JP2001057080A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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Abstract
出し信号を共通の最終アンプに供給する方式の半導体メ
モリにおいて、コモンデータ線が長くなっても高速の読
出しを保証できるとともに、チップサイズの増大を招く
ことのない読出し系の回路形式を提供する。 【解決手段】 メモリアレイ内の互いに対をなすビット
線の電位を増幅する初段アンプとしてのセンスアンプ回
路の出力を、アドレス信号に応じてオン、オフ制御され
るスイッチ手段(伝送ゲートTG,TG2)を介して他
のビット線と共通のコモンデータ線対(メインコモンデ
ータ線対MIOT,MIOB)上に出力してメインコモ
ンデータ線対に接続されている最終アンプとしてのメイ
ンアンプ(MA)でその電位差を増幅してデータの読出
しを行なうように構成された半導体記憶装置において、
上記センスアンプ回路とコモンデータ線との間にセンス
アンプ回路で増幅された信号をさらに増幅してコモンデ
ータ線へ出力するサブアンプ(SUB)をそれぞれ設け
るようにした。
Description
おけるデータの読出し技術に関し、例えばクロック同期
型スタティックRAM(ランダム・アクセス・メモリ)
やダイナミック型RAMなど高速動作が要求される半導
体記憶装置に利用して有効な技術に関する。
RAMと称する)においては、ワード線を立ち上げてメ
モリセルを選択することによって対をなすビット線に読
み出された微小電位差を増幅する回路方式として、ビッ
ト線対の電位差をセンスアンプ回路で増幅し、アドレス
信号に基づいて選択的に導通されるスイッチMOSFE
Tを介してコモンデータ線に接続してメインアンプで増
幅して出力するようにしたものがある。
とメインアンプとによる2段階増幅の読出し方式にあっ
ては、記憶容量の増大に伴いコモンデータ線の長さが長
くなるとその配線抵抗や寄生容量が増加するため、読出
し速度が遅くなるという問題点があった。
セルアレイの対をなすビット線BL,/BLの電位差を
増幅するセンスアンプSAとメインアンプMAとを接続
する複数のセンスアンプに共通のコモンデータ線IO,
/IOの途中に共通のサブアンプSUBを設け、このサ
ブアンプSUBでコモンデータ線IO,/IOの電位差
を補助的に増幅させることで、コモンデータ線IO,/
IOの長大化に伴う読出し速度の低下を防止するように
した発明が提案されている(特開平10−27473
号)。
して、図7に示されているように、ソースが共通結合さ
れて電流スイッチング用MOSFET Q23に接続さ
れ各々のドレインがコモンデータ線IO,/IOにそれ
ぞれ接続されるとともに、ゲートとドレインが交差結合
された一対の差動MOSFET Q21,Q22からな
る正帰還型の差動アンプが使用されている。また、デー
タの書込みはメインアンプMAと並列にコモンデータ線
IO,/IOに接続されたライト用のアンプWAでライ
トデータに応じてビット線BL,/BLの電位差を広げ
てメモリセルに電荷をチャージして行なうようにしてい
た。
を設けた先願のデータ読出し方式にあっては、読出し速
度を速くすることはできるが、コモンデータ線IO,/
IOの長さが長くなるほど大きな駆動能力を有するサブ
アンプをコモンデータ線IO,/IOの途中に設けなく
てはならないため、充分な駆動力を有するサブアンプを
配置する領域をチップ上に確保するのが困難であり、サ
ブアンプを配置することで無駄なスペースが生じてチッ
プサイズの増大を招きコストアップの原因になるという
不具合があることが明らかとなった。
着目してなされたもので、コモンデータ線を介して初段
アンプからの読出し信号を共通の最終アンプに供給する
方式の半導体メモリにおいて、コモンデータ線が長くな
っても高速の読出しを保証できるとともに、チップサイ
ズの増大を招くことのない読出し系の回路形式を提供す
ることにある。
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
すビット線の電位を増幅する初段アンプとしてのセンス
アンプ回路の出力を、アドレス信号に応じてオン、オフ
制御されるスイッチ手段を介して他のビット線と共通の
