JP4840107B2 - 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4840107B2
JP4840107B2 JP2006323185A JP2006323185A JP4840107B2 JP 4840107 B2 JP4840107 B2 JP 4840107B2 JP 2006323185 A JP2006323185 A JP 2006323185A JP 2006323185 A JP2006323185 A JP 2006323185A JP 4840107 B2 JP4840107 B2 JP 4840107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pwm
phase
segment
common
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006323185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008139393A (ja
Inventor
吾朗 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2006323185A priority Critical patent/JP4840107B2/ja
Publication of JP2008139393A publication Critical patent/JP2008139393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840107B2 publication Critical patent/JP4840107B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、液晶表示装置(LCD)、LCDの駆動装置およびその駆動方法に関する。
液晶表示装置(LCD)の制御においては、複数のセグメント、コモンと呼ばれる制御線からなるマトリクス中に電位差を発生させることで、点灯および消灯を実現している。電位差は表示の明度を決定する。表示装置により表示される画像や文字のコントラストを調整し、或いは、点灯と消灯との間の中間レベルの表示を実現するために、通常、複数の電位差が用意される。このため、LCDの駆動装置は複数電圧の発生に適したアナログ素子により構成される。
図18は、一般的な駆動装置、液晶表示装置の液晶表示部、および、これらの間の接続の例を示す図である。たとえば、図18に示す液晶表示部100と駆動装置110とは、複数のコモン線(たとえば、M本のコモン線COM0〜COM(M−1))および複数のセグメント線(たとえば、N本のセグメント線SEG0〜SEG(N−1))で接続され、駆動装置110が、これら複数のコモン線および複数のセグメント線に、それぞれ信号を与える。液晶表示部100は、コモン線、および、セグメント線と接続され、コモン線およびセグメント線の交差点にそれぞれ画素形成部を備えている。
図19は、コモン線およびセグメント線の信号のタイミングチャートの一例である。LCDにおいては、液晶素子の劣化を防止するために、コモン線には直流ではなく交流の電圧を印加する。コモン線およびセグメント線において、双方の電位差が一定の値を超えた場合に、該当する液晶素子が点灯する。
図19の例では、8本のコモン線COM0〜COM7が設けられており、1フレームは8分割される。1フレームを8分割した一つの単位をフェーズと称する。1フェーズでは何れか1つのコモン線のみが大きな電位差をもつようになっている。図19においては、以下のようにフェーズごとに電位差が大きなコモン線が規定されている。
COM0:フェーズ0
COM1:フェーズ1
COM2:フェーズ2
COM3:フェーズ3
: :
COM7:フェーズ7
セグメント線は、所望の複数のフェーズで選択的に電位差をもたせ、コモン線において生じた電位差と、セグメント線に選択的に持たせた電位差とが最大になったときに、コモン線とセグメント線とが交差する位置の液晶素子が点灯する。図19の例では、複数(たとえばN本)のセグメント線のうち、第p番のセグメント線SEGp(p=1、2、・・・、(N−1))において、フェーズ0(COM0)およびフェーズ2(COM2)のみで点灯し、それ以外では消灯となる。なお、上記例では、電位差が「電位V4−電位V0」であるときには点灯、電位差が「電位V3−電位V1」であるときには消灯となる。
なお、上記例では、点灯および消灯の電位差のみであったが、他の電位差(たとえば、「電位V2−電位V1」)によって中間レベルの表示が実現され得る。
特開2006−171041号公報
従来のLCDの駆動装置は、コモン線の各々、および、セグメント線の各々に対して、たとえば、V0〜V4など、3以上の複数電圧からなる制御信号を印加している。したがって、ディジタル回路のみで駆動装置を構成することができず、回路中にアナログ素子を使用する必要があった。
そこで、アナログ素子を使用せずに、PWM(パルス幅変調)を用いて、パルス幅(デューティー比)で複数電圧を表すことで、LCDの駆動装置をディジタル回路にて実現することが考えられる。しかしながら、PWM信号を用いてLCDを駆動する場合には、高周波を発生するため電磁波が発生するという問題点がある。
本発明は、ディジタル回路のみにて実現でき、かつ、高周波の発生を抑制する液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の目的は、M本のコモン線の各々に出力するコモン信号であって、各コモン線について、Mフェーズからなる1フレームにおいて、ある1フェーズのみでアクティブ状態を示すようなコモン信号、および、
N本のセグメント線の各々に出力するセグメント信号であって、各セグメント線において、前記Mフェーズのそれぞれに、対応するコモン線の表示状態を示すようなセグメント信号を生成する液晶表示装置の駆動装置であって、
ホストコンピュータから与えられ、メモリに一時的に記憶されたグラフィックデータから、前記セグメント線の各々に関して、1フェーズの表示状態を示すために、前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号の系列であるセグメント指定信号を生成するセグメント信号変換手段と、
前記コモン線の各々に関して、何れかの1フェーズにおいてアクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号、並びに、他のフェーズにおいては、非アクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる他の電位の組を示す信号の系列であるコモン指定信号を生成するコモン信号変換手段と、
