JP2001056985A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JP2001056985A JP2001056985A JP11227300A JP22730099A JP2001056985A JP 2001056985 A JP2001056985 A JP 2001056985A JP 11227300 A JP11227300 A JP 11227300A JP 22730099 A JP22730099 A JP 22730099A JP 2001056985 A JP2001056985 A JP 2001056985A
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- Japan
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- reel
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- drive
- take
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気記録再生装置のリール駆動系におい
て、コストを抑えながら、高密度記録用の薄手テープに
対応した細かいバックテンションコントロールや、長時
間テープの高速アクセスに必要な高速FF、REWを可能に
する。 【解決手段】 磁気記録再生装置のリール駆動系におい
て、供給側のリールモータ５のみDD（ダイレクトドライ
ブ）駆動とし、テイクアップリール１３、キャプスタン
モータ１１、ドラムモータなどの駆動源を、ベルト１６
やギア列１８で動力的に直結したことを特徴とする磁気
記録再生装置４０。
て、コストを抑えながら、高密度記録用の薄手テープに
対応した細かいバックテンションコントロールや、長時
間テープの高速アクセスに必要な高速FF、REWを可能に
する。 【解決手段】 磁気記録再生装置のリール駆動系におい
て、供給側のリールモータ５のみDD（ダイレクトドライ
ブ）駆動とし、テイクアップリール１３、キャプスタン
モータ１１、ドラムモータなどの駆動源を、ベルト１６
やギア列１８で動力的に直結したことを特徴とする磁気
記録再生装置４０。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置
の、リール駆動技術に関するものである。
の、リール駆動技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に磁気記録再生装置のリール駆動系
は、図２に示す如く、業務用や民生用でも高級機は、リ
ールモータとしてDD(ダイレクトドライブ)方式が用いら
れ、民生用一般機は、図３に示す如く、キャプスタンモ
ータから、ベルトやギヤ列で動力を取る方式が用いられ
ていた。ここで、図２、図３の従来例構成について概略
説明する。
は、図２に示す如く、業務用や民生用でも高級機は、リ
ールモータとしてDD(ダイレクトドライブ)方式が用いら
れ、民生用一般機は、図３に示す如く、キャプスタンモ
ータから、ベルトやギヤ列で動力を取る方式が用いられ
ていた。ここで、図２、図３の従来例構成について概略
説明する。
【０００３】図２は従来の磁気記録再生装置２０の要部
構成を示す一実施例の平面図である。この図２におい
て、１は磁気テープ２に所定の記録再生が行われるガイ
ドドラム、３は供給側のローディングポール、４は巻き
取り側のローディングポールである。５は供給側のDDリ
ールモータ、６はテープカセットで、このテープカセッ
ト６内に前記した磁気テープ２が所定量巻回されたサプ
ライリール７が載置されている。このサプライリール７
より繰り出された磁気テープ２は供給側のテンションア
ーム８により所定のテープテンションが付与された形で
全幅消去ヘッド９に送り出され、そこで、所定の消去が
行われた後、前記した供給側のローディングポール３、
ガイドドラム１，巻き取り側のローディングポール４を
経て音声ヘッド１０に至り、そこで所定の音声の記録が
行われた後、キャプスタンモータ１１を経て巻き取り側
のローディングアーム１２に至り、しかる後、テープカ
セット６内のテイクアップリール１３に巻き取られる。
なお、１４は、巻き取り側のDDリールモータである。
構成を示す一実施例の平面図である。この図２におい
て、１は磁気テープ２に所定の記録再生が行われるガイ
ドドラム、３は供給側のローディングポール、４は巻き
取り側のローディングポールである。５は供給側のDDリ
ールモータ、６はテープカセットで、このテープカセッ
ト６内に前記した磁気テープ２が所定量巻回されたサプ
ライリール７が載置されている。このサプライリール７
より繰り出された磁気テープ２は供給側のテンションア
ーム８により所定のテープテンションが付与された形で
全幅消去ヘッド９に送り出され、そこで、所定の消去が
