JP3394489B2 - 液晶駆動制御装置 - Google Patents

液晶駆動制御装置

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JP3394489B2
JP3394489B2 JP2000018706A JP2000018706A JP3394489B2 JP 3394489 B2 JP3394489 B2 JP 3394489B2 JP 2000018706 A JP2000018706 A JP 2000018706A JP 2000018706 A JP2000018706 A JP 2000018706A JP 3394489 B2 JP3394489 B2 JP 3394489B2
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武範 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶駆動制御装置
に関し、特に液晶表示における表示品位に影響しないP
WM(Pulse Width Modulatio
n:パルス幅変調)階調制御を可能とした液晶駆動制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のPWM階調制御を用い
た多階調液晶駆動装置は、携帯端末等に用いられてい
る。このような携帯端末は、一般的に画面サイズは小さ
く階調もモノクロが主流であるが、近年、大画面化およ
び多階調化が求められ、さらに低消費電力化も要求され
ている。この 低消費電力化の要求に応えるために、例
えば、回路の動作周波数を下げることが挙げられる。し
かし、大画面、多階調を実現しようとした場合には基本
クロック信号の高周波化は避けられない。
【0003】図10は、従来のこの種の多階調液晶表示
装置の回路構成を示すブロック図である。この液晶表示
装置の主要部は、液晶駆動制御回路1bと、液晶画面2
と、コモンドライバ3と、セグメントドライバ4とによ
り構成される。液晶駆動制御回路1bは、外部から基本
クロック信号5が基本タイミング回路6、両エッジアッ
プカウンタ8に供給され、基本タイミング回路6はタイ
ミングクロック7を出力し交流化制御回路9、コモンア
ドレス制御回路10に供給される。
【0004】アップカウンタ8は、基本クロック信号5
よりカウント値12(階調数をKとすると、1からKま
でカウントアップする値)を生成し、階調制御信号発生
器11bに供給する。交流化制御回路9は任意のフレー
ム周期で反転する交流化信号13をコモンドライバ3の
セグメントドライバ4に供給する。
【0005】コモンアドレス制御回路10はコモンドラ
イバ3の選択行を制御するコモンアドレス信号14をコ
モンドライバ3に供給する。階調制御信号発生器11b
は階調設定値15とアップカウンタ8から供給されるカ
ウント値12の大きさをフレーム周期信号22によって
決定される比較方法で比較して階調制御信号16を生成
し、セグメントドライバ4に供給する。この階調制御信
号16の生成フローは、図11のフロー図により後で説
明する。
【0006】液晶表示パネル2の液晶セル17はマトリ
クス状に配列されており、その液晶セル17の一端はコ
モンドライバ3で生成されたコモン信号19a、19
b、19cに接続されており、同様にもう一端はセグメ
ントドライバ4で生成されたセグメント信号18a、1
8b、18cに接続されている。装置外部よりセグメン
トドライバ2には液晶駆動電圧20(V1、V3、V
4、V6の4電位)が供給され、コモンドライバ3には
液晶駆動電圧21(V1、V2、V5、V6の4電位)
が供給される。また、セグメントドライバ4は階調制御
信号16を装置外部より供給される液晶駆動電圧20に
変換しセグメント信号18a、18b、18cを生成
し、コモンドライバ3はコモンアドレス信号14を外部
より供給される液晶駆動電圧21に変換しコモン信号1
9a、19b、19cを生成する。
【0007】この回路の動作電圧は、例えば電源電圧V
DDが3V、VSSが0Vとし、V1を18Vとする
と、V2が14.4V、V3が10.8V、V4が7.
