JP6428257B2 - 表示装置、表示方法及び表示プログラム - Google Patents

表示装置、表示方法及び表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6428257B2
JP6428257B2 JP2014263704A JP2014263704A JP6428257B2 JP 6428257 B2 JP6428257 B2 JP 6428257B2 JP 2014263704 A JP2014263704 A JP 2014263704A JP 2014263704 A JP2014263704 A JP 2014263704A JP 6428257 B2 JP6428257 B2 JP 6428257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel data
signal
value
horizontal
gradation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014263704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016122167A (ja
Inventor
内山 裕治
裕治 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2014263704A priority Critical patent/JP6428257B2/ja
Publication of JP2016122167A publication Critical patent/JP2016122167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6428257B2 publication Critical patent/JP6428257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は表示装置、表示方法及び表示プログラムに係り、特に画素データと階調数を表すカウンタ出力との比較結果に基づいてアナログランプ波形をサンプリングし、そのサンプリング波形で画素を駆動して画素の階調表示を行う表示装置、表示方法及び表示プログラムに関する。
従来、画素データと階調数を表すカウンタ出力との比較結果に基づいてアナログランプ波形をサンプリングし、そのサンプリング波形で画素を駆動して画素の階調表示を行う液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の液晶表示装置では、1水平ラインの複数の画素の各画素データ毎に、1水平走査期間内で階調値に対応して値が最小値から最大値まで漸次変化するカウント値と比較し、両者が一致したタイミングで、カウント値と同期してレベルが漸次変化するアナログランプ波形をサンプリングする。サンプリングされたアナログランプ波形の電圧は、画素データの階調値に対応している。このサンプリング電圧は1水平ラインの複数の画素のうち、サンプリングが行われた画素データが表示されるべき対応する画素内の液晶表示素子に供給され、画素データの階調値に応じた画像表示を行わせる。
特開平6-178238号公報
上記の従来の液晶表示装置では、1水平走査期間内で1水平ラインの複数の画素の各画素データと階調値を表すカウント値とを画素毎に比較して、アナログランプ波形をサンプリングする必要がある。このため、画素データの階調値が多くなるほど、1水平走査期間内で変化する階調値を表すカウント値を多くして、画素データとカウント値との比較回数を多くする必要があり、このため1回の比較に要する時間が短くなる。すなわち、1水平走査期間内で1階調あたりのアナログランプ波形をサンプリングする時間が短くなる。
例えば、表示画素数が横方向1920画素、縦方向1080画素、表示フレ-ム周波数120Hz、1水平走査周波数135kHzの表示装置では、1024階調の表示を実現するためには、画素データと比較するためのカウント値を出力するカウンタは、1水平走査期間で0〜1023まで変化するカウント値を出力するため、138.240MHz(=135kHzx1024)もの高い周波数のクロックをカウントする動作速度の速いカウンタが必要である。このため、1024階調より更に高い表示階調を実現するにはカウンタとして動作速度が極めて高速なものが必要なことから、実現が困難である。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、従来と同じ動作速度のカウンタを用いた場合でも、従来よりも多階調の高画質画像表示を行うことができる表示装置、表示方法及び表示プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の表示装置は、複数本の列データ線と複数本の行走査線とが交差する各交差部のそれぞれに配置された画素により、複数の画素データによる画像表示を行う表示部と、画素データの水平同期信号に同期したカウンタクロック信号をカウントするカウンタと、水平同期信号の入力後に、画素データの上位ビットに基づく値と、カウンタから出力されたカウンタ値とを比較し、両者が一致した期間のみ一致パルスを出力するコンパレータと、水平同期信号の入力直前から一致パルスのパルス幅内の期間まで第1の論理値とされ、その後に第2の論理値となるスイッチング信号を出力するラッチ回路と、複数の画素データに応じた複数の階調基準信号の中から、画素の画素データの上位ビットを除く下位ビットの値のデコード結果に応じて1個を選択する選択回路とを備え、選択回路は、ラッチ回路から供給されるスイッチング信号が第1の論理値のスイッチング信号のときは、階調基準信号を列データ線へ出力し、ラッチ回路から供給されるスイッチング信号が第2の論理値のスイッチング信号のときは、一致パルスのパルス幅内の期間で選択した1個の階調基準信号のレベルのサンプリング値に基づく信号を列データ線へ出力し、一致パルスのパルス幅内の期間で画素データの階調を確定することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の表示装置は、複数本の列データ線(D1〜Dx)と複数本の行走査線(G1〜Gx)とが交差する各交差部のそれぞれに配置された画素(PX11〜PXyx)により、nビット(nは2以上の自然数)の画素データの画像表示を行う表示部(11)と、画素データの水平同期信号に同期した行選択信号を生成して、1水平走査期間単位で複数本の行走査線に対し1本ずつ切り替えて供給し、行選択信号が供給された1本の行走査線に接続された1水平ラインの複数個の画素単位で駆動する垂直方向駆動手段(12)と、表示部の1水平ラインの複数個の画素の各画素データ単位で供給される画素データを、1水平走査期間内でnビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の一方から他方に向かって漸次レベルが単調的に変化する傾斜を有する1水平走査期間周期の階調基準信号をサンプリングしたアナログ信号電圧を生成し、生成した1水平ラインの複数個の画素それぞれのアナログ信号電圧を、複数本の列データ線に並列に出力して1水平ラインの複数個の画素にそれぞれ供給する水平方向駆動手段(13)とを有する。
ここで、上記水平方向駆動手段は、供給される画素データを表示部の1水平ラインの複数個の画素の画素データ単位で1水平走査期間保持して並列に出力する画素データ保持手段(131,132)と、水平同期信号に同期したカウンタクロック信号を1水平走査期間内で最小値から最大値までカウントするmビット(ただし、m<n)のカウンタ(133)と、1水平ラインの複数個の画素に対応して複数設けられており、画素データ保持手段から並列に出力された1水平ラインの複数個の画素のうち対応する画素のnビットの画素データの上位mビットの値と、カウンタから出力されたカウント値とを比較し、両者が一致した期間一致パルスを出力する複数のコンパレータ(134-1〜134-x)と、水平同期信号入力直前の時点から第1の論理値とされ、複数のコンパレータのうち対応するコンパレータから供給される一致パルスをラッチした時点から第2の論理値とされるスイッチング信号を出力する複数のラッチ回路(135-1〜135-x)と、階調基準信号として供給される、nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の階調値範囲内で漸次レベルが単調的に2k階調値ずつ変化し、かつ、互いに階調値が1ずつ異なるレベルを有する2k種類の階調基準信号の中から、画素データ保持手段から並列に出力された1水平ラインの複数個の画素の各画素データのうち対応する画素の画素データの下位kビット(ただし、k=n−m)のデコード結果に応じて1個を選択し、選択した1個の階調基準信号を対応するラッチ回路から供給されるスイッチング信号が第1の論理値のときはオンとされて対応して設けられた列データ線へ出力し、対応するラッチ回路から供給されるスイッチング信号が第2の論理値のときはオフとされて、そのオフ時点の直前の階調基準信号のレベルのサンプリング値をアナログ信号電圧として対応して設けられた列データ線へ出力する複数の選択回路(137-1〜137-x)とを備えることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の表示方法は、複数本の列データ線と複数本の行走査線とが交差する各交差部のそれぞれに配置された全部で複数の画素からなる表示部により、nビット(nは2以上の自然数)の画素データの画像表示を行う表示方法であって、画素データの水平同期信号に同期した行選択信号を生成して、1水平走査期間単位で複数本の行走査線に対し1本ずつ切り替えて供給し、行選択信号が供給された1本の行走査線に接続された複数の画素単位で駆動する垂直方向駆動ステップと、表示部の1水平ラインの複数個の画素の各画素データ単位で供給される画素データを、1水平走査期間内でnビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の一方から他方に向かって漸次レベルが単調的に変化する傾斜を有する1水平走査期間周期の階調基準信号をサンプリングしたアナログ信号電圧を生成し、生成した1水平ラインの複数個の画素それぞれのアナログ信号電圧を、複数本の列データ線に並列に出力して1水平ラインの複数個の画素にそれぞれ供給する水平方向駆動ステップとを有する。
ここで、上記水平方向駆動ステップは、供給される画素データを表示部の1水平ラインの複数個の画素の画素データ単位で1水平走査期間保持して並列に出力する画素データ保持ステップと、水平同期信号に同期したカウンタクロック信号をmビット(ただし、m<n)のカウンタにより1水平走査期間内で最小値から最大値までカウントする計数ステップと、1水平ラインの複数個の画素に対応して複数設けられたコンパレータのそれぞれにおいて、画素データ保持ステップで並列に出力された1水平ラインの複数個の画素のうち対応する画素のnビットの画素データの上位mビットの値と、計数ステップで得られたカウント値とを比較し、両者が一致した期間一致パルスを出力する一致パルス出力ステップと、水平同期信号入力直前の時点から第1の論理値とされ、複数のコンパレータのうち対応するコンパレータから供給される一致パルスをラッチした時点から第2の論理値とされるスイッチング信号を出力するラッチステップと、階調基準信号として供給される、nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の階調値範囲内で漸次レベルが単調的に2k階調値ずつ変化し、かつ、互いに階調値が1ずつ異なるレベルを有する2k種類の階調基準信号の中から、画素データ保持ステップで並列に出力された1水平ラインの複数個の画素の各画素データのうち対応する画素の画素データの下位kビット(ただし、k=n−m)のデコード結果に応じて1個を選択し、選択した1個の階調基準信号を供給されるスイッチング信号が第1の論理値のときはオンとされて対応して設けられた列データ線へ出力し、供給されるスイッチング信号が第2の論理値のときはオフとされて、そのオフ時点の直前の階調基準信号のレベルのサンプリング値をアナログ信号電圧として対応して設けられた列データ線へ出力する選択ステップとを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の表示プログラムは、複数本の列データ線と複数本の行走査線とが交差する各交差部のそれぞれに配置された全部で複数の画素からなる表示部により、nビット(nは2以上の自然数)の画素データの画像表示をコンピュータにより行わせる表示プログラムであって、
コンピュータに、
画素データの水平同期信号に同期した行選択信号を生成して、1水平走査期間単位で複数本の行走査線に対し1本ずつ切り替えて供給し、行選択信号が供給された1本の行走査線に接続された複数の画素単位で駆動する垂直方向駆動機能と、表示部の1水平ラインの複数個の画素の各画素データ単位で供給される画素データを、1水平走査期間内でnビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の一方から他方に向かって漸次レベルが単調的に変化する傾斜を有する1水平走査期間周期の階調基準信号をサンプリングしたアナログ信号電圧を生成し、生成した1水平ラインの複数個の画素それぞれのアナログ信号電圧を、複数本の列データ線に並列に出力して1水平ラインの複数個の画素にそれぞれ供給する水平方向駆動機能とを実現させることを特徴とする。
ここで、上記水平方向駆動機能は、供給される画素データを表示部の1水平ラインの複数個の画素の画素データ単位で1水平走査期間保持して並列に出力する画素データ保持機能と、水平同期信号に同期したカウンタクロック信号をmビット(ただし、m<n)のカウンタにより1水平走査期間内で最小値から最大値までカウントする計数機能と、1水平ラインの複数個の画素に対応して複数設けられたコンパレータのそれぞれにおいて、画素データ保持機能で並列に出力された1水平ラインの複数個の画素のうち対応する画素のnビットの画素データの上位mビットの値と、計数機能で得られたカウント値とを比較し、両者が一致した期間一致パルスを出力する一致パルス出力機能と、水平同期信号入力直前の時点から第1の論理値とされ、複数のコンパレータのうち対応するコンパレータから供給される一致パルスをラッチした時点から第2の論理値とされるスイッチング信号を出力するラッチ機能と、階調基準信号として供給される、nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の階調値範囲内で漸次レベルが単調的に2k階調値ずつ変化し、かつ、互いに階調値が1ずつ異なるレベルを有する2k種類の階調基準信号の中から、画素データ保持機能で並列に出力された1水平ラインの複数個の画素の各画素データのうち対応する画素の画素データの下位kビット(ただし、k=n−m)のデコード結果に応じて1個を選択し、選択した1個の階調基準信号を供給されるスイッチング信号が第1の論理値のときはオンとされて対応して設けられた列データ線へ出力し、供給されるスイッチング信号が第2の論理値のときはオフとされて、そのオフ時点の直前の階調基準信号のレベルのサンプリング値をアナログ信号電圧として対応して設けられた列データ線へ出力する選択機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明によれば、従来と同じ動作速度のカウンタを用いた場合でも、従来よりも多階調の高画質画像表示を行うことができる。
本発明の表示装置の一実施形態のブロック図である。 図1中の画素の一例の回路図である。 図1中のラッチ回路135-bの一例の構成図である。 図1中の選択回路137-bの一例の構成図である。 図1中のランプ信号発生回路142の一例のブロック図である。 図5のmビットカウンタ出力対VREF表示階調特性の一例を示す図である。 図1に示す本実施形態の表示装置の概略動作説明用タイミングチャートである。 図1に示す本実施形態の表示装置の詳細動作説明用タイミングチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明になる表示装置の一実施形態のブロック図を示す。本実施形態の表示装置は液晶表示装置10であって、表示部11、垂直走査回路12、及び水平走査回路13を備えている。表示部11は、x本(ただし、xは2以上の自然数)の列データ線D〜Dとy本(ただし、yは2以上の自然数)の行走査線G〜Gとが交差する各交差部にそれぞれ配置され、全体としてy行x列の二次元マトリクス状に配列された複数の画素PX11〜PXyxから構成される。これらの複数(すなわちx×y個)の画素PX11〜PXyxはすべて同一の構成であり、それぞれ一例として図2の回路図にPXで示す公知の構成とされている。
図2において、1個の画素PXは、1本の列データ線D(図1の列データ線D〜Dの任意の1本)と、1本の行走査線G(図1の行走査線G〜Gの任意の1本)とが交差する交差部において、画素選択トランジスタ111、信号保持容量112、及び液晶素子113から構成されている。画素選択トランジスタ111は、例えば薄膜トランジスタで構成される。液晶素子113は、互いに離間対向して配置された画素電極PEと共通電極CEとの間に液晶層LCMが挟持封入された公知の構造である。共通電極CEは表示部11を構成する複数の画素PX11〜PXyxにすべて共通で、共通電極電圧Vcomが印加される。一方、画素電極PEは画素別に独立して設けられている。
画素選択トランジスタ111は、ゲートが行走査線Gに接続され、ドレインが列データ線Dに接続され、ソースが信号保持容量112の非接地側端子と液晶素子113の画素電極PEとに接続されている。この画素PXでは、行走査線Gを介して入力される行選択信号(ゲート信号)により画素選択トランジスタ111がオンとされて選択される期間内に、列データ線Dを介して供給される後述するサンプリングされた信号電圧を、画素選択トランジスタ111を通して信号保持容量112に保持するとともに、液晶素子113の画素電極PEに印加し、液晶素子113を駆動する構成である。