行われた後、前記した供給側のローディングポール３、
ガイドドラム１，巻き取り側のローディングポール４を
経て音声ヘッド１０に至り、そこで所定の音声の記録が
行われた後、キャプスタンモータ１１を経て巻き取り側
のローディングアーム１２に至り、しかる後、テープカ
セット６内のテイクアップリール１３に巻き取られる。
なお、１４は、巻き取り側のDDリールモータである。
【０００４】図３は従来の磁気記録再生装置３０の要部
構成を示す一実施例の平面図である。なお、この図３の
磁気記録再生装置３０の説明において、従来と同一構成
部分は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この図３において図２と異なる部分はキャプスタンモー
タ１１と中間駆動機構１５とを連結するベルト１６と、
この中間駆動機構１５を介して、例えば、テイクアップ
リール１３に駆動力を伝達するアイドラーギア１７で磁
気テープ２の駆動機構が構成されている点である。そし
て、これらの方式にはそれぞれ次のような特徴がある。
構成を示す一実施例の平面図である。なお、この図３の
磁気記録再生装置３０の説明において、従来と同一構成
部分は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この図３において図２と異なる部分はキャプスタンモー
タ１１と中間駆動機構１５とを連結するベルト１６と、
この中間駆動機構１５を介して、例えば、テイクアップ
リール１３に駆動力を伝達するアイドラーギア１７で磁
気テープ２の駆動機構が構成されている点である。そし
て、これらの方式にはそれぞれ次のような特徴がある。
【０００５】「DD方式」 高密度記録再生や薄手テープを使用するための細かい
バックテンション制御が可能である。 高速アクセスに不可欠な、高速FF（早送り）、REW
（巻戻し）とその最中の細かいバックテンション制御が
可能である。 薄手テープをダメージ少なくローディングするため
の、ローディング途中のテープテンション制御が可能で
ある。 メカニズムが簡素となるので信頼性が高い。等の利点
がある一方、DDモータのコストが高いという欠点があ
る。
バックテンション制御が可能である。 高速アクセスに不可欠な、高速FF（早送り）、REW
（巻戻し）とその最中の細かいバックテンション制御が
可能である。 薄手テープをダメージ少なくローディングするため
の、ローディング途中のテープテンション制御が可能で
ある。 メカニズムが簡素となるので信頼性が高い。等の利点
がある一方、DDモータのコストが高いという欠点があ
る。
【０００６】「キャプスタンモータからベルトやギヤ列
で動力を取る方式」この方式によれば、「DD方式」に比
べて、コストが安いという利点がある。このように、テ
ープの駆動方式としては「DD方式」の方がかなり優れて
いるが、民生用一般機ではまずコストを抑える必要があ
るので、一般的にはキャプスタンモータからベルトやギ
ヤ列で動力を取る図３の方式が用いられていた。
で動力を取る方式」この方式によれば、「DD方式」に比
べて、コストが安いという利点がある。このように、テ
ープの駆動方式としては「DD方式」の方がかなり優れて
いるが、民生用一般機ではまずコストを抑える必要があ
るので、一般的にはキャプスタンモータからベルトやギ
ヤ列で動力を取る図３の方式が用いられていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、放送
のデジタル化によるチャンネル数の増加、パソコンの普
及や性能の向上により、例えば、VTRにしてもコンピュ
ータのデータバックアップ装置にしても、磁気記録再生
装置に要求される記録容量は増え続けている。そのた
め、高密度記録再生や、長時間用の薄手テープの使用、
必要なデータへのアクセス速度の向上もますます必要に
なって、リール駆動系の高性能化の要求が増している。
のデジタル化によるチャンネル数の増加、パソコンの普
及や性能の向上により、例えば、VTRにしてもコンピュ
ータのデータバックアップ装置にしても、磁気記録再生
装置に要求される記録容量は増え続けている。そのた
め、高密度記録再生や、長時間用の薄手テープの使用、
必要なデータへのアクセス速度の向上もますます必要に
なって、リール駆動系の高性能化の要求が増している。
【０００８】一方、それらの機器の民生分野への普及に
伴い、低価格のためのコストダウンの要求も厳しくなっ
ている。また、業務用分野でも、投資力のない規模の、
例えば、小さな放送局やプロダクションが増え、業務用
デジタルVTRの低価格化の要求も増している。
伴い、低価格のためのコストダウンの要求も厳しくなっ
ている。また、業務用分野でも、投資力のない規模の、
例えば、小さな放送局やプロダクションが増え、業務用
デジタルVTRの低価格化の要求も増している。
【０００９】このような背景にあって、一般に低価格機
ではリール駆動の動力を、キャプスタンモータからベル
トやギヤ列で取る方式を採用していたため、上記のよう
