JP2001056457A - 液晶パネルの駆動方法及びその回路 - Google Patents

液晶パネルの駆動方法及びその回路

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JP2001056457A
JP2001056457A JP11230847A JP23084799A JP2001056457A JP 2001056457 A JP2001056457 A JP 2001056457A JP 11230847 A JP11230847 A JP 11230847A JP 23084799 A JP23084799 A JP 23084799A JP 2001056457 A JP2001056457 A JP 2001056457A
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JP
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signal
count value
liquid crystal
counter
crystal panel
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JP11230847A
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English (en)
Inventor
Yorihiro Shioda
順洋 塩田
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い表示品質を維持したまま消費電流を削減
する。 【解決手段】 開示される液晶パネルの駆動方法は、連
続する2つの走査信号S 及びSの連続する2つの選
択期間内において、連続する2つのデータ信号Dを、前
の走査信号Sから後の走査信号Sへ切り替わる時刻
を中心とした1つのパルスとして発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話や液晶
テレビ受像機等のディスプレイとして用いられ、マトリ
ックス状に液晶セルが配列された液晶パネルを駆動する
液晶パネルの駆動方法及びその回路に関し、特に、文字
や画像等を段階的に濃淡を付けて階調表示する階調表示
方式を用いた液晶パネルの駆動方法及びその回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶パネルのうち、シンプル・マ
トリックス駆動方式の液晶パネルは、行方向に所定間隔
で設けられた複数本の走査電極と列方向に所定間隔で設
けられた複数本の信号電極との交点を画素とし、各画素
に等価的に容量性負荷である液晶セルを配列し、表示デ
ータ及びフレーム信号に基づいて生成された走査信号及
びデータ信号を走査電極及び信号電極に印加することに
より、文字や画像等を表示するものである。なお、走査
信号はコモン信号とも呼ばれ、データ信号はセグメント
信号とも呼ばれる。この種のシンプル・マトリックス駆
動方式の液晶パネルに、文字や画像等を段階的に濃淡を
付けて階調表示する階調表示方式の1つとして、時分割
でパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)に
より階調表示するパルス幅変調階調表示方式があり、例
えば、「液晶ハンドブック」(日本学術振興会第142
委員会編、日刊工業新聞社刊、第403〜第406頁)
に概略が開示されている。このパルス幅変調階調表示方
式は、走査信号の周期のうち、行の選択が許容されてい
る期間である選択期間を必要な階調数に分割し、階調に
応じて印加するデータ信号のパルス幅を変更するもので
ある。
【0003】図8は、上記パルス幅変調階調表示方式を
採用した従来の液晶パネル1の駆動回路の電気的構成例
を示すブロック図である。この例の液晶パネル1は、説
明を簡単にするために、行方向に所定間隔で設けられた
3本の走査電極2〜2と列方向に所定間隔で設けら
れた3本の信号電極3〜3との交点を画素とし、各
画素に9個の液晶セル411〜413、4 21
23、431〜433が配列され、各液晶セル4の両
端が対応する走査電極2と信号電極3に接続されて構成
されているものとする。
【0004】また、この例の液晶パネルの駆動回路は、
液晶パネル制御回路5と、走査信号発生回路6と、デー
タ信号発生回路7とから概略構成されている。液晶パネ
ル制御回路5は、クロック発生回路8と、アップカウン
タ9と、フレーム信号発生回路10と、アドレス信号発
生回路11と、階調制御信号発生回路12とから概略構
成されている。クロック発生回路8は、外部から供給さ
れる基本クロックBCKを分周してクロックCKを発生
し、アップカウンタ9、フレーム信号発生回路10及び
アドレス信号発生回路11に供給する。アップカウンタ
9は、クロック発生回路8から供給されるクロックCK
に基づいて、設定可能な最大階調数をnとした場合、1
から(n−1)までカウントアップすると共に、カウン
ト値CNTを階調制御信号発生回路12に供給する。今
の場合、最大階調数nは9であるとする。フレーム信号
発生回路10は、クロック発生回路8から供給されるク
ロックCKに基づいて、フレームの切り替わり時に変化
するフレーム信号FRを発生し、走査信号発生回路6及
びデータ信号発生回路7に供給する。
【0005】アドレス信号発生回路11は、クロック発
生回路8から供給されるクロックCKに基づいて、走査
信号発生回路6が選択すべき行を制御するアドレス信号
ADを発生し、走査信号発生回路6に供給する。階調制
御信号発生回路12は、最少階調1(2値表示)から最
大階調n(今の場合、n=9)までのうち、操作者によ
って設定された階調に応じた階調値CON(0から8ま
で)が格納された階調レジスタ(外部に設けられてい
る)から供給される階調値CONと、アップカウンタ9
から供給されるカウント値CNTとに基づいて、階調制
御信号CCTLを発生し、データ信号発生回路7に供給
する。なお、階調値CONは、走査信号Sの周期のう
ち、走査信号発生回路6によって行の選択が許容されて
いる期間である選択期間内でアクティブとされるデータ
信号Dのパルス幅PWに相当する。
【0006】走査信号発生回路6は、アドレス信号発生
回路11から供給されるアドレス信号ADによって、外
部から供給される液晶駆動電圧V、V、V及びV
を変調して走査信号S、S及びSを順次発生し
て液晶パネル1の走査電極2 〜2に順次印加すると
共に、フレーム信号発生回路10から供給されるフレー
ム信号FRに基づいて、走査信号Sの発生から走査信
号Sの発生に切り替わる。データ信号発生回路7は、
階調制御信号発生回路12から供給される階調制御信号
CCTLによって、外部から供給される液晶駆動電圧V
、V、V及びVを変調してデータ信号D、D
及びDを順次発生して液晶パネル1の信号電極3
〜3に順次印加する。
【0007】次に、上記構成の液晶パネルの駆動回路の
動作について、図9に示すフローチャート及び図10に
示すタイミングチャートを参照して説明する。まず、ス
テップSA1では、階調制御信号発生回路12は、外部
に設けられている階調レジスタに格納されている階調値
CON、すなわち、データ信号Dのパルス幅PWが供給
されると、ステップSA2へ進む。今の場合、パルス幅
PWとして「2」が供給されたものとする。ステップS
A2では、階調制御信号発生回路12は、階調値CON
と、アップカウンタ9から供給されたカウント値CNT
とを比較して、カウント値CNTが階調値CON以下で
あるか否かを判断する。この判断結果が「YES」の場
合には、階調制御信号発生回路12は、ステップSA3
へ進む。一方、ステップSA2の判断結果が「NO」の
場合、すなわち、カウント値CNTが階調値CONより
大きい場合には、階調制御信号発生回路12は、ステッ
プSA8へ進む。今の場合、図10(1)に示すよう
に、カウント値CNTは「1」であり、階調値CONの
「2」以下であるので、ステップSA2の判断結果は
「YES」となり、階調制御信号発生回路12は、ステ
ップSA3へ進む。
【0008】ステップSA3では、階調制御信号発生回