2V、V5が3.6V、V6が0Vとなる。また、基本
クロック信号5の周波数は、次の(1)式で示される。 (液晶表示デューティ)×(フレーム周波数)×(PWM分解能/2)……(1) 例えば、図1の場合のフレーム周波数70Hz、PWM
分解能8とすると、840Hzとなるが、液晶表示部の
デューティは128程度であるため、基本クロック信号
5の周波数は、35.84Hzとなる。
【0008】階調制御信号発生器11bの具体的な動作
は、図11に示すフローチャートの通りである。まずス
テップS2において、アップカウンタ8のカウント値1
2と外部から入力される階調設定値15とを比較し、そ
の比較結果においてステップ3とステップ4のどちらか
に移動する。カウント値12が階調設定値15以下の場
合にはステップS3に移動し、このステップS3では、
階調制御信号16をVDDレベルにし、カウント値12
が階調設定値15超過の場合にはステップS4に移動
し、このステップS4では階調制御信号16をVSSレ
ベルにする。
【0009】図12は、図10の回路構成における各信
号のタイミング図である。このタイミング図の基本クロ
ック信号5の片エッジをアップカウンタ8によりカウン
トしカウント値12が出力され、このカウント値12を
基に階調制御信号16が出力される。この階調制御信号
16は、図のように、各フレームのコモン選択期間の3
/8がVDD期間で、その5/8がVSS期間となる。
この階調制御信号16がセグメントドライバ4により、
セグメント信号18a〜cを出力する。一方、コモンド
ライバ3からコモン信号19a〜cが出力される。
【0010】この際に、アップカウンタ8を、図13の
タイミング図に示すように、基本クロック信号5の両エ
ッジでカウントする両エッジカウンタにすることによ
り、基本クロック信号5の周波数を1/2にすることが
出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図13を参照
にすれば分かるように、単純にアップカウンタ8を両エ
ッジカウンタに変更しただけでは、基本クロック信号5
のデューティ比が異なった場合に、基本クロック信号5
のVDD期間(1) とそのVSS期間(2) とに差が生じて
しまう問題がある。これは、基本クロック信号5のVD
D期間幅とそのVSS期間幅との差の1/2をαとする
と、次の(2)式のようになり、 α=(基本クロック信号幅VDD−基本クロック信号幅VSS)/2……(2) 図14に示すように、階調制御信号16のVDD期間よ
り「+α」分の余分な期間が生じてしまい、表示品位に
影響してしまうという欠点が生じてしまう。
【0012】このαの長さは、クロックを生成する発振
器のハイレベル、ロウレベルの割合で決まる。例えば、
ハイレベル、ロウレベルの幅を、6:4とすると、図1
の場合、α=119.05μs、また前述のように、デ
ューティ128程度とするとα=2.79μsとなる。
【0013】また、図10における基本クロック信号5
のデューティ比が、VDD期間(1)がVSS期間(2) よ
り小さい場合も、図14に示すような階調制御信号16
のVDD期間より「−α」分の不足した期間が生じてし
まい、表示品位に影響してしまう。
【0014】なお、他の(第2の)従来例として、特開
平3−132692号公報には、1走査期間毎(1ライ
ン表示毎)に液晶駆動電圧の引加順序をその前縁、後縁
に移動させて、液晶駆動周波数を低くし、液晶表示部の
電極抵抗、液晶容量によるクロストークを低減したもの
が示されているが、この回路では、基本クロック信号の
ハイレベル、ロウレベルの幅の相違による表示品位につ
いては何も指摘されず、その表示品位の悪化を防ぐこと
は出来ない。
【0015】本発明の目的は、回路の動作周波数を従来
の半分にした、基本クロック信号の両エッジを使用した
PWM階調制御においても、適正な階調制御信号16の
VDD期間が得られるようにしで表示品位に影響しない
PWM階調制御ができる液晶駆動制御装置を提供するこ
とにある。
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、液晶画
面上の各液晶セルがコモン信号とセグメント信号とによ
り駆動され、かつPWM階調制御により階調制御が行わ
れる液晶駆動制御装置において、基本クロック信号の両
エッジを用いた場合、Nフレーム周期ごとに、フレーム
周期信号および基本クロックの計数信号を諧調設定値と
の比較結果により、階調制御信号のハイレベル(VD
D)期間をコモン選択期間の前端または後端に移動させ
る信号を出力する液晶駆動回路を備えることにより、前
記基本クロック信号のデューティ比不均衡による階調不