前記セグメント指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第1のPWM信号を出力するとともに、前記コモン指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第2のPWM信号を出力するPWM変換手段であって、
各電位について、当該電位を表す1/2フェーズの区間のPWMパターン信号であって、少なくとも全てが同一とはならないPWMパターン信号を2(n−1)回生成することにより、前記セグメント線および前記コモン線のそれぞれのPWM信号を生成するように構成されたPWM変換手段と、を備え、
前記PWM変換手段から出力された前記第1のPMW信号を、前記セグメント線に、それぞれ出力するとともに、前記第2のPWM信号を、前記コモン線にそれぞれ出力するように構成されたことを特徴とする液晶表示装置の駆動装置により達成される。
好ましい実施態様においては、前記PWM変換手段が、各電位について異なる複数のPWMパターン信号を生成でき、1/2フェーズごとに、前記複数のPWMパターン信号から何れか1つを選択する選択手段を有する。
より好ましい実施態様においては、前記PWM変換手段に、ランダムな変調信号を与える変調信号生成手段を備え、
前記PMW変換手段が、前記変調信号にしたがって、前記PWMパターン信号を選択するように構成されている。
別の好ましい実施態様においては、前記PWM変換手段が、ロードされた初期値からカウントするカウンタを有し、当該カウント値にしたがって1/2フェーズ周期のPWMパターン信号を生成し、
前記1/2フェーズごとに、カウント値の初期値をロードすることにより、前記1/2フェーズごとに、当該カウント値の初期値に基づくPWMパターン信号を生成する。
より好ましい実施態様においては、前記PWM変換手段に、ランダムな変調信号を与える変調信号生成手段を備え、
前記PMW変換手段が、前記変調信号に示す値をカウンタの初期値として、PWMパターン信号を生成するように構成されている。
また、別の好ましい実施態様においては、前記PWM変換手段が、PWMパターン信号を記憶するレジスタを有し、前記レジスタに、外部からPWMパターンがロード可能に構成されている。
また、本発明の目的は、M本のコモン線の各々に出力するコモン信号であって、各コモン線について、Mフェーズからなる1フレームにおいて、ある1フェーズのみアクティブ状態を示すようなコモン信号、および、
N本のセグメント線の各々に出力するセグメント信号であって、各セグメント線において、前記Mフェーズのそれぞれに、対応するコモン線の表示状態を示すようなセグメント信号を生成する液晶表示装置の駆動装置であって、
ホストコンピュータから与えられ、メモリに一時的に記憶されたグラフィックデータから、前記セグメント線の各々に関して、1フェーズの表示状態を示すために、前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号の系列であるセグメント指定信号を生成するセグメント信号変換手段と、
前記コモン線の各々に関して、何れかの1フェーズにおいてアクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号、並びに、他のフェーズにおいては、非アクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる他の電位の組を示す信号の系列であるコモン指定信号を生成するコモン信号変換手段と、
前記セグメント指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第1のPWM信号を出力するとともに、前記コモン指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第2のPWM信号を出力するPWM変換手段であって、
各電位について、当該電位を表す1/2フェーズの区間のPWMパターン信号であって、少なくとも全てが同一とはならないPWMパターン信号を2(n−1)回生成することにより、前記セグメント線および前記コモン線のそれぞれのPWM信号を生成するように構成されたPWM変換手段と、を備え、
前記PWM変換手段から出力された前記第1のPMW信号を、前記セグメント線に、それぞれ出力するとともに、前記第2のPWM信号を、前記コモン線にそれぞれ出力するように構成された駆動装置、並びに、
前記コモン線、および、前記セグメント線を受け入れ、前記コモン線および前記セグメント線の交差点にそれぞれ画素形成部を備えた液晶表示部を備えたことを特徴とする液晶表示装置により達成される。
さらに、本発明の目的は、M本のコモン線の各々に出力するコモン信号であって、各コモン線について、Mフェーズからなる1フレームにおいて、ある1フェーズのみでアクティブ状態を示すようなコモン信号、および、
N本のセグメント線の各々に出力するセグメント信号であって、各セグメント線において、前記Mフェーズのそれぞれに、対応するコモン線の表示状態を示すようなセグメント信号を生成する液晶表示装置の駆動方法であって、
ホストコンピュータから与えられ、メモリに一時的に記憶されたグラフィックデータから、前記セグメント線の各々に関して、1フェーズの表示状態を示すために、前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号の系列であるセグメント指定信号を生成するセグメント信号変換ステップと、
前記コモン線の各々に関して、何れかの1フェーズにおいてアクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号、並びに、他のフェーズにおいては、非アクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる他の電位の組を示す信号の系列であるコモン指定信号を生成するコモン信号変換ステップと、
前記セグメント指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第1のPWM信号を出力するとともに、前記コモン指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第2のPWM信号を出力するPWM変換ステップであって、
各電位について、当該電位を表す1/2フェーズの区間のPWMパターン信号であって、少なくとも全てが同一とはならないPWMパターン信号を2(n−1)回生成することにより、前記セグメント線および前記コモン線のそれぞれのPWM信号を生成するように構成されたPWM変換ステップと、を備え、
前記PWM変換手段から出力された前記第1のPMW信号を、前記セグメント線に、それぞれ出力するとともに、前記第2のPWM信号を、前記コモン線にそれぞれ出力するように構成されたことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法により達成される。