路12は、カウント値CNTが最大カウント値である
「8」に等しいか否かを判断する。この判断結果が「N
O」の場合には、階調制御信号発生回路12は、ステッ
プSA4へ進む。一方、ステップSA3の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、カウント値CNTが
「8」に等しい場合には、階調制御信号発生回路12
は、ステップSA6へ進む。今の場合、図10(1)に
示すように、カウント値CNTは「1」であり、「8」
に等しくないので、ステップSA3の判断結果は「N
O」となり、階調制御信号発生回路12は、ステップS
A4へ進む。ステップSA4では、階調制御信号発生回
路12は、階調制御信号CCTLの振幅を第1の電源電
圧VDDに設定する。今の場合、図10(2)に示すよ
うに、階調制御信号CCTLの振幅が第1の電源電圧V
DDに設定される。ステップSA5では、アップカウン
タ9は、カウント値CNTに「1」をインクリメントす
る。今の場合、図10(1)に示すように、カウント値
CNTは「2」となる。一方、ステップSA6では、階
調制御信号発生回路12は、階調制御信号CCTLの振
幅を第1の電源電圧VDDに設定する。ステップSA7
では、アップカウンタ9は、カウント値CNTを「1」
に戻す。
【0009】これにより、階調制御信号発生回路12
は、再びステップSA2において、カウント値CNTが
階調値CON以下であるか否かを判断する。今の場合、
図10(1)に示すように、カウント値CNTは「2」
であり、階調値CONの「2」以下であるので、ステッ
プSA2の判断結果は「YES」となり、階調制御信号
発生回路12は、ステップSA3へ進む。ステップSA
3では、階調制御信号発生回路12は、カウント値CN
Tが最大カウント値である「8」に等しいか否かを判断
する。今の場合、図10(1)に示すように、カウント
値CNTは「2」であり、「8」に等しくないので、ス
テップSA3の判断結果は「NO」となり、階調制御信
号発生回路12は、ステップSA4へ進む。ステップS
A4では、階調制御信号発生回路12は、階調制御信号
CCTLの振幅を第1の電源電圧VDDに設定する。今
の場合、図10(2)に示すように、階調制御信号CC
TLの振幅が第1の電源電圧VDDに設定される。ステ
ップSA5では、アップカウンタ9は、カウント値CN
Tに「1」をインクリメントする。今の場合、図10
(1)に示すように、カウント値CNTは「3」とな
る。
【0010】これにより、階調制御信号発生回路12
は、再びステップSA2において、カウント値CNTが
階調値CON以下であるか否かを判断する。今の場合、
図10(1)に示すように、カウント値CNTは「3」
であり、階調値CONの「2」より大きいので、ステッ
プSA2の判断結果は「NO」となり、階調制御信号発
生回路12は、ステップSA8へ進む。ステップSA8
では、階調制御信号発生回路12は、カウント値CNT
が最大カウント値である「8」に等しいか否かを判断す
る。この判断結果が「NO」の場合には、階調制御信号
発生回路12は、ステップSA9へ進む。一方、ステッ
プSA8の判断結果が「YES」の場合、すなわち、カ
ウント値CNTが「8」に等しい場合には、階調制御信
号発生回路12は、ステップSA11へ進む。今の場
合、図10(1)に示すように、カウント値CNTは
「3」であり、「8」に等しくないので、ステップSA
8の判断結果は「NO」となり、階調制御信号発生回路
12は、ステップSA9へ進む。ステップSA9では、
階調制御信号発生回路12は、階調制御信号CCTLの
振幅を第2の電源電圧VSSに設定する。今の場合、図
10(2)に示すように、階調制御信号CCTLの振幅
が第2の電源電圧VSSに設定される。ステップSA1
0では、アップカウンタ9は、カウント値CNTに
「1」をインクリメントする。今の場合、図10(1)
に示すように、カウント値CNTは「4」となる。
【0011】以上説明したステップSA2、SA8〜S
A10の処理が、ステップSA10の処理において、カ
ウント値CNTが「8」になるまで繰り返される。そし
て、ステップSA10の処理において、カウント値CN
Tが「8」になると、階調制御信号発生回路12は、再
びステップSA2において、カウント値CNTが階調値
CON以下であるか否かを判断する。今の場合、図10
(1)に示すように、カウント値CNTは「8」であ
り、階調値CONの「2」より大きいので、ステップS
A2の判断結果は「NO」となり、階調制御信号発生回
路12は、ステップSA8へ進む。ステップSA8で
は、階調制御信号発生回路12は、カウント値CNTが
最大カウント値である「8」に等しいか否かを判断す
る。今の場合、図10(1)に示すように、カウント値
CNTは「8」であり、「8」に等しいので、ステップ
SA8の判断結果は「YES」となり、階調制御信号発
生回路12は、ステップSA11へ進む。ステップSA
11では、階調制御信号発生回路12は、階調制御信号
CCTLの振幅を第2の電源電圧VSSに設定する。今
の場合、図10(2)に示すように、階調制御信号CC
TLの振幅が第2の電源電圧VSSに設定される。ステ
ップSA12では、アップカウンタ9は、カウント値C
NTを「1」に戻す。今の場合、図10(1)に示すよ
うに、カウント値CNTは「1」となる。
【0012】これ以降、上記したステップSA2〜SA
12の処理が繰り返され、階調制御信号発生回路12
は、図10(2)に示す階調制御信号CCTLを発生す
る。図10において、(3)はこの場合にデータ信号発
生回路7が発生するデータ信号Dの波形の一例を示し、
(4)〜(6)はこの場合に走査信号発生回路6が発生
する走査信号S〜Sの波形の一例を示している。階
調制御信号CCTLは、図10(2)及び(4)〜
(6)から分かるように、走査信号Sから走査信号S
へ切り替わる時(時刻T)、走査信号Sから走査
信号Sへ切り替わる時(時刻T)、及び走査信号S
から走査信号S へ切り替わる時(時刻T)を始点
としたパルスとして生成される。これにより、データ信
号発生回路7は、階調制御信号発生回路12から供給さ
れる階調制御信号CCTLによって、外部から供給され
る液晶駆動電圧V、V、V及びVを変調してデ
ータ信号D、D及びDを順次発生し、液晶パネル
1の信号電極3〜3に順次印加するのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年では、液晶パネル
に表示すべき文字や画像等が多種多様であるため、これ
らを高品質で表示するために、上記した階調表示方式が
採用されている。一方、液晶パネルは、近年、携帯用の
各種電子機器、例えば、携帯電話や液晶テレビ受像機等
のディスプレイとしても用いられているが、これらの電
子機器は電源としてバッテリや乾電池を採用しているた
め、電子機器の消費電流が少ないことが要望されてい
る。したがって、携帯用の各種電子機器に用いられる液
晶パネルの駆動回路については、高い表示品質と消費電
流の削減との調和をとることが要望されている。ところ
が、上記した従来の液晶パネルの駆動回路においては、
階調表示するために、パルス幅PWを2に設定した場合
には、図10(3)から分かるように、階調表示しない
場合、すなわち、パルス幅PWを0又は8に設定した場
合に比べて、データ信号Dのエッジ数が多くなってい
る。したがって、表示データが文字や画像等を表示しな
いこと示すものでない限り、走査信号Sが切り替わる毎
に、データ信号Dは1個のパルスが発生する。このパル
スによって容量性負荷である液晶セル4に電荷が充放電
されるので、その分消費電流が増加してしまう。これに
より、上記した高い表示品質と消費電流の削減との調和
をとることができないという問題があった。
【0014】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、高い表示品質を維持したままで消費電流を削減
することができる液晶パネルの駆動方法及びその回路を
提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、行方向に所定間隔で設けら
れた複数本の走査電極と列方向に所定間隔で設けられた