良を無くすようにしたことを特徴とする。
【0018】本発明において、液晶駆動回路が、基本ク
ロックを計数するアップカウンタと、このアップカウン
タの計数値に対応するNフレーム周期を検出する第1の
フレーム周期信号発生回路と、この第1のフレーム周期
信号発生回路の出力レベルに従って前記アップカウンタ
のカウント値と階調設定値とを比較してフレーム周期
毎にハイレベル期間をコモン選択期間の前端または後端
に移動させた階調制御信号を出力しセグメントドライバ
に供給する階調制御信号発生回路とを備えることがで
き、また第1のフレーム周期信号発生回路が、基本クロ
ック信号をカウントし、1フレームが変る毎にリセット
されるカウンタを内蔵し、このカウンタがリセットされ
るタイミングで反転するフレーム周期信号を出力するこ
とができる。
【0019】また、本発明において、液晶駆動回路が、
基本クロックを計数するアップカウンタと、このアップ
カウンタの計数値に対応する2フレーム周期を検出する
第2のフレーム周期信号発生回路と、この第2のフレー
ム周期信号発生回路の出力レベルに従って前記アップカ
ウンタのカウント値とPWM階調設定値とを比較して前
記2フレームの前記周期毎にハイレベル期間をコモン選
択期間の前端または後端に移動させるPWM階調制御信
号を出力するPWM階調制御信号発生回路と、前記第2
のフレーム周期信号発生回路の出力およびFRC階調設
定値に従って前記2フレーム周期毎のコモン選択期間の
ハイレベル期間を示すFRC階調制御信号を出力するF
RC階調制御信号発生回路と、これらPWMおよびFR
Cの各階調制御信号の論理和を出力しセグメントドライ
バに供給するゲート回路とを備えることができ、さら
に、第2のフレーム周期信号発生回路が、基本クロック
信号をカウントし、2フレームが変る毎にリセットされ
るカウンタを内蔵し、このカウンタがリセットされるタ
イミングで反転するフレーム周期信号を出力することが
できる。
【0020】本発明のよれば、PWM変調を用いた階調
制御回路において、Nフレーム周期ごとにPWM変調
幅、いわゆる液晶ON期間をコモン選択期間の前端また
は後端に移動させる選択回路を設けたことで、デューテ
ィ比の異なるPWMクロックを用いても液晶画面の表示
品位に影響を与えないPWM階調制御を可能とした事を
特徴とする。
【0021】本発明の構成によれば、Nフレーム表示毎
に、液晶駆動電圧の引加順序をその前縁、後縁に移動さ
せて、液晶画面の表示品位を維持しながら、液晶駆動周
波数を基本クロック信号の半分に低くできるという特徴
がある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態を示す液
晶駆動表示装置のブロック図である。図1において、基
本クロック5のカウント値12、フレーム周期信号発生
器28の出力であるフレーム周期信号22及び階調設定
値15の値により、階調制御信号発生器11内で、図2
のフロー図に示すような処理を行う事で階調制御信号1
6の位相を制御する。フレーム毎に階調制御信号16の
生成方法を変える事により、基本クロック信号5のデュ
ーティに依存しない階調制御を実現することができる。
【0023】図1を参照すると、この装置は、大きく分
けると、液晶駆動制御回路1と液晶画面2とコモンドラ
イバ3とセグメントドライバ4により構成される。本実
施形態は、従来例に対して液晶駆動制御回路1にフレー
ム周期信号発生器28が付加されたことを特徴とする。
【0024】この液晶駆動制御回路1は、外部から基本
クロック信号5が基本タイミング回路6、両エッジアッ
プカウンタ8に供給され、基本タイミング回路6はタイ
ミングクロック7を交流化制御回路9、コモンアドレス
制御回路10、フレーム周期信号発生器28に供給され
る。アップカウンタ8は基本クロック信号5よりカウン
ト値12(階調数をKとすると、1からKまでカウント
アップする値)を生成し、階調制御信号発生器11に供
給する。交流化制御回路9は任意のフレーム周期で反転
する交流化信号13をコモンドライバ3とセグメントド
ライバ4に供給する。
【0025】フレーム周期信号発生器28は、Nフレー
ム周期ごとに反転するフレーム周期信号22を階調制御
信号発生器11に供給する。コモンアドレス制御回路1
0はコモンドライバ3の選択行を制御するコモンアドレ
ス信号14をコモンドライバ3に供給する。階調制御信
号発生器11は階調設定値15とアップカウンタ8から
供給されるカウント値12の大きさをフレーム周期信号
22によって決定される比較方法で比較して階調制御信
号16を生成し、セグメントドライバ4に供給する。階
調制御信号16の生成フローは、後で図2のフロー図で
