JP2001056024A - クロスローラベアリング - Google Patents

クロスローラベアリング

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JP2001056024A
JP2001056024A JP11232100A JP23210099A JP2001056024A JP 2001056024 A JP2001056024 A JP 2001056024A JP 11232100 A JP11232100 A JP 11232100A JP 23210099 A JP23210099 A JP 23210099A JP 2001056024 A JP2001056024 A JP 2001056024A
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plug
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Atsushige Aoyanagi
温薫 青柳
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Harmonic Drive Systems Inc
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/36Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/768Sealings of ball or roller bearings between relatively stationary parts, i.e. static seals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内輪の円環状端面に形成されたコロ挿入溝を
封鎖している栓の部分からの潤滑剤の漏出、栓の振動を
防止可能なクロスローラベアリングを提案する。 【解決手段】 クロスローラベアリング1の内輪3の円
環状端面3aにはコロ挿入溝6が形成され、この溝は栓
7によって封鎖されている。栓7の両側面7c,7d
と、コロ挿入溝6の内側側面6c、6dとの間には、そ
れぞれ、弾性素材からなるシール吸振材9a,9bが挿
入されている。これらの部材によって、栓7とコロ挿入
溝6の間からの潤滑剤の漏洩が防止される。また、栓7
の振動がこれらの部材によって吸収されるので、振動が
内輪全体に広がることも防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロスローラベアリ
ングに関し、特に、その軌道輪に形成されている円筒コ
ロの挿入溝あるいは孔を封鎖する栓に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】クロスローラベアリングは、公知のよう
に、内輪および外輪の間に区画形成されている矩形断面
をした円環状のコロ挿入部に、その円周方向に向けて交
互に直交する状態で複数個の円筒コロが転動可能に挿入
された構成となっている。ここで、内輪および外輪が一
体形のクロスローラベアリングにおいては、コロ挿入部
に円筒コロを挿入するために、外輪の外周面から半径方
向に延びるコロ挿入孔を形成し、ここを介して円筒コロ
を挿入し、円筒コロ挿入後に、当該コロ挿入孔を栓によ
って封鎖するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願人は、円筒コロの
挿入作業を簡単に行うことができるようにするために、
内輪あるいは外輪における円環状端面に、円筒コロの挿
入溝を形成し、側方から円筒コロをコロ挿入部に挿入す
る構成のクロスローラベアリングを提案している。
【0004】コロ挿入孔あるいは溝が栓によって封鎖さ
れている構造のクロスローラベアリングにおいては次の
ような解決すべき課題がある。
【0005】まず、コロ挿入孔あるいは溝と、ここに装
着されている栓との間を通って、潤滑剤が外部に漏れ出
すおそれがある。また、コロ挿入孔あるいは溝と栓との
間に隙間ができていると、クロスローラベアリングの動
作時において、円筒コロの転動に起因して栓に振動が発
生し、この振動がクロスローラベアリングの全体の振動