コモンデータ線対上に出力してコモンデータ線対に接続
されている最終アンプとしてのメインアンプでその電位
差を増幅してデータの読出しを行なうように構成された
半導体記憶装置において、上記センスアンプ回路とコモ
ンデータ線との間にセンスアンプ回路で増幅された信号
をさらに増幅してコモンデータ線へ出力するサブアンプ
をそれぞれ設けるようにしたものである。
化に伴ってコモンデータ線の長さが長くなって寄生抵抗
および寄生容量が増大しても各センスアンプ回路とコモ
ンデータ線との間に設けられたサブアンプでセンスアン
プの出力をさらに増幅して出力することができるため、
高速な読出し速度を保証することができる。
域とワードドライバ形成領域とセンスアンプ形成領域と
で挟まれた空白領域を利用して配置することにより、サ
ブアンプの配置のために何ら新たな領域を設ける必要が
なく、これによってチップサイズの増大を招くことなく
読出し速度の高速化を図ることができる。
が共通結合され各々のドレインがコモンデータ線にそれ
ぞれ接続されるとともにゲートとドレインが交差結合さ
れた一対の差動MOSFETと上記共通ソース側に接続
された電流スイッチング用MOSFETとからなる正帰
還型の差動アンプを使用し、かつその電流スイッチ用M
OSFETとして、動作タイミング信号によって制御さ
れるMOSFETとアドレス信号に応じてオン、オフ制
御される上記スイッチ手段と同一系の制御信号により制
御されるMOSFETとを直列形態に接続したものを用
いる。
回路出構成して占有面積の増大を回避しつつライトアン
プとの競合を防止して書込み速度の高速化を図ることが
できるとともに、直列形態のMOSFETで動作タイミ
ング信号とアドレス系の制御信号との論理積をとってサ
ブアンプを動作させるため不要な(非選択の)サブアン
プに流れる電流をなくし消費電力を減らすことができ
る。また、直列形態のMOSFETによりサブアンプの
リーク電流を抑えて消費電力の増加を抑制することがで
きる。
のうちゲート制御信号の振幅のが大きな信号が入力され
る方を接地電位側に配置するようにする。これによっ
て、サブアンプの出力振幅を電流スイッチング用MOS
FETが一つの場合と同程度にすることができ、直列形
態の2つのMOSFETを設けたことによるデメリット
を最小限に抑えることができる。
面に基づいて説明する。
ク型RAMの一実施例を示す概略構成図である。
シタと選択MOSFETとからなる複数のメモリセルが
マトリックス状に配置され同一行のメモリセルの選択端
子が接続された複数のワード線と同一列のメモリセルの
入出力端子が接続された複数のビット線とを有するメモ
リアレイ、11は入力されたX系のアドレス信号をロウ
アドレスストローブ信号RASの立ち下がりに同期して
取り込むXアドレスバッファ、12は取り込まれたアド
レス信号をデコードして上記メモリアレイ10内の対応
するワード線を選択するXアドレスデコーダ、13はデ
コードされた信号に基づいてメモリアレイ10内の対応
するワード線を選択レベルに駆動するワードドライバで
ある。
号をカラムアドレスストローブ信号CASの立ち下がり
に同期して取り込むYアドレスバッファ、15は取り込
まれたアドレス信号をデコードして上記メモリアレイ1
0内の対応するビット線を選択するための信号を形成す
るYアドレスデコーダ、16は選択されたメモリセルが
接続された各ビット線対ごとに設けられビット線の電位
差を増幅する複数のセンスアンプ回路および該センスア
ンプをコモンデータ線に接続させるカラムスイッチから
なるセンスアンプ&カラムスイッチ回路、17はセンス
アンプ回路により増幅されコモンデータ線IO,/IO
に出力されたリードデータをさらに増幅するメインアン
プ、18はメインアンプ17により増幅されたリードデ
ータをチップ外部へ出力するデータ出力バッファ、19
はチップ外部より入力された書込みデータを取り込むデ
ータ入力バッファ、20は取り込まれた書込みデータに
基づいて書込み信号を形成するライト回路、21は外部
から入力されるロウアドレスストローブ信号RASやカ
ラムアドレスストローブ信号CAS、ライトイネーブル
信号WEなどに基づいてチップ内部の制御信号を形成す
るコントロール回路である。
&カラムスイッチ回路16とこれとメインアンプ17と