複数本の信号電極との各交点に複数個の液晶セルが配列
された液晶パネルの、上記複数本の走査電極に走査信号
を順次印加すると共に、上記複数本の信号電極に、上記
走査信号の選択期間内において階調に応じてそのパルス
幅を変更して発生させたデータ信号を順次印加すること
により、上記液晶パネルに文字や画像を階調表示する液
晶パネルの駆動方法に係り、連続する2つの走査信号の
連続する2つの選択期間内において、連続する2つのデ
ータ信号を、前の走査信号から後の走査信号へ切り替わ
る時刻を中心とした1つのパルスとして発生させること
を特徴としている。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の液晶パネルの駆動方法に係り、あるデータ信号を、
前のデータ信号と連続した1つのパルスとして発生させ
るか、後のデータ信号と連続した1つのパルスとして発
生させるかをフレーム毎に切り替えることを特徴として
いる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、行方向に所
定間隔で設けられた複数本の走査電極と列方向に所定間
隔で設けられた複数本の信号電極との各交点に複数個の
液晶セルが配列された液晶パネルの、上記複数本の走査
電極に走査信号を順次印加すると共に、上記複数本の信
号電極に、上記走査信号の選択期間内において階調に応
じてそのパルス幅を変更して発生させたデータ信号を順
次印加することにより、上記液晶パネルに文字や画像を
階調表示する液晶パネルの駆動回路に係り、連続する2
つの走査信号の連続する2つの選択期間内において、連
続する2つのデータ信号を、前の走査信号から後の走査
信号へ切り替わる時刻を中心とした1つのパルスとして
発生させるデータ信号発生回路を備えてなることを特徴
としている。
【0018】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の液晶パネルの駆動回路に係り、上記データ信号発生
回路は、操作者によって設定された階調に基づいて、上
記データ信号のアクティブとすべき期間を計時する第1
のカウンタと、上記データ信号のノンアクティブとすべ
き期間を計時する第2のカウンタと、上記第1のカウン
タのカウント値と、上記第2のカウンタのカウント値と
を切り替えて出力する切替手段とを備え、連続する2つ
の走査信号の連続する2つの選択期間内において、前の
選択期間内においては、前のデータ信号を、上記第2の
カウンタのカウント値に基づいてノンアクティブにした
後、上記第1のカウンタのカウント値に基づいてアクテ
ィブにすることにより発生させると共に、後の選択期間
内においては、後のデータ信号を、上記第1のカウンタ
のカウント値に基づいてアクティブにした後、上記第2
のカウンタのカウント値に基づいてノンアクティブにす
ることにより発生させることを特徴としている。
【0019】また、請求項5記載の発明は、請求項3又
は4記載の液晶パネルの駆動回路に係り、あるデータ信
号を、前のデータ信号と連続した1つのパルスとして発
生させるか、後のデータ信号と連続した1つのパルスと
して発生させるかをフレーム毎に切り替える切替手段を
備えてなることを特徴としている。
【0020】また、請求項6記載の発明は、行方向に所
定間隔で設けられた複数本の走査電極と列方向に所定間
隔で設けられた複数本の信号電極との各交点に複数個の
液晶セルが配列された液晶パネルの、上記複数本の走査
電極に走査信号を順次印加すると共に、上記複数本の信
号電極に、上記走査信号の選択期間内において階調に応
じてそのパルス幅を変更して発生させたデータ信号を順
次印加することにより、上記液晶パネルに文字や画像を
階調表示する液晶パネルの駆動回路に係り、設定可能な
最大階調数をnとした場合、1から(n−1)までカウ
ントアップするアップカウンタと、(n−1)から1ま
でカウントダウンするダウンカウンタと、上記走査信号
を発生する走査信号発生回路が選択すべき行を制御する
アドレス信号を発生するアドレス信号発生回路と、上記
アドレス信号が奇数の場合には、上記ダウンカウンタの
カウント値を選択し、上記アドレス信号が偶数の場合に
は、上記アップカウンタのカウント値を選択するセレク
タと、操作者によって設定された階調と、上記セレクタ
から供給されるカウント値とに基づいて、連続する2つ
の走査信号の連続する2つの選択期間内において、連続
する2つのデータ信号を、前の走査信号から後の走査信
号へ切り替わる時刻を中心とした1つのパルスとして発
生させるデータ信号発生回路とを備えてなることを特徴
としている。
【0021】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の液晶パネルの駆動回路に係り、上記ダウンカウンタ
に代えて、上記最大階調数nから上記アップカウンタの
カウント値を順次減算した減算値を上記セレクタに供給
する減算器を備え、上記セレクタは、上記アドレス信号
が奇数の場合には、上記減算値を選択し、上記アドレス
信号が偶数の場合には、上記アップカウンタのカウント
値を選択することを特徴としている。
【0022】また、請求項8記載の発明は、請求項6又
は7記載の液晶パネルの駆動回路に係り、上記セレクタ
は、上記アドレス信号が偶数の場合には、上記ダウンカ
ウンタのカウント値又は上記減算値を選択し、上記アド
レス信号が奇数の場合には、上記アップカウンタのカウ
ント値を選択することを特徴としている。
【0023】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の液晶パネルの駆動回路に係り、上記セレクタは、上
記アドレス信号が奇数の場合に上記ダウンカウンタのカ
ウント値又は上記減算値を選択し、上記アドレス信号が
偶数の場合に上記アップカウンタのカウント値を選択す
ることと、上記アドレス信号が偶数の場合に上記ダウン
カウンタのカウント値又は上記減算値を選択し、上記ア
ドレス信号が奇数の場合に上記アップカウンタのカウン
ト値を選択することとをフレーム毎に切り替えることを
特徴としている。
【0024】
【作用】この発明の構成によれば、高い表示品質を維持
したままで消費電流を削減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 A.第1の実施例 まず、この発明の第1の実施例について説明する。図1
は、この発明の第1の実施例である液晶パネル21の駆
動回路の電気的構成を示すブロック図である。この例の
液晶パネル21は、説明を簡単にするために、行方向に
所定間隔で設けられた3本の走査電極22〜22
列方向に所定間隔で設けられた3本の信号電極23
23との交点を画素とし、各画素に9個の液晶セル2
11〜2413、2421〜2423、2431〜2
33が配列され、各液晶セル24の両端が対応する走
査電極22と信号電極23に接続されて構成されている
ものとする。
【0026】また、この例の液晶パネルの駆動回路は、
液晶パネル制御回路25と、走査信号発生回路26と、
データ信号発生回路27とから概略構成されている。液
晶パネル制御回路25は、クロック発生回路28と、ア
ップカウンタ29と、ダウンカウンタ30と、セレクタ
31と、フレーム信号発生回路32と、アドレス信号発
生回路33と、階調制御信号発生回路34とから概略構
成されている。
【0027】クロック発生回路28は、外部から供給さ
れる基本クロックBCKを分周してクロックCKを発生
し、アップカウンタ29、ダウンカウンタ30、フレー
ム信号発生回路32及びアドレス信号発生回路33に供
給する。アップカウンタ29は、クロック発生回路28
から供給されるクロックCKに基づいて、設定可能な最
大階調数をnとした場合、1から(n−1)までカウン
トアップすると共に、カウント値UCNをセレクタ31
に供給する。今の場合、最大階調数nは9であるとす
る。ダウンカウンタ30は、クロック発生回路28から
供給されるクロックCKに基づいて、設定可能な最大階
調数をnとした場合、(n−1)から1までカウントダ
ウンすると共に、カウント値DCNをセレクタ31に供
給する。セレクタ31は、アドレス信号発生回路33か
ら供給されるアドレス信号ADが奇数の場合には、カウ