に発展するおそれがある。
【0006】第2に、栓をコロ挿入溝に装着した状態で
は、当該栓の先端部分がコロ軌道面よりも突出している
と円筒コロはかかる段差を超えて転動しなければならな
いので、その移動抵抗が大きくなってしまう。このた
め、栓の先端部分がわずかにコロ軌道面から後退した状
態になるように、当該栓を位置決めする必要がある。こ
のような位置決めを、簡単な作業により精度良く行える
ことが望ましい。
【0007】第3に、クロスローラベアリングにおける
コロ挿入孔あるいは溝が形成されている軌道輪は、当該
軌道輪のコロ挿入孔あるいは溝に栓を取付け、この状態
で、焼入れ等の熱処理、それに続く研削加工が施され
る。しかる後に、栓を取り外して、コロ挿入孔あるいは
溝から円筒コロの挿入作業が行われる。このように、栓
は、軌道輪の熱処理および研削加工後に一旦取り外す必
要がある。しかしながら、熱処理等が加えられると、栓
等に熱変形が発生し、この栓をコロ挿入孔あるいは溝か
ら取り外すことが困難な場合がある。よって、栓の取り
外しを簡単に行い得ることが望ましい。
【0008】本発明の第1の課題は、このような点に鑑
みて、軌道輪のコロ挿入孔あるいは溝と栓の間からの潤
滑剤の漏れ、栓の振動を防止可能なクロスローラベアリ
ングを提案することにある。
【0009】また、本発明の第2の課題は、軌道輪のコ
ロ挿入孔あるいは溝に対して、簡単な作業により、栓を
精度良く位置決めした状態で固定可能なクロスローラベ
アリングおよびその製造方法を提案することにある。
【0010】さらに、本発明の第3の課題は、熱処理工
程を経た後の軌道輪のコロ挿入孔あるいは溝から、簡単
に栓を取り外すことのできるクロスローラベアリングを
提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題を解決
するために、本発明は、内輪と、外輪と、これらの間に
区画形成されている矩形断面をした円環状のコロ挿入部
と、前記内輪および外輪のうちの少なくとも一方におけ
る円環状端面に形成されたコロ挿入溝と、このコロ挿入
溝を介して前記円環状のコロ挿入部に挿入された複数の
円筒コロと、前記コロ挿入溝を封鎖している栓とを有す
るクロスローラベアリングにおいて、前記コロ挿入溝と
前記栓との接触部分のうちの少なくとも一部には、シー
ル吸振部材が介挿されており、当該シール吸振部材は、
潤滑剤シール性および振動吸収性を備えた弾性素材から
形成されていることを特徴としている。
【0012】また、本発明は上記の第2の課題を解決す
るために、内輪と、外輪と、これらの間に区画形成され
ている矩形断面をした円環状コロ挿入部と、前記内輪お
よび外輪のうちの少なくとも一方の軌道輪における円環
状端面に形成されたコロ挿入溝と、このコロ挿入溝を介
して前記円環状コロ挿入部に挿入された複数の円筒コロ
と、前記コロ挿入溝を封鎖している栓とを有するクロス
ローラベアリングにおいて、前記栓は、締結ボルトおよ
び位置決めピンによって、前記コロ挿入溝が形成されて
いる軌道輪に固定されていることを特徴としている。
【0013】この構成のクロスローラベアリングの製造
方法は、前記コロ挿入溝が形成されている軌道輪におけ
る当該コロ挿入溝に前記栓を装着して、前記位置決めピ
ンにより前記軌道輪に位置決め固定し、この状態で、前
記軌道輪に対して熱処理および研削加工を施し、前記位
置決めピンを前記軌道輪および前記栓から外すことによ
り、前記栓を前記コロ挿入溝から外し、前記内輪および
外輪を組み合わせ、前記コロ挿入溝を介して、複数の前
記円筒コロを前記円環状コロ挿入部に挿入し、しかる後
に、前記栓を前記コロ挿入溝に装着して、前記締結ボル
トおよび前記位置決めピンを用いて、当該栓を前記軌道
輪に固定する工程とすることができる。
【0014】このように、位置決めピンを用いることに
より、栓を簡単な作業により、しかも精度良くコロ挿入
孔あるいは溝に位置決めできる。
【0015】次に、本発明は、上記の第3の課題を解決
するために、内輪と、外輪と、これらの間に区画形成さ
れている矩形断面をした円環状のコロ挿入部と、前記内
輪および外輪のうちの少なくとも一方の軌道輪に形成さ
れたコロ挿入溝あるいは孔と、このコロ挿入溝あるいは
孔を介して前記円環状コロ挿入部に挿入された複数の円