説明する。
【0026】また、液晶表示パネル2は、液晶セル17
がマトリクス状に配列されており、その液晶セル17の
一端はコモンドライバ3で生成されたコモン信号19
a、19b、19cに接続されている。同様にもう一端
はセグメントドライバ4で生成されたセグメント信号1
8a、18b、18cに接続されている。
【0027】装置外部よりセグメントドライバ4には液
晶駆動電圧20(V1、V3、V4、V6の4電位)が
供給され、コモンドライバ3には液晶駆動電圧21(V
1、V2、V5、V6の4電位)が供給される。また、
セグメントドライバ4は階調制御信号16を装置外部よ
り供給される液晶駆動電圧20に変換しセグメント信号
18a、18b、18cを生成し、コモンドライバ3は
コモンアドレス信号14を外部より供給される液晶駆動
電圧21に変換しコモン信号19a、19b、19cを
生成する。
【0028】以下、3/8階調PWM制御、N=1の場
合における本実施形態の動作について説明する。図1〜
図3を参照すると、まず、アップカウンタ8は外部から
の基本クロック信号5の両エッジによりカウント動作を
行いカウント値12を階調制御信号発生器11に出力す
る。
【0029】基本タイミング回路6は、基本クロック信
号5からタイミングクロック7を発生し、交流化制御回
路9とコモンアドレス制御回路10とフレーム周期信号
発生器28へ出力する。タイミングクロック7を受けた
交流化制御回路9では、任意のフレーム毎に論理的に反
転する交流化信号13をコモンドライバ3とセグメント
ドライバ4へ出力する。
【0030】フレーム周期信号発生器28はNフレーム
周期ごとに論理的に反転するフレーム周期信号22を階
調制御信号発生器11に出力する。カウント値12と階
調設定値15とフレーム周期信号22を受けた階調制御
信号発生器11は、フレーム周期信号22の値に応じた
比較方法でカウント値12と階調設定値15の比較を行
い、階調制御信号16を発生する。
【0031】具体的には、図2のフロー図を参照にする
と、ステップS1においてフレーム周期信号22がVS
Sレベルかどうかを判定し、これがVSSレベルの時に
はステップS2に移動し、さらにステップS2でカウン
ト値12が階調設定値15以下かどうかを判定し、これ
が階調設定値15以下の場合、ステップS3に移動し
て、階調制御信号16はVDDレベルになり、ステップ
S2でカウント値12が階調設定値15超過した場合、
ステップS4に移動し階調制御信号16はVSSレベル
になる。
【0032】ステップS1において、フレーム周期信号
22がVDDレベルの時には、ステップS2aに移動
し、ステップ2aにおいてカウント値12が(8−階調
設定値15)以下の場合、ステップ4へ移動し階調制御
信号16はVSSレベルになり、ステップ2aにおいて
カウント値12が(8−階調設定値15)を超過した場
合、ステップ3に移動し階調制御信号16はVDDレベ
ルになる。コモンアドレス制御回路10はタイミングク
ロック7によってカウント動作を行い、カウント値をコ
モンアドレス14としてコモンドライバ3に出力する。
【0033】コモンドライバ3は交流化信号13とコモ
ンアドレス14を受けて、液晶駆動電源21の4電位
(V1,V2,V5,V6)から選択してコモン信号1
9a、19b、19cとして液晶画面2へ出力する。セ
グメントドライバ4は交流化信号13と階調制御信号1
6を受けて、液晶駆動電源20の4電位(V1,V3,
V4,V6)から選択してセグメント信号18a、18
b、18cとして液晶画面2へ出力する。
【0034】液晶画面2を構成する各液晶セル17は、
セグメント信号18a〜18cとコモン信号19a〜1
9cで駆動され、一般に液晶セルに接続されるセグメン
ト信号とコモン信号間の電位差によって液晶の透過、不
透過が決定される。
【0035】本実施形態の場合、セグメント信号対コモ
ン信号がV1対V6(V6対V1)の場合に不透過とな
る。また、不透過の期間は階調制御信号16がVDDで
ある期間と同じである。図3のタイミング図から分かる
ように、1フレーム目の階調制御信号16がVDDであ
る期間(3/8+α)と2フレーム目の階調制御信号1
6がVDDである期間(3/8+α)には2α分の差が
あるが、一般的な液晶画面には、複数フレーム間におけ
る液晶の不透過期間が同じであれば、各フレームにおけ
る液晶不透過期間が不均一であっても表示品位は変わら
ないという特性があるため、本実施形態でも(3/8+
α+3/8−α=3/8×2)となり表示品位に影響が
無いと言える。
【0036】なお、フレーム周期信号発生器28は、基
本クロック信号5をカウントし、フレームが変る毎にリ