ント値DCNを選択してカウント値CNTとして階調制
御信号発生回路34に供給し、アドレス信号ADが偶数
の場合には、カウント値UCNを選択してカウント値C
NTとして階調制御信号発生回路34に供給する。
【0028】フレーム信号発生回路32は、クロック発
生回路28から供給されるクロックCKに基づいて、フ
レームの切り替わり時に変化するフレーム信号FRを発
生し、走査信号発生回路26及びデータ信号発生回路2
7に供給する。アドレス信号発生回路33は、クロック
発生回路28から供給されるクロックCKに基づいて、
走査信号発生回路26が選択すべき行を制御するアドレ
ス信号ADを発生し、セレクタ31及び走査信号発生回
路26に供給する。階調制御信号発生回路34は、最少
階調1(2値表示)から最大階調n(今の場合、n=
9)までのうち、操作者によって設定された階調に応じ
た階調値CON(0から8まで)が格納された階調レジ
スタ(外部に設けられている)から供給される階調値C
ONと、セレクタ31から供給されるカウント値CNT
とに基づいて、階調制御信号CCTLを発生し、データ
信号発生回路27に供給する。なお、階調値CONは、
走査信号Sの周期のうち、走査信号発生回路26によっ
て行の選択が許容されている期間である選択期間内でア
クティブとされるデータ信号Dのパルス幅PWに相当す
る。
【0029】走査信号発生回路26は、アドレス信号発
生回路33から供給されるアドレス信号ADによって、
外部から供給される液晶駆動電圧V、V、V及び
を変調して走査信号S、S及びSを順次発生
して液晶パネル21の走査電極22〜22に順次印
加すると共に、フレーム信号発生回路32から供給され
るフレーム信号FRに基づいて、走査信号Sの発生か
ら走査信号Sの発生に切り替わる。データ信号発生回
路27は、階調制御信号発生回路34から供給される階
調制御信号CCTLによって、外部から供給される液晶
駆動電圧V、V、V及びVを変調してデータ信
号D、D及びDを順次発生して液晶パネル21の
信号電極23〜23に順次印加する。
【0030】次に、上記構成の液晶パネルの駆動回路の
動作について、図2に示すフローチャート及び図3に示
すタイミングチャートを参照して説明する。まず、ステ
ップSB1では、階調制御信号発生回路34は、外部に
設けられている階調レジスタに格納されている階調値C
ON、すなわち、データ信号Dのパルス幅PWが供給さ
れる。今の場合、パルス幅PWとして「2」が供給され
たものとする。ステップSB2では、セレクタ31は、
アドレス信号発生回路33から供給されたアドレス信号
ADが奇数か否かを判断する。この判断結果が「YE
S」の場合には、セレクタ31は、ダウンカウンタ30
から供給されるカウント値DCNを選択してカウント値
CNTとして階調制御信号発生回路34に供給する。一
方、ステップSB2の判断結果が「NO」の場合、すな
わち、アドレス信号発生回路33から供給されたアドレ
ス信号ADが偶数の場合には、セレクタ31は、アップ
カウンタ29から供給されるカウント値UCNを選択し
てカウント値CNTとして階調制御信号発生回路12に
供給する。今の場合、図3(3)に示すように、アドレ
ス信号ADは「1」であり、奇数であるから、セレクタ
31は、カウント値DCNである「8」(図3(2)参
照)を選択してカウント値CNTとして階調制御信号発
生回路34に供給する。
【0031】ステップSB3では、階調制御信号発生回
路34は、階調値CONと、ダウンカウンタ30からセ
レクタ31を介して供給されたカウント値DCNとを比
較して、カウント値DCNが階調値CON以下であるか
否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合に
は、階調制御信号発生回路34は、ステップSB4へ進
む。一方、ステップSB3の判断結果が「NO」の場
合、すなわち、カウント値DCNが階調値CONより大
きい場合には、階調制御信号発生回路34は、ステップ
SB9へ進む。今の場合、図3(2)に示すように、カ
ウント値DCNは「8」であり、階調値CONの「2」
より大きいので、ステップSB3の判断結果は「NO」
となり、階調制御信号発生回路34は、ステップSB9
へ進む。
【0032】ステップSB9では、階調制御信号発生回
路34は、カウント値DCNが最小カウント値である
「1」に等しいか否かを判断する。この判断結果が「N
O」の場合には、階調制御信号発生回路34は、ステッ
プSB10へ進む。一方、ステップSB9の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、カウント値DCNが
「1」に等しい場合には、階調制御信号発生回路34
は、ステップSB12へ進む。今の場合、図3(2)に
示すように、カウント値DCNは「8」であり、「1」
に等しくないので、ステップSB9の判断結果は「N
O」となり、階調制御信号発生回路34は、ステップS
B10へ進む。ステップSB10では、階調制御信号発
生回路34は、階調制御信号CCTLの振幅を第2の電
源電圧VSSに設定する。今の場合、図3(4)に示す
ように、階調制御信号CCTLの振幅が第2の電源電圧
SSに設定される。ステップSB11では、ダウンカ
ウンタ30は、カウント値DCNから「1」をデクリメ
ントする。今の場合、図3(2)に示すように、カウン
ト値DCNは「7」となる。一方、ステップSB12で
は、階調制御信号発生回路34は、階調制御信号CCT
Lの振幅を第2の電源電圧VSSに設定する。ステップ
SB13では、ダウンカウンタ30は、カウント値DC
Nを「8」に戻す。
【0033】以上説明したステップSB2、SB3、S
B9〜SB11の処理が、ステップSB11の処理にお
いて、カウント値DCNが「2」になるまで繰り返され
る。そして、ステップSB11の処理において、カウン
ト値DCNが「2」になると、セレクタ31は、再びス
テップSB2において、アドレス信号発生回路33から
供給されたアドレス信号ADが奇数か否かを判断する。
今の場合、図3(3)に示すように、アドレス信号AD
は「1」であり、奇数であるから、セレクタ31は、カ
ウント値DCNである「2」(図3(2)参照)を選択
してカウント値CNTとして階調制御信号発生回路34
に供給する。ステップSB3では、階調制御信号発生回
路34は、階調値CONと、ダウンカウンタ30からセ
レクタ31を介して供給されたカウント値DCNとを比
較して、カウント値DCNが階調値CON以下であるか
否かを判断する。今の場合、図3(2)に示すように、
カウント値DCNは「2」であり、階調値CONの
「2」以下であるので、ステップSB3の判断結果は
「YES」となり、階調制御信号発生回路34は、ステ
ップSB4へ進む。ステップSB4では、階調制御信号
発生回路34は、カウント値DCNが最小カウント値で
ある「1」に等しいか否かを判断する。この判断結果が
「NO」の場合には、階調制御信号発生回路34は、ス
テップSB5へ進む。一方、ステップSB4の判断結果
が「YES」の場合、すなわち、カウント値DCNが
「1」に等しい場合には、階調制御信号発生回路34
は、ステップSB7へ進む。今の場合、図3(2)に示
すように、カウント値DCNは「2」であり、「1」に
等しくないので、ステップSB4の判断結果は「NO」
となり、階調制御信号発生回路34は、ステップSB5
へ進む。ステップSB5では、階調制御信号発生回路3
4は、階調制御信号CCTLの振幅を第1の電源電圧V
DDに設定する。今の場合、図3(4)に示すように、
階調制御信号CCTLの振幅が第1の電源電圧VDD
設定される。ステップSB6では、ダウンカウンタ30
は、カウント値DCNから「1」をデクリメントする。
今の場合、図3(2)に示すように、カウント値DCN
は「1」となる。
【0034】これにより、セレクタ31は、再びステッ
プSB2において、アドレス信号発生回路33から供給
されたアドレス信号ADが奇数か否かを判断する。今の
場合、図3(3)に示すように、アドレス信号ADは
「1」であり、奇数であるから、セレクタ31は、カウ
ント値DCNである「1」(図3(2)参照)を選択し
てカウント値CNTとして階調制御信号発生回路34に