を接続するコモンデータ線IO,/IOとの間にサブア
ンプ回路22が設けられている。なお、図では、上記セ
ンスアンプ&カラムスイッチ回路16およびサブアンプ
回路22はそれぞれ1つの回路として示されているが、
センスアンプ&カラムスイッチ回路16はメモリアレイ
内の1対のビット線毎にまたサブアンプ回路22は各上
記センスアンプ&カラムスイッチ回路16と1対1また
は所定数のセンスアンプ&カラムスイッチ回路16に対
して1つの割合で設けられている。
施例が示されている。
レイ内の複数のビット線対のそれぞれに接続された複数
のセンスアンプと、Y系アドレス信号をデコードするカ
ラムデコーダからの選択信号によりオン、オフ制御され
て各ビット線対をローカルコモンデータ線対LIOT,
LIOBに接続させる複数のカラムスイッチとセンスア
ンプとがワード線と平行な方向(図2の左右方向)に配
設されたセンスアンプ&カラムスイッチ列である。セン
スアンプは、図示しないが、1対のpチャネルMOSF
ETとnチャネルMOSFETとからなる一般的なCM
OSラッチ型の回路で構成されている。
タ線対LIOT,LIOBは、一対のCMOS伝送ゲー
トTG1,TG2を介してメインコモンデータ線対MI
OT,MIOBに接続可能にされ、メインコモンデータ
線対MIOT,MIOBの端部にメインアンプMAが接
続されている。そして、伝送ゲートTG1,TG2を構
成するpチャネルMOSFETのゲート端子には、ロウ
アドレスデコーダ12(図1参照)から供給されるXア
ドレスをデコードした信号BLEQが印加され、伝送ゲ
ートTG1,TG2を構成するnチャネルMOSFET
のゲート端子には上記デコード信号BLEQの反転信号
BLEQBが印加されており、X系アドレス信号に応じ
て選択的にオンされるように構成されている。
OT,LIOBには、サブアンプ回路SUBが接続され
ている。この実施例のサブアンプ回路SUBは、互いの
ソースが直結された一対のnチャネル型差動MOSFE
T Qn1,Qn2とこれらのMOSFET Qn1,
Qn2の共通ソースと接地点との間に直列形態に接続さ
れたnチャネルMOSFET Qn3,Qn4とから構
成されており、上記差動MOSFET Qn1,Qn2
のゲート端子がローカルコモンデータ線対LIOT,L
IOBにそれぞれ接続され、差動MOSFET Qn
1,Qn2のドレインは互いに他方のMOSFETのゲ
ートが接続されているローカルコモンデータ線対LIO
B,LIOTに交差結合されている。
路SUBは、一方のコモンデータ線の電位が上がるとそ
れにゲートが接続されているMOSFETがオン方向に
駆動されてドレイン電圧すなわちドレインが接続された
他方のコモンデータ線の電位を下げ、それによって他方
のMOSFETのゲート電圧が下がってオフさせる方向
に動作させる正帰還型の差動アンプとして動作する。
る直列形態のnチャネルMOSFET Qn3,Qn4
のうちQn3のゲート端子には、当該サブアンプSUB
の動作タイミングを与える制御信号DIOETが印加さ
れ、Qn4のゲート端子には、前述の伝送ゲートTG
1,TG2を構成するnチャネルMOSFETのゲート
端子に印加されている上記ロウアドレス系のデコード信
号BLEQの反転信号BLEQBが印加され、伝送ゲー
トTG1,TG2の導通と同時にQn4がオンされるよ
うに構成されている。なお、ここで、サブアンプSUB
の動作タイミングを与える制御信号DIOETは、セン
スアンプ&カラムスイッチ列SA&CSW内のカラムス
イッチを選択的にオンさせるカラム選択信号YSに基づ
いて形成された信号であり、後述のようにMOSFET
Qn3はQn4よりも若干遅れてオンされる。
OT間には、データ読出し時や書込み時にローカルコモ
ンデータ線対LIOB,LIOTを例えば0.9Vのよ
うな電位VBLRにプリチャージするためのプリチャー
ジMOSFET Qpc1,Qpc2が直列形態に接続
されているとともに、イコライズ用MOSFET Qe
3のソース・ドレインが接続されている。これらのMO
SFET Qe3,Qpc1,Qpc2のゲート端子に
は制御信号BLEQが共通に印加されている。
ングが示されている。データ読出し時には、ロウアドレ
スストローブ信号RASの立ち下がりでロウアドレス信
号がXアドレスバッファ11に取り込まれ、Xデコーダ