な高性能なリール駆動の要求に応えることは困難になっ
てきている。しかし、DD駆動方式では、DDリールモータ
のコストがメカデッキのコストの約1/3以上を占めるほ
ど高額なので、コストアップを招き価格との兼ね合いが
とれないという課題があった。
ではリール駆動の動力を、キャプスタンモータからベル
トやギヤ列で取る方式を採用していたため、上記のよう
な高性能なリール駆動の要求に応えることは困難になっ
てきている。しかし、DD駆動方式では、DDリールモータ
のコストがメカデッキのコストの約1/3以上を占めるほ
ど高額なので、コストアップを招き価格との兼ね合いが
とれないという課題があった。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題に
鑑みなされたもので、磁気記録再生装置のリール駆動系
において、供給側のリールモータ５のみDD（ダイレクト
ドライブ）駆動とし、テイクアップリール１３、キャプ
スタンモータ１１、ドラムモータなどの駆動源を、ベル
ト１６やギア列１８で動力的に直結したこと磁気記録再
生装置４０を提供するものである。
鑑みなされたもので、磁気記録再生装置のリール駆動系
において、供給側のリールモータ５のみDD（ダイレクト
ドライブ）駆動とし、テイクアップリール１３、キャプ
スタンモータ１１、ドラムモータなどの駆動源を、ベル
ト１６やギア列１８で動力的に直結したこと磁気記録再
生装置４０を提供するものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図１は、本発明に係る磁気記録再
生装置の要部構成を示す平面図である。なお、従来と同
一構成部分は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略
する。この図１において図３と異なる部分は、キャプス
タンモータ１１とテイクアップリール１３とをベルト１
６を介して、例えば、カウンターギア１８により直接的
に連結している点である。
施の形態を説明する。図１は、本発明に係る磁気記録再
生装置の要部構成を示す平面図である。なお、従来と同
一構成部分は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略
する。この図１において図３と異なる部分は、キャプス
タンモータ１１とテイクアップリール１３とをベルト１
６を介して、例えば、カウンターギア１８により直接的
に連結している点である。
【００１２】以下に、本発明の概略構成につき説明す
る。本発明においては、供給側のリールモータ５のみDD
方式として、このリールモータ５により直接サプライリ
ール７を駆動している。巻き取り側は、キャプスタンモ
ータ１１から図示しないプーリとベルト１６により動力
を伝え、カウンターギア１８を回転し、これと噛み合う
テイクアップリール１３の、例えば、下側に設けたリー
ル１９を駆動する。このような構成にすることにより、
例えば、VTRの各操作モードにおいて次のような動作が
可能となる。
る。本発明においては、供給側のリールモータ５のみDD
方式として、このリールモータ５により直接サプライリ
ール７を駆動している。巻き取り側は、キャプスタンモ
ータ１１から図示しないプーリとベルト１６により動力
を伝え、カウンターギア１８を回転し、これと噛み合う
テイクアップリール１３の、例えば、下側に設けたリー
ル１９を駆動する。このような構成にすることにより、
例えば、VTRの各操作モードにおいて次のような動作が
可能となる。
【００１３】 Play,Recモード テイクアップリール１３への磁気テープ２の巻き取り
は、キャプスタンモータ１１からベルト１６を介してカ
ウンターギア１８を駆動し、回転方向を合わせてカウン
ターギア１８とかみ合うテイクアップリール１３の下側
に設けたリール１９との係合により磁気テープ２を巻き
取る。カウンターギア１８の回転数の設定はこれらのギ
ア比で行い、巻き取りトルクを制限する場合は、これら
のギアの内部にクラッチを組み込むことで行う。
は、キャプスタンモータ１１からベルト１６を介してカ
ウンターギア１８を駆動し、回転方向を合わせてカウン
ターギア１８とかみ合うテイクアップリール１３の下側
に設けたリール１９との係合により磁気テープ２を巻き
取る。カウンターギア１８の回転数の設定はこれらのギ
ア比で行い、巻き取りトルクを制限する場合は、これら
のギアの内部にクラッチを組み込むことで行う。
【００１４】 REWモード 図示しないピンチローラがキャプスタンモータ１１のキ
ャプスタン１１aから離れるREWモードでは、供給側のDD
リールモータ５を巻き戻し方向に高速で回転させREWを
行う。この時のバックテンションの制御はキャプスタン
モータ１１にバックトルクをかけることで行う。キャプ
スタンモータ１１のトルクを制御することは容易なの
で、細かいバックテンションの制御が容易にできる。高
速アクセスのREWの立ち上げ時に、薄手テープのダメー