筒コロと、前記コロ挿入溝あるいは孔を封鎖している栓
とを有するクロスローラベアリングにおいて、前記栓に
おける前記コロ挿入溝あるいは孔の内面に接触する表面
には、耐熱性の微粒子の塗布層が形成されていることを
特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したクロスローラベアリングおよびその製造方法
を説明する。 (クロスローラベアリングの構造)図1(a)は本発明
の方法により製造されたクロスローラベリングの一例を
示す端面図であり、図1(b)はその断面図である。こ
れらの図に示すように、クロスローラベアリング1は、
一体型の外輪2と、同じく一体型の内輪3とを備えてお
り、外輪2の内周面にはV型の軌道溝2aが形成され、
内輪3の外周面にもV型の軌道溝3aが形成されてお
り、これら一対の軌道溝2a、3aによって矩形断面を
した円環状のコロ挿入部4が区画形成されている。この
コロ挿入部4には、その円周方向に向けて複数個の円筒
コロ5が転動自在の状態で挿入されている。円筒コロ5
は、その軸線が交互に直交する状態で配列されている。
【0017】本例では、内輪3にコロ挿入溝6が形成さ
れ、このコロ挿入溝6は、栓7によって封鎖されてい
る。コロ挿入溝6は、内輪3の円環状端面3bの一部を
切り欠くことにより形成したものであり、内輪外周面か
ら内周面に到る一定の幅で内輪半径方向に延びる溝であ
る。このコロ挿入溝6には、当該溝幅よりもわずかに幅
広の栓7が圧入されている。また、この栓7は、締結ボ
ルト8によって内輪3の側に締結固定されている。
【0018】図2(a)はコロ挿入溝6の部分を拡大し
て示す部分端面図であり、図2(b)はその部分断面図
である。栓7は、内輪の円環状端面3bの一部を形成し
ている端面7aと、内輪軌道溝3aの一部を形成してい
る軌道面7bとを備えている。
【0019】ここで、栓7の両側面7c、7dと、これ
らの側面に対峙しているコロ挿入溝6の内側側面6c、
6dの間は、それぞれ、弾性素材からなるシール吸振材
9a、9bが挿入されている。このシール吸振材9a、
9bは、潤滑剤が外部に漏れ出ないように、栓とコロ挿
入溝の間をシールする機能と、栓7が振動した場合に、
当該振動を吸収する振動吸収機能とを合わせ持ってい
る。シール吸振材としては、これら2つの機能を備えて
いるものであればいずれの素材からなるものであっても
よい。
【0020】本例のクロスローラベアリング1において
は、コロ挿入溝6と栓7の隙間に、シール吸振材9a、
9bを挿入してあるので、これらの隙間から潤滑剤が漏
れ出ることを防止できる。また、これらの間に隙間があ
り、栓7に振動が発生したとしても、当該振動はシール
吸振材によって吸収されるので、栓7の振動を抑制で
き、また、当該振動が内輪本体側に伝播してしまうこと
も防止できる。 (栓の位置決め方法)図3(a)ないし(e)には、上
記の栓7を精度良く位置決めされた状態でコロ挿入溝6
に固定するのに適した栓の位置決め機構および位置決め
方法を示してある。
【0021】図3(e)に示すように、栓7は、締結ボ
ルト8と共に、位置決めピン10によって、内輪3の側
に固定されている。この位置決めピン10を用いること
により、栓7の位置決めを、簡単な作業により精度良く
行うことが可能になる。
【0022】この場合におけるクロスローラベアリング
1の製造工程を説明する。まず、図3(a)に示すよう
に、内輪3に形成されているコロ挿入溝6に栓7を装着
する。次に、図3(b)に示すように、栓7を貫通させ
て位置決めピン10を内輪3に打ち込み、栓7を内輪3
に固定する。この後は、図3(c)に示すように、内輪
3に対して焼入れ等の熱処理を施した後に、その軌道面
3a、円環状端面、外周面などの研削加工を施す。この
結果、栓7の先端に形成される軌道面7bが、内輪3の
軌道面3aと同一面上に位置するように精度良く加工さ
れる。
【0023】次に、図3(d)に示すように、内輪3か
ら位置決めピン10をぬいて、栓7を内輪3から取り外
し、当該内輪3と外輪2を組み合わせ、それらの間に形
成されるコロ挿入部4に対して、コロ挿入溝6を介して
交互に直交する状態で1個づつ円筒コロ5を挿入する。
最後に、図3(e)に示すように、栓7をコロ挿入溝6
に装着して、再び、位置決めピン10を打ち込み、締結