供給する。ステップSB3では、階調制御信号発生回路
34は、階調値CONと、ダウンカウンタ30からセレ
クタ31を介して供給されたカウント値DCNとを比較
して、カウント値DCNが階調値CON以下であるか否
かを判断する。今の場合、図3(2)に示すように、カ
ウント値DCNは「1」であり、階調値CONの「2」
以下であるので、ステップSB3の判断結果は「YE
S」となり、階調制御信号発生回路34は、ステップS
B4へ進む。ステップSB4では、階調制御信号発生回
路34は、カウント値DCNが最小カウント値である
「1」に等しいか否かを判断する。今の場合、図3
(2)に示すように、カウント値DCNは「1」であ
り、「1」に等しいので、ステップSB4の判断結果は
「YES」となり、階調制御信号発生回路34は、ステ
ップSB7へ進む。ステップSB7では、階調制御信号
発生回路34は、階調制御信号CCTLの振幅を第1の
電源電圧VDDに設定する。今の場合、図3(4)に示
すように、階調制御信号CCTLの振幅が第1の電源電
圧VDDに設定される。ステップSB8では、ダウンカ
ウンタ30は、カウント値DCNを「8」に戻す。今の
場合、図3(2)に示すように、カウント値DCNは
「8」となる。以上説明したステップSB3〜SB13
の処理により、アドレス信号ADが「1」である時の走
査信号Sの選択期間が終了する。
【0035】次に、セレクタ31は、再びステップSB
2において、アドレス信号発生回路33から供給された
アドレス信号ADが奇数か否かを判断する。今の場合、
図3(3)に示すように、アドレス信号ADは「2」で
あり、奇数でないから、セレクタ31は、カウント値U
CNである「1」(図3(1)参照)を選択してカウン
ト値CNTとして階調制御信号発生回路34に供給す
る。ステップSB14では、階調制御信号発生回路34
は、階調値CONと、アップカウンタ29からセレクタ
31を介して供給されたカウント値UCNとを比較し
て、カウント値UCNが階調値CON以下であるか否か
を判断する。この判断結果が「YES」の場合には、階
調制御信号発生回路34は、ステップSB15へ進む。
一方、ステップSB14の判断結果が「NO」の場合、
すなわち、カウント値UCNが階調値CONより大きい
場合には、階調制御信号発生回路34は、ステップSB
20へ進む。今の場合、図3(1)に示すように、カウ
ント値UCNは「1」であり、階調値CONの「2」以
下であるので、ステップSB14の判断結果は「YE
S」となり、階調制御信号発生回路34は、ステップS
B15へ進む。
【0036】ステップSB15では、階調制御信号発生
回路34は、カウント値UCNが最大カウント値である
「8」に等しいか否かを判断する。この判断結果が「N
O」の場合には、階調制御信号発生回路34は、ステッ
プSB16へ進む。一方、ステップSB15の判断結果
が「YES」の場合、すなわち、カウント値UCNが
「8」に等しい場合には、階調制御信号発生回路34
は、ステップSB18へ進む。今の場合、図3(1)に
示すように、カウント値UCNは「1」であり、「8」
に等しくないので、ステップSB15の判断結果は「N
O」となり、階調制御信号発生回路34は、ステップS
B16へ進む。ステップSB16では、階調制御信号発
生回路34は、階調制御信号CCTLの振幅を第1の電
源電圧VDDに設定する。今の場合、図3(4)に示す
ように、階調制御信号CCTLの振幅が第1の電源電圧
DDに設定される。ステップSB17では、アップカ
ウンタ29は、カウント値UCNに「1」をインクリメ
ントする。今の場合、図3(1)に示すように、カウン
ト値UCNは「2」となる。一方、ステップSB18で
は、階調制御信号発生回路34は、階調制御信号CCT
Lの振幅を第1の電源電圧VDDに設定する。ステップ
SB19では、アップカウンタ29は、カウント値UC
Nを「1」に戻す。
【0037】これにより、セレクタ31は、再びステッ
プSB2において、アドレス信号発生回路33から供給
されたアドレス信号ADが奇数か否かを判断する。今の
場合、図3(3)に示すように、アドレス信号ADは
「2」であり、奇数でないから、セレクタ31は、カウ
ント値UCNである「2」(図3(1)参照)を選択し
てカウント値CNTとして階調制御信号発生回路34に
供給する。ステップSB14では、階調制御信号発生回
路34は、カウント値UCNが階調値CON以下である
か否かを判断する。今の場合、図3(1)に示すよう
に、カウント値UCNは「2」であり、階調値CONの
「2」以下であるので、ステップSB14の判断結果は
「YES」となり、階調制御信号発生回路34は、ステ
ップSB15へ進む。ステップSB15では、階調制御
信号発生回路34は、カウント値UCNが最大カウント
値である「8」に等しいか否かを判断する。今の場合、
図3(1)に示すように、カウント値UCNは「2」で
あり、「8」に等しくないので、ステップSB15の判
断結果は「NO」となり、階調制御信号発生回路34
は、ステップSB16へ進む。ステップSB16では、
階調制御信号発生回路34は、階調制御信号CCTLの
振幅を第1の電源電圧VDDに設定する。今の場合、図
3(4)に示すように、階調制御信号CCTLの振幅が
第1の電源電圧VDDに設定される。ステップSB17
では、アップカウンタ29は、カウント値UCNに
「1」をインクリメントする。今の場合、図3(1)に
示すように、カウント値UCNは「3」となる。
【0038】これにより、セレクタ31は、再びステッ
プSB2において、アドレス信号発生回路33から供給
されたアドレス信号ADが奇数か否かを判断する。今の
場合、図3(3)に示すように、アドレス信号ADは
「2」であり、奇数でないから、セレクタ31は、カウ
ント値UCNである「1」(図3(1)参照)を選択し
てカウント値CNTとして階調制御信号発生回路34に
供給する。ステップSB14では、階調制御信号発生回
路34は、カウント値UCNが階調値CON以下である
か否かを判断する。今の場合、図3(1)に示すよう
に、カウント値UCNは「3」であり、階調値CONの
「2」より大きいので、ステップSB14の判断結果は
「NO」となり、階調制御信号発生回路34は、ステッ
プSB20へ進む。ステップSB20では、階調制御信
号発生回路34は、カウント値UCNが最大カウント値
である「8」に等しいか否かを判断する。この判断結果
が「NO」の場合には、階調制御信号発生回路34は、
ステップSB21へ進む。一方、ステップSB20の判
断結果が「YES」の場合、すなわち、カウント値UC
Nが「8」に等しい場合には、階調制御信号発生回路3
4は、ステップSB23へ進む。今の場合、図3(1)
に示すように、カウント値UCNは「3」であり、
「8」に等しくないので、ステップSB20の判断結果
は「NO」となり、階調制御信号発生回路34は、ステ
ップSB21へ進む。ステップSB21では、階調制御
信号発生回路34は、階調制御信号CCTLの振幅を第
2の電源電圧VSSに設定する。今の場合、図3(4)
に示すように、階調制御信号CCTLの振幅が第2の電
源電圧VSSに設定される。ステップSB22では、ア
ップカウンタ29は、カウント値UCNに「1」をイン
クリメントする。今の場合、図3(1)に示すように、
カウント値UCNは「4」となる。
【0039】以上説明したステップSB2、SB14、
SB20〜SB22の処理が、ステップSB22の処理
において、カウント値UCNが「8」になるまで繰り返
される。そして、ステップSB22の処理において、カ
ウント値UCNが「8」になると、セレクタ31は、再
びステップSB2において、アドレス信号発生回路33
から供給されたアドレス信号ADが奇数か否かを判断す
る。今の場合、図3(3)に示すように、アドレス信号
ADは「2」であり、奇数でないから、セレクタ31
は、カウント値UCNである「1」(図3(1)参照)
を選択してカウント値CNTとして階調制御信号発生回
路34に供給する。ステップSB14では、階調制御信
号発生回路34は、カウント値UCNが階調値CON以
下であるか否かを判断する。今の場合、図3(1)に示
すように、カウント値UCNは「8」であり、階調値C