液晶素子113は、画素電極PEに印加される信号電圧により駆動され、画素電極PEの信号電圧と共通電極CEの所定の共通電極電圧Vcomとの差電圧(絶対値)に応じて液晶層LCMの光透過率を制御し、画像として表示する。ここで、後述するように、画素電極PEに印加される信号電圧は、行選択信号により選択された画素PXの画素データの階調に応じたアナログランプ波形の階調基準信号電圧(以下、ランプ信号レベルともいう)であり、これは後述する選択回路137-1〜137-x内のアナログスイッチ25がオフ直前のときのランプ信号レベルをサンプリングして得たDA変換電圧である。よって、行選択信号により選択された画素PXの液晶素子113は、画素PXの画素データの階調に応じた画像表示を行う。
図1に戻って説明する。垂直走査回路12は、垂直方向駆動手段を構成しており、タイミング発生回路141から水平走査同期信号HD_D及び垂直走査同期信号VD_Dが駆動信号として入力され、y本の行走査線G〜Gに対し、駆動信号に同期した行選択信号を生成して1水平走査期間単位で例えば上から下方向に1本ずつ切り替えて供給し、1フレーム期間ではy本の行走査線G〜Gのすべてに供給する。これにより、1水平走査期間単位で1本の行走査線G(ただし、a=1〜yのいずれか、以下同じ)に接続された1水平ラインのx個の画素PXa1〜PXaxが選択駆動され、1フレーム期間では表示部11を構成するすべての画素PX11〜PXyxが選択駆動される。すなわち、各画素PX11〜PXyxの液晶素子113は1フレーム周期の行選択信号により、1フレーム期間毎にその画素電極PEに切り替えて印加されるランプ信号電圧に応じた階調の画像表示を行う。
水平走査回路13は、水平方向駆動手段を構成しており、入力される画素データを1水平ラインのx個の画素PXa1〜PXaxの各画素単位でDA変換してアナログ信号電圧を生成し、1水平ラインの画素数xに等しいx本の列データ線D〜Dに並列に出力し、表示部11に供給する。生成するアナログ信号電圧は、後述するアナログランプ波形の階調基準信号の、入力画素データの階調を示すレベルをサンプリングして得たDA変換電圧である。
水平走査回路13は、シフトレジスタ回路131、データラッチ回路132、カウンタ133、コンパレータ134-1〜134-x、ラッチ回路135-1〜135-x、レベルシフタ回路136、及び選択回路137-1〜137-xから構成される。
シフトレジスタ回路131はx段シフトレジスタで、図示しない外部信号源からシフトクロック信号SCLKと水平同期信号HD及び垂直同期信号VDに同期したnビットの画素データDLとを入力信号として受け、シフトクロック信号SCLKに基づいて、同じ1水平ラインのx個の画素PXa1〜PXaxでそれぞれ表示されるべきx個の画素データDL1〜DLxを順次水平方向にシフトする。これにより、シフトレジスタ回路131は、同じ1水平ラインのx個の画素データDL1〜DLxを保持して並列出力する。
従って、例えば表示部11が、フルハイビジョンに対応した1水平ラインの画素数xが1920画素の場合には、シフトレジスタ回路131は、1水平走査期間に同じ1水平ラインの1920個分の画素データDL1〜DL1920が入力され、これをシフトして展開する。ここで、画素データDL1〜DLxはそれぞれnビット(ただし、nは2以上の自然数)で構成される。
データラッチ回路132は、シフトレジスタ回路131から1水平走査期間の画素データのブランキング期間に並列に供給される同じ1水平ラインのx個のnビット画素データDL1〜DLxを、1水平ブランキング期間内に発生するデータラッチ信号SLに基づいて取り込む。データラッチ回路132は、取り込んだx個のnビットの画素データDL1〜DLxを次の1水平走査期間保持する。データラッチ回路132は、シフトレジスタ回路131と共に本発明における画素データ保持手段を構成している。
カウンタ133は、m(<n)ビットのアップカウンタで構成されており、液晶表示装置10の外部のタイミング発生回路141で生成するカウンタクロック信号CCLKとカウンタクリア信号HD_Cに基づいて、mビットのカウント値QDを出力する。カウンタクロック信号CCLKは、1水平走査期間でカウンタ133が「2m−1」以上カウントされる周波数に設定されている。これにより、カウンタ133は、カウント値が「0」〜「2m−1」で一巡するカウンタクロック信号CCLKのカウントを繰り返すが、1水平走査期間内では少なくとも2のカウント値QD(「0」〜「2−1」)を出力する。
すなわち、カウンタ133は、1水平走査期間内で、mビットの画素データの最小階調を示す10進数の値「0」から最大階調を示す10進数の値「2m−1」までカウンタクロック信号CCLKの周期単位で「1」ずつ増加する値を示すmビットのカウント値QDを少なくとも出力する。カウンタ133は、カウント値QDをコンパレータ134-1〜134-xへ供給する。なお、カウンタ133のリセットはデータラッチ信号SLによってシフトレジスタ回路131のデータがデータラッチ回路132に保持された直後に行われる。
コンパレータ134-1〜134-xは、x本の列データ線D1〜Dxに対応してx個設けられており、それぞれ同一構成である。そのうち任意のb列目の列データ線Dbに対応して設けられたコンパレータ134-b(ただし、b=1〜xのいずれか、以下同じ)は、データラッチ回路132のb番目の出力端子から出力されたnビットの画素データDLの上位mビット(m<n)の値と、カウンタ133から出力されたmビットのカウント値QDとを、対応するビット同士で比較する。
そして、コンパレータ134-bは、比較する画素データ及びカウント値QDのmビットの対応するビット同士の値がすべて一致した時にのみ(すなわち画素データの上位mビットの10進数の階調値とカウント値QDの10進数の値とが一致した時にのみ)、一致パルスCOUTを出力し、x個のラッチ回路135-1〜135-xのうち対応して設けられたラッチ回路135-bに供給する。
図3は、ラッチ回路135-bの一例の構成図を示す。図3に示すラッチ回路135-bは、それぞれ同一構成であるラッチ回路135-1〜135-xのうちのb番目のラッチ回路を示している。図3において、ラッチ回路135-bは、エッジトリガタイプのD型フリップフロップ(以下、DFFと記す)21、及びインバータ(反転バッファ)22とから構成されている。
DFF21のクロック入力端子には、液晶表示装置10の外部の図1に示すタイミング発生回路141から比較ラッチクロックCOMPCLKが供給される。DFF21は、クリア端子CLRに印加されるクリア信号HD_SがHレベルの時クリアされてQ出力端子からLレベルの信号を出力し、それ以外では比較ラッチクロックCOMPCLKでコンパレータ134-bからの一致パルスCOUTをラッチしてQ出力端子から出力する。インバータ22は、DFF21のQ出力端子からの出力信号を極性反転してスイッチング信号APとして出力する。従って、スイッチング信号APは、比較ラッチクロックCOMPCLKでラッチされた一致パルスCOUTの極性反転パルスである。なお、クリア信号HD_Sは、後述するようにカウンタクリア信号HD_Cでカウンタ133がクリアされる直前のタイミングでDFF21をクリアする信号である。
図1に戻って説明する。レベルシフタ回路136は電圧昇圧回路で、ラッチ回路135-1〜135-xからそれぞれ出力された、例えば上限が3.3V程度の電圧レベルであるスイッチング信号AP1〜APxが供給され、これを例えば上限が15V程度の電圧レベル信号にレベルシフト(すなわち昇圧)したスイッチング信号SW1〜SWxを生成し、対応して設けられた選択回路137-1〜137-xへ出力する。また、データラッチ回路132からの画素データDL〜DLの各下位kビットのデータもレベルシフタ回路136にてレベルシフトされ、画素データDL1k〜DLxkとして選択回路137-1〜137-xへ出力される。
選択回路137-1〜137-xは、その出力端子がそれぞれ対応する列データ線D〜Dに接続されており、それぞれ同一構成である。そのうち任意のb列目の列データ線Dに接続された選択回路137-bは、レベルシフタ回路136から並列に出力されたスイッチング信号SW〜SWのうちのb番目のスイッチング信号SWと、ランプ信号発生回路142から並列に出力された階調基準信号である2個のランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)と、データラッチ回路132からのnビット画素データの下位kビットとが入力される。
図4は、選択回路137-bの一例の構成図を示す。図4に示すように、選択回路137-bは、2K入力1出力型スイッチ23、デコーダ回路24、及びアナログスイッチ25から構成される。スイッチ23は、図1に示す液晶表示装置10の外部のタイミング発生回路141から、互いに異なる2k(ただし、k=n−m)個の階調基準信号であるランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)が並列に供給される。