ボルト8によって、当該栓7を内輪3に固定する。
【0024】このように、本例の方法では、位置決めピ
ン10を用いて栓7を内輪3に固定した状態で、内輪内
周面の軌道面研削加工を施し、しかる後に栓7を外して
円筒コロの挿入を行い、この後は、再び位置決めピン1
0を用いて、栓7を内輪3に固定している。よって、栓
7を、精度良く位置決めされた状態で内輪3に固定する
ことができる。 (栓の別の実施例)ここで、上記の方法においては、内
輪3に栓7を取り付けた状態で熱処理および研削加工を
施し、しかる後に、栓7を外して、円筒コロ挿入作業を
行っている。内輪3に熱処理を施すと、栓7等に熱変形
が発生して、内輪3のコロ挿入溝6から取り外しことが
困難になるおそれがある。
【0025】このような弊害を回避するためには、栓7
におけるコロ挿入溝6の側の部分と接触している表面
に、あらかじめ耐熱性の微粒子を塗布しておくことが望
ましい。例えば、図2において、栓7の両側面7c、7
dに耐熱性微粒子の塗布層を形成しておけばよい。勿
論、栓7の外周面全体を塗布層で覆ってもよい。
【0026】栓7が取り付けられた状態で内輪3に熱処
理が施された場合、栓7は耐熱性微粒子で覆われている
ので、熱処理による変形が発生した場合でも、栓7を簡
単にコロ挿入溝6から取り外すことが可能になる。
【0027】なお、図4に示すクロスローラベアリング
20のように、内輪23ではなく、外輪22にコロ挿入
孔26を形成し、ここを円柱状の栓27によって封鎖す
る構成のものにおいて、栓27の外周面27aに耐熱性
微粒子からなる塗布層を形成することができる。このよ
うにした場合においても、上記の場合と同様に、外輪2
2の熱処理後に簡単に栓27を外すことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロスロ
ーラベアリングでは、その軌道輪(内輪あるいは外輪、
またはその双方)に形成したコロ挿入溝と、ここを封鎖
している栓との間にシール吸振材を挿入したので、当該
部分から潤滑剤が外部に漏れ出ることを確実に防止でき
る。また、動作中に栓が振動しても、当該シール吸振材
によってそれが吸収されるので、栓の振動が軌道輪全体
に伝播してしまうことも防止できる。
【0029】また、本発明では、軌道輪に対して熱処理
および研削加工を施す前に、位置決めピンを用いて栓を
コロ挿入溝に固定し、研削加工後に、再度、位置決めピ
ンを用いて栓をコロ挿入孔に固定している。従って、研
削加工後の状態に栓を位置決めすることができるので、
軌道輪の軌道面から、栓の先端面が突出することなく、
当該栓を精度良く位置決めされた状態で軌道輪に固定で
きる。
【0030】さらに、本発明では、コロ挿入孔あるいは
溝を封鎖する栓の表面に耐熱性微粒子からなる塗布層を
形成しているので、当該栓を取り付けた状態で軌道輪の
熱処理を行った後でも、栓を簡単にコロ挿入溝から外す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したクロスローラベアリングの一
例を示す端面図、および断面図である。
【図2】図1の内輪に形成されたコロ挿入溝とそこに装
着した栓を示す部分端面図、および部分断面図である。
【図3】本発明を適用したクロスローラベアリングの製
造方法の例を示す説明図である。
【図4】本発明を適用したクロスローラベアリングの別
の例を示す部分断面図および、栓の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 クロスローラベアリング 2 外輪 3 内輪 4 コロ挿入部 5 円筒コロ 6 コロ挿入溝 7 栓 7a 栓の端面 7b 栓の軌道面 7c、7d 栓の側面 8 締結ボルト 9a、9b シール吸振材 10 位置決めピン 20 クロスローラベアリング 22 外輪 23 内輪 26 コロ挿入孔 27 栓 27a 栓の外周面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月11日(2000.1.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】次に、図3(d)に示すように、内輪3か
ら位置決めピン10をぬいて、栓7を内輪3から取り外
し、当該内輪3と外輪2を組み合わせ、それらの間に形
