを表示する表示部と、前
    記表示部を駆動する制御部と、電池の電圧を昇圧するD
    C/DCコンバータとを含み、少なくとも前記制御部は
    前記DC/DCコンバータが出力する電圧を電源として
    動作する無線選択呼出受信機であって、 前記DC/DCコンバータは与えられた制御信号にもと
    づき第1の電圧および前記第1の電圧より高い第2の電
    圧を切り替えて出力し、 さらに、前記無線選択呼出受信機は、 メッセージを受信したことを検出する受信検出手段と、 前記制御信号を出力して前記DC/DCコンバータを制
    御し、常時は前記DC/DCコンバータに前記第1の電
    圧を出力させ、前記受信検出手段がメッセージを受信し
    それを表示又は音声出力するときは、前記DC/DCコ
    ンバータに前記第2の電圧を出力させ、前記表示又は音
    声出力の後、前記DC/DCコンバータに前記第1の電
    圧を出力させる電圧制御手段と、 前記電圧制御手段が前記DC/DCコンバータに前記第
    1の電圧を出力させるときは前記DC/DCコンバータ
    の出力電圧が前記第1の電圧より低い第1の基準電圧以
    下の場合に異常と判定し、前記電圧制御手段が前記DC
    /DCコンバータに前記第2の電圧を出力させるときは
    前記DC/DCコンバータの出力電圧が前記第2の電圧
    を含む許容範囲をはずれている場合に異常と判定する電
    圧判定手段と、 を含むことを特徴とする無線選択呼出受信機。
  2. 【請求項2】 前記受信検出手段および前記電圧制御手
    段は前記制御部により構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の無線選択呼出受信機。
  3. 【請求項3】 経過時間を計測する計時手段をさらに備
    え、前記電圧制御手段は、前記計時手段による計測結果
    にもとづいて一定時間、前記DC/DCコンバータに前
    記第2の電圧を出力させることを特徴とする請求項1記
    載の無線選択呼出受信機。
  4. 【請求項4】 利用者が操作する操作スイッチと、 前記操作スイッチが操作されたことを検出するスイッチ
    検出手段と、 をさらに備え、 前記電圧制御手段は、前記スイッチ検出手段が前記操作
    スイッチが操作されたことを検出したとき、一定時間、
    前記DC/DCコンバータに前記第2の電圧を出力させ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記
    載の無線選択呼出受信機。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ検出手段は前記制御部によ
    り構成されていることを特徴とする請求項4記載の無線
    選択呼出受信機。
  6. 【請求項6】 さらに、前記DC/DCコンバータの出
    力電圧をデジタル信号に変換するA/D変換器と、 警報音を発生する警報発生手段と、を含み、 前記電圧判定手段は、前記電圧制御手段が前記DC/D
    Cコンバータに前記第1の電圧を出力させるとき、前記
    A/D変換器の出力電圧が前記第1の電圧より低い第1
    の基準電圧以下の場合に異常と判定し、前記電圧制御手
    段が前記DC/DCコンバータに前記第2の電圧を出力
    させるとき、前記A/D変換器の出力電圧が前記第2の
    電圧を含む許容範囲をはずれている場合に異常と判定
    し、異常と判定した場合は前記警報発生手段に警報音を
    発生させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1つに記載の無線選択呼出受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7518653B2 (en) 2001-10-05 2009-04-14 Fujifilm Corporation Digital camera having a plurality of operation modes of different power consumption

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