ジ防止のために供給側で送り出しをする場合でも、キャ
プスタンモータ１１が単独でサプライリール７を駆動で
きるので、容易に可能である。この点、アイドラギアを
使う方式では、ギアの噛み合いがはずれやすいので採用
は手控えた方が得策である。
ャプスタン１１aから離れるREWモードでは、供給側のDD
リールモータ５を巻き戻し方向に高速で回転させREWを
行う。この時のバックテンションの制御はキャプスタン
モータ１１にバックトルクをかけることで行う。キャプ
スタンモータ１１のトルクを制御することは容易なの
で、細かいバックテンションの制御が容易にできる。高
速アクセスのREWの立ち上げ時に、薄手テープのダメー
ジ防止のために供給側で送り出しをする場合でも、キャ
プスタンモータ１１が単独でサプライリール７を駆動で
きるので、容易に可能である。この点、アイドラギアを
使う方式では、ギアの噛み合いがはずれやすいので採用
は手控えた方が得策である。
【００１５】 FFモード キャプスタンモータ１１の回転数を上げ高速のFFを行
う。バックテンションの制御は、供給側のDDリールモー
タ５のバックトルクを制御することで行う。REWと同じ
ように、細かいテンション制御や、送り出し制御も容易
である。この点、アイドラギアを使う方式では、ギアの
噛み合いがはずれやすいので採用は手控えた方が得策で
ある。
う。バックテンションの制御は、供給側のDDリールモー
タ５のバックトルクを制御することで行う。REWと同じ
ように、細かいテンション制御や、送り出し制御も容易
である。この点、アイドラギアを使う方式では、ギアの
噛み合いがはずれやすいので採用は手控えた方が得策で
ある。
【００１６】 テープローディングモード 薄手テープを使う場合や、高速ローディングを行う場
合、テープダメージをおこしやすく、しばしば問題とな
る。一般的には供給側から磁気テープ２を引き出すが、
供給側はDDリールモータ５なので、ローディング途中の
細かいバックテンションコントロールや、送り出しとい
ったテンション低減策も採ることができる。
合、テープダメージをおこしやすく、しばしば問題とな
る。一般的には供給側から磁気テープ２を引き出すが、
供給側はDDリールモータ５なので、ローディング途中の
細かいバックテンションコントロールや、送り出しとい
ったテンション低減策も採ることができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したことに
より、DDリール駆動方式の長所をそのまま維持しなが
ら、装置全体として約20％程度の大幅なコストダウンが
達成できた。
より、DDリール駆動方式の長所をそのまま維持しなが
ら、装置全体として約20％程度の大幅なコストダウンが
達成できた。
【図１】本発明に係る磁気記録再生装置の要部構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図２】従来の磁気記録再生装置の要部構成を示す一実
施例の平面図である。
施例の平面図である。
【図３】従来の磁気記録再生装置の要部構成を示す他の
実施例の平面図である。
実施例の平面図である。
５ 供給側のリールモータ １１ キャプスタンモータ １３ テイクアップリール １６ ベルト １８ ギア列 ４０ 磁気記録再生装置
Claims (1)
- 【請求項１】磁気記録再生装置のリール駆動系におい
て、供給側のリールモータのみDD（ダイレクトドライ
ブ）駆動とし、テイクアップリール、キャプスタンモー
タ、ドラムモータなどの駆動源を、ベルトやギア列で動
力的に直結したことを特徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11227300A JP2001056985A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11227300A JP2001056985A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001056985A true JP2001056985A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16858665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11227300A Pending JP2001056985A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001056985A (ja) |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP11227300A patent/JP2001056985A/ja active Pending
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