好ましい実施態様においては、前記PWM変換ステップにおいて、各電位について異なる複数のPWMパターン信号を生成するステップと、
1/2フェーズごとに、前記複数のPWMパターン信号から何れか1つを選択する選択するステップと、を有する。
より好ましい実施態様においては、ランダムな変調信号を生成する変調信号生成ステップを備え、
前記PMW変換ステップにおいて、前記変調信号にしたがって、前記PWMパターン信号を選択するように構成されている。
別の好ましい実施態様においては、前記PWM変換ステップにおいて、
前記1/2フェーズごとに、カウンタのカウント値の初期値をロードすることにより、前記1/2フェーズごとに、当該カウント値の初期値に基づくPWMパターン信号を生成するステップを有する。
より好ましい実施態様においては、ランダムな変調信号を生成する変調信号生成ステップを備え、
前記PMW変換ステップにおいて、前記変調信号に示す値をカウンタの初期値として、PWMパターン信号を生成するように構成されている。
本発明によれば、ディジタル回路のみにて実現でき、かつ、高周波の発生を抑制する液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置(LCD)の駆動装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、駆動装置10は、インタフェース(I/F)12、タイミング発生器14、RAM16、データ変換器18、セグメント信号変換器20、コモン信号変換器22、および、PWM(Pulse Width Modulation)変換器24を備えている。なお、駆動装置10と液晶表示部との間は、図18に示したものと同様に、N本のセグメント線およびM本のコモン線により接続されている。また、液晶表示部においては、コモン線およびセグメント線の交差点にそれぞれ画素形成部を備えている。
I/F12は、ホストコンピュータ(図示せず)との間のデータの授受を制御し、ホストコンピュータからRAM16へのグラフィックデータの書き込みなどを制御する。RAM16は、液晶素子の点灯、消灯を示すグラフィックデータを格納する。
データ変換器18は、RAM16から順次読み出されたグラフィックデータを、セグメントごとの点灯、消灯を示す信号(点灯/消灯指定信号)として送り出すためのデータ変換処理を実行する。
セグメント信号変換器20は、データ変換器18から受け入れた、各セグメント線の表示状態を示す点灯/消灯指定信号を、点灯パターンおよび消灯パターンを示すPWM指定信号に変換する。すなわち、セグメント信号変換器20は、セグメント線の各々に関して、1フェーズの表示状態を示すために、前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき電位の組を示す信号の系列である、PWM指定信号を生成する。
コモン信号変換器22は、1フェーズごとに所定のコモン線のみを電位差が大きな状態にする(つまりアクティブにする)ように、各コモン線のPWM指定信号を生成する。すなわち、コモン信号変換器22は、コモン線の各々に関して、何れかの1フェーズにおいてアクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号、並びに、他のフェーズにおいては、非アクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる他の電位の組を示す信号の系列であるPWM指定信号を生成する。
PWM変換器24は、各セグメント線および各コモン線について、PWM指定信号に基づいて指定されたPWM信号を生成する。より詳細には、PWM変換器24は、セグメントに関するPWM指定信号の各々を受け入れて、1フェーズにおける異なる電位の組に相当するセグメント用のPWM信号を出力するとともに、コモンに関するPWM指定信号の各々を受け入れ、1フェーズにおける異なる電位の組に相当するコモン用のPWM信号を出力する。後に詳述するが、PMM信号は、各電位について、当該電位を表す1/2フェーズの区間のPWMパターン信号であって、少なくとも全てが同一とはならないPWMパターン信号を2(n−1)回生成することにより生成される。
本実施の形態にかかるLCD駆動装置の構成部分の説明に先立って、PWMを用いた複数電圧の表現について説明する。図2は、PWMを用いて複数電圧V0〜V4を表した例を示す図である。PWMにおいては、一定区間におけるローレベルおよびハイレベルのデューティ比を変化させることで、V0〜V4の電圧を表す。図2においては、電圧V0〜V4は、1/2フェーズの区間で、ローレベルおよびハイレベルのデューティ比を、それぞれ、1:7、2:6、4:4、6:2、7:1とすることにより表される。
仮に、一定区間を1/2フェーズと考えると、点灯パターンは、図3に示すようなものとなる。図3において、前半の1/2フェーズがV0を表すPWM信号に相当し、後半の1/2フェーズがV4を表すPWM信号に相当する。たとえば、PWM信号をキャパシタに電荷を蓄積し、キャパシタから放電させることにより、実際に電圧V0〜V4を取り出すことができる。
なお、本実施の形態においては、上記一定区間を1/2フェーズ(1/64フェーズ)として、32回だけVk(k=0〜4)を表すPWMパターン信号を出力している。このように高速なPWMパターン信号を駆動回路からLCDに出力することにより、LCDの浮遊容量を利用して、PWMパターン信号を直接LCDに与えるだけで、LCDを駆動することができる。しかしながら、高速なPWMパターン信号を繰り返し出力すると、PWMパターン信号の周波数の電磁波がLCDおよび駆動装置から発生してしまう。そこで、本発明では、後述するような手法で、電磁波の発生、特に、電磁波のピークの発生を抑制する。
次に、本実施の形態にかかる駆動装置10の各構成部分についてより詳細に説明する。なお、本実施の形態において、駆動装置10とLCDとの間には、N本のセグメント線(SEG0〜SEG(N−1))があり、また、8本のコモン線(COM0〜COM7)があると考える。また、コモン線およびセグメント線とも、V0およびV4の組により点灯が指示され、V1およびV3の組により消灯が指示される。したがって、駆動装置10は、N本のセグメント線を駆動するための、N個のセグメント信号、および、8本のコモン線を駆動するための、8個のコモン信号を生成する。