12でデコードされワードドライバ13によってメモリ
アレイ10内の対応する1本のワード線が選択レベルに
駆動される。これに呼応してコントロール回路21から
出力される内部制御信号BLEQがロウレベルに立ち下
がり、サブアンプ部ではプリチャージMOSFET Q
pc1,Qpc2およびイコライズMOSFET Qe
3がオフされる。すると、メモリアレイ内のビット線対
の電位BLが選択されたメモリセルからの読出しデータ
に応じて開き始める(タイミングt1)。また、このとき
サブアンプSUBのMOSFET Qn4がオンされ、
伝送ゲートTG1,TG2が導通状態にされる。
ASの立ち下がり同期してカラムアドレス信号がYアド
レスバッファ14に取り込まれてYデコーダ15でデコ
ードされ、センスアンプ&カラムスイッチ列SA&CS
W内のカラムスイッチを選択的にオンさせるカラム選択
信号YSがハイレベルに立ち上げられ、対応するセンス
アンプが活性化されるとともにカラムスイッチがオンさ
れる(タイミングt2)。このときコントロール回路2
1によって制御信号BQIOBとDIOETがハイレベ
ルに立ち上げられ、サブアンプSUBのMOSFET
Qn3がオンされてサブアンプSUBが活性化され、ロ
ーカルコモンデータ線LIOT,LIOBの電位差を増
幅する。これが導通状態の伝送ゲートTG1,TG2を
通りメインコモンデータ線MIOT,MIOBを介して
メインアンプMAに伝達されて増幅される。
Bの電位差がある程度まで増幅されると制御信号DIO
ETがロウレベルに立ち下げられ、サブアンプSUBが
非活性化されるとともに、プリチャージMOSFET
Qpc1,Qpc2がオンされて、ローカルコモンデー
タ線LIOT,LIOBがプリチャージされる(タイミ
ングt3)。
制御される。読出し時と異なる点は、制御信号BLEQ
BとDIOETがハイレベルに立ち上げられる前に、ラ
イトイネーブル信号がロウレベルであることを条件にコ
ントロール回路21によってライト回路20に対する書
込み制御信号MIWがハイレベルに立ち上げられ、それ
によってメインコモンデータ線MIOT,MIOBの電
位差がそのときデータ入力バッファ19へ外部から入力
されているライトデータDinに応じて広げられる点
と、制御信号BLEQBとDIOETによってサブアン
プSUBが活性化されるとともにカラム選択信号YSに
よってセンスアンプ&カラムスイッチ列SA&CSW内
のカラムスイッチがオンされた後でメモリアレイ内のビ
ット線の電位BLがライトデータに応じて広がる点にあ
る。
ルコモンデータ線LIOT,LIOBに設けられている
サブアンプSUBに直列形態のMOSFET Qn3,
Qn4が設けられ、Qn3のゲート端子には動作タイミ
ング信号DIOETが、またQn4のゲート端子にはア
ドレス系の制御信号BLEQBが印加され、これらの信
号の論理積をとってサブアンプを動作させるため不要な
(非選択の)サブアンプに流れる電流をなくし消費電力
を減らすことができる。
のMOSFET Qn3,Qn4が設けられているた
め、図7に示されている従来のサブアンプに比べてリー
ク電流が少なくなるという利点がある。すなわち、直列
形態のMOSFET Qn3,Qn4が設けられている
と、両方のMOSFETがオフされている状態におい
て、一方のMOSFETのゲートに印加される制御信号
にノイズがのってオンされても他方のMOSFETがオ
フされている直列形態のMOSFET Qn3,Qn4
が設けられていることによって貫通電流が流れることが
ない。
MOSFET Qn3,Qn4のゲート端子に印加され
ている制御信号BLEQBとDIOETは、接地点側の
MOSFET Qn4のゲートに印加されている制御信
号BLEQBの振幅の方が、接地点から離れている側の
MOSFET Qn3のゲートに印加されている制御信
号DIOETの振幅(0〜1.8V)よりも大きい0〜
3.5Vのような値にされている。これによって、制御
信号BLEQBとDIOETが同一振幅である場合に比
べてMOSFET Qn4が強くオンされてオン抵抗が
小さくなる分、MOSFET Qn3のソース電位が低
くなり、差動アンプの特性や出力振幅を電流スイッチン
グ用MOSFETが一つの場合と同程度にすることがで
き、直列形態の2つのMOSFETを設けたことによる