デコーダ回路24は、データラッチ回路132のx個の出力端子のうち対応するb番目の出力端子から出力されたnビットの画素データDLbのうち、上位mビットを除く下位kビットの画素データDLbkの値をデコードし、そのデコード結果に応じて2k個のランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)の中から1個のランプ信号を選択するようにスイッチ23をスイッチング制御する。
例えば、デコーダ回路24は、kビット画素データDLbkの値が10進数で「2」のときは、2k個のランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)の中から3番目のランプ信号VREF(3)をスイッチ23により選択させてアナログスイッチ25へ出力させる。アナログスイッチ25のスイッチング信号SWbは、前述したように一致パルスCOUTbを比較ラッチクロックCOMPKでラッチした時点でLレベルとなる信号APbをレベルシフタ136でレベルシフトした信号である。アナログスイッチ25は、スイッチング信号SWbのレベルがLレベルの場合にオン、Hレベルの場合にオフとされる。従って、アナログスイッチ25は、スイッチング信号SWbがLレベルの場合には、スイッチ23で選択されたランプ信号VREF(3)を信号VIDbとして出力し、スイッチング信号SWbがHレベルの場合には開放される。
ここで、スイッチング信号SWbは比較ラッチクロックCOMPCLKで一致パルスCOUTbをラッチして得た信号を極性反転したスイッチング信号APbの昇圧信号であるから、位相的には一致パルスCOUTbをラッチした比較ラッチクロックCOMPCLKの位相と同じである。従って、アナログスイッチ25は、各水平走査期間の最初にオンとされてランプ信号VREF(3)を出力し、その後一致パルスCOUTbをラッチした比較ラッチクロックCOMPCLKの位相のタイミングでオフとされ、そのオフの直前の時点でランプ信号VREF(3)をサンプリングした信号VIDbを出力する。アナログスイッチ25は、信号VIDbを画素駆動電圧として対応する1本の列データ線Dbへ供給する。
再び図1に戻って説明する。液晶表示装置10の外部には基準信号発生部14が設けられている。基準信号発生部14は、タイミング発生回路141及びランプ信号発生回路142より構成されて各種のアナログ基準信号を発生する。タイミング発生回路141は、図示しない外部信号源から画素データDLに同期した水平同期信号HD、垂直同期信号VD及び階調制御用クロックCLKが供給され、これらの入力信号に同期した水平走査同期信号HD_D、垂直走査同期信号VD_D、カウンタクロック信号CCLK、カウンタクリア信号HD_C、ラッチクロック回路内部のDFFクリア信号HD_S、比較ラッチクロックCOMPCLK、ランプ信号発生回路用クロックCLK_A、及びランプ信号発生回路用水平同期信号HD_Aをそれぞれ発生する。
タイミング発生回路141は、比較ラッチクロックCOMPCLKをラッチ回路135-1〜135-xに並列に供給する。比較ラッチクロックCOMPCLKは、カウンタクロック信号CCLKと同一周波数の、ラッチ回路135-1〜135-xに共通のラッチ用基準信号である。また、タイミング発生回路141は、カウンタクロック信号CCLK及びカウンタクリア信号HD_Cをカウンタ133に供給し、水平走査同期信号HD_D及び垂直走査同期信号VD_Dを垂直走査回路12に供給する。
図5は、ランプ信号発生回路142の一例のブロック図を示す。同図において、ランプ信号発生回路142は、mビットカウンタ31と2k個のnビットDA変換器32-1〜32-2kとから構成される。mビットカウンタ31は、水平同期信号HDに同期したランプ信号発生回路用水平同期信号HD_Aがリセット端子に供給され、カウンタクロック信号CCLKの2k倍の周波数のクロックCLKと同期したランプ信号発生回路用クロックCLK_Aがクロック端子に印加されてアップカウントする。nビットDA変換器32-1〜32-2kは、mビットカウンタ31でクロックCLK_Aをアップカウントして得られたmビットのカウント値(0〜2m-1のいずれか)と、各DA変換器に予め設定された固定値とをデジタル-アナログ変換(DA変換)して、アナログ信号であるランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)を発生する。なお、2k個のnビットDA変換器32-1〜32-2kのうちi番目(ただし、iは1〜2kのいずれか一の自然数)のnビットDA変換器32-iに予め設定された固定値は、10進数の「i−1」である。nビットDA変換器32-iは、ランプ信号VREF(i)を出力する。後述するように、ランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)は、水平同期信号HD_Aによるカウンタリセットを起点として1水平走査期間内で、mビットカウンタ31のカウント値が最小値「0」のときの最小階調値から最大値「2m−1」のときの最大階調値まで、カウント値が「1」ずつ増加する毎に値が2k階調値ずつ単調的に増加する傾斜を有する、互いにレベルが異なるアナログランプ波形信号であり、本実施形態では階調基準信号として用いられる。
図6(A)〜(D)は、n=12、m=10、k=2の場合のmビットカウンタ出力対VREF表示階調特性を示す。図6(A)はnビットDA変換器32-1に供給されるmビットカウンタ出力対VREF(1)表示階調特性、すなわち、nビットDA変換器32-1の入出力特性を示している。nビットDA変換器32-1は、図6(A)に示すように供給される10(=m)ビットカウンタ31のカウント値が最小値「0」〜最大値「1023」まで「1」ずつ増加する毎に、12ビット画素データの最小階調値「0」から最大階調値である「4095」から「3」(=22−1)を減じた階調値「4092」まで階調値が「4」(=22)ずつ増加する値の第1のランプ信号VREF(1)を出力する。
同様に、図6(B)、(C)及び(D)は、それぞれnビットDA変換器32-2、32-3、32-4に供給されるmビットカウンタ出力対VREF(2)、VREF(3)、VREF(4)表示階調特性、すなわち、nビットDA変換器32-2、32-3、32-4の入出力特性を示している。nビットDA変換器32-2、32-3、32-4は、それぞれ共通に供給される10(=m)ビットカウンタ31の最小値「0」〜最大値「1023」までカウント値が「1」ずつ増加する場合、nビットDA変換器32-2は図6(B)に示すように、階調値「1」から階調値「4093」まで階調値が「4」(=22)ずつ増加する値の第2のランプ信号VREF(2)を出力する。また、nビットDA変換器32-3は図6(C)に示すように、階調値「2」から階調値「4094」まで階調値が「4」(=22)ずつ増加する値の第3のランプ信号VREF(3)を出力する。更に、nビットDA変換器32-4は図6(D)に示すように、階調値「3」から12ビット画素データの最大階調値「4095」まで階調値が「4」(=22)ずつ増加する値の第4のランプ信号VREF(4)を出力する。
図6(A)〜(D)に示すように、ランプ信号VREF(1)〜VREF(4)は、いずれも1水平走査期間内で12(=n)ビット画素データの最小階調値(10進数で「0」)から最大階調値(10進数で「4095」)までの階調値範囲でレベルが単調的に1階調値ずつ増加する傾斜を持つ1水平走査期間周期の傾斜波形のアナログ信号である点で共通し、本実施形態では階調基準信号として用いられる。ただし、ランプ信号VREF(1)〜VREF(4)は、互いに階調値を示す信号レベルが異なる4種類の信号であり、ランプ信号VREF(2)、VREF(3)、VREF(4)はそれぞれVREF(1)に対して、表示階調で「1」、「2」、「3」ずつ異なるレベル差を有する。従って、ランプ信号VREF(1)とVREF(4)とではnビット画素データの下位kビット(ここでは2ビット)の10進数である「3」(=2k−1=22−1)階調分のレベル差がある。
なお、nビットDA変換器32-1〜32-2kは、出力端子にオペアンプなどを用いたバッファ回路を接続し、nビットDA変換器32-1〜32-2kと選択回路137-1〜137-x及び列データ線D1〜Dとの間をバッファするようにしてもよい。また、DA変換器32-1〜32-2kは、nビットのDA変換信号を出力できればよいから、DA変換器自体はnビットより多いビット数の構成であってもよい。
また、ランプ信号発生回路142は、ランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)などの1水平走査期間周期の任意の波形の階調基準信号を発生できる構成であれば、図4に示す構成に限ることはない。例えば、mビットカウンタ31とnビットDA変換器32-1〜32-2kとの間に、それぞれその入力アドレスが「0」からmビットの10進変換値「2m−1」まで「1」ずつ増加する毎に、階調値が2k階調値ずつ増加し、かつ、互いに異なる階調値のデータを出力するランプ信号用の2k個のルック・アップ・テーブル(LUT)を備えた構成としてもよい。