図4は、本実施の形態にかかるセグメント信号変換器20の構成を示すブロックダイヤグラムである。図4に示すように、本実施の形態にかかるセグメント信号変換器20は、セグメント線ごとの点灯/消灯指定信号を、それぞれ受け入れて、当該セグメント線ごとのPWM指定信号を出力するセレクタ40−0〜40−(N−1)を有している。セレクタ40−0〜セレクタ40−(N−1)のそれぞれには、タイミング発生器14から点灯パターンおよび消灯パターンが与えられる。図5は、点灯/消灯指定信号、点灯パターンおよび消灯パターン、並びに、セレクタ40から出力されるPWM指定信号の例を示す図である。図5に示すように、点灯/消灯指定信号は、1フェーズにわたって点灯、消灯のいずれかを示す値(「0:ローレベル」または「1:ハイレベル」)となる。また、点灯パターンは、1フェーズのうちの前半の1/2フェーズ、後半の1/2フェーズで、それぞれ「V0」および「V4」を示す値となり、消灯パターンは、1フェーズのうちの前半の1/2フェーズ、後半の1/2フェーズで、それぞれ、「V1」、「V3」を示す値となる。セレクタ40は、点灯/消灯指定信号にしたがって、1フェーズごとに点灯パターンおよび消灯パターンを選択して、PWM指定信号(SEG0_sel〜SEG(N−1)_sel)として出力する。
図6は、本実施の形態にかかるコモン信号変換器22の構成を示すブロックダイヤグラムである。図6に示すように、コモン信号変換器22は、コモン線ごとのPWM指定信号を出力するセレクタ60−0〜60−7、および、カウントアップ信号に基づいて、何れかのセレクタのみが点灯パターンを選択するように、セレクタ60を制御するデコーダ61を有する。
デコーダ61は、タイミング発生器14から出力される、1フェーズごとに、「0」〜「7」の値でカウントアップするカウントアップ信号を受け入れ、1フェーズの間、当該カウントアップ信号の値にしたがって、何れかのセレクタに、点灯パターンを選択するような信号を与え、その一方、他のセレクタには、それぞれ、消灯パターンを選択するような信号を与える。これにより、セレクタからは、1フレーム(8フェーズ)のうち、周期的に何れかの1フェーズのみで点灯パターンとなるようなPWM指定信号(COM0_sel〜COM7_sel)が出力される。
図7は、本実施の形態にかかるPWM変換器24の概略的な構成を示すブロックダイヤグラムである。図7に示すように、PWM変換器24は、コモン線、および、セグメント線のそれぞれについて、PWM指定信号を受け入れ、PWM信号を生成して出力するPWM変換器_COM0(符号70−00)、PWM変換器_COM1(符号70−01)、・・・、PWM変換器_COM7(符号70−07)、PWM変換器_SEG0(符号70−10)、PWM変換器_SEG1(符号70−11)、・・・、PWM変換器_SEG(N−1)(符号70−1(N−1))を有している。
PWM変換器_COMp(p=0〜7)は、それぞれ、PWM指定信号COMp_selを受け入れ、対応するコモン線COMpを駆動するためのPWM信号_COMpを出力する。また、PWM変換器_SEGq(q=0〜(N−1))は、それぞれ、PWM指定信号SEGq_selを受け入れ、対応するセグメント線SEGqを駆動するためのPWM信号_SEGqを出力する。このコモン線、セグメント線のそれぞれについてのPWM変換器_COMp、PWM変換器_SEGqを、PWM変換器24と区別するために、個別PWM変換器70と称する。
図8は、本実施の形態にかかる個別PWM変換器の構成を示すブロックダイヤグラムである。図8に示すように、本実施の形態にかかる個別PWM変換器70は、VO用PWM信号生成部80、V1用PWM信号生成部81、V2用PWM信号生成部82、V3用PWM信号生成部83、V4用PWM信号生成部84、および、PWMセレクタ85を有する。V0用PWM信号生成部80〜V4用PWM信号生成部84のそれぞれには、変調信号が入力される。この変調信号は、後述するような変調信号生成部により生成される。変調信号生成部は、図8には示していないが、個別PWM変換器70の内部に設けられても良いし、個別PWM変換器70の外部に設けられ、変調信号を個別PWM変換器70に供給するように構成してもよい。
V0用PWM信号生成部80〜V4用PWM信号生成部84は、それぞれ、デコーダ90とセレクタ91とを有する。たとえば、図8に示すように、V0用PWM信号生成部80のデコーダ90は、一定の幅(区間)の、異なる8種類の電圧V0を表すPWMパターン信号V0a〜V0hを出力する。同様に、V1用PWM信号生成部81〜V4用PWM信号生成部84のデコーダも、それぞれ、異なる8種類の電圧V1〜V4を表すPWMパターン信号を出力する。
個別PWM変換器70においては、V0〜V4の各電位について、異なる複数の、たとえば、8つのPWMパターン信号を生成する。セレクタ(たとえば符号91参照)により、何れか1つPWMパターン信号が選択される。
図9は、V1用PWM信号生成部81のデコーダにて生成されるPWMパターン信号であるV1a〜V1hの例を示す図である。図9に示すように、PWMパターン信号V1a〜V1hは、1/64フェーズにおいて、ローレベルおよびハイレベルのデューティ比が、ともに「2:6」であり、その一方、ローレベルおよびハイレベルのパターンは相互に異なるような信号である。
セレクタは、変調信号にしたがって、1/64フェーズごとに、上記PWMパターン信号V1a〜V1hの何れか1つを選択してPMWセレクタ85に出力する。V0用PWM信号生成部80、V2用PWM信号生成部82〜V4用PWM信号生成部84のそれぞれのセレクタも、変調信号にしたがって、1/64フェーズごとに、V0a〜V0h、V2a〜V2h、V3a〜V3h、V4a〜V4hの何れか1つのPWMパターン信号をそれぞれ選択して、PWMセレクタ85に出力する。なお、本明細書において、1/64フェーズの区間(幅)のPWM信号を、PWMパターン信号と称する。
PWMセレクタ85は、PWM指定信号にしたがって、V0用PWM信号生成部80〜V4用PWM信号生成部84の何れかから出力されるPWMパターン信号を選択して出力する。PWM指定信号は、1/2フェーズごとに切り替えられる(たとえば、点灯パターンであれば、1フェーズのうちの前半の1/2フェーズでV0、後半の1/2フェーズでV4を示すものとなる)。したがって、1/2フェーズの区間は、PWM信号生成部80〜84の何れか1つからのPWMパターン信号が続けて出力される。
次に、本実施の形態にかかる変調信号生成部について、図10を参照して説明する。図10に示すように、変調信号生成部94は、シフトレジスタ86、加算器87、89およびシフトアップ回路88を有する。この変調信号生成部94においては、シフトレジスタ86の異なる複数位置の値を加算器87で加算し、さらに、シフトアップ回路88にてシフトアップして上位ビットを切り捨てる。シフトアップ回路88の出力は、加算器89において、定数と加算され、これがシフトレジスタ86に入力される。本実施の形態においては、シフトレジスタ86の下位3ビットを変調信号として出力している。変調信号生成部94において生成された変調信号を利用することで、PWM信号生成における規則性をほぼ除去することができる。
図11は、あるセグメント線或いはコモン線についてのPWM信号の例を示す図である。この例では、消灯パターンの前半1/2フェーズについてのPWM信号を示している。1/64フェーズごとにPWMセレクタ85に与えられる変調信号にしたがって、V1a〜V1hの何れかのPWMパターン信号が出力される。これが1/2フェーズだけ繰り返される。したがって、V1a〜V1hのPWMパターン信号の何れかが、32回出力される。このように複数のPWMパターン信号が連なってPWM信号が形成される。