ONの「2」より大きいので、ステップSB14の判断
結果は「NO」となり、階調制御信号発生回路34は、
ステップSB20へ進む。ステップSB20では、階調
制御信号発生回路34は、カウント値UCNが最大カウ
ント値である「8」に等しいか否かを判断する。今の場
合、図3(1)に示すように、カウント値UCNは
「8」であり、「8」に等しいので、ステップSB20
の判断結果は「YES」となり、階調制御信号発生回路
34は、ステップSB23へ進む。ステップSB23で
は、階調制御信号発生回路34は、階調制御信号CCT
Lの振幅を第2の電源電圧VSSに設定する。今の場
合、図3(4)に示すように、階調制御信号CCTLの
振幅が第2の電源電圧VSSに設定される。ステップS
B24では、アップカウンタ29は、カウント値UCN
を「1」に戻す。今の場合、図3(1)に示すように、
カウント値UCNは「1」となる。
【0040】これ以降、上記したステップSB2〜SB
24の処理が繰り返され、階調制御信号発生回路34
は、図3(4)に示す階調制御信号CCTLを発生す
る。図3において、(5)はこの場合にデータ信号発生
回路27が発生するデータ信号Dの波形の一例を示し、
(6)〜(8)はこの場合に走査信号発生回路26が発
生する走査信号S〜Sの波形の一例を示している。
階調制御信号CCTLは、図3(4)、(6)及び
(7)から分かるように、走査信号Sから走査信号S
へ切り替わる時(時刻T)、走査信号Sから走査
信号Sへ切り替わる時(時刻T)、及び走査信号S
から走査信号Sへ切り替わる時(時刻T)のう
ち、時刻Tを中心にしたパルスとして生成される。こ
れにより、データ信号発生回路27は、階調制御信号発
生回路34から供給される階調制御信号CCTLによっ
て、外部から供給される液晶駆動電圧V 、V、V
及びVを変調してデータ信号D、D及びDを順
次発生し、液晶パネル21の信号電極23〜23
順次印加するのである。
【0041】このように、この例の構成によれば、階調
制御信号CCTLは、アドレス信号ADが奇数の時、す
なわち、走査信号発生回路26によって選択される液晶
パネル21の行が奇数の時には、走査信号Sの選択期間
の後方に位相をずらして生成されると共に、アドレス信
号ADが偶数の時、すなわち、走査信号発生回路26に
よって選択される液晶パネル21の行が偶数の時には、
走査信号Sの選択期間の前方に位相をずらして生成され
る。したがって、データ信号発生回路27において、階
調制御信号CCTLによって、外部から供給される液晶
駆動電圧V、V、V及びVを変調してデータ信
号D、D及びDを順次発生されると、データ信号
、D及びDも、走査信号発生回路26によって
選択される液晶パネル21の行が奇数の時には、走査信
号Sの選択期間の後方に位相をずらして生成され、走査
信号発生回路26によって選択される液晶パネル21の
行が偶数の時には、走査信号Sの選択期間の前方に位相
をずらして生成されるので、図3(5)に示すように、
時刻Tを中心にしたパルスとして生成される。これに
より、階調制御信号CCTL及びデータ信号Sが"L"レ
ベルから"H"レベルに切り替わる回数及び"H"レベルか
ら"L"レベルに切り替わる回数の合計が従来に比べて減
少するので、データ信号発生回路27の消費電流、及び
液晶パネル21を構成し、容量性負荷である各液晶セル
24に電荷を充放電する電流を低減することができる。
例えば、液晶パネル21の画素数をk、液晶セル24の
容量をC、液晶セル24に印加される電圧をV、走査信
号Sの周波数をfとし、すべての画素を階調表示する場
合に液晶セルに流れる充放電電流をIとすると、充放電
電流Iは、式(1)で表される。
【0042】
【数1】I=CVf/2…(1)
【0043】ここで、液晶パネル21の画素数kを10
000ピクセル、液晶セル24の容量Cを2pF、液晶
セル24に印加される電圧Vを1V、走査信号Sの周波
数fを10kHzとすると、充放電電流Iは、式(1)
より、100μAとなる。これに対し、図8に示す従来
の液晶パネルの駆動回路において、上記と同一の条件で
充放電電流Iを求めると、200μAとなる。したがっ
て、この例の構成によれば、充放電電流Iを従来に比べ
て1/2に削減することができる。一方、階調表示方式
については、走査信号の選択期間を必要な階調数に分割
し、階調に応じて印加するデータ信号のパルス幅を変更
するという従来のパルス幅変調階調表示方式をそのまま
用いているので、高い表示品質を維持することができ
る。したがって、高い表示品質と消費電流の削減との調
和をとることができる。
【0044】B.第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例について説明する。図4
は、この発明の第2の実施例である液晶パネル21の駆
動回路の電気的構成を示すブロック図である。この図に
おいて、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付
け、その説明を省略する。この図に示す液晶パネルの駆
動回路においては、図1に示す液晶パネル制御回路25
に代えて、液晶パネル制御回路41が新たに設けられて
いる。液晶パネル制御回路41が、図1に示す液晶パネ
ル制御回路25と異なる点は、セレクタ31に代えて、
セレクタ42が新たに設けられている点である。
【0045】セレクタ42は、フレーム信号発生回路3
2から供給されるフレーム信号FRに基づいて、あるフ
レームでは、上記した第1の実施例と同様、アドレス信
号発生回路33から供給されるアドレス信号ADが奇数
の場合には、カウント値DCNを選択してカウント値C
NTとして階調制御信号発生回路34に供給し、アドレ
ス信号ADが偶数の場合には、カウント値UCNを選択
してカウント値CNTとして階調制御信号発生回路34
に供給する。そして、セレクタ42は、フレーム信号F
Rに基づいて、次のフレームでは、アドレス信号ADが
偶数の場合には、カウント値DCNを選択してカウント
値CNTとして階調制御信号発生回路34に供給し、ア
ドレス信号ADが奇数の場合には、カウント値UCNを
選択してカウント値CNTとして階調制御信号発生回路
34に供給する。すなわち、セレクタ42は、フレーム
信号FRに基づいて、フレーム毎に、アドレス信号AD
が奇数の場合に選択するカウント値と、アドレス信号A
Dが偶数の場合に選択するカウント値とを交互に切り替
える。したがって、ある1個の液晶セル24に印加され
るデータ信号Dは、走査信号Sの選択期間の後方に位相
をずらして生成されるか、走査信号Sの選択期間の前方
に位相をずらして生成されるかが、フレーム毎に、切り
替えられることになる。なお、上記セレクタ42の動作
以外の他の回路の動作については、上記した第1の実施
例におけるセレクタ31の動作以外の他の回路の動作と
略同様であるので、その説明を省略する。
【0046】このように、この例の構成によれば、セレ
クタ42を設け、フレーム毎に、アドレス信号ADが奇
数の場合に選択するカウント値と、アドレス信号ADが
偶数の場合に選択するカウント値とを交互に切り替えて
いるので、ある1個の液晶セル24に印加されるデータ
信号Dは、走査信号Sの選択期間の後方に位相をずらし
て生成されるか、走査信号Sの選択期間の前方に位相を
ずらして生成されるかが、フレーム毎に、切り替えられ
ることになる。これにより、走査信号Sの選択期間の後
方に位相をずらして生成されたデータ信号Dのパルス幅
と、走査信号Sの選択期間の前方に位相をずらして生成
されたデータ信号Dのパルス幅とが異なっている場合で
も、そのパルス幅の差異を相殺することができる。以
下、その理由について説明する。
【0047】パルス信号は、図5(1)に示すような完
全な矩形状であることが理想的ではあるが、そのパルス
信号を発生する回路を構成する素子の特性等の関係か
ら、実際には、完全な矩形状とはならない。例えば、パ
ルス発生回路をCMOSトランジスタで構成した場合、
NMOSトランジスタの電流駆動能力とPMOSトラン
ジスタの電流駆動能力との差異などから、パルス信号の
立ち上がり時間TUPと立ち下がり時間TDNは異なっ
たものとなり、例えば、立ち下がり時間TDNの方が短