なお、図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置10は基準信号発生部14を搭載せず、外部に設けられた基準信号発生部14からランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)を供給するので、液晶表示装置10の構成を小型化することができる。また、ランプ信号VREF(1)〜VREF(2k)などの階調基準信号として任意の波形のアナログ信号を容易に生成して、液晶表示装置10に供給することができる。勿論、基準信号発生部14全体、あるいはランプ信号発生回路142を液晶表示装置10の内部に設けても構わない。
次に、図7のタイミングチャ-トを併せ参照して、図1の液晶表示装置10の動作の概要を説明する。
シフトレジスタ回路131は、図7(A)に示す水平同期信号HDに同期した、同図(B)に示すnビットの画素デ−タDLが時系列に供給され、同図(C)に示すシフトクロック信号SCLKに基づいて画素データDLを水平方向にシフトして1水平ライン分の画素データずつ格納する。データラッチ回路132は、シフトレジスタ回路131で1水平ライン分の画素データDL1〜DLxの格納が終了した後、次の1水平ラインの画素データDL1〜DLxが入力されるまでのブランキング期間中にHレベルとなる図7(D)に示すラッチ信号SLにより、シフトレジスタ回路131に格納されている各々nビットの画素データDL1〜DLxをラッチして1水平走査期間保持した後、コンパレータ134-1〜134-xの第1の入力端子に個別に供給する。
なお、次の1水平ラインの画素データDL1〜DLxが入力されるタイミングでは、ラッチ信号SLはLレベルとなっており、データラッチ回路132へのラッチは停止している。図7(E)及び図7(F)は、1水平走査期間の間データラッチ回路132に保持されるx本の列データ線D1〜Dxに接続された画素PXa1〜PXaxに対応した各画素データのうち、第1画素目と第x画素目の画素データを模式的に示したものである。
次に、本実施形態の液晶表示装置10の動作について、更に詳細に図8のタイミングチャートを併せ参照して説明する。
図8に示すタイミングチャートは、画素データのビット数n=12、画素データの上位ビット数m=10、画素データの下位ビット数k=2の例である。画素データDLは12ビットであるから、1(=20)階調から4096(=212)階調までの4096段階の階調表示が可能となる。なお、図8のタイミングチャートでは、同図(A)にDL[11:0]で示す12(=n)ビットの画素データを表示する或る一画素が、一例として表示階調「7」であるものとして説明する。
また、図8(A)に示す12ビット画素データの上位10(=m)ビットが、同図(B)にDL_m[11:2]で示され、下位2(=k)ビットが同図(C)にDL_k[1:0]で示されている。ここで、階調「7」の12ビット画素データは、最上位の第1ビットから第9ビットまでの各ビット値がオール“0”であり、第10ビットから最下位の第12ビットまでの各ビット値がオール“1”であるので、第1ビットから第10ビットまでの上位10(=m)ビットの画素データの階調値は、図8(B)に示すように「1」である。また、第11ビット及び第12ビットの下位2(=k)ビットは“11”であるから、図8(C)に示すように下位2ビットの画素データの階調値は「3」である。
タイミング発生回路141は、前述したように、画素データDLに同期した水平同期信号HD、垂直同期信号VD及び階調制御用クロックCLKが供給され、図8(D)に示すクロックCLKを1/2k分周(ここでは1/4分周)した図8(H)に示すカウンタクロック信号CCLKを発生し、カウンタ133に供給する。なお、図8(F)、(G)はそれぞれクロックCLKを1/2分周、1/4分周したクロック信号CLK/2、CLK/4を示す。ここで、カウンタクロック信号CCLKとクロック信号CLK/4とは、いずれもクロックCLKを1/4分周した信号であるが、カウンタクロック信号CCLKはその立ち上がりエッジがクロックCLKのそれと一致している点でクロック信号CLK/4と異なる。
また、タイミング発生回路141は、カウンタクロック信号CCLKと同一周波数で、かつ、逆相の、図8(K)に示す比較ラッチクロックCOMPCLKを発生し、ラッチ回路135-1〜135-xにそれぞれ供給する。
また、カウンタクロック信号CCLKの周波数は、1水平走査期間(1H)内で図8(I)に模式的に示すようにカウンタ133が、少なくとも10ビットの画素データの最小階調を示す10進数の値「0」から最大階調を示す10進数の値「1023」までカウンタクロック信号CCLKの周期単位で「1」ずつ増加する値を示す10ビットのカウント値QDを出力する周波数に設定されている。
一方、ランプ信号発生回路142は、ランプ信号発生回路用水平同期信号HD_Aがリセット端子に供給され、同図(D)に示すクロックCLKと同じランプ信号発生回路用クロックCLK_Aがクロック端子に印加されるmビットカウンタ31のカウント値を、nビットDA変換器32-1〜32-2kでそれぞれDA変換して、k=2の場合、図6(A)〜(D)に示したランプ信号VREF(1)〜VREF(4)をそれぞれ発生する。
図8(R)に示すランプ信号VREFは、図4に示した選択回路137-b内のスイッチ23により選択された一つのランプ信号を示す。図6(A)〜(D)に示したように、ランプ信号VREFはLAMP(1)、LAMP(2)、LAMP(3)、LAMP(4)の順で階調値が「1」ずつ増加している。ここでは、図4に示したデコーダ回路24によりデコードされる下位2ビットの値が「0」、「1」、「2」、「3」の順にスイッチ23によりLAMP(1)、LAMP(2)、LAMP(3)、LAMP(4)が選択されることとする。従って、図8(R)に示すランプ信号VREFは、ここでは下位2ビットの値が「3」であるので、図6(D)に示したランプ信号VREF(4)である。なお、図6(A)〜(D)に示したランプ信号VREF(1)〜VREF(4)は互いに同一位相である。
図8(R)に示すランプ信号VREF(ここでは、VREF(4))は、ランプ信号発生回路用水平同期信号HD_Aによるカウンタリセット直後のクロックCLK_A入力時刻t0を処理開始時刻として時刻t3まで、図6(D)と共に説明したように12ビット画素データの最小階調値(10進数で「0」)に「3」階調値分加算した階調値「3」から12ビット画素データの最大階調値(10進数で「4095」)までレベルが単調的にクロックCLK_Aの4周期毎に4階調値ずつ増加する傾斜を持つ1水平走査期間周期のアナログランプ波形信号であり、本実施形態では階調基準信号として用いられる。また、ランプ信号VREFは、時刻t3直後から時刻t4までは図8(R)に示すように最小の階調値「3」である。時刻t0から時刻t4までが1水平走査期間(1H)である。
ここで、図8(A)に示した12ビット画素データの階調「7」を表示する一画素がb列目の列データ線Dbに接続されており、かつ、a行目の行走査線Gaに接続されている画素PXabであるものとする。カウンタ133が図8(E)に示すカウンタクリア信号HD_Cでクリアされる直前で、かつ、クリアされる前の期間にHレベルとなる図8(P)に示すクリア信号HD_Sの立ち上がりエッジでラッチ回路135-1〜135-xの各DFF21が同時にクリアされ、スイッチング信号AP〜APは同時にHレベルとなる。図8(O)はスイッチング信号AP〜APのうちの列データ線Dbに対応した一つのスイッチング信号APを示す。
これにより、すべての選択回路137-1〜137-x内の図4に示したアナログスイッチ25が図8(Q)にHレベルで模式的に示すように同時にオンとされる。また、水平同期信号HD_Aによりランプ信号発生回路142内のmビットカウンタ31がクリアされる。これにより、アナログスイッチ25がオンになった直後の時刻t0からランプ信号が図8(R)に示すように発生されて比較動作が開始される。
そして、カウンタ133から出力される図8(I)に示すカウント値QDが10進数の「1」に変化した時刻t1でコンパレータ134-bが画素データDLの上位10ビットの10進数の値「1」と一致したことを示すHレベルの一致パルスCOUTbを図8(J)に示すように出力する。この一致パルスCOUTは図8(J)に示すように、カウント値QDが「1」である期間Hレベルに保持される。
Hレベルの一致パルスCOUTbは、時刻t1直後の時刻t2で図8(K)に示すように立ち上がる比較ラッチクロックCOMPCLKで、図3に示すラッチ回路135-bのDFF21によりラッチされ、更にインバータ22で極性反転されてLレベルとされ、図8(O)に示すように時刻t2で立ち下がるLレベルの信号APbとしてラッチ回路135-bから出力される。