本実施の形態においては、1/64フェーズが1単位となる高速なPWMパターン信号が出力される。したがって、LCDの浮遊容量を利用して、LCDの内部でPWM信号が実際の電圧に変換され、当該電圧によりLCDを駆動することができる。したがって、駆動装置がCR回路などのアナログ素子を含めることなく構成することができ、PWM信号を出力するコモン線およびセグメント線を直接LCDに接続することができる。
また、本実施の形態においては、変調信号にしたがってPWMパターン信号が出力される。したがって、出力されるPWMパターン信号の規則性をほぼ除去することができるため、規則性による著しくノイズレベルの高くなるようなピークを持つノイズの発生を抑制することができる。
図12は、本実施の形態にかかるPWM信号によるノイズ、および、単一のPWMパターン信号の繰り返しによるノイズをと比較したグラフである。グラフにおいて横軸は周波数、縦軸はノイズレベルを示す。なお、縦軸は3dB/divである。図12に示すように、本実施の形態においては、本実施の形態にかかるPWM信号を用いると(符号1202参照)、単一PWMパターン信号の繰り返し(符号1201参照)と比較して、ピーク値が約9dB減少し、1/3程度になっていることが理解できる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、PWMパターン信号の規則性を除去するために、ランダムな値を示す変調信号を用いて、複数のPWMパターン信号のいずれかを選択していた。第2の実施の形態においては、カウンタを用いてPWMパターン信号の開始位置を選択し、所定のタイミングでカウント値にランダムな値を挿入することで規則性を減じている。つまり、第2の実施の形態においては、所定のタイミングで、カウント値の初期値をロードすることにより、当該カウント値の初期値に基づくPWMパターン信号を生成している。図13は、第2の実施の形態にかかる個別PWM変換器の構成を示すブロックダイヤグラムである。図13に示すように、この個別PSM変換器70は、V0用PWM信号生成部180〜V4用PWM信号生成部184、PMWセレクタ85、および、カウンタ92を有している。
カウンタ92は、クロックCLK、ロード信号、および、乱数入力を受け入れるようになっている。クロックCLKおよびロード信号は、タイミング発生器14が生成して、個別PWM変換器70に供給すればよい。また、乱数入力として、第1の実施の形態の変調信号生成部94において生成される変調信号を利用することができる。また、クロックCLKは、1/512フェーズの周期であり、8クロックで1/64フェーズの幅(区間)となる。
第2の実施の形態において、ロード信号は8回クロックCLKが出力されるごと(8クロックごと)に1回だけハイレベルとなる。ロード信号がハイレベル(たとえば、符号1401参照)となると、次のクロックCLKのタイミングで、乱数入力がカウンタ92にロードされ、カウンタ92は、入力された乱数の値から再度カウントを開始する。
図14は、第2の実施の形態にかかるカウンタの出力およびPWM信号生成部からのPWMパターン信号の出力の例を示すタイミングチャートである。図14に示すように、カウンタ92は、クロックCLKごとにカウントアップする。また、ロード信号がハイレベルになると、次のクロックCLKのタイミング(図14における矢印参照)で、乱数入力からの値がカウント値としてロードされ、カウンタ92はクロックCLKごとに、ロードされたカウント値を初期値としてカウントアップを続ける。デコーダ190は、電圧に応じたハイレベルおよびローレベルの組み合わせを有する一定のPWMパターン信号を、カウント値「0」〜カウント値「7」のそれぞれに応じて、異なる開始位置から読み出すことで、8種類のPWMパターン信号を出力することができる。
図15は、第2の実施の形態にかかる8種類のPWMパターン信号の例を示す図である。図15に示すように、PWMパターン信号V1_0〜V1_7は、同じ形のPWMパターン信号の読み出し開始位置を変更したものとなっている。
図14においては、最初の1/64フェーズは、カウント値が「0」〜「7」まで変化し、したがって、PWMパターン信号V1_0が出力される。また、ロード信号がハイレベル(符合1401参照)となり、その次のクロックタイミングで、乱数「2」がカウント値としてロードされる。したがって、次の1/64フェーズでは、カウント値は「2」〜「7」、「0」、「1」の順で変化するため、PWMパターン信号V1_2が出力される。
このように、第2の実施の形態によれば、8クロック(1/64フェーズ)ごとに乱数がカウンタ92にロードされるため、8クロック(1/64フェーズ)ごとにPWMパターン信号を変化させることができる。
図16は、第2の実施の形態にかかるPWM信号によるノイズ、および、単一のPWMパターン信号の繰り返しによるノイズをと比較したグラフである。図16においても、図12と同様に、横軸は周波数、縦軸はノイズレベルを示す。なお、縦軸は3dB/divである。図16に示すように、第2の実施の形態にかかるPWM信号を適用すると(符号1602参照)、単一PWMパターン信号の繰り返し(符号1601参照)と比較して、ピーク値が約3dB減少し、70パーセント程度になっていることが理解できる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、第1の実施の形態において、個別PWM変換器70のV0用PWM信号生成部80〜V4用PWM信号生成部84は、それぞれ、デコーダを有し、デコーダに、所定の電圧を表す、8種類のPWMパターン信号を用意した。また、第2の実施の形態においても、個別PWM変換器70のV0用PWM信号生成部180〜V4用PWM信号生成部184には、それぞれPWM信号を用意した。しかしながら、これに限定されるものではない。
図17は、第2の実施の形態にかかる個別PWM変換器の変形例を示すブロックダイヤグラムである。図16に示すように、この個別PWM変換器70では、V0用PWM信号生成部280〜V4用PWM信号生成部284のそれぞれは、レジスタ(符号290参照)およびセレクタ(符号291参照)を有している。
レジスタ290は、ホストコンピュータからI/F12を経て送られたPWMパターン信号のデータを受け入れ、これを記憶することができる。変形例の動作は第2の実施の形態と同様で、レジスタ290に記憶されたPMMパターン信号をどこから読み出すかがセレクタ291により決定される。セレクタ291には、カウンタ92から8クロックごとに乱数が与えられ、与えられた乱数により、PWMパターン信号の読み出し開始位置が示される。読み出し開始位置からPWMパターン信号が読み出されることで、セレクタから8種類のPWMパターン信号を出力することができるようになっている。