成されるコロ挿入部4に対して、コロ挿入溝6を介して
交互に直交する状態で1個ずつ円筒コロ5を挿入する。
最後に、図3(e)に示すように、栓7をコロ挿入溝6
に装着して、再び、位置決めピン10を打ち込み、締結
ボルト8によって、当該栓7を内輪3に固定する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】このように、本例の方法では、位置決めピ
ン10を用いて栓7を内輪3に固定した状態で、内輪内
周面の軌道面研削加工を施し、しかる後に栓7を外して
円筒コロの挿入を行い、この後は、再び位置決めピン1
0を用いて、栓7を内輪3に固定している。よって、栓
7を、精度良く位置決めされた状態で内輪3に固定する
ことができる。 (栓の別の実施例)ここで、上記の方法においては、内
輪3に栓7を取り付けた状態で熱処理および研削加工を
施し、しかる後に、栓7を外して、円筒コロ挿入作業を
行っている。内輪3に熱処理を施すと、栓7等に熱変形
が発生して、内輪3のコロ挿入溝6から取り外すことが
困難になるおそれがある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と、外輪と、これらの間に区画形成
    されている矩形断面をした円環状のコロ挿入部と、前記
    内輪および外輪のうちの少なくとも一方における円環状
    端面に形成されたコロ挿入溝と、このコロ挿入溝を介し
    て前記円環状のコロ挿入部に挿入された複数の円筒コロ
    と、前記コロ挿入溝を封鎖している栓とを有するクロス
    ローラベアリングにおいて、 前記コロ挿入溝と前記栓との接触部分のうちの少なくと
    も一部には、シール吸振部材が介挿されており、当該シ
    ール吸振部材は、潤滑剤シール性および振動吸収性を備
    えた弾性素材から形成されている事を特徴とするクロス
    ローラベアリング。
  2. 【請求項2】 内輪と、外輪と、これらの間に区画形成
    されている矩形断面をした円環状のコロ挿入部と、前記
    内輪および外輪のうちの少なくとも一方の軌道輪におけ
    る円環状端面に形成されたコロ挿入溝と、このコロ挿入
    溝を介して前記円環状コロ挿入部に挿入された複数の円
    筒コロと、前記コロ挿入溝を封鎖している栓とを有する
    クロスローラベアリングにおいて、 前記栓は、締結ボルトおよび位置決めピンによって、前
    記コロ挿入溝が形成されている軌道輪に固定されている
    ことを特徴とするクロスローラベアリング。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のクロスローラベアリン
    グの製造方法であって、 前記コロ挿入溝が形成されている軌道輪における当該コ
    ロ挿入溝に前記栓を装着して、前記位置決めピンにより
    前記軌道輪に位置決め固定し、 この状態で、前記軌道輪に対して熱処理および研削加工
    を施し、 前記位置決めピンを前記軌道輪および前記栓から外すこ
    とにより、前記栓を前記コロ挿入溝から外し、 前記内輪および外輪を組み合わせで、前記コロ挿入溝を
    介して、複数の前記円筒コロを前記円環状のコロ挿入部
    に挿入し、 しかる後に、前記栓を前記コロ挿入溝に装着して、前記
    締結ボルトおよび前記位置決めピンを用いて、当該栓を
    前記軌道輪に固定する事を特徴とするクロスローラベア
    リングの製造方法。
  4. 【請求項4】 内輪と、外輪と、これらの間に区画形成
    されている矩形断面をした円環状のコロ挿入部と、前記
    内輪および外輪のうちの少なくとも一方の軌道輪に形成
    されたコロ挿入溝あるいは孔と、このコロ挿入溝あるい
    は孔を介して前記円環状コロ挿入部に挿入された複数の
    円筒コロと、前記コロ挿入溝あるいは孔を封鎖している
    栓とを有するクロスローラベアリングにおいて、 前記栓における前記コロ挿入溝あるいは孔の内面に接触
    する表面には、耐熱性の微粒子の塗布層が形成されてい
    ることを特徴とするクロスローラベアリング。
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