デメリットを最小限に抑えることができる。
ローカルコモンデータ線LIOT,LIOBごとに設け
られているため、図6の従来例のようにコモンデータ線
に一つだけ設けられている場合に比べて一つ一つのアン
プの駆動力は小さくて済み、その分ひとつのアンプの占
有面積を小さくできるので、メモリアレイ内の空スペー
スを利用して配置することでチップ面積を増大させるこ
とがないという利点がある。以下、その根拠を図4のレ
イアウト図を用いて分かり易く説明する。
リアレイの例を示す。図4(A)において、M−ARY
はメモリアレイ、Y−DECはYデコーダで、メモリア
レイM−ARYは互いに適当な間隔を置いてマトリック
ス状に配置された複数のメモリブロックMBLで構成さ
れている。図中に右下がりのハッチングで示す領域がそ
れぞれメモリブロックで、各メモリブロックMBLの上
下のスペース(図中に左下がりのハッチングで示す領
域)には対応するメモリブロックMBL内のワード線を
選択的に駆動するサブワードドライバ列SWDが配置さ
れている。従って、図4(A)ではワード線は上下方向
に延設されている。
ペース(図中に網掛けで示す領域)には前述したセンス
アンプ&カラムスイッチ列SA&SCWが配置されてい
る。従って、図4(A)ではビット線は左右方向に延設
されている。また、メインコモンデータ線MIOT,M
IOBは、メモリブロックMBLとサブワードドライバ
SWDの形成領域の上の空間を利用してビット線と並行
すなわち図4(A)では左右方向に沿って延設される。
MBLとサブワードドライバ列SWDとセンスアンプ&
カラムスイッチ列SA&SCWとに挟まれた領域(図中
に白抜き枠で示されている領域)は回路が形成されてい
ない空白領域である。この実施例においては、この空白
領域を利用して前述のサブアンプSUBを配置すること
で新たにサブアンプを配置するスペースを設ける必要を
なくし、これによってサブアンプを設けたにも関わらず
チップサイズの増大を抑えることができるようにした。
線に一つだけサブアンプを設ける場合には、アンプの駆
動力従って面積を大きくしなければならないため、図4
(A)に示されている一つの空白領域内に収まるように
配置することが困難であった。そのため、例えばコモン
データ線の中央部に一つサブアンプを設けて接続するに
は、図4(B)に太枠SUBで示すように、本発明に比
べて大きな配置スペースが必要になり、それによってメ
モリブロックBLの左右の間隔(もしくは上下の間隔)
がメモリアレイ全体に亘って広くなってしまい、メモリ
アレイの占有面積ひいてはチップサイズが増大すること
となる。
の場合が示されているが、図4(A)に示されているよ
うな構成のメモリアレイを1マットとして、それを複数
マット並べて配置することでさらに記憶容量の大きなメ
モリを構成してもよいことはいうまでもない。
プSUBのMOSFET Qn3,Qn4のゲート端子
に印加されている制御信号BLEQBとDIOETは、
ロウ系とカラム系のアドレス信号に対応した信号である
ため、図4のレイアウト構成のメモリアレイにおいて1
つのメモリブロックに対応されたサブアンプSUBを選
択的に活性化させて消費電力を減らすことができる。ま
た、そのような選択を行なうための信号を供給する配線
の引き回しが簡単でかつその配線長が比較的短くなるよ
うに設計することが容易にできる。
実施例は、図2の実施例におけるサブアンプSUBの差
動MOSFET Qn1,Qn2のドレインを直接ロー
カルコモンデータ線LIOT,LIOBに接続する代わ
りに、pチャネルMOSFET Qp1,Qp2を介し
て接続するとともに、このpチャネルMOSFETQp
1,Qp2のゲートを、nチャネルMOSFET Qn
3のゲートに印加されている制御信号DIORETの反
転信号DIOREBで駆動するようにしたものである。
制御信号DIORETは図2の実施例回路における制御
信号DIOETとリード時は同一でライト時はロウレベ
ルのままとされる信号すなわち図3において点線Eで囲
まれたパルスのない信号と考えれば良い。つまり、この
実施例では、サブアンプSUBは書込み時には非活性状
態として増幅動作させないで、メインコモンデータ線M
IOT,MIOBに接続されているライトアンプのみで
書込みのためのローカルコモンデータ線LIOT,LI