なお、図8に示す個別PMW変換器70においても、デコーダ90の代わりにレジスタを設け、ホストコンピュータからI/F12を経て送られたPWMパターン信号のデータを受け入れ、これを記憶するように構成しても良い。
さらに、前記実施の形態においては、1/64フェーズごとに、同一デューティ比であるが異なるPWMパターン信号を32回出力することで、1/2フェーズのPWM信号を形成している。このように高速なPWM信号をLCD回路に与えることで、LCDを駆動している。しかしながら、このような構成に限定されるものではなく、より低速なPWM信号を出力し、駆動装置とLCDとの間に、CR回路(たとえば、1次のローパスフィルタ)を設けて、CR回路のキャパシタに蓄積した電荷を放電することで、所定の電圧を得るように構成しても良い。また、PWMパターン信号の幅も1/64フェーズに限定されるものではなく、他の幅(たとえば、1/2フェーズ、n=1、2、3、・・・)とすることができる。
また、前記実施の形態において、変調信号を発生するために、シフトレジスタ、加算器およびシフトアップ回路を有する変調信号生成部を利用した。しかしながら、変調信号や乱数を発生させるために他の回路を利用しても良いことは言うまでも無い。
図1は、本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置(LCD)の駆動装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図2は、PWMを用いて複数電圧V0〜V4を表した例を示す図である。 図3は、PWM信号を用いた点灯パターンの例を示す図である。 図4は、本実施の形態にかかるセグメント信号変換器の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図5は、点灯/消灯指定信号、点灯パターンおよび消灯パターン、並びに、セレクタから出力されるPWM指定信号の例を示す図である 図6は、本実施の形態にかかるコモン信号変換器の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図7は、本実施の形態にかかるPWM変換器の概略的な構成を示すブロックダイヤグラムである。 図8は、本実施の形態にかかる個別PWM変換器の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図9は、V1用PWM信号生成部のデコーダにて生成されるPWM信号であるV1a〜V1hの例を示す図である。 図10は、本実施の形態にかかる変調信号生成部の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図11は、あるセグメント線或いはコモン線についてのPWM信号の例を示す図である。 図12は、本実施の形態にかかるPWM信号によるノイズ、および、単一のPWMパターン信号の繰り返しによるノイズをと比較したグラフである。 図13は、第2の実施の形態にかかる個別PWM変換器の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図14は、第2の実施の形態にかかるカウンタの出力およびPWM信号生成部からのPWMパターン信号の出力の例を示すタイミングチャートである。 図15は、第2の実施の形態にかかる8種類のPWMパターン信号の例を示す図である。 図16は、第2の実施の形態にかかるPWM信号によるノイズ、および、単一のPWMパターン信号の繰り返しによるノイズをと比較したグラフである。 図17は、第2の実施の形態にかかる個別PWM変換器の変形例を示すブロックダイヤグラムである。 図18は、一般的なLCD駆動装置と液晶表示部との接続の例を示す図である。 図19は、コモン線およびセグメント線の信号のタイミングチャートの一例である。
符号の説明
10 駆動装置
12 I/F
14 タイミング発生器
16 RAM
18 データ変換器
20 セグメント信号変換器
22 コモン信号変換器
24 PWM変換器

Claims (12)

  1. M本のコモン線の各々に出力するコモン信号であって、各コモン線について、Mフェーズからなる1フレームにおいて、ある1フェーズのみでアクティブ状態を示すようなコモン信号、および、
    N本のセグメント線の各々に出力するセグメント信号であって、各セグメント線において、前記Mフェーズのそれぞれに、対応するコモン線の表示状態を示すようなセグメント信号を生成する液晶表示装置の駆動装置であって、
    ホストコンピュータから与えられ、メモリに一時的に記憶されたグラフィックデータから、前記セグメント線の各々に関して、1フェーズの表示状態を示すために、前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号の系列であるセグメント指定信号を生成するセグメント信号変換手段と、
    前記コモン線の各々に関して、何れかの1フェーズにおいてアクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号、並びに、他のフェーズにおいては、非アクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる他の電位の組を示す信号の系列であるコモン指定信号を生成するコモン信号変換手段と、
    前記セグメント指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第1のPWM信号を出力するとともに、前記コモン指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第2のPWM信号を出力するPWM変換手段であって、
    各電位について、当該電位を表す1/2フェーズの区間のPWMパターン信号であって、少なくとも全てが同一とはならないPWMパターン信号を2(n−1)回生成することにより、前記セグメント線および前記コモン線のそれぞれのPWM信号を生成するように構成されたPWM変換手段と、を備え、
    前記PWM変換手段から出力された前記第1のPMW信号を、前記セグメント線に、それぞれ出力するとともに、前記第2のPWM信号を、前記コモン線にそれぞれ出力するように構成されたことを特徴とする液晶表示装置の駆動装置。
  2. 前記PWM変換手段が、各電位について異なる複数のPWMパターン信号を生成でき、1/2フェーズごとに、前記複数のPWMパターン信号から何れか1つを選択する選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  3. 前記PWM変換手段に、ランダムな変調信号を与える変調信号生成手段を備え、