いと、パルス信号の波形は、図5(2)に示すような波
形となってしまう。したがって、このような形状を有す
る階調制御信号CCTLに基づいて、データ信号発生回
路27において作成され、走査信号S(図6(1)参
照)の選択期間内でアクティブとされるデータ信号Dの
うち、図6(2)に示す走査信号Sの選択期間の後方に
位相をずらして生成されたデータ信号DDNのパルス幅
PW と、図6(3)に示す走査信号Sの選択期間の
前方に位相をずらして生成されたデータ信号DUPのパ
ルス幅PWUPとでは、図6(2)に示すパルス幅後方
部PWと、図6(3)に示すパルス幅前方部PW
の差の分だけ、パルス幅が異なることになる。これによ
り、隣接するフレームにおいて、このようにパルス幅に
差のあるデータ信号Dが印加される液晶セル24では、
上記パルス幅の差の分だけ電圧の印加時間が異なること
になり、階調も異なってしまうので、表示のちらつき等
の不都合が発生する虞がある。その点、この例の構成に
よれば、走査信号Sの選択期間の後方に位相をずらして
生成されたデータ信号DDNと、走査信号Sの選択期間
の前方に位相をずらして生成されたデータ信号DUP
が、フレーム毎に切り替えられて1個の液晶セル24に
印加されるので、データ信号DDNのパルス幅PWDN
とデータ信号D UPのパルス幅PWUPとが異なってい
る場合でも、そのパルス幅の差異を相殺することができ
る。これにより、この例の構成によれば、上記した第1
の実施例で得られる効果に加えて、階調が均一となり、
表示のちらつき等の不都合が発生することがなくなる。
【0048】C.第3の実施例 次に、この発明の第3の実施例について説明する。図7
は、この発明の第3の実施例である液晶パネル21の駆
動回路の電気的構成を示すブロック図である。この図に
おいて、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付
け、その説明を省略する。この図に示す液晶パネルの駆
動回路においては、図1に示す液晶パネル制御回路25
に代えて、液晶パネル制御回路51が新たに設けられて
いる。液晶パネル制御回路51が、図1に示す液晶パネ
ル制御回路25と異なる点は、ダウンカウンタ30に代
えて、減算器52が新たに設けられている点である。減
算器52は、アップカウンタ29のカウント値UCNを
入力し、操作者によって設定可能な最大階調数nからカ
ウント値UCNを減算した減算値(n−UCN)をカウ
ント値DCNとしてセレクタ31に供給する。すなわ
ち、減算器52は、図1に示すダウンカウンタ30と略
同様の動作を行う。なお、上記減算器52の動作以外の
他の回路の動作については、上記した第1の実施例にお
けるダウンカウンタ30の動作以外の他の回路の動作と
略同様であるので、その説明を省略する。このように、
この例の構成によれば、上記した第1の実施例と略同様
の効果が得られる。
【0049】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の第1の実施例においては、データ信号Dは、液晶パネ
ル21の行が奇数の時には、走査信号Sの選択期間の後
方に位相をずらして生成され、液晶パネル21の行が偶
数の時には、走査信号Sの選択期間の前方に位相をずら
して生成される例を示したが、これに限定されない。例
えば、データ信号Dは、液晶パネル21の行が偶数の時
には、走査信号Sの選択期間の後方に位相をずらして生
成され、液晶パネル21の行が奇数の時には、走査信号
Sの選択期間の前方に位相をずらして生成されるように
構成しても良い。要するに、液晶パネル21の行が奇数
・偶数にかかわらず、液晶パネル21の行の切り替わる
時を境に1個の連続したパルスとしてデータ信号Dを生
成すれば良い。
【0050】また、上述の各実施例においては、アップ
カウンタ29、ダウンカウンタ30又は減算器52、セ
レクタ31又は42及び階調制御信号発生回路34によ
り階調制御信号CCTLを発生させ、この階調制御信号
CCTLに基づいてデータ信号発生回路27において、
データ信号Dを発生させる例を示したが、これに限定さ
れない。例えば、操作者によって設定された階調に基づ
いて、データ信号Dのアクティブとすべき期間を計時す
る第1のカウンタと、データ信号Dのノンアクティブと
すべき期間を計時する第2のカウンタと、これら2つの
カウント値を切り替えて出力する切替手段とを設け、連
続する2つの走査信号の連続する2つの選択期間内にお
いて、前の選択期間内においては、データ信号Dを、第
2のカウンタのカウント値に基づいてノンアクティブに
した後、第1のカウンタのカウント値に基づいてアクテ
ィブにすることにより発生させると共に、後の選択期間
内においては、データ信号Dを、第1のカウンタのカウ
ント値に基づいてアクティブにした後、第2のカウンタ
のカウント値に基づいてノンアクティブにすることによ
り発生させ、これにより、連続する2つのデータ信号
を、前の走査信号から後の走査信号へ切り替わる時刻を
中心とした1つのパルスとして発生させているように構
成しても良い。また、上述の第3の実施例においては、
図1に示すダウンカウンタ30に代えて、減算器52を
設ける例を示したが、これに限定されず、図4に示すダ
ウンカウンタ30に代えて、減算器52を設けてももち
ろん良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、連続する2つの走査信号の連続する2つの選択
期間内において、連続する2つのデータ信号を、前の走
査信号から後の走査信号へ切り替わる時刻を中心とした
1つのパルスとして発生させているので、高い表示品質
を維持したままで消費電流を削減することができる。ま
た、この発明の別の構成によれば、あるデータ信号を、
前のデータ信号と連続した1つのパルスとして発生させ
るか、後のデータ信号と連続した1つのパルスとして発
生させるかをフレーム毎に切り替えているので、階調が
均一となり、表示のちらつき等の不都合が発生すること
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である液晶パネルの駆
動回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同回路の動作の一例を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】同回路の動作の一例を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図4】この発明の第2の実施例である液晶パネルの駆
動回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】同回路により得られる効果を説明するための波
形図である。
【図6】同回路により得られる効果を説明するための波
形図である。
【図7】この発明の第3の実施例である液晶パネルの駆
動回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図8】従来の液晶パネルの駆動回路の電気的構成例を
示すブロック図である。
【図9】同回路の動作の一例を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】同回路の動作の一例を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
21 液晶パネル 22〜22 走査電極 23〜23 信号電極 2411〜2413、2421〜2423、2431
2433 液晶セル 25,41,51 液晶パネル制御回路(データ信号発
生回路) 26 走査信号発生回路 27 データ信号発生回路 28 クロック発生回路 29 アップカウンタ 30 ダウンカウンタ 31,42 セレクタ(切替手段) 32 フレーム信号発生回路 33 アドレス信号発生回路 34 階調制御信号発生回路 52 減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 Fターム(参考) 2H093 NA06 NA43 NA56 NA61 NC16 NC27 ND39 5C006 AA15 AF44 AF51 AF71 BB16 BC03 BC12 BC16 BF22 BF23 BF24 BF45 FA47 5C080 AA10 BB05 DD26 EE29 FF03 FF11 JJ02 JJ04 JJ07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行方向に所定間隔で設けられた複数本の