セットされるカウンタを内蔵し、このカウンタがリセッ
トされるタイミングで フレーム周期信号も、VDDか
らVSSに、VSSからVDDに、VDDからVSSに
……のように、反転する回路であればよく、図1に示す
ように、デューティ1/3の場合には、図4のタイミン
グ図に示されるようになる。
【0037】図5は本発明の第2の実施形態のブロック
図であり、PWM階調制御方式とFRC(Frame
Rate Control)階調制御方式を組み合わせ
た場合の構成図である。図1に示した液晶駆動制御回路
1を、液晶駆動制御回路1aとし、図1の階調制御信号
発生器11と同じ回路のPWM階調制御信号発生器11
aと、FRC階調設定値23とフレーム周期信号24と
を入力しFRC制御階調制御信号26を出力するFRC
階調制御信号発生器25と、FRC制御階調制御信号2
6とPWM階調制御信号27を重ねあわせて階調制御信
号16として出力するOR回路29とを追加したもので
ある。
【0038】図6は、図5において、3/8階調PWM
制御、1/2階調フレーム間引き制御、フレーム周期N
=2により階調表示を実現した場合のタイミング図であ
る。PWM階調制御信号27は前述のフローと同様に発
生するので、その説明は省略する。FRC階調制御信号
26は、2フレーム間でコモン選択全期間の何回分VD
Dになるかで階調を決定する信号である為、本実施形態
においては、2フレーム中、1フレームのコモン選択期
間分がVDDとなっている。FRC階調制御信号26と
PWM階調制御信号27とをOR回路29によりOR論
理をとった信号が階調制御信号16となり、以降のセグ
メントドライバ3、コモンドライバ4における動作は、
前述の回路と同じであるため、説明は省略する。
【0039】図7は、図5において、液晶セルへの印可
電圧の方向を数フレーム毎に反転させる「交流駆動反転
方式」を用いた場合のタイミング図である。この回路構
成は、図1と同じである。一般に液晶セルは、常に同じ
方向に電圧を印可し続けると電荷が溜まり液晶セルが劣
化するため、数フレーム毎に電圧の印可方向をセグメン
ト信号とコモン信号で入れ替えてやるのが普通である。
図7の4フレーム間においてのセグメント側が高電位の
場合を(+)として電荷を見てみると、 (+)(3/8+α)+(−)(3/8+α)+(+)
(3/8−α)+(−)(3/8−α)=0 のように、4フレーム間で液晶セルの電荷も放電できて
おり、かつ階調制御信号のVDD期間も階調に適した期
間が得られている。
【0040】なお、図5〜図7に示すような実施形態の
場合、フレーム周期信号発生器28は、基本クロック信
号5をカウントし、2フレーム毎にリセットされるカウ
ンタを内蔵し、このカウンタがリセットされるタイミン
グで フレーム周期信号も、VDDからVSSに、VS
SからVDDに、VDDからVSSに……のように、反
転する回路であればよく、そのフレーム周期信号22、
コモン信号19a〜cは、図8のタイミング図に示され
るようになる。
【0041】
【発明の効果】このように本発明の構成によれば、Nフ
レーム周期ごとに、階調制御信号のVDD期間をCOM
選択期間の前後に移動させることにより、デューティ比
の異なる基本クロック信号でも両エッジカウンタによる
PWM制御が表示品質を落とすことなく実現することが
できるという効果がある。
【0042】また、基本クロック信号の周波数は、従来
の片エッジのみを使用していた方式の半分で駆動でき、
発振器等の基本クロック発生源および基本クロック信号
により動作するバッファ等の消費電力を削減することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】図1の階調信号発生器11における動作のフロ
ーチャート。
【図3】図1の動作を説明するタイミング図。
【図4】図1におけるコモン信号の状態を示すタイミン
グ図。
【図5】本発明の第2の実施形態のFRC階調制御とP
WM階調制御を組合せた場合のブロック図。
【図6】図5の階調制御を組み合わせた回路におけるタ
イミング図。
【図7】図5の交流駆動反転方式を用いた場合のタイミ
ング図。
【図8】図5におけるコモン信号の状態を示すタイミン
グ図。
【図9】本発明により階調に適した階調制御信号16の
VDD期間のタイミング図
【図10】従来例の階調制御を行う液晶駆動制御装置の
回路構成を示すブロック図。
【図11】図10の階調信号発生器11bにおける動作
のフローチャート。
【図12】図10の従来回路のクロック周波数で片エッ
ジによる動作を説明するタイミング図。
【図13】図10の従来回路のクロック周波数1/2で
両エッジによる動作を説明するタイミング図。