    前記PMW変換手段の選択手段が、前記変調信号にしたがって、前記PWMパターン信号を選択するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  4. 前記PWM変換手段が、ロードされた初期値からカウントするカウンタを有し、当該カウント値にしたがって1/2フェーズ周期のPWMパターン信号を生成し、
    前記1/2フェーズごとに、カウント値の初期値をロードすることにより、前記1/2フェーズごとに、当該カウント値の初期値に基づくPWMパターン信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  5. 前記PWM変換手段に、ランダムな変調信号を与える変調信号生成手段を備え、
    前記PMW変換手段が、前記変調信号に示す値をカウンタの初期値として、PWMパターン信号を生成するように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  6. 前記PWM変換手段が、PWMパターン信号を記憶するレジスタを有し、前記レジスタに、外部からPWMパターンがロード可能に構成されたことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  7. M本のコモン線の各々に出力するコモン信号であって、各コモン線について、Mフェーズからなる1フレームにおいて、ある1フェーズのみアクティブ状態を示すようなコモン信号、および、
    N本のセグメント線の各々に出力するセグメント信号であって、各セグメント線において、前記Mフェーズのそれぞれに、対応するコモン線の表示状態を示すようなセグメント信号を生成する液晶表示装置の駆動装置であって、
    ホストコンピュータから与えられ、メモリに一時的に記憶されたグラフィックデータから、前記セグメント線の各々に関して、1フェーズの表示状態を示すために、前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号の系列であるセグメント指定信号を生成するセグメント信号変換手段と、
    前記コモン線の各々に関して、何れかの1フェーズにおいてアクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号、並びに、他のフェーズにおいては、非アクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる他の電位の組を示す信号の系列であるコモン指定信号を生成するコモン信号変換手段と、
    前記セグメント指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第1のPWM信号を出力するとともに、前記コモン指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第2のPWM信号を出力するPWM変換手段であって、
    各電位について、当該電位を表す1/2フェーズの区間のPWMパターン信号であって、少なくとも全てが同一とはならないPWMパターン信号を2(n−1)回生成することにより、前記セグメント線および前記コモン線のそれぞれのPWM信号を生成するように構成されたPWM変換手段と、を備え、
    前記PWM変換手段から出力された前記第1のPMW信号を、前記セグメント線に、それぞれ出力するとともに、前記第2のPWM信号を、前記コモン線にそれぞれ出力するように構成された駆動装置、並びに、
    前記コモン線、および、前記セグメント線と接続され、前記コモン線および前記セグメント線の交差点にそれぞれ画素形成部を備えた液晶表示部を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  8. M本のコモン線の各々に出力するコモン信号であって、各コモン線について、Mフェーズからなる1フレームにおいて、ある1フェーズのみでアクティブ状態を示すようなコモン信号、および、
    N本のセグメント線の各々に出力するセグメント信号であって、各セグメント線において、前記Mフェーズのそれぞれに、対応するコモン線の表示状態を示すようなセグメント信号を生成する液晶表示装置の駆動方法であって、
    ホストコンピュータから与えられ、メモリに一時的に記憶されたグラフィックデータから、前記セグメント線の各々に関して、1フェーズの表示状態を示すために、前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号の系列であるセグメント指定信号を生成するセグメント信号変換ステップと、
    前記コモン線の各々に関して、何れかの1フェーズにおいてアクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる電位の組を示す信号、並びに、他のフェーズにおいては、非アクティブを示す前半の1/2フェーズおよび後半の1/2フェーズに割り当てるべき異なる他の電位の組を示す信号の系列であるコモン指定信号を生成するコモン信号変換ステップと、
    前記セグメント指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第1のPWM信号を出力するとともに、前記コモン指定信号の各々を受け入れ、前記1フェーズにおける異なる電位の組に相当する第2のPWM信号を出力するPWM変換ステップであって、
    各電位について、当該電位を表す1/2フェーズの区間のPWMパターン信号であって、少なくとも全てが同一とはならないPWMパターン信号を2(n−1)回生成することにより、前記セグメント線および前記コモン線のそれぞれのPWM信号を生成するように構成されたPWM変換ステップと、を備え、
    前記PWM変換手段から出力された前記第1のPMW信号を、前記セグメント線に、それぞれ出力するとともに、前記第2のPWM信号を、前記コモン線にそれぞれ出力するように構成されたことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  9. 前記PWM変換ステップにおいて、各電位について異なる複数のPWMパターン信号を生成するステップと、
    1/2フェーズごとに、前記複数のPWMパターン信号から何れか1つを選択する選択するステップと、を有することを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  10. ランダムな変調信号を生成する変調信号生成ステップを備え、
    前記PMW変換ステップにおいて、前記変調信号にしたがって、前記PWMパターン信号を選択するように構成されたことを特徴とする請求項9に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  11. 前記PWM変換ステップにおいて、
    前記1/2フェーズごとに、カウンタのカウント値の初期値をロードすることにより、前記1/2フェーズごとに、当該カウント値の初期値に基づくPWMパターン信号を生成するステップを有することを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  12. ランダムな変調信号を生成する変調信号生成ステップを備え、