OBの駆動を行なうように構成したものである。かかる
構成においても図2の実施例と同様な効果が得られる。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前
記実施例では、メインアンプとライトアンプをメインコ
モンデータ線MIOT,MIOBに接続して書込みと読
出しでメインコモンデータ線MIOT,MIOBを共有
するようにしているが、読出し用のメインコモンデータ
線MIOT,MIOBとは別個に書込み用のメインコモ
ンデータ線を設けるように構成することも可能である。
なされた発明をその背景となった利用分野であるダイナ
ミック型RAMに適用した場合について説明したが、こ
の発明はそれに限定されるものでなく、クロック同期型
スタティックRAMその他、対をなすビット線をコモン
データに接続し電位差を増幅して読出しを行なう方式の
半導体メモリに広く利用することができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
線を介して初段アンプからの読出し信号を共通の最終ア
ンプに供給する方式の半導体メモリにおいて、コモンデ
ータ線が長くなっても高速の読出しを保証できるととも
に、チップサイズの増大を招くことのない読出し系の回
路を実現することができるという効果が得られる。
の一実施例を示すブロック図である。
す回路構成図である。
イミングチャートである。
レイのレイアウト構成例を示す説明図である。
示す回路構成図である。
成例を示す回路図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のメモリセルがマトリックス状に配
置されたメモリアレイ内の互いに対をなすビット線の電
位を増幅する初段アンプの出力を、アドレス信号に応じ
てオン、オフ制御されるスイッチ手段を介して他のビッ
ト線と共通のコモンデータ線対上に出力してコモンデー
タ線対に接続されている最終アンプでその電位差を増幅
してデータの読出しを行なうように構成された半導体記
憶装置において、上記センスアンプ回路とコモンデータ
線との間に初段アンプで増幅された信号をさらに増幅し
てコモンデータ線へ出力するサブアンプをそれぞれ設け
たことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 上記サブアンプは、ソースが共通結合さ
れ各々のドレインがコモンデータ線にそれぞれ接続され
るとともに、ゲートとドレインが交差結合された一対の
差動MOSFETと上記共通ソース側に接続された電流
スイッチング用MOSFETとからなる正帰還型の差動
アンプであり、上記電流スイッチ用MOSFETは、動
作タイミング信号によって制御される第1のMOSFE
Tとアドレス信号に応じてオン、オフ制御される上記ス
イッチ手段と同一系の制御信号により制御される第2の
MOSFETとが直列形態に接続されてなることを特徴
とする請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 上記直列形態の第1および第2のMOS
FETはそのうちゲート制御信号の振幅のが大きな信号
が入力される方が接地電位側に配置されていることを特
徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 上記第1のMOSFETは、そのゲート
端子に印加される動作タイミング信号はロウアドレス系
の信号に基づいて形成された信号であることを特徴とす
る請求項1、2または3に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 上記各サブアンプはメモリアレイ形成領
域とワードドライバ形成領域とセンスアンプ形成領域と
で挟まれた領域に配置されていることを特徴とする請求
項1、2、3または4に記載の半導体記憶装置。
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JP23257499A JP4299406B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 半導体記憶装置 |
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