    走査電極と列方向に所定間隔で設けられた複数本の信号
    電極との各交点に複数個の液晶セルが配列された液晶パ
    ネルの、前記複数本の走査電極に走査信号を順次印加す
    ると共に、前記複数本の信号電極に、前記走査信号の選
    択期間内において階調に応じてそのパルス幅を変更して
    発生させたデータ信号を順次印加することにより、前記
    液晶パネルに文字や画像を階調表示する液晶パネルの駆
    動方法であって、 連続する2つの走査信号の連続する2つの選択期間内に
    おいて、連続する2つのデータ信号を、前の走査信号か
    ら後の走査信号へ切り替わる時刻を中心とした1つのパ
    ルスとして発生させることを特徴とする液晶パネルの駆
    動方法。
  2. 【請求項2】 あるデータ信号を、前のデータ信号と連
    続した1つのパルスとして発生させるか、後のデータ信
    号と連続した1つのパルスとして発生させるかをフレー
    ム毎に切り替えることを特徴とする請求項1記載の液晶
    パネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 行方向に所定間隔で設けられた複数本の
    走査電極と列方向に所定間隔で設けられた複数本の信号
    電極との各交点に複数個の液晶セルが配列された液晶パ
    ネルの、前記複数本の走査電極に走査信号を順次印加す
    ると共に、前記複数本の信号電極に、前記走査信号の選
    択期間内において階調に応じてそのパルス幅を変更して
    発生させたデータ信号を順次印加することにより、前記
    液晶パネルに文字や画像を階調表示する液晶パネルの駆
    動回路であって、 連続する2つの走査信号の連続する2つの選択期間内に
    おいて、連続する2つのデータ信号を、前の走査信号か
    ら後の走査信号へ切り替わる時刻を中心とした1つのパ
    ルスとして発生させるデータ信号発生回路を備えてなる
    ことを特徴とする液晶パネルの駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記データ信号発生回路は、操作者によ
    って設定された階調に基づいて、前記データ信号のアク
    ティブとすべき期間を計時する第1のカウンタと、前記
    データ信号のノンアクティブとすべき期間を計時する第
    2のカウンタと、前記第1のカウンタのカウント値と、
    前記第2のカウンタのカウント値とを切り替えて出力す
    る切替手段とを備え、 連続する2つの走査信号の連続する2つの選択期間内に
    おいて、前の選択期間内においては、前のデータ信号
    を、前記第2のカウンタのカウント値に基づいてノンア
    クティブにした後、前記第1のカウンタのカウント値に
    基づいてアクティブにすることにより発生させると共
    に、後の選択期間内においては、後のデータ信号を、前
    記第1のカウンタのカウント値に基づいてアクティブに
    した後、前記第2のカウンタのカウント値に基づいてノ
    ンアクティブにすることにより発生させることを特徴と
    する請求項3記載の液晶パネルの駆動回路。
  5. 【請求項5】 あるデータ信号を、前のデータ信号と連
    続した1つのパルスとして発生させるか、後のデータ信
    号と連続した1つのパルスとして発生させるかをフレー
    ム毎に切り替える切替手段を備えてなることを特徴とす
    る請求項3又は4記載の液晶パネルの駆動回路。
  6. 【請求項6】 行方向に所定間隔で設けられた複数本の
    走査電極と列方向に所定間隔で設けられた複数本の信号
    電極との各交点に複数個の液晶セルが配列された液晶パ
    ネルの、前記複数本の走査電極に走査信号を順次印加す
    ると共に、前記複数本の信号電極に、前記走査信号の選
    択期間内において階調に応じてそのパルス幅を変更して
    発生させたデータ信号を順次印加することにより、前記
    液晶パネルに文字や画像を階調表示する液晶パネルの駆
    動回路であって、 設定可能な最大階調数をnとした場合、1から(n−
    1)までカウントアップするアップカウンタと、 (n−1)から1までカウントダウンするダウンカウン
    タと、 前記走査信号を発生する走査信号発生回路が選択すべき
    行を制御するアドレス信号を発生するアドレス信号発生
    回路と、 前記アドレス信号が奇数の場合には、前記ダウンカウン
    タのカウント値を選択し、前記アドレス信号が偶数の場
    合には、前記アップカウンタのカウント値を選択するセ
    レクタと、 操作者によって設定された階調と、前記セレクタから供
    給されるカウント値とに基づいて、連続する2つの走査
    信号の連続する2つの選択期間内において、連続する2
    つのデータ信号を、前の走査信号から後の走査信号へ切
    り替わる時刻を中心とした1つのパルスとして発生させ
    るデータ信号発生回路とを備えてなることを特徴とする
    液晶パネルの駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記ダウンカウンタに代えて、前記最大
    階調数nから前記アップカウンタのカウント値を順次減
    算した減算値を前記セレクタに供給する減算器を備え、 前記セレクタは、前記アドレス信号が奇数の場合には、
    前記減算値を選択し、前記アドレス信号が偶数の場合に
    は、前記アップカウンタのカウント値を選択することを
    特徴とする請求項6記載の液晶パネルの駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記セレクタは、前記アドレス信号が偶
    数の場合には、前記ダウンカウンタのカウント値又は前
    記減算値を選択し、前記アドレス信号が奇数の場合に
    は、前記アップカウンタのカウント値を選択することを
    特徴とする請求項6又は7記載の液晶パネルの駆動回
    路。
  9. 【請求項9】 前記セレクタは、前記アドレス信号が奇
    数の場合に前記ダウンカウンタのカウント値又は前記減
    算値を選択し、前記アドレス信号が偶数の場合に前記ア
    ップカウンタのカウント値を選択することと、前記アド
    レス信号が偶数の場合に前記ダウンカウンタのカウント
    値又は前記減算値を選択し、前記アドレス信号が奇数の
    場合に前記アップカウンタのカウント値を選択すること
    とをフレーム毎に切り替えることを特徴とする請求項8
    記載の液晶パネルの駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005099523A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Seiko Epson Corp 電気光学装置、その駆動回路および駆動方法、ならびに電子機器
JP2005099524A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Seiko Epson Corp 電気光学装置、その駆動回路および駆動方法、ならびに電子機器

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JP4507542B2 (ja) * 2003-09-25 2010-07-21 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、その駆動回路および駆動方法、ならびに電子機器

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