    前記PMW変換ステップにおいて、前記変調信号に示す値をカウンタの初期値として、PWMパターン信号を生成するように構成されたことを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置の駆動方法。
JP2006323185A 2006-11-30 2006-11-30 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法 Active JP4840107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006323185A JP4840107B2 (ja) 2006-11-30 2006-11-30 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006323185A JP4840107B2 (ja) 2006-11-30 2006-11-30 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008139393A JP2008139393A (ja) 2008-06-19
JP4840107B2 true JP4840107B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=39600956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006323185A Active JP4840107B2 (ja) 2006-11-30 2006-11-30 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4840107B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109932569B (zh) * 2019-03-29 2023-09-22 深圳市明微电子股份有限公司 信号占空比检测电路及信号占空比检测方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3721602B2 (ja) * 1995-05-29 2005-11-30 カシオ計算機株式会社 液晶駆動方法
JPH0973286A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Casio Comput Co Ltd 液晶表示装置
JPH10177370A (ja) * 1996-10-16 1998-06-30 Oki Lsi Technol Kansai:Kk 多階調出力回路及び液晶表示装置
JP2003195827A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Casio Comput Co Ltd 液晶駆動装置及び液晶駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008139393A (ja) 2008-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102298916B (zh) 驱动电路、液晶显示装置和电子信息设备
EP0837444A2 (en) Gray-scale signal generating circuit for a matrix-addressed liquid crystal display
JP2005215052A (ja) 液晶駆動電源回路、液晶駆動装置、液晶表示装置
EP1837845A2 (en) Display driving signal processor, display apparatus and a method of processing display driving signal
JP3637898B2 (ja) 表示駆動回路及びこれを備えた表示パネル
KR920010748B1 (ko) 액정 매트릭스 패널의 중간조 표시구동 회로 및 중간조 표시방법
JP2007127997A (ja) ゲートドライバ、及び液晶表示装置
JP3836721B2 (ja) 表示装置、情報処理装置、表示方法、プログラム、及び記録媒体
JP2005309393A (ja) ディスプレイ駆動装置及びその駆動方法
US5673061A (en) Driving circuit for display apparatus
JP4840107B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動装置、液晶表示装置の駆動方法
JP6938004B2 (ja) 走査ドライバー及び走査ドライバーの駆動方法
EP0617399A1 (en) Liquid crystal display apparatus
JP4807070B2 (ja) 電気光学装置の駆動方法、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器
EP0655726B1 (en) Grey level selecting circuit for a display driver
US5642126A (en) Driving circuit for driving a display apparatus and a method for the same
JP3960043B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法および駆動回路
JP2007033749A (ja) コモン電極駆動回路
JPH07225567A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置の階調駆動回路及びその液晶表示装置
JP6428257B2 (ja) 表示装置、表示方法及び表示プログラム
JP6079162B2 (ja) 液晶表示装置
US8952940B2 (en) Capacity load drive device and liquid crystal display device using the same
JPH06332409A (ja) 液晶表示装置
KR101286226B1 (ko) 디지털 아날로그 컨버터, 이를 포함하는 구동 장치 및 표시 장치
JP3666195B2 (ja) 液晶素子の駆動方法及び液晶表示装置及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4840107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3