上記信号APbは画素データDLbの下位2ビットと共にレベルシフタ回路136で昇圧された後にスイッチング信号SWbと下位2ビット画素データDLKbkとして選択回路137-bに入力される。これにより、図4の選択回路137-bのアナログスイッチ25は時刻t2でLレベルとなるスイッチング信号SWbにより図8()にLレベルで模式的に示すようにオフとされる。アナログスイッチ25は、図8に示す時刻t4の直前に次の水平同期信号HD_Aがランプ信号発生回路142に入力されるまで、図8(Q)にLレベルで模式的に示すようにオフ状態を保持する。
列データ線Dbに接続されている選択回路137-bの図4に示したデコーダ回路24は、レベルシフタ回路136を通して供給される下位2ビット画素データDLKbkの10進数の値「3」をデコードし、そのデコード結果に基づいてスイッチ23により4種類のランプ信号LAMP(1)〜LAMP(4)の中からランプ信号VREF(4)を選択する。図8(R)に示すランプ信号VREFはこのランプ信号VREF(4)である。この時刻t2におけるランプ信号VREF(VREF(4))の信号電圧は、図8(R)に示すように、階調「7」を示す信号電圧である。
すなわち、図1において、12ビット画素データの上位10ビットのデータ値と10ビットカウンタ133のカウンタ値とを対応するビット同士で比較するコンパレータ134-bによって一致パルスCOUTbの発生タイミングが時刻t1で決定され、かつ、12ビット画素データの下位2ビットのデータ値に応じて互いにレベルが異なる4種類のランプ信号LAMP(1)〜LAMP(4)の中から一つのランプ信号VREFが時刻t2で選択されることにより、図8(R)に示すように、12ビット画素データの階調「7」が時刻t2において決定される。
選択回路137-bからは時刻t0から時刻t2までは内部のアナログスイッチ25がオンとされているので図8(R)に示すランプ信号VREFが図8(S)に示すようにそのまま信号VIDとして列データ線Dへ出力される。そして、時刻t2以降次の水平同期信号HD_Cが入力されるまでの期間は、アナログスイッチ25がオフ状態に保持されるので、アナログスイッチ25のオフ時点の直前で図8(R)に示すランプ信号VREFをサンプリングした階調「7」を示すレベルの信号VIDが図8(S)に示すように時刻t2から次の水平同期信号HD_Cが入力されるまでの期間列データ線Dへ出力される。更にその信号VIDはb列目の画素PXab内の画素選択トランジスタ111を通して信号保持容量112に保持されるとともに、液晶素子113の画素電極PEに印加されて、液晶素子113を駆動する。
画素PXabには時刻t2以降1フレーム期間後に再び画素選択されるまでサンプリングされたランプ信号電圧が供給されないが、画素PXabは、時刻t2のアナログスイッチ25のオフ時点の直前でランプ信号VREFをサンプリングして得られた信号電圧が信号保持容量112に保持されて画素電極PEに印加されているため、時刻t2以降1フレーム期間後に再び画素選択されるまで時刻t2の直前の時点でサンプリングされたランプ信号VREFのレベルが示す階調「7」の画像表示を行う。
選択されているa行目の行走査線Gaに接続されている画素PXa1〜PXaxのうち、上記の一画素PXab以外の残りの(x−1)個の画素で表示されるべき各画素データに対しても上記と同様の動作が互いに画素単位に独立して並行して行われる。
ランプ信号VREFのレベルは図8(R)に示したように、時刻t3の直前で12ビット画素データの最大階調値「4095」に達するので、すべてのコンパレータ134-1〜134-xは選択されている行走査線Gaに接続されている画素PXa1〜PXaxの各12ビット画素データの上位10ビット画素データとカウント値QDとの比較動作を時刻t3までにそれぞれ終了し、かつ、すべてのラッチ回路135-1〜135−xが下位2ビットの画素データのデコード結果に応じたランプ信号の選択動作を時刻t3までにそれぞれ終了する。従って、すべての選択回路137-1〜137-xから対応する列データ線D1〜Dxへ時刻t3までにランプ信号VREFを、対応する画素の画素データに値に応じてサンプリングした信号VID1〜VIDxが出力される。
このような1水平走査期間の動作が、y本のそれぞれの行走査線G1〜Gに接続された各水平走査ラインのx個の画素PXa1〜PXax単位で順次行われる。これにより、表示部11のすべての画素PX11〜PXyxが駆動され、1フレ-ムの画像が、それぞれの画素に対応した12ビットの画素データに従って階調表示することが可能となる。
このように、本実施形態の液晶表示装置10によれば、画素データと比較するためのカウント値を出力するカウンタ133として、従来のnビットカウンタではなくmビットカウンタ(ただし、m<n)とし、かつ、従来のカウンタクロックCLKの1/2k倍の周波数のカウンタクロックCCLKをカウントする構成としても、nビット画素データを表示することができる。このため、従来と同様の高速動作が必要なカウンタを用いる場合は、従来に比べて多階調の高画質の画像表示ができる。
例えば、前述した表示画素数が横方向1920画素、縦方向1080画素、表示フレ-ム周波数120Hz、1水平走査周波数135kHzの表示装置において、12ビット画素データの上位10ビットの階調をコンパレータで比較させるための階調を示すカウント値を出力するカウンタとして10ビットのカウンタを使用した場合、そのカウンタクロック信号は従来と同じ138.240MHzという高周波数が必要である。
しかし、この場合は上記の実施形態で説明したように、カウンタクロック信号CCLKと同一周波数の比較ラッチクロックCOMPCLKでコンパレータからの一致パルスをラッチし、1024ステップであって12ビット表示階調である4096階調の1階調値ずつ互いに異なる4種類のランプ信号VREF(1)〜VREF(4)の中から、12ビット画素データの下位2ビットの階調のデコード結果に応じて選択した1つのランプ信号をサンプリングすることで、4096(=212)階調という従来の1024(=210)階調よりも高画質の画像表示ができる。
一方、従来の表示装置と同じ10ビット画素データの1024階調を実現する場合は、本実施形態によれば、階調を示すカウント値を出力するカウンタとして従来の表示装置における10ビットカウンタよりも低速動作のカウンタを使用できる。すなわち、本実施形態では、上記カウンタは10ビットの画素データの上位8ビットの256(=28)階調の比較のために、34560kHz(=135kHzx256)という従来の1/4倍の低周波数のカウンタクロック信号CCLKをカウントする低速動作の8ビットカウンタを使用することができる。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、液晶表示装置10と同様の機能を実現する表示方法や、液晶表示装置10の少なくとも水平走査回路13と同様の機能をコンピュータ(CPU)でソフトウェア的に実現する表示プログラムも包含するものである。この表示プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよいし、有線又は無線ネットワークを介して、あるいはデータ放送により配信してコンピュータに提供するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、画素が液晶素子を備える液晶表示装置として説明したが、液晶素子以外の表示素子を画素として備える表示装置にも本発明は適用可能である。
10 液晶表示装置
11 表示部
12 垂直走査回路
13 水平走査回路
14 基準信号発生部
21 D型フリップフロップ(DFF)
22 インバータ
23 スイッチ
24 デコーダ回路
25 アナログスイッチ
31 mビットカウンタ
32-1〜32-2k nビットDA変換器
111 画素選択トランジスタ
112 信号保持容量
113 液晶素子
131 シフトレジスタ回路
132 データラッチ回路
133 カウンタ
134-1〜134-x コンパレータ
135-1〜135-x ラッチ回路
136 レベルシフタ回路
137-1〜137-x 選択回路
141 タイミング発生回路
142 ランプ信号発生回路
PX11〜PXyx 画素
1〜Gy 行走査線
1〜Dx 列データ線

Claims (6)

  1. 複数本の列データ線と複数本の行走査線とが交差する各交差部のそれぞれに配置された画素により、複数の画素データによる画像表示を行う表示部と、
    前記画素データの水平同期信号に同期したカウンタクロック信号をカウントするカウンタと、
    前記水平同期信号の入力後に、前記画素データの上位ビットに基づく値と、前記カウンタから出力されたカウンタ値とを比較し、両者が一致した期間のみ一致パルスを出力するコンパレータと、
    前記水平同期信号の入力直前から前記一致パルスのパルス幅内の期間まで第1の論理値とされ、その後に第2の論理値となるスイッチング信号を出力するラッチ回路と、