【図14】従来例の階調に適しない階調制御信号16の
VDD期間のタイミング図
【符号の説明】
1,1a,b 液晶駆動制御回路 2 液晶画面 3 コモンドライバ 4 セグメントドライバ 5 基本クロック信号 6 基本タイミング回路 7 タイミングクロック 8 両エッジアップカウンタ 9 交流化制御回路 10 コモンアドレス制御回路 11,11b 階調制御信号発生器 12 カウント値 13 交流化信号 14 コモンアドレス信号 15 階調設定値 16 階調制御信号 17 液晶セル 18a〜c セグメント信号 19a〜c コモン信号 20,21 液晶駆動電圧 22,24 フレーム周期信号 23 FRC階調設定値 25 FRC階調制御信号発生器 26 FRC制御階調制御信号 27 PWM階調制御信号 28 フレーム周期信号発生器 29 OR回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−180091(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133 545 G09G 3/20 641

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶画面上の各液晶セルがコモン信号と
    セグメント信号とにより駆動され、かつPWM階調制御
    により階調制御が行われる液晶駆動制御装置において、
    基本クロック信号の両エッジを用いた場合、(Nは1
    以上の整数)フレーム周期ごとに、フレーム周期信号お
    よび基本クロックの計数信号を諧調設定値との比較結果
    により、階調制御信号のハイレベル(VDD)期間をコ
    モン選択期間の前端または後端に移動させる信号を出力
    する液晶駆動回路を備えることにより、前記基本クロッ
    ク信号のデューティ比不均衡による階調不良を無くすよ
    うにしたことを特徴とする液晶駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 液晶駆動回路が、基本クロックを計数す
    るアップカウンタと、このアップカウンタの計数値に対
    応するNフレーム周期を検出する第1のフレーム周期信
    号発生回路と、この第1のフレーム周期信号発生回路の
    出力レベルに従って前記アップカウンタのカウント値と
    階調設定値とを比較してフレーム周期毎にハイレベル
    期間をコモン選択期間の前端または後端に移動させた階
    調制御信号を出力しセグメントドライバに供給する階調
    制御信号発生回路とを備える請求項記載の液晶駆動制
    御装置。
  3. 【請求項3】 第1のフレーム周期信号発生回路が、基
    本クロック信号をカウントし、1フレームが変る毎にリ
    セットされるカウンタを内蔵し、このカウンタがリセッ
    トされるタイミングで反転するフレーム周期信号を出力
    する請求項記載の液晶駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 液晶駆動回路が、基本クロックを計数す
    るアップカウンタと、このアップカウンタの計数値に対
    応する2フレーム周期を検出する第2のフレーム周期信
    号発生回路と、この第2のフレーム周期信号発生回路の
    出力レベルに従って前記アップカウンタのカウント値と
    PWM階調設定値とを比較して前記2フレームの前記周
    期毎にハイレベル期間をコモン選択期間の前端または後
    端に移動させるPWM階調制御信号を出力するPWM階
    調制御信号発生回路と、前記第2のフレーム周期信号発
    生回路の出力およびFRC階調設定値に従って前記2フ
    レーム周期毎のコモン選択期間のハイレベル期間を示す
    FRC階調制御信号を出力するFRC階調制御信号発生
    回路と、これらPWMおよびFRCの各階調制御信号の
    論理和を出力しセグメントドライバに供給するゲート回
    路とを備える請求項記載の液晶駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 第2のフレーム周期信号発生回路が、基
    本クロック信号をカウントし、2フレームが変る毎にリ
    セットされるカウンタを内蔵し、このカウンタがリセッ
    トされるタイミングで反転するフレーム周期信号を出力
    する請求項記載の液晶駆動制御装置。
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