    前記複数の画素データに応じた複数の階調基準信号の中から、前記画素の画素データの前記上位ビットを除く下位ビットの値のデコード結果に応じて1個を選択する選択回路と
    を備え、
    前記選択回路は、前記ラッチ回路から供給される前記スイッチング信号が前記第1の論理値のスイッチング信号のときは、前記階調基準信号を前記列データ線へ出力し、前記ラッチ回路から供給される前記スイッチング信号が前記第2の論理値のスイッチング信号のときは、前記一致パルスのパルス幅内の期間で選択した前記1個の階調基準信号のレベルのサンプリング値に基づく信号を前記列データ線へ出力し、
    前記一致パルスのパルス幅内の期間で前記画素データの階調を確定することを特徴とする表示装置。
  2. 複数本の列データ線と複数本の行走査線とが交差する各交差部のそれぞれに配置された画素により、nビット(nは2以上の自然数)の画素データの画像表示を行う表示部と、 前記画素データの水平同期信号に同期した行選択信号を生成して、1水平走査期間単位で前記複数本の行走査線に対し1本ずつ切り替えて供給し、前記行選択信号が供給された1本の行走査線に接続された1水平ラインの複数個の前記画素単位で駆動する垂直方向駆動手段と、 前記表示部の1水平ラインの複数個の前記画素の各画素データ単位で供給される前記画素データを、1水平走査期間内で前記nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の一方から他方に向かって漸次レベルが単調的に変化する傾斜を有する1水平走査期間周期の階調基準信号をサンプリングしたアナログ信号電圧を生成し、生成した前記1水平ラインの複数個の画素それぞれの前記アナログ信号電圧を、前記複数本の列データ線に並列に出力して前記1水平ラインの複数個の前記画素にそれぞれ供給する水平方向駆動手段と を有し、 前記水平方向駆動手段は、 供給される前記画素データを前記表示部の1水平ラインの複数個の前記画素の画素データ単位で1水平走査期間保持して並列に出力する画素データ保持手段と、 前記水平同期信号に同期したカウンタクロック信号を1水平走査期間内で最小値から最大値までカウントするmビット(ただし、m<n)のカウンタと、 前記1水平ラインの複数個の前記画素に対応して複数設けられており、前記画素データ保持手段から並列に出力された前記1水平ラインの複数個の前記画素のうち対応する画素のnビットの画素データの上位mビットの値と、前記カウンタから出力されたカウント値とを比較し、両者が一致した期間一致パルスを出力する複数のコンパレータと、 前記水平同期信号入力直前の時点から第1の論理値とされ、複数の前記コンパレータのうち対応する前記コンパレータから供給される前記一致パルスをラッチした時点から第2の論理値とされるスイッチング信号を出力する複数のラッチ回路と、 前記階調基準信号として供給される、前記nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の階調値範囲内で漸次レベルが単調的に2k階調値ずつ変化し、かつ、互いに階調値が1ずつ異なるレベルを有する2k種類の階調基準信号の中から、前記画素データ保持手段から並列に出力された前記1水平ラインの複数個の前記画素の各画素データのうち対応する前記画素の画素データの下位kビット(ただし、k=n−m)のデコード結果に応じて1個を選択し、選択した1個の前記階調基準信号を対応する前記ラッチ回路から供給される前記スイッチング信号が前記第1の論理値のときはオンとされて対応して設けられた前記列データ線へ出力し、対応する前記ラッチ回路から供給される前記スイッチング信号が前記第2の論理値のときはオフとされて、そのオフ時点の直前の前記階調基準信号のレベルのサンプリング値を前記アナログ信号電圧として対応して設けられた前記列データ線へ出力する複数の選択回路と を備え、前記選択回路のオフ時点直前の前記階調基準信号に基づいて前記画素データの階調を確定することを特徴とする表示装置。
  3. 前記複数の選択回路のそれぞれは、
    前記1水平ラインの複数個の前記画素の各画素データのうち対応する画素の画素データの下位kビット(ただし、k=n−m)の画素データの階調をデコードするデコーダ回路と、
    供給される前記2k種類の階調基準信号の中から、前記デコーダ回路のデコード結果に応じて1個を選択する第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチで選択された1個の前記階調基準信号を、対応する前記ラッチ回路から供給される前記スイッチング信号が前記第1の論理値のときはオンとされて、対応して設けられた前記列データ線へ出力し、前記スイッチング信号が前記第2の論理値のときはオフとされて、オフ時点の直前の前記1個の階調基準信号のレベルのサンプリング値を前記アナログ信号電圧として前記列データ線へ出力する第2のスイッチと
    を有することを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 少なくとも前記2k種類の階調基準信号を発生する基準信号発生部を更に有しており、
    前記基準信号発生部は、
    前記水平同期信号がリセット端子に供給され、前記カウンタクロック信号の2k倍の周波数のクロックがクロック端子に印加されてカウント動作するmビットのカウンタと、
    前記mビットのカウンタから出力されるカウント値をそれぞれ互いに並行してデジタル-アナログ変換して、アナログ信号であるランプ波形の前記2k種類の階調基準信号をそれぞれ発生するnビット以上のDA変換手段と
    を有することを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  5. 複数本の列データ線と複数本の行走査線とが交差する各交差部のそれぞれに配置された全部で複数の画素からなる表示部により、nビット(nは2以上の自然数)の画素データの画像表示を行う表示方法であって、 前記画素データの水平同期信号に同期した行選択信号を生成して、1水平走査期間単位で前記複数本の行走査線に対し1本ずつ切り替えて供給し、前記行選択信号が供給された1本の行走査線に接続された1水平ラインの複数個の前記画素単位で駆動する垂直方向駆動ステップと、 前記表示部の1水平ラインの複数個の前記画素の各画素データ単位で供給される前記画素データを、1水平走査期間内で前記nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の一方から他方に向かって漸次レベルが単調的に変化する傾斜を有する1水平走査期間周期の階調基準信号をサンプリングしたアナログ信号電圧を生成し、生成した前記1水平ラインの複数個の画素それぞれの前記アナログ信号電圧を、前記複数本の列データ線に並列に出力して前記1水平ラインの複数個の前記画素にそれぞれ供給する水平方向駆動ステップと を有し、 前記水平方向駆動ステップは、 供給される前記画素データを前記表示部の1水平ラインの複数個の前記画素の画素データ単位で1水平走査期間保持して並列に出力する画素データ保持ステップと、 前記水平同期信号に同期したカウンタクロック信号をmビット(ただし、m<n)のカウンタにより1水平走査期間内で最小値から最大値までカウントする計数ステップと、 前記1水平ラインの複数個の前記画素に対応して複数設けられたコンパレータのそれぞれにおいて、前記画素データ保持ステップで並列に出力された前記1水平ラインの複数個の前記画素のうち対応する画素のnビットの画素データの上位mビットの値と、前記計数ステップで得られたカウント値とを比較し、両者が一致した期間一致パルスを出力する一致パルス出力ステップと、 前記水平同期信号入力直前の時点から第1の論理値とされ、複数の前記コンパレータのうち対応する前記コンパレータから供給される前記一致パルスをラッチした時点から第2の論理値とされるスイッチング信号を出力するラッチステップと、 前記階調基準信号として供給される、前記nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の階調値範囲内で漸次レベルが単調的に2k階調値ずつ変化し、かつ、互いに階調値が1ずつ異なるレベルを有する2k種類の階調基準信号の中から、前記画素データ保持ステップで並列に出力された前記1水平ラインの複数個の前記画素の各画素データのうち対応する前記画素の画素データの下位kビット(ただし、k=n−m)のデコード結果に応じて1個を選択し、選択した1個の前記階調基準信号を供給される前記スイッチング信号が前記第1の論理値のときはオンとされて対応して設けられた前記列データ線へ出力し、供給される前記スイッチング信号が前記第2の論理値のときはオフとされて、そのオフ時点の直前の前記階調基準信号のレベルのサンプリング値を前記アナログ信号電圧として対応して設けられた前記列データ線へ出力する選択ステップと を含み、前記選択ステップのオフ時点直前の前記階調基準信号に基づいて前記画素データの階調を確定することを特徴とする表示方法。
  6. 複数本の列データ線と複数本の行走査線とが交差する各交差部のそれぞれに配置された全部で複数の画素からなる表示部により、nビット(nは2以上の自然数)の画素データの画像表示をコンピュータに実行させる表示プログラムであって、 前記コンピュータに、 前記画素データの水平同期信号に同期した行選択信号を生成して、1水平走査期間単位で前記複数本の行走査線に対し1本ずつ切り替えて供給し、前記行選択信号が供給された1本の行走査線に接続された1水平ラインの複数個の前記画素単位で駆動する垂直方向駆動機能と、 前記表示部の1水平ラインの複数個の前記画素の各画素データ単位で供給される前記画素データを、1水平走査期間内で前記nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の一方から他方に向かって漸次レベルが単調的に変化する傾斜を有する1水平走査期間周期の階調基準信号をサンプリングしたアナログ信号電圧を生成し、生成した前記1水平ラインの複数個の画素それぞれの前記アナログ信号電圧を、前記複数本の列データ線に並列に出力して前記1水平ラインの複数個の前記画素にそれぞれ供給する水平方向駆動機能と を実現させ、 前記水平方向駆動機能は、 供給される前記画素データを前記表示部の1水平ラインの複数個の前記画素の画素データ単位で1水平走査期間保持して並列に出力する画素データ保持機能と、 前記水平同期信号に同期したカウンタクロック信号をmビット(ただし、m<n)のカウンタにより1水平走査期間内で最小値から最大値までカウントする計数機能と、 前記1水平ラインの複数個の前記画素に対応して複数設けられたコンパレータのそれぞれにおいて、前記画素データ保持機能で並列に出力された前記1水平ラインの複数個の前記画素のうち対応する画素のnビットの画素データの上位mビットの値と、前記計数機能で得られたカウント値とを比較し、両者が一致した期間一致パルスを出力する一致パルス出力機能と、 前記水平同期信号入力直前の時点から第1の論理値とされ、複数の前記コンパレータのうち対応する前記コンパレータから供給される前記一致パルスをラッチした時点から第2の論理値とされるスイッチング信号を出力するラッチ機能と、 前記階調基準信号として供給される、前記nビットの画素データの最小階調値及び最大階調値の階調値範囲内で漸次レベルが単調的に2k階調値ずつ変化し、かつ、互いに階調値が1ずつ異なるレベルを有する2k種類の階調基準信号の中から、前記画素データ保持機能で並列に出力された前記1水平ラインの複数個の前記画素の各画素データのうち対応する前記画素の画素データの下位kビット(ただし、k=n−m)のデコード結果に応じて1個を選択し、選択した1個の前記階調基準信号を供給される前記スイッチング信号が前記第1の論理値のときはオンとされて対応して設けられた前記列データ線へ出力し、供給される前記スイッチング信号が前記第2の論理値のときはオフとされて、そのオフ時点の直前の前記階調基準信号のレベルのサンプリング値を前記アナログ信号電圧として対応して設けられた前記列データ線へ出力する選択機能と をコンピュータに実行させ、前記選択機能のオフ時点直前の前記階調基準信号に基づいて前記画素データの階調を確定することを特徴とする表示プログラム。
JP2014263704A 2014-12-25 2014-12-25 表示装置、表示方法及び表示プログラム Active JP6428257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014263704A JP6428257B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 表示装置、表示方法及び表示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014263704A JP6428257B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 表示装置、表示方法及び表示プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016122167A JP2016122167A (ja) 2016-07-07
JP6428257B2 true JP6428257B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=56329041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014263704A Active JP6428257B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 表示装置、表示方法及び表示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6428257B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116486741B (zh) * 2023-03-31 2023-11-10 北京伽略电子股份有限公司 一种oled屏幕显示驱动电路

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05297828A (ja) * 1992-04-17 1993-11-12 Fujitsu Ltd 多階調アクティブマトリックス液晶駆動回路
KR100563826B1 (ko) * 1999-08-21 2006-04-17 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치의 데이타구동회로
JP2006085139A (ja) * 2004-08-20 2006-03-30 Ricoh Co Ltd 画像表示装置及びその駆動回路、及び画像出力装置
JP6079162B2 (ja) * 2012-11-19 2017-02-15 株式会社Jvcケンウッド 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016122167A (ja) 2016-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100859467B1 (ko) 액정표시장치 및 그 구동방법
JP2018025829A (ja) アクティブマトリックスディスプレイのデジタル駆動
CN111179798A (zh) 显示装置及其驱动方法
JPH05100635A (ja) アクテイブマトリクス型液晶デイスプレイの駆動用集積回路と駆動方法
JPH07281636A (ja) 液晶表示装置に用いられる駆動装置ならびに列電極駆動用半導体集積回路および行電極駆動用半導体集積回路
JPH0968692A (ja) 表示パネルの駆動方法および装置
CA2128357A1 (en) Process and device for the control of a microtip fluorescent display
JP2007310361A (ja) 表示装置とその駆動装置及び駆動方法
JP2006251764A (ja) 液晶表示装置の駆動装置及び駆動方法
JP2008512717A (ja) マトリクス型lcdパネルを駆動するための装置及びそれに基づく液晶ディスプレイ
JP2007114514A (ja) 表示装置
JP5786669B2 (ja) 液晶表示装置
JP5085650B2 (ja) 液晶パネル駆動装置、および液晶表示装置の駆動方法
JP3169763B2 (ja) 液晶表示パネルの階調駆動装置
JP2016070998A (ja) 表示装置、表示方法及び表示プログラム
KR920010748B1 (ko) 액정 매트릭스 패널의 중간조 표시구동 회로 및 중간조 표시방법
JP6428257B2 (ja) 表示装置、表示方法及び表示プログラム
JP4525343B2 (ja) 表示駆動装置、表示装置及び表示駆動装置の駆動制御方法
US10621937B2 (en) Liquid crystal display device and method of driving the same
KR101264697B1 (ko) 액정표시장치의 구동장치 및 구동방법
US20100194734A1 (en) Integrated circuit device, electro optical device and electronic apparatus
JP2002328659A (ja) 表示装置
JP2001337657A (ja) 液晶表示装置
JP2007010871A (ja) 表示信号処理装置および液晶表示装置
JP3750722B2 (ja) 液晶装置、その駆動装置及びその駆動方法、並びに電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6428257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150